JP2002217082A - ステージ装置及び露光装置 - Google Patents

ステージ装置及び露光装置

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JP2002217082A
JP2002217082A JP2001005667A JP2001005667A JP2002217082A JP 2002217082 A JP2002217082 A JP 2002217082A JP 2001005667 A JP2001005667 A JP 2001005667A JP 2001005667 A JP2001005667 A JP 2001005667A JP 2002217082 A JP2002217082 A JP 2002217082A
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fine movement
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JP2001005667A
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Hiroto Horikawa
浩人 堀川
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Nikon Corp
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    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/02Sliding-contact bearings
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/06Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings
    • F16C32/0603Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings supported by a gas cushion, e.g. an air cushion
    • F16C32/0614Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings supported by a gas cushion, e.g. an air cushion the gas being supplied under pressure, e.g. aerostatic bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/74Sealings of sliding-contact bearings
    • F16C33/741Sealings of sliding-contact bearings by means of a fluid
    • F16C33/748Sealings of sliding-contact bearings by means of a fluid flowing to or from the sealing gap, e.g. vacuum seals with differential exhaust
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体軸受によって作用される気体に起因する
ステージの変形を抑えることができるステージ装置、及
びこのステージ装置を備えて精度良い露光処理を行うこ
とができる露光装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 レチクルステージ2は、レチクル微動ス
テージ18と、レチクル微動ステージ18の下面18a
に対向する上面16aを有するレチクル粗動ステージ1
6と、下面18aの複数の位置に設けられ、上面16a
に対して気体を吹き出す吹出部62をそれぞれ備えた複
数のエアベアリング60と、複数のエアベアリング60
どうしの間に設けられ、下面18aと上面16aとの間
の空間の気体を排気するバキューム部66とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体軸受を備えた
ステージ装置、及びこのステージ装置に保持されたマス
クと基板とを用いてマスクのパターンを基板に露光する
露光装置に関し、特に液晶表示素子や半導体素子等のデ
バイスを製造する際に、リソグラフィ工程で用いて好適
なステージ装置及び露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体デバイスの製造工程の
1つであるリソグラフィ工程においては、マスク又はレ
チクル(以下、「レチクル」と称する)に形成された回
路パターンをレジスト(感光剤)が塗布されたウエハ又
はガラスプレート等の基板上に転写する種々の露光装置
が用いられている。例えば、半導体デバイス用の露光装
置としては、近年における集積回路の高集積化に伴うパ
ターンの最小線幅(デバイスルール)の微細化に応じ
て、レチクルのパターンを投影光学系を用いてウエハ上
に縮小転写する縮小投影露光装置が主として用いられて
いる。
【0003】この縮小投影露光装置としては、レチクル
のパターンをウエハ上の複数のショット領域(露光領
域)に順次転写するステップ・アンド・リピート方式の
静止露光型の縮小投影露光装置(いわゆるステッパ)
や、このステッパを改良したもので、特開平8−166
043号公報等に開示されるようなレチクルとウエハと
を一次元方向に同期移動してレチクルパターンをウエハ
上の各ショット領域に転写するステップ・アンド・スキ
ャン方式の走査露光型の露光装置(いわゆるスキャニン
グ・ステッパ)が知られている。
【0004】このようなステッパやスキャニング・ステ
ッパでは、例えばウエハを所定の露光位置に移動させる
手段として、直交するX軸及びY軸に平行な方向に移動
可能なX軸ステージ及びY軸ステージからなるウエハス
テージが用いられており、特に高速及び高精度の位置決
めを実現するためのウエハステージとして、非接触ベア
リングである気体軸受(エアベアリング)を用いた静圧
空気案内式のステージ装置が用いられている。同様に、
レチクルを吸着保持するレチクルステージ側でも気体軸
受を用いたステージ装置が用いられている。このような
ステージ装置に使用される気体軸受は、可動部と固定部
との間に一定の静圧を保持することで、可動部と固定部
との間に一定の隙間を保つように工夫したものであり、
これによって可動部を高速且つ円滑に移動できるように
なっている。
【0005】このようなステージ装置の従来例として、
図8に示すようなものがある。図8はレチクルを保持す
るレチクルステージを示す図であって、図8(a)は斜
視図、図8(b)はステージ本体81を裏側(−Z側)
から見た図である。この図に示すように、レチクルステ
ージは、可動部としてのステージ本体81と、ステージ
本体81の下面(軸受面)82に対向する面(案内面)
83を有する固定部としてのベース84と、ステージ本
体81の軸受面82の複数位置(4箇所)に設けられた
気体軸受85とを有している。気体軸受85のそれぞれ
は、ベース84の案内面83に対して気体(エア)を吹
き出す吹出部86と、この吹出部86の周囲を囲むよう
に設けられ、気体を吸引する吸引部87とを備えてお
り、吹出部86からの気体の吹き出しによる反発力と吸
引部87による吸引力との釣り合いにより、軸受面82
と案内面83との間に一定の隙間を保持するようになっ
ている。そして、ステージ本体81は、気体軸受85に
よりベース84に対して浮上した状態で、不図示の駆動
装置(リニアモータ等)によって移動するようになって
いる。なお、気体軸受に吸引部を設けない場合もあり、
この場合は、吹出部からの気体の吹き出しによる反発力
と重力との釣り合いによって、軸受面と案内面との間に
一定の隙間を保持するようになっている。
【0006】ところで、ステージ装置(ステージ本体)
においては、移動速度向上や振動低減の観点から軽量化
が求められているとともに、露光精度向上の観点から高
剛性化が求められている。したがって、ステージ本体を
構成する材料としては金属材料(ステンレス鋼等)に代
わって、低比重・高剛性なアルミナセラミックス材料が
用いられるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステー
ジ本体にアルミナセラミックス材料を用いた場合、軽量
化・高剛性化を実現できるため有効である一方、アルミ
ナセラミックス材料の熱膨張係数は例えば7ppm程度
と高く、ステージ駆動装置としての各種アクチュエータ
等から発する熱によってステージ本体が膨張し、近年の
パターンの最小線幅(デバイスルール)の微細化の要求
を十分に満足できるような精度良い露光処理を行えない
といった問題が生じるようになってきている。そこで、
最近では、セラミックスの中でも熱膨張率が殆ど無いコ
ージェライト系の材料が用いられるようになってきた。
【0008】しかしながら、コージェライト系は剛性が
