JP2002353184A - 基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法及び基板処理装置

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JP2002353184A
JP2002353184A JP2001159359A JP2001159359A JP2002353184A JP 2002353184 A JP2002353184 A JP 2002353184A JP 2001159359 A JP2001159359 A JP 2001159359A JP 2001159359 A JP2001159359 A JP 2001159359A JP 2002353184 A JP2002353184 A JP 2002353184A
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air
processing
substrate
processing container
container
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JP2001159359A
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Takayuki Toshima
孝之 戸島
Naoki Shindo
尚樹 新藤
Tadashi Iino
正 飯野
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • B08B9/08Cleaning containers, e.g. tanks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理容器内に淀みが発生するのを防止し、処
理ガス供給管路内及び処理容器内の置換効率の向上を図
る基板処理方法及び基板処理装置を提供すること。 【解決手段】 処理容器10内にオゾンガスと水蒸気を
供給して半導体ウエハWの処理を行った後、処理容器1
0内にオゾンガスを供給するオゾンガス供給管路42に
接続するエア供給源55から処理容器10内にエアを供
給して、処理容器10内のオゾンガス雰囲気をエア雰囲
気に置換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば半導体ウエハ
やLCD用ガラス基板等の被処理基板を密封雰囲気の処
理容器内に収容して処理ガス例えばオゾンガス等を供給
して処理を施す基板処理方法及び基板処理装置、特にそ
の置換・排気技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスの製造工程にお
いては、被処理基板としての半導体ウエハやLCD基板
等(以下にウエハ等という)にフォトレジストを塗布
し、フォトリソグラフィ技術を用いて回路パターンを縮
小してフォトレジストに転写し、これを現像処理し、そ
の後、ウエハ等からフォトレジストを除去する一連の処
理が施されている。
【0003】前記レジスト除去の手段として洗浄装置が
用いられている。従来の洗浄装置では、一般に、SPM
(H2SO4/H2O2の混合液)と称される薬液が充
填された洗浄槽内にウエハ等を浸漬させてレジストの剥
離を行っている。一方、近年では、環境保全の観点から
廃液処理が容易なオゾン(O3)が溶解した溶液を用い
てレジスト除去を行うことが要望されている。この場
合、オゾンが溶解した溶液が充填された洗浄槽内にウエ
ハ等を浸漬させる、いわゆるディップ方式の洗浄によ
り、溶液中の酸素原子ラジカルによってレジストを酸化
反応させて二酸化炭素や水等に分解する。
【0004】ところで、一般に、高濃度のオゾンガスを
純水にバブリングして溶解させることにより前記溶液を
生成し、その後、この溶液を洗浄槽内に充填しているた
め、その間に溶液中のオゾンが消滅していきオゾン濃度
が低下し、レジスト除去が十分に行えない場合があっ
た。更に、ウエハ等を前記溶液に浸漬させた状態では、
レジストと反応してオゾンが次々と消滅する一方で、レ
ジスト表面へのオゾン供給量が不十分となり、高い反応
速度を得ることができなかった。
【0005】そこで、ウエハ等をオゾンが溶解された溶
液に浸漬させるディップ方式の洗浄方法の代わりに、処
理ガス例えばオゾンガスと溶媒の蒸気例えば水蒸気を用
いて、ウエハ等からレジストを除去する洗浄方法が新規
に提案されている。この洗浄方法は、処理容器内に収容
されたウエハ等に、処理ガス例えばオゾンガスを供給し
て、ウエハ等のレジストを除去する方法である。
【0006】具体的には、次のような処理工程(1)〜
(5)が順次行われる。(1)処理容器内にホットエア
を供給してウエハを昇温する(ウエハ昇温工程)。
(2)オゾンガス(又は更に水蒸気)を供給して処理容
器内を予備加圧する(プレ加圧工程)。(3)処理容器
内にオゾンガスと水蒸気を供給して、ウエハを処理する
(O3/蒸気処理工程)。(4)オゾンガスの代わりに
酸素を供給して、オゾンガス供給管路内をO2パージす
る(O3→O2置換工程)。(5)処理容器内にクール
エアを供給して、処理容器内から内部雰囲気を押し出し
排気する(エアパージ工程)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
置換工程においては、オゾンガス生成手段から処理容器
までのオゾンガス供給管路内のパージをオゾンガス生成
手段の基ガスである酸素(O2)を用いて行っていたた
め、オゾンガス生成手段内も置換しなくてはならず、ス
ループット低下の原因となっていた。
【0008】また、従来のエアパージ工程においては、
クールエアを1方向にのみ供給していたため、処理容器
内の一部に排気され難い淀みが発生し、置換効率の低下
を招くという問題があった。
【0009】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、処理容器内に淀みが発生するのを防止し、処理ガス
供給管路内及び処理容器内の置換効率の向上を図る基板
処理方法及び基板処理装置を提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の基板処理方法は、処理容器内に収
容された被処理基板に処理ガスと溶媒蒸気を供給して、
被処理基板を処理する基板処理方法を前提とし、前記処
理容器内に処理ガスと溶媒蒸気を供給して前記被処理基
板の処理を行った後、前記処理容器内に処理ガスを供給
する経路に接続するエア供給源から処理容器内にエアを
供給して、処理容器内の処理ガス雰囲気をエア雰囲気に
置換することを特徴とする(請求項1)。この発明にお
いて、前記処理ガスとしては、例えばオゾンガス、塩素
ガス、フッ素ガスや予め各種反応種(ラジカル)を有し
ている塩素ガス、フッ素ガス、水素ガス等を用いること
ができる。
【0011】また、この発明の第2の基板処理方法は、
処理容器内に収容された被処理基板に処理ガスと溶媒蒸
気を供給して、被処理基板を処理する基板処理方法を前
提とし、前記処理容器内に処理ガスと溶媒蒸気を供給し
て前記被処理基板の処理を行った後、前記処理容器内に
所定時間エアを断続的に供給して、処理容器内の処理ガ
ス雰囲気をエア雰囲気に置換することを特徴とする(請
求項2)。この場合、前記処理容器内に所定時間エアを
断続的に供給する工程が、所定時間エアを供給する工程
と、エアの供給を所定時間停止する工程とを繰り返し行
うことを含む方が好ましい(請求項3)。また、エアの
供給を停止する時間は、エアの供給で大気圧より高い状
態になった処理容器内の圧力が大気圧以下になるまでの
時間とする方が好ましい(請求項4)。
【0012】この発明の基板処理方法において、前記処
理容器内の処理ガス及びエアを強制排気する方が好まし
い(請求項5)。
【0013】また、この発明の第3の基板処理方法は、
処理容器内に収容された被処理基板に処理ガスと溶媒蒸
気を供給して、被処理基板を処理する基板処理方法を前
提とし、前記処理容器内に処理ガスと溶媒蒸気を供給し
て前記被処理基板の処理を行った後、前記処理容器内に
所定時間エアと溶媒蒸気を断続的に供給して、処理容器
内の処理ガス雰囲気をエア雰囲気に置換することを特徴
とする(請求項6)。この場合、前記処理容器内に所定
時間エアと溶媒蒸気を断続的に供給する工程が、所定時
間エアと溶媒蒸気を供給する工程と、エアと溶媒蒸気の
供給を所定時間停止する工程とを繰り返し行うことを含
む方が好ましい(請求項7)。また、エアと溶媒蒸気の
供給を停止する時間は、エアと溶媒蒸気の供給で大気圧
より高い状態になった処理容器内の圧力が大気圧以下に
なるまでの時間とする方が好ましい(請求項8)。
【0014】この発明の基板処理方法において、前記処
理容器内の処理ガス、エア及び溶媒蒸気を強制排気する
