JP2002204979A - 廃棄ガス缶の処理方法及びその装置 - Google Patents

廃棄ガス缶の処理方法及びその装置

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JP2002204979A
JP2002204979A JP2001004340A JP2001004340A JP2002204979A JP 2002204979 A JP2002204979 A JP 2002204979A JP 2001004340 A JP2001004340 A JP 2001004340A JP 2001004340 A JP2001004340 A JP 2001004340A JP 2002204979 A JP2002204979 A JP 2002204979A
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Yasumasa Idei
安正 出井
Kanichi Saito
貫一 齋藤
Tatsuhiko Hashimoto
辰彦 橋本
Junji Saida
順二 齊田
Ryuichi Hiroya
龍一 広谷
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Fujicar Manufacturing Co Ltd
Iwatani Corp
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Fujicar Manufacturing Co Ltd
Iwatani International Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より安全性を高め、残ガスを抜く工程とガス
缶を破砕する工程とを一度に処理することのできる方法
及び装置を提供する。 【解決手段】 廃棄ガス缶から残留ガスを抜き取り、ガ
ス缶を破砕処理する方法であって、廃棄ガス缶から残留
ガスを取出すとともに廃棄ガス缶を破砕する。取り出さ
れた残留ガスを処理するとともに破砕された破砕物を乾
燥する。この乾燥された破砕物を磁性体分離手段(29)で
分離して磁性体を回収したのち、残りの非磁性体と残滓
とを非磁性体分離手段(30)で分離してそれぞれ回収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄されたガス缶
を破砕処理する方法及びその装置に関し、特に可燃性ガ
スを残留させたまま廃棄されたガス缶をリサイクルしや
すい処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】可搬式ガスコンロやガスランタンなどの
燃料として使用する液化石油ガスを貯蔵しているガス缶
や、エアゾール缶あるいはスプレー缶等の噴射剤として
液化石油ガス等を貯蔵しているガス缶を、内部にガスが
残ったままの状態で廃棄した場合、焼却したり圧縮した
りする廃棄物処理の段階で破裂することがある。このた
め内部のガスを使い切って廃棄するように指導されてい
るが、現実には内部にガスが残留している状態で廃棄さ
れるものも少なからずある。
【0003】そこで従来は、廃棄物処理センターにおい
て、回収してきたガス缶を処理装置に投入し、処理装置
内に周面にスパイクピンを立設した回転ローラを配置
し、この回転ローラでガス缶の壁面を穿孔して内部のガ
スを放出したり、円板状回転刃でシュレッダーのように
切断することにより、内部のガスを放出し、しかる後に
その残滓を圧縮するようにしている。
【0004】ところが、この場合処理装置内への投入時
にガス缶とともに空気が流入する。一方、エアゾール缶
あるいはスプレー缶等のガス缶に噴射剤として充填され
ている液化石油ガスや燃料ガス缶に貯蔵されている液化
石油ガスとしては、プロパンやブタンが多いが、この種
のガスは空気と広い混合範囲で燃焼することが知られて
いる。また、噴射物として有機溶剤を含む場合でも、燃
焼の問題はある。このため、従来の処理装置では、ガス
缶の壁面を穿孔したり切断したりする際の摩擦熱や金属
同士の衝撃に伴う火花で放出ガスが着火する虞れがあっ
た。
【0005】そこで、本出願人らは先に、処理装置の処
理室内を不活性ガスで置換した状態でガス缶に回転ロー
ラで穿孔したり、切断したり、圧潰したりしてガス缶か
ら残ガスを抜き出すようにしたもの(特開2000‐6
1344号)や、処理装置の処理室内を不活性ガスで置
換した状態でガス缶を相互に噛合うスプロケット歯車で
形成した圧潰ローラで圧潰することにより残ガスを抜き
