JP2002106619A - 電動ディスクブレーキ - Google Patents

電動ディスクブレーキ

Info

Publication number
JP2002106619A
JP2002106619A JP2000299277A JP2000299277A JP2002106619A JP 2002106619 A JP2002106619 A JP 2002106619A JP 2000299277 A JP2000299277 A JP 2000299277A JP 2000299277 A JP2000299277 A JP 2000299277A JP 2002106619 A JP2002106619 A JP 2002106619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
pad
linear motion
disc brake
ball ramp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000299277A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Usui
拓也 臼井
Yukio Otani
行雄 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP2000299277A priority Critical patent/JP2002106619A/ja
Publication of JP2002106619A publication Critical patent/JP2002106619A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの回転運動を利用することなくブレー
キパッドの摩耗を補償できるようにし、もってコスト低
減およびキャリパの小型化に大きく寄与する電動ディス
クブレーキを提供する。 【解決手段】 電動モータ11のロータ20の回転をボール
ランプ機構12により運動変換してピストン10に伝えて、
制動力を発生する電動ディスクブレーキにおいて、ボー
ルランプ機構12の直動部材29とピストン10との間にパッ
ド摩耗補償機構13を配設し、キャリパ本体5の固定部5
cとピストン10との間に介装した弾性シール37の抵抗を
利用してピストンの動きを規制した状態で、ピストン10
内に形成した2つの油室39,40間で油液を流動させて、
ピストン10と相対に直動部材29をパッド摩耗分だけ後退
させるようにし、制動時には、2つの油室39,40間での
油液流動を逆止弁43により規制して、直動部材29と一体
にピストン10を前進させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータのトル
クによって制動力を発生させる電動ディスクブレーキに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電動ディスクブレーキとして
は、ピストンと、電動モータと、前記電動モータの回転
を直線運動に変換して前記ピストンに伝達するボールラ
ンプ機構とを有するキャリパを備え、前記電動モータの
ロータの回転に応じてピストンを推進して、ブレーキパ
ッドをディスクロータに押圧し制動力を発生するように
したものがある。そして、このような電動ディスクブレ
ーキでは、運転者によるブレーキペダル踏力(または変
位量)をセンサによって検出し、コントローラによっ
て、この検出に応じて電動モータの回転を制御して、所
望の制動力を得るようにしている。
【0003】ところで、この種の電動ディスクブレーキ
においては、ボールランプ機構の直動部材の移動量が制
限されていることに加え、電動モータのロータの戻り位
置(戻り角度)が一定となるように制御されているた
め、ブレーキパッドの摩耗に応じてピストン位置を変更
するパッド摩耗補償機構が必要となる。そして従来、こ
のようなパッド摩耗補償機構としては、例えば、特開2
000−145843号公報に記載のものがあった。こ
のものは、ボールランプ機構の直動部材とピストンとを
ねじ部により結合すると共に、前記直動部材と、ピスト
ンとモータロータとをばね、一方向クラッチ、回動部
材、ピン等を備えた運動伝達機構により相互に作動連結
し、制動時におけるモータロータの所定範囲を超える回
転を、制動解除時に前記運動伝達機構を介してピストン
に伝えて、該ピストンを前記直動部材に対して螺進させ
る構造となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のパッド摩耗補償機構によれば、その運動伝達機
構は、構造が複雑であるばかりか部品点数が多く、組立
てが面倒になることもあって、コスト負担が大きいとい
う問題があった。また、その運動伝達機構は、ピストン
とモータロータとの間に比較的大きなスペースを占め、
キャリパの軸方向長さが大きくなるという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その課題とするところは、モータの回転運動
を利用することなくブレーキパッドの摩耗を補償できる
ようにし、もってコスト低減およびキャリパの小型化に
