JPS61140629A - パ−キング機構付デイスクブレ−キ装置 - Google Patents
パ−キング機構付デイスクブレ−キ装置Info
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- JPS61140629A JPS61140629A JP26366784A JP26366784A JPS61140629A JP S61140629 A JPS61140629 A JP S61140629A JP 26366784 A JP26366784 A JP 26366784A JP 26366784 A JP26366784 A JP 26366784A JP S61140629 A JPS61140629 A JP S61140629A
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- square
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/38—Slack adjusters
- F16D65/40—Slack adjusters mechanical
- F16D65/52—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
- F16D65/56—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut
- F16D65/567—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut for mounting on a disc brake
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16D2121/02—Fluid pressure
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D2121/14—Mechanical
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2125/00—Components of actuators
- F16D2125/18—Mechanical mechanisms
- F16D2125/20—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
- F16D2125/22—Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting transversely to the axis of rotation
- F16D2125/26—Cranks
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
Ａ０発明の目的
（１）産業上の利用分野
本発明は、ブレーキキャリパのピストンを機械的に抑圧
作動し得るパーキング機構付ディスクブレーキ装置、特
に、ブレーキキャリパにピストンを摺合してブレーキマ
スタシリンダに連なる油圧室を画成し、またブレーキキ
ャリパにはパーキングレバーにより回動されるカム軸を
支承させ、前記油圧室に配設されるブレーキ間隙自動調
整装置を介してこのカム軸を前記ピストンの内端壁に連
接し、前記ブレーキ間隙自動調整装置は、前記カム軸の
回動により軸方向に押動される回転不能の固定クラッチ
体と、前記油圧室の油圧により前記固定クラッチ体と摩
擦係合する可動クラッチを一体に有する調節ボルトと、
この調節ボルトに早ねじを介して螺合し前記ピストンの
内端壁に離間可能に当接する調節ナツトと、この調節ナ
ツトを前記ピストンとの当接方向に付勢するオーバアジ
ャスト防止ばねと、前記ピストン及び調節ナツト間に設
けられてその両者の相対回転を防止する回り止め手段と
を備えたものに関する。
作動し得るパーキング機構付ディスクブレーキ装置、特
に、ブレーキキャリパにピストンを摺合してブレーキマ
スタシリンダに連なる油圧室を画成し、またブレーキキ
ャリパにはパーキングレバーにより回動されるカム軸を
支承させ、前記油圧室に配設されるブレーキ間隙自動調
整装置を介してこのカム軸を前記ピストンの内端壁に連
接し、前記ブレーキ間隙自動調整装置は、前記カム軸の
回動により軸方向に押動される回転不能の固定クラッチ
体と、前記油圧室の油圧により前記固定クラッチ体と摩
擦係合する可動クラッチを一体に有する調節ボルトと、
