JP2002211288A - 子供用シートの固定構造 - Google Patents

子供用シートの固定構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用シートに着脱自在式に子供用シートを
取付けると共に、車両に荷重が作用した場合に子供用シ
ートにかかる荷重を車体側に速やかに逃がす子供用シー
トの固定構造を提供する。 【解決手段】 子供用シートを固定するための固定具10
を備えた車両用シート100に対して固定具10を車両用シ
ート100と別体に設け、車両用シート100の車体への支持
部材50、51に固定する。この構成により、車両用シート
100と別体に子供用シートの固定具10を設けることがで
き、車両用シート100または車体の変更を伴わず、子供
用シートの固定具10取付けの選択が可能となる。また、
車体に近い支持部材50、51の取付面40、41に固定するこ
とにより、強度上有利に車体側に子供用シートの荷重を
逃がすことができ、子供用シートの固定強度を向上させ
ることを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の子供用保
護装置に関するものである。より特徴的には、本発明
は、車両用シートに着脱自在式に子供用シートを取り付
ける子供用シートの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の保護装置とは、車両に荷重が作
用した場合に乗員の挙動をやわらかく拘束し、制御する
ことにより、限られた車室内空間を極力有効に利用し乗
員の受ける減速度等を低く抑える働きを講ずるものであ
る。これら拘束装置として一般的に、エアバッグとシー
トベルトがある。更に、幼児用拘束装置に限定した子供
用シートが開発、販売されている。これらの子供用シー
トの中には、車両用シート内部もしくは車体フロア上に
ストライカを取り付けた連結棒を備えて、このストライ
カに子供用シート固定具を直接取り付けることで、車両
に荷重が作用した場合に固定具に伝播される荷重を、シ
ートベルトを利用せずに、シートないしは車体側に直接
逃がす構造の子供用シートがある。
【0003】ところで、子供用シートを車両用シートに
着脱自在に取り付ける場合、拘束部材に加わる荷重に対
し支持強度を十分確保する必要がある。この子供用シー
トに関する先行技術としては、特開2000−9500
2号公報に開示されたものがある。この子供用シートで
は、車両用シート下側に位置する左右のシート支持部材
間にフレーム部材の左右端部を連結して設け、このフレ
ーム部材に、シート表面側に露出しかつ補助シートを拘
束するための拘束部材を設けることで、十分な強度を有
する左右のシート支持部材を利用している。また、この
フレーム部材はストライカに加わる前後及び左右方向の
荷重をそれぞれ異なる部材で受け取ることにより、フレ
ーム部材の強度や剛性等を、スタビライザ自体の材質や
径以外の要素により調整することを目的としている。ま
た、車両用シート用のストライカとフレームの溶接に関
する先行技術としては、特開2000−225878号
公報に開示されたものがある。これは、通常の車両用シ
ートに子供用シートを確実に固定することを目的として
おり、車両事故時においてシートの変形が最小限になる
ように衝撃に耐えられる構成要素を講じている。このた
め、固定ワイヤを装備した通常のシート上の所定位置に
子供用シートを固定させ、車両衝突時にこのワイヤのル
ープをシートの抵抗力のある構成要素の周囲で収縮させ
ることで子供用シートを保持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−95002号公報のように子供用シート固定具
をフロントシートで使用し、ストライカをバックフレー
ムやスライドレールアッパー等の可動部材に固定するこ
とは、ストライカへの荷重が車体側へ入力されるまでの
伝達経路が長くなるため、シートに負担がかかる恐れが
残る。また、特開2000−95002号公報や特開2
000−225878号公報のように車両用シート側に
子供用シート固定具用の加工を一体に施すことは子供用
シート固定具に応じて特別な車両用シートを特定するこ
とになり、車両用シートにかかる費用の増加になりう
る。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、着脱自在でかつ、車両に荷重が作用した場合に
子供用シートにかかる荷重を車体側に速やかに逃がす子
供用シートの提供を目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、請求項1に記載した発明におい
ては、子供用シートを固定するための固定具を備えた車
両用シートに対して固定具を車両用シートと別体に設
け、車両用シートの車体への支持部材に固定する。この
構成により、車両用シートと別体に子供用シートの固定
具を設けることができ、車両用シートまたは車体の変更
