JPH0317071Y2 - - Google Patents

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JPH0317071Y2
JPH0317071Y2 JP1674988U JP1674988U JPH0317071Y2 JP H0317071 Y2 JPH0317071 Y2 JP H0317071Y2 JP 1674988 U JP1674988 U JP 1674988U JP 1674988 U JP1674988 U JP 1674988U JP H0317071 Y2 JPH0317071 Y2 JP H0317071Y2
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camshaft
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caliper
disc
piston
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、機械式作動機構を備えた車両用デイ
スクブレーキ装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、実開昭62−163336号公報に示されるこ
の種のデイスクブレーキ装置は、キヤリパのシリ
ンダ孔に嵌挿された第1ピストンをマスタシリン
ダからの圧液で作動させる液圧式作動機構に、パ
ーキングブレーキ機構として、該キヤリパのシリ
ンダ孔に直交する方向に軸受部を形成し、該軸受
部に嵌挿したカム軸のキヤリパより突出する端部
に作動レバーを固設し、該作動レバーを機械的に
回動させることにより、カム軸にプツシユロツド
を介して係合した第2ピストンを移動させて摩擦
パツドを押動する機械式作動機構を併設してお
り、カム軸の軸方向の移動を防止するため、カム
軸の作動レバーが固設された端部と反対側の端部
を前記軸受部の底壁から突出させ、該突出端部に
抜け止め部材を設けている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記の構造では、軸受部底壁の加工
や、カム軸と軸受部底壁との間の軸受部材及び抜
け止め部材の組付け手間を要していた。
そこで本考案は、カム軸の軸方向の移動を防止
する構造が簡単で、かつ、組付けも容易で部品点
数を削減した機械式作動機構を備えた車両用デイ
スクブレーキを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、ブレーキデイス
クに摺接する摩擦パツドを押動する押動部材を、
ブレーキデイスクの軸方向に移動可能にキヤリパ
に配設するとともに、キヤリパに前記押動部材の
軸方向に直交する方向に軸受部を形成し、該軸受
部にプツシユロツドを介して前記押動部材に係合
するカム軸を嵌挿し、該カム軸を機械的に回動さ
せることにより前記摩擦パツドを押動する車両用
デイスクブレーキ装置において、前記押動部材の
プツシユロツド側端部をカム軸方向に延出すると
ともに、前記カム軸に、押動部材の端部が挿入さ
れる凹部を押動部材の作動ストロークよりも深く
形成したことを特徴としている。
〔実施例〕
以下、本考案をパーキングブレーキ機構に適用
した一実施例を図面に基づいて説明する。
デイスクブレーキ1のキヤリパ2は、作用部2
aと反作用部2bとをデイスク3を跨ぐブリツジ
部2cで連結し、ブラケツト4に摺動ピン5,5
によりデイスク3の軸方向に移動可能に設けられ
ている。
上記作用部2aには前記デイスク3側を開口し
たシリンダ孔6が形成されており、このシリンダ
孔6内にコツプ状のピストン7が液密かつ移動可
能に嵌挿され、該ピストン7によりシリンダ孔6
内に液圧室8が画成され、マスタシリンダ(図示
せず)からの圧液を導入する導入孔9がこの液圧
室8に開口している。
また、前記デイスク3の両側には摩擦パツド1
0,11がデイスク3の軸方向に移動可能に設け
られ、マスタシリンダから供給される圧液によつ
て液圧室8内の液圧が上昇すると、前記ピストン
7側の摩擦パツド10がピストン7に押動されて
デイスク3の一側に圧接するとともに、ピストン
7に働く反力でキヤリパ2全体が作用部2a側に
移動し、該キヤリパ2の反作用部2bが他方の摩
擦パツド11を押動してデイスク3の他側に圧接
させ、両摩擦パツド10,11間でデイスク3を
挟圧して液圧操作による制動作用を行う。
前記液圧室8内には、アジヤストボルト12
と、該アジヤストボルト12に多条ねじ螺合した
アジヤストナツト13とを有するアジヤスタ14
が内臓されており、該アジヤスタ14は、スプリ
ング15によりアジヤストナツト13をデイスク
3側へ、スプリング16によりアジヤストボルト
12をベアリング17を介して反デイスク側へそ
れぞれ付勢している。
上記アジヤストナツト13は前記ピストン7と
当接係合して回転を規制され、アジヤストボルト
12は、その頭部に形成したクラツチ部12aを
シリンダ孔6の後部に軸方向に移動可能に嵌挿し
たスリーブピストン18に摩擦係合しており、前
記摩擦パツド10,11の摩耗によりピストン7
の移動距離が所定以上に大きくなると、前記アジ
ヤストボルト12のクラツチ部12aとスリーブ
ピストン18との摩擦係合が解除されてアジヤス
トボルト12が回動し、アジヤスタ14の全長を
伸長させることによりピストン7の復帰位置をデ
