JPH0650678Y2 - 機械式車両用ディスクブレーキ - Google Patents
機械式車両用ディスクブレーキInfo
- Publication number
- JPH0650678Y2 JPH0650678Y2 JP1991015437U JP1543791U JPH0650678Y2 JP H0650678 Y2 JPH0650678 Y2 JP H0650678Y2 JP 1991015437 U JP1991015437 U JP 1991015437U JP 1543791 U JP1543791 U JP 1543791U JP H0650678 Y2 JPH0650678 Y2 JP H0650678Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam shaft
- brake
- pushing member
- pad
- push rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T1/00—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles
- B60T1/02—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels
- B60T1/06—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels acting otherwise than on tread, e.g. employing rim, drum, disc, or transmission or on double wheels
- B60T1/065—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles acting by retarding wheels acting otherwise than on tread, e.g. employing rim, drum, disc, or transmission or on double wheels employing disc
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T11/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
- B60T11/04—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting mechanically
- B60T11/046—Using cables
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/14—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
- F16D65/16—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
- F16D65/18—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for drawing members together, e.g. for disc brakes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブレーキケーブルを引
くことによりブレーキレバーを固設したカムシャフトを
回動して、ディスク軸方向へ移動するパッド押動部材に
て摩擦パッドを押動する機械式作動の車両用ディスクブ
レーキに関する。
くことによりブレーキレバーを固設したカムシャフトを
回動して、ディスク軸方向へ移動するパッド押動部材に
て摩擦パッドを押動する機械式作動の車両用ディスクブ
レーキに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキでは、キャリパボディ
に、ディスク軸方向へ移動するパッド押動部材を配設
し、該パッド押動部材の移動方向に直交する方向に形成
した軸受孔にカムシャフトを回動可能に設け、該軸受孔
の開口端から突出するカムシャフトの突出軸部にブレー
キレバーの基端部を固設し、該ブレーキレバーの先端部
にブレーキケーブルを連結した機械式作動機構により制