低いため、気体軸受の吹出部からの気体の吹き出しによ
る力や吸引部による吸引力に起因してステージ本体が変
形してしまうといった問題が生じる。この場合、図8
(a)の破線81’で示すように、ステージ本体81
は、長手方向中央部が+Z方向に盛り上がるように変形
する場合が多い。これは、吹出部86から吹き出した気
体がステージ本体81の長手方向中央部に集まることが
一因である。ステージ本体81が変形すると、このステ
ージ本体81に保持されるレチクルも歪んでしまった
り、ステージ本体81のレチクルに対する吸着保持力の
低下を引き起こしてしまったりして、精度良い露光処理
が行えなくなる。
【0009】特に、レチクルステージにおいては、図8
に示すように、レチクルに形成されたパターン像が通過
可能なように中央部に開口88が形成されているため剛
性はますます低下し、破線81’で示したような変形が
顕著となる。
【0010】さらに、ステージ本体81にはこのステー
ジ本体81の位置計測の際に用いられる移動鏡89が一
体で形成されているが、ステージ本体81の変形に伴っ
て移動鏡89も中央部が+Z方向に盛り上がるように変
形してしまい、この移動鏡89の端部がベース84に当
たってしまってステージ本体81の移動を妨げるといっ
た問題も生じる。
【0011】一方、ウエハステージを構成する材料にも
コージェライト系が用いられているため、レチクルステ
ージと同様、気体軸受の吹出部からの気体の吹き出しに
よる力、あるいは吸引部による吸引力に起因してステー
ジ本体が変形してしまうといった問題が生じている。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、気体軸受を用いた場合に、この気体軸受によ
って作用される気体に起因するステージの変形を抑える
ことができるステージ装置、及びこのステージ装置を備
えて精度良い露光処理を行うことができる露光装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、実施の形態に示す図1〜図6に対応付けし
た以下の構成を採用している。本発明のステージ装置
(2、4、5、7)は、第1面(18a)を有する第1
部材(18)と、第1面(18a)に対向する第2面
(16a)を有する第2部材(16)と、第1面(18
a)の複数の位置に設けられ、第2面(16a)に対し
て気体を吹き出す気体吹出部(62)をそれぞれ備えた
複数の気体軸受(60)とを有するステージ装置におい
て、複数の気体軸受(60)どうしの間に、第1面(1
8a)と第2面(16a)との間の空間の気体を排気す
る排気部(66、70)を備えたことを特徴とする。
【0014】本発明によれば、複数の気体軸受(60)
どうしの間に、第1面(18a)と第2面(16a)と
の間の空間の気体を排気する排気部(66、70)を備
えたことにより、気体軸受(60)どうしの間に集まる
気体吹出部(62)からの余分な気体を排気することが
できる。したがって、この気体軸受(60)によって作
用される気体に起因する第1部材(18)の変形を抑え
ることができる。
【0015】本発明の露光装置(1)は、マスクステー
ジ(2)に保持されたマスク(R)のパターンを基板ス
テージ(5)に保持された基板(W)に露光する露光装
置において、マスクステージ(2)と基板ステージ
(5)との少なくとも一方には、請求項1〜請求項7の
いずれか一項に記載されたステージ装置(2、4、5、
7)が用いられていることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、気体軸受(60)によっ
て作用される気体に起因するステージ装置の変形を抑え
た状態で露光処理を行うことができるので、精度良い露
光処理を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のステージ装置及び
露光装置の一実施形態について図1〜図4を参照しなが
ら説明する。図1は露光装置の全体概略構成図であり、
図2は露光装置を構成するレチクルステージ(ステージ
装置)の外観斜視図である。また、図3はレチクルステ
ージの要部拡大図であって、図3(a)は斜視図であ
り、図3(b)はレチクル微動ステージ(ステージ本
体)を裏側(−Z側)から見た図である。さらに、図4
はレチクルステージの側方断面図であって、図3のA−
A矢視断面図である。
【0018】図1に示す露光装置1は、光源(不図示)
からの露光用照明光によりレチクル(マスク)R上の矩
形状(あるいは円弧状)の照明領域を均一な照度で照明
する照明光学系IUと、レチクルRを保持して移動する
レチクルステージ(マスクステージ)2および該レチク
ルステージ2を支持するレチクル定盤3を含むステージ
装置4と、レチクルRから射出される照明光をウエハ
(基板、感光基板)W上に投影する投影光学系PLと、
試料であるウエハWを保持して移動するウエハステージ
(基板ステージ)5および該ウエハステージ5を保持す
るウエハ定盤6を含むステージ装置7と、上記ステージ
装置4および投影光学系PLを支持するリアクションフ
レーム8とから概略構成されている。なお、ここで投影
光学系PLの光軸方向をZ方向とし、このZ方向と直交
する方向でレチクルRとウエハWの同期移動方向をY方
向とし、非同期移動方向をX方向とする。また、それぞ
れの軸周りの回転方向をθZ、θY、θXとする。
【0019】照明光学系IUは、リアクションフレーム
8の上面に固定された支持コラム9によって支持され
る。なお、露光用照明光としては、例えば超高圧水銀ラ
ンプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)
およびKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の
遠紫外光(DUV光)や、ArFエキシマレーザ光(波
長193nm)およびF2 レーザ光(波長157nm)
等の真空紫外光(VUV)などが用いられる。
【0020】リアクションフレーム8は、床面に水平に
載置されたベースプレート10上に設置されており、そ
の上部側および下部側には、内側に向けて突出する段部
8aおよび8bがそれぞれ形成されている。
【0021】ステージ装置4のうち、レチクル定盤3
は、各コーナーにおいてリアクションフレーム8の段部
8aに防振ユニット11を介してほぼ水平に支持されて
おり(なお、紙面奥側の防振ユニットについては図示せ
ず)、その中央部にはレチクルRに形成されたパターン
像が通過する開口3aが形成されている。なお、レチク
ル定盤3の材料として金属やアルミナセラミックスを用
いることができる。防振ユニット11は、内圧が調整可
能なエアマウント12とボイスコイルモータ13とが段
部8a上に直列に配置された構成になっている。これら
防振ユニット11によって、ベースプレート10および
リアクションフレーム8を介してレチクル定盤3に伝わ
る微振動がマイクロGレベルで絶縁されるようになって
いる(Gは重力加速度)。
【0022】レチクル定盤3上には、レチクルステージ
2が該レチクル定盤3に沿って2次元的に移動可能に支
持されている。レチクルステージ2の底面には、複数の
エアベアリング(気体軸受)14が固定されており、こ
れらのエアベアリング14によってレチクルステージ2
がレチクル定盤3上に数ミクロン程度のクリアランスを
介して浮上支持されている。また、レチクルステージ2
の中央部には、レチクル定盤3の開口3aと連通し、レ
チクルRのパターン像が通過する開口2aが形成されて
いる。
【0023】開口2a、3aを通過したレチクルRのパ
ターン像は投影光学系PLに入射する。投影光学系PL
として、ここでは物体面(レチクルR)側と像面(ウエ
ハW)側との両方がテレセントリックで円形の投影視野
を有し、石英や蛍石を光学硝材とした屈折光学素子(レ
ンズ素子)からなる1/4(または1/5)縮小倍率の
屈折光学系が使用されている。このため、レチクルRに
照明光が照射されると、レチクルR上の回路パターンの
うち、照明光で照明された部分からの結像光束が投影光
学系PLに入射し、その回路パターンの部分倒立像が投
影光学系PLの像面側の円形視野の中央にスリット状に
制限されて結像される。これにより、投影された回路パ
ターンの部分倒立像は、投影光学系PLの結像面に配置
されたウエハW上の複数のショット領域のうち、1つの
ショット領域表面のレジスト層に縮小転写される。
【0024】投影光学系PLの鏡筒部の外周には、該鏡
筒部に一体化されたフランジ23が設けられている。そ
して、投影光学系PLは、リアクションフレーム8の段
部8bに防振ユニット24を介してほぼ水平に支持され
た鋳物等で構成された鏡筒定盤25に、光軸方向をZ方
向として上方から挿入されるとともに、フランジ23が
係合している。なお、鏡筒定盤25として、高剛性・低
熱膨張のセラミックス材を用いてもよい。
【0025】フランジ23の素材としては、低熱膨張の
材質、例えばインバー(Inver;ニッケル36%、
マンガン0.25%、および微量の炭素と他の元素を含
む鉄からなる低膨張の合金)が用いられている。このフ
ランジ23は、投影光学系PLを鏡筒定盤25に対して
点と面とV溝とを介して3点で支持する、いわゆるキネ
