JP2575179Y2 - ブレーキレバー調整装置 - Google Patents
ブレーキレバー調整装置Info
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- JP2575179Y2 JP2575179Y2 JP1992072565U JP7256592U JP2575179Y2 JP 2575179 Y2 JP2575179 Y2 JP 2575179Y2 JP 1992072565 U JP1992072565 U JP 1992072565U JP 7256592 U JP7256592 U JP 7256592U JP 2575179 Y2 JP2575179 Y2 JP 2575179Y2
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
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- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はブレーキレバー調整装置
に係り、特に二輪車のハンドル付帯のブレーキ装置に適
用するのに好適であって、そのブレーキレバーの操作開
始位置を任意に設定できるようにしたマスタシリンダの
ブレーキレバー調整装置に関する。
に係り、特に二輪車のハンドル付帯のブレーキ装置に適
用するのに好適であって、そのブレーキレバーの操作開
始位置を任意に設定できるようにしたマスタシリンダの
ブレーキレバー調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、二輪車のハンドルに取り付けら
れた前輪用ブレーキレバーによる制動操作はマスタシリ
ンダによって油圧変換されて所定の制動力発生する。こ
の種のマスタシリンダはハンドルに取り付けられ、当該
マスタシリンダに付帯するレバーブラケットにブレーキ
レバーを回動可能に取り付けており、ブレーキレバーの
回動操作をマスタシリンダのプッシュロッドの軸方向動
作に変換している。
れた前輪用ブレーキレバーによる制動操作はマスタシリ
ンダによって油圧変換されて所定の制動力発生する。こ
の種のマスタシリンダはハンドルに取り付けられ、当該
マスタシリンダに付帯するレバーブラケットにブレーキ
レバーを回動可能に取り付けており、ブレーキレバーの
回動操作をマスタシリンダのプッシュロッドの軸方向動
作に変換している。
【0003】従来の変換機構は、ブレーキレバーの基部
側にプッシュロッドに挿通されるカラーを取り付け、レ
バーの回動操作をプッシュロッドに沿った直線運動に変
換するとともに、プッシュロッド側にはカラーストッパ
を取り付けておき、カラーに押圧されるストッパによっ
てプッシュロッドを制動操作側に軸方向移動させるよう
にしている。
側にプッシュロッドに挿通されるカラーを取り付け、レ
バーの回動操作をプッシュロッドに沿った直線運動に変
換するとともに、プッシュロッド側にはカラーストッパ
を取り付けておき、カラーに押圧されるストッパによっ
てプッシュロッドを制動操作側に軸方向移動させるよう
にしている。
【0004】ところで、ブレーキレバーの最適な握り範
囲はライダーの体格によって異なるため、ブレーキレバ
ーの操作開始位置を調整できることが望ましい。このた
め、従来からブレーキレバーとプッシュロッドの間に前
記カラーに相当する中間のレバー機構を設けておき、中
間レバー機構にブレーキレバーとの離間距離を調整でき
る星型のアジャスト部材を取り付けたものが知られてい
る(実開平4−31687号)。アジャスト部材の各足
の高さが異なるように設定され、ブレーキレバーに接触
するアジャスト部材の足高さを変更することによって握
り範囲を段階的に調整できるようにしている。
囲はライダーの体格によって異なるため、ブレーキレバ
ーの操作開始位置を調整できることが望ましい。このた
め、従来からブレーキレバーとプッシュロッドの間に前
記カラーに相当する中間のレバー機構を設けておき、中
間レバー機構にブレーキレバーとの離間距離を調整でき
る星型のアジャスト部材を取り付けたものが知られてい
る(実開平4−31687号)。アジャスト部材の各足
の高さが異なるように設定され、ブレーキレバーに接触
するアジャスト部材の足高さを変更することによって握
り範囲を段階的に調整できるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の調整
装置では、段階的調整であるため広範囲のライダーに適