大きく寄与する電動ディスクブレーキを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、ブレーキパッドの摩耗に応じてピストン
位置を変更するパッド摩耗補償機構を設けた、上記種類
の電動ディスクブレーキにおいて、前記パッド摩耗補償
機構を、制動時におけるボールランプ機構の直動部材と
前記ピストンとの相対移動は規制するが、制動解除時に
おける前記直動部材と前記ピストンとの相対移動は許容
する運動伝達手段と、常時は前記ピストンの移動の抵抗
となり、前記ピストンの推進に応じて該ピストンに戻り
方向の力を加える付勢手段とから構成したことを特徴と
する。このように構成した電動ディスクブレーキにおい
ては、ブレーキパッドが摩耗していると、制動解除時に
付勢手段が抵抗となって、ボールランプ機構の直動部材
が運動伝達手段を介してピストンと相対移動し、ピスト
ン位置が自動的に変更される。しかして、パッド摩耗補
償機構を構成する運動伝達手段は、モータロータの回転
とは無関係に直動方向のみの作動となるので、構造の簡
略化を図ることができる。
【0007】本発明において、上記運動伝達手段は、油
液を封入した2つの油室と該2つの油室間における一方
向への油液の流動のみを許容する逆止弁とを備えた油圧
機構からなり、前記2つの油室間における油液の流動に
応じて、ボールランプ機構の直動部材とピストンとの相
対移動が許容される構成とすることができる。また、こ
の運動伝達手段は、刃と爪とが噛合う噛合機構からな
り、該噛合機構の噛合いの解除に応じて、ボールランプ
機構の直動部材とピストンとの相対移動が許容される構
成とすることができる。さらに、上記付勢手段は、付勢
手段が弾性体からなり、キャリパ内の固定部とピストン
との間に介装される構成としてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1乃至図4は、本発明に係る電動ディス
クブレーキの第1の実施の形態を示したものである。こ
れらの図において、1は、ディスクロータDより車両内
側に位置する車両の非回転部(ナックル等)に固定され
たキャリア、2は、キャリア1にディスクロータDの軸
方向へ浮動可能に支持されたキャリパ、3,4は、ディ
スクロータDの両側に配置された一対のブレーキパッド
であり、ブレーキパッド3,4はディスクロータDの軸
方向に移動可能にキャリア1に支持されている。キャリ
パ2は、先端側に爪部5aを、基端側に筒状部5bをそ
れぞれ有し、かつ爪部5aと筒状部5bとを隔てる隔隔
壁部5cを有するキャリパ本体5を備えている。このキ
ャリパ本体5は、左右2つのスライドピン6を介してキ
ャリア1に摺動可能に結合され、この結合状態でその爪
部5aと筒状部5bとをディスクロータDの両側に配置
され前記ブレーキパッド3,4の外側に位置させるよう
になっている。なお、スライドピン6の露出部分はブー
ツ7により覆われている。
【0010】キャリパ2は、車両内側のブレーキパッド
(以下、これをインナパッドという)4の背面に当接可
能なピストン10と、電動モータ11と、この電動モー
タの回転を直線運動に変換して前記ピストン10に伝え
るボールランプ機構12とインナパッド4の摩耗に応じ
てピストン10の位置を変更するパッド摩耗補償機構1
3とを備えている。
【0011】電動モータ11は、キャリパ本体5の筒状
部5bの後端にボルト14を用いて連結されたモータケ
ース15内に納められている。モータケース15は、略
円筒状のケース本体16とケース本体16の後端にボル
ト17を用いて固定されたカバー18とからなってお
り、そのケース本体16に電動モータ11のステータ1
9が嵌合保持されている。電動モータ11のロータ(以
下、モータロータという)20は、円筒状の磁石体20
aとこの磁石体20aを支持する円筒状の支持体20b
とからなっており、その支持体20bの両端部を前記キ
ャリパ本体5の筒状部5b内に装着した軸受21とモー
タケース15のカバー18に装着した軸受22とに嵌合
させることで、モータケース15内に回動可能に配置さ
れている。電動モータ11は、コントローラ(図示せ
ず)からの指令で作動し、そのモータロータ20の回転
角は、モータロータ20に設けた回転子23とモータケ
ース15のカバー18の中央ボス部18aに設けた固定
子24とからなる回転検出器25によって検出されるよ
うになっている。なお、モータケース15には 電動モ
ータ11のステータ19および回転検出器25と前記コ
ントローラとを接続する信号線が取り回されているが、
これらについては図示を省略する。
【0012】ボールランプ機構12は、キャリパ本体5
の筒状部5b内に軸受26を介して回動可能に支持され
た円環状の回転部材27と、この回転部材27にボール
28を介して軸方向に重合された直動部材29とから概
略構成されている。回転部材27は、モータケース15
内まで延びる筒状部27aを有し、この筒状部27aを
前記モータロータ20にスプライン部30を介して結合
させることにより、該モータロータ20と一体に回転す
るようになっている。一方、直動部材29は、その中央
側にインナパッド4側に開口する有底のシリンダ部31
を有しており、そのシリンダ部31に前記ピストン10
が収納されている。また、直動部材29と前記隔壁部5
cを含めたキャリパ本体5との間にはピン32と弾性体
33とが介装されており、直動部材29は、前記ピン3