方が好ましい(請求項9)。
【0015】また、この発明の基板処理装置は、処理容
器内に収容された被処理基板に処理ガスと溶媒蒸気を供
給して、被処理基板を処理する基板処理装置を前提と
し、前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給
管路に切換可能な開閉手段を介してエア供給源を接続し
てなることを特徴とする(請求項10)。この場合、前
記開閉手段を切り換え及び開閉制御する制御手段を具備
するか、更に、前記処理容器内にエアを供給するエア供
給管路にエア供給用開閉手段を介設し、前記開閉手段の
切り換え及び開閉制御とエア供給用開閉手段の開閉制御
を行う制御手段を具備するか、又は、更に、前記処理容
器内に溶媒蒸気を供給する溶媒蒸気供給管路に溶媒蒸気
用開閉手段を介設し、前記開閉手段の切り換え及び開閉
制御と溶媒蒸気用開閉手段の開閉制御を行う制御手段を
具備するか、あるいは、前記処理容器内にエアを供給す
るエア供給管路にエア供給用開閉手段を介設し、前記処
理容器内に溶媒蒸気を供給する溶媒蒸気供給管路に溶媒
蒸気用開閉手段を介設し、前記開閉手段の切り換え及び
開閉制御と、エア供給用開閉手段及び溶媒蒸気用開閉手
段の開閉制御を行う制御手段を具備する方が好ましい
(請求項11,12,13,14)。
【0016】この発明の基板処理装置において、前記処
理容器内の雰囲気を強制排気する強制排気機構を更に具
備する方が好ましい(請求項15)。
【0017】また、この発明の基板処理装置において、
前記処理容器内に、エア供給ノズルを配設すると共に、
エア供給ノズルから吐出されたエアの流れを拡散するた
めのエアを供給する淀み防止用ノズルを配設するか、又
は、エア供給ノズルから噴射されるエアの方向を可変に
形成するか、あるいは、前記処理容器内の両側に、一対
のエア供給ノズルを配設すると共に、これらエア供給ノ
ズルとエア供給源とを接続するエア供給管路にそれぞれ
流量調整手段を介設し、前記流量調整手段を制御手段に
よって制御可能に形成する方が好ましい(請求項16,
17,18)。
【0018】請求項1,10に記載の発明によれば、処
理容器内に処理ガスを供給する経路に接続するエア供給
源から処理容器内にエアを供給して、処理容器内の処理
ガス雰囲気をエア雰囲気に置換するので、処理ガス供給
手段内の置換をする必要がなく、処理容器内の処理ガス
雰囲気を効率よくエア雰囲気に置換することができ、ス
ループットの向上を図ることができる。
【0019】請求項2,3,4,11,12に記載の発
明によれば、処理容器内に所定時間エアを断続的に供給
して、処理容器内の処理ガス雰囲気をエア雰囲気に置換
するので、処理容器内の処理ガスの淀みを拡散させるこ
とができ、置換効率の向上を図ることができる。
【0020】請求項6,7,8,13,14に記載の発
明によれば、処理容器内に所定時間エアと溶媒蒸気を断
続的に供給し、溶媒蒸気に処理ガスを溶け込ませて排出
するので、速やかに処理容器内の処理ガス雰囲気をエア
雰囲気に置換することができ、置換効率の向上を図るこ
とができる。
【0021】請求項5,9,15に記載の発明によれ
ば、処理容器内の雰囲気を強制排気するので、更に置換
効率の向上を図ることができる。
【0022】また、請求項16,17,18に記載の発
明によれば、エア供給ノズルから吐出されたエアの流れ
を拡散するためのエアを供給する淀み防止用ノズルを用
いるか、又は、エア供給ノズルから噴射されるエアの方
向を可変にするか、あるいは、エア供給ノズルから供給
されるエアの流量を調整することにより、処理容器内の
処理ガスの淀みを確実に防止することができるので、更
に置換効率の向上を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態ではオゾ
ンガスを利用して半導体ウエハW(以下にウエハWとい
う)からレジストを除去する場合について説明する。
【0024】図1は、この発明に係る基板処理装置の一
例を示す概略断面図、図2は、基板処理装置の要部を示
す断面図、図3は、この発明における溶媒蒸気生成手段
を示す概略断面図である。
【0025】前記基板処理装置は、ウエハWの処理が行
われる処理容器10と、処理容器10内でウエハWを保
持する保持手段としてのウエハガイド20と、処理容器
10内に溶媒の蒸気である水蒸気1を供給する溶媒蒸気
供給手段である水蒸気供給手段30と、処理容器10内
に処理ガスとして例えばオゾン(O3)ガス2を供給す
る処理ガス供給手段であるオゾンガス供給手段40と、
処理容器10内にエアを供給するエア供給手段50と、
処理容器10の内部雰囲気を排気する内部排気手段60
と、処理容器10の周囲雰囲気を排出する周囲雰囲気排
出手段70と、処理容器10内から排気された内部雰囲
気中のオゾンを除去する後処理機構としてのオゾンキラ
ー80と、処理容器10内の液滴を排液する排液手段9
0とを具備している。
【0026】処理容器10は、複数例えば50枚のウエ
ハWを収容可能な大きさを有する容器本体11と、この
容器本体11の上端に形成された搬入・搬出口14を開
放又は閉鎖する容器カバー12とで主に構成されてい
る。
【0027】容器カバー12は、例えば断面逆U字状に
形成され、昇降機構15によって昇降可能に形成されて
いる。昇降機構15は、制御手段例えば中央演算処理装
置100(以下にCPU100という)に接続されてい
る。CPU100からの制御信号により、昇降機構15
が作動して、容器カバー12が開放又は閉鎖されるよう
に構成されている。そして、容器カバー12が上昇した
際には、搬入・搬出口14は開放され、容器本体11に
対してウエハWを搬入できる状態となる。容器本体11
にウエハWを搬入して収容した後、容器カバー12が下
降することで、搬入・搬出口14が塞がれる。この場
合、容器本体11の上端に設けられたフランジ11aと
容器カバー12の下端に設けられたフランジ12aの間
の隙間は、エアの注入によって膨らむ伸縮式のシール部
材16によって密封されるように構成されている。した
がって、処理容器10内は密封雰囲気となり、外部に気
体が漏れない状態となっている。また、容器本体11の
上端部には、容器カバー12の閉塞状態をロックするロ
ック機構(図示せず)が設けられている。
【0028】なお、容器本体11の外周面にはラバーヒ
ータ17が取り付けられ、容器カバー12の外周面及び
容器本体11の底面にはラバーヒータ18,19が取り
付けられている。これらラバーヒータ17,18,19
は、図示しない電源に接続されて、電源からの給電によ
って発熱し、処理容器10の内部雰囲気を所定温度(例
えば80℃〜120℃の範囲内)に維持し得るように構
成されている。この場合、処理容器10内の温度を温度
センサTS1 にて検出し、その検出温度に基づいてCP
U100からの制御信号によってラバーヒータ17,1
8,19が発熱することで、処理容器10の内部雰囲気
を所定温度(例えば80℃〜120℃の範囲内)に加熱
することができる。また、ラバーヒータ17,18,1
9によって処理容器10内の結露防止が図られている。
【0029】前記水蒸気供給手段30は、純水供給源3
1に接続する純水供給管路32と、純水供給管路32か
ら供給された純水を気化して水蒸気1を発生させる溶剤
蒸気生成手段である水蒸気発生器33と、水蒸気発生器
33内の水蒸気1を供給する水蒸気供給管路34と、水
蒸気供給管路34から供給された水蒸気1を処理容器1
0内に吐出する水蒸気ノズル35とで主に構成されてい
る。
【0030】この場合、純水供給管路32の一端は純水
供給源31に接続されている。また、純水供給管路32
には、純水供給源31側から順に開閉弁V0と流量コン
トローラFM0が介設されている。開閉弁V0と流量コ
ントローラFM0は、CPU100からの制御信号に基
づいて制御されるようになっている。すなわち、開閉弁
V0は、純水を流すか否かの開閉制御され、また、流量
コントローラFM0は、純水の流量を調整すべく開度が
制御されるようになっている。
【0031】また、水蒸気発生器33は、図3に示すよ
うに、純水を供給する容器である密閉式のタンク36
と、このタンク36内の中央部にタンク36の深さ方向
すなわち垂直状に配設されるヒータ37と、タンク36
内の水蒸気の圧力を検出する圧力検出手段である圧力セ
ンサPS2と、タンク36内の純水の液面を検出する補
充開始センサ38a、補充停止センサ38b及び上限セ
ンサ38cを具備している。このように構成される水蒸
気発生器33において、タンク36内に供給される純水
は、その量に応じて加熱調節されて所定量の水蒸気1が
生成されるようになっている。すなわち、タンク36内
に供給される純水とヒータ37との接触面積に応じたヒ
ータ37の熱により純水が気化されて水蒸気1の生成
(発生)量が調節されるようになっている。
【0032】この場合、前記各センサ38a〜38cは
