JP2002079231A - 有機系廃棄物処理装置 - Google Patents

有機系廃棄物処理装置

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JP2002079231A
JP2002079231A JP2000311250A JP2000311250A JP2002079231A JP 2002079231 A JP2002079231 A JP 2002079231A JP 2000311250 A JP2000311250 A JP 2000311250A JP 2000311250 A JP2000311250 A JP 2000311250A JP 2002079231 A JP2002079231 A JP 2002079231A
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JP
Japan
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packaging material
air
density
waste
organic waste
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Application number
JP2000311250A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ueno
廣彬 上野
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Kyoritsu Kogyo KK
Original Assignee
Kyoritsu Kogyo KK
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、単に包材が分離されるだけであり、更に
は、排出口からエアがそのまま排出されるため、悪臭が
エアと共に排出されており、又、包材は引き裂かれた状
態で排出されるために、非常に嵩張っていた。 【解決手段】本発明は、遠心分別機構をもつ装置におい
て、高密度材選択手段には高密度材のみ落下させるため
のベルトコンベアを配設すると共に、気体サイクロン手
段のエア排出口と廃棄物投入口の近傍とを連繋させたエ
ア帰還系を配設したものであり、更に、高密度選択手段
包材流入口の近傍に送風機を設けたものであり、加え
て、エア帰還系にエア帰還系送風機を設けたものであ
り、更には、気体サイクロン手段に包材を破砕するため
の破砕手段を設けたものであり、更には、破砕手段から
排出させる包材を加熱溶融して一定の形状の固形物にす
るための固形物形成手段を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包材に収納させた
廃棄食品や生ゴミ等の有機系廃棄物処理装置に関するも
のであり、更に詳細には、包材に収納している廃棄食品
や生ゴミ等の廃棄物の包材を破いて包材と廃棄食品等の
廃棄物とを分別し、包材に含まれる金属類の高密度材を
包材から選別すると共に、悪臭のあるエアは雰囲気中に
放出させることなく、更には、包材はリサイクルするた
めの一定形状の固形物にするまでを一連のクローズドシ
ステムでできる有機系廃棄物処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】近年の核家族化の進展や消費者ニーズによ
り、多種多様な食品が小包装化されて販売されており、
現在では加工食品に限らず野菜や魚介類等の生鮮食品類
もほとんど小包装化されて販売されているが、これ等の
包装された食品は賞味期間や品質保証期間が経過した後
は廃棄処分や再利用されるものであり、廃棄処分するに
しても再利用するにしても、収納された食品等と包材と
は分別する必要があり、その為にこれ等に関する装置の
何種類かは市場に出されている。
【0003】その多くは、相対運動をする刃物と回転羽
根によって包材を引き裂き、引き裂かれた包材は、疑似
的なスクリューコンベア機構によって排出されるもので
あり、回転羽根によって発生したエア流は包材、及び、
包材を分別した後の食品等の生ゴミの排出口から排出さ
れるものである。
【0004】
【解決しようとする課題】然し乍ら、多くの場合は、こ
の種の機械は、単に包材が分離されるだけであり、包材
に金属等が混合されている場合も多く、更には、包材の
排出口からエアがそのまま排出されるため、機械の中で
分別された生ゴミ等から出る悪臭がエアと共に排出され