2により回り止めされ、かつ前記弾性体33により常時
は回転部材27側へ付勢されている。
【0013】ここで、ボールランプ機構12を構成する
ボール28は、回転部材27および直動部材29の対向
面に、それぞれ円周方向に沿って円弧状に形成された3
つのボール溝34、35内に配置されている。各ボール
溝34、35は、それぞれ同方向に傾斜して、等しい中
心角(例えば90°)の範囲で等間隔に配置されており、
直動部材29に対する回転部材27の回転によって3つ
のボール28がボール溝34、35内を転動する。ボー
ル溝34、35は、回転部材27が直動部材29に対し
て、図1の右方向から見て時計回りに回転するとき、直
動部材29が同図の左方向へ前進(直線移動)するよう
に形成されている。一方、この前進した状態から回転部
材27が直動部材29に対して反時計回りに回転する
と、直動部材29はばね(弾性体)33に押されて図1
の右方向へ後退する。
【0014】ピストン10は、ここでは中空構造となっ
ており、その先端部が前記キャリパ本体5の隔壁部5c
に設けられた貫通孔36に挿入されている。前記貫通孔
36の内周には環状溝36aが形成されており、この環
状溝36a内にはピストン10の外周面に摺接するゴム
製の弾性リング(付勢手段)37が収納されている。こ
の弾性リング37は、常時はピストン10の移動に抵抗
するように機能するが、ピストン10が強制的に前進
(推進)する際は、一点鎖線にて示すように(図2)弾
性変形してピストン10に後退方向(戻し方向)の力を
加えるようになっている。なお、この弾性リング37
は、前記パッド摩耗補償機構13を構成している。
【0015】ピストン10内には、油圧ピストン38に
より2つの油室39,40が画成されている。油圧ピス
トン38は、前記ボールランプ機構12を構成する直動
部材29のシリンダ部31の底からピストン10の後端
壁10aを挿通して延ばされたロッド41の先端に設け
られ、直動部材29と一体となっている。油圧ピストン
38とピストン10とはシール部材42を介して摺接
し、両者の相対移動が可能になっている。しかして、前
記2つの油室39,40内には油液が封入され、一方、
油圧ピストン38には、ロッド41側に位置する後方の
油室39から前方の油室40への油液の流動のみを許容
する複数の逆止弁43が設けられている。なお、ピスト
ン10とロッド41との間にもシール部材44が設けら
れており、これによりピストン10からの液漏れが防止
されている。
【0016】上記したピストン10内の油圧ピストン3
8、2つの油室39,40、ロッド41、逆止弁43等
は、前記パッド摩耗補償機構13の運動伝達機構として
用いられる油圧機構45を構成している。この油圧機構
45においては、直動部材29の前進時には、逆止弁4
3により前方の油室40に油液が封じ込められるので、
直動部材29と一体にピストン10が前進(推進)し、
一方、直動部材29に後退方向の力が作用した際は、逆
止弁43を通じて2つの油室39と40間で油液が流動
するので、ピストン10と直動部材29との相対移動が
許容される。
【0017】以下、上記第1の実施形態の作用を、図5
および図6も参照して説明する。制動時には、コントロ
ーラ(図示せず)からの信号に応じてモータロータ20
が時計回りに回転する。すると、このモータロータ20
と一体にボールランプ機構12を構成する回転部材27
が回転し、ボールランプ機構12のボール28がボール
溝34,35に沿って転動して直動部材29が前進す
る。そして、直動部材29が前進すると、これにロッド
41により連結された油圧ピストン38も前進する。こ
の時、逆止弁43により前方の油室40に油液が封じ込
められる状態となり、これにより直動部材29と一体に
ピストン10が前進(推進)し、インナパッド4をディ
スクロータDに押付ける。すると、この押付けの反動で
キャリパ2が後退し、キャリパ本体5の爪部5aが外側
のブレーキパッド3をディスクロータDに押付け、これ
により電動モータ11のトルクに応じた制動力が発生す
る。なお、この制動時には、ピストン10の前進に応じ
て弾性リング37が弾性変形し、ピストン10に戻し方
向の力を加える。
【0018】一方、制動解除時には、モータロータ20
が反時計回りに回転し、ボールランプ機構12のボール
28がボール溝34,35に沿って制動時と逆方向へ転
動し、これにより直動部材29からピストン10を推進
する力がなくなる。すると、ピストン10は、弾性リン
グ37の弾性変形の復元力より後退し、インナパッド4
との間に所定のクリアランス(パッドクリアランス)δ
(図6参照)を形成する元の位置に復帰する。また、こ
れと同時に直動部材29も、ばね33の力により後退
し、ボールランプ機構12は、元の状態に復帰する。
【0019】ところで、ブレーキパッド3,4が摩耗す
ると、図5に示すように元の位置に復帰したピストン
10とインナパッド4との間には、パッドクリアランス
δにパッド摩耗量Δを加えた間隙が形成される。そし
て、この状態から制動を行うべく、モータロータ20が
時計回りに回転すると、ボールランプ機構12の直動部
材29が前進して、これと一体にピストン10が前進す
る。この際、ピストン10は、先ず弾性リング37を弾
性変形させながらパッドクリアランスδ分だけ前進し
()、続いて、弾性リング37上を滑りながらパッド
摩耗量Δ分前進してインナパッド4に当接し()、該
