JPH10196690A - 機械式ディスクブレーキ機構 - Google Patents

機械式ディスクブレーキ機構

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JPH10196690A
JPH10196690A JP9001467A JP146797A JPH10196690A JP H10196690 A JPH10196690 A JP H10196690A JP 9001467 A JP9001467 A JP 9001467A JP 146797 A JP146797 A JP 146797A JP H10196690 A JPH10196690 A JP H10196690A
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JP
Japan
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link
piston
shaft
camshaft
cam
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JP9001467A
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English (en)
Inventor
Ikuo Kirihara
郁雄 桐原
Yoshiyuki Mori
義幸 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/20Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
    • F16D2125/22Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting transversely to the axis of rotation
    • F16D2125/26Cranks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンに直線変位を与えるためのカム軸と
リンクとの接触部が外部からの振動等で滑りを生ずるこ
とがなく、耐振性能や、動作信頼性に優れた機械式ディ
スクブレーキ機構を提供すること。 【解決手段】 摩擦パッドを押圧するピストンに直線変
位を与えるために、カム軸35に当接してカム軸35の
回転運動を直線運動に変換するリンク38を装備してな
る機械式ディスクブレーキ機構において、カム軸35の
カム溝40には、リンク38の球面状当接部の全体が嵌
合する略球面状のリンク支持部42を装備して、外部か
らの振動等によってカム軸35のカム溝40とリンク3
8との接触箇所がずれることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のパーキン
グブレーキとして好適な機械式ディスクブレーキ機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、パーキングブレーキとして使用
される機械式ディスクブレーキ機構の従来例を示したも
のである。ここに示したブレーキ機構は、実公平2−4
7776号公報に開示されたもので、車輪と一体回転す
るロータ2と、ロータ2を挟むように対向配備された一
対の摩擦パッド4,5と、これらの摩擦パッド4,5を
ロータ2に押し付けるためのピストン7を収容したキャ
リパボディ8と、キャリパボディ8をロータ2の軸方向
に摺動自在にフローティング支持するサポート9とを備
えたフローティング・キャリパ式のディスクブレーキ装
置に適用されている。
【0003】なお、キャリパボディ8は、ロータ2の上
を跨ぐブリッジ部8aと、ブリッジ部8aの一端側に装
備されてピストン7を収容したシリンダ部8bと、ブリ
ッジ部8aの他端側に装備されて他方の摩擦パッド5の
背面を押えるキャリパ爪8cとを備えている。このよう
なフローティング・キャリパ式のディスクブレーキ装置
では、ピストン7が一方の摩擦パッド4をロータ2に押
し付けると、その時の反力でキャリパボディ8が図中矢
印(イ)方向に移動する。この移動の際、キャリパ爪8
cが他方の摩擦パッド5をロータ2側に引き寄せるた
め、ロータ2が一対の摩擦パッド4,5で挾持された制