応させることができないばかりか、中間レバー機構を設
ける等の構造的複雑さを招く欠点があり、かつ調整操作
も非常に煩雑である問題があった。
装置では、段階的調整であるため広範囲のライダーに適
応させることができないばかりか、中間レバー機構を設
ける等の構造的複雑さを招く欠点があり、かつ調整操作
も非常に煩雑である問題があった。
【0006】本考案の目的は、上記従来の問題点に着目
し、ブレーキレバーの握り範囲を無段階で調整できると
ともに、調整操作を非常に簡便に行わせることができ、
かつ少ない部品点数で構造簡易なブレーキレバー調整装
置を提供することにある。
し、ブレーキレバーの握り範囲を無段階で調整できると
ともに、調整操作を非常に簡便に行わせることができ、
かつ少ない部品点数で構造簡易なブレーキレバー調整装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係るブレーキレバー調整装置は、マスタシ
リンダのピストン駆動用軸部材をねじ軸として形成し、
このねじ軸に嵌挿されてブレーキレバーの回動操作を軸
方向動作に変換するカラーを取り付け、このカラーに対
面接合し前記ブレーキレバーの操作開始位置を調整可能
に前記ねじ軸に螺進退可能に取り付けられた調整ダイヤ
ルストッパを設け、この調整ダイヤルストッパに対して
前記カラーとの接合方向に弾圧付勢するスプリングを設
けたものである。
に、本考案に係るブレーキレバー調整装置は、マスタシ
リンダのピストン駆動用軸部材をねじ軸として形成し、
このねじ軸に嵌挿されてブレーキレバーの回動操作を軸
方向動作に変換するカラーを取り付け、このカラーに対
面接合し前記ブレーキレバーの操作開始位置を調整可能
に前記ねじ軸に螺進退可能に取り付けられた調整ダイヤ
ルストッパを設け、この調整ダイヤルストッパに対して
前記カラーとの接合方向に弾圧付勢するスプリングを設
けたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ブレーキレバーの握り幅は
カラーと調整ダイヤルストッパとの接触位置で設定され
る。調整ダイヤルストッパはねじ軸に螺進退可能とされ
その位置は無段階に調整できる。したがって、ブレーキ
レバーの握り幅は任意に調整でき、細かな設定が可能と
なる。また、調整ダイヤルストッパはスプリングにより
カラー側に弾圧付勢されている。このため、ブレーキレ
バーを無意識に握り間隔を大きくする方向に操作してカ
ラーが調整ダイヤルストッパから離反し、調整ダイヤル
ストッパがねじ軸に回転自由な状態になっても、設置位
置を確実に保持できる。このため車体の振動によって設
定位置がずれたりするような不具合が有効に防止され
る。しかも、ねじ軸をマスタシリンダのプッシュロッド
として構成することにより、この調整機構がマスタシリ
ンダハウジングに内蔵された構造となり、ストッパをプ
ッシュロッドに螺着し、スプリングを介装しただけで操
作性および構造的にも非常に簡易なものとなる。
カラーと調整ダイヤルストッパとの接触位置で設定され
る。調整ダイヤルストッパはねじ軸に螺進退可能とされ
その位置は無段階に調整できる。したがって、ブレーキ
レバーの握り幅は任意に調整でき、細かな設定が可能と
なる。また、調整ダイヤルストッパはスプリングにより
カラー側に弾圧付勢されている。このため、ブレーキレ
バーを無意識に握り間隔を大きくする方向に操作してカ
ラーが調整ダイヤルストッパから離反し、調整ダイヤル
ストッパがねじ軸に回転自由な状態になっても、設置位
置を確実に保持できる。このため車体の振動によって設
定位置がずれたりするような不具合が有効に防止され
る。しかも、ねじ軸をマスタシリンダのプッシュロッド
として構成することにより、この調整機構がマスタシリ
ンダハウジングに内蔵された構造となり、ストッパをプ
ッシュロッドに螺着し、スプリングを介装しただけで操
作性および構造的にも非常に簡易なものとなる。
【0009】
【実施例】以下に、本考案に係るブレーキレバー調整装
置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】まず、このブレーキレバー調整装置を備え
たブレーキ装置の全体構成を図3に示す。この図に示す
ように、二輪車のハンドルに対して取り付け可能とされ
たマスタシリンダ10と、これと一体化されたエクステ
ンションハウジング12とが設けられ、その端部にはレ
バーブラケット部14を形成している。そして、レバー
ブラケット部14には回転支点ピン16を中心として回
動操作可能にブレーキレバー18が取り付けられてい