インナパッド4をディスクロータDに押付け、これによ
り制動力が発生する。
【0020】一方、この状態から、制動を解除すべくモ
ータロータ20が反時計回りに回転すると、図6に示
すように、ピストン10が弾性リング37の弾性変形の
復元力によりパッドクリアランスδ分だけ後退し、これ
と同時に直動部材29も、ばね33の力により後退す
る。しかして、前記パッド摩耗量Δの存在により、制動
時にモータロータ20が通常制動に必要な角度以上に回
転していることから、モータロータ20が元の位置(回
転角)まで回転すると、直動部材29は初期位置までさ
らに後退する。この時、弾性リング37の抵抗でピスト
ン10が位置固定されているので、直動部材29から油
圧ピストン38に加わる力により後方の油室39内の油
圧が高まり、図6に示すように該油室39内の油液が
逆止弁43を通じて前方の油室40へ流動し、これによ
りシリンダ部31を含む直動部材29がピストン10と
相対移動する。この結果、シリンダ部31に対するピス
トン10の位置(出代)が変更され、ピストン10とイ
ンナパッド4との間には所定のパッドクリアランスδが
維持される。すなわち、パッド摩耗が補償された状態と
なる。
【0021】図7は、本発明に係る電動ディスクブレー
キの第2の実施の形態を示したものである。なお、本電
動ディスクブレーキの全体的な構成およびパッド摩耗補
償機構13を構成する油圧機構45の基本構成は、上記
第1の実施の形態と同じであるので、ここでは、前記図
1〜4に示したものと同一構成要素には同一符号を付し
ている。本第2の実施の形態の特徴とするところは、油
圧機構45を構成する2つの油室のうち、後方の油室3
9を、直動部材29のシリンダ部31の底とピストン1
0の後端壁10aとの間に設けると共に、前方の油室4
0を、ピストン10内の油圧ピストン38とピストン1
0の後端壁10aとの間に設け、さらに、第1の実施の
形態で油圧ピストン38に設けていた逆止弁43をピス
トン10の後端壁10aに設けた点にある。ただし、逆
止弁43は、第1の実施の形態とは逆向きに、すなわ
ち、前方の油室40から後方の油室39への油液の流動
のみを許容するように配置されている。
【0022】上記第2の実施の形態の全体的な作用は、
上記第1の実施の形態と同様であり、制動時には、モー
タロータ20が時計回りに回転することで、ボールラン
プ機構12を構成する直動部材29が前進し、この時、
逆止弁43により後方の油室39に油液が封じ込められ
る状態となる。これにより、直動部材29と一体にピス
トン10が、弾性シール35を弾性変形させながら前進
(推進)し、インナパッド4をディスクロータDに押付
け、制動力が発生する。一方、制動解除時には、モータ
ロータ20の反時計回りの回転により、ピストン10
が、弾性リング37の弾性変形の復元力より後退すると
同時に、直動部材29も、ばね33の力により後退し、
ボールランプ機構12とモータロータ20とは元の状態
(または位置)に復帰する。
【0023】この場合、ブレーキパッド3,4が摩耗す
ると、図8に示すように、元の位置に復帰したピスト
ン10とインナパッド4との間には、パッドクリアラン
スδにパッド摩耗量Δを加えた間隙が形成される。そし
て、この状態から制動を行うべく、モータロータ20が
時計回りに回転すると、ボールランプ機構12が作動し
てその直動部材29と一体にピストン10が前進する。
この際、図8およびに示すように、ピストン10
は、先ず弾性リング37を弾性変形させながらパッドク
リアランスδ分だけ前進し()、続いて、弾性リング
37上を滑りながらパッド摩耗量Δ分前進してインナパ
ッド4に当接し()、該インナパッド4をディスクロ
ータDに押付け、これにより制動力が発生する。
【0024】一方、この状態から、制動を解除すべくモ
ータロータ20が反時計回りに回転すると、図9に示
すように、ピストン10が弾性リング37の弾性変形の
復元力によりパッドクリアランスδ分だけ後退し、これ
と同時に直動部材29も、ばね33の力により後退す
る。しかして、前記パッド摩耗量Δの存在により、制動
時にモータロータ20が通常の制動に必要な角度以上に
回転していることから、モータロータ20が元の位置
(回転角)まで回転すると、直動部材29は初期位置ま
でさらに後退する。この時、弾性リング37の抵抗でピ
ストン10が位置固定されているので、直動部材29か
ら油圧ピストン38に加わる力により前方の油室40内
の油圧が高まり、図9に示すように該油室40内の油
液が逆止弁43を通じて後方の油室39へ流動し、これ
によりシリンダ部31を含む直動部材29がピストン1
0と相対移動する。この結果、シリンダ部31に対する
ピストン10の位置(出代)が変更され、ピストン10
とインナパッド4との間には所定のパッドクリアランス
δが維持される。すなわち、パッド摩耗が補償された状
態となる。
【0025】上記した第1および第2の実施の形態にお
いては、パッド摩耗補償機構13を構成する運動伝達手
段として油圧機構45を用いているので、モータロータ
20の回転とは無関係に直動方向のみの作動でパッド摩
耗を補償することができ、その構造は、比較的簡単とな
る。また、この油圧機構45は、サブアセンブリしてユ
ニット化することができるので、組立性は著しく改善さ
れる。また、常時は前記ピストン10の移動の抵抗とな
