JP2002204968A - 機器の防爆式破砕方法及び防爆型破砕機 - Google Patents

機器の防爆式破砕方法及び防爆型破砕機

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JP2002204968A
JP2002204968A JP2001001764A JP2001001764A JP2002204968A JP 2002204968 A JP2002204968 A JP 2002204968A JP 2001001764 A JP2001001764 A JP 2001001764A JP 2001001764 A JP2001001764 A JP 2001001764A JP 2002204968 A JP2002204968 A JP 2002204968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に破砕装置に可燃性の気体や微粉末を含ん
だ各種機器を投入して破砕しても、爆発や燃焼などを来
すことなしに安全に処理できる機器の防爆式破砕方法及
び防爆型破砕機を提供すること。 【解決手段】 可燃性微粉末および可燃性気体を含む使
用済み各種機器の破砕において、可燃性微粉末および可
燃性気体を濃度計で感知した濃度値に基づいて、燃焼ま
たは爆発に至る限界量に至る前に不燃性気体を特定空間
内に注入して可燃性微粉末および可燃性気体を排出して
限界量以内を維持して安全状態を確保するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用済みの各種
機器からそれを構成する各種部材を回収する装置と方法
に関するものであり、更に詳しくは、回転するハンマー
を備えた特定空間内に可燃性微粉末および可燃性気体を
含む部材を用いた使用済み各種機器を投入して分別処理
に供するための破砕方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】使用済み各種機器は、それを構成する部
材の再利用を目的として各素材別の構成単位にまで破砕
を行った後、リサイクルが可能なように素材別に分別を
行う。このとき、各種機器を有効に分別が可能な大きさ
にまで破砕を行う上で有効な方法として、特定の閉塞空
間内に回転するハンマーを備えた破砕装置を用いる方法
がある。この方法によれば、投入された使用済み機器は
回転するハンマーで連続して打たれて部材の結合部が破
壊され、さらに破壊された部材同士の衝突も加味されて
一層の素材単位の大きさにまで破砕されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
破砕方法によれば、断熱材の発泡剤であるシクロペンタ
ンや冷却用圧縮機の冷媒であるブタンなどのような可燃
物である炭化水素、複写機に用いられているトナーなど
の可燃性の微粉末を含んだ各種機器を上述した破砕装置
内に投入すれば、例えば、断熱材を構成する気泡の内部
にあるシクロペンタンが飛散して装置内に蓄積して空気
との混合によって爆発範囲範囲内の濃度に到達し、更に
鉄などの金属同士が衝突した際に発する火花が着火源と
なって爆発を引き起こす、という問題点があった。
【0004】例えば特開平9−87415号公報には、
廃棄物から発泡ガスを液化回収する方法及び装置が記載
され、シクロペンタンの有無を検知し、検出されたなら
ば雰囲気を不活性ガス雰囲気として処理を行う点が開示
されている。しかし、シクロペンタン等の可燃性気体の
濃度値を検出して、この濃度値に基づいて、燃焼または
爆発に至る限界量に至る前に不燃性気体を注入する技術
については、何も記載されていない。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、特に破砕装置に可燃性の気体
や微粉末を含んだ各種機器を投入して破砕しても、爆発
や燃焼などを来すことなしに安全に処理できる機器の防
爆式破砕方法及び防爆型破砕機を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る機器の防
爆式破砕方法は、可燃性微粉末および可燃性気体を含む
使用済み各種機器の部材を分別に供するための特定空間
内で行う機器の破砕において、可燃性微粉末および可燃
