JP7263937B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本開示は、乗物用シートに関する。
リフタ装置を介してスライド装置にクッションフレームが連結された乗物用シートにおいて、ブラケットを介してシートベルトの保持具を可動レールに締結したものが知られている(特許文献1参照)。
特開2012-001085号公報
上述のブラケットは、保持具を一方の側からのみ支持しているため、保持具がいわゆる「片持ち梁状態」となっている。そのため、シートベルトによって保持具に引張荷重が加わった際に、ブラケット及び保持具が大きく変位しやすい。その結果、シートベルトによる着席者の拘束性能が不十分となるおそれがある。
本開示の一局面は、シートベルトの保持具の変位量を低減できる乗物用シートを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、シートクッション(2)と、シートバック(3)と、シートクッション(2)を支持するクッションフレーム(4)と、シートベルト(6)と、クッションフレーム(4)に取り付けられた可動レール(8A)と、可動レール(8A)をシート上下方向と垂直な方向にスライド可能なように支持する固定レール(9A)と、を備える乗物用シート(1)である。
クッションフレーム(4)は、シート幅方向に互いに離間して配置される第1サイドフレーム(41)及び第2サイドフレーム(42)と、第1サイドフレーム(41)に回転可能に連結された少なくとも1つのリンク(44A,44B)と、少なくとも1つのリンク(44A,44B)と可動レール(8A)とを連結する連結ブラケット(45)と、シートベルト(6)を保持する保持具(47)と、保持具(47)を連結ブラケット(45)に固定する保持具締結部材(48A)と、を有する。
また、連結ブラケット(45)は、可動レール(8A)が固定された底壁(45A)と、少なくとも1つのリンク(44A,44B)が回転可能に連結された第1側壁(45B)と、第1側壁(45B)と共に保持具(47)を挟むように配置された第2側壁(45C)と、を有する。保持具締結部材(48A)は、保持具(47)と第1側壁(45B)と第2側壁(45C)とを締結する。
このような構成によれば、保持具(47)が連結ブラケット(45)の第1側壁(45B)及び第2側壁(45C)によって両側から支持されるため、シートベルト(6)の引張荷重による保持具(47)の変位が低減される。その結果、シートベルト(6)による着席者の拘束性能の低下が抑制される。
また、保持具(47)を第1側壁(45B)及び第2側壁(45C)によって挟むため、保持具(47)を一方の側からのみ支持する場合に比べ、第1側壁(45B)の厚みを低減することができる。
本開示の一態様では、第1側壁(45B)は、底壁(45A)からシート上方に延伸する第1部(451)と、第1部(451)から第2側壁(45C)に向かってシート幅方向に延伸する第2部(452)と、第2部(452)からシート上方に延伸すると共に、保持具(47)に当接する第3部(453)と、を有してもよい。このような構成によれば、連結ブラケット(45)において可動レール(8A)が固定される底壁(45A)の幅を確保しつつ、保持具締結部材(48A)とリンク(44A)との干渉を避けることができる。
本開示の一態様は、底壁(45A)と可動レール(8A)とをシート上下方向に締結する第1レール締結部材(10A)及び第2レール締結部材(10B)をさらに備えてもよい。シート幅方向から視て、保持具締結部材(48A)の重心から底壁(45A)における第1レール締結部材(10A)の貫通孔の重心までの距離と、保持具締結部材(48A)の重心から底壁(45A)における第2レール締結部材(10B)の貫通孔の重心までの距離とは、略等しくてもよい。このような構成によれば、シートベルト(6)による引張荷重をクッションフレーム(4)のアンカーポイントである第1レール締結部材(10A)と第2レール締結部材(10B)とに均等に配分することができる。その結果、連結ブラケット(45)と可動レール(8A)との固定強度が高められる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