ており、又、包材は引き裂かれた状態でそのまま排出さ
れるために、排出側では、非常に嵩張り、広い場所が必
要と成っている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題に
鑑み、研鑚の結果、請求項1に記載の有機系廃棄物処理
装置は、横設されたドラムと、ドラムに廃棄物を投入す
る廃棄物投入口が設けられると共に他端側には包材を外
へ排出する包材排出口が設けられ、ドラムには複数の撹
拌部材が立設された回転軸が挿通され、ドラムの内部に
は複数枚の整流板が突設され、ドラムの外周面の下部側
に多孔板を設け、多孔板の下方にはコンベア搬送手段を
設けた遠心分別機構をもつ装置において、包材排出口と
高密度材選択手段に設けた高密度材選択手段包材流入口
を接続し、高密度材選択手段には高密度材のみ重力によ
って落下させるためのベルトコンベアを配設すると共
に、高密度材選択手段に高密度材選択手段包材流出口を
設け、高密度材選択手段包材流出口に気体サイクロン手
段のサイクロン手段包材流出口を接続し、気体サイクロ
ン手段の上方にはエア排出口を設け、エア排出口と遠心
分別機構の廃棄物投入口の近傍とを連繋させたエア帰還
系を配設したものである。
【0006】更に、高密度選択手段の高密度選択手段包
材流入口の近傍に送風機を設けたものである。
【0007】加えて、気体サイクロン手段の上部からエ
アのみを遠心力分別機構の廃棄物投入口に戻すために連
繋させたエア帰還系にエア帰還系送風機を設けたもので
ある。
【0008】更には、気体サイクロン手段の下部に包材
を破砕するための破砕手段を設けたものである。
【0009】更には、破砕手段から排出させる破砕後の
包材を加熱溶融して一定の形状の固形物にするための固
形物形成手段を配設したものである。
【0010】
【発明の作用】本発明のドラムは横設された筒状形であ
り、包材に収納された廃棄食品や生ゴミ等の廃棄物を廃
棄物投入口と、該廃棄物投入口から投入された廃棄物を
包材と生ゴミ等とに分別するための遠心分別機構と、該
遠心分別機構によって発生させたエアとともに包材及び
包材に混入している金属類等の高密度材とを排出する包
材排出口と、該包材排出口と接続した高密度材選択手段
に設けた高密度材選択手段包材流入口と、該高密度材選
択手段包材流入口から流入するエア流によって包材と共
に流入した金属等の高密度材を傾斜して配設されたベル
トコンベアに衝突させることによって下方に重力によっ
て落下させる高密度材選択手段を設けたことにより、包
材の中から金属等の高密度材を分離するものである。
【0011】更に、金属等の高密度材を分離した後の包
材はそのまま、エア流によって気体サイクロン手段に送
られ、包材は気体サイクロン手段の下方から排出され、
悪臭を持っているエアは気体サイクロン手段の上方のエ
ア排出口と接続されたエア帰還系によって遠心分別機構
の廃棄物投入口の近傍に戻され、再循環させることによ
り、臭気を含むエアは雰囲気中に放出しないものであ
り、一方、包材は一定形状に固形化されリサイクルを可
能とするものである。
【0012】そこで、本発明の目的は、臭いのある空気
をできるだけ放出させず、包材に混入している金属類を
除去し、包材は再利用し易い形に整形するまでを一台の
クローズドシステムでできる装置を提供するものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の有機系廃棄物処理
装置の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。
【0014】図1は本発明の有機系廃棄物処理装置にお
ける遠心分別機構の主要部を示す説明図であり、図2は
本発明の有機系廃棄物処理装置の概要を示す概要説明図
である。
【0015】本発明は、包材に収納させた廃棄食品や生
ゴミ等の有機系廃棄物処理装置に関するものであり、更
に詳細には、包材に収納している廃棄食品や生ゴミ等の
廃棄物の包材を破いて包材と廃棄食品等の廃棄物とを分
別し、包材に含まれる金属類の高密度材を包材から選別
すると共に、悪臭のあるエアは雰囲気中に放出させるこ
となく、更には、包材はリサイクルするための一定形状
の固形物にするまでを一連のクローズドシステムででき
る有機系廃棄物処理装置に関するものであり、請求項1
に記載の有機系廃棄物処理装置は、横設された筒状形の
ドラム2と、該ドラム2の一端側に包材に収納された廃
棄食品や生ゴミ等の廃棄物を投入する廃棄物投入口3が
設けられると共に他端側の上部には分別された包材を外
へ排出する包材排出口6が設けられ、前記ドラム2の内