CPU100に接続されており、タンク36内の純水の
液面が補充開始センサ38aによって検出されたとき、
その検出信号をCPU100に伝達し、CPU100か
らの制御信号によって開閉弁V0が開放してタンク36
内に純水が補充される。また、補充停止センサ38bに
よってタンク36内の純水の液面が検出されたとき、そ
の検出信号をCPU100に伝達し、CPU100から
の制御信号によって開閉弁V0が閉止してタンク36内
への純水の補充が停止される。したがって、タンク36
内に常時所定量の純水が収容されるようになっている。
なお、上限センサ38cは、タンク36内に純水が満杯
になった際の異常事態を検出するものであり、この上限
センサ38cの検出信号に基づいてCPU100からの
制御信号が例えばアラーム(図示せず)に伝達されるよ
うになっている。
【0033】また、タンク36内には、液体状態の溶媒
である水の温度を検出する第1の温度センサTSaが配
設されると共に、ヒータ37の温度調整用の第2の温度
センサTSbと、ヒータ37の過昇温を検知する過昇温
防止用の第3の温度センサTScが配設されている。こ
れら第1〜第3の温度センサTSa〜TScはCPU1
00に接続されており、第2の温度センサTSbは水蒸
気の発生量を監視でき、また、第1、第3の温度センサ
TSa,TScは、水蒸気の圧力を監視できるようにな
っている。
【0034】また、水蒸気発生器33において、生成さ
れた水蒸気の圧力が圧力検出手段である圧力センサPS
2 にて検出され、その検出信号が前記CPU100に
伝達されるようになっている。この圧力センサPS2
によって検出される圧力によって純水の沸騰状態が検出
される。圧力が高い程水蒸気1が増量するので、水蒸気
発生器33のヒータ37の発熱容量を最大にしておく方
が望ましい。所定量の水蒸気1の供給を円滑にすること
ができるからである。
【0035】また、水蒸気発生器33と水蒸気ノズル3
5とを接続する水蒸気供給管路34の途中には第1の開
閉手段である第1の開閉弁V1(以下に第1開閉弁V1
という)が介設されている。この水蒸気供給管路34に
おける第1開閉弁V1の上流側(タンク36側)には、
後述する冷却部192に接続される排出管路39が分岐
されており、この排出管路39に第2の開閉手段である
第2の開閉弁V2(以下に第2開閉弁V2という)が介
設されている。なお、第2開閉弁V2の上流側と下流側
にはバイパス管路39Aが接続され、このバイパス管路
39Aに水蒸気発生器33内の圧力が所定値より高くな
らないように圧力開放弁(安全弁)CV0が介設されて
いる。例えば、この所定値とは、タンク36の耐圧値又
は開閉弁V1,V2,V3等の耐圧値の限界値より小さ
く設定される。また、排出管路39には、第2開閉弁V
2と冷却部192との間に、オリフィス39aが介設さ
れており、水蒸気発生器33内の圧力が急激に低下する
のを抑制するようになっている。また、純水供給管路3
2には、開閉弁V3及びフィルタF0を介して大気側に
連通する大気連通管39bが接続されており、水蒸気発
生器33内の水を抜く時に空気の取入口となるように構
成されている。
【0036】前記第1及び第2開閉弁V1,V2は、そ
れぞれCPU100に接続されており、CPU100か
らの制御信号に基づいて開閉動作が制御されるように構
成されている。この場合、処理容器10内に供給される
水蒸気1の供給量の最低量(しきい値)に応じて第1,
第2開閉弁V1,V2が開閉制御される。また、CPU
100は、処理容器10内に配設された容器圧力検出手
段である圧力センサPS1とも接続されており、圧力セ
ンサPS1よって検出される処理容器10内の圧力と、
圧力センサPS2によって検出される水蒸気発生器33
内の水蒸気の圧力とを比較して、第1及び第2開閉弁V
1,V2が開閉制御される。このように構成することに
よって、処理容器10内の圧力と同等以上の圧力の水蒸
気1を処理容器10内に供給することができる。なお、
予め、CPU100に処理時の処理容器10内の圧力を
データとして記憶させておけば、このデータと、水蒸気
発生器33にて生成された水蒸気の圧力とを比較して、
第1及び第2開閉弁V1,V2を開閉制御することがで
きる。
【0037】また、排出管路39は、前述の圧力開放弁
CV0を通ってきた水蒸気1や、第2の開閉弁V2を開
閉させて水蒸気発生器33内の熱気圧力を所定範囲に維
持する際に開閉弁V2を通過した水蒸気1を冷却部19
2に排気するように構成されている。冷却部192に排
気された水蒸気1は、冷却部192内を通過する間に冷
却されて凝縮し、純水排出管路39cを介して純水排出
系124に流され再利用される。
【0038】また、水蒸気発生器33から排出された純
水は、開閉弁V12を介設する純水排出管路39cを介し
て純水排出系124へ流され再利用されるか、純水排出
管路39cから分岐される分岐純水排出管路39dを介
して後述する酸専用の排液系123に排出される。な
お、開閉弁V12と分岐純水排出管路39dに介設される
開閉弁V12a は、CPU100に接続され、CPU10
0からの制御信号によって開閉制御されるように構成さ
れている。これによって、必要に応じて酸性の排液を希
釈することができる。
【0039】前記水蒸気ノズル35は、図13に示すよ
うに、パイプ状本体35aの一端部に、水蒸気供給管路
34を接続する雌ねじ部35bと、取付フランジ35c
を設け、先端部に、Oリング35dの嵌合溝35eを周
設してなり、パイプ状本体35aの一側面に適宜間隔を
おいて多数の水蒸気噴射孔35fを穿設した構造となっ
ている。この水蒸気ノズル35は、先端部にOリング3
5dを介してキャップ35gを閉塞すると共に、図示し
ない取付ねじをもって取付フランジ35cを処理容器1
0の容器本体11に固定することで、処理容器10内に
水平状に配設される。この際、水蒸気噴射孔35fは処
理容器10の内壁面側に向かって所定の傾斜角度例え
ば、鉛直上向きを中心点として約45度の位置に設定さ
れている。このように、水蒸気噴射孔35fを処理容器
10の内壁面側に向けた理由は、水蒸気が直接ウエハW
に吹き付けられてウエハW上に液滴が発生することを防
止するようにしたためである。また、ノズル孔35fを
内壁面側でかつ斜め上側に向けたことにより、水蒸気が
内壁を上昇して行き、処理容器10の上部において、後
述するオゾンガスノズル43から噴射されるオゾンガス
2と混合され、かつ混合されたガスが下向きの気流とな
ってウエハWに供給される。
【0040】一方、オゾンガス供給手段40は、オゾン
ガス生成手段41と、オゾンガス生成手段41からのオ
ゾンガス2を供給するオゾンガス供給管路42(処理ガ
ス供給管路)と、オゾンガス供給管路42からのオゾン
ガス2を処理容器10内の両側に吐出する一対のオゾン
ガスノズル43とで主に構成されている。
【0041】この場合、オゾンガス生成手段41は、図
2に示すように、原料となる基ガスとしての酸素(O
2)を、高周波電源44に接続されて高周波電圧が印加
される放電電極45,46間を通過させることで、オゾ
ン(O3)を生成している。これら高周波電源44と放
電電極45,46とを接続する電気回路47には、スイ
ッチ48が介設されている。スイッチ48は、CPU1
00からの制御信号に基づいて制御されるようになって
いる。すなわち、スイッチ48は、オゾンを生成するか
否か制御されるようになっている。
【0042】また、オゾンガス供給管路42には、オゾ
ンガス生成手段41側に開閉手段である開閉弁V4が介
設されており、この開閉弁V4の二次側(処理容器10
側)に、エア供給源に接続されるエア供給管路51Bが
接続されている。このエア供給管路51Bには、開閉手
段である開閉弁V8が介設されている。これら開閉弁V
4と開閉弁V8はCPU100に接続されており、CP
U100からの制御信号に基づいて切り換え及び開閉制
御されるようになっている。この制御により、例えば、
オゾンガス2を供給する場合には、開閉弁V4を開放す
ると共に開閉弁V8を閉鎖し、エアを供給する場合に
は、開閉弁V4を閉鎖すると共に開閉弁V8を開放し、
オゾンガス2及びエアの供給を停止する場合には、開閉
弁V4,V8の両方を閉鎖する。なお、開閉弁V4,V
8の代わりに三方弁を用いることも可能である。
【0043】前記オゾンガスノズル43は、図14及び
図15に示すように、一側面に適宜間隔をおいて多数の
オゾン噴射孔43aを穿設したアウターパイプ43b
と、一側面に適宜間隔をおいて複数例えば3個の連通孔
43cを穿設し、アウターパイプ43b内に隙間をおい
て挿入されるインナーパイプ43dとで主に構成されて
いる。この場合、インナーパイプ43dは、一端が開口
し、他端が閉塞するオゾンガス通路43eを有し、オゾ
ンガス通路43eに前記3個の連通路43cが連通され
ている。また、インナーパイプ43dの一端部は、アウ