り、ピストン10の推進に応じてこれに戻り方向の力を
加える付勢手段として、単一部材の弾性リング37を用
いているので、これにより構造が複雑になることもな
い。
【0026】図10および図11は、本発明に係る電動
ディスクブレーキの第3の実施の形態を示したものであ
る。なお、本電動ディスクブレーキは、パッド摩耗補償
機構13以外の構成は、上記第1の実施の形態と同じで
あるので、前記図1〜4に示したもの同一構成要素には
同一符号を付している。本第3の実施の形態において、
直動部材29のシリンダ部31内に配置されたピストン
10は、モータケース15のカバー18の中央ボス部1
8aから延ばしたロッド51の先端に設けられた円板状
ガイド部材52に沿って進退動するようになっている。
ガイド部材52の外周には環状溝52aが形成されてお
り、この環状溝52aにはピストン10の外周面に摺接
するゴム製の弾性リング(付勢手段)53が収納されて
いる。この弾性リング53は、常時はピストン10の移
動に抵抗するように機能するが、ピストン10が強制的
に前進(推進)する際は、一点鎖線にて示すように(図
11)弾性変形してピストン10に後退方向(戻し方
向)の力を加えるようになっている。この弾性リング5
3は、前記パッド摩耗補償機構13を構成している。
【0027】また、ピストン10の外周面には、その軸
方向にのこ刃状に配列して複数の刃54が、円周方向に
等配して複数列(ここでは、4列)形成され、一方、直
動部材29のシリンダ部31の内面には、前記各列の刃
54に噛合可能な複数の爪55がピン56を用いて揺動
可能に取付けられている。刃54と爪55とは、直動部
材29が前進した時に噛合うようになっており、したが
って、直動部材29が前進すると、これと一体にピスト
ン10も前進するようになる。これら刃54と爪55と
は、前記パッド摩耗補償機構13として用いられる噛合
機構57を構成している。なお、キャリパ本体5の隔壁
部5cとピストン10との間には、噛合機構57側への
水分等の侵入を防止するシール58が張設されている。
【0028】以下、上記第3の実施形態の作用を、図1
2および図13も参照して説明する。制動時には、コン
トローラ(図示せず)からの信号に応じてモータロータ
20が時計回りに回転すると、ボールランプ機構12を
構成する回転部材27が回転し、ボールランプ機構12
のボール28がボール溝34,35に沿って転動して直
動部材29が前進する。そして、直動部材29が前進す
ると、ピストン10に形成されている刃54に直動部材
29側の爪55が噛合い、直動部材29と一体にピスト
ン10が前進(推進)し、インナパッド4をディスクロ
ータDに押付ける。すると、この押付けの反動でキャリ
パ2が後退し、キャリパ本体5の爪部5aが外側のブレ
ーキパッド3をディスクロータDに押付け、これにより
電動モータ11のトルクに応じた制動力が発生する。な
お、この制動時には、ピストン10の前進に応じて弾性
リング53が弾性変形し、ピストン10に戻し方向の力
を加える。
【0029】一方、制動解除時には、モータロータ20
が反時計回りに回転し、ボールランプ機構12のボール
28がボール溝34,35に沿って制動時と逆方向へ転
動し、これにより直動部材29からピストン10を推進
する力がなくなる。すると、ピストン10は、弾性リン
グ53の弾性変形の復元力より後退し、インナパッド4
との間に所定のクリアランス(パッドクリアランス)δ
(図13参照)を形成する元の位置に復帰する。また、
これと同時に直動部材29も、ばね33の力により後退
し、ボールランプ機構12は、元の状態に復帰する。
【0030】ブレーキパッド3,4が摩耗すると、図1
2に示すように、元の位置に復帰したピストン10と
インナパッド4との間には、パッドクリアランスδにパ
ッド摩耗量Δを加えた間隙が形成される。そして、この
状態から制動を行うべく、モータロータ20が時計回り
に回転すると、ボールランプ機構12が作動してその直
動部材29と一体にピストン10が前進する。この際、
図12およびに示すように、ピストン10は、先ず
弾性リング53を弾性変形させながらパッドクリアラン
スδ分だけ前進し()、続いて、弾性リング53上を
滑りながらパッド摩耗量Δ分前進してインナパッド4に
当接し()、該インナパッド4をディスクロータDに
押付け、これにより制動力が発生する。
【0031】一方、この状態から、制動を解除すべくモ
ータロータ20が反時計回りに回転すると、図13に
示すように、ピストン10が弾性リング53の弾性変形
の復元力によりパッドクリアランスδ分だけ後退し、こ
れと同時に直動部材29も、ばね33の力により後退す
る。しかして、前記パッド摩耗量Δの存在により、制動
時にモータロータ20が通常制動に必要な角度以上に回
転していることから、モータロータ20が元の位置(回
転角)まで回転すると、直動部材29は初期位置までさ
らに後退する。この時、弾性リング53の抵抗でピスト
ン10がガイド部材52に対して位置固定されているの
で、図13に示すように刃54に対する爪55の噛合
いが外れ、直動部材29はピストン10と相対移動す
る。この結果、シリンダ部31に対するピストン10の
位置(出代)が変更され、ピストン10とインナパッド
4との間には所定のパッドクリアランスδが維持され
る。すなわち、パッド摩耗が補償された状態となる。
