JP2835280B2 - ごみ破砕システム - Google Patents

ごみ破砕システム

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JP2835280B2
JP2835280B2 JP10453994A JP10453994A JP2835280B2 JP 2835280 B2 JP2835280 B2 JP 2835280B2 JP 10453994 A JP10453994 A JP 10453994A JP 10453994 A JP10453994 A JP 10453994A JP 2835280 B2 JP2835280 B2 JP 2835280B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可燃性ガスの充填され
た金属容器が混入する可能性のある不燃ごみおよび大型
家電製品を含む粗大ごみを破砕処理するごみ破砕システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自治体等で収集された不燃ごみおよび粗
大ごみは、減容化すると共に、有価物(鉄、アルミニウ
ム等)を回収し、さらに可燃物を分離焼却処理するた
め、ごみ破砕システムにおいて破砕された後、機械選別
装置により鉄、アルミニウム、可燃物、および不燃物に
分離選別されるようになっている。
【0003】従来のごみ破砕システムは、図4に示すよ
うに、上述の不燃ごみおよび粗大ごみを破砕する破砕機
51と、この破砕機51に不燃ごみおよび粗大ごみを供
給するパンコンベヤ状の供給コンベヤ52と、破砕機5
1により破砕された破砕片を機械選別装置53に供給す
る破砕物供給コンベヤ54とを有しており、通常は、破
砕機51として大馬力で高速に回転駆動されるたて型ま
たは横型の破砕機が採用されている。
【0004】このような、従来のごみ破砕システムは、
粗大ごみ特にモータやコンプレッサが付いたままの洗濯
機や冷蔵庫等の大型家電製品等の難破砕ごみが破砕機5
1により確実に破砕するために、これらの大型の高速回
転式破砕機が採用され、缶・ビン等を含む不燃ごみの破
砕処理も1台の破砕機で合せて行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不燃ごみ中
はもちろんのこと粗大ごみとして収集されたごみの中に
もスプレー缶やプロパンカセットボンベ等のガス入容器
が混入していることがある。このガス充填容器が従来型
の高速回転式の破砕機で破砕処理されると、プロパンガ
ス等の可燃性ガスが破砕機51内に充満し、鉄分破砕中
に発生する火花により引火してガス爆発を起こすことが
しばしばある。この対策としては、ガス入容器の混入を
防止することが第1であるが、収集形態上避けることが
できないのが実情である。従って、従来のごみ破砕シス
テムは、ガス爆発を起こした場合の被害を最小限に抑え
るため、爆風放散筒55aを設けた鉄筋コンクリート造
の強固な室内55内に破砕機51を設置し、外部への被
害を少なくするよう努力しているが、爆発を防止するこ
とはできず、機械の損傷はまねがれない。
【0006】このため、このガス爆発を防止する対策と
して、爆発の原因となる火花を発生しないように、20
〜30rpm程度の遅い回転数の破砕機、例えば2軸剪
断式破砕機を破砕機51として提案されている。ところ
が、この場合には、破砕機51の回転数が遅い分、破砕
能力が小さいため、大型の家電製品をそのまま処理する
と、破砕機51の爪部の損傷に加えて、爪部にモータや
コンプレッサ等の塊状のかたい難破砕物が引っ掛かった
まま停止してしまうため、人力で破砕機51中の異物を
取り出したり、噛み込んだ固形物をガス切断機でカット
して取り出す等の大掛かりな作業を行う必要がある。そ
こで、低速回転の2軸剪断式破砕機を採用した場合に
は、大型家電製品についてはモータやコンプレッサ等を
本体から予め手作業で取り除いた後供給する必要があ
り、前処理作業に手間を要するという問題がある。
【0007】従って、本発明は、モータやコンプレッサ
等をごみ本体から取り除く前処理作業が不要であると共
に、爆発を起こさないごみ破砕システムを提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、ごみ破砕システムは、可燃性ガスの充填されたガス
入容器が混入する不燃ごみから粗大ごみまでの各種ごみ
を破砕処理するものであり、下記の特徴を有している。
【0009】即ち、ごみ供給コンベヤの入口部で大型家