この調節ボルトに早ねじを介して螺合し前記ピストンの
内端壁に離間可能に当接する調節ナツトと、この調節ナ
ツトを前記ピストンとの当接方向に付勢するオーバアジ
ャスト防止ばねと、前記ピストン及び調節ナツト間に設
けられてその両者の相対回転を防止する回り止め手段と
を備えたものに関する。
（２）従来の技術
従来、この種ディスクブレーキ装置における前記回り止
め手段は、例えば実開昭５７−１０４０２７号公報に示
されているように、ピストン及び調節ナツトの対向面の
一方に設けられた放射方向のスリットと、その他方に設
けられて前記スリットに係合する突起とから構成される
。
め手段は、例えば実開昭５７−１０４０２７号公報に示
されているように、ピストン及び調節ナツトの対向面の
一方に設けられた放射方向のスリットと、その他方に設
けられて前記スリットに係合する突起とから構成される
。
（３）発明が解決しようとする問題点
従来の上記構造では、ピストンまたは調節ナツトがスリ
ットにより強度を損われ、またピストン及び調節ナツト
間に空気が封じ込められ、その空気抜きが困難である等
の欠点がある。
ットにより強度を損われ、またピストン及び調節ナツト
間に空気が封じ込められ、その空気抜きが困難である等
の欠点がある。
本発明は、このような欠点を解消した簡単有効な前記デ
ィスクブレーキ装置を提供することを目的とする。
ィスクブレーキ装置を提供することを目的とする。
Ｂ０発明の構成
（１）問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は、前記回り止め手
段を、前記ピストンの内端壁に設けられた角形凹部と、
前記調節ナツトに一体に形成されて前記角形凹部に遊嵌
される角形フランジとから構成し、この角形フランジの
前面には、その角形の辺に略直交する空気逃し溝を設げ
たことを特徴とする。
段を、前記ピストンの内端壁に設けられた角形凹部と、
前記調節ナツトに一体に形成されて前記角形凹部に遊嵌
される角形フランジとから構成し、この角形フランジの
前面には、その角形の辺に略直交する空気逃し溝を設げ
たことを特徴とする。
（２）作 用
パーキングレバーによりカム軸を作動方向に回動すれば
、ブレーキ間隙自動調整装置を介してピストンを前進作
動させることができる。
、ブレーキ間隙自動調整装置を介してピストンを前進作
動させることができる。
この場合、カム軸から調節ボルトに加えられるスラスト
荷重により、調節ナツトには大きな回転トルクが作用す
るが、調節ナツトの回転は、互いに嵌合する角形フラン
ジ及び角形凹部を介してピストンに強固に阻止されるの
で、上記スラスト荷重を調節ナツトを介してピストンに
確実に伝達することができる。
荷重により、調節ナツトには大きな回転トルクが作用す
るが、調節ナツトの回転は、互いに嵌合する角形フラン
ジ及び角形凹部を介してピストンに強固に阻止されるの
で、上記スラスト荷重を調節ナツトを介してピストンに
確実に伝達することができる。
油圧室への作動油の充填時、ピストン及び調節ナツトの
対向部に介在する空気は、角形フランジの前面の空気逃
し溝を通して調節ナツトの外周部側へ移動するが、特に
空気逃し溝は角形フランジの辺に略直交する最短距離を
通っているので、空気の上記移動は速やかに行われ、外
部への排出が容易となる。
対向部に介在する空気は、角形フランジの前面の空気逃
し溝を通して調節ナツトの外周部側へ移動するが、特に
空気逃し溝は角形フランジの辺に略直交する最短距離を
通っているので、空気の上記移動は速やかに行われ、外
部への排出が容易となる。
（３）実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第１図において、車輪と共に回転するブレーキデ
ィスク１０両側に第１及び第２摩擦パッド２．２′が対
向して配置され、これら摩擦パッド２．２′は車体に固
定されるブラケット３０案内レールにブレーキディスク
１の軸線方向に摺動可能に支承される。またブラケット
３には、両摩擦パッド２，２′を跨ぐブレーキキャリパ
４がブレーキディスク１の軸線方向に摺動可能に連結さ
れる。
、先ず第１図において、車輪と共に回転するブレーキデ
ィスク１０両側に第１及び第２摩擦パッド２．２′が対
向して配置され、これら摩擦パッド２．２′は車体に固
定されるブラケット３０案内レールにブレーキディスク
１の軸線方向に摺動可能に支承される。またブラケット
３には、両摩擦パッド２，２′を跨ぐブレーキキャリパ
４がブレーキディスク１の軸線方向に摺動可能に連結さ
れる。