動作用を行うものがある。
に、ディスク軸方向へ移動するパッド押動部材を配設
し、該パッド押動部材の移動方向に直交する方向に形成
した軸受孔にカムシャフトを回動可能に設け、該軸受孔
の開口端から突出するカムシャフトの突出軸部にブレー
キレバーの基端部を固設し、該ブレーキレバーの先端部
にブレーキケーブルを連結した機械式作動機構により制
動作用を行うものがある。
【0003】この種の作動機構では、カムシャフトに、
軸心から偏心した方向に円錐凹面状のカム面を設け、該
カム面にパッド押動部材との間に介在するプッシュロッ
ドの一端を当接させることにより、ブレーキレバーによ
るカムシャフトの回転運動を直線運動に変更して、パッ
ド押動部材にて摩擦パッドを押動するが、カムシャフト
の突出軸部にブレーキレバーが固設されているので、ブ
レーキレバーの作動時にカムシャフトに抜け方向の力が
働く。
軸心から偏心した方向に円錐凹面状のカム面を設け、該
カム面にパッド押動部材との間に介在するプッシュロッ
ドの一端を当接させることにより、ブレーキレバーによ
るカムシャフトの回転運動を直線運動に変更して、パッ
ド押動部材にて摩擦パッドを押動するが、カムシャフト
の突出軸部にブレーキレバーが固設されているので、ブ
レーキレバーの作動時にカムシャフトに抜け方向の力が
働く。
【0004】そこで、例えば、実公平1−34764号
公報に示されるディスクブレーキは、カムシャフトのカ
ム面をパッド押動部材の軸線よりも反レバー取付側にし
てプッシュロッドを傾け、ブレーキレバー作動時のプッ
シュロッドの反力に反レバー取付側方向の分力を発生さ
せ、該分力にてカムシャフトの抜止めをしている。
公報に示されるディスクブレーキは、カムシャフトのカ
ム面をパッド押動部材の軸線よりも反レバー取付側にし
てプッシュロッドを傾け、ブレーキレバー作動時のプッ
シュロッドの反力に反レバー取付側方向の分力を発生さ
せ、該分力にてカムシャフトの抜止めをしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述の構造で
は、プッシュロッドが傾いているので、カムシャフトの
回転量から変換されるパッド押動部材の押動力が低くな
る。また、プッシュロッドが傾いた状態でパッド押動部
材を押すので、軸線方向に移動するパッド押動部材に斜
め方向の力が働き、こじりの発生が懸念される。
は、プッシュロッドが傾いているので、カムシャフトの
回転量から変換されるパッド押動部材の押動力が低くな
る。また、プッシュロッドが傾いた状態でパッド押動部
材を押すので、軸線方向に移動するパッド押動部材に斜
め方向の力が働き、こじりの発生が懸念される。
【0006】そこで本考案は、カムシャフトの回転量か
ら変換されるパッド押動部材の押動力が低くせずにカム
シャフトに抜止め方向の力が働くようにした機械式車両
用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
ら変換されるパッド押動部材の押動力が低くせずにカム
シャフトに抜止め方向の力が働くようにした機械式車両
用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本考
案は、キャリパボディに、ディスク軸方向へ移動するパ
ッド押動部材を配設し、該パッド押動部材の移動方向に
直交する方向に形成した軸受孔にカムシャフトを回動可
能に設け、該カムシャフトとパッド押動部材との間にプ
ッシュロッドを介在させ、前記軸受孔の開口端から突出
するカムシャフトの突出軸部にブレーキレバーの基端部
を固設し、該ブレーキレバーの先端部にブレーキケーブ
ルを連結した機械式車両用ディスクブレーキにおいて、
前記プッシュロッドをカムシャフトと直交方向に配設す
るとともに、前記ブレーキケーブルを、その牽引側が、
前記パット押動部材の軸心を通り、かつ前記カムシャフ
トの軸心を通る線と直交する面に近付くように配設した
ことを特徴としている。
案は、キャリパボディに、ディスク軸方向へ移動するパ
ッド押動部材を配設し、該パッド押動部材の移動方向に
直交する方向に形成した軸受孔にカムシャフトを回動可
能に設け、該カムシャフトとパッド押動部材との間にプ
ッシュロッドを介在させ、前記軸受孔の開口端から突出
するカムシャフトの突出軸部にブレーキレバーの基端部
を固設し、該ブレーキレバーの先端部にブレーキケーブ
ルを連結した機械式車両用ディスクブレーキにおいて、