図1は、実施形態における乗物用シートの模式的な斜視図である。 図2は、図1の乗物用シートにおけるクッションフレーム、可動レール及び固定レールの模式的な斜視図である。 図3は、図1の乗物用シートにおけるクッションフレーム及び可動レールの模式的な側面図である。 図4は、図2のクッションフレームにおける連結ブラケットの模式的な斜視図である。 図5は、図3のV線-V線における模式的な切断部端面図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す乗物用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、クッションフレーム4と、バックフレーム5と、シートベルト6と、リトラクタ7と、第1可動レール8A及び第2可動レール8B(図2参照)と、第1固定レール9A及び第2固定レール9B(図2参照)とを備える。
本実施形態の乗物用シート1は、自動車の座席シートとして使用される。なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート1を乗物(つまり自動車)に組み付けた状態における方向を意味する。また、本実施形態では、シート幅方向は、乗物の左右方向に一致し、シートの前方は、乗物の前方に一致する。
シートクッション2は、着席者の臀部等を支持するための部位である。シートクッション2は、クッションフレーム4によって支持されている。シートバック3は、着席者の背部を支持するための部位である。シートバック3は、バックフレーム5によって支持されている。
シートベルト6は、シートバック3の一方の肩部(本実施形態では右肩部)から、シートバック3をシート幅方向に横断しながらシートクッション2のシート幅方向端部(本実施形態では左側端部)に向かって架け渡されることで、着席者に装着される。
リトラクタ7は、シートベルト6を巻き取る装置である。リトラクタ7は、バックフレーム5の肩部(本実施形態では左肩部)に取り付けられている。
<可動レール>
図2に示す第1可動レール8A及び第2可動レール8Bは、クッションフレーム4に取り付けられた、いわゆるアッパレールである。第1可動レール8A及び第2可動レール8Bは、後述する第1固定レール9A又は第2固定レール9Bとそれぞれ組み合わされ、パワー式又はマニュアル式のスライド機構を構成している。
第1可動レール8Aは、シート前後方向に延伸し、第1固定レール9Aに対しシート前後方向にスライド可能に構成されている。第2可動レール8Bは、シート前後方向に延伸し、第2固定レール9Bに対しシート前後方向にスライド可能に構成されている。
第1可動レール8Aは、後述するクッションフレーム4の第1連結ブラケット45に対しシート上下方向に締結されている。第2可動レール8Bは、後述するクッションフレーム4の第2連結ブラケット46に対しシート上下方向に締結されている。
可動レール8A,8Bは、シート上下方向と垂直な方向に延伸し、クッションフレーム4と対向する上壁81と、上壁81のレール幅方向両側に配置され、レール幅方向に対向する2つの側壁82,83とを有する。2つの側壁82,83は、それぞれ、上壁81のレール幅方向両端から下方に垂下し、さらにレール幅方向外側かつ上方に向かって湾曲している。
ここで、「レール幅方向」とは、シート上下方向と可動レール8A,8Bのスライド方向とに垂直な方向を意味する。なお、本実施形態では、レール幅方向はシート幅方向に一致している。
<固定レール>
第1固定レール9A及び第2固定レール9Bは、いわゆるロアレールであり、それぞれ第1可動レール8A又は第2可動レール8Bをシート上下方向と垂直な方向にスライド可能なように支持している。第1固定レール9A及び第2固定レール9Bは、レール幅方向に離間して配置されている。
固定レール9A,9Bは、シート前後方向に延伸している。固定レール9A,9Bは、シート上下方向と垂直な方向に延伸する底壁91と、底壁91のレール幅方向両側に配置され、レール幅方向に対向する2つの側壁92,93とを有する。底壁91は、可動レール8A,8Bの上壁81と対向している。
2つの側壁92,93は、それぞれ、底壁91のレール幅方向両端から上方に立ち上がり、さらに固定レール9A,9Bのレール幅方向の内側かつ下方に向かって湾曲している。つまり、2つの側壁92,93は、下側が開放され、かつスライド方向に延伸する溝状の空間をそれぞれ形成している。可動レール8A,8Bにおける2つの側壁82,83の湾曲した先端部は、固定レール9A,9Bの2つの側壁92,93がそれぞれ形成する溝状の空間に挿入されている。
<クッションフレーム>
クッションフレーム4は、第1サイドフレーム41と、第2サイドフレーム42と、第1連結パイプ43Aと、第2連結パイプ43Bと、第1リンク44Aと、第2リンク44Bと、第3リンク44Cと、第4リンク44Dと、第1連結ブラケット45と、第2連結ブラケット46と、保持具47と、保持具締結部材48Aと、モータ49と、バックル50とを有する。