を伴わず、子供用シートの固定具取付けの選択が可能と
なる。また、より車体に近い車両用シートの支持部材に
固定することにより、強度上有利な車体側に子供用シー
トの荷重を逃がすことができ、子供用シートの固定強度
を向上させることができる。
【0007】次に、請求項2に記載した発明において
は、請求項1に記載されたものにおいて、支持部材の車
体への取付面に固定具を固定する。この構成により、よ
り確実に車体に子供用シートの荷重を逃がすことが可能
になる。
【0008】さらに請求項3に記載した発明において
は、請求項2に記載されたものにおいて、支持部材の車
体への取付面と固定具を車体に対して共締めする。この
構成により、ボルト等の部品点数の削減が可能になる。
かつ、共締構造により、車両に荷重が作用した場合での
安全性を向上させる。
【0009】さらに請求項4に記載した発明において
は、請求項2に記載されたものにおいて、支持部材の車
体への取付面と車体床面の間に空間を設けて、空間上部
の取付面上に固定具を固定する。この構成により、予め
車両用シートに子供用シートの固定具を固定しておくこ
とが可能になるため、製造ラインでの組付け工数の削減
が可能になる。
【0010】さらに請求項5に記載した発明において
は、請求項4に記載されたものにおいて、取付面上に、
固定具を固定するための固定手段として、規定トルクに
より頭部が破断自在式のボルトを用いる。この構成によ
り、支持部材の車体への取付面と車体床面の間の空間を
十分取れない場合でも、予め車両用シートに子供用シー
トの固定具を固定しておくことが可能になる。
【0011】さらに請求項6に記載した発明において
は、請求項2に記載されたものにおいて、支持部材の車
体への取付面に係止孔を設け、固定具に係合部を設け
て、係合部を係止孔に差し込むことにより、仮止めを行
う。この構成により、固定具の下部に取付部品がある場
合でも、固定具を後から取り付けることが可能になり、
レイアウトの自由度を広めることができる。さらに、仮
止め機能により、ボルトでの締付け時の位置合せが容易
となり、組付け性が向上する。
【0012】本発明に係る子供用シートの固定構造は基
本的には以上のように構成されるが、使用される車両用
シートの大きさと種類はここで問題とはしない。さら
に、本発明に係る子供用シートの固定構造は特に車両用
シートに限定して使用される必要はなく、補助シート等
に使用されてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて、添付した図面を参照して説明する。尚、本発明
に係る実施の形態ではリヤシートでの使用を主眼として
いるが、エアバック等の影響を受けない場合は助手席、
その他の座席での使用も可能である。
【0014】以下、説明されるように、本発明に係る子
供用シートの固定具は、車両用シートの支持部材に対し
て着脱自在に取り付けられる。具体的には、本発明に係
る子供用シートの固定具はアンカレッジブラケットより
構成され、車両用シートの支持部材であるリクライニン
グアッシの間において、リクライニングアッシの構成要
素下部のマウンティングブラケットに対して着脱自在に
取り付けられる。まず、本発明の実施の形態に係る、ア
ンカレッジブラケット10の車両用シート100への取
付構造例を図1に示す。車両用シートを支える2つのリ
クライニングアッシ50、51は下部の構成要素である
マウンティングブラケット40、41の底面にてそれぞ
れボルト20a、20b、21a、21bにより車体フ
ロア200上に固定される。これらマウンティングブラ
ケット40、41の間に、本発明の実施の形態に係るア
ンカレッジブラケット10を着脱自在に取り付ける。好
ましくは、アンカレッジブラケット10をマウンティン
グブラケット40、41下方に取り付ける。換言する
と、車体フロア200により近い位置にアンカレッジブ
ラケット10を取り付けることにより、車両に荷重が作
用した際に子供用シートに加わる荷重を、車両用シート
100側よりも車体200側に逃がすことを目的とす
る。
【0015】次に、図2を参照して、本発明の実施の形
態に係るアンカレッジブラケット10のリクライニング
アッシ50、51側への取付構造をより詳細に説明す
る。アンカレッジブラケット10は、ストライカ70、
連結棒90、左右のブラケット80、81から構成さ
れ、各部材は溶接により一体固定される。好適には2つ
からなるストライカ70は子供用シート500を保持す
るために車両用シート100から突出自在(図12参
照)であり、このストライカ70を取り付ける連結棒9
0は、左右のブラケット80、81の間で車幅方向に垂
直に延在する。左右のブラケット80、81にはそれぞ
れナット180a、180b、181が溶接固定され、
これらナット180a、180b、181を介してボル
ト20c、20d、21cを用いてマウンティングブラ
ケット40、41に対して各々取り付けられる。ただ
し、これら螺合箇所を必要に応じて増やして、取付強度