電製品等の難破砕ごみとガス入容器の混入の可能性のあ
るその他の要前処理ごみとに分別する分別処理部と、上
記分別処理部で分別された大型家電製品および要前処理
ごみを供給する投入口を共用した第1通過経路および第
2通過経路と、大型家電製品等の難破砕ごみを第1通過
経路に進行させ、要前処理ごみを第2通過経路に進行さ
せるように、投入口と第1および第2通過経路との連通
状態を切り換える経路切換手段と、上記第2通過経路に
備えられ、火花を発生させずに要前処理ごみを破砕可能
な低速回転式破砕機とを有した第1破砕処理部と、上記
第1破砕処理部を通過した大型家電製品等の難破砕ごみ
を破砕可能な高速回転式破砕機を備えた第2破砕処理部
とを有していることを特徴としている。尚、第1破砕処
理部は、大型家電製品等の難破砕ごみを第1通過経路方
向に押し出す押込装置を有していることが望ましい。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、同時に収集されて来た各
種不燃ごみと粗大ごみに対して大型家電製品等をガス入
容器が混入した要前処理ごみから分別し、第1破砕処理
部において大型家電製品等の難破砕ごみを第1通過経路
に進行させる一方、要前処理ごみを第2通過経路に進行
させることによって、可燃性ガスにより爆発の恐れのあ
る要前処理ごみを火花を発生させない低速回転式破砕機
により破砕し、低速回転式破砕機を停止および故障させ
る大型家電ごみを高速回転式破砕機により粉砕させるこ
とになる。従って、洗濯機や冷蔵庫等の大型家電ごみか
らモータ等を事前に人力で取り除く前処理が不要になる
と共に、破砕処理時における可燃性ガスによる爆発を防
止することが可能になっている。
【0011】さらに、第1破砕処理部が難破砕ごみを第
1通過経路方向に押し出す押込装置を備えることによっ
て、難破砕ごみの円滑な第1通過経路への進行を可能
し、難破砕ごみによる低速回転式破砕機の刃の損傷のみ
ならず故障や停止をより確実に防止することが可能にな
っている。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3を用いて
説明する。本実施例に係るごみ破砕システムは、図1に
示すように、不燃ごみおよび粗大ごみの中からモータや
コンプレッサ等の難破砕物を内蔵したままの大型家電製
品等の難破砕ごみを、ガス入容器が混入する可能性のあ
るその他の要前処理ごみから分別する分別処理部1と、
通過経路を切り換えることにより難破砕ごみを通過させ
て要前処理ごみのみを破砕処理する第1破砕処理部3
と、第1破砕処理部3を通過させ、両方のごみを破砕処
理する第2破砕処理部4とを有している。
【0013】上記の分別処理部1は、ごみ収集車により
運搬された不燃ごみおよび粗大ごみが載置されるプラッ
トホーム部6と、破砕処理に不適当なごみを取り除く除
去装置7と、ダンピングボックス8とを備えており、こ
こで爆発の可能性のない大型家電製品を分別する。分別
された難破砕ごみ、即ち、大型家電製品とその他の要前
処理ごみとは、時間的にずらせて第1破砕処理部3に送
り出すようになっている。
【0014】上記の第1破砕処理部3への送り出は、パ
ンコンベヤ状の第1供給コンベヤ2により行なわれるよ
うになっている。第1供給コンベヤ2には、ダンピング
ボックス8も付属しており、点検あるいは除去が必要な
混合ごみが投入された場合には、ダンピングボックス8
に先ず入れられ、大型家電製品等は、先ずここで分離さ
れる。その他のごみは、直接第1供給コンベヤ2の受入
れホッパ9に受入れてもよい。
【0015】上記の第1供給コンベヤ2は、傾斜して立
ち上げられた後、出口側が第1破砕処理部3の上方に位
置するように設定されている。この第1供給コンベヤ2
の出口側の下方には、第1破砕処理部3の投入口10が
位置されており、投入口10は、2方向に分岐された難
破砕ごみ用のバイパスを形成する第1通過経路11と、
低速回転式破砕機を設置した要前処理ごみ用の第2通過
経路12とに連通されている。
【0016】上記の投入口10と第1および第2通過経
路11・12との間には、投入口10と第1および第2
通過経路11・12との連通状態を切り換える切換ダン
パー13(経路切換手段)およびスライドダンパ14
(経路切換手段)が設けられている。具体的には、切換
ダンパー13は、投入口10における第1通過経路11
側に回動可能に軸支されており、部材長が、第1通過経
路11と第2通過経路12との分岐部に先端が位置する
程度に設定されている。そして、切換ダンパー13は、