ブレーキキャリパ４は第１摩擦パ゛°°ド２の背面に対
向する第１挟み腕４αと、第２摩擦パツド２′の背面に
当接する第２挟み腕４ｂとを備えている。
向する第１挟み腕４αと、第２摩擦パツド２′の背面に
当接する第２挟み腕４ｂとを備えている。
第１挟み腕４αは、その内側面に開口するシリンダ５を
有し、そこに第１摩擦パツド２の背面に当接するピスト
ン６がシール部材８を介して摺合される。このピストン
６によりシリンダ５内に画成される油圧室７は油圧導管
Ｐを介して図示しないマスクシリンダの出力ボートと連
通される。
有し、そこに第１摩擦パツド２の背面に当接するピスト
ン６がシール部材８を介して摺合される。このピストン
６によりシリンダ５内に画成される油圧室７は油圧導管
Ｐを介して図示しないマスクシリンダの出力ボートと連
通される。
ブレーキキャリパ４の第１挟み腕４αには、その外端部
においてピストン６の軸線と直交する方向に延びるカム
軸９がニードルベアリング１０を介して回転可能に支承
され、このカム軸９は、シリンダ５内に配設されるブレ
ーキ間隙自動調整装置１１を介してピストン６に連設さ
れる。
においてピストン６の軸線と直交する方向に延びるカム
軸９がニードルベアリング１０を介して回転可能に支承
され、このカム軸９は、シリンダ５内に配設されるブレ
ーキ間隙自動調整装置１１を介してピストン６に連設さ
れる。
第２図において、カム軸９の、ブレーキキャリパ４外に
突出する外端部には、パーキングレノクー１２が取付け
られ、ナツト１３で固定される。パーキングレバー１２
には図示しないパーキング操作子に連なるブレーキワイ
ヤ１４と、該レノ（−１２を後退方向に付勢する戻しば
ね１５とが接続され、該レバー１２の後退限は第１挟み
腕４αに植設されたストッパビン１６により規制される
。
突出する外端部には、パーキングレノクー１２が取付け
られ、ナツト１３で固定される。パーキングレバー１２
には図示しないパーキング操作子に連なるブレーキワイ
ヤ１４と、該レノ（−１２を後退方向に付勢する戻しば
ね１５とが接続され、該レバー１２の後退限は第１挟み
腕４αに植設されたストッパビン１６により規制される
。
再び第１図において、ブレーキ間隙自動調整装置１１に
ついて詳述すると、シリンダ５の奥壁には小シリンダ１
Ｔが連設され、カム軸９にブツシュロッド１８を介して
連接される中継ピストン１９がこの小シリンダ１７にシ
ール部材２０を介して摺合される。中継ピストン１９の
内端には油圧室７に臨ませた固定クラッチ体２１が一体
に連設され、この固定クラッチ体２１が回転せずにピス
トン１９と共に移動し得るように、その背面に植設され
た回り止めビン２３が第１挟み腕４αの回り止め孔２４
に摺合される。
ついて詳述すると、シリンダ５の奥壁には小シリンダ１
Ｔが連設され、カム軸９にブツシュロッド１８を介して
連接される中継ピストン１９がこの小シリンダ１７にシ
ール部材２０を介して摺合される。中継ピストン１９の
内端には油圧室７に臨ませた固定クラッチ体２１が一体
に連設され、この固定クラッチ体２１が回転せずにピス
トン１９と共に移動し得るように、その背面に植設され
た回り止めビン２３が第１挟み腕４αの回り止め孔２４
に摺合される。
固定クラッチ体２１は、その前面に截頭円錐形のクラッ
チ面２１αを有し、更にそのクラッチ面２１αの中心部
に開口する小シリンダ２５を有する。クラッチ面２１α
には調節ボルト２６と一体の円錐状の可動クラッチ体２
２が係合され、小シリンダ２５には同じく調節ボルト２
６と一体の小ピストン２７がシール部材２８を介して摺
動され、可動クラッチ体２２をクラッチ面２１αぐ押圧
すべくクラッチばね２７が可動クラッチ体２２と、油圧
室７の内周壁に係止されたリテーナ３０との間に縮設さ
れ、このクラッチばね２９と可動クラッチ体２２との間
には、可動クラッチ体２２０回転の円滑化を図るポール
ベアリング３１が介装ささる。また可動クラッチ体２２
には、その前後両端面間を連通する連通孔３２が穿設さ
れる。
チ面２１αを有し、更にそのクラッチ面２１αの中心部
に開口する小シリンダ２５を有する。クラッチ面２１α
には調節ボルト２６と一体の円錐状の可動クラッチ体２
２が係合され、小シリンダ２５には同じく調節ボルト２
６と一体の小ピストン２７がシール部材２８を介して摺
動され、可動クラッチ体２２をクラッチ面２１αぐ押圧
すべくクラッチばね２７が可動クラッチ体２２と、油圧
室７の内周壁に係止されたリテーナ３０との間に縮設さ
れ、このクラッチばね２９と可動クラッチ体２２との間
には、可動クラッチ体２２０回転の円滑化を図るポール