マティック支持マウントを構成している。このようなキ
ネマティック支持構造を採用すると、投影光学系PLの
鏡筒定盤25に対する組み付けが容易で、しかも組み付
け後の鏡筒定盤25および投影光学系PLの振動、温度
変化等に起因する応力を最も効果的に軽減できるという
利点がある。
【0026】防振ユニット24は、鏡筒定盤25の各コ
ーナーに配置され(なお、紙面奥側の防振ユニットにつ
いては図示せず)、内圧が調整可能なエアマウント26
とボイスコイルモータ27とが段部8b上に直列に配置
された構成になっている。これら防振ユニット24によ
って、ベースプレート10およびリアクションフレーム
8を介して鏡筒定盤25(ひいては投影光学系PL)に
伝わる微振動がマイクロGレベルで絶縁されるようにな
っている。
【0027】ステージ装置7は、ウエハステージ5、こ
のウエハステージ5をXY平面に沿った2次元方向に移
動可能に支持するウエハ定盤6、ウエハステージ5と一
体的に設けられウエハWを吸着保持する試料台ST、こ
れらウエハステージ5及び試料台STを相対移動自在に
支持するXガイドステージXG、XガイドステージXG
と同期移動する同期ステージ装置を主体に構成されてい
る。ウエハステージ5の底面には、非接触ベアリングで
ある複数のエアベアリング(気体軸受)28が固定され
ており、これらのエアベアリング28によってウエハス
テージ5がウエハ定盤6上に、例えば数ミクロン程度の
クリアランスを介して浮上支持されている。
【0028】ウエハ定盤6は、ベースプレート10の上
方に、防振ユニット29を介してほぼ水平に支持されて
いる。防振ユニット29は、ウエハ定盤6の各コーナー
に配置され(なお、紙面奥側の防振ユニットについては
図示せず)、内圧が調整可能なエアマウント30とボイ
スコイルモータ31とがベースプレート10上に並列に
配置された構成になっている。これら防振ユニット29
によって、ベースプレート10を介してウエハ定盤6に
伝わる微振動がマイクロGレベルで絶縁されるようにな
っている。
【0029】XガイドステージXGは、X方向に沿った
長尺形状を呈しており、その長さ方向両端には電機子ユ
ニットからなる可動子36,36がそれぞれ設けられて
いる。これらの可動子36,36に対応する磁石ユニッ
トを有する固定子37,37は、ベースプレート10に
突設された支持部32、32に設けられている。そし
て、これら可動子36および固定子37によってムービ
ングコイル型のリニアモータ33、33が構成されてお
り、可動子36が固定子37との間の電磁気的相互作用
により駆動されることで、XガイドステージXGはY方
向に移動するとともに、リニアモータ33、33の駆動
を調整することでθZ方向に回転移動する。すなわち、
このリニアモータ33によってXガイドステージXGと
ほぼ一体的にウエハステージ5(および試料台ST、以
下単にウエハステージ5と称する)がY方向およびθZ
方向に駆動されるようになっている。
【0030】また、XガイドステージXGの−X方向側
には、Xトリムモータの可動子34aが取り付けられて
いる。Xトリムモータの固定子34bはリアクションフ
レーム8に設けられている。このため、ウエハステージ
5をX方向に駆動する際の反力は、Xトリムモータ34
およびリアクションフレーム8を介してベースプレート
10に伝達される。
【0031】ウエハステージ5は、XガイドステージX
Gとの間にZ方向に所定量のギャップを維持する磁石お
よびアクチュエータからなる磁気ガイドを介して、Xガ
イドステージXGにX方向に相対移動自在に非接触で支
持・保持されている。また、ウエハステージ5は、Xガ
イドステージXGに埋設されたXリニアモータ35によ
る電磁気的相互作用によりX方向に駆動される。なお、
ウエハステージ5の上面には、ウエハホルダ41を介し
てウエハWが真空吸着等によって固定される。
【0032】ステージ装置7には、試料台STの位置情
報を検出するための試料台検出装置が配設されている。
このうち、試料台検出装置は、試料台ST上の側縁にY
方向に沿って延設されたX移動鏡43と、X移動鏡43
に対向配置されたレーザ干渉計(干渉計)44とを備え
ている。レーザ干渉計44は、X移動鏡43の反射面と
投影光学系PLの鏡筒下端に固定された参照鏡42とに
向けてそれぞれレーザ光(検知光)を照射するととも
に、その反射光と入射光との干渉に基づいて、X移動鏡
43と参照鏡42との相対変位を計測することにより、
試料台ST(ひいてはウエハW)のX方向の位置を所定
の分解能、例えば0.5〜1nm程度の分解能でリアル
タイムに検出する。同様に、図1には図示されていない
が、試料台ST上の側縁にX方向に沿って延設されたY
移動鏡と、このY移動鏡に対してX方向に間隔をあけて
対向配置されたYレーザ干渉計(干渉計)とが設けられ
ており、Yレーザ干渉計は、Y移動鏡の反射面と投影光
学系PLの鏡筒下端に固定された参照鏡(不図示)とに
向けてそれぞれレーザ光(検知光)を照射するととも
に、その反射光と入射光との干渉に基づいて、Y移動鏡
と参照鏡との相対変位を計測することにより、試料台S
T(ひいてはウエハW)のY方向の位置、およびθZ方
向(相対移動方向と直交する軸線回り)の位置(Z軸回
りの回転)を所定の分解能、例えば0.5〜1nm程度
の分解能でリアルタイムに検出する。
【0033】さらに、投影光学系PLのフランジ23に
は、異なる3カ所に3つのレーザ干渉計45が固定され
ている(ただし、図1においてはこれらのレーザ干渉計
のうち1つが代表的に示されている)。各レーザ干渉計
45に対向する鏡筒定盤25の部分には、開口25aが
それぞれ形成されており、これらの開口25aを介して
各レーザ干渉計45からZ方向のレーザビーム(測長ビ
ーム)がウエハ定盤6に向けて照射される。ウエハ定盤
6の上面の各測長ビームの対向位置には、反射面がそれ
ぞれ形成されている。このため、上記3つのレーザ干渉
計45によってウエハ定盤6の異なる3点のZ位置がフ
ランジ23を基準としてそれぞれ計測される(ただし、
図1においては、ウエハステージ5上のウエハWの中央
のショット領域が投影光学系PLの光軸の直下にある状
態が示されているため、測長ビームがウエハステージ5
で遮られた状態になっている)。なお、試料台STの上
面に反射面を形成して、この反射面上の異なる3点のZ
方向位置を投影光学系PLまたはフランジ23を基準と
して計測する干渉計を設けてもよい。
【0034】次に、図2〜図4を参照しながらレチクル
ステージ2について詳述する。図2、図3、図4に示す
ように、レチクルステージ2は、レチクル粗動ステージ
(第2部材)16と、このレチクル粗動ステージ16上
に設けられたレチクル微動ステージ(第1部材)18と
を備えている(なお、図1では、これらを1つのステー
ジとして図示している)。そして、レチクル粗動ステー
ジ16の上面(案内面、第2面)16aと対向する面で
あるレチクル微動ステージ18の下面(軸受面、第1
面)18aには複数のエアベアリング(気体軸受)60
が設けられている。
【0035】レチクルRは、レチクル微動ステージ18
に設けられたバキュームチャック(不図示)を介してこ
のレチクル微動ステージ18に吸着保持されるようにな
っている。そして、前述したように、レチクル微動ステ
ージ18の中央部には開口2aが形成されており、レチ
クルのパターン像を通過可能としている。同様に、レチ
クル粗動ステージ16の中央部にも開口2aが形成され
ている。
【0036】図2に示すように、レチクル粗動ステージ
16には一対のYリニアモータ(ステージ駆動装置)1
5,15が接続されており、レチクル粗動ステージ16
はレチクル定盤3上をこれらYリニアモータ15、15
によってY軸方向に所定ストロークで駆動されるように
なっている。各Yリニアモータ15は、レチクル定盤3
上に非接触ベアリングである複数のエアベアリング(気
体軸受)19によって浮上支持されY軸方向に延びる固
定子20と、この固定子20に対応して設けられ、連結
部材22を介してレチクル粗動ステージ16に固定され
た可動子21とから構成されている。このため、運動量
保存の法則により、レチクル粗動ステージ16の+Y方
向の移動に応じて、固定子20は−Y方向に移動する。
この固定子20の移動によりレチクル粗動ステージ16
の移動に伴う反力を相殺するとともに、重心位置の変化
を防ぐことができる。
【0037】また、固定子20は、レチクル定盤3上に
代えて、リアクションフレーム8に設けてもよい。固定
子20をリアクションフレーム8に設ける場合には、エ
アベアリング19を省略し、固定子20をリアクション
フレーム8に固定して、レチクル粗動ステージ16の移
動により固定子20に作用する反力をリアクションフレ
ーム8を介して床に逃がしてもよい。
【0038】レチクル粗動ステージ16は、レチクル定
盤3の中央部に形成された上部突出部3bの上面に固定
されY軸方向に延びる一対のYガイド51、51によっ
てY軸方向に案内されるようになっている。また、レチ
クル粗動ステージ16は、これらYガイド51、51に
対して不図示のエアベアリング(気体軸受)によって非
接触で支持されている。レチクル粗動ステージ16及び
Yガイド51,51は、例えば金属やアルミナセラミッ
クスによって構成されている。