る。ブレーキレバー18の基部における握り方向側には
マスタシリンダ10から突出されるプッシュロッド20
が位置しており、ブレーキレバー18を握り操作したと
きに、プッシュロッド20を軸方向に作動させ、もって
マスタシリンダにより油圧力を発生させるようにしてい
る。
たブレーキ装置の全体構成を図3に示す。この図に示す
ように、二輪車のハンドルに対して取り付け可能とされ
たマスタシリンダ10と、これと一体化されたエクステ
ンションハウジング12とが設けられ、その端部にはレ
バーブラケット部14を形成している。そして、レバー
ブラケット部14には回転支点ピン16を中心として回
動操作可能にブレーキレバー18が取り付けられてい
る。ブレーキレバー18の基部における握り方向側には
マスタシリンダ10から突出されるプッシュロッド20
が位置しており、ブレーキレバー18を握り操作したと
きに、プッシュロッド20を軸方向に作動させ、もって
マスタシリンダにより油圧力を発生させるようにしてい
る。
【0011】ブレーキレバー18の回動操作をプッシュ
ロッド20の軸方向操作に変換するための具体的構造を
図1を参照して説明する。この図は図3のA−A線断面
図であり、マスタシリンダ10の端部からピストン22
を押圧するプッシュロッド20が突出されている。この
プッシュロッド20はエクステンションハウジング12
を経てブレーキレバー18の基部側に延長されている。
このようなプッシュロッド18に対して円柱状のカラー
24が嵌挿されており、これはカラー24中心軸と直交
するようにその中央部に側壁面を貫通した挿通孔26を
設け、当該挿通孔26に対してプッシュロッド20を遊
嵌挿通している。このカラー24はブレーキレバー18
に連結されるものであり、プッシュロッド20を両側か
ら挟み込むようにブレーキレバー18の基部から延在形
成される一対のカラーブラケット28を設け、これをカ
ラー24の両端に連結している。この連結部はブレーキ
レバー18を回動操作したときにカラー24がプッシュ
ロッド20の軸方向に沿った近似的な直線移動がなされ
るように、回転支点ピン16の近傍に位置するように設
定されている。
ロッド20の軸方向操作に変換するための具体的構造を
図1を参照して説明する。この図は図3のA−A線断面
図であり、マスタシリンダ10の端部からピストン22
を押圧するプッシュロッド20が突出されている。この
プッシュロッド20はエクステンションハウジング12
を経てブレーキレバー18の基部側に延長されている。
このようなプッシュロッド18に対して円柱状のカラー
24が嵌挿されており、これはカラー24中心軸と直交
するようにその中央部に側壁面を貫通した挿通孔26を
設け、当該挿通孔26に対してプッシュロッド20を遊
嵌挿通している。このカラー24はブレーキレバー18
に連結されるものであり、プッシュロッド20を両側か
ら挟み込むようにブレーキレバー18の基部から延在形
成される一対のカラーブラケット28を設け、これをカ
ラー24の両端に連結している。この連結部はブレーキ
レバー18を回動操作したときにカラー24がプッシュ
ロッド20の軸方向に沿った近似的な直線移動がなされ
るように、回転支点ピン16の近傍に位置するように設
定されている。
【0012】上記のようにブレーキレバー18の操作に
よりプッシュロッド20の軸方向に沿って移動されるカ
ラー24をプッシュロッド20自体の加圧移動に変換す
るため、プッシュロッド20のエクステンションハウジ
ング12から突出している部分は雄ねじを刻設したねじ
軸20Aとされている。そして、当該ねじ軸20Aに螺
着されて進退移動できる調整ダイヤルストッパ30を前
記カラー24に対面するように取り付けている。調整ダ
イヤルストッパ30は前記ブレーキレバー18のカラー
ブラケット部28と干渉しないように小径に形成され直
接カラー24に当接するストッパナット部30Aと、こ
の端部にフランジ状に形成された大径のダイヤル部30
Bとから構成され、ダイヤル部30Bを指で操作するこ
とにより位置調整ができるようにしている。また、プッ
シュロッド20の先端部にはカラー24を調整ダイヤル
ストッパ30側に押圧して両者を接触保持させる加圧ス
プリング機構32を設けている。したがって、調整ダイ
ヤルストッパ30の位置を螺進退させて調整することに
より、カラー24のプッシュロッド20における位置が
調整でき、カラー24の位置によってブレーキレバー1
8の制動操作の開始位置が任意に変更できるものとな
る。
よりプッシュロッド20の軸方向に沿って移動されるカ