ベアリング３１が介装ささる。また可動クラッチ体２２
には、その前後両端面間を連通する連通孔３２が穿設さ
れる。
調節ボルト２６はピストン６の軸線上に配置されると共
に、ピストン６の内端壁に当接する調節ナツト３３と早
ねじ３４を介して螺合される。調節ナツト３３は、例え
ば四角形の角形フランジ３５を前端に有しく第３Ａ図、
第３Ｂ図及び第５図参照）、この角形フランジ３５をピ
ストン６の内端壁に形成された同じく四角形の角形凹部
３ Ｂ ＣｈＡ図及び第４Ｂ図参照）に遊嵌させる。そ
して、角形フランジ３５を角形凹部３６の底面に押圧保
持すべく、オーバアジャスト防止ばね３７が角形フラン
ジ３５と、ピストン６の内周壁に係止されたリテーナ３
８との間に縮設される。こうして調節ナツト３３はピス
トン６に対する回転を阻止される。
に、ピストン６の内端壁に当接する調節ナツト３３と早
ねじ３４を介して螺合される。調節ナツト３３は、例え
ば四角形の角形フランジ３５を前端に有しく第３Ａ図、
第３Ｂ図及び第５図参照）、この角形フランジ３５をピ
ストン６の内端壁に形成された同じく四角形の角形凹部
３ Ｂ ＣｈＡ図及び第４Ｂ図参照）に遊嵌させる。そ
して、角形フランジ３５を角形凹部３６の底面に押圧保
持すべく、オーバアジャスト防止ばね３７が角形フラン
ジ３５と、ピストン６の内周壁に係止されたリテーナ３
８との間に縮設される。こうして調節ナツト３３はピス
トン６に対する回転を阻止される。
尚、ピストン６も、ブラケット３に回転可能に支持され
る第１摩擦パツド２の裏板に凹凸係合して自己の軸線周
りに回転しないようになっている。
る第１摩擦パツド２の裏板に凹凸係合して自己の軸線周
りに回転しないようになっている。
相互に当接する角形フ、ランジ３５の前面１３５．ω及
び角形凹部３６の底面３６αは、調節ナツト３３側に中
心を持つ球面に形成されていて、調節ナツト３３にピス
トン６に対する自動調心作用を与えるようになっている
。
び角形凹部３６の底面３６αは、調節ナツト３３側に中
心を持つ球面に形成されていて、調節ナツト３３にピス
トン６に対する自動調心作用を与えるようになっている
。
また、角形フランジ３５の前面３５αには、その角形の
各辺に略直・交する複数本の空気逃し溝３９゜３９・・
が設けられる。
各辺に略直・交する複数本の空気逃し溝３９゜３９・・
が設けられる。
次にこの実施例の作用を説明すると、制動を行つヘく、
図示しないブレーキマスタシリンダを作動して、その出
力油圧を第１挟み腕４αの油圧室７に供給すれば、その
油圧を受けてピストン６はシール部材８に剪断変形を与
えつつ前進し、第１摩擦パツド２をブレーキディスク１
の一側面に圧接させ、その反作用によりプレーククヤリ
パ４がピストン６の動きと反対方向に移動し、第２挟み
腕４ｈにより第２摩擦パツド２′をブレーキディスク１
の他側面に圧接させる。こうしてブレーキディスク１、
したがって車輪に制動力を加えることができる。
図示しないブレーキマスタシリンダを作動して、その出
力油圧を第１挟み腕４αの油圧室７に供給すれば、その
油圧を受けてピストン６はシール部材８に剪断変形を与
えつつ前進し、第１摩擦パツド２をブレーキディスク１
の一側面に圧接させ、その反作用によりプレーククヤリ
パ４がピストン６の動きと反対方向に移動し、第２挟み
腕４ｈにより第２摩擦パツド２′をブレーキディスク１
の他側面に圧接させる。こうしてブレーキディスク１、
したがって車輪に制動力を加えることができる。
この制動中、油圧室７の油圧は、調節ナツト３３に対し
ては、その両端面に等しく作用するため何等のスラスト
も及ぼさないが、可動クラッチ体２２に対しては、小ピ
ストン２７の横断面積に上記油面を乗じた値に相当する
スラストをクラッチ面２１αに向けて及ぼし、この油圧
スラスト及びクラッチばね２９の弾発力が可動クラッチ
体・２２と固定クラッチ体２１との摩擦係合力を決定す
る。
ては、その両端面に等しく作用するため何等のスラスト
も及ぼさないが、可動クラッチ体２２に対しては、小ピ
ストン２７の横断面積に上記油面を乗じた値に相当する
スラストをクラッチ面２１αに向けて及ぼし、この油圧
スラスト及びクラッチばね２９の弾発力が可動クラッチ
体・２２と固定クラッチ体２１との摩擦係合力を決定す
る。
ところで、通常の制動状態では、油圧室７の油圧は比較
的低く、したがって可動クラッチ体２２と固定クラッチ
体２１との摩擦係合力が比較的小さいので、摩擦パッド
２，２′の摩耗に伴いピストン６が前進すれば、調節ナ
ツト３３は、オーバアジャスト防止ばね３７の弾発力を
以てピストン６と共に移動し、調節ボルト２６を介して