【0039】図3、図4に示すように、レチクル微動ス
テージ(第1部材)18の下面(第1面)18aの複数
の位置には、複数のエアベアリング(気体軸受)60が
それぞれ設けられている。本実施形態においては、エア
ベアリング60は下面18aの4箇所に設けられてい
る。
【0040】このエアベアリング60のそれぞれは、レ
チクル粗動ステージ(第2部材)16の上面(第2面)
16aに対して気体(エア)を吹き出す吹出部62と、
この吹出部62の周囲を囲むように設けられた軸受吸引
部(第2排気部)64とを備えている。吹出部62のそ
れぞれは細孔を有しており、図4に示すように、圧搾気
体を供給可能な気体供給装置63に供給通路63aを介
してそれぞれ接続されている。そして、気体供給装置6
3から供給された圧搾気体は供給通路63aを通って吹
出部62の細孔のそれぞれから上面16aに向かって吹
き出されるようになっている。
【0041】一方、軸受吸引部64のそれぞれは、気体
を吸引可能な気体吸引装置65に吸引通路65aを介し
て接続されている細孔と、この細孔に連続し吹出部62
を囲むように平面視矩形状に形成された溝部とを有して
いる。そして、気体吸引装置65を駆動することによっ
て、レチクル微動ステージ18の下面18aとレチクル
粗動ステージ16の上面16aとの間の空間の気体は軸
受吸引部64のそれぞれから吸引され、吸引通路65a
を通って外部に排気されるようになっている。このと
き、軸受吸引部64は吹出部62を囲むように形成され
た溝部を有しているので、下面18aと上面16aとの
間の所定範囲における空間の気体を一様に吸引(排気)
することができる。
【0042】供給通路63aのそれぞれの途中には、気
体供給装置63から吹出部62を通ってレチクル粗動ス
テージ16の上面16aへ向かって吹き出される気体の
単位時間当たりの吹出量(供給量)を調整するためのバ
ルブ63bが設けられている。バルブ63bのそれぞれ
の動作は不図示の制御装置によって制御されるようにな
っており、エアベアリング60の吹出部62のそれぞれ
からは所定量の気体が吹き出されるようになっている。
このとき、複数のバルブ63bのそれぞれは独立して調
整可能であり、複数の吹出部62のそれぞれから吹き出
される気体の吹出量は個別に制御可能となっている。
【0043】一方、吸引通路65aのそれぞれの途中に
は、軸受吸引部64による単位時間当たりの気体吸引量
(排気量)を調整するためのバルブ65bが設けられて
いる。バルブ65bの動作は前記制御装置によって制御
されるようになっており、エアベアリング60の軸受吸
引部64のそれぞれは所定量の気体を吸引するようにな
っている。このとき、複数のバルブ65bのそれぞれは
独立して調整可能であり、複数の軸受吸引部64による
気体の吸引量は個別に制御可能となっている。
【0044】そして、エアベアリング60は、吹出部6
2からの気体の吹き出しによる反発力と軸受吸引部64
による吸引力との釣り合いにより、レチクル微動ステー
ジ18の下面18aとレチクル粗動ステージ16の上面
16aとの間に一定の隙間を保持するようになってお
り、これら4つのエアベアリング60によって、レチク
ル微動ステージ18がレチクル粗動ステージ16上に数
ミクロン程度のクリアランスを介して浮上支持されてい
る。
【0045】なお、図4において、気体供給装置63は
1つであり、気体供給装置63からの気体は途中から分
岐する供給通路63aを介して複数の吹出部62のぞれ
ぞれに供給される構成であるが、複数の吹出部62のそ
れぞれに対して個別に気体供給装置を設ける構成とする
ことも可能である。この場合、複数の気体供給装置のそ
れぞれの出力を個別に制御することによって、複数の吹
出部62のそれぞれからの気体吹出量を個別に調整する
ことが可能である。同様に、図4において、複数の軸受
吸引部64のそれぞれから吸引された気体は途中で集合
する吸引通路65aを介して1つの気体吸引装置65に
吸引される構成であるが、複数の軸受吸引部64のそれ
ぞれに対して個別に気体吸引装置を設ける構成とするこ
とも可能であり、この場合、複数の気体吸引装置のそれ
ぞれの出力を個別に制御することによって、複数の軸受
吸引部64のそれぞれによる気体吸引量を個別に調整す
ることが可能である。
【0046】図3(b)や図4に示すように、レチクル
微動ステージ18の下面18aにおいて、複数のエアベ
アリング60どうしの間には、レチクル微動ステージ1
8の下面18aとレチクル粗動ステージ16の上面16
aとの間の空間の気体を吸引(排気)するバキューム部
(排気部)66が設けられている。本実施形態において
は、バキューム部66は2箇所に設けられており、Y方
向に並べられた2つのエアベアリング60どうしの間に
それぞれ1つずつ設けられている。ここで、レチクル微
動ステージ18のY方向のサイズ(長さ)は、X方向よ
り大きく形成されており、バキューム部66はレチクル
微動ステージ18の下面18aの長手方向に設けられた
2つのエアベアリング60の間に設けられた構成となっ
ている。
【0047】バキューム部66のそれぞれは、レチクル
微動ステージ18の下面18aに形成された凹部68に
設けられている。この凹部68は、Y方向に延びるよう
に2箇所に設けられている。そして、Y方向に並べられ
た2つのエアベアリング60は凹部68に含まれるよう
に配置されており、凹部68の一部がエアベアリング6
0の軸受吸引部64の溝部の一部を構成している。
【0048】バキューム部66のそれぞれは細孔を有し
ており、図4に示すように、吸引通路(排気通路)66
aを介して気体吸引装置(排気装置)67に接続されて
いる(バキューム部66及び吸引通路66aは2つずつ
あるが、図4では代表して1つが示されている)。バキ
ューム部66は下面18aと上面16aとの間の空間の
気体を吸引することによってこの気体を外部に排気す
る。吸引通路66aの途中には、バキューム部66によ
る単位時間当たりの気体吸引量(排気量)を調整するた
めのバルブ66bが設けられている。バルブ66bの動
作は不図示の制御装置によって行われるようになってお
り、バキューム部66のそれぞれは所定量の気体を吸引
するようになっている。このとき、2つ(複数)のバル
ブ66bのそれぞれは独立して調整可能であり、2つ
(複数)のバキューム部66による気体の吸引量は個別
に制御可能となっている。
【0049】ここで、2つ(複数)のバキューム部66
に接続する気体吸引装置67を1つとし、2つのバキュ
ーム部66のそれぞれからの気体を、途中で集合する吸
引通路66aを介して気体吸引装置67で吸引する構成
とすることも可能であるし、2つ(複数)のバキューム
部66のそれぞれに対して個別に気体吸引装置を設ける
構成とすることも可能である。複数のバキューム部66
のそれぞれに対して個別に気体吸引装置を設けた場合に
は、気体吸引装置のそれぞれの出力を個別に制御するこ
とによって、複数のバキューム部66のそれぞれによる
気体吸引量を個別に調整することが可能である。
【0050】図2、図3(a)に示すように、レチクル
微動ステージ18には一対のXボイスコイルモータ17
Xと一対のYボイスコイルモータ17Yとが設けられて
いる。レチクル微動ステージ18は、エアベアリング6
0によりレチクル粗動ステージ16(上面16a)に対
して浮上した状態で、前記ボイスコイルモータ(ステー
ジ駆動装置)によってレチクル粗動ステージ16上にお
いてX、Y、θZ方向に微小駆動されるようになってい
る。
【0051】レチクル微動ステージ18はセラミックス
によって構成されており、特にコージェライト系のセラ
ミックスによって構成されている。このコージェライト
系材料は、熱膨張率が殆ど無いため、レチクル微動ステ
ージ18は、ステージ駆動装置としてのアクチュエータ
(ボイスコイルモータ)等から発する熱に起因する膨張
を抑えられている。また、レチクル粗動ステージ16も
セラミックスによって構成されており、コージェライト
またはSiCからなるセラミックスを用いることができ
る。なお、レチクル粗動ステージ16をステンレス鋼な
どの金属によって構成してもよい。
【0052】レチクル微動ステージ18の−Y方向の端
部には、コーナキューブからなる一対のY移動鏡52
a、52bが設けられており、レチクル微動ステージ1
8の+X方向の端部には、Y軸方向に延びる平面ミラー
からなるX移動鏡53が設けられている。このとき、レ
チクル微動ステージ18は、前述したようにY方向が長
手方向となっているので、Y軸方向に延びるX移動鏡5
3はレチクル微動ステージ18の長手方向に沿って設け
られた構成となっている。そして、これら移動鏡52
a、52b、53に対して測長ビームを照射する3つの
レーザ干渉計(いずれも不図示)が各移動鏡との距離を
計測することにより、レチクルステージ2のX、Y、θ
Z(Z軸回りの回転)方向の位置が高精度に計測され
る。レーザ干渉計によって計測したレチクルステージ2
(レチクル微動ステージ18、レチクル粗動ステージ1
6)の位置情報は制御装置に出力され、制御装置はこの
レーザ干渉計の計測結果に基づいて、レチクルステージ
2を所定の位置に移動するようにステージ駆動装置(リ
ニアモータ15、ボイスコイルモータ17X、17Y)
を駆動する。
【0053】同様に、ウエハステージ5用リニアモータ
