JP2003326521A - 容器の処理方法と処理装置 - Google Patents

容器の処理方法と処理装置

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JP2003326521A
JP2003326521A JP2002135645A JP2002135645A JP2003326521A JP 2003326521 A JP2003326521 A JP 2003326521A JP 2002135645 A JP2002135645 A JP 2002135645A JP 2002135645 A JP2002135645 A JP 2002135645A JP 2003326521 A JP2003326521 A JP 2003326521A
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film
pressure
pipe
feeding
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English (en)
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Tetsufumi Tsuboya
徹史 坪谷
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴体にフィルムが巻かれた筒形状の容器を短
時間に大量に処理するのに好適な容器の処理方法と処理
装置とを提供しようとする。 【解決手段】従来の胴体にフィルムが巻かれた筒形状の
容器の処理方法にかわって、容器を筒形状の長手方向に
圧送可能な圧送配管を準備する圧送配管準備工程と、容
器を前記圧送配管の中に圧送する容器圧送工程と、前記
容器圧送工程中に容器に巻かれたフィルムを筒形状の長
手方向に沿って切断するフィルム切り裂き工程と、前記
フィルム切り裂き工程の後で風力選別によりフィルムと
容器とを分離するフィルム選別工程と、を備えたものと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、胴体にフィルムが
巻かれた筒形状の容器の処理方法とその処理方法により
容器を処理する容器の処理装置に係る。特に回収された
胴体にフィルムが巻かれたペットボトルを再資源化すた
めに処理するのに好適な処理方法とその処理方法により
容器を処理する容器の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、資源の有効利用のために、市場に
おいて使用された資源を回収し、再生して再度市場で使
用しようとする動きがある。特に、飲料水を販売する際
には、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶、ガラスビ
ン等の容器が大量に使用される。これらの容器の回収、
再資源化、再利用が、自治体等の指導のもとで、行われ
ている。ところで、これら容器を再資源化するには、素
材ごとに選別する必要がある。通常、容器の再資源化を
容易にするために、従来容器そのものに印刷されていた
商標、商号等を別体のフィルムに印刷し、容器に巻き付
け、フィルムを取り外すだけで良い様になっている。
【0003】例えば、ペットボトルには、製品名やメー
カー名等が印刷されたフィルムが巻き付けられており、
ペットボトルの素材であるPET樹脂を再資源化するに
は、そのフィルムを除去する必要がある。自治体は、家
庭等からの収集の前にそのフィルムを除去するように地
域住民に指導している。しかし、その指導が徹底してお
らず、フィルムが巻き付いたままのペットボトルが回収
されてきている。また、自治体は、ペットボトルの排出
の際にペットボトルの内部を洗浄することを指導してい
る。しかし、公園等の公の場所から回収されるペットボ
トルについては、フィルムが巻き付いたままであるし、
液が残存したままである。
【0004】上記の様に、回収されてきた多くのペット
ボトルの中には、液が残存し、またフィルムが巻き付い
たままのペットボトルが混ざっている。そこで、リサイ
クルセンター等の収集先では、作業員が、ペットボトル
を一つづつ確認し、カッターでフィルムを破いて除去
し、残存する液体を除去している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在は、地域住民のリ
サイクル意識が向上してきているので、リサイクルセン
ター等の収集先には、大量のペットボトルが搬入されて
きている。今後、収集されてきたペットボトルからフィ
ルムを個別に除去し、さらに残存する液を除去すること
を人力で行っていることは、ペットボトルの回収再資源
化を促進する上で、大きなボトルネックになることが予
想され、現実の問題となりつつある。