可動クラッチ体２２を前記油圧スラスト及びクラッチば
ね２９の弾発力に抗してクラッチ面２１αから引き離す
。可動クラッチ体２２は、クラッチ面２１αから離れる
と、前記油圧スラスト及びクラッチばね２９の弾発力に
より回転不能の調節ナツト３３に対して螺回しながらク
ラッチ面２１ｚに向って移動し、クラッチ面２１αに再
び係合する。こうして、摩擦パッド２，２′の摩耗を補
償する自動調整作用が行われる。
的低く、したがって可動クラッチ体２２と固定クラッチ
体２１との摩擦係合力が比較的小さいので、摩擦パッド
２，２′の摩耗に伴いピストン６が前進すれば、調節ナ
ツト３３は、オーバアジャスト防止ばね３７の弾発力を
以てピストン６と共に移動し、調節ボルト２６を介して
可動クラッチ体２２を前記油圧スラスト及びクラッチば
ね２９の弾発力に抗してクラッチ面２１αから引き離す
。可動クラッチ体２２は、クラッチ面２１αから離れる
と、前記油圧スラスト及びクラッチばね２９の弾発力に
より回転不能の調節ナツト３３に対して螺回しながらク
ラッチ面２１ｚに向って移動し、クラッチ面２１αに再
び係合する。こうして、摩擦パッド２，２′の摩耗を補
償する自動調整作用が行われる。
ここで、制動を解除すべく油圧室Ｔ内を減圧すれば、シ
ール部材８の変形復元力を以てピストン６は後退するが
、その後退力は調節ナツト３３、調節ボルト２６を介し
て可動クラッチ体２２にクラッチ面２１αに向うスラス
トとして作動し、これにより可動クラッチ体２２は固定
クラッチ体２１に摩擦係合するので調節ボルト２６の回
転は阻止される。したがって、ピストン６は、調節ナッ
ト３３及び調節ボルト２６の螺合部のバックラッシュ分
のストロークしか後退することができず、その結果、摩
擦パッド２．２′とブレーキディスク１との間には、上
記バックラッシュに対応する適正な間隙が与えられる。
ール部材８の変形復元力を以てピストン６は後退するが
、その後退力は調節ナツト３３、調節ボルト２６を介し
て可動クラッチ体２２にクラッチ面２１αに向うスラス
トとして作動し、これにより可動クラッチ体２２は固定
クラッチ体２１に摩擦係合するので調節ボルト２６の回
転は阻止される。したがって、ピストン６は、調節ナッ
ト３３及び調節ボルト２６の螺合部のバックラッシュ分
のストロークしか後退することができず、その結果、摩
擦パッド２．２′とブレーキディスク１との間には、上
記バックラッシュに対応する適正な間隙が与えられる。
また、強力な制動が行われる場合には、油圧室７の油圧
が、ブレーキキャリパ４に弾性変形を生じさせるような
所定値に上昇するまでに、前述のような自動調整作用が
行われ、その油圧が上記所定値を超えると、可動クラッ
チ体２２に対する前記油圧スラストが増大して可動クラ
ッチ体２２をクラッチ面２１αとの摩擦係合状態に保持
するため、調節ボルト２６は回転不能となる。したがっ
て、もともと回転不能の調節ナツト３３は調節ボルト２
６上に留められるから、ブレーキキャリパ４０弾性変形
に伴いピストン６が更に前進すれば、オーバアジャスト
防止ばね３７０弾発力に抗してピストン６及び調節ナツ
ト３３は相互に軸方向に離間を余儀なくされる。こうし
て前記自動調整作用は停止され、オーバアジャストが防
止される。
が、ブレーキキャリパ４に弾性変形を生じさせるような
所定値に上昇するまでに、前述のような自動調整作用が
行われ、その油圧が上記所定値を超えると、可動クラッ
チ体２２に対する前記油圧スラストが増大して可動クラ
ッチ体２２をクラッチ面２１αとの摩擦係合状態に保持
するため、調節ボルト２６は回転不能となる。したがっ
て、もともと回転不能の調節ナツト３３は調節ボルト２
６上に留められるから、ブレーキキャリパ４０弾性変形
に伴いピストン６が更に前進すれば、オーバアジャスト
防止ばね３７０弾発力に抗してピストン６及び調節ナツ
ト３３は相互に軸方向に離間を余儀なくされる。こうし
て前記自動調整作用は停止され、オーバアジャストが防
止される。
駐車に際して、図示しないパーキング操作子の操作によ
りブレーキワイヤ１４を牽引し、パーキングレバー１２
を戻しばね１５の力に抗して回動すれば、カム軸９は作
動方向に回動され、ブツシュロッド１８及びブレーキ間
隙自動調整装置１１を介してピストン６を前進作動させ
ることができ、したがって油圧室６に油圧を供給した場
合と同様にブレーキディスク１に制動力をかけることが
できる。
りブレーキワイヤ１４を牽引し、パーキングレバー１２
を戻しばね１５の力に抗して回動すれば、カム軸９は作
動方向に回動され、ブツシュロッド１８及びブレーキ間