33、35の駆動も、不図示の制御装置により統括的に
制御される。
【0054】ここで、移動鏡52a、52b、53はレ
チクル微動ステージ18と一体に形成されている。すな
わち、移動鏡52a、52b、53の母材はレチクル微
動ステージ18と同様、コージェライト系材料によって
構成されており、その表面に対してアルミ蒸着を施し、
研磨することによって移動鏡の鏡面を形成している。
【0055】次に、以上説明したような構成を有するス
テージ装置(レチクルステージ)を備えた露光装置を用
いて、レチクルステージに保持されたレチクルのパター
ンをウエハステージに保持されたウエハに露光する動作
について説明する。まず、レチクルステージ2にレチク
ルRを載置するとともに、ウエハステージ5にウエハW
を載置する。次いで、レチクルステージ2(レチクル微
動ステージ18)の位置を移動鏡52a、52b、53
及びレーザ干渉計を用いて計測し、レチクルRの所望の
パターン領域が露光光ELに照明されるように、ステー
ジ駆動装置(リニアモータ15、ボイスコイルモータ1
7X、17Yなど)を駆動してレチクルRを保持したレ
チクルステージ2を移動する。同様に、ウエハWの所望
のショット領域にレチクルRのパターン像が転写される
ように、ステージ駆動装置(リニアモータ33、35な
ど)を駆動してウエハWを保持したウエハステージ5を
移動する。
【0056】レチクルステージ2のうち、レチクル粗動
ステージ16上においてレチクル微動ステージ18を移
動する際、エアベアリング60を用いてレチクル微動ス
テージ18をレチクル粗動ステージ16に対して浮上さ
せる。このとき、エアベアリング60どうしの間に設け
られたバキューム部66を用いて、レチクル微動ステー
ジ18の下面18aとレチクル粗動ステージ16の上面
16aとの間の空間の気体を吸引しつつ、エアベアリン
グ60を用いた浮上動作を行う。
【0057】バキューム部66によって気体吸引を行う
ことにより、エアベアリング60の吹出部62からの気
体の吹き出しによる力や軸受吸引部64による吸引力に
起因するレチクル微動ステージ18の変形が矯正され
る。すなわち、上面16aと下面18aとの間の空間に
おけるエアベアリング60どうしの間に存在する余分な
気体によって、レチクル微動ステージ18のうちエアベ
アリング60どうしの間の部分が+Z方向に盛り上がる
ように変形するが、この余分な気体がバキューム部66
によって外部に排気されるため、変形は矯正される。
【0058】さらに、バキューム部66による吸引力を
大きくする(単位時間当たりの気体吸引量を多くする)
ことによって、レチクル微動ステージ18のバキューム
部66が設けられた位置近傍は、レチクル粗動ステージ
16に対して吸着するように変形(−Z方向に盛り下が
るように変形)されるので、変形の矯正は確実に行われ
る。
【0059】このとき、レチクル微動ステージ18は開
口2aを有しているため、剛性が低下しており、特に、
長手方向であるY軸方向に沿う辺の中央部が+Z方向に
盛り上がるように変形しやすいが、バキューム部66は
レチクル微動ステージ18の長手方向に設けられたエア
ベアリング60どうしの間に設けられているので、この
変形を確実に安定して矯正することができる。
【0060】レチクル微動ステージ18には、Y軸方向
(レチクル微動ステージ18の長手方向)に延びるよう
に移動鏡53が一体で形成されており、レチクル微動ス
テージ18の変形に伴ってこのX移動鏡53も変形する
恐れがあるが、バキューム部66による吸引動作によっ
てこのX移動鏡53の変形も矯正される。X移動鏡53
の変形が矯正されることによって、レチクル微動ステー
ジ18が移動する際、X移動鏡83の端部がレチクル粗
動ステージ16の上面16aに当たってしまって移動を
妨げてしまうといった恐れは回避され、さらに、移動鏡
53を用いたレチクルステージの位置計測も精度良く行
うことができる。
【0061】こうして、バキューム部66を用いてレチ
クルRを保持しているレチクル微動ステージ18の変形
を矯正したら、移動鏡及びレーザ干渉計を用いたレチク
ルステージ2(ひいてはレチクルR)の位置計測を行っ
てレチクルRを保持したレチクルステージ2を所定の位
置に移動し、アライメント動作を行う。
【0062】以上、レチクル微動ステージ18に保持さ
れているレチクルR(レチクルステージ2)側について
説明したが、ウエハWを保持しているウエハステージ5
に関しても位置計測及びアライメント動作を行う。
【0063】以上のようにして、レチクルRを保持した
レチクル微動ステージ(レチクルステージ)18の変形
矯正を行い、レチクルR及びウエハWを所定の位置に移
動したら、照明光学系IUよりレチクルRに露光光を照
明し、このレチクルRに形成されているパターンの像を
投影光学系PLを介してウエハWに転写する。ここで、
露光処理中においても、バキューム部66による吸引動
作は維持されている。
【0064】ところで、バキューム部66による単位時
間当たりの気体吸引量(すなわち、吸引力)は、レチク
ル微動ステージ18の形状(変形の度合い)に応じて設
定される。すなわち、精度良い露光処理が行えるよう、
レチクル微動ステージ18に載置されたレチクルRがフ
ラットになるように、レチクル微動ステージ18の形状
が制御される(変形が矯正される)。具体的には、レチ
クル微動ステージ18の+Z方向への盛り上がり変形が
大きければ、バキューム部66による単位時間当たりの
気体吸引量を多く設定し、+Z方向への盛り上がり変形
が小さければ、バキューム部66による単位時間当たり
の気体吸引量を少なく設定する。また、レチクル微動ス
テージ18の変形が許容値以内である(あるいは変形し
ていない)場合には、バキューム部66による吸引動作
は行わない。
【0065】バキューム部66による単位時間当たりの
気体吸引量の設定は、例えば、レチクル微動ステージ1
8の形状(変形量)を形状計測装置(光学式形状センサ
など)によって計測し、この計測結果に基づいて、レチ
クル微動ステージ18の形状が所望の形状になるよう
に、気体吸引量が設定される。この際、レチクル微動ス
テージ18の形状計測を行う位置(すなわち形状計測装
置の設置位置)は、例えば、レチクルRがレチクル微動
ステージ18に載置されるレチクルロード位置や、露光
処理中においてもステージの形状計測が可能なように、
露光処理位置に設定することができる。あるいは、レチ
クルステージの移動中や露光処理中においても常に形状
計測が可能なように、レチクルステージの移動に伴っ
て、形状計測装置も移動させる構成とすることも可能で
ある。
【0066】上述したように、形状計測装置を用いて形
状制御を行ういわゆるフィードバック制御を行う際、例
えば、バキューム部66による気体吸引量を任意に変化
させたときのレチクル微動ステージ18の形状に関する
データを予め複数求め、この複数のデータ(データテー
ブル)に基づいて、形状計測装置の計測結果と目標値
(目標のステージ形状)とを一致させるようにバキュー
ム部66による気体吸引量を調整するようにする。
【0067】すなわち、バキューム部66による気体吸
引量とレチクル微動ステージ18の形状(変形量)との
関係は、バキューム部66の気体吸引量に対するレチク
ル微動ステージ18の形状(変形量)の実験的な同定結
果に基づいて予め求めることができ、この関係に基づい
て形状制御をすることができる。この際、ステージ微動
ステージ18の形状、材質、剛性、あるいは保持するレ
チクルRの大きさ・重さなど各種パラメータも求められ
る。あるいは、上述したようなデータテーブルに基づい
て、バキューム部66によるの気体吸引量とこれに対す
るレチクル微動ステージ18の形状(変形量)との関係
を関係式として求め、この関係式に基づいて、形状計測
装置の計測結果からバキューム部66による気体吸引量
を調整してもよい。この際、バキューム部66による気
体吸引量とレチクル微動ステージ18の形状(変形量)
との関係の複数条件におけるデータを求め、このデータ
に対してフィッティングを行うことにより、関係式が求
められる。
【0068】あるいは、バキューム部66による単位時
間当たりの気体吸引量の設定として、上述したような、
露光処理に関する動作中に形状計測装置を用いて形状制
御を行ういわゆるフィードバック制御を用いた方法に限
らず、実験によってレチクル微動ステージ18(ひいて
はレチクルR)が所望の形状となるようにバキューム部
66による最適な気体吸引量を予め求めておき、この求
めた値に基づいて気体吸引量を設定することが可能であ
る。
【0069】さらには、ステージ微動ステージ18の形
状、材質、あるいは保持するレチクルRの大きさ・重さ
になどの各種パラメータを求めておき、バキューム部6
6による最適な気体吸引量を数値計算によって求めるこ
ともできる。
【0070】以上、レチクル微動ステージ18の形状制
御について述べたが、レチクル微動ステージ18に保持
されたレチクルRの形状を形状計測装置によって計測
し、この計測結果に基づいて、レチクルRが所望の形状
になるように、気体吸引量を設定する構成とすることも
もちろん可能である。
【0071】そして、バキューム部66の気体吸引量の
制御を行う際、エアベアリング60の吹出部62からの