ターパイプ43bの外方に突出しており、オゾンガス供
給管路42と接続する雌ねじ部43gと、取付フランジ
43hが設けられ、また、他端部には、アウターパイプ
43bとの間の隙間を閉塞する塞ぎ板43iが装着され
ている。
【0044】このように構成されるインナーパイプ43
dは、オゾン噴射孔43aに対して反対側に連通孔43
cが位置するようにアウターパイプ43b内に挿入され
て固定された状態で、図示しない取付ねじをもって取付
フランジ43hを処理容器10の容器本体11に固定す
ることで、オゾン噴射孔43aが処理容器10の内壁面
側に向かって所定の傾斜角度例えば約45度の位置に設
定された状態で処理容器10内に水平状に配設される。
【0045】このように、オゾン噴射孔43aに対して
反対側に連通孔43cが位置するようにした理由は、オ
ゾンガス生成手段41から供給されるオゾンガス2を、
連通路43fから連通孔43cを介してアウターパイプ
43bとインナーパイプ43dとの隙間43j内に流し
て隙間43j内を迂回させた後に、オゾン噴射孔43a
から処理容器10内に噴射することで、各オゾン噴射孔
43aから均一にオゾンガス2を噴射できるようにした
ためである。
【0046】また、オゾン噴射孔43aを処理容器10
の内壁面側に向かって所定の傾斜角度例えば約45度の
位置に設定した理由は、オゾンガス2が直接ウエハW表
面に吹き付けられるのを防止するためである。
【0047】一方、処理容器10内のパージや処理容器
10内のウエハWの昇温用のガスを供給するガス供給手
段として例えばエアを供給するエア供給手段50は、加
熱ガス供給手段を具備している。この加熱ガス供給手段
は、エアを供給する第1のエア供給管路51と、この第
1のエア供給管路51から供給されたエアを加熱してホ
ットエア3を発生させるホットエアジェネレータ(ガス
加熱手段)52と、ホットエアジェネレータ52内のホ
ットエア3を供給する第2のエア供給管路53と、第2
のエア供給管路53から供給されたホットエア3を吐出
する一対のエアノズル54とを具備している。また、エ
ア供給手段50は、処理容器10内にパージ用のエアを
供給するパージガス供給手段を具備している。このパー
ジガス供給手段は、前記第1のエア供給管路51と第2
のエア供給管路53に接続されるパージ用のエア供給管
路51Aと、前記第1のエア供給管路51とオゾンガス
供給管路42に接続されるパージ用のエア供給管路51
Bとで構成されている。
【0048】この場合、第1のエア供給管路51の一端
には、エア供給源55が接続されている。また、第1の
エア供給管路51には、エア供給源55側から順に流量
コントローラFM1、フィルタF1及び開閉手段である
開閉弁V5とが介設されている。これら開閉弁V5と流
量コントローラFM1は、CPU100に接続されて、
CPU100からの制御信号に基づいてエアの供給の正
否が制御されると共に、エアの供給量が制御されるよう
になっている。また、ホットエアジェネレータ52の内
部には、エアを加熱するヒータ56が配設されている。
また、第2のエア供給管路53には、開閉手段である開
閉弁V6が介設されている。この開閉弁V6は、制御手
段であるCPU100によって制御されるようになって
いる。
【0049】また、パージ用のエア供給管路51A,5
1Bには、それぞれエア供給源55側から順に流量コン
トローラFM2,FM3、フィルタF2,F3及び開閉
手段である開閉弁V7,V8とが介設されている。これ
ら開閉弁V7,V8と流量コントローラFM2,FM3
は、CPU100に接続されて、CPU100からの制
御信号に基づいてエアの供給の正否が制御されると共
に、エアの供給量が制御されるようになっている。な
お、エジェクタ63を動作させて処理容器10内をパー
ジさせる場合には、通常エジェクタ63による排気流量
が決まっているので、それに合わせた流量のエアをエア
供給管路51Bから処理容器10内に送っている。
【0050】前記エアノズル54は、図16に示すよう
に、一側面に適宜間隔をおいて多数のエア噴射孔54a
を穿設したアウターパイプ54bと、このアウターパイ
プ54b内に隙間をおいて挿入されるインナーパイプ5
4cとを具備している。この場合、インナーパイプ54
cには、アウターパイプ54bに設けられたエア噴射孔
54aと対向する一側面にスリット孔54dが穿設され
ている。また、インナーパイプ54cの一端部は、アウ
ターパイプ54bの外方に突出しており、この突出側の
端部に第2のエア供給管路53を接続する雌ねじ部54
eが設けられると共に、取付フランジ54fが設けられ
ている。また、インナーパイプ54cの他端部は、処理
容器10の容器本体11の側壁に固定される固定部材5
4gに設けられた貫通孔54h内に挿入される連結ねじ
54iをもって連結されている。
【0051】このように構成されるエアノズル54は、
図示しない取付ねじをもって取付フランジ54fを処理
容器10の容器本体11に固定すると共に、連結ねじ5
4iを調節することで、エア噴射孔54aが処理容器1
0の内壁面側に向かって所定の傾斜角度例えば約45度
の位置に設定された状態で、処理容器10内のウエハW
の下部両側に水平状に配設される。なお、エア噴射孔5
4aを処理容器10の内壁面側に向かって所定の傾斜角
度例えば約45度の位置に設定した理由は、エアが直接
ウエハW表面に吹き付けられるのを防止するためであ
る。
【0052】排液手段90は、処理容器10の底部に接
続される第1の排液管路91と、この第1の排液管路9
1に接続する冷却部92と、この冷却部92の下流側に
接続する液溜部95aとからなるミストトラップ95
と、液溜部95aの底部に接続された第2の排液管路9
3とを具備している。また、第1の排液管路91には、
開閉弁V9が介設されており、この開閉弁V9の上流側
及び下流側に接続するバイパス管路94に開閉弁V9と
反対の開閉動作を行う補助開閉弁V10が介設されてい
る。また、第2の排液管路93には、開閉弁V11が介設
されている。なお、液中にオゾンが残存する恐れがある
ので、第2の排液管路93は、工場内の酸専用の排液系
123(ACID DRAIN)に連通されている。
【0053】なお、ミストトラップ95には、下から順
に、空防止センサ96、排液開始センサ97、排液停止
センサ98、液オーバーセンサ99が配置されている。
この場合、図示しないが、前記開閉弁V9,V10,V11
及び各センサ96,97,98,99は、CPU100
に接続されている。そして、センサ96,97,98,
99からの検出信号に基づいて開閉弁V9,V10,V11
が開閉制御されるようになっている。すなわち、処理時
には、開閉弁V9が閉じる一方、開閉弁V10が開いて処
理容器10内から少量のオゾンガス2、水蒸気1を排気
して処理容器10内の圧力を調整する。また、処理後に
は、開閉弁V10が閉じる一方、開閉弁V9が開いて排気
する。また、液滴がミストトラップ95内にある程度溜
められ、液面が排液開始センサ97にて検出されると、
排液開始センサ97からの検出信号がCPU100に伝
達され、CPU100からの制御信号によって開閉弁V
11を開放して排液が開始され、液面が排液停止センサ9
8にて検出されると、排液停止センサ98からの検出信
号がCPU100に伝達され、CPU100からの制御
信号によって開閉弁V11を閉止して排液が停止される。
また、液面の高さが液オーバーセンサ99まで達する
と、液オーバーセンサ98からの警告信号がCPU10
0に入力される。一方、液面が空防止センサ96より下
回っている場合には、空防止センサ96から禁止信号が
CPU100に入力され、CPU100からの制御信号
によって開閉弁V11を閉じるように構成されている。こ
の空防止センサ96によって液滴が全て流れてミストト
ラップ95内が空になり、オゾンガス2が工場内の酸専
用の排液系に漏出する事態を防止することができる。
【0054】また、ミストトラップ95の上部には排気
管路110が接続されており、この排気管路110に順
次オゾンキラー80と排気マニホールド81が介設され
ている。
【0055】前記ミストトラップ95は、気体と液体と
を分離して排出するように構成されている。すなわち、
第1の排液管路91を介して処理容器10内から排出さ
れる水蒸気1及びオゾンガス2が、冷却部92を介して
ミストトラップ95に流れるようになっている。この場
合、処理容器10内から排気された水蒸気1は、冷却部
92内を通過する間に冷却されて凝縮される。水蒸気1
が凝縮して液化した液滴は、ミストトラップ95に滴下
される。一方、オゾンガス2は、そのままミストトラッ
プ95内に導入される。このようにして、処理容器10
から排気された内部雰囲気を、オゾンガス2と液滴に分
離し、分離されたオゾンガス2は、排気管路110に排
気され、液滴は、第2の排液管路93に排液されるよう
になっている。