隙自動調整装置１１を介してピストン６を前進作動させ
ることができ、したがって油圧室６に油圧を供給した場
合と同様にブレーキディスク１に制動力をかけることが
できる。
この場合、カム軸９はブツシュロッド１８及びブレーキ
間隙自動調整装置１１を介してピストン６と遊びなく連
接され、しかも前述のようにブレーキ間隙自動調整装置
１１０作用によりブレーキディスク１と摩擦パッド２．
２／との間には一定の間隙が与えられているので、常に
パーキングレバー１２の略一定角度の回動により制動を
確実に行うことができる。また、カム軸９から調節ボル
ト２６に加えられるスラスト荷重により、調節ナツト３
３には大きな回転トルクが作用するが、調節ナツト３３
の回転は、互いに嵌合する角形フランジ３５及び角形凹
部３６を介してピストン６に強固に阻止されるので、上
記スラスト荷重を調節ナツト３３を介してピストン６に
ｉ実に伝達することができる。
間隙自動調整装置１１を介してピストン６と遊びなく連
接され、しかも前述のようにブレーキ間隙自動調整装置
１１０作用によりブレーキディスク１と摩擦パッド２．
２／との間には一定の間隙が与えられているので、常に
パーキングレバー１２の略一定角度の回動により制動を
確実に行うことができる。また、カム軸９から調節ボル
ト２６に加えられるスラスト荷重により、調節ナツト３
３には大きな回転トルクが作用するが、調節ナツト３３
の回転は、互いに嵌合する角形フランジ３５及び角形凹
部３６を介してピストン６に強固に阻止されるので、上
記スラスト荷重を調節ナツト３３を介してピストン６に
ｉ実に伝達することができる。
油圧室への作動油の充填時、ピストン６及び調節ナツト
３３の対向部に介在する空気は、角形フランジ３５の底
面３５αの空気逃し溝３９．３９・・を通して調節ナツ
ト３３の外周部側に移動するが、各空気逃し溝３９は角
形フランジ３５の辺に略直交する最短距離を通っている
ので、上記空気の移動は速やかに行われ、これを油圧室
７の空気排出孔から容易に排出すること示できる。
３３の対向部に介在する空気は、角形フランジ３５の底
面３５αの空気逃し溝３９．３９・・を通して調節ナツ
ト３３の外周部側に移動するが、各空気逃し溝３９は角
形フランジ３５の辺に略直交する最短距離を通っている
ので、上記空気の移動は速やかに行われ、これを油圧室
７の空気排出孔から容易に排出すること示できる。
Ｃ０発明の効果
以上のように本発明によれば、ピストン及び調節ナツト
相互の回転を阻止する回り止め手段を、ピストンの内端
壁に設けられた角形凹部と、調節ナツトに一体に形成さ
れて角形凹部忙遊嵌される角形フランジとから構成した
ので、ピストン及び調節ナツトのいずれの強度をも損う
ことなく、両者の相対回転を強固に阻止することができ
、したがって、パーキングレバーの作動によるスラスト
荷重を自動調整装置を介してピストンに確実に伝達し、
パーキング制動を行うことができる。
相互の回転を阻止する回り止め手段を、ピストンの内端
壁に設けられた角形凹部と、調節ナツトに一体に形成さ
れて角形凹部忙遊嵌される角形フランジとから構成した
ので、ピストン及び調節ナツトのいずれの強度をも損う
ことなく、両者の相対回転を強固に阻止することができ
、したがって、パーキングレバーの作動によるスラスト
荷重を自動調整装置を介してピストンに確実に伝達し、
パーキング制動を行うことができる。
また、角形フランジの前面には、その角形の辺に略直交
する空気逃し溝を設けたので、空気逃し溝は角形フラン
ジの前−面上、最短距離を通ることによって、ピストン
及び調節ナツトの対向部からの空気抜きを速やかに行う
ことができる。
する空気逃し溝を設けたので、空気逃し溝は角形フラン
ジの前−面上、最短距離を通ることによって、ピストン
及び調節ナツトの対向部からの空気抜きを速やかに行う
ことができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は全体の
縦断正面図、第２図はその一部の正面図、第３Ａ図は調
節ナツトの正面図、第３ｊＢ図は第３Ａ図の■−■線断
面図、第４Ａ図はピストンの裏面図、第４Ｂ図は第４Ａ
図のＩＶ−ｒＶ線断面図、第５図は調節ナツトの斜視図
である。
縦断正面図、第２図はその一部の正面図、第３Ａ図は調
節ナツトの正面図、第３ｊＢ図は第３Ａ図の■−■線断
面図、第４Ａ図はピストンの裏面図、第４Ｂ図は第４Ａ
図のＩＶ−ｒＶ線断面図、第５図は調節ナツトの斜視図
である。
Claims (1)
- ブレーキキヤリパにピストンを摺合してブレーキマスタ