気体吹出量や軸受吸引部64による気体吸引量も同時に
制御される。バキューム部66の制御とともに、エアベ
アリング60の制御を行うことにより、レチクル微動ス
テージ18(レチクルR)を目標形状にすることができ
るとともに、エアベアリング60を用いたレチクル微動
ステージ18の浮上支持を安定して行うことができる。
【0072】以上説明したように、複数のエアベアリン
グ60どうしの間に、レチクル粗動ステージ16の上面
16aとレチクル微動ステージ18の下面18aとの間
の空間の気体を排気するバキューム部66を備えたこと
により、エアベアリング60どうしの間に集まる吹出部
62からの余分な気体を排気することができる。したが
って、このエアベアリング60によって作用される気体
に起因するレチクル微動ステージ18やこれに保持され
るレチクルR、ひいてはレチクル粗動ステージ16の変
形を抑えることができる。例えば、コージェライト製の
レチクル微動ステージ18において、従来では、+Z方
向への盛り上がり変形量(ステージの端部と中央部との
Z方向での距離)は2〜3μm程度だったが、バキュー
ム部66による吸引動作によって、0.5μm以下に抑
えることができた。
【0073】そして、レチクルステージ(レチクル微動
ステージ)やレチクルRの変形を抑えた状態で露光処理
を行うことができるので、精度良い露光処理を実現する
ことができる。また、レチクルRを保持するレチクル微
動ステージ18の変形が抑えられたことによって、レチ
クル微動ステージ18によるレチクルRに対する吸着保
持も安定するので、安定した露光処理を行うことができ
る。
【0074】ところで、本実施形態においては、バキュ
ーム部66はレチクル微動ステージ18の下面18aに
形成された凹部68に設けられている。凹部68にバキ
ューム部66を設けたことにより、仮に、バキューム部
66による気体吸引量が所定値を越えてしまって、レチ
クル微動ステージ18が−Z方向に盛り下がるように大
きく変形してしまった場合などにおいても、レチクル微
動ステージ18の下面18aとレチクル粗動ステージ1
6の上面16aとの吸着(特に、バキューム部66が設
けられた位置近傍における吸着)を防止することができ
る。そして、バキューム部66による気体吸引量が所定
値を越えてしまったような場合においても、レチクル微
動ステージ18の移動は妨げられないので、作業性は向
上する。
【0075】エアベアリング60に軸受吸引部64を設
けたことによって、エアベアリング60を用いたレチク
ル微動ステージ18の浮上支持は、吹出部62からの気
体の吹き出しによる反発力と軸受吸引部64による気体
の吸引力との釣り合いによって行われるので、浮上支持
を行う際の制御を安定化することができる。なお、エア
ベアリングに軸受吸引部を設けない構成とすることも可
能であり、この場合は、吹出部からの気体の吹き出しに
よる反発力と重力との釣り合いによって、レチクル微動
ステージの下面とレチクル粗動ステージの上面との間に
一定の隙間が保持される。
【0076】なお、本実施形態において、バキューム部
66はレチクルステージ2側に設けられたものである
が、この変形矯正のためのバキューム部を、ウエハWを
保持するウエハステージ5側にも設けることができる。
具体的には、バキューム部を、例えば、ウエハ定盤6上
にウエハステージ5を浮上支持する複数のエアベアリン
グ28どうしの間に設けることができる。そして、ウエ
ハステージ5側もコージェライト系材料によって構成す
ることにより、ステージ駆動装置の発熱に起因するステ
ージ自体の膨張を抑えることができ、これにバキューム
部を備えることによって、剛性の低いウエハステージの
変形を抑えつつ精度良い露光処理を行うことができる。
露光処理を行う際には、レチクルステージ側同様、バキ
ューム部によってウエハステージの変形矯正を行ってか
らウエハステージの位置計測やウエハアライメントを行
った後、露光処理を行えばよい。
【0077】さらに、本実施形態において、バキューム
部66は、レチクルステージ2のうち、レチクル粗動ス
テージ16上にレチクル微動ステージ18を浮上支持す
る複数のエアベアリング60どうしの間に設けられたも
のであるが、このバキューム部を、例えば、レチクル定
盤3上にレチクルステージ2を浮上支持する複数のエア
ベアリング14どうしの間に設けてもよいし、レチクル
定盤3上にYリニアモータ15(固定子29)を浮上支
持する複数のエアベアリング19どうしの間に設けても
よいし、Yガイド51、51上にレチクル粗動ステージ
16を浮上支持する複数のエアベアリング(不図示)ど
うしの間に設けてもよい。一方、バキューム部を設けな
かったことによってレチクル定盤3やレチクル粗動ステ
ージ16が変形したとしても、これら変形量の総和をレ
チクル微動ステージ18に設けられたバキューム部66
によって矯正することができる。
【0078】本実施形態においては、エアベアリング6
0の軸受吸引部64に対応して気体吸引装置65を設
け、バキューム部(排気部)66に対応して気体吸引装
置67を設けた構成であるが、気体吸引装置を1つとす
る(すなわち、気体吸引装置65及び気体吸引装置67
のいずれか1つのみとする)構成が可能である。この場
合、1つの気体吸引装置に向かう吸引通路65a及び吸
引通路66aを途中で集合させ、各通路に設けたバルブ
を個別に制御することによって、各吸引部やバキューム
部による吸引量を個別に調整することができる。
【0079】本実施形態において、バキューム部66
は、レチクル微動ステージ18の下面18aの長手方向
に設けられたエアベアリング60どうしの間に1つずつ
設けられた構成であるが、1つずつに限らず、任意の複
数箇所に設けることができる。また、レチクル微動ステ
ージ18の短手方向、すなわち、図3(b)中、X方向
に並べられた2つのエアベアリング60どうしの間にバ
キューム部を設ける構成とすることももちろん可能であ
る。一方、バキューム部66をレチクル微動ステージ1
8の長手方向に設けられた複数のエアベアリング60の
間に設けたことにより、前述したように、ステージの変
形矯正の観点から効果的である。
【0080】本実施形態においては、バキューム部66
は、レチクル微動ステージ18の下面18aに設けられ
た構成であるが、レチクル粗動ステージ16の上面16
aに設けてもよい。
【0081】本実施形態において、レチクル微動ステー
ジ18はコージェライト系材料によって構成されている
が、アルミナセラミックスや各種金属によって構成され
ていてもよい。この際、ステージ駆動装置などからの熱
に起因するレチクル微動ステージ18の熱膨張を抑える
ために、例えば、エアベアリング60の吹出部62から
所定の温度に調整された気体を吹き出し、この気体によ
ってレチクル微動ステージ18の熱膨張を抑えるように
する。
【0082】図3(b)に示すように、バキューム部6
6はレチクル微動ステージ18の+X側端部と−X側端
部とにそれぞれ設けられている。ところで、レチクル微
動ステージ18の−X側端部にはX移動鏡53が設けら
れているため、レチクル微動ステージ18の+X側端部
と−X側端部とでは剛性が異なる。したがって、+X側
端部及び−X側端部にそれぞれ設けられているバキュー
ム部66の気体吸引量も、この剛性の違いに応じてそれ
ぞれ個別に制御される。このように、ステージの形状や
各部分での剛性の違いに応じて、複数あるバキューム部
のそれぞれの気体吸引量を個別に設定することにより、
ステージ形状をさらに安定して制御することができる。
【0083】バキューム部66による気体吸引動作は、
レチクル微動ステージ18にレチクルRを載置する前に
行ってもよいし、レチクルRを載置した後に行ってもよ
いし、レチクルRとウエハWとの位置合わせ(アライメ
ント)時に行うようにしてもよい。しかしながら、バキ
ューム部66による気体吸引動作によってレチクル微動
ステージ18の形状(ひいては、これに載置されるレチ
クルRの形状)が矯正されるので、移動鏡を用いた位置
計測動作前やアライメント動作前に行うことが好まし
い。すなわち、バキューム部66による気体吸引動作
は、レチクル微動ステージ18にレチクルRを載置した
後、且つ、露光処理に関する動作(ステージ移動動作、
ステージ位置計測動作、アライメント動作を含む)が開
始される前に行うことが好ましい。
【0084】本実施形態のステージ装置は、真空条件下
においても使用可能である。この場合、エアベアリング
60の吹出部62から吹き出された気体(エア)を全て
軸受吸引部64やバキューム部66によって吸引するこ
とにより、露光光の光路上を含む露光装置内に気体を排
出してしまうことがない。
【0085】次に、本発明のステージ装置の他の実施形
態について、図5、図6を参照しながら説明する。な
お、これらの図において、上述した図1〜図4と同等ま
たは同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を
簡略もしくは省略する。
【0086】図5(a)は、レチクルステージ2のレチ
クル微動ステージ18を裏側(−Z側)から見た図であ
る。この図に示すように、レチクル微動ステージ18の
下面18aには、吹出部62及び軸受吸引部64をそれ
ぞれ備えた複数(4つ)のエアベアリング60が設けら