動状態を得ることができる。
【0004】ピストン7は、車両の走行時のブレーキ操
作の時には、シリンダ部8bに装備された給油口8dか
らシリンダ部8b内に送給されるブレーキオイルの圧力
で駆動されるが、駐車時には、シリンダ部8b内に組込
まれた機械式ディスクブレーキ機構10によって駆動さ
れる。この機械式ディスクブレーキ機構10は、ピスト
ン7と、ピストン7の後方に配置されて図示略の駐車ブ
レーキレバーによるブレーキ操作によって回動されるカ
ム軸11と、カム軸11とピストン7との間に装備され
たピストン駆動軸12と、カム軸11の回転運動を直線
運動に変換してピストン駆動軸12に伝達するリンク1
3とを備えた構成とされている。
【0005】ピストン駆動軸12は、ピストン7の内底
部に当接する駒体15と、シリンダ部8bの内周面に係
止された止め輪16と駒体15との間に圧装されて駒体
15をピストン7に当接した状態に保つ駒付勢ばね17
と、駒体15に螺合する可逆ねじ部18aを有した可逆
ねじ軸18と、シリンダ部8bの内周に係止されたばね
受け19と可逆ねじ軸18の鍔部との間に圧装されて可
逆ねじ軸18をカム軸11側に付勢する戻しばね20
と、可逆ねじ軸18の頭部に被嵌装備されると共にロー
タ2の軸方向に摺動自在に支持されたリンク接続体21
とを備えた構成とされている。
【0006】リンク13は、両端に略球面状の当接部が
形成されると共に、一端の当接部がリンク接続体21の
カム軸11側の端面に形成された凹部23に係合し、か
つ他端の当接部がカム軸11に形成されたカム溝24に
係合して、カム軸11の回転運動をロータ2の軸方向に
沿う直線運動に変換してピストン駆動軸12に伝達す
る。なお、カム軸11は、円滑に回転操作できるよう
に、ボールベアリング25を介して回転自在に支持され
ている。また、カム軸11上のカム溝24は、図5にも
示すように、回転運動を直線運動に変換するために、カ
ム軸11の中心から偏心した位置に形成されている。
【0007】以上の機械式ディスクブレーキ機構10で
は、非制動時は、図5の(a)に示すように、リンク1
3とカム溝24との接点がカム軸11の中心よりも下が
った位置に位置して、リンク接続体21は最もカム軸1
1側に寄った状態にある。そして、パーキングブレーキ
レバーの操作によって、図5の(b)に示すように、カ
ム軸11が矢印(ロ)方向に回動操作されると、それに
応じたカム溝24の変位によって、リンク13がリンク
接続体21側に距離L1だけ押し出される。このリンク
接続体21の押し出しによって、リンク接続体21と一
体に可逆ねじ軸18がピストン7側に移動する。可逆ね
じ軸18がピストン7側に移動する際には、可逆ねじ軸
18と駒体15とは一体化した状態にあって、可逆ねじ
軸18の移動量が、駒体15を介してピストン7に伝達
されて、摩擦パッド4がロータ2に押し付けられ、制動
状態になる。
【0008】パーキングブレーキレバーによるブレーキ
操作が解除されると、前述した矢印(ロ)とは逆方向に
カム軸11が回動して、戻しばね20の付勢力により可
逆ねじ軸18及びリンク接続体21及びリンク13は元
の状態に戻される。 この可逆ねじ軸18の戻り時に
は、駒付勢ばね17の付勢力によって駒体15は可逆ね
じ軸18上を螺進して、ピストン7に対する位置関係を
一定に保つ。即ち、ピストン駆動軸12は、可逆ねじ軸
18上を駒体15が螺進することで、実質的な軸長が変
化する。これは、摩擦パッド4,5の摩耗による変位量
の増大分を、ピストン駆動軸12の軸長の変化によって
吸収させるためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した機
械式ディスクブレーキ機構10では、カム軸11に形成
したカム溝24が、リンク13の端部が当接する滑らか
な湾曲面としているため、図5の(c)に示すように、
カム軸11の回動量が大きくなると、リンク13の端部
が接触しているカム溝24の面がリンク13の軸と略直
交する方向に延びた状態となって、リンク13の端部が
矢印(ハ)方向に滑り易くなり、リンク13の端部に対
するカム溝24の位置規制能力が低下する。そして、例
えば、車両の駐車時にこの第5図の(c)の状態にある
と、外部から車体に振動が加わった場合に、その振動
で、リンク13の端部がカム溝24上を滑ってしまっ
