JPH04371242A - 固形廃棄物の破砕処理装置 - Google Patents
固形廃棄物の破砕処理装置Info
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- JPH04371242A JPH04371242A JP17730291A JP17730291A JPH04371242A JP H04371242 A JPH04371242 A JP H04371242A JP 17730291 A JP17730291 A JP 17730291A JP 17730291 A JP17730291 A JP 17730291A JP H04371242 A JPH04371242 A JP H04371242A
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- hammer
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- crushed material
- crushed
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Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粗大ごみ、不燃ごみ
、建設廃材などの金属系から軟質系に至る幅広い種類の
固形廃棄物を破砕する破砕処理装置に関するものである
。
、建設廃材などの金属系から軟質系に至る幅広い種類の
固形廃棄物を破砕する破砕処理装置に関するものである
。
【0002】
【従来の技術】従来、固形廃棄物を有価物回収、埋立対
象物の減容化および焼却対象物の適正サイズ化するため
の破砕処理用の破砕機として、高速回転式破砕機(ハン
マクラッシャ)が多用されている(図5参照)。このも
のは、廃棄物供給部a、破砕部b、排出部cによって構
成されている。 そして、廃棄物供給部aは投入口
から供給された廃棄物をキャタピラ型供給機eにより破
砕部bへ予備圧縮、押えつけおよび定量供給を行なう。 破砕部bは、フレームfに支承された軸gに固定された
ディスクhの外周に取付けられて高速回転するハンマi
と、フレームfの内部に設けた刃台jとによって廃棄物
を衝撃、剪断破砕し、グレートバーkを経て下部に排出
し、排出部cの排出コンベヤlにより排出する。
象物の減容化および焼却対象物の適正サイズ化するため
の破砕処理用の破砕機として、高速回転式破砕機(ハン
マクラッシャ)が多用されている(図5参照)。このも
のは、廃棄物供給部a、破砕部b、排出部cによって構
成されている。 そして、廃棄物供給部aは投入口
から供給された廃棄物をキャタピラ型供給機eにより破
砕部bへ予備圧縮、押えつけおよび定量供給を行なう。 破砕部bは、フレームfに支承された軸gに固定された
ディスクhの外周に取付けられて高速回転するハンマi
と、フレームfの内部に設けた刃台jとによって廃棄物
を衝撃、剪断破砕し、グレートバーkを経て下部に排出
し、排出部cの排出コンベヤlにより排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ハ
ンマクラッシャには下記の問題点がある。比較的軟質な
マットレス、ふとん、ジュウタン、布等の粗大ごみの一
部が細片にされないままディスクhに巻き付き、しかも
グレートバーk間から排出されることなくフレームf内
を空回りする。これが順次滞留すると、破砕負荷が増大
することとなる。この結果、予め滞留量を見込む場合、
それだけ破砕機の能力を大きい物にする必要が有り、し
かも大型化するほど大規模な騒音、振動対策を講じなけ
ればならない。一方見込まない場合、破砕機の負荷が所
定値を超えると、運転を停止して排除しなければならな
いため、多大な時間がかかる。また、可燃性ガスや液体
の残留している容器が破砕されると、このガスや液体が
高速回転するハンマiによって発生する火花により着火
し、これによって爆発や火災を起こすことがある。これ
を防ぐため、フレームf内に、加圧送風機pよりの加圧
空気を噴出ノズルm,nから吹き込んで、ガスの濃度を