出すようにしたもの(特開2000−61345号)を提
案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先に提案し
たものでは、穿孔処理されたり、圧潰処理されて残ガス
が抜き出された後の残滓缶は、処理装置から排出された
のちに圧縮固結装置で圧縮固結されるようになってい
た。このため処理後の缶をリサイクルする為には、圧縮
固結された缶を再度、破砕機で細かく破砕する必要があ
った。
【0007】本発明は、このような点に着目してなされ
たもので、より安全性を高め、また、残ガスを抜く工程
と、ガス缶を破砕する工程とを一度に処理することので
きる方法及び装置を提供することを特徴とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明方法は廃棄ガス缶から残留
ガスを抜き取り、ガス缶を破砕処理する方法であって、
廃棄ガス缶から残留ガスを取出す工程とガス缶を破砕す
る工程とを破砕手段で同時に行い、取り出された残留ガ
スを処理手段で処理するとともに破砕された破砕物を乾
燥手段で乾燥し、この乾燥された破砕物を磁性体分離手
段で磁性体と非磁性体とに分離して磁性体を回収し、残
りの非磁性体と残滓とを非磁性体分離手段で分離してそ
れぞれ回収するようにしたことを特徴としている。
【0009】そして、請求項2に記載した本発明方法で
は、請求項1に記載した発明方法での破砕操作を防爆雰
囲気で行うようにしたことを特徴としており、請求項3
に記載した発明では、請求項1または2に記載の発明方
法での破砕手段として、一軸破砕機を使用することを特
徴としている。
【0010】また、請求項5に記載した本発明装置で
は、廃棄ガス缶から残留ガスを抜き取り、ガス缶を破砕
処理する装置であって、廃棄ガス缶から残留ガスを取出
す工程とガス取出し後のガス缶を破砕する工程とを同時
に行う破砕手段と、取り出された残留ガスを処理する残
ガス処理手段と、破砕された破砕物を乾燥する乾燥手段
と、乾燥された破砕物から磁性体を分離する磁性体分離
手段と、非磁性体と残滓とを分離する非磁性体分離手段
とで構成してあることを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】本発明では、廃棄ガス缶から残留ガスを
抜きとるとともに、廃棄ガス缶を破砕手段で破砕処理
し、この破砕処理された被破砕物を乾燥した後、磁性体
分離処理と非磁性体分離処理とを行うようにしているこ
とから、残留ガスを回収できるうえに、磁性材料と非磁
性材料とを分離して回収することができるので、リサイ
クルしやすい状態で回収することができることになる。
しかも、破砕した被破砕物を乾燥処理することにより、
スプレー缶やムース缶等の噴出される液状内容物で濡れ
ている被破砕物でも乾燥させた状態で分離操作を行うこ
とができることになり、確実に磁性材料と被磁性材料と
を分離することができる。また、特に、ガス抜きと廃棄
ガス缶の破砕処理とを防爆雰囲気で行うと、安全性がよ
り高まることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明方法の実施に使用す
る廃棄ガス缶処理装置の一実施形態を示す概略構成図で
ある。この廃棄ガス缶処理装置は、処理室(1)内に破砕
手段(2)と回転式の移送装置(3)とを上下に配置し、破
砕手段(2)の上側に廃棄ガス缶の投入室(4)を形成する
とともに、移送装置(3)の下側に被処理物排出室(5)を
形成してある。
【0013】破砕手段(2)は、周面に切断刃(6)を所定
ピッチで立設配置した一軸の回転ローラ(7)と、切断刃
(6)に対応して処理室(1)の壁面に固定した固定刃(8)
と、回転ローラ(7)の下側にその周面に沿う状態で配置
したスクリーン(9)と、投入された廃棄ガス缶を回転ロ
ーラ(7)側に押し付ける被破砕物押出装置(10)とで構成
してある。なお、スクリーン(9)は開口部を20〜30
mmの方形に形成した角孔や直径20〜30mmの丸孔で形
成してある。
【0014】回転ローラ(7)の周面に立設した切断刃
(6)は、図3に示すように、回転ローラ(7)の軸芯に沿
う方向と周方向の両方で一定のピッチに、一条ないし複
数条配置されている。また、固定刃(8)は回転ローラ
(7)に立設した切断刃(6)と相互に噛合うように形成さ
れており、スクリーン(9)の周方向端縁部分に対応する
状態で配置されている。
【0015】被破砕物押出装置(10)は、処理室(1)の上
壁部分に水平軸周りで揺動可能に枢支したプッシャ板(1