て、制動力が低下する虞があり、耐振性能や、動作信頼
性の点で、改善が求められていた。
【0010】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、ピストンに直線変位を与えるために、カ
ム軸に当接してカム軸の回転運動を直線運動に変換する
リンクを装備してなる機械式ディスクブレーキ機構であ
って、カム軸とリンクとの接触部が外部からの振動等で
滑りを生ずることがなく、耐振性能や、動作信頼性に優
れた機械式ディスクブレーキ機構を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、摩擦パッド
を円盤状のロータに押し付けるためのピストンと、該ピ
ストンの後方に配置されてブレーキ操作によって回動さ
れるカム軸と、前記ピストンに当接する駒体と該駒体に
螺合する可逆ねじ部を有した可逆ねじ軸とを備えると共
に前記可逆ねじ軸が前記カム軸とピストンとの間でロー
タの軸方向に摺動可能に支持されたピストン駆動軸と、
両端に略球面状の当接部が形成されると共に一端の当接
部が前記ピストン駆動軸のカム軸側の端面に形成された
凹部に係合し、かつ他端の当接部が前記カム軸に形成さ
れたカム溝に係合して前記カム軸の回転運動をロータの
軸方向に沿う直線運動に変換して前記可逆ねじ軸に伝達
するリンクとを備え、前記カム軸の回動時のリンクの直
線変位で前記ピストンを動作させる機械式ディスクブレ
ーキ機構において、前記カム軸のカム溝には、前記リン
クの球面状当接部の全体が嵌合する略球面状のリンク支
持部を装備したことを特徴とする構成により達成でき
る。
【0012】そして、以上の構成では、カム軸のカム溝
とリンクとの接触は、球面相互の接触となるため、摩擦
の少ない理想的な点接触状態が得られ、カム軸の回転運
動を効率良く、直線運動に変換して、リンクからピスト
ン駆動軸を介してピストンに伝達し、摩擦パッドの押圧
に活かすことができる。しかも、カム軸のカム溝に接触
するリンクの端部の球面状当接部は、カム溝上に形成さ
れた球面状のリンク支持部に嵌合支持されているため、
前記リンクの球面状当接部のカム溝上で接触位置が、外
部から車体等に加わる振動によって、位置ずれすること
がない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図示実施形態により、本発
明を説明する。図1及び図2は本発明に係る機械式ディ
スクブレーキ機構30の一実施形態を示したもので、図
1は一実施形態の機械式ディスクブレーキ機構30を搭
載したディスクブレーキ装置31の縦断面図、図2は図
1に示した機械式ディスクブレーキ機構30におけるカ
ム軸とリンクとの接触部の拡大図である。
【0014】ディスクブレーキ装置31は、車輪と一体
回転するロータ2と、ロータ2を挟むように対向配備さ
れた一対の摩擦パッド4,5と、これらの摩擦パッド
4,5をロータ2に押し付けるためのピストン7を収容
したキャリパボディ8と、キャリパボディ8をロータ2
の軸方向に摺動自在にフローティング支持するサポート
9とを備えたフローティング・キャリパ式の構造をなし
ている。
【0015】なお、キャリパボディ8は、ロータ2の上
を跨ぐブリッジ部8aと、ブリッジ部8aの一端側に装
備されてピストン7を収容したシリンダ部8bと、ブリ
ッジ部8aの他端側に装備されて他方の摩擦パッド5の
背面を押えるキャリパ爪8cとを備えている。また、ピ
ストン7は、後方に開口部を向けた有底筒状をなしてい
る。このようなフローティング・キャリパ式のディスク
ブレーキ装置では、ピストン7が一方の摩擦パッド4を
ロータ2に押し付けると、その時の反力でキャリパボデ
ィ8が図中矢印(イ)方向に移動する。この移動の際、
キャリパ爪8cが他方の摩擦パッド5をロータ2側に引
き寄せるため、ロータ2が一対の摩擦パッド4,5で挾
持された制動状態を得ることができる。
【0016】この機械式ディスクブレーキ機構30は、
シリンダ部8b内に組込まれたもので、ピストン7と、
ピストン7の後方に配置されて図示略の駐車ブレーキレ
バー33によるブレーキ操作によって回動されるカム軸
35と、カム軸35とピストン7との間に装備されたピ
ストン駆動軸37と、カム軸35の回転運動を直線運動
に変換してピストン駆動軸37に伝達するリンク38と
を備えた構成とされている。