前記プッシュロッドをカムシャフトと直交方向に配設す
るとともに、前記ブレーキケーブルを、その牽引側が、
前記パット押動部材の軸心を通り、かつ前記カムシャフ
トの軸心を通る線と直交する面に近付くように配設した
ことを特徴としている。
【0008】
【作 用】かかる構成により、ブレーキケーブルを牽引
すると、ブレーキレバーがカムシャフトの軸心と直交す
る方向へ回動し、これに伴ってカムシャフトも回転する
が、ブレーキケーブルの牽引方向がパット押動部材の軸
心を通り、かつ前記カムシャフトの軸心と直交する面に
近付く方向なので、ブレーキケーブルの牽引力にブレー
キレバーの回動方向の分力と、カムシャフトの軸線方向
にカムシャフトを軸受孔内に押込む分力とが発生し、カ
ムシャフトの抜止めをする。
すると、ブレーキレバーがカムシャフトの軸心と直交す
る方向へ回動し、これに伴ってカムシャフトも回転する
が、ブレーキケーブルの牽引方向がパット押動部材の軸
心を通り、かつ前記カムシャフトの軸心と直交する面に
近付く方向なので、ブレーキケーブルの牽引力にブレー
キレバーの回動方向の分力と、カムシャフトの軸線方向
にカムシャフトを軸受孔内に押込む分力とが発生し、カ
ムシャフトの抜止めをする。
【0009】また、カムシャフトとプッシュロッドが直
交方向に配設されているので、カムシャフトの回転量か
ら変換されるパッド押動力の変換効率が低下しない。
交方向に配設されているので、カムシャフトの回転量か
ら変換されるパッド押動力の変換効率が低下しない。
【0010】
【実施例】以下、本考案を液圧作動機構と機械式パーキ
ングブレーキ機構とを併設したディスクブレーキに適用
した一実施例を図面に基づいて説明する。
ングブレーキ機構とを併設したディスクブレーキに適用
した一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】ディスクブレーキ1のキャリパ2は、ディ
スクロータ3の両側に対向配置した一対の摩擦パッド
4,5を押動する作用部2aと反作用部2bとをディス
クロータ3を跨ぐブリッジ部2cで連結し、車体に固設
されるブラケット6に摺動ピン7,7によりディスクロ
ータ3の軸方向に移動可能に支持されている。
スクロータ3の両側に対向配置した一対の摩擦パッド
4,5を押動する作用部2aと反作用部2bとをディス
クロータ3を跨ぐブリッジ部2cで連結し、車体に固設
されるブラケット6に摺動ピン7,7によりディスクロ
ータ3の軸方向に移動可能に支持されている。
【0012】キャリパ2の作用部2aには、ディスクロ
ータ3側を開口したシリンダ孔8と、これに連続する小
径シリンダ孔9とが形成され、小径シリンダ孔9の後部
には、該小径シリンダ孔9と直交する方向に、機械式パ
ーキングブレーキ機構のカムシャフト10を挿着する軸
受孔11が形成されている。
ータ3側を開口したシリンダ孔8と、これに連続する小
径シリンダ孔9とが形成され、小径シリンダ孔9の後部
には、該小径シリンダ孔9と直交する方向に、機械式パ
ーキングブレーキ機構のカムシャフト10を挿着する軸
受孔11が形成されている。
【0013】シリンダ孔8には、コップ状のピストン1
2が液密かつ移動可能に嵌挿され、シリンダ孔8の底部
との間に液圧室13を画成している。
2が液密かつ移動可能に嵌挿され、シリンダ孔8の底部
との間に液圧室13を画成している。
【0014】液圧室13には、マスタシリンダ(図示せ
ず)から供給される圧液を導入する導入孔14が設けら
れ、液圧室13の液圧が上昇すると、ピストン12が摩
擦パッド4を押動してディスクロータ3の一側に圧接す
るとともに、ピストン12に働く反力でキャリパ2全体
が作用部2a側へ移動し、該キャリパ2の反作用部2b
が他方の摩擦パッド5を押動してディスクロータ3の他
側に圧接させ、両摩擦パッド4,5間でディスクロータ
3を挾圧して液圧作動による制動作用を行う。
ず)から供給される圧液を導入する導入孔14が設けら
れ、液圧室13の液圧が上昇すると、ピストン12が摩
擦パッド4を押動してディスクロータ3の一側に圧接す
るとともに、ピストン12に働く反力でキャリパ2全体
が作用部2a側へ移動し、該キャリパ2の反作用部2b
が他方の摩擦パッド5を押動してディスクロータ3の他
側に圧接させ、両摩擦パッド4,5間でディスクロータ
3を挾圧して液圧作動による制動作用を行う。
【0015】また、液圧室13内には、摩擦パッド4,