【0032】上記第3の実施の形態においては、パッド
摩耗補償機構13を構成する運動伝達手段として刃44
と爪45とが機械的に噛合う噛合機構57を用いている
ので、油圧機構45を設けた第1および第2の実施の形
態に比べて、その構造は簡単となり、保守性が向上する
こともあって、コスト的に有利である。
【0033】図14および図15は、本発明に係る電動
ディスクブレーキの第4の実施の形態を示したものであ
る。なお、本電動ディスクブレーキの全体的な構成およ
びパッド摩耗補償機構13を構成する噛合機構57の基
本構成は、上記第3の実施の形態と同じであるので、こ
こでは、前記図10、11に示したものと同一構成要素
には同一符号を付している。本第4の実施の形態の特徴
とするところは、直動部材29のシリンダ部31の内面
に設けた爪を、上記第3の実施の形態における爪55に
代えて、弾性爪61とした点にある。弾性爪61は、こ
こでは複数(3つ)の山爪を配列した複合爪として設け
られ、シリンダ部31に対して接着または溶着により一
体化されている。この弾性爪61は、図15(1)に示
すように、直動部材29が前進する際は、その形状を維
持してピストン10側の刃54に噛合ってピストン10
を連行し、一方、ピストン10に対して直動部材29が
後退する際は、図15(2)に示すように弾性変形して
刃54に対する噛合いが外れるようになっている。
【0034】上記第4の実施の形態の全体的な作用は、
上記第3の実施の形態と同様であり、制動時には、モー
タロータ20が時計回りに回転することで、ボールラン
プ機構12を構成する直動部材29が前進し、この時、
ピストン10に形成されている刃54に直動部材29側
の弾性爪61が噛合い、直動部材29と一体にピストン
10が、弾性リング53を弾性変形させながら前進(推
進)し、インナパッド4をディスクロータDに押付け、
これにより所定の制動力が発生する。一方、制動解除時
には、モータロータ20の反時計回りの回転により、ピ
ストン10が、弾性リング53の弾性変形の復元力より
後退すると同時に、直動部材29も、ばね33の力によ
り後退し、ボールランプ機構12とモータロータ20と
は元の状態(または位置)に復帰する。
【0035】ブレーキパッド3,4が摩耗すると、図1
6に示すように、元の状態に復帰したピストン10と
インナパッド4との間には、パッドクリアランスδにパ
ッド摩耗量Δを加えた間隙が形成される。そして、この
状態から制動を行うべく、モータロータ20が時計回り
に回転すると、ボールランプ機構12が作動してその直
動部材29と一体にピストン10が前進する。この際、
図16およびに示すように、ピストン10は、先ず
弾性リング53を弾性変形させながらパッドクリアラン
スδ分だけ前進し()、続いて、弾性リング53上を
滑りながらパッド摩耗量Δ分前進してインナパッド4に
当接し()、該インナパッド4をディスクロータDに
押付け、これにより制動力が発生する。なお、この間の
作動は第3の実施の形態と全く同じである。
【0036】一方、この状態から、制動を解除すべくモ
ータロータ20が反時計回りに回転すると、図17に
示すように、ピストン10が弾性リング53の弾性変形
の復元力によりパッドクリアランスδ分だけ後退し、こ
れと同時に直動部材29も、ばね33の力により後退す
る。しかして、前記パッド摩耗量Δの存在により、制動
時にモータロータ20が通常制動に必要な角度以上に回
転していることから、モータロータ20が元の位置(回
転角)まで回転すると、直動部材29は初期位置までさ
らに後退する。この時、弾性リング53の抵抗でピスト
ン10がガイド部材52に対して位置固定されているの
で、図17に示すように刃54に対する弾性爪61の
噛合いが外れ、直動部材29はピストン10と相対移動
する。この結果、シリンダ部31に対するピストン10
の位置(出代)が変更され、ピストン10とインナパッ
ド4との間には所定のパッドクリアランスδが維持され
る。すなわち、パッド摩耗が補償された状態となる。こ
の第4の実施の形態においては、ピストン10側の刃5
4に噛合う弾性爪61の弾性変形を利用して直動部材2
9とピストン10とを相対移動させるので、上記第3の
実施の形態のように、爪55をピン56を用いて直動部
材29に取付ける面倒さがなくなり、第3の実施の形態
に比べて、コスト的により有利となる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る電動
ディスクブレーキによれば、パッド摩耗補償機構を、直
動方向のモータの回転運動を利用することなく直動方向
の動きのみでブレーキパッドの摩耗を補償できる構造と
しているので、その構造は簡単となり、組立性の向上に
よるコスト低減を達成できる。また、キャリパの小型化
にも寄与するので、車両への搭載性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態としての電動ディス
クブレーキの全体的構造を示す断面図である。
【図2】第1の実施の形態の要部構造を示す断面図であ
る。
【図3】第1の実施の形態の全体的構造を一部断面とし
て示す平面図である。
【図4】第1の実施の形態の全体的構造を示す側面図で
ある。
【図5】第1の実施の形態のパッド摩耗補償動作を順を
追って示す模式図である。
【図6】第1の実施の形態のパッド摩耗補償動作を順を