部には投入された前記廃棄物を撹拌する複数の撹拌部材
3が放射状に立設された回転軸4が挿通され、前記ドラ
ム2の天井部には分別された包材を包材排出口6へ向か
って案内する複数枚の整流板5が前記回転軸4の軸方向
に対して斜めに突設され、前記ドラム2の外周面の下部
側に分別された包材以外のものを通すための多孔板2a
を設け、該多孔板2aの下方には前記多孔を通ったもの
を外部に送り出すためのコンベア搬送手段8を設けた遠
心分別機構1をもつ装置において、前記遠心分別機構1
で発生させたエアと共に排出される金属等の高密度材を
含む包材を排出させる前記包材排出口6と高密度材選択
手段10に設けた高密度材選択手段包材流入口11を接
続し、該高密度材選択手段10にはエア及び包材と共に
流入した金属等の高密度材を衝突させ高密度材のみ重力
によって下方に落下させるための傾斜させたベルトコン
ベア13を配設すると共に、前記高密度材選択手段10
に高密度材選択手段包材流出口12を設け、該高密度材
選択手段包材流出口12にエアと包材とを分離するため
の気体サイクロン手段15のサイクロン手段包材流入口
16aを接続し、該気体サイクロン手段15の上方には
エアのみを排出させるエア排出口16bを設け、該エア
排出口16bと前記遠心分離機構1の廃棄物投入口3の
近傍とを連繋させたエア帰還系17を配設したものであ
る。
【0016】更に、請求項2に記載の有機系廃棄物処理
装置は、請求項1に記載の有機系廃棄物処理装置におい
て、高密度選択手段10の高密度材選択手段包材流入口
11の近傍に送風機11aを設けたものである。
【0017】加えて、請求項3に記載の有機系廃棄物処
理装置は、請求項1乃至請求項2に記載の有機系廃棄物
処理装置において、気体サイクロン手段15の上部から
エアのみを遠心力分別機構1の廃棄物投入口に戻すため
に連繋させたエア帰還系17にエア帰還系送風機17c
を設けたものである。
【0018】更には、請求項4に記載の有機系廃棄物処
理装置は、請求項1乃至請求項3に記載の有機系廃棄物
処理装置において、気体サイクロン手段15の下部に包
材を破砕するための破砕手段19を設けたものである。
【0019】更には、請求項5に記載の有機系廃棄物処
理装置は、請求項4に記載の有機系廃棄物処理装置にお
いて、破砕手段19から排出させる破砕後の包材を加熱
溶融して一定の形状の固形物にするための固形物形成手
段18を配設したものである。
【0020】即ち、本発明に係る有機系廃棄物処理装置
を構成する前提部分となる遠心力分別装置1は、図1に
図示する如く、包材に収納された賞味期間や品質保証期
間が経過した食品等の廃棄物又は生ゴミ等の廃棄物を包
材と廃棄物に分別するためのものであり、遠心力分別装
置1は円筒形状を有するドラム2と、ドラム2に挿通さ
れた複数の撹拌板3が放射状に立設された回転軸4と、
分離された包材を包材排出口6に向かって案内する複数
枚の整流板5とを有して構成されているものである。
【0021】そして、ドラム2は円筒形状を有して横設
されており、ドラム2の一端側には包材に収納された廃
棄食品或いは生ゴミ等の廃棄物をドラム2内に投入する
ための廃棄物投入口7が設けられているものであり、一
方、ドラム2の他端側の上方にはドラム2で分別された
包材や生ゴミ内に含まれているビニール、アルミ箔等の
生ゴミ以外の混入物を外に排出する包材排出口6が設け
られているものである。
【0022】更に、ドラム2の外周面の下側半分は、所
定の大きさの孔を多数穿設したパンチングメタル等の多
孔板2aを設けており、該多孔板2aの孔の径の大きさ
は廃棄物の種類によもよるが、廃棄食品や生ゴミ等の廃
乗物を遠心力により多孔板2aの孔を通過させるために
は5乃至25mm程度が好ましいものである。
【0023】更には、ドラム2の内部には複数の撹拌板
3が放射状に立設された回転軸4が挿通されており、撹
拌板3は回転軸4を中心として回転することにより廃棄
物をドラム2の内壁に押圧し、或いは、打潰すると共
に、回転による風圧で袋やビニール、アルミ箔等の生ゴ
ミ以外の混入物を分離するものである。
【0024】次に、ドラム2の天井部には袋やビニー
ル、アルミ箔等の生ゴミ以外の廃棄物の混入物を包材排
出口6に向かって案内する複数の整流板5が突設されて
いるもので、整流板5は撹拌板3の回転を阻害しないよ
うに弓状形に形成されるとともに回転軸4の軸方向に対
して若干角度を持って斜めに配置されており、撹拌板3
の回転によって発生するエア流を包材排出口6の方向に
向かって案内するように成っており、整流板5には投入
された投入物の袋をひっかけて破くための破断部5aが
