JP2002206576A - 機械式車両用ディスクブレーキ - Google Patents

機械式車両用ディスクブレーキ

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JP2002206576A
JP2002206576A JP2001004649A JP2001004649A JP2002206576A JP 2002206576 A JP2002206576 A JP 2002206576A JP 2001004649 A JP2001004649 A JP 2001004649A JP 2001004649 A JP2001004649 A JP 2001004649A JP 2002206576 A JP2002206576 A JP 2002206576A
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output shaft
screw member
disk rotor
disk
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JP2001004649A
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Keiichi Tamada
圭市 玉田
Katsuaki Shudo
克明 首藤
Yoshinobu Honda
喜信 本田
Chikashi Iizuka
爾 飯塚
Toshiki Kaneshiro
利樹 金城
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Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D55/02Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
    • F16D55/22Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
    • F16D55/224Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制動時に摩擦パッドからピストンが受ける引
き摺りトルクが、出力軸やねじ部材に伝わることを抑制
する。これにより、出力軸やねじ部材の損耗を防止して
耐久性の向上を図り、出力軸やねじ部材にかかる偏荷重
によって制動作用が妨げられることを防止する。摩擦パ
ッドの引き摺りを低減させる。 【解決手段】 キャリパボディ4の作用部4aに、収容
孔4fとスリーブナット10とをディスク軸方向に設け
る。収容孔4fにピストン8を収容する。スリーブナッ
ト10にねじ部材11を螺着し、ねじ部材11とピスト
ン8との間に出力軸14を配設する。出力軸14の大径
部14dに球面状当接面14eを設け、ピストン8の球
面状当接面8dと当接させる。出力軸14の先端に止め
具17を係着し、該止め具17と大径部14dとで、ピ
ストン8の底壁8bを弾持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や自動二・
三輪車,三四輪バギー車,ゴルフカート等の車両に用い
られる機械式のディスクブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ディスクブレーキには、ブレーキ
レバーやブレーキペダルの操作によってり、キャリパボ
ディに付設の入力レバーを回動し、該入力レバーの回動
力をディスク軸方向の推進力に変換して制動作用を行う
機械式のものがあり、この種の先行技術として、例えば
実公平1−30662号公報に示されるものがある。
【0003】この機械式ディスクブレーキは、キャリパ
ボディの内部にピストンと出力軸とカムプレートとをデ
ィスク軸方向に配設し、入力レバーの回動によってカム
プレートをディスクロータ側に移動させ、さらにピスト
ンと出力軸とをディスクロータ側に押動して、出力軸先
端の大径部で摩擦パッドをディスクロータの側面に押圧
するようにしている。
【0004】入力レバーとカムプレートの内側には、制
動間隙自動調整装置の一部品であるねじ部材が配設さ
れ、該ねじ部材に前記出力軸が螺合しており、摩擦パッ
ドのライニングの摩耗によってディスクロータの側面と
摩擦パッドとの間の制動間隙が所定量以上に拡がった場
合に、出力軸をねじ部材からディスクロータ方向へ繰り
出すことにより、上述の制動間隙を所定値に設定するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような機械式ディ
スクブレーキにあっては、通常の制動作用のほか、例え
ば坂道等でブレーキを使用して停車状態を継続した場合
に、ディスクロータを挟圧する摩擦パッドには、ディス
クロータを通して車体下り方向の引き摺りトルクが作用
する。この引き摺りトルクは、摩擦パッドと当接する出
力軸やピストン,ねじ部材に伝達され、これら全体をデ
ィスク軸に対してディスク回出方向へ傾かせるように作
用するため、上記した制動作動の妨げとなるばかりか、
出力軸とねじ部材との連結部分であるおねじやめねじに
損耗を与えることとなる。