れている。ここで、本実施形態においては、下面18a
には凹部68は設けられておらず、レチクル微動ステー
ジ18の下面18aの長手方向に設けられたエアベアリ
ング60どうしの間に、気体を吸引するバキューム部6
6が設けられている。
【0087】このように、下面18aに凹部68を設け
ず、バキューム部66の高さ位置(Z方向の位置)をエ
アベアリング60の吹出部62や軸受吸引部64と同じ
にする構成とすることができる。この場合、レチクル微
動ステージ18の加工時における工程の短縮化を実現す
ることができる。
【0088】図5(b)は、レチクルステージ2のレチ
クル微動ステージ18を裏側(−Z側)から見た図であ
る。この図に示すように、エアベアリング60を下面1
8aの長手方向に3つずつ(全部で6つ)設けるように
してもよい。すなわち、本実施形態では、図3(b)で
示したバキューム部66に相当する位置にもエアベアリ
ング60(60a)が配置された構成となっている。そ
して、3つ並べられたエアベアリングのうち中央のエア
ベアリング60aの吹出部62からの気体の吹き出しを
停止するとともに、中央のエアベアリング60aの軸受
吸引部64を作動するようにしてもよい(この場合、他
の4つのエアベアリング60は通常の浮上支持動作を行
っている)。このように、レチクル微動ステージ18の
下面18aの任意の複数箇所にエアベアリング60を設
け、これら複数のエアベアリング60のうち、任意のエ
アベアリング60の吹出部62の動作を停止するように
してもよい。あるいは、複数のエアベアリング60のう
ち、任意のエアベアリング60の動作(吹出部62及び
軸受吸引部64の動作)を停止するするようにしてもよ
い。すなわち、複数設けられたエアベアリング60の動
作を任意に切り替える構成とすることが可能である。
【0089】図6はレチクルステージの斜視図である。
この図に示すように、レチクル微動ステージ18の下面
18aには、吹出部62及び軸受吸引部64をそれぞれ
備えた複数のエアベアリング60が設けられている。こ
こで、本実施形態においては、下面18aにはバキュー
ム部66は設けられておらず、下面18aのうちレチク
ル微動ステージ18の長手方向の中央部に、切欠部(排
気部)70が形成されている。そして、この切欠部70
によって、レチクル微動ステージ18の下面18aとレ
チクル粗動ステージ16の上面16aとの間の空間の気
体を外部に排気する排気路(排気部)が構成されてい
る。このように、気体吸引装置に接続されたバキューム
部66を用いなくても、切欠部70を設けたことによっ
て、下面18aと上面16aとの間の空間におけるエア
ベアリング60どうしの間に集まる吹出部62からの余
分な気体を排気することができ、レチクル粗動ステージ
18の変形を抑えることができる。
【0090】なお、図6において、切欠部70はエアベ
アリング60どうしの間に1つ設けられた構成である
が、任意の複数箇所に設けることができる。また、この
切欠部70をレチクル粗動ステージ16の上面16aに
形成することも可能である。
【0091】図6において、切欠部70によって形成さ
れた排気路の排気方向は、ステージ外方(開口2aと反
対側)に向くように設定することが好ましい。すなわ
ち、下面18aと上面16aとの間の気体を、露光光の
光路上に排気されないようにすることが好ましい。こう
することにより、排気された気体に起因する、露光光の
光路上における揺らぎ(気体屈折率が局所的に大きく変
化する状態)の発生を防止することができ、精度良い露
光処理を行うことができる。
【0092】図6において、切欠部70に、気体吸引装
置に接続したノズルを挿入し、このノズルを介して気体
排気を能動的に行うことも可能である。
【0093】なお、エアベアリング60に供給されるエ
アの圧力は通常一定値に設定できるので、レチクル微動
ステージ18のZ方向への変形量はほぼ一定になる。こ
のため、予めレチクル微動ステージ18のZ方向への変
形量を求め、この変形量を相殺するようにレチクル微動
ステージ18を設計・加工するようにしてもよい。
【0094】なお、上記各実施形態の基板としては、半
導体デバイス用の半導体ウエハWのみならず、液晶ディ
スプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用
のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマ
スクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエ
ハ)等が適用される。
【0095】露光装置1としては、レチクルRとウエハ
Wとを同期移動してレチクルRのパターンを走査露光す
るステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置
(スキャニング・ステッパー;USP5,473,410)の他に、
レチクルRとウエハWとを静止した状態でレチクルRの
パターンを露光し、ウエハWを順次ステップ移動させる
ステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステ
ッパー)にも適用することができる。
【0096】露光装置1の種類としては、ウエハWに半
導体デバイスパターンを露光する半導体デバイス製造用
の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用の露光装置
や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはレチ
クルなどを製造するための露光装置などにも広く適用で
きる。
【0097】また、露光用照明光の光源として、超高圧
水銀ランプから発生する輝線(g線(436nm)、h
線(404.7nm)、i線(365nm))、KrF
エキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ
(193nm)、F2 レーザ(157nm)のみなら
ず、X線や電子線などの荷電粒子線を用いることができ
る。例えば、電子線を用いる場合には電子銃として、熱
電子放射型のランタンヘキサボライト(LaB6 )、タ
ンタル(Ta)を用いることができる。さらに、電子線
を用いる場合は、レチクルRを用いる構成としてもよい
し、レチクルRを用いずに直接ウエハ上にパターンを形
成する構成としてもよい。また、YAGレーザや半導体
レーザ等の高周波などを用いてもよい。
【0098】投影光学系PLの倍率は、縮小系のみなら
ず等倍系および拡大系のいずれでもよい。また、投影光
学系PLとしては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用
いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過
する材料を用い、F2 レーザやX線を用いる場合は反射
屈折系または屈折系の光学系にし(レチクルRも反射型
タイプのものを用いる)、また電子線を用いる場合には
光学系として電子レンズおよび偏向器からなる電子光学
系を用いればよい。なお、電子線が通過する光路は、真
空状態にすることはいうまでもない。また、投影光学系
PLを用いることなく、レチクルRとウエハWとを密接
させてレチクルRのパターンを露光するプロキシミティ
露光装置にも適用可能である。
【0099】ウエハステージ5やレチクルステージ2に
リニアモータ(USP5,623,853またはUSP5,528,118参照)
を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型お
よびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮
上型のどちらを用いてもよい。また、各ステージ2、5
は、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを
設けないガイドレスタイプであってもよい。
【0100】各ステージ2、5の駆動機構としては、二
次元に磁石を配置した磁石ユニット(永久磁石)と、二
次元にコイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電
磁力により各ステージ2、5を駆動する平面モータを用
いてもよい。この場合、磁石ユニットと電機子ユニット
とのいずれか一方をステージ2、5に接続し、磁石ユニ
ットと電機子ユニットとの他方をステージ2、5の移動
面側(ベース)に設ければよい。
【0101】以上のように、本願実施形態の露光装置1
は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む
各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、
光学的精度を保つように、組み立てることで製造され
る。これら各種精度を確保するために、この組み立ての
前後には、各種光学系については光学的精度を達成する
ための調整、各種機械系については機械的精度を達成す
るための調整、各種電気系については電気的精度を達成
するための調整が行われる。各種サブシステムから露光
装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機