設けられており、破断部5aは整流板5の両端部を鋭角
に形成しているものである。
【0025】更には、コンベア搬送手段8はスクリュー
コンベアであり、遠心分別機構1により分別された廃棄
食品や生ゴミ等の廃棄物を廃棄物搬出口9の方向に搬送
するものである。
【0026】次に、遠心分別機構1の動作について説明
すると、先ず、袋詰め又は包装された廃棄食品や生ゴミ
等の廃棄物を廃棄物投入口7に投入すると、投入された
廃棄物は回転軸4の回転によって撹拌部材3によりドラ
ム2内を転動し、撹拌部材3によって打壊されると共に
整流板5に設けられた破断部5aによって袋等の包材が
破断して、包材に収納されていた廃棄食品や生ゴミ等の
廃棄物がドラム2内に放出され、放出された廃棄物は撹
拌部材3や整流板5により粗破壊され、ドラム2の下方
に形成されたパンチングメタルの多孔板2aの孔を通っ
て落下させ、多孔板2aの孔から出た廃棄物はスクリュ
ーコンベアであるコンベア搬送手段8によって廃棄物搬
出口9から搬出されるものである。
【0027】一方、包材は撹拌部材3の回転によって発
生するエア流が整流板5により包材排出口6の方向に流
れるため、そのエア流に案内されて包材排出口6から排
出され、この時、包材以外の金属であっても嵩の割りに
軽いものも、包材と同時に排出されるものである。
【0028】次に、遠心分別機構1に接続され、遠心分
別機構1において発生したエア流を使う高密度選択手段
10について説明すると、ここで高密度材と呼ぶのは包
材に混入して包材の包材排出口6から排出されるものの
うち、包材に比較して重い金属等のことを云うもので、
前記遠心分別機構1において発生したエア流に乗って包
材排出口6から排出されるが、何らかの抵抗に会うと飛
行力を失うものである。
【0029】そして、図2に図示する如く、高密度選択
手段10はエア流と共に高密度材の混合物(以下被選択
材と呼ぶ)を含む包材を流入させる高密度選択手段包材
流入口11を一方に備え、他方には高密度選択手段包材
流出口12を備え、高密度選択手段包材流入口11と高
密度選択手段包材流出口12の間に、高密度選択手段包
材流出口12に近い側を高くして傾斜させて配置させた
ベルトコンベア13を配設し、前記ベルトコンベア13
の下方には高密度材の受け容器14を備えたものであ
る。
【0030】次いで、高密度選択手段包材流入口11は
遠心分別機構1の包材排出口6に接続されており、遠心
分別機構1から出て来るエア流と共に被選択材を含む包
材をそのまま受け入れるもので、ベルトコンベア13は
ベルトコンベア上面側13aが被選択材がエア流によっ
て移動する方向と逆方向に移動するように配設している
ものである。
【0031】次に、エア流に乗って高密度選択手段包材
流入口11から流入した被選択材は、ベルトコンベア1
3ベルトコンベア上面側13aに衝突するものである
が、軽い包材はそのままエア流に乗って高密度選択手段
包材流出口12から流出するもので、高密度材はベルト
コンベア上面側13aに衝突することによって、飛行力
を失いベルトコンベア上面側13aに乗っての移動して
下流側から受け容器14に落下し、高密度材は包材から
選択されるものである。
【0032】次に、高密度選択手段10に接続した気体
サイクロン手段15について説明すると、気体サイクロ
ン手段15はサイクロン部16から成り、サイクロン部
16の上方にはサイクロン用包材流入口16aを同径部
16dの上方側部に備えており、同径部16dの上部に
はエア排出口16bを設け、同径部16dの下部には下
方に窄む円錐部16eを備え、更に、円錐部16eの下
方に包材出口16cを設けているものである。
【0033】前記サイクロン用包材流入口16aは高密
度選択手段10の高密度選択手段包材流出口12と接続
されると共に、エア排出口16bはエア帰還系17の一
端にあるエア帰還系入口17aと接続されているもの
で、エア帰還系17のエア帰還系出口17bは、遠心分
別機構1のポッパー型の廃棄物投入口7の近傍に接続さ
れ、エア帰還系17は配管によって構成されており、途
中にエア帰還系送風機17cを設けており、エア帰還系
送風機17cはエアをエア帰還系入口17aからエア帰
還系出口17bに流すように方向を決められている。
【0034】次に、気体サイクロン手段15について説
明すると、高密度選択手段10の高密度選択手段包材流
出口12から包材とエアは気体サイクロン手段15のサ
イクロン用包材流入口16aから、サイクロン部16の
同径部16dに入り、エア流はエア排出口16bから出
て、エア帰還系入口17aに入り、エア帰還系出口17