5の摩耗量を補償して一定の制動間隙を自動的に設定す
る制動間隙自動調整装置15が配設されている。
5の摩耗量を補償して一定の制動間隙を自動的に設定す
る制動間隙自動調整装置15が配設されている。
【0016】この制動間隙自動調整装置15は、ピスト
ン12に回転を規制され、スプリング16によりピスト
ン12方向へ付勢されるアジャストナット17と、該ア
ジャストナット17に多条ねじ螺合するアジャストボル
ト18と、シリンダ孔8の底部にピン19で回転を規制
され、アジャストボルト18にクラッチ係合するスリー
ブピストン20とから構成されている。
ン12に回転を規制され、スプリング16によりピスト
ン12方向へ付勢されるアジャストナット17と、該ア
ジャストナット17に多条ねじ螺合するアジャストボル
ト18と、シリンダ孔8の底部にピン19で回転を規制
され、アジャストボルト18にクラッチ係合するスリー
ブピストン20とから構成されている。
【0017】スリーブピストン20は、シリンダ孔8内
に配置される大径部20aと、小径シリンダ孔9に液密
かつ移動可能に嵌挿される小径部20bとからなり、小
径部20bの後端の軸心に、プッシュロッド21の一端
と係合する球面状の凹部20cが形成されている。
に配置される大径部20aと、小径シリンダ孔9に液密
かつ移動可能に嵌挿される小径部20bとからなり、小
径部20bの後端の軸心に、プッシュロッド21の一端
と係合する球面状の凹部20cが形成されている。
【0018】軸受孔11に挿着されるカムシャフト10
は、軸受孔11に挿入される挿入軸部10aと、軸受孔
11の外部に突出する突出軸部10bとを有し、挿入軸
部10aには、前記スリーブピストン20との間にカム
シャフト10と直交方向に配設されるプッシュロッド2
1の他端と係合する球面凹状のカム面10cが形成され
ている。
は、軸受孔11に挿入される挿入軸部10aと、軸受孔
11の外部に突出する突出軸部10bとを有し、挿入軸
部10aには、前記スリーブピストン20との間にカム
シャフト10と直交方向に配設されるプッシュロッド2
1の他端と係合する球面凹状のカム面10cが形成され
ている。
【0019】また、カムシャフト10は、挿入軸部10
aの外周をベアリング22にて回転可能に支持され、突
出軸部10bにブレーキレバー23の基端部23aをナ
ット24にて固設している。
aの外周をベアリング22にて回転可能に支持され、突
出軸部10bにブレーキレバー23の基端部23aをナ
ット24にて固設している。
【0020】ブレーキレバー23は、その先端部23b
にブレーキケーブル25の先端部25aを連結し、ナッ
ト24の外周に配設されたコイル状のリターンスプリン
グ26により反作動方向に付勢されている。
にブレーキケーブル25の先端部25aを連結し、ナッ
ト24の外周に配設されたコイル状のリターンスプリン
グ26により反作動方向に付勢されている。
【0021】ブレーキケーブル25は、その牽引側25
bをキャリパボディ2に取付けられたL字状のアーム2
7のガイド部材28に挿通している。
bをキャリパボディ2に取付けられたL字状のアーム2
7のガイド部材28に挿通している。
【0022】該アーム27のガイド部材28は、ブレー
キレバー23の先端部23bに連結されるブレーキケー
ブル25の連結点よりも、パット押動部材であるスリー
ブピストン20の軸心を通り、かつ前記カムシャフト1
0の軸心を通る線Aと直交する面Bに近い位置に設けら
れている。
キレバー23の先端部23bに連結されるブレーキケー
ブル25の連結点よりも、パット押動部材であるスリー
ブピストン20の軸心を通り、かつ前記カムシャフト1
0の軸心を通る線Aと直交する面Bに近い位置に設けら
れている。
【0023】したがって、ブレーキケーブル25は、ブ
レーキレバー23と連結される先端部25aよりも牽引
側25bを前記面Bに近付けて配設されている。
レーキレバー23と連結される先端部25aよりも牽引
側25bを前記面Bに近付けて配設されている。
【0024】このように構成することにより、ブレーキ
ケーブル25を牽引してブレーキレバー23を回動する
と、カムシャフト10が回転してプッシュロッド21を
ディスクロータ3方向へ押動し、スリーブピストン2
0,アジャストボルト18,アジャストナット17を介
してピストン12をディスクロータ3方向へ移動させ、
摩擦パッド4を押動してディスクロータ3の一側に圧接