希釈する防爆装置が設備される。しかし、この装置の設
置によって、設備費が増大するとともに加圧空気を発生
するためのランニングコストが嵩む等の問題がある。ま
た、空気の代りに蒸気を吹き込んだり不活性ガスを供給
する方式もあるが、前記と同様にコストがかかる問題が
ある。
ンマクラッシャには下記の問題点がある。比較的軟質な
マットレス、ふとん、ジュウタン、布等の粗大ごみの一
部が細片にされないままディスクhに巻き付き、しかも
グレートバーk間から排出されることなくフレームf内
を空回りする。これが順次滞留すると、破砕負荷が増大
することとなる。この結果、予め滞留量を見込む場合、
それだけ破砕機の能力を大きい物にする必要が有り、し
かも大型化するほど大規模な騒音、振動対策を講じなけ
ればならない。一方見込まない場合、破砕機の負荷が所
定値を超えると、運転を停止して排除しなければならな
いため、多大な時間がかかる。また、可燃性ガスや液体
の残留している容器が破砕されると、このガスや液体が
高速回転するハンマiによって発生する火花により着火
し、これによって爆発や火災を起こすことがある。これ
を防ぐため、フレームf内に、加圧送風機pよりの加圧
空気を噴出ノズルm,nから吹き込んで、ガスの濃度を
希釈する防爆装置が設備される。しかし、この装置の設
置によって、設備費が増大するとともに加圧空気を発生
するためのランニングコストが嵩む等の問題がある。ま
た、空気の代りに蒸気を吹き込んだり不活性ガスを供給
する方式もあるが、前記と同様にコストがかかる問題が
ある。
【0004】この発明は、前記問題点を改良するために
なしたものであり、機能の異なる2つの破砕機を合理的
に組み合わせて2段破砕することにより、長期にわたる
連続運転が可能であり、後段破砕機が小型化され、かつ
防爆装置を省略することができる固形廃棄物の破砕処理
装置を提供することを目的とするものである。
なしたものであり、機能の異なる2つの破砕機を合理的
に組み合わせて2段破砕することにより、長期にわたる
連続運転が可能であり、後段破砕機が小型化され、かつ
防爆装置を省略することができる固形廃棄物の破砕処理
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の固形廃棄物の破砕処理装置は、廃棄物を
、互いに平行な少なくとも一対の回転軸上にそれぞれ破
砕刃を複数個設置し、かつ該破砕刃を互いに噛み合わせ
るとともに、該破砕刃の低速回転によって一次破砕する
剪断式破砕機と、前記剪断式破砕機からの一次破砕物を
搬送する一次破砕物搬送コンベヤと、前記一次破砕物搬
送コンベヤからの一次破砕物を高速回転するハンマによ
って二次破砕するハンマクラッシャと、前記剪断式破砕
機本体の上部に設けた吸引フードと、この吸引フードに
一端を接続した吸引導管と、該吸引導管の他端に設けた
排風機と、該吸引導管の途中に設けた集塵機とからなる
ことである。
に、この発明の固形廃棄物の破砕処理装置は、廃棄物を
、互いに平行な少なくとも一対の回転軸上にそれぞれ破
砕刃を複数個設置し、かつ該破砕刃を互いに噛み合わせ
るとともに、該破砕刃の低速回転によって一次破砕する
剪断式破砕機と、前記剪断式破砕機からの一次破砕物を
搬送する一次破砕物搬送コンベヤと、前記一次破砕物搬
送コンベヤからの一次破砕物を高速回転するハンマによ
って二次破砕するハンマクラッシャと、前記剪断式破砕
機本体の上部に設けた吸引フードと、この吸引フードに
一端を接続した吸引導管と、該吸引導管の他端に設けた
排風機と、該吸引導管の途中に設けた集塵機とからなる
ことである。
【0006】
【作用】固形廃棄物(以下、廃棄物という)を廃棄物供
給コンベヤにのせて搬送し、剪断式破砕機に投入する。 投入された廃棄物は、低速回転する破砕刃により剪断作
用を受け、一次破砕(粗破砕)される。この破砕機によ
り、特にタイヤ、じゅうたん類、布類、ビニール、プラ
スチック等の比較的軟質なものを確実に細片に剪断破砕
することができる。また、廃棄物中に可燃性ガスや液体
の入った容器が混在している場合、この容器は、前記と
同様に剪断され、該容器中の可燃性ガスや液体が本体内
に放散される。放散された可燃性ガスや液体は、回転す