【0006】そこで本発明は、制動時に摩擦パッドが受
ける引き摺りトルクが、出力軸やねじ部材に伝わること
を極力抑制し、出力軸やねじ部材のねじ部が損耗するの
を有効に防止して耐久性の向上を図ると共に、出力軸や
ねじ部材にかかる偏荷重によって制動作用が妨げられる
ことの防止を第1の目的とし、さらに第2の目的とし
て、制動解除時のピストンを強制的に後退させることに
より、摩擦パッドの引き摺りを抑制することのできる機
械式ディスクブレーキ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、ディスクロータの側部に配設されるキ
ャリパボディの作用部に収容孔を形成し、該収容孔のデ
ィスクロータ側に有底筒状のピストンを配設すると共
に、収容孔の反ディスクロータ側にねじ部材を螺着し、
該ねじ部材と前記ピストンとの間に出力軸を配設し、該
出力軸と前記ねじ部材とを入力レバーの回動により前記
ディスクロータ方向へ一体に移動して、出力軸と当接す
るピストンの押動にて摩擦パッドを前記ディスクロータ
の側面に押圧する機械式車両用ディスクブレーキにおい
て、前記出力軸とピストンとを当接係合させ、該出力軸
とピストンの当接面をそれぞれ球面状に形成したことを
特徴としている。
【0008】また、上記出力軸のピストンの底壁よりも
反ディスクロータ側に大径部を形成し、該大径部とピス
トンの底壁の相対向面をそれぞれ前記当接面となすと共
に、ピストンの底壁にディスク軸方向の貫通孔を形成
し、該貫通孔を通して前記出力軸をピストンのディスク
ロータ側に突出させ、該出力軸の突出部に弾性の止め具
を係着し、該止め具と前記出力軸の大径部とで前記ピス
トンの底壁を弾持することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態例を図面に
基づいて説明する。機械式ディスクブレーキ1は、車体
に固設されるブラケット2に摺動ピン3,3を介してキ
ャリパボディ4がディスク軸方向に移動可能に支持され
ている。
【0010】このキャリパボディ4は、ディスクロータ
5の両側部に配設される作用部4a及び反作用部4b
と、ディスクロータ5の外周を跨いでこれらを連結する
ブリッジ部4cとからなっており、作用部4aと反作用
部4bとの間には、ハンガーピン7にて吊持される一対
の摩擦パッド6,6が、ディスクロータ5を挟んでディ
スク軸方向に移動可能に吊持されている。
【0011】作用部4aの両側部には支持腕4d,4d
が突出し、該支持腕4d,4dにブラケット2から反デ
ィスク方向へ突出する上述の摺動ピン3,3が挿通され
ており、一方の支持腕4dのディスク半径方向外側に
は、後述するブレーキワイヤ15を挿通するための保持
腕4eが突設されている。
【0012】作用部4aのディスクロータ側には収容孔
4fが、反ディスクロータ側にはピストン8を作動する
ためのピストン作動機構9が、ディスク軸方向に連続し
て設けられている。収容孔4fには、円筒体8aの内部
に厚肉の底壁8bを配した有底筒状のピストン8が移動
可能に収容されている。ピストン8は、円筒体8aの内
部に厚肉の底壁8bを配した有底筒状に形成されてお
り、底壁8bの中心軸上に貫通孔8cが形成されると共
に、底壁8bの反ディスクロータ側面には球面状に凹む
当接面8dが貫通孔8cを囲繞して設けられている。
【0013】ピストン作動機構9は、収容孔4fの反デ
ィスクロータ側でキャリパボディ4に鋳ぐるみされたス
リーブナット10と、該スリーブナット10に反ディス
クロータ側から螺着したねじ部材11と、該ねじ部材1
1の外端にロックナット12を用いて一体に固着される
入力レバー13と、ねじ部材11に螺合し、且つ前記ピ
ストン8と係合して該ピストン8をディスクロータ方向
へ押動する出力軸14とで構成されている。
【0014】スリーブナット10は、収容孔4fと同軸
上の内周面に多条のめねじ10aが刻設されている。ね
じ部材11は、外周面のディスクロータ側に多条のおね
じ11aを、また内周面の反ディスクロータ側にめねじ
11bを刻設した円筒体で、反ディスクロータ側をスリ
ーブナット10から反ディスクロータ側に突出させ、お
ねじ11aをスリーブナット10のめねじ10aに螺合
して、ディスクロータ側をスリーブナット10に保持さ
れている。スリーブナット10とねじ部材11のねじ1
0a,11aの螺合は、多条ねじの採用でねじ山のリー
ド角を大きく取ることにより、入力レバー13の僅かな
回動量にも、ねじ部材11を軸方向へ大きく移動させる
ために役立っている。
【0015】入力レバー13の先端には、保持腕4eに
挿通したブレーキワイヤ15の一端が連結されており、
ブレーキワイヤ15の他端は、運転席近傍のブレーキペ
ダルやブレーキレバー(図示しない)に連結されてい
る。入力レバー13の先端と保持腕4eとの間には、ブ
レーキワイヤ15の一端側に外挿したリターンスプリン
グ16が縮設されており、非作動時の入力レバー13と
ねじ部材11と出力軸14とを図1〜図3の実線位置に
付勢している。
【0016】出力軸14は、ピストン8とスリーブナッ
ト10とに跨って配設される小径の軸部14aに、スリ
ーブナット10から該ナット10の反ディスクロータ側
に突出配置される大径のおねじ14bが連続しており、