【0006】本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出さ
れたもので、従来の胴体にフィルムが巻かれた筒形状の
容器の処理方法と処理装置にかわって、胴体にフィルム
が巻かれた筒形状の容器を短時間に大量に処理するのに
好適な容器の処理方法と処理装置を提供しようとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る胴体にフィルムが巻かれた筒形状の容
器の処理方法は、容器を筒形状の長手方向に圧送可能な
圧送配管を準備する圧送配管準備工程と、容器を前記圧
送配管の中に圧送する容器圧送工程と、前記容器圧送工
程中に容器に巻かれたフィルムを筒形状の長手方向に沿
って切断するフィルム切り裂き工程と、前記フィルム切
り裂き工程の後で風力選別によりフィルムと容器とを選
別するフィルム選別工程と、を備えたものとした。
【0008】上記本発明の構成により、圧送配管準備工
程で容器を筒形状の長手方向に圧送可能な圧送配管を準
備し、容器を前記圧送配管の中に圧送する容器圧送工程
の途中に、フィルム切り裂き工程で容器に巻かれたフィ
ルムを筒形状の長手方向に沿って切断し、前記フィルム
切り裂き工程の後のフィルム選別工程で風力選別により
フィルムと容器とを選別するので、フィルムを長手方向
に沿って切断し、容器とフィルムとを風力選別により選
別する作業を、容器を圧送配管中を圧送中に連続的にで
きる。
【0009】さらに、本発明に係る容器の処理方法は、
前記フィルム切り裂き工程において容器を前記圧送配管
の軸方向に沿った刃先を持った刃が配管の内側に突起し
た配管領域に通過させるものとした。上記本発明の構成
により、軸方向に沿った刃先を持った刃が圧送配管のあ
る配管領域の内側に突起しているので、容器をこの配管
領域に通過させるだけで、フィルムが長手方向に切断さ
れ、フィルムと容器とを分離できる
【0010】さらに、本発明に係る容器の処理方法は、
前記フィルム選別工程において上昇流中で容器を残しフ
ィルムを流れの下流へ吹き流すものとした。上記本発明
の構成により、上昇流中で容器を残しフィルムを流れの
下流へ吹き流すので、フィルムは圧送配管の下流に流
れ、容器は滞留するので、簡単にフィルムの剥がれた容
器を回収できる
【0011】さらに、本発明に係る容器の処理方法は、
前記フィルム選別工程において前記上昇流がサイクロン
型分級機の内部に生じたものであるとした。上記本発明
の構成により、サイクロン型分級機の内部の上昇流中で
容器を残しフィルムを流れの下流へ吹き流すので、フィ
ルムは圧送配管の下流に流れ、容器は遠心力で回転して
容器に残留している液を分離でき、簡単に容器と液とを
分離した状態で回収できる。
【0012】さらに、本発明に係る容器の処理方法は、
前記フィルム選別工程の後にフィルムを軸方向に交差し
て前記圧送配管に設けられたスリットに挟まれたフィル
タにより濾すフィルム除去工程を、備えるものとした。
上記本発明の構成により、前記フィルム選別工程の後の
フィルム除去工程でフィルムを軸方向に交差して前記圧
送配管に設けられたスリットに挟まれたフィルタにより
濾すので、容器から分かれたフィルムを圧送中に捕捉で
きる。
【0013】さらに、本発明に係る容器の処理方法は、
フィルム除去工程において前記フィルタを前記スリット
に沿って前記圧送配管の外側へ移動させて前記フィルタ
に張り付いたまま配管の外側へ出たフィルムを回収する
ものとした。上記本発明の構成により、前記フィルタを
前記スリットに沿って前記圧送配管の外側へ移動させて
前記フィルタに張り付いたまま配管の外側へ出たフィル
ムを回収するので、圧送配管中の圧送作業を停止するこ
となく、容器から分かれたフィルムを回収できる。
【0014】さらに、本発明に係る容器の処理方法は、
圧送配管の中を圧送中の容器に超音波を照射し、該超音
波の減衰率の大小で容器の大きさを判定する大きさ判定
工程を、備えるものとした。上記本発明の構成により、
大きさ判定工程で圧送配管の中を圧送中の容器に超音波
を照射し、該超音波の減衰率の大小で容器の大きさを判
定するので、容器を圧送配管中に流しつつ容器の大きさ
を判定でき、その判定データを処理装置の操作に利用し
て効果的な容器の処理ができる。
【0015】上記目的を達成するため、本発明に係る胴
体にフィルムが巻かれた筒形状の容器の処理装置は、容
器を筒形状の長手方向に圧送可能な圧送配管と、容器を
前記圧送配管の中に圧送する容器圧送装置と、前記圧送
配管の途中に設けられ容器に巻かれたフィルムを筒形状
の長手方向に沿って切断する刃物を有するフィルム切り
裂き装置と、前記フィルム切り裂き装置の後段に設けら
れ風力選別によりフィルムと容器とを選別するフィルム
選別装置と、を備えたものとした。
【0016】上記本発明の構成により、圧送配管が容器