る破砕刃による火花の発生がほとんどないことから、着
火することがない。たとえ、僅かに火花が生じたとして
も可燃性ガスや液体は、本体内で発生する粉塵とともに
排風機の稼動によって常時吸引され、吸引フード、吸引
口、吸引導管、集塵機を経て大気に放出されため、爆発
の危険性が極めて少ないのである。
給コンベヤにのせて搬送し、剪断式破砕機に投入する。 投入された廃棄物は、低速回転する破砕刃により剪断作
用を受け、一次破砕(粗破砕)される。この破砕機によ
り、特にタイヤ、じゅうたん類、布類、ビニール、プラ
スチック等の比較的軟質なものを確実に細片に剪断破砕
することができる。また、廃棄物中に可燃性ガスや液体
の入った容器が混在している場合、この容器は、前記と
同様に剪断され、該容器中の可燃性ガスや液体が本体内
に放散される。放散された可燃性ガスや液体は、回転す
る破砕刃による火花の発生がほとんどないことから、着
火することがない。たとえ、僅かに火花が生じたとして
も可燃性ガスや液体は、本体内で発生する粉塵とともに
排風機の稼動によって常時吸引され、吸引フード、吸引
口、吸引導管、集塵機を経て大気に放出されため、爆発
の危険性が極めて少ないのである。
【0007】そして、前記破砕された一次破砕物は、一
次破砕物搬送コンベヤ上にのり、搬送されてハンマクラ
ッシャに投入される。投入された破砕物は、高速回転す
るハンマにより衝撃、剪断作用により二次破砕(細破砕
)される。このハンマクラッシャにより、洗濯機、冷蔵
庫、家具類のような嵩ばった硬い物や比較的硬い物を効
率的に破砕することができる。また、この破砕時に、可
燃性ガスや液体はほとんど除かれ、しかも搬送過程で時
間の経過とともに揮発(気化)されるため、ハンマ54
の高速回転による火花が発生しても、爆発を起こすよう
なことがないのである。
次破砕物搬送コンベヤ上にのり、搬送されてハンマクラ
ッシャに投入される。投入された破砕物は、高速回転す
るハンマにより衝撃、剪断作用により二次破砕(細破砕
)される。このハンマクラッシャにより、洗濯機、冷蔵
庫、家具類のような嵩ばった硬い物や比較的硬い物を効
率的に破砕することができる。また、この破砕時に、可
燃性ガスや液体はほとんど除かれ、しかも搬送過程で時
間の経過とともに揮発(気化)されるため、ハンマ54
の高速回転による火花が発生しても、爆発を起こすよう
なことがないのである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1〜図4において、この発明の基本的構造は
、一次破砕としての複軸(図示の場合2軸)剪断式破砕
機2と、一次破砕物搬送コンベヤ4と、二次破砕として
のハンマクラッシャ5と、二次破砕物搬送コンベヤ7と
、選別機構8とからなっている。剪断式破砕機2は、公
知のもので、本体21内に平行な一対の回転軸22を設
け、回転軸22上にそれぞれ破砕刃23を多数個並置し
、かつ破砕刃23を互いに噛み合わせた構造で、回転軸
22は図示省略した油圧駆動手段により低速で回転する
ようになっている。なお、回転軸22は3軸型とするこ
ともできる。また、本体21の上部には吸引フード24
、下部にはホッパ25を設け、さらに吸引フード24に
吸引口26を設け、この吸引口26に吸引導管14を介
して集塵機15および排風機16を接続する。さらに、
吸引フード24内に散水ノズル17を設け、この散水ノ
ズルに貯水タンク18の水を配管19を介して給水ポン
プ20により給水する。
明する。図1〜図4において、この発明の基本的構造は
、一次破砕としての複軸(図示の場合2軸)剪断式破砕
機2と、一次破砕物搬送コンベヤ4と、二次破砕として
のハンマクラッシャ5と、二次破砕物搬送コンベヤ7と
、選別機構8とからなっている。剪断式破砕機2は、公
知のもので、本体21内に平行な一対の回転軸22を設
け、回転軸22上にそれぞれ破砕刃23を多数個並置し
、かつ破砕刃23を互いに噛み合わせた構造で、回転軸
22は図示省略した油圧駆動手段により低速で回転する
ようになっている。なお、回転軸22は3軸型とするこ
ともできる。また、本体21の上部には吸引フード24
、下部にはホッパ25を設け、さらに吸引フード24に