【0056】冷却部92は、図6に示すように、冷却水
供給源125に接続される冷却水供給管路92aを、螺
旋状に配置される第1の排液管路91内に設けた二重管
構造となっており、第1の排液管路91の上方から下方
へ流れる水蒸気1及びオゾンガス2に対し、冷却水4を
冷却水供給管路92aの下方から上方へ流すことによっ
て、熱交換率の向上及び装置の小型化を図ることができ
るように構成されている。
【0057】また、冷却部192も、冷却部92と同
様、螺旋状に配置される排出管路39内に冷却水供給管
路92aを設けた二重管構造となっており、排出管路3
9の上方から下方へ流れる水蒸気1に対し、冷却水4を
冷却水供給管路92aの下方から上方へ流すように構成
されている。
【0058】上記説明では、冷却部92と192を別個
に構成する場合について説明したが、冷却部92と19
2を一体化することも可能である。例えば、図7ないし
図9に示すように、螺旋状の冷却部92の外側に冷却部
92より大径の螺旋状の冷却部192を一体的に設ける
二重螺旋構造とすることができる。なお、冷却部92と
192を逆にしてもよい。すなわち、内側に冷却部19
2を配設し、その外側に冷却部92を配設するようにし
てもよい。このように、冷却部92と192を二重螺旋
構造とすることにより、更に装置の小型化を図ることが
できる。
【0059】なお、上記説明では、第1の排液管路91
又は排出管路39内に冷却水供給管路92aを配設する
二重管構造としたが、逆にしてもよい。すなわち、冷却
水供給管路92a内に第1の排液管路91、排出管路3
9をそれぞれ設けた二重管構造とすることも可能であ
る。
【0060】一方、処理ガス分解手段であるオゾンキラ
ー80は、加熱によりオゾンを酸素に熱分解するように
構成されている。このオゾンキラー80の加熱温度は、
例えば400℃以上に設定されている。なお、オゾンキ
ラー80は、工場内の無停電電源装置(図示せず)に接
続され、停電時でも、無停電電源装置から安定的に電力
供給が行われるように構成する方が好ましい。停電時で
も、オゾンキラー80が作動し、オゾンを除去して安全
を図ることができるからである。なお、オゾンキラー8
0の内部では、気体が急激に膨張する上、内部の排気経
路が螺旋状のため、オゾンキラー80は排気抵抗とな
る。
【0061】また、オゾンキラー80には、オゾンキラ
ー80の作動状態を検出する作動検出手段としての温度
センサ(図示せず)が設けられている。この温度センサ
は、オゾンキラー80の加熱温度を検出するように構成
されている。また、温度センサは、CPU100に接続
されており、温度センサからの検出信号がCPU100
に伝達され、温度センサからの検出信号に基づいて、オ
ゾンを酸素に分解するのにオゾンキラー80に十分な準
備が整っているか判断するようになっている。オゾンキ
ラー80によって熱分解されてオゾンは酸素となり、こ
の酸素は、工場内の酸専用の排気系122(ACID
EXAUST)から排気される。また、オゾンキラー8
0内は高温(例えば400℃)となるため、冷却水を冷
却水供給源125から供給して冷却している。冷却に供
された冷却水は排液系121から排液される。
【0062】排気マニホールド81は、装置全体の排気
を集合して行うように構成されている。また、排気マニ
ホールド81には、処理装置背面の雰囲気を取り込むた
めの配管(図示せず)が複数設置され、処理装置からオ
ゾンガス2が周囲に拡散するのを防止している。更に、
排気マニホールド81は、工場内の酸専用の排気系12
2(ACID EXTHAUST)に接続されており、
酸専用の排気系に流す前の各種排気の合流場所として機
能するようになっている。
【0063】また、排気マニホールド81には、オゾン
濃度を検出する濃度センサ(図示せず)が設けられてい
る。排気マニホールド81に設けられた濃度センサは、
CPU100に接続されており、濃度センサからの検出
信号がCPU100に伝達され、CPU100にて、濃
度センサにより検出されたオゾン濃度に基づいて、オゾ
ンキラー80のオゾン除去能力を把握し、例えばオゾン
キラー80の故障によるオゾンガス2の漏洩を監視する
ようになっている。
【0064】上記のように、処理容器10からの排液管
路91中に、開閉弁V9及びこれに並列に接続された補
助開閉弁V10と、冷却部92と、ミストトラップ95と
が介設され、このミストトラップ95からの排気系を構
成する排気管路110にオゾンキラー80が接続されて
いる。更に、処理容器10から前記ミストトラップ95
を迂回する形で内部排気手段60が設けられ、その構成
要素である強制排気機構を構成するエジェクタ63によ
り強制的に処理容器10内のガスを吸引してミストトラ
ップ95の排気系出口側に戻す強制排気管路62が設け
られている。
【0065】内部排気手段60は、処理容器10内に設
けられた排気部61と、この排気部61と前記排気管路
110を接続する強制排気管路62と、強制排気管路6
2に介設される開閉手段である第1の排気開閉弁V13
と、この第1の排気開閉弁V13の下流側に介設されるエ
ジェクタ63を具備する強制排気機構とで主に構成され
ている。また、処理容器10の下部と強制排気管路62
の第1の排気開閉弁V13の下流側には万一処理容器10
の圧力が異常に高くなったときに処理容器10内の雰囲
気を解放させるための安全弁CV2を介設した補助排気
管路68が接続されている。また、強制排気管路62の
第1の排気開閉弁V13の上流側と排気管路110におけ
るオゾンキラー80とマニホールド81との間には分岐
排気管路64が接続されており、この分岐排気管路64
には、第2の排気開閉弁V14とダンパ65が介設され、
また、ケース71内の排気を行うための排気管路64a
も介設されている(図1参照)。
【0066】この場合、前記第1の排気開閉弁V13、第
2の排気開閉弁V14及びダンパ65は、CPU100に
接続されて、CPU100からの制御信号に基づいて作
動制御されるように構成されている。
【0067】また、強制排気機構のエジェクタ63は、
前記エア供給手段50のエア供給源55から供給される
エアを、開閉手段である開閉弁V16を介して強制排気管
路62の一部(エジェクタ63)に供給することによっ
て生じる負圧を利用して、処理容器10内の水蒸気1及
びオゾンガス2を強制的に吸引排気し得るように構成さ
れている。このように構成される強制排気機構、つまり
エジェクタ63の開閉弁V13と開閉弁V16は、CPU1
00に接続されて、CPU100からの制御信号に基づ
いて作動制御されるように構成されている。
【0068】周囲雰囲気排出手段70は、処理容器10
の周囲を包囲するケース71と、このケース71の下部
に一端が接続され、他端が工場内の酸専用の排液系12
3(ACID DRAIN)に接続される排液管路72
を具備している。
【0069】この場合、ケース71では、上方から清浄
なエアのダウンフローが供給されており、このダウンフ
ローにより、ケース71の内部雰囲気、すなわち処理容
器10の周囲雰囲気が外部に漏れるのを防止すると共
に、下方に押し流されて排気管路64a及び排液管路7
2に流入し易いようにしている。なお、ケース71に
は、処理容器10の周囲雰囲気中のオゾン濃度を検出す
る周囲の濃度検出手段としての濃度センサ(図示せず)
が設けられている。この濃度センサは、CPU100に
接続されており、濃度センサからの検出信号がCPU1
00に伝達され、濃度センサにより検出されたオゾン濃
度に基づいてオゾンガス2の漏れを感知するようになっ
ている。
【0070】また、排液管路72には、前記強制排気管
路62の強制排気機構63の下流側に介設されたミスト
セパレータ66によって分離された排液を流す排液管6
7が接続されている。なお、この排液管67には、開閉
手段である開閉弁V15が介設されている。また、排液管
路72には、前記ミストトラップ95に接続する第2の
排液管路93が接続されている。
【0071】次に、この発明に係る基板処理装置を用い
た処理工程について説明する。表1に制御装置のシーケ
ンス制御の仕方を示す。
【0072】
【表1】
【0073】まず、処理容器10内にウエハWを収容し
た状態において、処理容器10内にホットエアを供給す
べく、制御装置により、エア供給手段50の開閉弁V
5、V6が開放されると共に、第2の排気開閉弁V14が
開放され、ホットエアジェネレータ52が作動して、処
理容器10内に約280℃に加熱されたホットエア3が
供給され、ウエハW及び処理容器10の雰囲気温度を常
温(25℃)から所定の温度(例えば80℃〜90℃)
に昇温する(ウエハ昇温工程)。
【0074】次に、オゾンガス供給手段であるオゾンガ
ス生成手段41が作動して供給される酸素(O2)に高
周波電圧を印加してオゾン(O3)ガスを生成する。制
御装置は、補助開閉弁V10を開状態(開閉弁V9は閉状