おねじ14bの外端につまみ14cが連設されている。
【0017】出力軸14の軸部14aは、略中間部にフ
ランジ状の大径部14dがあり、該大径部14dのディ
スクロータ側面を球面状に膨らませて当接面14eとし
ている。軸部14aの大径部14dから先端側は、ピス
トン8の貫通孔8cよりもやや小径に形成されており、
該貫通孔8cに軸部14aの先端側を挿通し、大径部1
4dの当接面14eをピストン8の当接面8dに当てな
がら、ピストン8の底壁8cからディスクロータ側へ突
出する軸部14aの先端にウェーブワッシャワッシャを
用いた止め具17を係着して、該止め具17と大径部1
4dでピストン8の底壁8cを弾持し、ピストン8と出
力軸14とがディスク軸方向へ一直線上に連結される。
【0018】このように連結されるピストン8と出力軸
14は、当接面8d,14eの球面形状と止め具17の
弾性力によって、いずれか一方が他方を残して側方へ傾
くことが可能であり、また制動操作の解除によって出力
軸14が反ディスクロータ方向へ移動した際に、ピスト
ン8も強制的に引き戻される。
【0019】出力軸14のおねじ14bは、ディスクロ
ータ側の凡そ半分がねじ部材11のめねじ11bに螺着
され、ねじ部材11から反ディスクロータ側に突出する
残りの半分に上述のロックナット12を螺着することに
より、ねじ部材11と入力レバー13と出力軸14とが
一体に固着される。この結果、制動操作によってブレー
キワイヤ15が牽引されると、入力レバー13とねじ部
材11と出力軸14とが一体に回動しながら、おねじ1
1aとめねじ10aの螺合によってディスクロータ方向
へ移動し、出力軸14先端のピストン8を押動する。
【0020】ロックナット12は、ブレーキワイヤ15
の張り調整や摩擦パッド6のライニング摩耗に伴う制動
間隙の調整にも用いられる。例えば、ブレーキワイヤ1
5の張り具合を調整する場合には、ロックナット12を
一旦弛めてねじ部材11を支点に入力レバー13を周方
向いずれかへ移動し、ブレーキワイヤ15を張り調整し
たのち、ロックナット12を再固定する。また、制動操
作の繰り返しによってディスクロータ5の側面と摩擦パ
ッド6のライニングとの間の制動間隙が所定量以上に拡
がった場合には、同じくロックナット12を一旦弛め、
つまみ14cをつまんで出力軸14のみをディスクロー
タ方向へ押し込み、出力軸14先端のピストン8で摩擦
パッド6を押動して上記制動間隙を設定したのち、ロッ
クナット12を再固定する。
【0021】本形態例は、上述のように構成されてお
り、運転者の制動操作によってブレーキワイヤ15が牽
引されると、入力レバー13が図3の実線位置から想像
線位置に回動し、さらにねじ部材11と出力軸14とが
入力レバー13と一体に回動しながらディスクロータ方
向へ移動する。出力軸14は、先端側のピストン8をデ
ィスクロータ方向へ押動し、さらにピストン8が作用部
側の摩擦パッド6をディスクロータ5の一側面に押圧す
る。
【0022】次に、この制動反力によって、キャリパボ
ディ4が摺動ピン3,3に案内されながら作用部方向へ
移動し、反作用部4bが反作用部側の摩擦パッド6をデ
ィスクロータ5の他側面に押圧して制動作用が行われ
る。
【0023】また、上述の制動操作を解除した場合に
は、各部材が制動とは逆の手順によって作動し、摩擦パ
ッド6,6,の押圧が解除される。作用部4a側では、
ねじ部材11と出力軸14と入力レバー13とが反ディ
スクロータ方向へ一体に移動し、さらに止め具17にて
係合するピストン8が反ディスクロータ方向へ強制的に
引き戻される。この結果、作用部側と反作用部側の摩擦
パッド6,6がディスクロータ5との競りによって反デ
ィスクロータ側へ引き離されるので、摩擦パッド6,6
のライニングがディスクロータ5に引き摺られて偏摩耗
する虞が極力抑制される。
【0024】さらに、ディスクブレーキ1は、上記した
通常の制動作用のほか、坂道等で停車状態を継続使用し
た場合に、ディスクロータ5から摩擦パッド6,6に車
体下り方向の引き摺りトルクが作用し、さらに作用部側
の摩擦パッド6と当接するピストン8を引き摺って、該
ピストン8をディスク軸に対してディスク回出方向へ傾
かせようとするが、ピストン8と出力軸14とは球面状
の当接面8d,14eで接触し、また止め具17と弾性
的に係合しているので、ピストン8が止め具17を圧縮
変形しながら自身の当接面8dを出力軸14の当接面1
4eに滑らせてディスク回出方向へ傾く。
【0025】従って、摩擦パッド6からの引き摺りトル
クではピストン8のみが傾き、出力軸14とねじ部材1
1とはディスク軸方向の姿勢が維持されるので、ねじ部
材11と出力軸14との連結部であるめねじ11bとお
ねじ14bや、スリーブナット10とねじ部材11との
連結部である多条のめねじ10aとおねじ11aに、い
たずらな負荷をかけて損耗を与える虞がなくなる。この
結果、スリーブナット10やねじ部材11,出力軸14
の耐久性を向上することができ、さらに出力軸やねじ部
材にかかる偏荷重によって制動作用が妨げられることを
防止できる。
【0026】尚、上記形態例の変形例として、出力軸の
大径部から先端側をカットし、併せて軸部先端の止め具
を省略して、ピストンと出力軸との係合を球面状当接面