1)と、このプッシャ板(11)の背面側(反処理室側)に出退
ロッド(12)の先端部をピン枢支している油圧シリンダ(1
3)とで構成してあり、油圧シリンダ(13)は廃棄ガス缶処
理装置を構成している構造部材に水平軸周りに揺動可能
な状態で支持されている。
【0016】移送装置(3)は、ケーシング(14)とこのケ
ーシング(14)内を回転する回転枠体(15)とで形成してあ
る。回転枠体(15)は径方向で区画して複数の収容部が形
成してある。また、この回転枠体(15)の回転軸(16)は垂
直方向から僅かに傾いて配設してあり、傾斜面内で回転
するように構成してある。そして、その傾斜は回転ロー
ラ(7)の下側対応部分が低く、被処理物排出室(5)側が
高くなるように配置してある。なお、ケーシング(14)に
おける底壁部分は被処理物排出室(5)の配設部で開口し
ており、天井壁部分は回転ローラ(7)の配設部で開口し
ている。
【0017】廃棄ガス缶の投入室(4)が外部に連通する
入口部分、及び投入室(4)が処理室(1)に連通する出口
部分には仕切具(17)(18)がそれぞれ開閉可能に配設して
ある。この両仕切具(17)(18)はいずれも、閉じた姿勢に
おいて、投入室(4)と外部あるいは処理室(1)とが連通
しない気密閉止状態になるように構成してある。
【0018】被処理物排出室(5)が移送装置(3)を介し
て処理室(1)に連通する入口部分と被処理物排出室(5)
が外部に連通する出口部分には、それぞれ仕切具(19)(2
0)が開閉作動可能に配置してある。この両仕切具(19)(2
0)も前記投入室(4)側の仕切具(17)(18)と同様、閉じた
姿勢において、被処理物排出室(5)と外部あるいは処理
室(1)とが連通しない気密閉止状態になるように構成し
てある。
【0019】また、処理室(1)、投入室(4)、被処理物
排出室(5)には、窒素ガス等の不活性ガス導入管(21)と
ガス導出管(22)とがそれぞれ連通接続してあり、各室
(1)(4)(5)の室内を不活性ガスで置換可能に構成して
ある。
【0020】なお、処理室(1)における移送装置(3)の
傾斜底部側から、液抜路(23)が導出してあり、この液抜
路(23)は回収室(24)に連通しており、回収室(24)内に収
容した液回収ドラム缶(25)に液体成分を回収するように
してある。
【0021】被処理物排出室(5)の出口部分の下側には
被処理物搬送コンベア(26)が配置してあり、この被処理
物搬送コンベア(26)で被処理物排出室(5)から排出され
た被処理物を乾燥手段(27)に送給するように構成してあ
る。この乾燥手段(27)としては、気流乾燥機やファンヒ
ータ等の周知の乾燥機を使用することができる。乾燥手
段(27)を通過して乾燥させられた被処理物はコンベアラ
インからなる搬出路(28)により移送されるが、この移送
中に吊り下げ式やヘッドプーリ式の磁力選別機(29)によ
る磁性体選別により磁性体を回収したのち、渦電流式の
非鉄選別機(30)による非磁性体選別により非磁性金属や
合成樹脂を分別回収するように構成してある。
【0022】図中符号(31)は置換用の不活性ガス供給源
であり、窒素ガスボンベや液体窒素貯蔵槽あるいはPS
A等の窒素発生装置で構成してあり、処理室(1)や投入
室(4)あるいは被処理物排出室(5)に乾燥窒素を供給で
きるようにしてある。
【0023】上述の構成からなる廃棄ガス缶処理装置の
運転手順を次に説明する。投入室(4)と処理室(1)との
間の仕切具(18)及び処理室(1)と被処理物排出室(5)と
の間の仕切具(19)を閉じた状態で、処理室(1)に連通し
ている不活性ガス導入管(21)から窒素ガス等の不活性ガ
スを導入するとともに、処理室(1)の雰囲気ガスをガス
導出管(22)を介して排出することにより、処理室(1)内
の酸素濃度が液化石油ガスの燃焼領域外となる10%以
下となるように不活性ガスで置換する。
【0024】ついで、投入室(4)と処理室(1)との間に
配置した仕切具(18)を閉じた状態で投入室(4)に廃棄ガ
ス缶を投入し、投入室(4)の入り口部分に配置した仕切
具(17)を閉じ、投入室(4)内を封止した状態で投入室
(4)に連通している不活性ガス導入管(21)から窒素ガス
等の不活性ガスを導入するとともに、投入室(4)の雰囲
気ガスをガス導出管(22)を介して排出することにより、
投入室(4)の雰囲気ガスを不活性ガスで置換し、空気成
分を取り除く。このとき、被処理物排出室(5)内の雰囲
気ガスも不活性ガスで置換して空気成分を取り除いてお
く。
【0025】投入室(4)内が不活性ガスで置換される
と、破砕手段(2)及び移送装置(3)を作動させるととも