bに出て、遠心分別機構1の廃棄物投入口7の近傍に帰
還するもので、包材はサイクロン部16の円錐部16e
の下方に設けた包材用排出口16cから排出されるもの
である。
【0035】次に気体サイクロン手段15の包材用排出
口16cが接続されている包材減容手段18について説
明すると、包材減容手段18は破壊手段19と固形物形
成手段20から構成されるもので、破壊手段19はサイ
クロン部16の包材出口16cから出た包材(大きいも
のも混合されている)を更に細かく破砕するもので、破
砕部入口19aを持ちその下に機械的な破砕機構19b
を備えているもので、破砕機構19bは例えば二軸或い
は三軸式カッター方式等であり、破砕機構19bの方式
自体は本発明の技術思想を変えるものではない。
【0036】そして、破砕機構19bの下方の破砕部出
口19cは固形物形成手段20の破砕後包材入口20a
と接続させており、破砕部出口19cから排出された破
壊手段19において破砕された包材は破砕後包材入口2
0aから固形物形成手段20に送られるものである。
【0037】更に、固形物形成手段20は円筒状のシリ
ンダー機構21を備え、該シリンダー機構21の筒状の
シリンダー本体21aの一端には破壊手段19から出た
包材を受け入れる破砕後包材入口20aを設けており、
シリンダー機構21のもう一端には加熱溶融された包材
を排出させるためのノズル21cが機械的に固定されて
いるもので、シリンダー機構21に設けられた長手方向
の内筒は、図2に示す実施例では長手軸方向の全長にわ
たって同一寸法断面にしており、前記シリンダー機構2
1の内筒にはプランジャー22が挿通され、プランジャ
ー22の中心軸の胴周には螺旋状の羽根が設けているも
ので、羽根の外径はプランジャー22の全長にわたって
同径であり、シリンダー機構21のシリンダー本体21
aの内筒との間隔はプランジャー22がシリンダー本体
21aの内筒で適正に回転できるもので、プランジャー
22は電動機24によって回転されものである。
【0038】更に、プランジャー22の中心軸の太さ
は、シリンダー21の破砕後包材入口20a側になる部
分から途中まで同寸法であり、従って、羽根の高さは変
化しないもので、同寸部分の端部からノズル21bの手
前(プランジャー22の端部)までは、徐々に中心軸が
太く成っており、つまり、羽根の太さは低くなり、包材
が破砕後包材入口20aから入り、プランジャー22の
羽根の螺旋状の作用により、ノズル21b側に向かって
移送されるが、中心軸が徐々に太くなる部分では包材の
通る道の断面積は徐々に小さくなるために包材は圧縮さ
れるものである。
【0039】更には、シリンダー機構21のシリンダー
本体21aの外周部には電気的な加熱器23が設けられ
ており、シリンダー本体21a及びプランジャー22、
及び、内筒の表面とプランジャー22の間にあってノズ
ル21bの方に移動されつつある包材を加熱溶融してノ
ズル21から溶融圧縮されて排出されるものである。
【0040】そして、ノズル21bから排出された溶融
圧縮された包材は冷却することによって固形化して、適
宜一定形状に形成されベルトコンベアの固形物搬送手段
25によっ配送されるもので、燃料等にリサイクルされ
るものである。
【0041】尚、シリンダー機構21の形状や寸法、又
は、プランジャー22の形状や寸法及び使用本数の選択
は本発明の技術思想を変えるものではない。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る有機系廃棄物処理装置によ
れば、包材に収納された廃棄食品や生ゴミ等から包材が
分離されて、生ゴミ等はコンポストや炭化物の原料とな
り、包材は燃料等の都合の良い形に減容される工程を一
台の装置によるクローズシステム的に実現させることを
可能とし、更に、金属等は除去されると共に、生ゴミと
包材とを分別する過程において生じたエア流は大部分が
入口側に帰還されるため、悪臭が雰囲気中に放出される
量は極めて少なくなるもので、更に、包材は高温によっ
て溶融されるため付着している有機系の悪臭原因物は焼
却されるもので、画期的で実用性の高い発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の有機系廃棄物処理装置における
遠心分別機構の主要部を示す説明図である。
【図2】図2は本発明の有機系廃棄物処理装置の概要を
示す概要説明図である。
【符号の説明】