を高めてもよい。なお、図2に示されるように、上記ス
トライカ70は、円筒形状の連結棒90外周を円弧状に
密接して覆うようにして両端部付近を溶接固定し、子供
用シート500(図12及び図13参照)取付用の係合
部を略コ字状に形成する。ただし、このストライカの係
合部の形状は、略コ字状に限られる必要はなく、例えば
係合箇所にて、半円形状に構成してもよい。また、子供
用シートの保持強度を高めるために、ストライカの連結
棒に対する溶接箇所をより広く取る上で、ストライカの
溶接幅を広めに形成したりまたは溶接長さを長めに構成
してもよい。
【0016】工程上、アンカレッジブラケット10をリ
クライニングアッシ50、51に取り付けた後、車両用
シート100は車体に固定される。図3に示されるよう
に、マウンティングブラケット40とブラケット80は
下部にて並列して、底面から上面に向けてゆるやかな角
度で一部突き上がり、車体フロア200との間に空間1
10を形成する。この組付け構造は、反対側のマウンテ
ィングブラケット41とブラケット81においても同様
である。この際、車体フロア200もまた、ボルト20
aとの組付け性を損なわせないようにして、ボルト20
a箇所にてゆるやかな角度で突き上がる。このように空
間110を構成することで、マウンティングブラケット
40とブラケット80を固定するボルト20c、20d
の取付空間を確保する。換言すれば、ブラケット80と
車体フロア200との間に空間110を確保することに
より、ボルト20c、20dの頭部用のスペースを確保
し、あらかじめマウンティングブラケット40に対して
ブラケット80を固定することを可能にする。従って、
車両組立てラインでの、車体フロア200への車両用シ
ート100の組付性を向上できる。ただし、好ましくは
この空間110は出来る限り狭く取られる。
【0017】なお、図4に示されるように、もしもマウ
ンティングブラケット40とブラケット80を固定する
ボルト20c、20d用の空間110’が大変限られた
もので、ボルト20c、20dの頭部が車体フロア20
0と干渉する恐れが強い場合では、ボルト頭部を取外可
能な破断ボルト28を代わりに使用してもよい。図5
(a)、(b)に示すように、この破断ボルト28は関
連部材を螺合した後、規定トルクにより頭部29を破断
することができ、このため限られた空間110内にクリ
アランスを残してマウンティングブラケット40とブラ
ケット80を互いに固定することを可能にする。
【0018】このように車体に最も近いマウンティング
ブラケット40、41にアンカレッジブラケット10を
取り付けることにより、車両に荷重が作用した際に子供
用シート500に伝播して伝わる荷重を、車両用シート
100側及び車体フロア200側の双方に逃がして吸収
させることを可能にする。さらに、車両用シート100
側への荷重の負担を少なくさせ、強度上有利に車体フロ
ア200に対して荷重を分散させることを可能にする。
このため、子供用シート500に対する保持強度を向上
させることができる。また、前もってリクライニングア
ッシ50、51にアンカレッジブラケット10を部組し
ておくことにより、製造ライン上での車体への組付け性
を向上させることを可能にする。さらに、アンカレッジ
ブラケット10をリクライニングに対して一体にせず、
着脱自在に設けることにより、車体やシート側に変更を
加えなくとも各々の子供用シートを使用する利用者と使
用しない利用者に対して、1種類のシート構造での対応
を可能にし、本発明に係る車両用シートの製造コストの
引き下げを図ることを可能にする。
【0019】なお、本発明に係る子供用シート500の
固定構造には、種々の変形例が用意されており、様々の
利用形態に則して便宜を図っている。図6に示されるよ
うに本発明に係る他の実施形態では、リクライニングア
ッシ52、53はマウンティングブラケット42、43
を互いに向かい合うように設け、かつ左右対称に構成す
る。また、マウンティングブラケット42は上記マウン
ティングブラケット40と比較して底面に備える孔をよ
り少なく構成する。また、この変形例におけるブラケッ
ト82は、上記ブラケット80と比較してナット180
bを取り払い、新たに孔182bを設けている。なお、
図7の斜視図及び図8の側面図に示されるように、この
孔182bはマウンティングブラケット42の孔122
bと同一中心上に配置され、このため両者はボルト22
bを共有して固定される。つまり、これら対応する孔1
82b、122bを介してアンカレッジブラケット10
とマウンティングブラケット42は互いに固定される。
同様にして、左右対称のブラケット83でも、ブラケッ
ト83とマウンティングブラケット43とを共有のボル
ト23bにより互いに固定する。また、同一の手法によ
り、他方のナット180aを取り払い、さらなる部品数
削減を孔122aと122cにて実現することは可能で
ある。また、アンカレッジブラケット10を取り付けた
後、シートバック30を車体に固定する場合、左右対称