性気体を濃度計で感知した濃度値に基づいて、燃焼また
は爆発に至る限界量に至る前に不燃性気体を特定空間内
に注入して可燃性微粉末および可燃性気体を排出して限
界量以内を維持して安全状態を確保するものである。
【0007】また、請求項1記載の機器の防爆式破砕方
法において、特定空間内に注入する不燃性気体が窒素を
含んで成るものである。
【0008】また、請求項1記載の機器の防爆式破砕方
法において、特定空間内に注入する不燃性気体が、二酸
化炭素を含んで成るものである。
【0009】また、請求項1記載の機器の防爆式破砕方
法において、特定空間内に注入する不燃性気体が、水蒸
気を含んで成るものである。
【0010】この発明に係る防爆型破砕機は、可燃性微
粉末および可燃性気体を含む部材を用いた使用済み各種
機器を特定空間内で破砕する防爆型破砕機において、破
砕時に飛散した可燃性微粉末および可燃性気体の濃度計
で感知した濃度値に基づいて、燃焼または爆発に至る限
界量に至る前に不燃性気体を特定空間内に注入して可燃
性微粉末および可燃性気体を限界量以内を維持するもの
である。
【0011】また、可燃性微粉末および可燃性気体を上
方の軽量物排出口を通じて排出するものである。
【0012】また、請求項6記載の防爆型破砕機におい
て、特定空間内に注入する不燃性気体が、窒素を含んで
成るものである。
【0013】また、請求項6記載の防爆型破砕機におい
て、特定空間内に注入する不燃性気体が、二酸化炭素を
含んで成るものである。
【0014】また、請求項6記載の防爆型破砕機におい
て、特定空間内に注入する不燃性気体が、水蒸気を含ん
で成るものである。
【0015】また、可燃性微粉末または可燃性気体を含
む部材を用いた使用済み各種機器を特定空間内で回転す
るハンマーを用いて破砕する防爆型破砕機において、凸
状物を特定空間内を形成する壁面部に設け、ハンマーの
回転方向に対して裏側に相当する側部壁面に可燃性微粉
末または可燃性気体の濃度値を感知する濃度計を収納し
たものである。
【0016】また、凸状物の頂部をハンマーの回転方向
に張り出して形成したものである。
【0017】また、可燃性微粉末または可燃性気体を含
む部材を用いた使用済み各種機器を特定空間内で回転す
るハンマーを用いて破砕する防爆型破砕機において、ハ
ンマーの回転方向と直交する方向に長辺を有する凸状物
を特定空間内を形成する壁面部に設け、凸状物に不燃性
気体の噴出口を設けたものである。
【0018】また、ハンマーの回転方向と直交する方向
に長辺を有する複数の凸状物がハンマーの回転方向に対
して前方の辺が傾斜して設けたものである。
【0019】また、不燃性気体の噴出口が、ハンマーの
回転方向に対して裏側に相当する凸状物の側部に設けら
れたものである。
【0020】また、可燃性の発泡剤を含む断熱材を備え
た低温貯蔵装置を特定空間内に設けた回転するハンマー
を用いて破砕する防爆型破砕機において、特定空間を形
成してハンマーの回転する下または外周にある壁面から
不燃性気体を噴出して破砕によって分別された断熱材を
ハンマーの上部位置にある排出口から排出するものであ
る。
【0021】また、可燃性の発泡剤を含む断熱材を備え
た低温貯蔵装置を特定空間内に設けた回転するハンマー
を用いて破砕する防爆型破砕機において、特定空間を形
成してハンマーの回転する下または外周にある壁面から
空気を噴出して破砕によって分別された断熱材をハンマ
ーの上部位置にある排出口から排出するステップと、可
燃性気体の濃度計が可燃性発泡剤が爆発範囲内濃度に到
達したことを感知した場合に不燃性気体を噴出するステ
ップとの何れかにより、可燃性の発泡剤が濃度範囲内に
至らない状態を維持しながら、破砕分別された断熱材を
ハンマーの上部位置にある排出口から排出するものであ
る。
【0022】また、特定空間を形成する壁面が、ハンマ
ーの上部に中心方向に傾斜した面を備えたものである。
【0023】また、ハンマーの上部位置にある排出口
が、特定空間を形成する壁面の傾斜した面またはその上
部位置の壁面にあるものである。
【0024】また、可燃性の発泡剤を含む断熱材を備え
た低温貯蔵装置を特定空間内に設けた回転するハンマー
を用いて破砕する防爆型破砕機において、特定空間内に
不燃性気体を上部方向から注入して特定空間を形成して
ハンマーの回転する下または外周にある壁面にある排出