のみとしてもよい。この場合に、出力軸の先端面を直接
球面状当接面としたり、形態例のように大径部を設けて
この大径部に球面状当接面を形成してもよく、これらの
場合は出力軸やねじ部材のねじ部の損耗防止が目的とな
る。
【0027】ピストンと出力軸の球面状当接面は、上記
形態例と逆向きに設定してもよく、あるいは突状の球面
状当接面同士を突出させて当接させることもできる。ま
た、出力軸の先端に設ける止め具は、形態例に示したウ
ェーブワッシャを、その他のばね座金や軟質剛性樹脂,
ゴム等の弾性材に代えることもできる。
【0028】さらに、上記形態例でピストン用の収容孔
に連続して設けたスリーブナットは、本発明でいう収容
孔の一部である。従って、本発明で収容孔に配設される
ねじ部材は、形態例のスリーブナットを省略して収容孔
に直接螺合させてもよい。また、収容孔(またはスリー
ブナット)とねじ部材とは、必ずしも多条ねじで螺合す
る必要はない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の機械式車
両用ディスクブレーキによれば、摩擦パッドからの引き
摺りトルクを起因とするディスク回出方向の傾きをピス
トンで遮断し、ピストンに続く出力軸やねじ部材には引
き摺りトルクが極力伝達されないようになるので、出力
軸やねじ部材の連結部分の損耗をよく抑えて、これらの
耐久性を向上することができると共に、出力軸やねじ部
材にかかる偏荷重によって制動作用が妨げられることを
防止できるようになる。また、ねじ部材の先端に設けた
弾性の止め具が、制動解除時のピストンを反ディスクロ
ータ方向へ強制的に引き戻すので、摩擦パッドのライニ
ングをディスクロータで引き摺って偏摩耗させることが
極力なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一形態例を示す図3のI−I断面図
【図2】 本発明の一形態例を示す図3のII−II断
面図
【図3】 本発明の一形態例を示す機械式ディスクブレ
ーキの一部断面正面図
【符号の説明】
1…機械式ディスクブレーキ、4…キャリパボディ、4
a…作用部、4b…反作用部、4f…収容孔、5…ディ
スクロータ、6…摩擦パッド、8…ピストン、8b…底
壁、8c…貫通孔、8d…球面状の当接面、9…ピスト
ンの作動機構、10…スリーブナット(本発明の収容孔
の一部)、10a…多条のめねじ、11…ねじ部材、1
1a…多条のおねじ、12…ロックナット、13…入力
レバー、14…出力軸、14a…軸部、14b…おね
じ、14c…つまみ、14d…フランジ状の大径部、1
4e…球面状の当接面、15…ブレーキワイヤ、17…
止め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 首藤 克明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 本田 喜信 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 飯塚 爾 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 金城 利樹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J058 AA43 AA48 AA53 AA63 AA69 AA73 AA79 AA87 BA16 BA42 BA46 CC06 CC35 CC62 CC76 DD03 FA01 FA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータの側部に配設されるキャ
    リパボディの作用部に収容孔を形成し、該収容孔のディ
    スクロータ側に有底筒状のピストンを配設すると共に、
    収容孔の反ディスクロータ側にねじ部材を螺着し、該ね
    じ部材と前記ピストンとの間に出力軸を配設し、該出力
    軸と前記ねじ部材とを入力レバーの回動により前記ディ
    スクロータ方向へ一体に移動して、出力軸と当接するピ
    ストンの押動にて摩擦パッドを前記ディスクロータの側
    面に押圧する機械式車両用ディスクブレーキにおいて、
    前記出力軸とピストンとを当接係合させ、該出力軸とピ
    ストンの当接面をそれぞれ球面状に形成したことを特徴
    とする機械式車両用ディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記出力軸の前記ピストンの底壁よりも
    反ディスクロータ側に大径部を形成し、該大径部とピス
    トンの底壁の相対向面をそれぞれ前記当接面となすと共
    に、前記ピストンの底壁にディスク軸方向の貫通孔を形
    成し、該貫通孔を通して前記出力軸をピストンのディス
    クロータ側に突出させ、該出力軸の突出部に弾性の止め
    具を係着し、該止め具と前記出力軸の大径部とで前記ピ
    ストンの底壁を弾持せしめたことを特徴とする請求項1
    に記載の機械式車両用ディスクブレーキ。
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