のブラケット82、83は、シートバック30を車体フ
ロア200に向けて共締めされて取付られる。この共締
構造によって、車両に荷重が作用した際の車体への荷重
入力は強度上、上記最初の実施形態と比較してより有効
に抑えられることが可能となる。
【0020】図9に示されるように本発明に係るさらに
他の実施形態では、左右対称に構成されかつ互いに向か
い合うように配置するブラケット84、85の末端にお
いて、係合部184、185を下方に段差を形成して延
在するように備える。この係合部184、185はマウ
ンティングブラケット44、45底面上の係止孔124
c、125cと係合することで、ボルトを使用せずにア
ンカレッジブラケット10を嵌合して固定する。尚、図
9及び図10に示されるように、ブラケット84、85
は係合部184、185の反対側に孔186、187を
形成し、マウンティングブラケット44、45の孔12
4b、125bと共に上述のように同一のボルト24
b、25bを用いて螺合される。このため、さらなる部
品数削減を可能にすると同時に、係合部184、185
を用いる仮止め機能により、アンカレッジブラケット1
0のリクライニングアッシ54、55に対する位置合せ
を容易とし、このため組付け性を向上している。具体例
を挙げると、図10に示されるように、シートベルトの
バックル300がアンカレッジブラケット10の真下に
配置されるレイアウトで、かつバックル300を工程
上、車両用シート100を組付けた後配置したい場合、
このアンカレッジブラケット10は後から速やかに組付
けできるため、このバックル300の組付けを可能とす
ることで組付け性を高めている。また、図11の側面図
に示されるように、係合部184、185を形成するこ
とにより、空間110をより狭くとることを可能にす
る。これは、例えば車体フロア200が上部に向い突出
し、空間110の確保が比較的困難な場合でも同様であ
る。
【0021】最後に、図12及び図13を参照して、本
発明に係るアンカレッジブラケット10を使用する、子
供用シート500の車両用シート100に対する組付け
方法を説明する。子供用シートを直接固定するストライ
カ70は上記のように、アンカレッジブラケット10の
連結棒90に対して円筒部周囲を覆うように溶接固定さ
れる。このストライカ70は車両用シート100のシー
トバック30とシートクッション32の間の隙間から出
没自在である。なお、子供用シート500の非使用時に
おいては、シートバック30とシートクッション32の
間の隙間内にストライカ70を収納することによって、
乗員の乗り心地を損なわせないようにしてもよい。ま
た、図示されるように、子供用シート500は下部に子
供用シート固定用の装着部570を備え、実施形態の例
を挙げると、車両用シート100から突出するストライ
カ70を上下から挟むようにして組付けられる。装着部
570は、この組付け性を容易にするために端部にて凹
状に形成されて、ストライカ70収納用の溝部を形成す
る(図13参照)。この子供用シート500使用時での
装着部570とストライカ70の固定をより確実にする
ために、ロック装置580が装着部570の凹状の溝部
内に出没自在に組み込まれている。このロック装置58
0に対しては、様々な変形例が考えられるが、本発明は
これらの相違に束縛されない。尚、以上の実施例では、
主にシートバックの左右の支持部材用にリクライニング
アッシを使用した場合について説明したが、リクライニ
ングアッシに代えて、角度調節機構を有しないヒンジを
使用してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成された
子供用シートの固定構造であるから、請求項1に記載し
た発明によれば、車両用シートと別体に子供用シートの
固定具を設けることができ、車両用シートまたは車体の
変更を伴わず、子供用シートの固定具取付けの選択が可
能となる。また、より車体に近い車両用シートの支持部
材に固定することにより、強度上有利な車体側に子供用
シートの荷重を逃がすことができ、子供用シートの固定
強度を向上させることができる。
【0023】請求項2に記載した発明によれば、請求項
1に記載の効果に加え、より確実に車体に子供用シート
の荷重を逃がすことが可能になる。
【0024】請求項3に記載した発明によれば、請求項
2に記載の効果に加え、ボルト等の部品点数の削減が可
能になる。
【0025】請求項4に記載した発明によれば、請求項
2に記載の効果に加え、予め車両用シートに子供用シー
トの固定具を固定しておくことが可能になるため、製造
ラインでの組付け工数の削減が可能になる。
【0026】請求項5に記載した発明によれば、請求項
4に記載の効果に加え、支持部材の車体への取付面と車
体床面の間の空間を十分取れない場合でも、予め車両用
シートに子供用シートの固定具を固定しておくことが可
能になる。
【0027】請求項6に記載した発明によれば、請求項
2に記載の効果に加え、固定具の下部に取付部品がある