口から破砕物を排出させるものである。
【0025】また、可燃性の発泡剤を含む断熱材を備え
た低温貯蔵装置を特定空間内に設けた回転するハンマー
を用いて破砕する防爆型破砕機において、特定空間内に
空気を噴出して破砕によって分別された断熱材を特定空
間を形成してハンマーの回転する下または外周にある壁
面にある排出口から破砕物を排出させるステップと、可
燃性気体の濃度計が可燃性の発泡剤が爆発範囲内濃度に
到達したことを感知した場合に不燃性気体を上部方向か
ら注入するステップの何れかにより、可燃性の発泡剤が
濃度範囲内に至らない状態を維持しながら破砕分別され
た断熱材を排出口から排出させるものである。
【0026】また、排出口が、任意間隙を有して成るも
のである。
【0027】また、排出口が、比重の違いに基づく空気
浮遊の差異を用いた選別機に直結して成るものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1乃至3は実施
の形態1を示す図で、図1は防爆型破砕機の平面図、図
2は防爆型破砕機の縦断面図、図3は破砕処理の流れを
示す図である。図に示すように、直径が2mの円筒形を
成して上部に開口部を有する空間内に、中心部に位置し
モータ14で駆動される回転軸1の中心から一辺が20
cmで80cmの長さである鋼製の軸2の先端部に15cmの
厚さで直径が30cmの鋼製の打撃部3を保持して、毎分
に100〜1200回転の速度で回転するハンマー4を
有する。ハンマー4の回転方向と直交する方向に一辺が
10cmで80cmの長辺を有する凸状物5を、ハンマー4
との間に15cmの空隙を設けて、上部位置が傾斜して空
間を形成する壁面部6に設けてなる破砕機である。
【0029】さらに、粉塵および可燃性気体の各々の濃
度を測定する濃度計7がハンマー4の回転方向に対して
凸状物5の裏側側部に相当する位置に設けられている。
これら濃度計7は微粉末および可燃性気体を含む部材を
用いた使用済み各種機器が特定空間8内で破砕された時
に飛散して燃焼または爆発に限界量に至る前の任意の濃
度を感知するものである。
【0030】凸状物5はハンマー4の回転方向に対して
前方の辺が傾斜しているため部材の破砕片が衝突して中
心方向に跳ね返すので、ハンマー4との衝突回数を増し
て破砕の効率を上げることができる。
【0031】また、濃度計7を凸状物5の間隙、特に下
部の位置に設置すれば、各部材の破砕片が衝突するのを
抑止できるので、破損防止に有効である。
【0032】使用済みで廃棄された機器であって低温貯
蔵装置である冷蔵庫9のうち、シクロペンタンを用いて
発泡した発泡ウレタンを断熱材に用いたものを上述した
回転するハンマー4を備えた破砕装置に投入すれば、前
記破砕装置の特定空間8内で断熱箱体を構成する薄板鋼
板の外箱とABS樹脂シートの真空成形品である内箱の
間隙にある断熱材である発泡ウレタン、さらに外箱や内
箱に接着やビス止めされた内装材であるポリスチレンの
各種射出成型品の結合部が破壊されて破砕されると共
に、破砕された部材も一層に粉砕される。このとき、冷
蔵庫の断熱材である発泡ウレタンからはそれを構成する
セルが破壊されて内部にある発泡剤であるシクロペンタ
ンが放出される。
【0033】このシクロペンタンは1.4〜9.8vo
l%の濃度範囲で急激に燃焼、つまり爆発を招く特性が
あるので、これを濃度計7で感知した濃度値に基づいて
爆発に至る限界量に至る前に不燃性気体である窒素ガス
を前記破砕装置の窒素ガス噴出口11から空間内に注入
するとともに、その注入の勢いによって軽量物である発
泡ウレタンの粉砕物とともに上方の軽量物排出口10を
通じて排出する。
【0034】具体的には、図3に示すように爆発の下限
値である1.4vol%の1/5である0.28vol
%に到達した段階で窒素ガスの注入を指示する信号を発
するように設定すれば、爆発濃度範囲に至るまでに窒素
ガスの注入を達成できるので一層の安全化が確保でき
る。
【0035】このとき、不燃性気体として炭酸ガスを注
入しても同様の効果が得られる他、水蒸気を含んで用い
れば、破砕された樹脂成型品の破砕品がこすれた際に発
生する静電気の蓄積を抑制することができるので、たと
えシクロペンタンの濃度が爆発範囲内に至っても、前記
静電気の放電による着火の機会を減少して、爆発を抑止