するとともに、ピストン12に働く反力でキャリパ2全
体が作用部2a側に移動し、該キャリパ2の反作用部2
bが他方の摩擦パッド5を押動してディスクロータ3の
他側に圧接させ、両摩擦パッド4,5間でディスクロー
タ3を挾圧して機械式操作による制動作用を行う。
ケーブル25を牽引してブレーキレバー23を回動する
と、カムシャフト10が回転してプッシュロッド21を
ディスクロータ3方向へ押動し、スリーブピストン2
0,アジャストボルト18,アジャストナット17を介
してピストン12をディスクロータ3方向へ移動させ、
摩擦パッド4を押動してディスクロータ3の一側に圧接
するとともに、ピストン12に働く反力でキャリパ2全
体が作用部2a側に移動し、該キャリパ2の反作用部2
bが他方の摩擦パッド5を押動してディスクロータ3の
他側に圧接させ、両摩擦パッド4,5間でディスクロー
タ3を挾圧して機械式操作による制動作用を行う。
【0025】この際に、ブレーキケーブル25の牽引側
25bが前記面Bに近付けて配設されているので、ブレ
ーキケーブル25の牽引力Cは、ブレーキレバー23の
回動方向である面Bに平行な方向の分力Dと、カムシャ
フト10の軸心を通る線Aに沿って軸受孔11の奥部方
向へ向かう分力Eとなり、この分力Eがカムシャフト1
0の抜止めをする。
25bが前記面Bに近付けて配設されているので、ブレ
ーキケーブル25の牽引力Cは、ブレーキレバー23の
回動方向である面Bに平行な方向の分力Dと、カムシャ
フト10の軸心を通る線Aに沿って軸受孔11の奥部方
向へ向かう分力Eとなり、この分力Eがカムシャフト1
0の抜止めをする。
【0026】また、カムシャフト10とプッシュロッド
21が直交方向に配設されているので、カムシャフト1
0の回転量から変換されるパッド押動力の変換効率が低
下しない。
21が直交方向に配設されているので、カムシャフト1
0の回転量から変換されるパッド押動力の変換効率が低
下しない。
【0027】さらに、プッシュロッド21がスリーブピ
ストン20の軸線方向を押動するので、こじりが発生す
る心配もない。
ストン20の軸線方向を押動するので、こじりが発生す
る心配もない。
【0028】
【考案の効果】本考案は以上のように、ブレーキケーブ
ルを牽引することによりブレーキレバーを回動してカム
シャフトを回転し、該カムシャフトの回転を直線運動に
変換して、カムシャフトとパッド押動部材との間に介在
するプッシュロッドをディスクロータ方向へ押動して制
動作用を行う機械式車両用ディスクブレーキにおいて、
前記プッシュロッドをカムシャフトと直交方向に配設す
るとともに、前記ブレーキケーブルを、その牽引側が、
前記パット押動部材の軸心を通り、かつ前記カムシャフ
トの軸心を通る線と直交する面に近付くように配設した
ので、ブレーキケーブルを牽引すると、ブレーキレバー
がカムシャフトの軸心と直交する方向へ回動し、これに
伴ってカムシャフトも回転するが、ブレーキケーブルの
牽引方向がパット押動部材の軸心を通り、かつ前記カム
シャフトの軸心と直交する面に近付く方向なので、ブレ
ーキケーブルの牽引力にブレーキレバーの回動方向の分
力と、カムシャフトの軸線方向にカムシャフトを軸受孔
内に押込む分力とが発生し、カムシャフトの抜止めをす
る。
ルを牽引することによりブレーキレバーを回動してカム
シャフトを回転し、該カムシャフトの回転を直線運動に
変換して、カムシャフトとパッド押動部材との間に介在
するプッシュロッドをディスクロータ方向へ押動して制
動作用を行う機械式車両用ディスクブレーキにおいて、
前記プッシュロッドをカムシャフトと直交方向に配設す
るとともに、前記ブレーキケーブルを、その牽引側が、
前記パット押動部材の軸心を通り、かつ前記カムシャフ
トの軸心を通る線と直交する面に近付くように配設した
ので、ブレーキケーブルを牽引すると、ブレーキレバー
がカムシャフトの軸心と直交する方向へ回動し、これに
伴ってカムシャフトも回転するが、ブレーキケーブルの
牽引方向がパット押動部材の軸心を通り、かつ前記カム
シャフトの軸心と直交する面に近付く方向なので、ブレ
ーキケーブルの牽引力にブレーキレバーの回動方向の分
力と、カムシャフトの軸線方向にカムシャフトを軸受孔
内に押込む分力とが発生し、カムシャフトの抜止めをす
る。
【0029】また、カムシャフトとプッシュロッドが直
交方向に配設されているので、カムシャフトの回転量か
ら変換されるパッド押動力の変換効率が低下しない。