1 遠心分別機構 2 ドラム 2a 多孔板 3 撹拌部材 4 回転軸 5 整流板 5a 破断部 6 包材排出口 7 廃棄物投入口 8 コンベア搬送手段 9 廃棄物搬出口 10 高密度選択手段 11 高密度選択手段包材流入口 12 高密度選択手段包材流出口 13 ベルトコンベア 13a ベルトコンベア上面側 14 受け容器 15 気体サイクロン手段 16 サイクロン部 16a サイクロン用包材流入口 16b エア排出口 16c 包材出口 16d 同径部 16e 円錐部 17 エア帰還系 17a エア帰還系入口 17b エア帰還系出口 17c エア帰還系送風機 18 包材減容系 19 破壊手段 19a 破砕部入口 19b 破砕機構 19c 破砕部出口 20 固形物形成手段 20a 破砕後包材出口 21 シリンダー機構 21a シリンダー本体 21b ノズル 22 プランジャー 23 加熱器 24 電動機 25 固形物搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B07B 9/00 B07B 11/00 11/00 B09B 5/00 ZABP B09B 3/00 3/00 Z 303G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横設された筒状形のドラムと、該ドラムの
    一端側に包材に収納された廃棄食品や生ゴミ等の廃棄物
    を投入する廃棄物投入口が設けられると共に他端側の上
    部には分別された包材を外へ排出する包材排出口が設け
    られ、前記ドラムの内部には投入された前記廃棄物を撹
    拌する複数の撹拌部材が放射状に立設された回転軸が挿
    通され、前記ドラムの天井部には分別された包材を包材
    排出口へ向かって案内する複数枚の整流板が前記回転軸
    の軸方向に対して斜めに突設され、前記ドラムの外周面
    の下部側に分別された包材以外のものを通すための多孔
    板を設け、該多孔板の下方には前記多孔を通ったものを
    外部に送り出すためのコンベア搬送手段を設けた遠心分
    別機構をもつ装置において、前記遠心分別機構で発生さ
    せたエアと共に排出される金属等の高密度材を含む包材
    を排出させる前記包材排出口と高密度材選択手段に設け
    た高密度材選択手段包材流入口を接続し、該高密度材選
    択手段にはエア及び包材と共に流入した金属等の高密度
    材を衝突させ高密度材のみ重力によって下方に落下させ
    るための傾斜させたベルトコンベアを配設すると共に、
    前記高密度材選択手段に高密度材選択手段包材流出口を
    設け、該高密度材選択手段包材流出口にエアと包材とを
    分離するための気体サイクロン手段のサイクロン手段包
    材流出口を接続し、該気体サイクロン手段の上方にはエ
    アのみを排出させるエア排出口を設け、該エア排出口と
    前記遠心分離機構の廃棄物投入口の近傍とを連繋させた
    エア帰還系を配設したことを特徴とする有機系廃棄物処
    理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の有機系廃棄物処理装置に
    おいて、高密度選択手段の密度材選択手段包材流入口の
    近傍に送風機を設けたことを特徴とする有機系廃棄物処
    理装置。
  3. 【請求項3】加えて、請求項1乃至請求項2に記載の有
    機系廃棄物処理装置において、気体サイクロン手段の上
    部からエアのみを遠心力分別機構の廃棄物投入口に戻す
    ために連繋させたエア帰還系にエア帰還系送風機を設け
    たことを特徴とする有機系廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3に記載の有機系廃棄
    物処理装置において、気体サイクロン手段の下部に包材
    を破砕するための破砕手段を設けたことを特徴とする有
    機系廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の有機系廃棄物処理装置に
    おいて、破砕手段から排出させる破砕後の包材を加熱溶
    融して一定の形状の固形物にするための固形物形成手段
    を配設したことを特徴とする有機系廃棄物処理装置。
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JP2004154624A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Kajima Corp 防臭型異物分別機
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