(サイドフレーム)
第1サイドフレーム41及び第2サイドフレーム42は、それぞれ、シート幅方向と直交する板面を有する板状の部材である。
第1サイドフレーム41と第2サイドフレーム42とは、シート幅方向に互いに離間して配置されている。第1サイドフレーム41は、第2サイドフレーム42に対し右側に配置されている。第1サイドフレーム41は、リトラクタ7の下方に位置する。
(連結パイプ)
第1連結パイプ43Aは、第1サイドフレーム41と第2サイドフレーム42とをシート幅方向に連結している。
第2連結パイプ43Bは、後述する第2リンク44Bと第4リンク44Dとをシート幅方向に連結している。第2連結パイプ43Bは、第1連結パイプ43Aの前方に配置されている。第1連結パイプ43Aの長手方向と第2連結パイプ43Bの長手方向とは平行である。
(リンク)
第1リンク44Aは、第1サイドフレーム41と後述する第1連結ブラケット45とに回転可能に連結されている。また、第1リンク44Aには、後述するモータ49が連結されている。
第2リンク44Bは、第1リンク44Aよりも前方において、第1サイドフレーム41と第1連結ブラケット45とに回転可能に連結されている。また、第2リンク44Bは、第2連結パイプ43Bを介して第4リンク44Dと連結されている。
第3リンク44Cは、第2サイドフレーム42と後述する第2連結ブラケット46とに回転可能に連結されている。
第4リンク44Dは、第3リンク44Cよりも前方において、第2サイドフレーム42と第2連結ブラケット46とに回転可能に連結されている。
第1リンク44A、第2リンク44B、第3リンク44C及び第4リンク44Dは、後述する第1連結ブラケット45及び第2連結ブラケット46と共に、シートクッション2の可動レール8A,8Bに対する上下方向の高さを調整するリフタ装置を構成している。
(保持具)
保持具47は、シートベルト6を保持する部材である。保持具47は、図3に示されるように、シートベルト取付部47Aと、プリテンショナ47Bと、被締結部47Cとを有する。
シートベルト取付部47Aは、シートベルト6の環状の端部が挿通される。プリテンショナ47Bは、シートベルト取付部47Aを下方に引き込むことで、シートベルト6のたるみを取り除く。被締結部47Cは、シートベルト取付部47Aとプリテンショナ47Bとの連結部分に配置されている。被締結部47Cは、後述する第1連結ブラケット45に締結されている。
(連結ブラケット)
第1連結ブラケット45は、第1サイドフレーム41よりもシート幅方向外側に配置され、第1リンク44A及び第2リンク44Bと第1可動レール8Aとを連結している。
第1連結ブラケット45は、図4に示すように、底壁45Aと、第1側壁45Bと、第2側壁45Cと、前壁45Dと、後壁45Eとを有する。
底壁45Aは、シート前後方向及びシート幅方向に延伸している。底壁45Aの下面には、第1可動レール8Aが固定されている。また、本実施形態では、底壁45Aは、シート前後方向の中央部において、他の部分よりもシート上方に盛り上がった領域を有する。
第1側壁45Bは、底壁45Aのシート幅方向内側(本実施形態では左側)の端部に配置されている。第1側壁45Bは、第1部451と、第2部452と、第3部453とを有する。
第1部451は、底壁45Aからシート上方に延伸している。第1部451の厚み方向は、シート幅方向と平行である。第1部451には、第1リンク44Aを回転可能に連結するための第1ピン441(図2参照)が挿通される第1孔454と、第2リンク44Bを回転可能に連結するための第2ピン442(図2参照)が挿通される第2孔455とが設けられている。
第2部452は、第1部451の上端部から第2側壁45Cに向かってシート幅方向に(つまり右側に)延伸している。第2部452は、底壁45Aとシート上下方向に重なっている。
第3部453は、第2部452の右端部からシート上方に延伸すると共に、保持具47の被締結部47Cに当接している。第3部453の厚み方向は、シート幅方向と平行である。第3部453には、後述する保持具締結部材48Aが挿通される第3孔456が設けられている。
このように、第1側壁45Bは、上部が第2側壁45Cに近接するように湾曲している。また、保持具締結部材48Aが挿通される第3孔456は、第1ピン441が挿通される第1孔454よりも第2側壁45Cに近接している。