を筒形状の長手方向に圧送可能であり、容器圧送装置が
容器を前記圧送配管の中に圧送し、フィルム切り裂き装
置が前記圧送配管の途中に設けられ容器に巻かれたフィ
ルムを筒形状の長手方向に沿って切断する刃物を有し、
前記フィルム切り裂き装置の後段に設けらたフィルム選
別装置が風力選別によりフィルムと容器とを分離するの
で、フィルムを長手方向に沿って切断し、容器とフィル
ムとを風力選別により選別する作業を、容器を圧送配管
中に圧送中に連続的にできる。
【0017】さらに、本発明に係る容器の処理装置は、
前記フィルム切り裂き装置が前記刃物の刃先が前記圧送
配管の軸方向に沿うように支持する刃物支持機構を有
し、容器が圧送されて該刃物のある配管領域を通過する
際に前記刃先によりフィルムが切断されるものとした。
上記本発明の構成により、前記フィルム切り裂き装置の
刃物支持機構が前記刃物の刃先が前記圧送配管の軸方向
に沿うように支持し、容器が圧送されて該刃物のある配
管領域を通過する際に前記刃先によりフィルムが切断さ
れるので、容器をこの配管領域に通過させるだけで、フ
ィルムが長手方向に切断され、フィルムと容器とを分離
できる。
【0018】さらに、本発明に係る容器の処理装置は、
前記フィルム選別装置が上昇流中で容器を残しフィルム
を流れの下流へ吹き流す構造を有するものとした。上記
本発明の構成により、前記フィルム選別装置の構造が上
昇流中で容器を残しフィルムを流れの下流へ吹き流すの
で、フィルムは圧送配管の下流に流れ、容器は滞留し、
簡単にフィルムの剥がれた容器を回収できる。
【0019】さらに、本発明に係る容器の処理装置は、
前記フィルム選別装置の前記構造がサイクロン型分級器
であるものとした。上記本発明の構成により、サイクロ
ン型分級機の内部の上昇流中で容器を残しフィルムを流
れの下流へ吹き流すので、フィルムは圧送配管の下流に
流れ、容器は遠心力で回転して容器に残留している液を
分離でき、簡単にフィルムの剥がれた容器と液とを分離
した状態で回収できる。
【0020】さらに、本発明に係る容器の処理装置は、
前記フィルム選別装置の後段に設けられ軸方向に交差し
て前記圧送配管に設けられたスリットに挟まれたフィル
タを有するフィルム除去装置を、備えるものとした。上
記本発明の構成により、フィルム除去装置が、軸方向に
交差して前記圧送配管に設けられたスリットに挟まれた
フィルタを有し、前記フィルム選別装置の後段に設けら
れるので、容器から分かれたフィルムを圧送中に捕捉で
きる。
【0021】さらに、本発明に係る容器の処理装置は、
前記フィルム除去装置が前記フィルタを前記スリットに
沿って前記圧送配管の外側へ移動させるフィルタ移動機
構と前記フィルタに張り付いたまま前記圧送配管の外側
へ出たフィルムを回収するフィルタ回収機構を有するも
のとした。上記本発明の構成により、前記フィルム除去
装置において、フィルタ移動機構が前記フィルタを前記
スリットに沿って配管の外側へ移動させ、フィルタ回収
機構がフィルタに張り付いたまま配管の外側へ出たフィ
ルムを回収するので、圧送配管中の圧送作業を停止する
ことなく、容器から分かれたフィルムを回収できる。
【0022】さらに、本発明に係る容器の処理装置は、
前記圧送配管の中を圧送中の容器に超音波を照射して該
超音波の減衰率の大小で容器の大きさを判定する大きさ
判定装置を、備えるものとした。上記本発明の構成によ
り、大きさ判定装置が圧送配管の中を圧送中の容器に超
音波を照射して該超音波の減衰率の大小で容器の大きさ
を判定するので、容器を圧送配管中に流しつつ容器の大
きさを判定し、その判定データを処理装置の操作に利用
して効果的な容器の処理ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共
通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略
する。
【0024】本発明の実施形態に係る胴体にフィルムが
巻かれた筒形状の容器の処理装置1を、ペットボトルの
処理を例にとり、図を参照しつつ、説明する。図1は、
本発明の実施形態のシステム構成図である。図2は、本
発明の実施形態の部分構成図その1である。図3は、本
発明の実施形態の部分構成図その2である。図4は、本
発明の実施形態の部分構成図その3である。図5は、本
発明の実施形態の部分構成図その4である。図6は、本
発明の実施形態の部分構成図その5である。図7は、本
発明の実施形態の部分構成図その6である。
【0025】容器の処理装置1は、胴体にフィルム3が
巻かれたペットボトル2(筒形状の容器に相当する。)
を処理する装置であって、圧送配管10と容器圧送装置
20と容器投入装置30と異物除去装置40と容器選別
装置50とフィルム切り裂き装置60とフィルム選別装
置70とフィルム除去装置80とを備える。
【0026】フィルム3が、ペットボトル2の筒形状の