態)にすると共に、開閉弁V4を開放して、オゾンガス
2を処理容器10内に供給することで、ウエハW及び処
理容器10内の雰囲気を予備加圧する(プレ加圧工
程)。このとき、オゾン濃度が約9vol%(体積百分
率)のオゾンガス2を、約10リットル/分供給するこ
とで、処理容器10内の圧力を、零調整された大気圧
(0.1MPa)より0.01MPa〜0.03MPa
高い圧力とすることができる。このようにすることによ
り、後述するO3/蒸気処理工程において、水蒸気供給
手段30から処理容器10内に供給された水蒸気1が圧
力差により処理容器10の内壁やウエハ表面等に結露す
るのを防止することができる。また、例えば、ArFな
どの濡れ性の悪い疎水性レジストの表面を改質して水蒸
気1を吸着しやすくすることができる。更に、オゾンガ
ス供給手段40で生成するオゾンガス濃度の立ち上げが
行われ、O3/蒸気処理工程で十分な濃度のオゾンガス
2を供給することができる。更に、ウエハ昇温工程で昇
温されたウエハの温度分布を均一にする時間を担うこと
ができる。
【0075】その次に、処理容器10内の予備加圧を所
定時間(例えば1〜2分)行った後、オゾンガス生成手
段41を作動させ、開閉弁V4を開放しオゾンガス2を
供給する一方、水蒸気供給手段30を作動させ、第1開
閉弁V1を開いて、処理容器10内に水蒸気1を供給し
て、水蒸気1(溶媒蒸気)とオゾンガス2(処理ガス)
と熱とがレジストに作用して、水に溶けない性質のレジ
ストを水溶性に変質させるための処理を行う(O3/蒸
気処理工程)。このとき、開閉弁V9は閉状態、補助開
閉弁V10は開状態に制御される(表1の工程(1) )。
【0076】最後に、後述するこの発明の基板処理方法
によって処理容器内のオゾンガス2をエアに置換・パー
ジした後(O3→エア置換・パージ工程)、容器本体1
1の搬入・搬出口14を開放し、ウエハWを搬出する。
【0077】以下に、この発明の基板処理方法(O3→
エア置換・パージ工程)について、図1ないし図3、図
10ないし図12を参照して説明する。
【0078】◎第一実施形態 この発明の第一実施形態は、処理容器10内にオゾンガ
ス2と水蒸気1(溶媒蒸気)を供給してウエハWの処理
を行った後、オゾンガス供給管路42に接続されるエア
供給源55からエアを供給して、オゾンガス供給管路4
2及び処理容器10内に残留するオゾンガス2及び水蒸
気1を置換するようにしたものである。
【0079】この場合、ウエハWの処理が終了すると、
CPU100からの制御信号に基づいて開閉弁V4を閉
じると共に、開閉弁V8を開放し、処理容器10内にエ
アを供給して、オゾンガス供給管路42及び処理容器1
0内のオゾンガス2及び水蒸気1をエアに置換する。こ
のとき、開閉弁V9は開状態、補助開閉弁V10は閉状態
に制御される(表1の工程(3) )。
【0080】なお、エジェクタ63を用いて強制排気す
る場合には、開閉弁V8を開放して処理容器10内にエ
アを供給すると共に、開閉弁V9,V10を閉状態、開閉
弁V13を開状態とし、開閉弁V16を開放してエジェクタ
63を作動させて、処理容器10内の雰囲気を強制的に
吸引排気する(表1の工程(10))。
【0081】このように構成することにより、従来、オ
ゾンガス生成手段41に供給される基ガスの酸素(O
2)を用いて、オゾンガス供給管路42、オゾンガス生
成手段41内及び処理容器10内に残留するオゾンガス
2及び水蒸気1を置換していたのを、オゾンガス供給管
路42に接続されるエア供給源55からのエアで行うこ
とができるので、オゾンガス生成手段41内を酸素で置
換する必要がなく、処理容器10内に残留するオゾンガ
ス2及び水蒸気1を効率よく置換することができ、スル
ープットの向上を図ることができる。
【0082】◎第二実施形態 この発明の第二実施形態は、処理容器10内にオゾンガ
ス2と水蒸気1を供給してウエハWの処理を行った後、
処理容器10内に所定時間エアを断続的に供給して、処
理容器10内の処理ガス雰囲気をエア雰囲気に置換する
ようにしたものである。
【0083】この場合、エアの供給は、第2のエア供
給管路53を介してエアノズル54から行うか、エア
供給管路51Bを介してオゾンガスノズル43から行う
か、又は、エアノズル54とオゾンガスノズル43の
両方で行う。また、エアの供給停止は、エアの供給で大
気圧よりも高い状態になった処理容器10内の圧力が大
気圧以下になるまで行えばよい。
【0084】エアノズル54からのエアの供給は、開
閉弁V1,V4を閉じて水蒸気1とオゾンガス2の供給
を停止した後、開閉弁V9を開状態、補助開閉弁V10を
閉状態にすると共に、開閉弁V6,V7の開閉によって
行われる。開閉弁V6,V7はそれぞれCPU100に
接続されており、処理容器10内にエアを供給する場合
には、予め設定された所定時間、開閉弁V6,V7を開
け(表1の工程(2) )、エアの供給を停止する場合に
は、予め設定された所定時間開閉弁V6,V7を閉じる
ように制御される(表1の工程(8) )。
【0085】エア供給管路51Bからのエアの供給
は、開閉弁V1,V4を閉じて水蒸気1とオゾンガス2
の供給を停止した後、開閉弁V9を開状態、補助開閉弁
V10を閉状態にすると共に、開閉弁V8を開閉すること
によって行われる。開閉弁V8はCPU100に接続さ
れており、処理容器10内にエアを供給する場合には、
予め設定された所定時間開閉弁V8を開け(表1の工程
(3) )、エアの供給を停止する場合には、予め設定され
た所定時間開閉弁V8を閉じるように制御される(表1
の工程(8) )。
【0086】エアの供給をエアノズル54とオゾンガ
スノズル43の両方で行う場合は、開閉弁V1,V4を
閉じて水蒸気1とオゾンガス2の供給を停止した後、開
閉弁V9を開状態、補助開閉弁V10を閉状態にすると共
に、開閉弁V6,V7,V8を開閉して行えばよい(表
1の工程(4),(8))。
【0087】このように構成することにより、エア供給
時に例えばエアの対流によって処理容器10内に生じる
淀みをエア停止時に拡散させることができるので、置換
効率を向上することができる。
【0088】なお、水蒸気供給管路34にも、開閉弁を
介してエア供給源55からエアを供給するように構成す
れば、水蒸気供給管路34内に入り込んだオゾンガス2
も速やかに置換することができる。
【0089】◎第三実施形態 この発明の第三実施形態は、処理容器10内にオゾンガ
ス2と水蒸気1を供給してウエハWの処理を行った後、
処理容器10内に所定時間エアと水蒸気1を断続的に供
給して、処理容器10内の処理ガス雰囲気をエア雰囲気
に置換するようにしたものである。
【0090】この場合、水蒸気1の供給は、開閉弁V4
を閉じてオゾンガス2の供給を停止した後、開閉弁V9
を開状態、補助開閉弁V10を閉状態にすると共に、開閉
弁V1の開閉によって行われる。エアの供給は、第二実
施形態と同様であるので説明は省略する。開閉弁V1は
CPU100に接続されており、処理容器10内に水蒸
気1を供給する場合には、予め設定された所定時間開閉
弁V1を開け(表1の工程(5),(6),(7) )、水蒸気1
の供給を停止する場合には、予め設定された所定時間開
閉弁V1を閉じるように制御される(表1の工程(8)
)。
【0091】このように構成することにより、水分子に
オゾンを溶け込ませて排気することができるので、更に
置換効率の向上を図ることができる。
【0092】◎第四実施形態 この発明の第四実施形態は、第二実施形態におけるエア
の供給停止時、又は第三実施形態におけるエアと水蒸気
1の供給停止時に、処理容器10内の雰囲気を強制排気
するものである。
【0093】この場合、強制排気は、開閉弁V1,V
6,V7,V8を閉じてエアと水蒸気1の供給を停止
し、次いで、CPU100の制御信号に基づいて、開閉
弁V16を開いて強制排気機構であるエジェクタ63を作
動させる一方、開閉弁V9,V10を閉状態にすると共
に、排気開閉弁V13を開いて、処理容器内に残留する水
蒸気1、オゾンガス2及びエアを強制的に吸引して排気
する(表1の工程(9) )。
【0094】このように構成することにより、エアの停
止時間を短縮することができるので、置換効率の向上を
図ることができる。
【0095】なお、強制排気は、エアの供給停止時、又
はエアと水蒸気1の供給停止時のみだけでなく、エアの
供給中、又はエアと水蒸気1の供給中もエジェクタ63
を作動させて行うことも可能である。
【0096】◎第五実施形態 この発明の第五実施形態は、図10に示すように、処理
容器10内に、エア供給ノズル54から吐出されたエア
の流れによって起こる対流部分のうち例えば、処理容器
10の中央部に向かってエアを供給する淀み防止用ノズ
ル59を配設したもので、吐出方向はこれに限らず、処
理容器10内の淀みが生じやすい部分に向かってエアを
供給するものでもよい。
【0097】この場合、淀み防止用ノズル59は、開閉