実線で示す閉状態と2点鎖線で示す開状態とを切り換え
ることによって、閉状態時に投入口10を第2通過経路
12にのみ連通させるようになっている。
【0017】一方、スライドダンパ14は、投入口10
における第2通過経路12側に設けられており、投入口
10の外部から矢符方向に往復移動可能にされている。
そして、スライドダンパ14は、実線で示す引き込み時
に端部が投入口10の外部に位置する開状態と、2点鎖
線で示す押し出し時に端部が第1通過経路11と第2通
過経路12との分岐部に位置する閉状態とを切り換える
ことによって、閉状態時に投入口10を第1通過経路1
1にのみ連通させるようになっている。
【0018】上記のスライドダンパ14の上方には、ス
ライドダンパ14と同様に矢符方向に往復移動可能な押
込装置15が設けられている。押込装置15は、実線で
示す引き込み状態と2点鎖線で示す押し出し状態とに切
り換えられるようになっており、スライドダンパ14上
の大型家電製品等の難破砕ごみを第1通過経路11方向
に押し出すことによって、難破砕ごみを低速回転式破砕
機にかけることなく、バイパス側の第1通過経路11に
強制的に押し込むようになっている。
【0019】上記の切換ダンパー13、スライドダンパ
14、および押込装置15は、図示しない切換制御装置
に接続されている。切換制御装置は、運転員により切替
操作されることはもちろんであるが、第1供給コンベヤ
2により運搬されるごみが難破砕ごみであるか、要前処
理ごみであるかを識別しており、要前処理ごみであると
認識している時には、切換ダンパー13は、閉状態に保
つと共に、スライドダンパ14を開状態にしておき、大
型家電製品等の難破砕ごみであると認識した場合には、
切換ダンパー13を開状態にすると共に、スライドダン
パ14を閉状態にし、さらに、押込装置15を往復移動
させ、自動的に第1通路11に送る様制御することもで
きる。
【0020】要前処理ごみが通過する第2通過経路12
には、低速回転式破砕機が設置されており、その代表例
としては、図2に示す2軸剪断式破砕機16がある。こ
の2軸剪断式破砕機16は、火花が発生しないように、
20〜30rpm程度の遅い回転数でもってガス入容器
を含む要前処理ごみを破砕し、ガス入容器を破砕し、内
部の可燃ガスを安全に放出させ、次工程での爆発を防止
する。そして、この2軸剪断式破砕機16を備えた第2
通過経路12の下方および第1通過経路11の下方に
は、第2供給コンベヤ17の入口側が設けられており、
第2供給コンベヤ17は、第2通過経路12からの破砕
片と、第1通過経路11からの未破砕の難破砕ごみとを
運搬するようになっている。
【0021】上記の第2供給コンベヤ17は、傾斜して
立ち上げられた後、出口側が第2破砕処理部4の上方に
位置するように設定されている。この第2供給コンベヤ
17の出口部の下方には、第2破砕処理部4の高速回転
式破砕機18が設けられている。尚、高速回転式破砕機
18としては、たて型破砕機と横型破砕機があるが、そ
の代表例としては、横型の図3のスイングハンマ式破砕
機を挙げることができる。
【0022】上記のハンマー式破砕機18は、200〜
300kW以上の大馬力で700〜1000rpmの高
速に回転駆動される回転機を備えており、大型家電製品
等の難破砕ごみに組み込まれたモータやコンプレッサ等
の難破砕物を大型家電製品等本体と共に破砕するように
なっている。そして、ハンマー式破砕機18の下方に
は、ハンマー式破砕機18により破砕された破砕片を受
ける振動コンベヤ19が設けられており、各破砕物は、
振動コンベヤ19を経由して、破砕ごみ供給コンベヤに
より図示しない機械選別装置に送るようになっている。
【0023】上記の構成において、ごみ破砕システムの
動作について説明する。ごみ収集車により運搬された不
燃ごみおよび粗大ごみがプラットホーム部6に運搬され
ると、モータやコンプレッサが付いたままの大型家電製
品等の難破砕ごみは、ガス入容器の混入の可能性のある
その他の要前処理ごみからダンピングボックス等を経由
して分別されることになる。そして、図示しない中央制
御室等から要前処理ごみの破砕処理を行うと指示された
場合には、要前処理ごみが第1供給コンベヤ2の受入れ
ホッパ9に投入されることになる。また、要前処理ごみ
の破砕処理は、切換制御装置にも指示されており、切換
制御装置は、第1破砕処理部3における切換ダンパー1
3を閉状態にすると共に、スライドダンパ14を開状態
にすることによって、第2通過経路12と投入口10と
を連通させるようになっている。
【0024】受入れホッパ9に投入された要前処理ごみ