ラー24をプッシュロッド20自体の加圧移動に変換す
るため、プッシュロッド20のエクステンションハウジ
ング12から突出している部分は雄ねじを刻設したねじ
軸20Aとされている。そして、当該ねじ軸20Aに螺
着されて進退移動できる調整ダイヤルストッパ30を前
記カラー24に対面するように取り付けている。調整ダ
イヤルストッパ30は前記ブレーキレバー18のカラー
ブラケット部28と干渉しないように小径に形成され直
接カラー24に当接するストッパナット部30Aと、こ
の端部にフランジ状に形成された大径のダイヤル部30
Bとから構成され、ダイヤル部30Bを指で操作するこ
とにより位置調整ができるようにしている。また、プッ
シュロッド20の先端部にはカラー24を調整ダイヤル
ストッパ30側に押圧して両者を接触保持させる加圧ス
プリング機構32を設けている。したがって、調整ダイ
ヤルストッパ30の位置を螺進退させて調整することに
より、カラー24のプッシュロッド20における位置が
調整でき、カラー24の位置によってブレーキレバー1
8の制動操作の開始位置が任意に変更できるものとな
る。
【0013】ここで、前記調整ダイヤルストッパ30は
プッシュロッド20に螺着されているが、ブレーキレバ
ー18を反操作側に押し開くと、図2(1)に示すよう
に、カラー24との間に隙間Gが発生する。この隙間G
が発生すると、調整ダイヤルストッパ30は回転自由に
なり、車体の振動等によって調整位置から移動してしま
う虞がある。そこで、この実施例では調整ダイヤルスト
ッパ30の背面側に弾圧スプリング34を配設し、カラ
ー24と離反された状態が発生しても設定位置がずれな
いようにしている。弾圧スプリング34はエクステンシ
ョンハウジング12側にてプッシュロッド20に固定さ
れているブレーキランプ点灯用のスイッチプレート36
を座面として調整ダイヤルストッパ30をカラー24側
に向けて付勢するように取り付けられている。この結
果、不用意にブレーキレバー18を図3の矢印に示すよ
うに押し開いた際にもプッシュロッド20のねじ軸20
Aに対するねじ山が密に加圧接触され、回転自由になる
ことが防止されるのである。
プッシュロッド20に螺着されているが、ブレーキレバ
ー18を反操作側に押し開くと、図2(1)に示すよう
に、カラー24との間に隙間Gが発生する。この隙間G
が発生すると、調整ダイヤルストッパ30は回転自由に
なり、車体の振動等によって調整位置から移動してしま
う虞がある。そこで、この実施例では調整ダイヤルスト
ッパ30の背面側に弾圧スプリング34を配設し、カラ
ー24と離反された状態が発生しても設定位置がずれな
いようにしている。弾圧スプリング34はエクステンシ
ョンハウジング12側にてプッシュロッド20に固定さ
れているブレーキランプ点灯用のスイッチプレート36
を座面として調整ダイヤルストッパ30をカラー24側
に向けて付勢するように取り付けられている。この結
果、不用意にブレーキレバー18を図3の矢印に示すよ
うに押し開いた際にもプッシュロッド20のねじ軸20
Aに対するねじ山が密に加圧接触され、回転自由になる
ことが防止されるのである。
【0014】上記カラー24と調整ダイヤルストッパ3
0の接合面は平坦面に形成することによって完全な無段
階位置調整ができるが、図2(2)に示すように、調整
ダイヤルストッパ30側の当接面にカラー24の外周面
に倣う円弧溝38を形成し、これにはまり合うように接
触させるようにしてもよい。このようにすれば調整ダイ
ヤルストッパ30を180度回転させる毎にカラー24
と正確にはまり合い、多少ブレーキレバー18を押し開
いても円弧溝38の深さによって調整ダイヤルストッパ
30が移動することがない。もちろん円弧溝38を十字
状あるいは放射状の多数に形成すれば微小角度毎に位置
調整ができ、より微妙な調整を行わせることもできる。
0の接合面は平坦面に形成することによって完全な無段
階位置調整ができるが、図2(2)に示すように、調整
ダイヤルストッパ30側の当接面にカラー24の外周面
に倣う円弧溝38を形成し、これにはまり合うように接
触させるようにしてもよい。このようにすれば調整ダイ
ヤルストッパ30を180度回転させる毎にカラー24
と正確にはまり合い、多少ブレーキレバー18を押し開
いても円弧溝38の深さによって調整ダイヤルストッパ
30が移動することがない。もちろん円弧溝38を十字
状あるいは放射状の多数に形成すれば微小角度毎に位置
調整ができ、より微妙な調整を行わせることもできる。
【0015】なお、ブレーキレバー18の操作によりカ