吸引口26を設け、この吸引口26に吸引導管14を介
して集塵機15および排風機16を接続する。さらに、
吸引フード24内に散水ノズル17を設け、この散水ノ
ズルに貯水タンク18の水を配管19を介して給水ポン
プ20により給水する。
【0009】ハンマクラッシャ5は、公知のもので、本
体51内に、回転軸52に設けたディスク53の外周軸
方向にピン55を介して多数嵌装したハンマ54と、櫛
歯状の固定刃56と、その下端外周にそって配置された
グレートバー57とを有し、ハンマ54は軸方向に千鳥
状に配置され、ハンマ54の高速回転により櫛歯状の固
定刃56間を通過する際、固定刃56上にある破砕物を
破砕する構造である。そして、細かく砕かれた破砕物は
グレートバー57間を通過して下方に落下するが、グレ
ートバー57間を通過しなかったものはハンマ54によ
って連行され、再度破砕される。選別機構8は、選別送
風機82を備えた風力式回転選別機81と、磁選機83
と、アルミ選別機84とにより構成される。なお、1は
廃棄物供給コンベヤ、3は切出しコンベヤ、6は排出コ
ンベヤ、9は可燃物コンベヤおよび10,11,12,
13はそれぞれ可燃物ホッパ,不燃物ホッパ,磁性物ホ
ッパ,アルミホッパである。
体51内に、回転軸52に設けたディスク53の外周軸
方向にピン55を介して多数嵌装したハンマ54と、櫛
歯状の固定刃56と、その下端外周にそって配置された
グレートバー57とを有し、ハンマ54は軸方向に千鳥
状に配置され、ハンマ54の高速回転により櫛歯状の固
定刃56間を通過する際、固定刃56上にある破砕物を
破砕する構造である。そして、細かく砕かれた破砕物は
グレートバー57間を通過して下方に落下するが、グレ
ートバー57間を通過しなかったものはハンマ54によ
って連行され、再度破砕される。選別機構8は、選別送
風機82を備えた風力式回転選別機81と、磁選機83
と、アルミ選別機84とにより構成される。なお、1は
廃棄物供給コンベヤ、3は切出しコンベヤ、6は排出コ
ンベヤ、9は可燃物コンベヤおよび10,11,12,
13はそれぞれ可燃物ホッパ,不燃物ホッパ,磁性物ホ
ッパ,アルミホッパである。
【0010】次に、前記実施例の作用を説明する。廃棄
物を廃棄物供給コンベヤ1にのせて搬送し、剪断式破砕
機2に投入する。投入された廃棄物は、低速回転する破
砕刃23により剪断作用を受け、一次破砕(粗破砕)さ
れる。この破砕機2により、特にタイヤ、じゅうたん類
、布類、ビニール、プラスチック等の比較的軟質なもの
を確実に細片に剪断破砕することができる。また、廃棄
物中に可燃性ガスや液体の入った容器が混在している場
合、この容器は、前記と同様に剪断され、該容器中の可
燃性ガスや液体が本体21内に放散される。放散された
可燃性ガスや液体は、回転する破砕刃23による火花の
発生がほとんどないことから、着火することがない。 たとえ、僅かに火花が生じたとしても可燃性ガスや液体
は、本体内23で発生する粉塵とともに排風機16の稼
動によって常時吸引され、吸引フード24、吸引口26
、吸引導管14、集塵機15を経て大気に放出されため
、爆発の危険性が極めて少ないのである。
物を廃棄物供給コンベヤ1にのせて搬送し、剪断式破砕
機2に投入する。投入された廃棄物は、低速回転する破
砕刃23により剪断作用を受け、一次破砕(粗破砕)さ
れる。この破砕機2により、特にタイヤ、じゅうたん類
、布類、ビニール、プラスチック等の比較的軟質なもの
を確実に細片に剪断破砕することができる。また、廃棄
物中に可燃性ガスや液体の入った容器が混在している場
合、この容器は、前記と同様に剪断され、該容器中の可
燃性ガスや液体が本体21内に放散される。放散された
可燃性ガスや液体は、回転する破砕刃23による火花の
発生がほとんどないことから、着火することがない。 たとえ、僅かに火花が生じたとしても可燃性ガスや液体
は、本体内23で発生する粉塵とともに排風機16の稼
動によって常時吸引され、吸引フード24、吸引口26
、吸引導管14、集塵機15を経て大気に放出されため
、爆発の危険性が極めて少ないのである。
【0011】そして、前記破砕された一次破砕物は、ホ
ッパ25内を落下し、切出しコンベヤ3により切出され