胴体には巻き付けられている。このフィルム3は、張力
がかけられた状態でペットボトル2に巻き付いているの
で、切り裂かれると容易にペットボトルから分離する。
ペットボトルの他に異物4が混じってペットボトルの処
理装置1に投入される。異物4とは、アルミ缶やスチー
ル缶やガラスビン等である。
【0027】圧送配管10は、ペットボトルを筒形状の
長手方向に圧送可能な配管であり、投入されるペットボ
トルや通常の異物の外径よりも大きな内径を持った配管
である。圧送配管10の中を送風することにより、圧送
配管10の内のペットボトルの前後に差圧が生じ、筒形
状の長手方向を配管の軸方向へ沿わせた姿勢のペットボ
トルを下流側へ送る。
【0028】容器圧送装置20は、容器を前記圧送配管
10の中に圧送する装置であって、圧送ブロア21と高
圧配管22と吸い込みブロア23とを有する。圧送ブロ
ア21は、圧送配管10の最上流側に設けられ、高圧配
管22を介して圧送配管10に圧力空気を吹き込むブロ
アである。吸い込みブロア23は、圧送配管10の最下
流側に設けられ、圧送配管から空気を吸い込むブロアで
ある。圧送ブロア21と吸い込みブロア23の働きによ
り、圧送配管10の中に圧送空気が流れる。
【0029】容器投入装置30は、ペットボトル2が投
入される装置である。容器投入装置30は、圧送配管1
0の最上流に設けられる。図2には、容器投入装置30
としてホッパーが図示されている。投入されたペットボ
トル2は、ホッパー30から圧送配管10へ供給され
る。ペットボトル2は、胴体にフィルム3が巻き付かれ
た状態のまま、圧送配管10の中に送り込まれる。
【0030】異物除去装置40は、圧送配管の中を圧送
中の容器に赤外線を照射して該赤外線の分光分析により
ペットボトル以外の異物を除去する装置であり、赤外線
照射器41と異物判定器42と異物除去パネル43とを
有する。図3は、異物除去装置40の構成を示す。赤外
線照射器41は、圧送配管10の中を圧送されるペット
ボトルに赤外線を照射しその透過光を受信する機器であ
る。赤外線照射器41は、受信した透過光を分光分析し
そのデータを異物判定器42へ送る。異物判定器42
は、送られたきた分光分析データを予め設定されたPE
T固有の赤外線透過データと比較し、近似度が高ければ
ペットボトルがPET樹脂製であると判定し、近似度が
低ければPET樹脂製でない異物であると判定する。異
物判定器42は判定結果により異物除去パネル43を操
作する。異物除去パネル43は、二股に分かれた圧送配
管10に設けられたパネルであり、異物判定器42の指
令により、ペットボトル2を圧送配管10の後流へ流れ
るのを許し、異物4を圧送配管10から除去する。
【0031】容器選別装置50は、ペットボトルを大き
さ別に選別して後流の複数の圧送配管10へ送る装置で
あり、超音波照射器51と大きさ判定器52と選別用パ
ネル53とを有する。図4では、ペットボトルを大きい
ペットボトルと小さいペットボトルに選別し、2つの圧
送配管10へ流す様子が図示されている。超音波照射器
51は、圧送配管10の中を圧送されるペットボトル等
に超音波を照射しその透過した超音波を受信する機器で
ある。超音波照射器51は、受信した超音波の減衰率を
分析しそのデータを大きさ判定器52へ送る。大きさ判
定器52は、送られたきたデータを予め設定された大き
さ別の減衰率と比較し、データと大きいペットボトルの
減衰率との近似度が高ければペットボトルが大きいペッ
トボトルであると判定し、データと小さいペットボトル
の減衰率との近似度が高ければペットボトルが小さいペ
ットボトルであると判定する。大きさ判定器52は判定
結果により選別パネル53を操作する。選別パネル53
は、複数(図では、二股)に分かれた圧送配管10に設
けられたパネルであり、大きさ判定器52の指令によ
り、ペットボトル2を複数の圧送配管10のうちの一つ
の圧送配管10へ流す。
【0032】フィルム切り裂き装置60は、容器が圧送
配管の中を圧送中に容器に巻かれたフィルムを筒形状の
長手方向に沿って切断する装置であって、刃物61と刃
物支持構造63、64、65とを有する。刃物61は、
容器に巻かれたフィルムを筒形状の長手方向に沿って切
断するものであり、圧送配管の途中の特定の配管領域に
設けられる。一個の刃物61が一つの圧送配管に設けら
れていれば十分であるが、複数の刃物61が一つの圧送
配管に設けられていれていてもよい。刃物61の刃先6
2は、圧送配管10の軸方向に沿って、圧送配管10の
内壁から所定の突起量で突起している。フィルムのみを
切り裂く場合とペットボトルを同時に切り裂く場合と
で、この突起量を調整する。また、配管領域内を上流か
ら下流にうつるに従い、刃先62の突起量が大きくなる
ようにするのが好ましい。
【0033】刃物支持構造は、前記刃物61の刃先62
が前記圧送配管の軸方向に沿うように支持する構造であ