できるという効果が得られる。
【0036】上述の実施の形態では、可燃性気体として
シクロペンタンを例に挙げて説明したが、シクロペンタ
ンに限らず、ブタン等の他の不燃性気体にも適用できる
ことは言うまでもない。また、可燃性微粉末についても
同様である。
【0037】実施の形態2.実施の形態1と同様の破砕
機であり、空間を形成する壁面の同位置にシクロペンタ
ン等の濃度計7を設置し、さらに凸状物5のハンマー4
の回転に対して裏側にあってハンマー4が回転する外周
位置に相対する壁面に窒素ガス噴出口11を設け、さら
に窒素ガスの排出口はハンマー4の回転外周位置から上
方向100cmの位置にある軽量物排出口10から排出す
るように構成されている。
【0038】冷蔵庫9の投入直後は、窒素ガス噴出口1
1から圧縮空気が噴出しており、内箱および外箱から破
砕により分別された断熱材である発泡ウレタンの破砕粉
とともに破壊したセルから飛散したシクロペンタンも排
出されて、爆発濃度範囲の下限値に到達するのを抑制し
ている。
【0039】しかしながら、大型冷蔵庫や処理量が増加
するとシクロペンタンの排出量も増加して破砕機内部に
滞留することとなる。このとき、シクロペンタンの濃度
計が前記可燃性発泡剤が爆発範囲内濃度の下限値に対し
て1/5の濃度である0.28vol%を危険値として
設定しており、これに到達したことを濃度計7が感知す
れば、窒素ガスを噴出、場合によっては圧縮空気の噴出
を停止して空気濃度を低下させて危険を回避する。
【0040】このとき、図3に示すように冷蔵庫9の投
入は警報と共に停止させたり、場合によってはハンマー
の回転速度を低下させて破砕機内部の撹拌を行うと共に
破砕を停止するようにすれば、一層の危険回避に効果が
ある。
【0041】また、特定空間8を形成する壁面が、ハン
マー4の上部にあって軽量物排出口10の下部、具体的
にはハンマー4の50cmから70cmの高さ位置になるに
従って内径を中心方向に傾斜した面、具体的には直径が
2mから1.2mに収縮する構造を備えることによっ
て、上述した窒素の噴出に伴う破砕片が滞留する位置で
の空気との置換を効率よく行うことができる。
【0042】また、窒素ガス噴出口11が破砕機内部の
壁面に設けた凸状物5の側部にあって、ハンマー4の回
転に対して裏側に相当する位置に設けることによって、
破砕物が衝突して破壊されるのを防止できる。
【0043】上述の実施の形態では、窒素ガス噴出口1
1を凸状物5の側部にあって、ハンマー4の回転に対し
て裏側に相当する位置に設けたものを示したが、図2に
示すように空気又は不燃性気体噴出口12に設けてもよ
い。
【0044】実施の形態3.図4は実施の形態3を示す
図で、防爆型破砕機の縦断面図である。空間を形成する
壁面に凸状物5を、ハンマー4の回転方向に対して裏側
にあってハンマー4が回転位置と相対する位置にシクロ
ペンタンの濃度計7を設置した実施の形態1と同態様の
破砕機であり、さらに不燃性気体である窒素ガス噴出口
11を円筒形を成す破砕機内部壁面の上方向、具体的に
は1.5mの位置から注入するように設定しているとと
もに、ハンマー4の回転する下または外周にある壁面に
軽量物排出口10及び重量物排出口13を設けて破砕物
を排出させる構造を有している。
【0045】冷蔵庫9の投入直後は、前記窒素ガス噴出
口11から圧縮空気が噴出しており、内箱および外箱か
ら破砕により分別された断熱材である発泡ウレタンの破
砕粉とともに破壊したセルから飛散したシクロペンタン
も排出されて、爆発濃度範囲の下限値に到達するのを抑
制している。
【0046】また、このときに冷蔵庫9の投入口を開閉
用蓋16で閉塞すれば、窒素の置換が容易で効率よく行
うことができるので好ましい。
【0047】このとき、上述の軽量物排出口10が任意
間隙を有して、具体的には10〜100mmの任意の幅を
有する格子から成ることを特徴としており、これによっ
て過度に大きな粒子が外部に排出されるのを防止してい
る。この軽量物排出口10は円筒外周部からわずかに突
き出した位置に設ければ、粒子が滞留して格子を目詰ま
りさせることが無い。
【0048】また、この軽量物排出口10は比重の違い
に基づく空気浮遊の差異を応用した選別機に直結して成
るので、注入した空気や窒素ガスを無駄にすること無し