ラー24がプッシュロッド20の軸方向に沿って移動す
るが、これは近似的な直線移動であるため、マスタシリ
ンダプッシュロッド20とピストン22とは球面継手4
0によって接続するとともに、エクステンションハウジ
ング12内にてプッシュロッド20を保持するダイヤフ
ラム42を設け、プッシュロッド20の揺動を吸収する
ようにしている。
ラー24がプッシュロッド20の軸方向に沿って移動す
るが、これは近似的な直線移動であるため、マスタシリ
ンダプッシュロッド20とピストン22とは球面継手4
0によって接続するとともに、エクステンションハウジ
ング12内にてプッシュロッド20を保持するダイヤフ
ラム42を設け、プッシュロッド20の揺動を吸収する
ようにしている。
【0016】図中44はピストン22の先端に設けたプ
ライマリカップ、46は戻しばね、48はリザーバタン
クである。
ライマリカップ、46は戻しばね、48はリザーバタン
クである。
【0017】このように構成されたブレーキレバー18
の調整装置は、プッシュロッド20に挿通されるカラー
24をプッシュロッド20の一部に形成したねじ軸20
Aに螺着される調整ダイヤルストッパ30によって位置
調整可能としているので、ブレーキレバー18の操作開
始位置を微妙に調整することができ、最適なブレーキレ
バー18の握り間隔を確実に設定することができる。そ
してこの調整作業は調整ダイヤルストッパ30をねじ軸
20Aの回りに回転させる操作だけでよく、他の操作を
必要としないため、極めて簡易に調整することができ
る。更に、ブレーキレバー18を反操作側に押し開いた
場合にも、調整ダイヤルストッパ30は常時弾圧スプリ
ング34によって螺着面が圧接されるようにプリロード
が与えられているので、調整位置が車体振動等によって
ずれることがなく、極めて簡単な構造によって調整位置
を確実に保持できるものとなっている。また、ブレーキ
レバー調整装置はプッシュロッド20にねじ軸20Aを
形成し、カラー24と調整ダイヤルストッパ30、およ
び弾圧スプリング34を装備するだけで機能し、部品点
数が極めて少なく、かつプッシュロッド20部分に装備
されるので、構造が単純で突出物のない安全な構造とす
ることができる。
の調整装置は、プッシュロッド20に挿通されるカラー
24をプッシュロッド20の一部に形成したねじ軸20
Aに螺着される調整ダイヤルストッパ30によって位置
調整可能としているので、ブレーキレバー18の操作開
始位置を微妙に調整することができ、最適なブレーキレ
バー18の握り間隔を確実に設定することができる。そ
してこの調整作業は調整ダイヤルストッパ30をねじ軸
20Aの回りに回転させる操作だけでよく、他の操作を
必要としないため、極めて簡易に調整することができ
る。更に、ブレーキレバー18を反操作側に押し開いた
場合にも、調整ダイヤルストッパ30は常時弾圧スプリ
ング34によって螺着面が圧接されるようにプリロード
が与えられているので、調整位置が車体振動等によって
ずれることがなく、極めて簡単な構造によって調整位置
を確実に保持できるものとなっている。また、ブレーキ
レバー調整装置はプッシュロッド20にねじ軸20Aを
形成し、カラー24と調整ダイヤルストッパ30、およ
び弾圧スプリング34を装備するだけで機能し、部品点
数が極めて少なく、かつプッシュロッド20部分に装備
されるので、構造が単純で突出物のない安全な構造とす
ることができる。
【0018】なお、上記実施例ではプッシュロッド20
にブレーキレバー調整装置を組込んだ例を示したが、ブ
レーキレバーの操作を間接的にプッシュロッドに伝達す
る軸部材に適用することもできる。
にブレーキレバー調整装置を組込んだ例を示したが、ブ
レーキレバーの操作を間接的にプッシュロッドに伝達す
る軸部材に適用することもできる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、マスタ
シリンダのカップ駆動用軸部材をねじ軸として形成し、
このねじ軸に嵌挿されてブレーキレバーの回動操作を軸
方向動作に変換するカラーを取り付け、このカラーに対
面接合し前記ブレーキレバーの操作開始位置を調整可能
に前記ねじ軸に螺進退可能に取り付けられた調整ダイヤ
ルストッパを設け、この調整ダイヤルストッパに対して
前記カラーとの接合方向に弾圧付勢するスプリングを設
けた構成としたので、ブレーキレバーの握り範囲を無段
階で調整できるとともに、調整操作を非常に簡便に行わ
せることができ、かつ少ない部品点数で構造簡易なブレ
ーキレバー調整装置とすることができる。