イスク3より変更させて適切な制動間隙に自動調
整する。
前記スリーブピストン18は、その後部に形成
したピストン小径部18aを前記シリンダ孔6の
小径部6aに液密に嵌挿しており、該小径部6a
の反液圧室側には、シリンダ側に直交する方向に
円筒状のカム軸挿通用の軸受部19が小径部6a
と連通して形成されている。
また、前記スリーブピストン18の小径部18
aの後端18bは、前記軸受部20内に突出する
ように延出し、その後端面にはプツシユロツド2
0の一端を係合させる球面状の凹部18cが形成
されている。
前記カム軸挿通用の軸受部19には、円柱状の
カム軸21がベアリング22を介して回動可能に
嵌挿され、該カム軸21の前記スリーブピストン
18の後端18bとの対向面には、該後端18b
が挿入される凹部21aが形成され、さらに、該
凹部21aには、前記プツシユロツド20の他端
が係合するカム面21bが形成されている。
また、カム軸21は、軸部21cにダストブー
ツ23を装着して軸受部19に嵌挿され、軸受部
19からキヤリパ2の外部に延出した軸部21c
には、ブレーキレバー24がキヤリパ2に設けた
ストツパピン25との間にリターンスプリング2
6を配設して長ナツト27により締結され、長ナ
ツト27には鍔付きボルト28が螺着されてお
り、ブレーキレバー24を回動させるとカム軸2
1が回動し、カム面21bによりデイスク2方向
に押動されたプツシユロツド20がスリーブピス
トン18、アジヤスタ14、ピストン7を押動し
て摩擦パツド10をデイスク3の一側に圧接さ
せ、これにより、キヤリパ2全体が作用部2a側
へ移動して反作用部2bが他方の摩擦パツド11
を押動してデイスク3の他側に圧接させ、両摩擦
パツド10,11間でデイスク3を挟圧して機械
式操作による制動作用を行う。
前記カム軸21の凹部21aは、この機械式操
作の際に、カム軸21が最大回転しても前記スリ
ーブピストン18の後端18bが抜けないよう
に、前記スリーブピストン18の移動ストローク
よりも深く形成されている。
このように構成することにより、カム軸21の
軸方向の移動が規制され、プツシユロツド20の
傾きを小さくでき、スリーブピストン18に伝達
される力のロスがなくなり、制動効率の向上が図
れるととともに、カム軸21の抜け止めに特別な
部品を必要とせず、構造も簡単なので組付けも容
易でコストの低減を図ることができる。
尚、上記実施例では液圧作動機構と機械式作動
機構とを併設したデイスクブレーキで説明した
が、機械式操作によつて作動するデイスクブレー
キにも本考案は適用可能である。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、デイスクの両側に配置
された摩擦パツドを押動する押動部材を、該押動
部材の軸線に直交する方向に配置したカム軸をブ
レーキレバーによつて機械式操作に作動する車両
用デイスクブレーキ装置において、前記押動部材
のカム軸側端部を延出するとともに、カム軸に該
端部が挿入される凹部を押動部材の作動ストロー
クよりも深く形成したので、カム軸の軸方向の移
動が規制され、押動部材への力の伝達ロスがなく
なり、制動効率の向上が図れるとともに、カム軸
の抜け止めに特別な部品を必要とせず、構造も簡
単なので組付けも容易でコストの低減を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案をパーキングブレーキ機構に適用し
たデイスクブレーキの一実施例を示すもので、第
1図は第2図の−断面図、第2図は第3図の
−断面図、第3図はデイスクブレーキの平面
図である。 1……デイスクブレーキ、2……キヤリパ、3
……デイスク、6……シリンダ孔、7……ピスト
ン、10,11……摩擦パツド、18……スリー
ブピストン、18b……スリーブピストンの後
端、19……軸受部、20……プツシユロツド、
21……カム軸、21a……凹部、24……ブレ
ーキレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキデイスクに摺接する摩擦パツドを押動
    する押動部材を、ブレーキデイスクの軸方向に移
    動可能にキヤリパに配設するとともに、該キヤリ
    パに前記押動部材の軸方向に直交する方向に軸受
    部を形成し、該軸受部にプツシユロツドを介して
    前記押動部材に係合するカム軸を嵌挿し、該カム
    軸を機械的に回動させることにより前記摩擦パツ
    ドを押動する車両用デイスクブレーキ装置におい
    て、前記押動部材のプツシユロツド側端部をカム
    軸方向に延出するとともに、前記カム軸に、押動
    部材の端部が挿入される凹部を押動部材の作動ス
    トロークよりも深く形成したことを特徴とする車
    両用デイスクブレーキ装置。
JP1674988U 1988-02-10 1988-02-10 Expired JPH0317071Y2 (ja)

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JP1674988U JPH0317071Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JPH01121729U JPH01121729U (ja) 1989-08-17
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