に、投入室(5)と処理室(1)との間に配置した仕切具(1
8)及び処理室(1)と被処理物排出室(5)との間の仕切具
(19)を開き作動させて、投入室(4)内の廃棄ガス缶を処
理室(1)に落下供給して、破砕手段(2)で廃棄ガス缶の
缶体を数センチ角程度の大きさに破砕し、スクリーン
(9)の開口部を通過して落下した破砕片(被処理物)を移
送装置(3)により被処理物排出室(5)側に移送して、被
処理物排出室(5)に投入される。このとき、処理室(1)
に投入された廃棄ガス缶は、被破砕物押出装置(10)のプ
ッシャ板(11)で周面に切断刃(6)を立設している回転ロ
ーラ(7)側に押し付けられることから、廃棄ガス缶の缶
体は回転ローラ(7)に立設されている切断刃(6)に確実
に接触することになり、この切断刃(6)と固定刃(8)と
の相互作用で小さく破砕されることになる。なお、この
操作時には投入室(4)内も被処理物排出室(5)内もとも
に低酸素雰囲気であることから、処理室(1)内は低酸素
雰囲気を維持することができる。
【0026】廃棄ガス缶の破砕時に廃棄ガス缶内に残留
していた液化石油ガスが処理室(1)内に噴出することに
なるが、前述のように処理室(1)内は液化石油ガスの爆
発範囲から外れた低酸素雰囲気であることから、液化石
油ガスが爆発的燃焼を起こすことはない。また、廃棄ガ
ス缶内に残留していた液体成分は、廃棄ガス缶の破砕に
より処理室(1)内に流出するが、この処理室(1)内に流
出した液体成分は移送装置(3)から導出されている液抜
路(23)を介して回収室(24)内の液回収ドラム缶(25)に回
収されるようになっている。
【0027】次に、破砕手段(2)及び移送装置(3)の作
動を停止させるとともに、被処理物排出室(5)の入口側
仕切具(19)及び投入室(4)の出口側仕切具(18)を閉じ、
投入室(4)及び被処理物排出室(5)内にそれぞれ不活性
ガス導入管(21)から不活性ガスを導入するとともに、投
入室(4)及び被処理物排出室(5)の雰囲気ガスをガス導
出管(22)を介して排出することにより、投入室(4)及び
被処理物排出室(5)に流入した液化石油ガス成分が混入
している処理室雰囲気ガスを不活性ガスで置換する。
【0028】投入室(4)及び被処理物排出室(5)の雰囲
気ガス置換が終了すると、被処理物排出室(5)の出口側
仕切具(20)を開放して、被処理物排出室(5)内の破砕片
(被処理物)を被処理物搬送コンベア(26)上に搬出する。
被処理物排出室(5)からの破砕片搬出が終わると、被処
理物排出室(5)の出口側仕切具(20)を閉じる。この被処
理物排出室(5)からの破砕片搬出操作と並行して投入室
(4)に廃棄ガス缶を投入し、前記の操作を繰返すことに
なる。
【0029】したがって、被処理物である破砕片の排出
時及び廃棄ガス缶の投入時に外部空気が被処理物排出室
(5)や投入室(4)に流入しても、その外部空気が処理室
(1)に入り込むことはないから、処理室(1)内が液化石
油ガスの爆発領域に対応する酸素濃度になることはな
い。
【0030】被処理物搬送コンベア(26)上に搬出された
破砕片(被処理物)は乾燥手段(27)に送りこまれる。廃棄
ガス缶がムース缶やスプレー缶のような不揮発性液体を
収容している缶の場合に、液体成分が破砕片に付着して
濡れていると、破砕片同士が密着したままとなって分離
性が悪くなることから、乾燥手段(27)を通過する間に液
体成分をとばして、破砕片の分離性を向上させる。
【0031】乾燥手段(27)から取出された破砕片(被処
理物)は、搬出路(28)で搬出されるが、この搬出路(28)
を移動中に磁力選別機(29)による磁性体選別により鉄等
の磁性体を回収と、非鉄選別機(30)による非磁性体選別
による非鉄金属や樹脂等の非磁性体の分別回収を行う。
それぞれ分別回収された回収物は受け容器に集められ
て、リサイクル利用したり、廃棄されたりする。
【0032】廃棄ガス缶の処理により処理室(1)の内部
は液化石油ガス混入雰囲気になっていることから、廃棄
ガス缶の処理が全部終了すると、処理室(1)に連通して
いる不活性ガス導入管(21)から処理室(1)内に不活性ガ
スを導入するとともに、処理室(1)内の雰囲気ガスをガ
ス導出管(22)を介して排出して、処理室(1)内の雰囲気
を不活性ガス置換しておく。
【0033】なお、処理室(1)の始業時での置換時と投
入室(4)及び被処理物排出室(5)の最初の置換時とを除
いて置換時排出ガスは図示を省略した燃焼装置で燃焼処
理するようにしてある。
【0034】
【発明の効果】本発明では、処理室を不活性ガス雰囲気