て一次破砕物搬送コンベヤ4上にのり、搬送されてハン
マクラッシャ5に投入される。投入された破砕物は、高
速回転するハンマ54と固定刃56とにより衝撃、剪断
作用により二次破砕(細破砕)される。このハンマクラ
ッシャ5により、洗濯機、冷蔵庫、家具類のような嵩ば
った硬い物や比較的硬い物を効率的に破砕することがで
きる。また、この破砕時において、可燃性ガスや液体の
大部分は除かれているが、布類に若干含んでいても、搬
送過程で時間の経過とともに揮発(気化)されるため、
ハンマ54の高速回転による火花が発生しても爆発を起
こすようなことがないのである。
ッパ25内を落下し、切出しコンベヤ3により切出され
て一次破砕物搬送コンベヤ4上にのり、搬送されてハン
マクラッシャ5に投入される。投入された破砕物は、高
速回転するハンマ54と固定刃56とにより衝撃、剪断
作用により二次破砕(細破砕)される。このハンマクラ
ッシャ5により、洗濯機、冷蔵庫、家具類のような嵩ば
った硬い物や比較的硬い物を効率的に破砕することがで
きる。また、この破砕時において、可燃性ガスや液体の
大部分は除かれているが、布類に若干含んでいても、搬
送過程で時間の経過とともに揮発(気化)されるため、
ハンマ54の高速回転による火花が発生しても爆発を起
こすようなことがないのである。
【0012】上記のようなに破砕された二次破砕物は、
落下して排出コンベヤ6上にのり、さらに、二次破砕物
搬送コンベヤ7により搬送されて風力式回転選別機81
に投入される。ここで、二次破砕物は、選別機81の回
転と選別送風機82からの送風機により、磁性物、非金
属などの比較的重いものと、ガラス、陶器などの細片(
不燃物)および木材片やビニールなどの可燃物の3種に
選別され、可燃物は可燃物ホッパ10、不燃物は不燃物
ホッパ11に貯められる。一方、磁性物などの重いもの
は、磁選機83により金属片等の磁性物が回収され、磁
性物ホッパ12に貯められる。さらに、残ったものの内
、非金属であるアルミはアルミ磁選機84により回収さ
れてアルミホッパ13に貯められ、アルミ片が除かれた
残りの木材片などの可燃物は、可燃物コンベヤ9により
搬送されて可燃物ホッパ10に貯められる。なお、多量
の可燃性ガスや液体の入った容器が入り込んだ場合、付
加的に設けた散水ノズル17から水を噴出することによ
って、爆発や火災から回避することができる。
落下して排出コンベヤ6上にのり、さらに、二次破砕物
搬送コンベヤ7により搬送されて風力式回転選別機81
に投入される。ここで、二次破砕物は、選別機81の回
転と選別送風機82からの送風機により、磁性物、非金
属などの比較的重いものと、ガラス、陶器などの細片(
不燃物)および木材片やビニールなどの可燃物の3種に
選別され、可燃物は可燃物ホッパ10、不燃物は不燃物
ホッパ11に貯められる。一方、磁性物などの重いもの
は、磁選機83により金属片等の磁性物が回収され、磁
性物ホッパ12に貯められる。さらに、残ったものの内
、非金属であるアルミはアルミ磁選機84により回収さ
れてアルミホッパ13に貯められ、アルミ片が除かれた
残りの木材片などの可燃物は、可燃物コンベヤ9により
搬送されて可燃物ホッパ10に貯められる。なお、多量
の可燃性ガスや液体の入った容器が入り込んだ場合、付
加的に設けた散水ノズル17から水を噴出することによ
って、爆発や火災から回避することができる。
【0013】また、選別機構8は種々の組み合わせを採
用することができる。図4は、ハンマ54の変形例で、
ピン55に歯形のハンマ58を遊嵌状に固定したもので
ある。 (実施例)剪断式破砕機2で刃厚50〜75mm、回転
数20〜30rpmの範囲で処理したところ、可燃性ガ
スや液体が残留している容器はほぼ100パーセント破
壊し、ガスや液体は容器外へ排出し本体21内に放散し
たが、破砕刃23の低速回転により火花の発生がほとん
どしないので、爆発や火災は起きなかった。
用することができる。図4は、ハンマ54の変形例で、
ピン55に歯形のハンマ58を遊嵌状に固定したもので
ある。 (実施例)剪断式破砕機2で刃厚50〜75mm、回転
数20〜30rpmの範囲で処理したところ、可燃性ガ