る。刃物支持構造は、容器が圧送されて該配管領域を通
過する際に前記刃先によりフィルムが切断される様に、
刃物61を支持する。図5には、3種類の形式の刃物支
持構造が図示されている、以下の各々の刃物支持構造
を、図を基に、説明する。
【0034】Aタイプ 刃物61の上流側と下流側とをピン63とで固定する。
従って、刃先62の突起量は、常に一定になる。
【0035】Bタイプ 刃物61の上流側を固定ピン63で回転自在に固定し、
上流側をアクチエータ64で圧送配管の半径方向に移動
自在に固定する。アクチエータ64の移動により、刃先
62の突起量を調整できる。この形式を採用した場合
は、前述の大きさ判定器52の出力により、突起量を調
整するのが好ましい。
【0036】Cタイプ 刃物61の上流側をピン63で回転自在に固定し、上流
側をばね65で圧送配管の半径方向の中心側へ所定の付
勢力で付勢する。フィルムまたはペットボトルの切り裂
き抵抗が異常に大きい場合に、刃先62が逃げて突起量
が小さくなる様に付勢力を設定するのが好ましい。
【0037】フィルム選別装置70は、圧送配管10を
流れるペットボトルとフィルムとからペットボトルを残
して、フィルムを圧送配管の下流へ流す装置であり、上
昇流中で容器を残しフィルムを流れの下流へ吹き流す構
造を有する。図6では、フィルム選別装置70としてサ
イクロン型分級器が示されている。サイクロン型分級器
71の諸元は圧送配管10を流れる風量に対して、切り
裂かれたフィルム3が後流へ吹き流され下流の圧送配管
へ流れ、ペットボトルとペットボトルから漏れでた液が
残されて下に落ちる様に、設定される。もちろん、フィ
ルム選別装置70の構造は単なる搭であってもよい。こ
の場合は、切り裂かれたフィルム3が後流へ吹き流され
下流の圧送配管へ流れ、ペットボトルとペットボトルか
ら漏れでた液が残されて下に落ちる様に、諸元が設定さ
れる。フィルム選別装置70がサイクロン型分級器であ
る場合、ペットボトルに遠心力が作用するので、ペット
ボトル内の液が外部へ流出し、ペットボトルと液の分離
を促進できる。
【0038】フィルム除去装置80は、圧送配管10を
圧送されるフィルムを除去する装置であって、フィルタ
81とフィルタ移動機構82とフィルム回収機構83と
を有する。フィルタ81は、フィルムを濾すものであ
り、軸方向に交差して前記圧送配管に設けられたスリッ
トに挟まれる。フィルタ81は、パンチングメタルやメ
ッシュである。フィルタ移動機構82は、フィルタを前
記スリットに沿って配管の外側へ移動させる装置であ
る。図7では、エンドレスのフィルタが軸が水平になっ
た上下一対のローラ(フィルタ移動機構に相当する)に
架け渡され、起立したフィルタの一部の面が圧送配管に
設けられたスリットに挟まれている構造が図示されてい
る。一対のローラが回転すると、エンドレスのフィルタ
がローラ上を回転し、圧送配管に設けられたスリットに
挟まれていた面が、圧送配管10の外側に出てくる。
【0039】フィルム回収機構83は、フィルタに張り
付いたまま配管の外側へ出たフィルムを回収する機構で
あり、いわゆるスクレーパである。図7では、下側のロ
ーラの下部に位置し、かき取り棒を回転させる機構が図
示されている。フィルタ移動機構82とフィルム回収機
構83とを連続的に駆動すると、エンドレスのフィルタ
81が順次上方または下方に移動し、圧送配管10に設
けられたスリットに挟まれる面が、順次圧送配管の外側
にでてくるので、フィルタ81に濾されたフィルムが圧
送配管10の外側に引きだされ、フィルム回収機構83
のかき取り棒によりかき取られ、下に落ちる。
【0040】次に、本願発明の実施形態に係る胴体にフ
ィルムが巻かれた筒形状の容器の処理方法を、上述した
容器の処理装置でペットボトルを処理する場合を例にと
り、説明する。容器の処理方法は、胴体にフィルムが巻
かれた筒形状の容器を処理する方法であって、圧送配管
準備工程と容器圧送工程と異物除去工程と容器選別工程
とフィルム切り裂き工程とフィルム選別工程とフィルム
除去工程とを備える。
【0041】フィルム3が、ペットボトル2の筒形状の
胴体には巻き付けられている。このフィルム3は、張力
がかけられた状態でペットボトル2に巻き付いているの
で、切り裂かれると容易にペットボトルから分離する。
ペットボトルの他に異物4が混じってペットボトルの処
理装置1に投入される。異物4とは、アルミ缶やスチー
ル缶やガラスビン等である。
【0042】圧送配管準備工程は、容器を筒形状の長手
方向に圧送可能な圧送配管を準備する工程である。例え
ば、圧送配管は、投入されるペットボトルや通常の異物
の外径よりも大きな内径を持った配管である。圧送配管
の中を送風することにより、圧送配管内のペットボトル
の前後に差圧が生じ、筒形状の長手方向を配管の軸方向
へ沿わせた姿勢のペットボトルを下流側へ送る。