は、第1供給コンベヤ2により第1破砕処理部3の投入
口10の上方に運搬される。そして、投入口10に投入
された要前処理ごみは、投入口10に連通している第2
通過経路12方向に落下し、第2通過経路12に備えら
れた2軸剪断式破砕機16により破砕される。
【0025】この際、要前処理ごみ中に混在しているガ
ス入容器が破砕処理され、容器内のプロパンガス等の可
燃性ガスが容器の破砕により外部へ放出される。ところ
が、2軸剪断式破砕機16は、20〜30rpm程度の
遅い回転数でもって破砕しており、破砕時に、火花を発
生させないため、可燃性ガスを爆発させることなく拡散
させることができる。また、2軸剪断式破砕機16の剪
断力が弱くても、処理ごみ中にモータやコンプレッサ等
の硬い難破砕物が混在していないため、2軸剪断式破砕
機16の刃が損傷したり、停止したりすることが少な
く、安定した処理ができる。
【0026】この後、2軸剪断式破砕機16により破砕
された要前処理ごみの破砕片は、第2供給コンベヤ17
により第2破砕処理部4に運搬され、第2破砕処理部4
のハンマー式破砕機18で再度破砕した後、振動コンベ
ヤ19と破砕ごみ供給コンベヤを介して図示しない機械
選別装置に供給され、磁選機、トロンメル、アルミ選別
機等により鉄、アルミニウム、可燃物、不燃物に分離お
よび選別されることになる。
【0027】次に、図示しない中央制御室等から大型家
電製品等の難破砕ごみの破砕処理を行うと指示された場
合には、モータ、コンプレッサ等を組込んだままの大型
家電製品が第1供給コンベヤ2の受入ホッパ9に供給さ
れる。また、難破砕ごみの破砕処理は、切換制御装置に
も指示されており、切換制御装置は、切換ダンパー13
を開状態にすると共に、スライドダンパ14を閉状態に
し、さらに、押込装置15を往復移動させることにな
る。
【0028】受入れホッパ9の難破砕ごみは、第1供給
コンベヤ2を介して第1破砕処理部3の投入口10に投
入されることになり、投入口10に連通している第1通
過経路11に直接落下したり、或いはスライドダンパ1
4上に滞留することになる。スライドダンパ14に滞留
した難破砕ごみは、往復移動する押込装置15により強
制的に第1通過経路11に押し込まれることになる。こ
れにより、押込装置15は、難破砕ごみの第1通過経路
11への円滑な移動を可能し、スライドダンパ14が開
状態に切り換わるときに、滞留した難破砕ごみが2軸剪
断式破砕機16に供給されることによる2軸剪断式破砕
機16の故障や停止を防止するようになっている。
【0029】第1通過経路11を落下した難破砕ごみ
は、第2供給コンベヤ17により第2破砕処理部4に運
搬され、第2破砕処理部4のハンマー式破砕機18によ
り破砕されることになる。この際、大型家電製品等の難
破砕ごみ中には、ガス入容器が混在していないため、第
2破砕処理部4内で可燃性ガスが発生することがない。
従って、ハンマー式破砕機18による破砕時に火花が発
生しても爆発を起こすことがない。
【0030】この後、ハンマー式破砕機18により破砕
された破砕片は、振動コンベヤ19および破砕ごみ供給
コンベヤを介して図示しない機械選別装置に供給され、
磁選機、トロンメル、アルミ選別機等により鉄、アルミ
ニウム、可燃物、不燃物に分離および選別されることに
なる。
【0031】このように、本実施例のごみ破砕システム
は、可燃性ガスの充填されたガス入容器が混入する可能
性のあるごみを大型家電製品等の難破砕ごみとガス入容
器を含む要前処理ごみとに分別する分別処理部1を有し
ていると共に、分別処理部1で分別された難破砕ごみお
よび要前処理ごみが投入される投入口10を共用した第
1通過経路11および第2通過経路12と、難破砕ごみ
を第1通過経路11に進行させ、要破砕ごみを第2通過
経路12に進行させるように、投入口10と第1および
第2通過経路11・12との連通状態を切り換える経路
切換手段(切換ダンパー13、スライドダンパ14)
と、第2通過経路12に備えられ、火花を発生させずに
要破砕ごみを破砕し、ガス抜きが可能な低速回転式破砕
機、例えば2軸剪断式破砕機16とを有した第1破砕処
理部3とを有し、さらに、第1破砕処理部3を通過した
難破砕ごみを破砕可能な高速回転式破砕機、例えばハン
マー式破砕機18を備えた第2破砕処理部4とを有して
いることを第1の特徴としている。
【0032】上記の特徴によれば、難破砕ごみとガス入
容器を混入する可能性のある要前処理ごみされた後、難
破砕ごみが第1通過経路11を進行する一方、要前処理
ごみが第2通過経路12を進行することになる。従っ