第2側壁45Cは、底壁45Aのシート幅方向外側(本実施形態では右側)の端部からシート上方に延伸している。第2側壁45Cは、第1側壁45Bと共に保持具47を挟むように配置されている。
第2側壁45Cの厚み方向は、シート幅方向と平行である。第2側壁45Cには、第2ピン442が挿通される第4孔457と、保持具締結部材48Aが挿通される第5孔458とが設けられている。
前壁45Dは、底壁45Aのシート前方の端部からシート上方に延伸し、第1側壁45Bと第2側壁45Cとをシート幅方向に連結している。後壁45Eは、底壁45Aのシート後方の端部からシート上方に延伸し、第1側壁45Bと第2側壁45Cとをシート幅方向に連結している。
図3に示されるように、第1連結ブラケット45は、底壁45Aと第1可動レール8Aとをシート上下方向に締結する第1レール締結部材10A、第2レール締結部材10B、第3レール締結部材10C及び第4レール部材10Dによって、第1可動レール8Aに固定されている。
底壁45Aには、レール締結部材10A,10B,10C,10Dがそれぞれ挿通される貫通孔(図示省略)が設けられている。レール締結部材10A,10B,10C,10Dは、ボルト又はリベットで構成される。
図2に示す第2連結ブラケット46は、第2サイドフレーム42よりもシート幅方向外側に配置され、第3リンク44C及び第4リンク44Dと第2可動レール8Bとを連結している。
(保持具締結部材)
保持具締結部材48Aは、保持具47を第1連結ブラケット45に固定する。具体的には、図5に示すように、保持具締結部材48Aは、保持具47と第1側壁45Bと第2側壁45Cとをシート幅方向に締結している。
保持具締結部材48Aは、シート幅方向外側から順に、第2側壁45C、保持具47の被締結部47C、及び第1側壁45Bを貫通している。具体的には、保持具締結部材48Aは、第2側壁45Cに設けられた第5孔458と、被締結部47Cに設けられた貫通孔47Dと、第1側壁45Bに設けられた第3孔456とに挿通されている。
本実施形態では、保持具締結部材48Aは、軸方向がシート幅方向と平行となるように配置されたボルトである。保持具締結部材48Aは、第2側壁45Cから第1側壁45Bに向かって挿通され、第1側壁45Bの左側に配置されたナット48Bと螺合している。
ナット48Bは、第1側壁45Bに当接している。ナット48Bは、保持具締結部材48Aのヘッドと共に第1側壁45B、保持具47及び第2側壁45Cに対しシート幅方向の圧縮力を付加している。
なお、保持具締結部材48Aとして、ボルトの代わりにリベットを用いてもよい。保持具締結部材48Aとしてリベットを用いた場合、保持具締結部材48Aが径方向に加締められることで、第1側壁45B、保持具47及び第2側壁45Cが締結される。
図3に示すように、シート幅方向から視て、保持具締結部材48Aの重心(つまり軸心)G0から底壁45Aにおける第1レール締結部材10Aの貫通孔の重心G1までの距離と、保持具締結部材48Aの重心G0から底壁45Aにおける第2レール締結部材10Bの貫通孔の重心G2までの距離とは、略等しい。
(モータ)
モータ49は、第1リンク44Aを回転させる動力源である。モータ49は、電気式、空気式、及び油圧式のいずれであってもよい。
(バックル)
バックル50は、シートベルト6のタングプレート6A(図1参照)を着脱する。バックル50は、第2連結ブラケット46に固定されている。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)保持具47が第1連結ブラケット45の第1側壁45B及び第2側壁45Cによって両側から支持されるため、シートベルト6の引張荷重による保持具47の変位が低減される。その結果、シートベルト6による着席者の拘束性能の低下が抑制される。
(1b)保持具47を第1側壁45B及び第2側壁45Cによって挟むため、保持具47を一方の側からのみ支持する場合に比べ、第1側壁45Bの厚みを低減することができる。
(1c)第1側壁45Bの上部が第2側壁45Cに向かって湾曲することで、第1連結ブラケット45において第1可動レール8Aが固定される底壁45Aの幅を確保しつつ、保持具締結部材48Aと第1リンク44Aとの干渉を避けることができる。
(1d)第1レール締結部材10Aの貫通孔の重心G1と、第2レール締結部材10Bの貫通孔の重心G2とが保持具締結部材48Aの重心G0から略等しい距離にあることで、シートベルト6による引張荷重をクッションフレーム4のアンカーポイントである第1レール締結部材10Aと第2レール締結部材10Bとに均等に配分することができる。その結果、第1連結ブラケット45と第1可動レール8Aとの固定強度が高められる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の乗物用シート1において、第1側壁45Bの上部は、必ずしも第2側壁45Cに向かって湾曲しなくてもよい。また、第2側壁45Cの上部が第1側壁45Bに向かって湾曲してもよい。