に効率よく活用できる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、可燃
性微粉末および可燃性気体を濃度計で感知した濃度値に
基づいて、燃焼または爆発に至る限界量に至る前に不燃
性気体を特定空間内に注入して可燃性微粉末および可燃
性気体を排出して限界量以内を維持して安全状態を確保
するので、破砕装置に可燃性の気体や微粉末を含んだ各
種機器を投入して破砕しても、爆発や燃焼などを来すこ
となしに安全に処理できる機器の防爆式破砕方法及び防
爆型破砕機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1,2を示す図で、防爆型破砕機
の平面図である。
【図2】 実施の形態1,2を示す図で、防爆型破砕機
の縦断面図である。
【図3】 実施の形態1,2を示す図で、破砕処理の流
れを示す図である。
【図4】 実施の形態3を示す図で、防爆型破砕機の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸、2 軸、3 打撃部、4 ハンマー、5
凸状物、6 壁面部、7 濃度計、8 特定空間、9
冷蔵庫、10 軽量物排出口、12 空気又は不燃性気
体噴出口、13 重量物排出口、14 モータ、15
回転方向に対して前方の辺、16 開閉蓋。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性微粉末および可燃性気体を含む使
    用済み各種機器の部材を分別に供するための特定空間内
    で行う機器の破砕において、前記可燃性微粉末および可
    燃性気体を濃度計で感知した濃度値に基づいて、燃焼ま
    たは爆発に至る限界量に至る前に不燃性気体を前記特定
    空間内に注入して前記可燃性微粉末および前記可燃性気
    体を排出して前記限界量以内を維持して安全状態を確保
    することを特徴とする機器の防爆式破砕方法。
  2. 【請求項2】 特定空間内に注入する不燃性気体が、窒
    素を含んで成ることを特徴とする請求項1記載の機器の
    防爆式破砕方法。
  3. 【請求項3】 特定空間内に注入する不燃性気体が、二
    酸化炭素を含んで成ることを特徴とする請求項1記載の
    機器の防爆式破砕方法。
  4. 【請求項4】 特定空間内に注入する不燃性気体が、水
    蒸気を含んで成ることを特徴とする請求項1記載の機器
    の防爆式破砕方法。
  5. 【請求項5】 可燃性微粉末および可燃性気体を含む部
    材を用いた使用済み各種機器を特定空間内で破砕する防
    爆型破砕機において、破砕時に飛散した前記可燃性微粉
    末および可燃性気体の濃度計で感知した濃度値に基づい
    て、燃焼または爆発に至る限界量に至る前に不燃性気体
    を前記特定空間内に注入して前記可燃性微粉末および前
    記可燃性気体を前記限界量以内を維持することを特徴と
    する防爆型破砕機。
  6. 【請求項6】 前記可燃性微粉末および前記可燃性気体
    を上方の軽量物排出口を通じて排出することを特徴とす
    る請求項5記載の防爆型破砕機。
  7. 【請求項7】 特定空間内に注入する不燃性気体が、窒
    素を含んで成ることを特徴とする請求項6記載の防爆型
    破砕機。
  8. 【請求項8】 特定空間内に注入する不燃性気体が、二
    酸化炭素を含んで成ることを特徴とする請求項6記載の
    防爆型破砕機。
  9. 【請求項9】 特定空間内に注入する不燃性気体が、水
    蒸気を含んで成ることを特徴とする請求項6記載の防爆
    型破砕機。
  10. 【請求項10】 可燃性微粉末または可燃性気体を含む
    部材を用いた使用済み各種機器を特定空間内で回転する
    ハンマーを用いて破砕する防爆型破砕機において、凸状
    物を特定空間内を形成する壁面部に設け、前記ハンマー
    の回転方向に対して裏側に相当する側部壁面に前記可燃
    性微粉末または可燃性気体の濃度値を感知する濃度計を
    収納したことを特徴とする防爆型破砕機。
  11. 【請求項11】 凸状物の頂部をハンマーの回転方向に
    張り出して形成したことを特徴とする請求項10記載の
    防爆型破砕機。