【0043】容器圧送工程は、容器を前記圧送配管の中
に圧送する工程である。例えば、圧送配管の上流側へ圧
力空気を吹き込み、圧送配管の下流側から空気を吸い込
む。圧送配管の中に送風され、圧送配管内の容器が上流
側から下流側へ移動する。
【0044】異物除去工程は、圧送配管の中を圧送され
るもののなかに混じっている。処理対象の容器以外のも
のを異物として除去する工程である。例えば、ペットボ
トルを処理対象とする場合は、圧送されるものの材質を
赤外線分光分析により検知して、PET以外の素材で出
来たものを異物と認識し、圧送配管のなかから除去す
る。
【0045】容器選別工程は、処理対象の容器を多きさ
別に選定し後流の複数の圧送配管に振り分ける工程であ
る。容器選別工程は、例えば、超音波照射工程と判定工
程と選別工程とを有する。超音波照射工程は、圧送配管
の中を圧送されるペットボトル等に超音波を照射しその
透過した超音波を受信し、受信した超音波の減衰率を分
析する工程である。判定工程は、圧送配管の中を圧送中
の容器に超音波を照射し、該超音波の減衰率の大小で容
器の大きさを判定する工程である。選別工程は、判定工
程での判定結果に基づき、容器を後流の複数の圧送配管
に振り分ける工程である。例えば、容器を大小の2つの
大きさに選別し、大きな容器を大きな容器用の圧送配管
へ、小さな容器を小さな容器用圧送配管へ送る。
【0046】フィルム切り裂き工程は、容器圧送工程中
に容器に巻かれたフィルムを筒形状の長手方向に沿って
切断する工程である。軸方向に沿った刃先を持った刃が
圧送配管の特定の配管領域の内側に突起しており、容器
をその配管領域に通過させることによりフィルムを切り
裂くのが好ましい。例えば、刃物61の刃先62は、圧
送配管10の軸方向に沿っており、圧送配管10の内壁
から所定の突起量で突起し、フィルムのみを切り裂く場
合とペットボトルを同時に切り裂く場合とで、この突起
量を調整する。
【0047】フィルム選別工程は、風力選別によりフィ
ルムと容器とを分離する工程である。特に、上昇流中で
容器を残しフィルムを流れの下流へ吹き流すのが好まし
く、特にサイクロン型分級器の内部に生じた上昇流中で
容器を残しフィルムを流れの下流へ吹き流すのが好まし
い。この場合、サイクロン型分級器71の諸元は圧送配
管10を流れる風量に対して、切り裂かれたフィルム3
が後流へ吹き流され下流の圧送配管へ流れ、ペットボト
ルとペットボトルから漏れでた液が残されて下に落ちる
様に、設定される。
【0048】フィルム除去工程は、フィルム選別工程の
後でフィルムを軸方向に交差して前記圧送配管に設けら
れたスリットに挟まれたフィルタにより濾す工程であ
る。特に、前記フィルタを前記スリットに沿って前記圧
送配管の外側へ移動させて前記フィルタに張り付いたま
ま配管の外側へ出たフィルムを回収するようにするのが
好ましい。
【0049】上述の実施形態の容器の処理装置を用いれ
ば、ペットボトル(容器に相当する)から胴体に巻かれ
たフィルムを除去する作業を、人力でおこなう必要がな
くなり、大量のペットボトルの処理を高速で連続的に行
なうことが出来るようになる。また、フィルム切り裂き
装置の刃先の突起量を調整し、フィルム選別装置でサイ
クロン型分級器を作用する事により、ペットボトルの中
に残留する液を除去する作業を、人力でおこなう必要が
なくなり、大量のペットボトルの処理を高速で連続的に
行なうことが出来るようになる。また、全ての容器の処
理を圧送配管内で行なうので、残留液で環境を汚すこと
なく迅速に処理することができる。
【0050】本発明は以上に述べた実施形態に限られる
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変
更が可能である。説明では、容器はペットボトルである
として説明したがこれに限定されず、異物除去工程と異
物除去装置を調整することにより、アルミ缶、スチール
缶、ガラビン等にも適用できる。また、容器選別工程又
は容器選別装置の後にフィルム切り裂き工程又はフィル
ム切り裂き装置を配置したがこれに限定されず、フィル
ム切り裂き工程又はフィルム切り裂き装置の後に容器選
別工程又は容器選別装置を配置してもよい。また、容器
選別工程または容器選別装置では、容器を大小の2つに
選別したがこれに限定されず、例えば、3つ以上の大き
さに選別しても良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の胴体にフィ
ルムが巻かれた筒形状の容器の処理方法は、その構成に
より、以下の効果を有する。容器を圧送配管中に圧送中
に、フィルムを長手方向に切断した後で、風力分級によ
り容器とフィルムを選別するようにしたので、フィルム
を長手方向に沿って切断し、分離した容器とフィルムと
を風力選別により選別する作業を、容器を圧送配管に圧