スや液体が残留している容器はほぼ100パーセント破
壊し、ガスや液体は容器外へ排出し本体21内に放散し
たが、破砕刃23の低速回転により火花の発生がほとん
どしないので、爆発や火災は起きなかった。
【0014】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したから
、次に述べるような効果を奏する。廃棄物を、先ず低速
回転する剪断式破砕機で一次破砕した後、高速回転する
ハンマクラッシャで二次破砕するようにしたから、廃棄
物を確実かつ効率よく破砕することができる。剪断式破
砕機は、低速回転で駆動されることから、さほど大きな
騒音や振動を起こすことがない。ハンマクラッシャは、
予め一次破砕(粗破砕)したものを破砕するようにした
から、その処理能力を、従来のような供給フィーダを介
して供給するものに比べて2ランク小型のものにするこ
とができる。しかも、これに付随する騒音、振動防止機
構も小規模なもので済む。さらに、前処理として採用さ
れる圧縮供給フィーダを省略することができ、製作費を
低く抑えることができる。
、次に述べるような効果を奏する。廃棄物を、先ず低速
回転する剪断式破砕機で一次破砕した後、高速回転する
ハンマクラッシャで二次破砕するようにしたから、廃棄
物を確実かつ効率よく破砕することができる。剪断式破
砕機は、低速回転で駆動されることから、さほど大きな
騒音や振動を起こすことがない。ハンマクラッシャは、
予め一次破砕(粗破砕)したものを破砕するようにした
から、その処理能力を、従来のような供給フィーダを介
して供給するものに比べて2ランク小型のものにするこ
とができる。しかも、これに付随する騒音、振動防止機
構も小規模なもので済む。さらに、前処理として採用さ
れる圧縮供給フィーダを省略することができ、製作費を
低く抑えることができる。
【0015】廃棄物中に可燃性ガスや液体の残った容器
が混入している場合であっても、剪断式破砕機の回転刃
は低速で回転するので、火花の発生による可燃性ガスや
液体の着火がほとんどない。たとえ、本体内に可燃性ガ
スや液体が放散しても、これらは粉塵とともに吸引され
排風機、集塵機を経て大気に放出することとなって、よ
り確実に爆発の危険から回避される。しかも、本体内で
発生する粉塵の集塵手段を利用して吸引するので、別途
爆発防止手段を設ける必要がない。また、残留する可燃
性ガスや液体を含む一部の破砕物が高速回転するハンマ
クラッシャに入り込んだとしてもそこに至るまでの時間
の経過により揮発される。したがって、ここでの爆発の
危険性もほとんどなく爆発防止手段の設置が不要である
。
が混入している場合であっても、剪断式破砕機の回転刃
は低速で回転するので、火花の発生による可燃性ガスや
液体の着火がほとんどない。たとえ、本体内に可燃性ガ
スや液体が放散しても、これらは粉塵とともに吸引され
排風機、集塵機を経て大気に放出することとなって、よ
り確実に爆発の危険から回避される。しかも、本体内で
発生する粉塵の集塵手段を利用して吸引するので、別途
爆発防止手段を設ける必要がない。また、残留する可燃
性ガスや液体を含む一部の破砕物が高速回転するハンマ
クラッシャに入り込んだとしてもそこに至るまでの時間
の経過により揮発される。したがって、ここでの爆発の
危険性もほとんどなく爆発防止手段の設置が不要である
。
【図1】この発明の一実施例に係る廃棄物の破砕処理装
置を示す全体構成図。
置を示す全体構成図。
【図2】この発明の剪断式破砕機を示す縦断面図。
【図3】この発明のハンマクラッシャを示す縦断面図。
【図4】この発明のハンマクラッシャの変形例を示す縦
断面図。
断面図。
【図5】従来のハンマクラッシャを示す概略断面図。
2 剪断式破砕機
4 一次破砕物搬送コンベヤ
5 ハンマクラッシャ
14 吸引導管
15 集塵機
16 排風機
24 吸引フード
Claims (1)
- 【請求項1】 固形廃棄物を、互いに平行な少なくと
も一対の回転軸上にそれぞれ破砕刃を複数個設置し、か
つ該破砕刃を互いに噛み合わせるとともに、該破砕刃の
低速回転によって一次破砕する剪断式破砕機と、前記剪
断式破砕機からの一次破砕物を搬送する一次破砕物搬送
コンベヤと、前記一次破砕物搬送コンベヤからの一次破