弁V17を介設するエア供給管路58を介してエア供給
源55に接続される。また、開閉弁V17はCPU10
0に接続されており、CPU100からの制御信号によ
って開閉制御されるようになっている。
【0098】このように構成することにより、処理容器
10内に生じる淀みに向かってエアを供給し、速やかに
拡散させることができるので、置換効率の向上を図るこ
とができる。
【0099】◎第六実施形態 この発明の第六実施形態は、図11に示すように、処理
容器10内の両側に、一対のエアノズル54Aを配設す
ると共に、このエアノズル54Aから噴射されるエアの
方向を可変に形成してなるものである。
【0100】この場合、エアノズル54Aは、処理容器
10の外部に配設される駆動部(図示せず)に連結さ
れ、エア噴射口54aの傾斜角度を可変に形成される。
また、駆動部は、CPU100に接続されており、CP
U100からの制御信号によってエア噴射口54aの傾
斜角度を適切な角度に駆動するようになっている。この
場合、駆動部は例えば正逆回転可能なモータを所定角度
の範囲内で間欠的に正逆回転させる機構とすることがで
きる。
【0101】このように構成することにより、処理容器
10内に生じる対流の状態を変化させることができるの
で、処理容器10内に淀みが生じるのを確実に防止する
ことができる。
【0102】なお、処理容器10内の両側に、一対のオ
ゾンガスノズル43を配設すると共に、このオゾンガス
ノズル43から噴射されるエアの方向を可変に形成する
ことも、勿論可能である。
【0103】◎第七実施形態 この発明の第七実施形態は、処理容器10内の両側に、
一対のエアノズル54を設け、それぞれのエアノズル5
4から供給されるエアの流量を可変に形成してなるもの
である。
【0104】この場合、エアノズル54は、図12に示
すように、エアノズル54B,54Cにて形成されてお
り、これらエアノズル54B,54Cとエア供給管路5
3とを接続するエア供給管路53B,53Cには、それ
ぞれエアの流量を調整することができる流量調整弁V1
8,V19が設けられている。また、流量調整弁V18,V1
9はCPU100に接続されており、CPU100から
の制御信号によってエアの流量を所定の量に調整し得る
ようになっている。
【0105】このように構成することにより、エアノズ
ル54Bから供給されるエアの供給量とエアノズル54
Cから供給されるエアの供給量とを調整して処理容器1
0内に生じる対流の状態を変化させることができるの
で、淀みが生じるのを確実に防止することができる。
【0106】なお、上記流量調整弁は、オゾンガスノズ
ル43を一対に配設し、それぞれの供給管路に設けるよ
うにしてもよい。
【0107】
【実施例】以下に、この発明に係る基板処理方法を用い
てオゾンガス雰囲気をエア雰囲気に置換した場合の実験
結果を示す。
【0108】図17は、ウエハ昇温工程、プレ加圧工程
(3min)、O3/蒸気処理工程(10sec)を経た後、以
下に示す比較例及び実施例1ないし4の5通りの方法に
よって8分間オゾンガス雰囲気をエア雰囲気に置換した
場合のオゾンガス濃度と排気時間の関係を示すグラフで
ある。
【0109】比較例:O2供給(2min)→通常排気(2m
in)→Airパージ(4min) 実施例1:Airパージ+(15sec)と放置(20se
c)を繰り返す 実施例2:Airパージ+(25sec)と放置(25se
c)を繰り返す 実施例3:Airパージ+(25sec)と放置(25se
c)を繰り返す 実施例4:Vapor/Airパージ+(4sec)と
Airパージ+(16sec)と放置(25sec)を繰り返
す。
【0110】なお、容積が44.6(L)の処理容器に
対し、比較例のO2供給量は10(L/min)、実施例
1,2のAirパージのエア供給量は80(L/mi
n)、実施例3,4のAirパージのエア供給量は1
40(L/min)、実施例1ないし4のAirパージの
エア供給量は40(L/min)とした。また、実施例4の
Vapor供給量は100(ml/min)で、その温度を1
20℃とした。
【0111】上記条件で実験を行った結果、図17に示
すように、従来の置換方法(比較例)では、処理容器内
の淀みやオゾンガス供給管路内に残留するオゾンガスの
影響によって、8minの置換ではオゾンガス濃度をオゾ
ンガス許容濃度(0.1ppm)以下に置換することができな
いのに対し、この発明に係る基板処理方法(実施例1な
いし4)を用いた場合には、オゾンガス濃度を8min以
内にオゾンガス許容濃度以下に置換できることが判っ
た。
【0112】したがって、この発明に係る基板処理方法
によれば、処理容器内のオゾンガスを速やかに排気する
ことができるので、スループットの向上を図ることがで
きる。
【0113】なお、上記実施形態では、被処理基板がウ
エハWである場合について説明したが、ウエハW以外の
例えばLCD基板等についても同様にレジストの除去を
行うことができる。
【0114】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような効
果が得られる。
【0115】1)請求項1,10に記載の発明によれ
ば、処理容器内に処理ガスを供給する経路に接続するエ
ア供給源から処理容器内にエアを供給して、処理容器内
の処理ガス雰囲気をエア雰囲気に置換するので、処理ガ
ス供給手段内の置換をする必要がなく、処理容器内の処
理ガス雰囲気を効率よくエア雰囲気に置換することがで
き、スループットの向上を図ることができる。
【0116】2)請求項2,3,4,11,12に記載
の発明によれば、処理容器内に所定時間エアを断続的に
供給して、処理容器内の処理ガス雰囲気をエア雰囲気に
置換するので、処理容器内の処理ガスの淀みを拡散させ
ることができ、置換効率の向上を図ることができる。
【0117】3)請求項6,7,8,13,14に記載
の発明によれば、処理容器内に所定時間エアと溶媒蒸気
を断続的に供給し、溶媒蒸気に処理ガスを溶け込ませて
排出するので、速やかに処理容器内の処理ガス雰囲気を
エア雰囲気に置換することができ、置換効率の向上を図
ることができる。
【0118】4)請求項5,9,15に記載の発明によ
れば、処理容器内の雰囲気を強制排気するので、更に置
換効率の向上を図ることができる。
【0119】5)請求項16,17,18に記載の発明
によれば、エア供給ノズルから吐出されたエアの流れを
拡散するためのエアを供給する淀み防止用ノズルを用い
るか、又は、エア供給ノズルから噴射されるエアの方向
を可変にするか、あるいは、エア供給ノズルから供給さ
れるエアの流量を調整することにより、処理容器内の処
理ガスの淀みを確実に防止することができるので、更に
置換効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理装置の一例示す概略断
面図である。
【図2】基板処理装置の要部を示すもので、処理容器内
のウエハに水蒸気とオゾンガスを供給した状態を示す断
面図である。
【図3】この発明における溶媒蒸気生成手段を示す概略
断面図である。
【図4】この発明における冷却部を示す概略側面図であ
る。
【図5】冷却部の一部を断面で示す平面図である。
【図6】図5のI−I線に沿う断面図である。
【図7】別の冷却部の一部を断面で示す概略側面図であ
る。
【図8】別の冷却部の平面図である。
【図9】図8のII−II線に沿う断面図である。
【図10】この発明の第五実施形態を示すもので、淀み
防止用ノズルを具備する基板処理装置を示す概略断面図
である。
【図11】この発明の第六実施形態を示すもので、噴射
方向が可変なエア供給ノズルを具備する基板処理装置を
示す概略断面図である。
【図12】この発明の第七実施形態を示すもので、流量
調整可能なエア供給ノズルを具備する基板処理装置を示
す概略断面図である。
【図13】この発明における水蒸気ノズルを示す断面図
である。
【図14】この発明におけるオゾンガスノズルを示す断
面図である。
【図15】図14のIII−III線に沿う拡大断面図であ
る。
【図16】この発明におけるエアノズルを示す断面図で
ある。
【図17】この発明の基板処理方法を用いてオゾンガス
雰囲気をエア雰囲気に置換した場合のオゾンガス濃度と