場合でも、固定具を後から取り付けることが可能にな
り、レイアウトの自由度を広めることができる。さら
に、仮止め機能により、ボルトでの締付け時の位置合せ
が容易となり、組付け性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る、子供用シート固定
具の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る、アンカレッジブラ
ケットとリクライニングアッシの取付関係を示す斜視図
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る、アンカレッジブラ
ケットとリクライニングアッシを組付けたときの側面図
である。
【図4】本発明の実施の形態に係る、アンカレッジブラ
ケットとリクライニングアッシを組付けたときの、ボル
トと車体フロアとが干渉するときを示す側面図である。
【図5】頭部破断ボルトの規定トルクにより頭部を破断
する前の側面図(a)と、頭部破断ボルトの頭部破断後
の側面図(b)を示す図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る、アンカレッジ
ブラケットとリクライニングアッシの取付関係を示す斜
視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る、アンカレッジ
ブラケットとリクライニングアッシを組付けたときの斜
視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る、アンカレッジ
ブラケットとリクライニングアッシを組付けたときの側
面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態に係る、アンカ
レッジブラケットとリクライニングアッシの取付関係を
示す斜視図である。
【図10】本発明のさらに他の実施の形態に係る、アン
カレッジブラケットとリクライニングアッシを組付けた
ときの斜視図である。
【図11】本発明のさらに他の実施の形態に係る、アン
カレッジブラケットとリクライニングアッシを組付けた
ときの側面図である。
【図12】子供用シートと車両用シートの取付前の斜視
図である。
【図13】子供用シートと車両用シートの取付後の側面
図である。
【符号の説明】
10 アンカレッジブ
ラケット 28 破断ボルト 29 破断ボルト頭部 40、41、42、43、44、45 マウンティング
ブラケット 50、51、52、53、54、55 リクライニング
アッシ 70 ストライカ 80、81、82、83、84、85 ブラケット 90 連結棒 100 車両用シート 110 空間 124c、125c 係止孔 184、185 係合部 200 車体フロア 500 子供用シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉原 紀之 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 Fターム(参考) 3B087 CE06 DA02 DA10 DB03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 子供用シートを固定するための固定具を
    備えた車両用シートにおいて、該固定具を該車両用シー
    トと別体に設け、前記車両用シートの車体への支持部材
    に固定したことを特徴とする子供用シートの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の車体への取付面に前記固
    定具を固定したことを特徴とする請求項1に記載の子供
    用シートの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記支持部材の車体への取付面と前記固
    定具を車体に対して共締めしたことを特徴とする請求項
    2に記載の子供用シートの固定構造。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の車体への取付面と車体床
    面の間に空間を設けて、該空間上部の前記取付面上に前
    記固定具を固定したことを特徴とする請求項2に記載の
    子供用シートの固定構造。
  5. 【請求項5】 前記取付面上に、前記固定具を固定する
    ための固定手段として、規定トルクにより頭部が破断自
    在式のボルトを用いたことを特徴とする請求項4に記載
    の子供用シートの固定構造。
  6. 【請求項6】 前記支持部材の車体への取付面に係止孔
    を設け、前記固定具に係合部を設けて、該係合部を前記
    係止孔に差し込むことにより、仮止めを行うことを特徴
    とする請求項2に記載の子供用シートの固定構造。
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