【0017】ピストン駆動軸37は、ピストン7の内底
部に当接する駒体15と、シリンダ部8bの内周面に係
止された止め輪16と駒体15との間に圧装されて駒体
15をピストン7に当接した状態に保つ駒付勢ばね17
と、駒体15に螺合する可逆ねじ部18aを有した可逆
ねじ軸18と、シリンダ部8bの内周に係止されたばね
受け19と可逆ねじ軸18の頭部18bとの間に圧装さ
れて可逆ねじ軸18をカム軸35側に付勢する戻しばね
20とを備えた構成をなしている。そして、可逆ねじ軸
18の頭部18bは、シリンダ部8bによってロータ2
の軸方向に摺動自在に支持されている。そして、頭部1
8bのカム軸35側の端面には、リンク38の一端側の
当接部が係合する半球状の凹部23が形成されている。
【0018】リンク38は、両端に略球面状の当接部が
形成されると共に、一端の当接部が可逆ねじ軸18の凹
部23に係合し、かつ他端の当接部がカム軸35に形成
されたカム溝40に係合して、カム軸35の回転運動を
ロータ2の軸方向に沿う直線運動に変換してピストン駆
動軸37に伝達する。なお、カム軸35は、円滑に回転
操作できるように、ボールベアリング25を介して回転
自在に支持されている。また、カム軸35上のカム溝4
0は、図5にも示すように、回転運動を直線運動に変換
するために、カム軸35の中心から偏心した位置に形成
されている。
【0019】そして、この一実施形態の場合、図2に示
すように、カム軸35に当接するリンク38の端部は、
軸径を縮小した細径部38aの先端に略球状の当接部3
8bを装備した構成としている。そして、カム軸35の
カム溝40には、リンク38の球面状当接部の全体が嵌
合する略球面状のリンク支持部42を装備している。ま
た、リンク支持部42の開口部は、リンク38の細径部
38a側に張り出した突起部42aが装備されている。
【0020】以上の機械式ディスクブレーキ機構30で
は、図1の矢印(ニ)方向に駐車ブレーキレバー33が
引かれると、それによって、カム軸35が矢印(ホ)方
向に回動し、それに応じたカム溝40の変位によって、
リンク38が可逆ねじ軸18側に押し出される。このリ
ンク38の押し出しによって、可逆ねじ軸18がピスト
ン7側に移動する。可逆ねじ軸18がピストン7側に移
動する際には、可逆ねじ軸18と駒体15とは一体化し
た状態にあって、可逆ねじ軸18の移動量が、駒体15
を介してピストン7に伝達されて、摩擦パッド4がロー
タ2に押し付けられ、制動状態になる。
【0021】パーキングブレーキレバーによるブレーキ
操作が解除されると、前述した矢印(ホ)とは逆方向に
カム軸35が回動して、戻しばね20の付勢力により可
逆ねじ軸18及びリンク38は元の状態に戻される。こ
の可逆ねじ軸18の戻り時には、駒付勢ばね17の付勢
力によって駒体15は可逆ねじ軸18上を螺進して、ピ
ストン7に対する位置関係を一定に保つ。即ち、ピスト
ン駆動軸37は、可逆ねじ軸18上を駒体15が螺進す
ることで、実質的な軸長が変化する。これは、摩擦パッ
ド4,5の摩耗による変位量の増大分を、ピストン駆動
軸37の軸長の変化によって吸収させるためである。
【0022】そして、以上の一実施形態の機械式ディス
クブレーキ機構30では、カム軸35のカム溝40とリ
ンク38との接触は、カム溝40上に球面状のリンク支
持部42を装備したことによって、球面相互の接触とな
るため、摩擦の少ない理想的な点接触状態が得られ、カ
ム軸35の回転運動を効率良く、直線運動に変換して、
リンク38からピストン駆動軸37を介してピストンに
伝達し、摩擦パッドの押圧に活かすことができる。しか
も、カム軸35のカム溝40に接触するリンク38の端
部の球面状当接部38bは、カム溝40上に形成された
球面状のリンク支持部42に嵌合支持されているため、
リンク38の球面状当接部のカム溝40上で接触位置
が、外部から車体等に加わる振動によって、位置ずれす
ることがなく、優れた耐振性能と動作信頼性を発揮する
ことができる。
【0023】なお、前述した一実施形態では、リンク支
持部42の開口部に突起部42aを装備したが、図3に
示すように、リンク支持部42を突起部42aの無い構
造としても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明の機械式ディスクブレーキ機構に