械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等
が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組
み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程
があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光
装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行わ
れ、露光装置全体としての各種精度が確保される。な
お、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理さ
れたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0102】半導体デバイスは、図7に示すように、デ
バイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設
計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するス
テップ202、シリコン材料からウエハを製造するステ
ップ203、前述した実施形態の露光装置1によりレチ
クルのパターンをウエハに露光するウエハ処理ステップ
204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、
ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検
査ステップ206等を経て製造される。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るス
テージ装置は、複数の気体軸受どうしの間に、第1面と
第2面との間の空間の気体を排気する排気部を備えた構
成となっている。これにより、気体軸受どうしの間に集
まる吹出部からの余分な気体を排気することができるの
で、この気体軸受によって作用される気体に起因する第
1部材(あるいは第2部材)の変形を抑えることができ
るという効果が得られる。
【0104】請求項2に係るステージ装置は、排気部
は、第1面に形成された凹部に設けられている構成とな
っている。これにより、排気部による排気動作を行った
際の第1面と第2面との吸着を抑えることができるの
で、排気動作を安定して行うことができるという効果が
得られる。
【0105】請求項3に係るステージ装置は、気体吹出
部の周囲を囲むように、気体を排気する第2排気部が設
けられている構成となっている。これにより、気体軸受
による第1部材の浮上支持は、吹出部からの気体の吹出
量と第2排気部による気体の排気量との釣り合いによっ
て行うことができるので、浮上支持の制御を安定して行
うことができるという効果が得られる。
【0106】請求項4に係るステージ装置は、排気部
は、第1面の長手方向に設けられた複数の気体軸受の間
に設けられた構成となっている。これにより、長手方向
に撓むように変形しやすくなっている第1部材の変形矯
正を確実に行うことができるという効果が得られる。
【0107】請求項5に係るステージ装置は、第1部材
の形状に応じて、排気部による単位時間当たりの気体排
気量が設定される構成となっている。これにより、第1
部材の形状を所望の状態に確実に調整することができる
という効果が得られる。
【0108】請求項6に係るステージ装置は、第1部材
は、中央部に開口を有する構成となっている。これによ
り、開口に像を通過させることができるので、このステ
ージ装置を露光装置に適用することができるという効果
が得られる。
【0109】請求項7に係るステージ装置は、第1部材
及び第2部材の少なくとも一方はセラミックスからなる
構成となっている。これにより、ステージ装置の軽量化
を実現することができるという効果が得られる。
【0110】請求項8に係る露光装置は、マスクステー
ジと基板ステージとの少なくとも一方には、請求項1〜
請求項7のいずれか一項に記載されたステージ装置が用
いられている構成となっている。これにより、気体軸受
によって作用される気体に起因するステージ装置の変形
を抑えた状態で露光処理を行うことができるので、精度
良い露光処理を実現することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステージ装置を備えた露光装置の一実
施形態を示す全体概略構成図である。
【図2】露光装置を構成するステージ装置(レチクルス
テージ)の外観斜視図である。
【図3】レチクルステージの要部拡大図であって、
(a)は斜視図、(b)はレチクル微動ステージを−Z
側から見た図である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】本発明のステージ装置の他の実施形態であっ
て、レチクル微動ステージを−Z側から見た図である。
【図6】本発明のステージ装置の他の実施形態を示す斜
視図である。
【図7】半導体デバイスの製造工程の一例を示すフロー
チャート図である。
【図8】従来のステージ装置を示す図である。
【符号の説明】
1 露光装置 2 レチクルステージ(マスクステージ) 2a 開口 4 ステージ装置 5 ウエハステージ(基板ステージ) 7 ステージ装置 16 レチクル粗動ステージ(第2部材) 16a 上面(第2面、案内面) 18 レチクル微動ステージ(第1部材) 18a 下面(第1面、軸受面) 60 エアベアリング(気体軸受) 62 気体吹出部 64 軸受吸引部(第2排気部) 66 バキューム部(排気部) 68 凹部 70 切欠部(排気部) IU 照明光学系 PL 投影光学系 R レチクル(マスク) W ウエハ(基板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J102 AA02 BA05 CA34 EA02 EA13 EA22 GA20 5F031 CA02 CA05 HA02 HA13 HA53 HA55 JA02 JA06 JA14 JA17 JA32 KA06 KA07 KA08 LA03 LA04 LA08 MA27 NA02 PA14 5F046 CC01 CC02 CC17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面を有する第1部材と、前記第1面
    に対向する第2面を有する第2部材と、前記第1面の複
    数の位置に設けられ、前記第2面に対して気体を吹き出
    す気体吹出部をそれぞれ備えた複数の気体軸受とを有す
    るステージ装置において、 前記複数の気体軸受どうしの間に、前記第1面と前記第
    2面との間の空間の気体を排気する排気部を備えたこと
    を特徴とするステージ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のステージ装置におい
    て、 前記排気部は、前記第1面に形成された凹部に設けられ
    ていることを特徴とするステージ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のステージ装置に
    おいて、 前記気体吹出部の周囲を囲むように、気体を排気する第
    2排気部が設けられていることを特徴とするステージ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のステー
    ジ装置において、 前記排気部は、前記第1面の長手方向に設けられた複数
    の気体軸受の間に設けられたことを特徴とするステージ
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のステー
    ジ装置において、 前記第1部材の形状に応じて、前記排気部による単位時
    間当たりの気体排気量が設定されることを特徴とするス
    テージ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のステー
    ジ装置において、 前記第1部材は、中央部に開口を有することを特徴とす
    るステージ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のステー
    ジ装置において、 前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも一方はセラ
    ミックスからなることを特徴とするステージ装置。
  8. 【請求項8】 マスクステージに保持されたマスクのパ
    ターンを基板ステージに保持された基板に露光する露光
    装置において、 前記マスクステージと前記基板ステージとの少なくとも
    一方には、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載さ
    れたステージ装置が用いられていることを特徴とする露
    光装置。
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