て、破砕時に可燃性ガスを発生させて爆発の恐れのある
要前処理ごみは、火花を発生させない2軸剪断式破砕機
16により破砕されることになる。また、2軸剪断式破
砕機16を停止および故障させる一方、爆発の恐れのな
い難破砕ごみは、ハンマー式破砕機18により粉砕され
ることになる。これにより、難破砕ごみからモータ等の
難破砕物を事前に人力で取り除く前処理が不要になって
いると共に、可燃性ガスの爆発を防止することが可能に
なっている。
【0033】また、本実施例のごみ破砕システムは、上
記の第1破砕処理部3が、難破砕ごみを第1通過経路1
1方向に押し出す押込装置15を備えることを第2の特
徴として有することによって、難破砕ごみの円滑な第1
通過経路11への進行を可能し、難破砕ごみによる2軸
剪断式破砕機16の故障や停止をより確実に防止するこ
とが可能になっている。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上のように、大型家電製品
等の難破砕ごみとガス入容器の混入の可能性のある要前
処理ごみとを分別し、第1破砕処理部において難破砕ご
みを第1通過経路に進行させる一方、要前処理ごみを第
2通過経路に進行させることによって、可燃性ガスによ
り爆発の恐れのある要前処理ごみを火花を発生させない
低速回転式破砕機、例えば2軸剪断式破砕機により破砕
し、2軸剪断式破砕機を停止および故障させる難破砕ご
みを高速回転式破砕機、例えばハンマー式破砕機により
粉砕するようになっていることから、難破砕ごみからモ
ータ等の難破砕物を事前に人力にて取り除く前処理が不
要になっていると共に、破砕処理時における可燃性ガス
の爆発を防止することが可能であるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ごみ破砕システムにおける難破砕ごみおよび要
前処理ごみの経路を示す説明図である。
【図2】2軸剪断式破砕機の概略構成図である。
【図3】スイングハンマ式破砕機の概略構成図である。
【図4】従来のごみ破砕システムにおけるごみの経路を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 分別処理部 2 第1供給コンベヤ 3 第1破砕処理部 4 第2破砕処理部 6 プラットホーム部 7 除去装置 8 ダンピングボックス 9 受入れホッパ 10 投入口 11 第1通過経路 12 第2通過経路 13 切換ダンパー 14 スライドダンパ 15 押込装置 16 低速回転式破砕機(2軸剪断式破砕機) 17 第2供給コンベヤ 18 高速回転式破砕機(ハンマー式破砕機) 19 振動コンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B02C 21/00,23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性ガスの充填された金属容器が混入
    する可能性のある不燃ごみおよび粗大ごみを破砕処理す
    るために、前処理用の低速回転式破砕機と大型の高速回
    転式破砕機を直列に配置したごみ破砕システムにおい
    て、 上記ごみをモータコンプレッサ付の大型家電製品等の難
    破砕ごみと前記金属容器を含む可能性のある要前処理ご
    みとに分別する分別処理部と、 上記分別処理部で分別された大型家電製品等の難破砕ご
    みおよび要前処理ごみを供給する投入口を共用した第1
    通過経路および第2通過経路と、大型家電製品等の難破
    砕ごみを第1通過経路に進行させる一方、要前処理ごみ
    を第2通過経路に進行させるように、投入口と第1およ
    び第2通過経路との連通状態を切り換える経路切換手段
    と、上記第2通過経路に備えられ、火花を発生させずに
    要前処理ごみを破砕可能な低速回転式破砕機とを有した
    第1破砕処理部と、 上記第1破砕処理部を通過した大型家電製品等の難破砕
    ごみを破砕可能な高速回転式破砕機を備えた第2破砕処
    理部とを有していることを特徴とするごみ破砕システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記第1破砕処理部は、大型家電製品等
    の難破砕ごみを第1通過経路方向に押し出す押込装置を
    有していることを特徴とする請求項1記載のごみ破砕シ
    ステム。
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