送中に連続的に行なうことが出来る。また、特定の配管
領域の内部に刃先を設けたので、容器をこの配管領域に
通過させるだけで、フィルムが長手方向に切断され、フ
ィルムと容器とを分離できるまた、上昇流を利用してフ
ィルムを吹き流すので、フィルムは圧送配管の下流に流
れ、容器は残るので、簡単にフィルムの剥がれた容器を
回収できるまた、サイクロン型分級器をつかってフィル
ムを選別するので、フィルムは圧送配管の下流に流れ、
容器は遠心力で回転して容器に残留している液を分離で
き、簡単に容器と液を分離した状態で回収できる。ま
た、配管のスリットに設けたフィルタでフィルムを濾す
ので、容器から分かれたフィルムを圧送中に捕捉でき
る。また、移動したフィルタに張り付いたまま配管の外
側へ出たフィルムを回収するので、圧送配管中の圧送作
業を停止することなく、容器から分かれたフィルムを回
収できる。また、超音波の減衰率を利用して容器の大き
さを判定するので、容器を圧送配管中に流しつつ容器の
大きさを判定でき、その判定データを処理装置の操作に
利用して効果的な容器の処理ができる。
【0052】また、以上説明したように本発明の胴体に
フィルムが巻かれた筒形状の容器の処理装置は、その構
成により、以下の効果を有する。フィルム切り裂き装置
とフィルム選別装置を圧送配管に沿って並べたので、フ
ィルムを長手方向に沿って切断し、分離した容器とフィ
ルムとを風力選別により選別する作業を、容器を圧送配
管中を圧送中に連続的に行なうことが出来る。また、圧
送配管の特定の配管領域の内部に刃先を設けたので、容
器をこの配管領域に通過させるだけで、フィルムが長手
方向に切断され、フィルムと容器とを分離できる。ま
た、上昇流を使用してフィルムを流す構造にしたので、
フィルムは圧送配管の下流に流れ、容器は滞留し、簡単
にフィルムの剥がれた容器を回収できる。また、サイク
ロン型分級器をフィルム選別装置に使用したので、フィ
ルムは圧送配管の下流に流れ、容器は遠心力で回転して
容器に残留している液を分離でき、簡単に容器と液とを
分離した状態で回収できる。また、圧送配管のスリット
にフィルタを設けたので、容器から分かれたフィルムを
圧送中に捕捉できる。また、フィルタ移動機構とフィル
ム回収機構がフィルタに張り付いたまま配管の外側へ出
たフィルムを回収するので、圧送配管中の圧送作業を停
止することなく、容器から分かれたフィルムを回収でき
る。また、該超音波の減衰率の大小で容器の大きさを判
定するので、容器を圧送配管中に流しつつ容器の大きさ
を判定し、その判定データを処理装置の操作に利用して
効果的な容器の処理ができる。従って、胴体にフィルム
が巻かれた筒形状の容器を短時間に大量に処理するのに
好適な容器の処理方法と処理装置とを提供できる。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成図である。
【図2】本発明の実施形態の部分構成図その1である。
【図3】本発明の実施形態の部分構成図その2である。
【図4】本発明の実施形態の部分構成図その3である。
【図5】本発明の実施形態の部分構成図その4である。
【図6】本発明の実施形態の部分構成図その5である。
【図7】本発明の実施形態の部分構成図その6である。
【符号の説明】
1 容器の処理装置 2 ペットボトル(容器に相当する。) 3 フィルム 4 アルミ缶、スチール缶、ガラス瓶(異物に相当す
る。) 5 残留液 10 圧送配管 20 容器圧送装置 21 圧送ブロア 22 高圧配管 23 吸い込みブロア 30 容器投入装置 40 異物除去装置 41 赤外線照射器 42 異物判定器 43 異物除去パネル 50 容器選別装置 51 超音波照射器 52 大きさ判定器 53 選別用パネル 60 フィルム切り裂き装置 61 刃物 62 刃先 63 固定ピン 64 アクチエータ 65 ばね 70 フィルム選別装置 80 フィルム除去装置 81 フィルタ 82 フィルタ移動機構 83 フィルム回収機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65B 69/00 B65B 69/00 D Z Fターム(参考) 3E058 AA04 BA20 CA01 DA02 FA20 GA02 4D021 FA25 GA02 GA08 GA12 GA19 GA29 GB02 HA10 4D058 JA23 MA31 QA01 QA03 QA19 QA21 SA20 UA25 4F301 AA25 BF04 BF09 BF26 BF32 BG18 BG19 BG21 BG29 BG35 BG44 BG48

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体にフィルムが巻かれた筒形状の容器
    の処理方法であって、容器を筒形状の長手方向に圧送可
    能な圧送配管を準備する圧送配管準備工程と、容器を前