排気時間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理基板) 1 水蒸気(溶媒蒸気) 2 オゾンガス(処理ガス) 3 ホットエア 10 処理容器 30 水蒸気供給手段 33 水蒸気発生器(溶媒蒸気生成手段) 35 水蒸気ノズル 40 オゾンガス供給手段(処理ガス供給手段) 41 オゾンガス生成手段 42 オゾンガス供給管路 43 オゾンガスノズル 50 エア供給手段(ガス供給手段) 52 ホットエアジェネレータ 53 第2のエア供給管路 54 エアノズル 55 エア供給源 59 淀み防止用ノズル 60 内部排気手段 61 排気部 62 強制排気管路 63 エジェクタ 80 オゾンキラー(処理ガス分解手段) 90 排液手段 91 第1の排液管路 92 冷却部 95 ミストトラップ(気液分離手段) 100 CPU(制御手段) 110 排気管路 192 冷却部 V1 第1開閉弁 V2 第2開閉弁 V4 開閉弁 V5 開閉弁 V6 開閉弁 V7 開閉弁 V8 開閉弁 V9 開閉弁 V10 補助開閉弁 V13 第1の排気開閉弁 V14 第2の排気開閉弁 V16 開閉弁 V18 流量調整弁 V19 流量調整弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯野 正 東京都港区赤坂五丁目3番6号TBS放送 センター東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 2H096 AA25 LA06 5F004 AA16 BC02 BC03 BD01 CA01 DA00 DA21 DA27 DB26 5F046 MA03 MA05 MA10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内に収容された被処理基板に処
    理ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板を処理する基
    板処理方法であって、 前記処理容器内に処理ガスと溶媒蒸気を供給して前記被
    処理基板の処理を行った後、前記処理容器内に処理ガス
    を供給する経路に接続するエア供給源から処理容器内に
    エアを供給して、処理容器内の処理ガス雰囲気をエア雰
    囲気に置換することを特徴とする基板処理方法。
  2. 【請求項2】 処理容器内に収容された被処理基板に処
    理ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板を処理する基
    板処理方法であって、 前記処理容器内に処理ガスと溶媒蒸気を供給して前記被
    処理基板の処理を行った後、前記処理容器内に所定時間
    エアを断続的に供給して、処理容器内の処理ガス雰囲気
    をエア雰囲気に置換することを特徴とする基板処理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板処理方法において、 前記処理容器内に所定時間エアを断続的に供給する工程
    が、所定時間エアを供給する工程と、エアの供給を所定
    時間停止する工程とを繰り返し行うことを含むことを特
    徴とする基板処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基板処理方法において、 エアの供給を停止する時間は、エアの供給で大気圧より
    高い状態になった処理容器内の圧力が大気圧以下になる
    までの時間とすることを特徴とする基板処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の基
    板処理方法において、 前記処理容器内の処理ガス及びエアを強制排気すること
    を特徴とする基板処理方法。
  6. 【請求項6】 処理容器内に収容された被処理基板に処
    理ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板を処理する基
    板処理方法であって、 前記処理容器内に処理ガスと溶媒蒸気を供給して前記被
    処理基板の処理を行った後、前記処理容器内に所定時間
    エアと溶媒蒸気を断続的に供給して、処理容器内の処理
    ガス雰囲気をエア雰囲気に置換することを特徴とする基
    板処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の基板処理方法において、 前記処理容器内に所定時間エアと溶媒蒸気を断続的に供
    給する工程が、所定時間エアと溶媒蒸気を供給する工程
    と、エアと溶媒蒸気の供給を所定時間停止する工程とを
    繰り返し行うことを含むことを特徴とする基板処理方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の基板処理方法において、 エアと溶媒蒸気の供給を停止する時間は、エアと溶媒蒸
    気の供給で大気圧より高い状態になった処理容器内の圧
    力が大気圧以下になるまでの時間とすることを特徴とす
    る基板処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれかに記載の基
    板処理方法において、 前記処理容器内の処理ガス、エア及び溶媒蒸気を強制排
    気することを特徴とする基板処理方法。
  10. 【請求項10】 処理容器内に収容された被処理基板に
    処理ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板を処理する
    基板処理装置であって、 前記処理容器内に処理ガスを供給する処理ガス供給管路
    に切換可能な開閉手段を介してエア供給源を接続してな
    ることを特徴とする基板処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の基板処理装置におい
    て、 前記開閉手段を切り換え及び開閉制御する制御手段を更
    に具備することを特徴とする基板処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の基板処理装置におい
    て、 更に、前記処理容器内にエアを供給するエア供給管路に
    エア供給用開閉手段を介設し、 前記開閉手段の切り換え及び開閉制御とエア供給用開閉
    手段の開閉制御を行う制御手段を具備することを特徴と
    する基板処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の基板処理装置におい
    て、 更に、前記処理容器内に溶媒蒸気を供給する溶媒蒸気供
    給管路に溶媒蒸気用開閉手段を介設し、 前記開閉手段の切り換え及び開閉制御と溶媒蒸気用開閉
    手段の開閉制御を行う制御手段を具備することを特徴と
    する基板処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項10記載の基板処理装置におい
    て、 更に、前記処理容器内にエアを供給するエア供給管路に
    エア供給用開閉手段を介設し、 前記処理容器内に溶媒蒸気を供給する溶媒蒸気供給管路
    に溶媒蒸気用開閉手段を介設し、 前記開閉手段の切り換え及び開閉制御と、エア供給用開
    閉手段及び溶媒蒸気用開閉手段の開閉制御を行う制御手
    段を具備することを特徴とする基板処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項10ないし14のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記処理容器内の雰囲気を強制排気する強制排気機構を
    更に具備することを特徴とする基板処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項10ないし15のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記処理容器内に、エア供給ノズルを配設すると共に、
    エア供給ノズルから吐出されたエアの流れを拡散するた
    めのエアを供給する淀み防止用ノズルを配設してなるこ
    とを特徴とする基板処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項10ないし15のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記処理容器内の両側に、一対のエア供給ノズルを配設
    すると共に、このエア供給ノズルから噴射されるエアの
    方向を可変に形成してなることを特徴とする基板処理装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項10ないし15のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記処理容器内の両側に、一対のエア供給ノズルを配設
    すると共に、これらエア供給ノズルとエア供給源とを接
    続するエア供給管路にそれぞれ流量調整手段を介設し、
    前記流量調整手段を制御手段によって制御可能に形成し
    てなることを特徴とする基板処理装置。
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