に維持した状態で、廃棄ガス缶を破砕するようにしてい
ることから、廃棄ガス缶に残留しているガスを安全に分
離抽出することができるうえ、廃棄ガス缶をリサイクル
に適した状態に細かく破砕することができる。これによ
り破砕物の分別回収も容易になり、廃棄ガス缶処理の工
程が簡単になり、輸送効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施に使用する廃棄ガス缶処理装
置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】破砕手段の回転ローラと固定刃部分の取出し斜
視図である。
【符号の説明】
1…処理室、2…破砕手段、7…破砕ロータ、8…固定
刃、9…スクリーン、10…被破砕物押出装置、27…乾燥
手段、29…磁性体分離手段、30…非磁性体分離手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B07B 1/20 B03C 1/24 A B09B 3/00 ZAB B09B 3/00 ZABZ 5/00 5/00 C (72)発明者 齋藤 貫一 滋賀県守山市千代町1番地 富士車輛株式 会社滋賀工場内 (72)発明者 橋本 辰彦 東京都港区西新橋3丁目21番8号 岩谷産 業株式会社東京本社内 (72)発明者 齊田 順二 東京都港区西新橋3丁目21番8号 岩谷産 業株式会社東京本社内 (72)発明者 広谷 龍一 東京都港区西新橋3丁目21番8号 岩谷産 業株式会社東京本社内 Fターム(参考) 4D004 AA27 AB05 CA04 CA09 CA42 CB09 CB12 CB13 CC01 4D021 AA13 AB03 CA01 EA10 EB01 4D065 CA16 CB01 CC01 EA07 EB20 ED06 ED16 4D067 EE13 EE19 EE25 EE27 EE39 GA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄ガス缶から残留ガスを抜き取り、ガ
    ス缶を破砕処理する方法であって、 廃棄ガス缶から残留ガスを取出すとともにガス缶を破砕
    し、取り出された残留ガスを処理する一方で破砕された
    破砕物を乾燥し、この乾燥された破砕物を磁性体分離手
    段(29)で分離して磁性体を回収したのち、残りの非磁性
    体と残滓とを非磁性体分離手段(30)で分離してそれぞれ
    回収するようにした廃棄ガス缶の処理方法。
  2. 【請求項2】 残留ガスを取出すとともにガス缶を破砕
    する工程を防爆雰囲気で行う請求項1に記載した廃棄ガ
    ス缶の処理方法。
  3. 【請求項3】 一軸破砕機を使用して残留ガスを取出す
    とともにガス缶を破砕する請求項1または請求項2に記
    載した廃棄ガス缶の処理方法。
  4. 【請求項4】 防爆雰囲気が不活性ガス中雰囲気である
    請求項2または請求項3に記載した廃棄ガス缶の処理方
    法。
  5. 【請求項5】 廃棄ガス缶から残留ガスを抜き取り、ガ
    ス缶を破砕処理する装置であって、 廃棄ガス缶から残留ガスを取出す工程とガス取出し後の
    ガス缶を破砕する工程とを同時に行う破砕手段(2)と、
    取り出された残留ガスを処理する残ガス処理手段と、破
    砕された破砕物を乾燥する乾燥手段(27)と、乾燥された
    破砕物から磁性体を分離する磁性体分離手段(29)と、非
    磁性体と残渣とを分離する非磁性体分離手段(30)とから
    なる廃棄ガス缶の処理装置。
  6. 【請求項6】 破砕手段(2)を収容している処理室(1)
    を防爆雰囲気で形成した請求項5に記載した廃棄ガス缶
    の処理装置。
  7. 【請求項7】 破砕手段(2)を一軸破砕機で構成した請
    求項5または請求項6に記載した廃棄ガス缶の処理装
    置。
  8. 【請求項8】 一軸破砕機を破砕ロータ(7)と固定刃
    (8)と被破砕物押出装置(10)とスクリーン(9)で構成し
    た請求項7に記載した廃棄ガス缶の処理装置。
  9. 【請求項9】 防爆雰囲気を不活性ガスで構成している
    請求項6から請求項8のいずれか1項に記載した廃棄ガ
    ス缶の処理装置。
  10. 【請求項10】 乾燥手段(27)を気流乾燥機で構成した
    請求項5乃至請求項9のいずれか1項に記載した廃棄ガ
    ス缶の処理装置。
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