シリンダのカップ駆動用軸部材をねじ軸として形成し、
このねじ軸に嵌挿されてブレーキレバーの回動操作を軸
方向動作に変換するカラーを取り付け、このカラーに対
面接合し前記ブレーキレバーの操作開始位置を調整可能
に前記ねじ軸に螺進退可能に取り付けられた調整ダイヤ
ルストッパを設け、この調整ダイヤルストッパに対して
前記カラーとの接合方向に弾圧付勢するスプリングを設
けた構成としたので、ブレーキレバーの握り範囲を無段
階で調整できるとともに、調整操作を非常に簡便に行わ
せることができ、かつ少ない部品点数で構造簡易なブレ
ーキレバー調整装置とすることができる。
【図1】実施例に係るブレーキレバー調整装置の断面図
である。
である。
【図2】同装置のカラーと調整ダイヤルストッパとが離
間状態を示す断面図およびカラーと調整ダイヤルストッ
パの側面図である。
間状態を示す断面図およびカラーと調整ダイヤルストッ
パの側面図である。
【図3】同装置を備えたブレーキ装置の全体側面図であ
る。
る。
10 マスタシリンダ 12 エクステンションハウジング 14 レバーブラケット部 16 回転支点ピン 18 ブレーキレバー 20 プッシュロッド 22 ピストン 24 カラー 26 挿通孔 28 カラーブラケット部 30 調整ダイヤルストッパ 32 加圧スプリング機構 34 弾圧スプリング 36 スイッチプレート 38 円弧溝 40 球面継手 42 ダイヤフラム
Claims (1)
- 【請求項1】 マスタシリンダのピストン駆動用軸部材
をねじ軸として形成し、このねじ軸に嵌挿されてブレー
キレバーの回動操作を軸方向動作に変換するカラーを取
り付け、このカラーに対面接合し前記ブレーキレバーの
操作開始位置を調整可能に前記ねじ軸に螺進退可能に取
り付けられた調整ダイヤルストッパを設け、この調整ダ
イヤルストッパに対して前記カラーとの接合方向に弾圧
付勢するスプリングを設けたことを特徴とするブレーキ
レバー調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992072565U JP2575179Y2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | ブレーキレバー調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992072565U JP2575179Y2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | ブレーキレバー調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0629994U JPH0629994U (ja) | 1994-04-19 |
| JP2575179Y2 true JP2575179Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13493020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992072565U Expired - Fee Related JP2575179Y2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | ブレーキレバー調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575179Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI381974B (zh) * | 2010-01-06 | 2013-01-11 | Ashima Ltd | A device that can be equipped with a hydraulic brake |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0437036U (ja) * | 1990-07-25 | 1992-03-27 |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP1992072565U patent/JP2575179Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0629994U (ja) | 1994-04-19 |
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