砕物を高速回転するハンマによって二次破砕するハンマ
クラッシャと、前記剪断式破砕機本体の上部に設けた吸
引フードと、この吸引フードに一端を接続した吸引導管
と、該吸引導管の他端に設けた排風機と、該吸引導管の
途中に設けた集塵機とからなることを特徴とする固形廃
棄物の破砕処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17730291A JPH04371242A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 固形廃棄物の破砕処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17730291A JPH04371242A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 固形廃棄物の破砕処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04371242A true JPH04371242A (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=16028623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17730291A Pending JPH04371242A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 固形廃棄物の破砕処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04371242A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06296896A (ja) * | 1993-04-19 | 1994-10-25 | Kurimoto Ltd | 固形廃棄物の破砕処理装置 |
JP2002204968A (ja) * | 2001-01-09 | 2002-07-23 | Mitsubishi Electric Corp | 機器の防爆式破砕方法及び防爆型破砕機 |
JP2009082840A (ja) * | 2007-09-29 | 2009-04-23 | Miike Iron Works Co Ltd | スプリング含有物処理装置及びスプリング含有物処理方法 |
CN102240582A (zh) * | 2011-04-20 | 2011-11-16 | 钱尧翎 | 一种高速破碎机改进结构 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59199058A (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-12 | 株式会社クボタ | スクラツプ処理設備における安全装置 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP17730291A patent/JPH04371242A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59199058A (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-12 | 株式会社クボタ | スクラツプ処理設備における安全装置 |
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JP2009082840A (ja) * | 2007-09-29 | 2009-04-23 | Miike Iron Works Co Ltd | スプリング含有物処理装置及びスプリング含有物処理方法 |
CN102240582A (zh) * | 2011-04-20 | 2011-11-16 | 钱尧翎 | 一种高速破碎机改进结构 |
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