(2b)上記実施形態の乗物用シート1において、第1レール締結部材10Aの貫通孔の重心G1と、第2レール締結部材10Bの貫通孔の重心G2とは、保持具締結部材48Aの重心G0から異なる距離にあってもよい。
(2c)上記実施形態の乗物用シート1において、リトラクタ7は左肩部に設けられてもよいし、肩部以外に設けられてもよい。また、乗物用シート1は、保持具47がシートクッション2の左側に配置され、バックル50が右側に配置されてもよい。この場合、第1サイドフレーム41及び第1連結ブラケット45はクッションフレーム4の左側に配置される。
(2d)上記実施形態の乗物用シート1は、上述した自動車に用いられるシート以外に、自動車以外の例えば、鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用シート、2…シートクッション、3…シートバック、
4…クッションフレーム、5…バックフレーム、6…シートベルト、
6A…タングプレート、7…リトラクタ、8A,8B…可動レール、
9A,9B…固定レール、10A,10B,10C,10D…レール締結部材、
41,42…サイドフレーム、43A,43B…連結パイプ、
44A,44B,44C,44D…リンク、45,46…連結ブラケット、
45A…底壁、45B…第1側壁、45C…第2側壁、45D…前壁、45E…後壁、
47…保持具、47A…シートベルト取付部、47B…プリテンショナ、
47C…被締結部、47D…貫通孔、48A…保持具締結部材、48B…ナット、
49…モータ、50…バックル。

Claims (4)

  1. シートクッションと、
    シートバックと、
    前記シートクッションを支持するクッションフレームと、
    シートベルトと、
    前記クッションフレームに取り付けられた可動レールと、
    前記可動レールをシート上下方向と垂直な方向にスライド可能なように支持する固定レールと、
    を備え、
    前記クッションフレームは、
    シート幅方向に互いに離間して配置される第1サイドフレーム及び第2サイドフレームと、
    前記第1サイドフレームに回転可能に連結された少なくとも1つのリンクと、
    前記少なくとも1つのリンクと前記可動レールとを連結する連結ブラケットと、
    前記シートベルトを保持する保持具と、
    前記保持具を前記連結ブラケットに固定する保持具締結部材と、
    を有し、
    前記連結ブラケットは、
    前記可動レールが固定された底壁と、
    前記少なくとも1つのリンクが回転可能に連結された第1側壁と、
    前記第1側壁と共に前記保持具を挟むように配置された第2側壁と、
    前記底壁のシート前後方向の端部からシート上方に延伸すると共に、前記第1側壁と前記第2側壁とをシート幅方向に連結する縦壁と、
    を有し、
    前記保持具締結部材は、前記保持具と前記第1側壁と前記第2側壁とを締結する、乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記第1側壁は、
    前記底壁からシート上方に延伸する第1部と、
    前記第1部から前記第2側壁に向かってシート幅方向に延伸する第2部と、
    前記第2部からシート上方に延伸すると共に、前記保持具に当接する第3部と、
    を有する、乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記リンクは、前記第1側壁の前記第1部に連結される、乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記底壁と前記可動レールとをシート上下方向に締結する第1レール締結部材及び第2レール締結部材をさらに備え、
    シート幅方向から視て、前記保持具締結部材の重心から前記底壁における前記第1レール締結部材の貫通孔の重心までの距離と、前記保持具締結部材の重心から前記底壁における前記第2レール締結部材の貫通孔の重心までの距離とは、略等しい、乗物用シート。
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