  12. 【請求項12】 可燃性微粉末または可燃性気体を含む
    部材を用いた使用済み各種機器を特定空間内で回転する
    ハンマーを用いて破砕する防爆型破砕機において、ハン
    マーの回転方向と直交する方向に長辺を有する凸状物を
    特定空間内を形成する壁面部に設け、前記凸状物に不燃
    性気体の噴出口を設けたことを特徴とする防爆型破砕
    機。
  13. 【請求項13】 ハンマーの回転方向と直交する方向に
    長辺を有する複数の凸状物がハンマーの回転方向に対し
    て前方の辺が傾斜して設けたことを特徴とする請求項1
    0又は請求項12記載の防爆型破砕機。
  14. 【請求項14】 不燃性気体の噴出口が、ハンマーの回
    転方向に対して裏側に相当する凸状物の側部に設けられ
    たことを特徴とする請求項12又は13記載の防爆型破
    砕機。
  15. 【請求項15】 可燃性の発泡剤を含む断熱材を備えた
    低温貯蔵装置を特定空間内に設けた回転するハンマーを
    用いて破砕する防爆型破砕機において、前記特定空間を
    形成してハンマーの回転する下または外周にある壁面か
    ら不燃性気体を噴出して破砕によって分別された前記断
    熱材をハンマーの上部位置にある排出口から排出するこ
    とを特徴とする防爆型破砕機。
  16. 【請求項16】 可燃性の発泡剤を含む断熱材を備えた
    低温貯蔵装置を特定空間内に設けた回転するハンマーを
    用いて破砕する防爆型破砕機において、前記特定空間を
    形成してハンマーの回転する下または外周にある壁面か
    ら空気を噴出して破砕によって分別された前記断熱材を
    ハンマーの上部位置にある排出口から排出するステップ
    と、可燃性気体の濃度計が前記可燃性発泡剤が爆発範囲
    内濃度に到達したことを感知した場合に不燃性気体を噴
    出するステップとの何れかにより、可燃性の発泡剤が濃
    度範囲内に至らない状態を維持しながら、破砕分別され
    た前記断熱材をハンマーの上部位置にある排出口から排
    出することを特徴とする防爆型破砕機。
  17. 【請求項17】 特定空間を形成する壁面が、ハンマー
    の上部に中心方向に傾斜した面を備えたことを特徴とす
    る請求項15又は請求項16記載の防爆型破砕機。
  18. 【請求項18】 ハンマーの上部位置にある排出口が、
    特定空間を形成する壁面の傾斜した面またはその上部位
    置の壁面にあることを特徴とする請求項17記載の防爆
    型破砕機。
  19. 【請求項19】 可燃性の発泡剤を含む断熱材を備えた
    低温貯蔵装置を特定空間内に設けた回転するハンマーを
    用いて破砕する防爆型破砕機において、前記特定空間内
    に不燃性気体を上部方向から注入して特定空間を形成し
    てハンマーの回転する下または外周にある壁面にある排
    出口から破砕物を排出させることを特徴とする防爆型破
    砕機。
  20. 【請求項20】 可燃性の発泡剤を含む断熱材を備えた
    低温貯蔵装置を特定空間内に設けた回転するハンマーを
    用いて破砕する防爆型破砕機において、前記特定空間内
    に空気を噴出して破砕によって分別された前記断熱材を
    特定空間を形成してハンマーの回転する下または外周に
    ある壁面にある排出口から破砕物を排出させるステップ
    と、可燃性気体の濃度計が前記可燃性の発泡剤が爆発範
    囲内濃度に到達したことを感知した場合に不燃性気体を
    上部方向から注入するステップの何れかにより、可燃性
    の発泡剤が濃度範囲内に至らない状態を維持しながら破
    砕分別された前記断熱材を排出口から排出させることを
    特徴とする防爆型破砕機。
  21. 【請求項21】 排出口が、任意間隙を有して成ること
    を特徴とする請求項15乃至20のいずれかに記載の防
    爆型破砕機。
  22. 【請求項22】 排出口が、比重の違いに基づく空気浮
    遊の差異を用いた選別機に直結して成ることを特徴とす
    る請求項15乃至21のいずれかに記載の防爆型破砕
    機。
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