    記圧送配管の中に圧送する容器圧送工程と、前記容器圧
    送工程中に容器に巻かれたフィルムを筒形状の長手方向
    に沿って切断するフィルム切り裂き工程と、前記フィル
    ム切り裂き工程の後で風力選別によりフィルムと容器と
    を選別するフィルム選別工程と、を備えたことを特徴と
    する容器の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記フィルム切り裂き工程において容器
    を前記圧送配管の軸方向に沿った刃先を持った刃が配管
    の内側に突起した配管領域に通過させることを特徴とす
    る請求項1に記載の容器の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記フィルム選別工程において上昇流中
    で容器を残しフィルムを流れの下流へ吹き流すことを特
    徴とする請求項1又は請求項2の一つに記載の容器の処
    理方法。
  4. 【請求項4】 前記フィルム選別工程において前記上昇
    流がサイクロン型分級機の内部に生じたものであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の容器の処理
    方法。
  5. 【請求項5】 前記フィルム選別工程の後にフィルムを
    軸方向に交差して前記圧送配管に設けられたスリットに
    挟まれたフィルタにより濾すフィルム除去工程を、備え
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の容器
    の処理方法。
  6. 【請求項6】 フィルム除去工程において前記フィルタ
    を前記スリットに沿って前記圧送配管の外側へ移動させ
    て前記フィルタに張り付いたまま配管の外側へ出たフィ
    ルムを回収する、ことを特徴とする請求項5に記載の容
    器の処理方法。
  7. 【請求項7】 圧送配管の中を圧送中の容器に超音波を
    照射し、該超音波の減衰率の大小で容器の大きさを判定
    する大きさ判定工程を、備えることを特徴とする請求項
    1乃至請求項6に記載の容器の処理方法。
  8. 【請求項8】 胴体にフィルムが巻かれた筒形状の容器
    の処理装置であって、容器を筒形状の長手方向に圧送可
    能な圧送配管と、容器を前記圧送配管の中に圧送する容
    器圧送装置と、前記圧送配管の途中に設けられ容器に巻
    かれたフィルムを筒形状の長手方向に沿って切断する刃
    物を有するフィルム切り裂き装置と、前記フィルム切り
    裂き装置の後段に設けられ風力選別によりフィルムと容
    器とを選別するフィルム選別装置と、を備えたことを特
    徴とする容器の処理装置。
  9. 【請求項9】 前記フィルム切り裂き装置が前記刃物の
    刃先が前記圧送配管の軸方向に沿うように支持する刃物
    支持機構を有し、容器が圧送されて該刃物のある配管領
    域を通過する際に前記刃先によりフィルムが切断される
    ことを特徴とする請求項8に記載の容器の処理装置。
  10. 【請求項10】 前記フィルム選別装置が上昇流中で容
    器を残しフィルムを流れの下流へ吹き流す構造を有する
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9の一つに記載の
    容器の処理装置。
  11. 【請求項11】 前記フィルム選別装置の前記構造がサ
    イクロン型分級器であることを特徴とする請求項8乃至
    請求項10に記載の容器の処理装置。
  12. 【請求項12】 前記フィルム選別装置の後段に設けら
    れ軸方向に交差して前記圧送配管に設けられたスリット
    に挟まれたフィルタを有するフィルム除去装置を、備え
    ることを特徴とする請求項8乃至請求項11に記載の容
    器の処理装置。
  13. 【請求項13】 前記フィルム除去装置が前記フィルタ
    を前記スリットに沿って前記圧送配管の外側へ移動させ
    るフィルタ移動機構と前記フィルタに張り付いたまま前
    記圧送配管の外側へ出たフィルムを回収するフィルム回
    収機構とを有する、ことを特徴とする請求項12に記載
    の容器の処理装置。
  14. 【請求項14】 前記圧送配管の中を圧送中の容器に超
    音波を照射して該超音波の減衰率の大小で容器の大きさ
    を判定する大きさ判定装置を、備えることを特徴とする
    請求項8乃至請求項13に記載の容器の処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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