追って示す模式図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態としての電動ディス
クブレーキの要部構造を示す断面図である。
【図8】第2の実施の形態のパッド摩耗補償動作を順を
追って示す模式図である。
【図9】第2の実施の形態のパッド摩耗補償動作を順を
追って示す模式図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態としての電動ディ
スクブレーキの全体的構造を示す断面図である。
【図11】第3の実施の形態の要部構造を示す断面図で
ある。
【図12】第3の実施の形態のパッド摩耗補償動作を順
を追って示す模式図である。
【図13】第3の実施の形態のパッド摩耗補償動作を順
を追って示す模式図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態としての電動ディ
スクブレーキの要部構造を示す断面図である。
【図15】第4の実施の形態で用いているパッド摩耗補
償機構の噛合機構の作動状態を示す模式図である。
【図16】第4の実施の形態のパッド摩耗補償動作を順
を追って示す模式図である。
【図17】第4の実施の形態のパッド摩耗補償動作を順
を追って示す模式図である。
【符号の説明】
1 キャリア 2 キャリパ 3,4 ブレーキパッド D ディスクロータ 5 キャリパ本体 5c キャリパ本体の隔壁部(固定部) 10 ピストン 11 電動モータ 12 ボールランプ機構 13 パッド摩耗補償機構 20 電動モータのロータ 29 ボールランプ機構の直動部材 31 直動部材のシリンダ部 37,53 弾性リング(付勢手段) 38 油圧ピストン 39,40 油室 43 逆止弁 45 油圧機構 52 ガイド部材 54 刃 55 爪 61 弾性爪 57 噛合機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J058 AA43 AA48 AA53 AA63 AA69 AA73 AA78 AA87 BA57 CC15 CC56 DA04 DA19 DA24 DA31 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンと、電動モータと、該電動モー
    タの回転を直線運動に変換して前記ピストンに伝達する
    ボールランプ機構とを有するキャリパを備え、前記電動
    モータのロータの回転に応じて前記ピストンを推進し
    て、ブレーキパッドをディスクロータに押圧し制動力を
    発生する電動ディスクブレーキであって、前記ブレーキ
    パッドの摩耗に応じてピストン位置を変更するパッド摩
    耗補償機構を設けたものにおいて、前記パッド摩耗補償
    機構を、制動時におけるボールランプ機構の直動部材と
    前記ピストンとの相対移動は規制するが、制動解除時に
    おける前記直動部材と前記ピストンとの相対移動は許容
    する運動伝達手段と、常時は前記ピストンの移動の抵抗
    となり、前記ピストンの推進に応じて該ピストンに戻り
    方向の力を加える付勢手段とから構成したことを特徴と
    する電動ディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 運動伝達手段が、油液を封入した2つの
    油室と該2つの油室間における一方向への油液の流動の
    みを許容する逆止弁とを備えた油圧機構からなり、前記
    2つの油室間における油液の流動に応じて、ボールラン
    プ機構の直動部材とピストンとの相対移動が許容される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動ディスクブレー
    キ。
  3. 【請求項3】 運動伝達手段が、刃と爪とが噛合う噛合
    機構からなり、該噛合機構の噛合いの解除に応じて、ボ
    ールランプ機構の直動部材とピストンとの相対移動が許
    容されることを特徴とする請求項1に記載の電動ディス
    クブレーキ。
  4. 【請求項4】 付勢手段が弾性体からなり、キャリパ内
    の固定部とピストンとの間に介装されることを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れか1項に記載の電動ディスクブ
    レーキ。
JP2000299277A 2000-09-29 2000-09-29 電動ディスクブレーキ Pending JP2002106619A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000299277A JP2002106619A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電動ディスクブレーキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000299277A JP2002106619A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電動ディスクブレーキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002106619A true JP2002106619A (ja) 2002-04-10