シリンダに連なる油圧室を画成し、またブレーキキヤリ
パにはパーキングレバーにより回動されるカム軸を支承
させ、前記油圧室に配設されるブレーキ間隙自動調整装
置を介してこのカム軸を前記ピストンの内端壁に連接し
、前記ブレーキ間隙自動調整装置は、前記カム軸の回動
により軸方向に押動される回転不能の固定クラツチ体と
、前記油圧室の油圧により前記固定クラツチ体と摩擦係
合する可動クラツチを一体に有する調節ボルトと、この
調節ボルトに早ねじを介して螺合し前記ピストンの内端
壁に離間可能に当接する調節ナツトと、この調節ナツト
を前記ピストンとの当接方向に付勢するオーバアジヤス
ト防止ばねと、前記ピストン及び調節ナツト間に設けら
れてその両者の相対回転を防止する回り止め手段とを備
えた、パーキング機構付デイスクブレーキ装置において
、前記回り止め手段を、前記ピストンの内端壁に設けら
れた角形凹部と、前記調節ナツトに一体に形成されて前
記角形凹部に遊嵌される角形フランジとから構成し、こ
の角形フランジの前面には、その角形の辺に略直交する
空気逃し溝を設けたことを特徴とする、パーキング機構
付デイスクブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26366784A JPS61140629A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | パ−キング機構付デイスクブレ−キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26366784A JPS61140629A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | パ−キング機構付デイスクブレ−キ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61140629A true JPS61140629A (ja) | 1986-06-27 |
| JPH0418173B2 JPH0418173B2 (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=17392661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26366784A Granted JPS61140629A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | パ−キング機構付デイスクブレ−キ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61140629A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010190348A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 電動式パーキング機構付ディスクブレーキ |
| WO2019034200A1 (de) * | 2017-08-16 | 2019-02-21 | Lucas Automotive Gmbh | Betätigungsanordnung für eine feststellbremse, getriebeelement und feststellbremsanlage |
-
1984
- 1984-12-13 JP JP26366784A patent/JPS61140629A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010190348A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 電動式パーキング機構付ディスクブレーキ |
| WO2019034200A1 (de) * | 2017-08-16 | 2019-02-21 | Lucas Automotive Gmbh | Betätigungsanordnung für eine feststellbremse, getriebeelement und feststellbremsanlage |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0418173B2 (ja) | 1992-03-27 |
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