よれば、カム軸のカム溝とリンクとの接触は、球面相互
の接触となるため、摩擦の少ない理想的な点接触状態が
得られ、カム軸の回転運動を効率良く、直線運動に変換
して、リンクからピストン駆動軸を介してピストンに伝
達し、摩擦パッドの押圧に活かすことができる。しか
も、カム軸のカム溝に接触するリンクの端部の球面状当
接部は、カム溝上に形成された球面状のリンク支持部に
嵌合支持されているため、リンクの球面状当接部のカム
溝上で接触位置が、外部から車体等に加わる振動によっ
て、位置ずれすることがなく、優れた耐振性能と動作信
頼性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機械式ディスクブレーキ機構の一
実施形態を搭載したディスクブレーキ装置の縦断面図で
ある。
【図2】図1に示した機械式ディスクブレーキ機構にお
けるカム軸とリンクとの接触部の拡大図である。
【図3】本発明に係る機械式ディスクブレーキ機構にお
けるカム軸とリンクとの接触形態の別の例を示す拡大図
である。
【図4】機械式ディスクブレーキ機構を組込んだ従来の
ディスクブレーキ装置の縦断面図である。
【図5】従来の機械式ディスクブレーキ機構におけるカ
ム軸とリンクとの間の動作説明図である。
【符号の説明】
2 ロータ 4,5 摩擦パッド 7 ピストン 8 キャリパボディ 8b シリンダ部 15 駒体 17 駒付勢ばね 18 可逆ねじ軸 20 戻しばね 30 機械式ディスクブレーキ機構 31 ディスクブレーキ装置 33 駐車ブレーキレバー 35 カム軸 37 ピストン駆動軸 38 リンク 38b 球面状当接部 40 カム溝 42 リンク支持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦パッドを円盤状のロータに押し付け
    るためのピストンと、該ピストンの後方に配置されてブ
    レーキ操作によって回動されるカム軸と、前記ピストン
    に当接する駒体と該駒体に螺合する可逆ねじ部を有した
    可逆ねじ軸とを備えると共に前記可逆ねじ軸が前記カム
    軸とピストンとの間でロータの軸方向に摺動可能に支持
    されたピストン駆動軸と、両端に略球面状の当接部が形
    成されると共に一端の当接部が前記ピストン駆動軸のカ
    ム軸側の端面に形成された凹部に係合し、かつ他端の当
    接部が前記カム軸に形成されたカム溝に係合して前記カ
    ム軸の回転運動をロータの軸方向に沿う直線運動に変換
    して前記可逆ねじ軸に伝達するリンクとを備え、前記カ
    ム軸の回動時のリンクの直線変位で前記ピストンを動作
    させる機械式ディスクブレーキ機構であって、 前記カム軸のカム溝には、前記リンクの球面状当接部の
    全体が嵌合する略球面状のリンク支持部を装備したこと
    を特徴とした機械式ディスクブレーキ機構。
JP9001467A 1997-01-08 1997-01-08 機械式ディスクブレーキ機構 Pending JPH10196690A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9001467A JPH10196690A (ja) 1997-01-08 1997-01-08 機械式ディスクブレーキ機構

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ID=11502278

Family Applications (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1295448C (zh) * 2001-01-12 2007-01-17 日信工业株式会社 车辆的机械式圆盘制动器
GB2455986A (en) * 2007-12-24 2009-07-01 Meritor Heavy Vehicle Braking Sys A retaining formation on a brake lever for retaining a pushrod
KR101204398B1 (ko) * 2011-12-19 2012-11-26 한국기계연구원 기계식 브레이크 릴리스 장치

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