Family

ID=18781111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000299277A Pending JP2002106619A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電動ディスクブレーキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002106619A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1428738A2 (en) 2002-12-10 2004-06-16 Nissan Motor Company, Limited Vehicle braking control system
EP1746301A1 (fr) * 2005-07-20 2007-01-24 Delphi Technologies, Inc. Etrier de frein à disque électromécanique
KR101138510B1 (ko) * 2009-12-10 2012-04-25 현대모비스 주식회사 차량의 제동 시스템
KR20200027380A (ko) * 2018-09-04 2020-03-12 현대자동차주식회사 자동차 브레이크 캘리퍼 피스톤장치
CN114810879A (zh) * 2022-06-08 2022-07-29 浙江师范大学 一种复合式线控制动器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1428738A2 (en) 2002-12-10 2004-06-16 Nissan Motor Company, Limited Vehicle braking control system
US6910747B2 (en) 2002-12-10 2005-06-28 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle braking control system
EP1746301A1 (fr) * 2005-07-20 2007-01-24 Delphi Technologies, Inc. Etrier de frein à disque électromécanique
KR101138510B1 (ko) * 2009-12-10 2012-04-25 현대모비스 주식회사 차량의 제동 시스템
KR20200027380A (ko) * 2018-09-04 2020-03-12 현대자동차주식회사 자동차 브레이크 캘리퍼 피스톤장치
KR102636051B1 (ko) 2018-09-04 2024-02-14 현대자동차주식회사 자동차 브레이크 캘리퍼 피스톤장치
CN114810879A (zh) * 2022-06-08 2022-07-29 浙江师范大学 一种复合式线控制动器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019198272A1 (ja) ディスクブレーキ及び遊星歯車減速機構
US6571921B2 (en) Motor-driven disk brake
JP5488909B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2003042199A (ja) 電動ブレーキ装置
JP4674690B2 (ja) ディスクブレーキ
US6959791B2 (en) Motor-driven disk brake
JP2002106619A (ja) 電動ディスクブレーキ
JP4288501B2 (ja) 電動ブレーキ装置
WO2018097278A1 (ja) 電動倍力装置
JP2008157378A (ja) 電動ディスクブレーキ
JP5968192B2 (ja) ディスクブレーキ
JP5552839B2 (ja) ディスクブレーキ
JP7333472B2 (ja) ブレーキ装置
JP2000346109A (ja) 電動ディスクブレーキ
JP4692795B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JP2005291303A (ja) ディスクブレーキ
JP4623316B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
WO2021131736A1 (ja) ディスクブレーキ
JP2000297833A (ja) 電動式パーキングブレーキ
JP6983319B2 (ja) ディスクブレーキ
JP7432557B2 (ja) 電動ブレーキ装置及び遊星歯車減速機構
JP2000283195A (ja) 電動ディスクブレーキ
JPH0319623Y2 (ja)
JP7012621B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2000304076A (ja) 電動ディスクブレーキ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041126