交方向に配設されているので、カムシャフトの回転量か
ら変換されるパッド押動力の変換効率が低下しない。
【図1】 本考案の一実施例を示す一部断面側面図であ
る。
る。
【図2】 本考案の一実施例を示す一部断面平面図であ
る。
る。
1…ディスクブレーキ、2…キャリパ、3…ディスクロ
ータ、4,5…摩擦パッド、10…軸受孔、11…カム
シャフト、12…ピストン、17…アジャストナット、
18…アジャストボルト、20…スリーブピストン、2
1…プッシュロッド、23…ブレーキレバー、25…ブ
レーキケーブル、25b…牽引側、A…軸線、B…面
ータ、4,5…摩擦パッド、10…軸受孔、11…カム
シャフト、12…ピストン、17…アジャストナット、
18…アジャストボルト、20…スリーブピストン、2
1…プッシュロッド、23…ブレーキレバー、25…ブ
レーキケーブル、25b…牽引側、A…軸線、B…面
Claims (1)
- 【請求項1】 キャリパボディに、ディスク軸方向へ移
動するパッド押動部材を配設し、該パッド押動部材の移
動方向に直交する方向に形成した軸受孔にカムシャフト
を回動可能に設け、該カムシャフトとパッド押動部材と
の間にプッシュロッドを介在させ、前記軸受孔の開口端
から突出するカムシャフトの突出軸部にブレーキレバー
の基端部を固設し、該ブレーキレバーの先端部にブレー
キケーブルを連結した機械式車両用ディスクブレーキに
おいて、前記プッシュロッドをカムシャフトと直交方向
に配設するとともに、前記ブレーキケーブルを、その牽
引側が、前記パット押動部材の軸心を通り、かつ前記カ
ムシャフトの軸心を通る線と直交する面に近付くように
配設したことを特徴とする機械式車両用ディスクブレー
キ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991015437U JPH0650678Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 機械式車両用ディスクブレーキ |
KR2019910013201U KR960000192Y1 (ko) | 1991-03-15 | 1991-08-20 | 기계식 차량용 디스크 브레이크 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991015437U JPH0650678Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 機械式車両用ディスクブレーキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577635U JPH0577635U (ja) | 1993-10-22 |
JPH0650678Y2 true JPH0650678Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=11888780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991015437U Expired - Lifetime JPH0650678Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 機械式車両用ディスクブレーキ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650678Y2 (ja) |
KR (1) | KR960000192Y1 (ja) |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP1991015437U patent/JPH0650678Y2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-20 KR KR2019910013201U patent/KR960000192Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
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KR960000192Y1 (ko) | 1996-01-05 |
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