JP2505812Y2 - 廃棄物破砕機の防爆装置 - Google Patents

廃棄物破砕機の防爆装置

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JP2505812Y2
JP2505812Y2 JP5525890U JP5525890U JP2505812Y2 JP 2505812 Y2 JP2505812 Y2 JP 2505812Y2 JP 5525890 U JP5525890 U JP 5525890U JP 5525890 U JP5525890 U JP 5525890U JP 2505812 Y2 JP2505812 Y2 JP 2505812Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は都市ごみ,粗大ごみ,産業廃棄物などを破
砕する場合の爆発事故を防止する装置に係る。
[従来の技術] 家庭や工場などから排出される廃棄物中にはガソリ
ン,シンナーなど爆発性物質が残ったまま捨てられる容
器が含まれる一方,アルミニウムやマグネシュームの粉
末を残し袋体なども混在し、破砕時の衝撃に発生する火
花によって引火爆発する事故が現に各地の処理現場にお
いて報告されている。
破砕機内の火花発生をなくし、温度上昇も防止すると
いう課題は破砕機の事故を絶滅するための重要な前提と
なるから、既にいくつかの提案が見られる。
たとえば特開昭59−130544号公報ではケーシング内の
温度を70℃〜100℃に維持し、酸素濃度が14vol%以下に
するように水蒸気を供給し雰囲気中で破砕し、特開昭61
−111149号公報では不活性ガス,たとえばCO2,N2ガス
を供給して気体の流れを制御し爆発性の雰囲気を形成
し、特公昭58−13220号報・第4図においては非酸素ガ
ス(水蒸気)のカーテン101,102を形成して封殺し、ま
た特開昭55−64849号公報・第5図の実施例にあっては
ノズル103,104から水を噴出してスクリーンの目詰りの
防止を図っている。また出願人自身も実公昭57−39059
号公報において破砕後グレートバーを通過する廃棄物に
向けて圧縮空気を噴射し稀釈することで考案を開示して
いる。
[考案が解決しようとする課題] 前述のとおり、破砕に伴う爆発を防止するために種々
の手段を付加してそれなりの効果はあるものと思われる
が、大量の水蒸気を装置内へ吹き込むためには別個の独
立した蒸気発生装置やその配管を必要とするので装置の
規模が大きくならざるを得ないし、その保全に留意しな
ければならないが、その煩瑣な割には爆発防止の能力が
さほど高いと考えられない。能力を高めるためには大量
の蒸気を濃密に押し込まなければならないから経済的に
不利である。この点は不活性ガスの充填についても同じ
であり、高価な気体を破砕中常に供給することは経済的
に耐えられないのではあるまいか。
最も安価で効果的なのは水の使用である。給水装置も
簡単に付加することができるし、保全上の煩わしさもと
りたてて言うほどでないので古くから適用されてきた。
しかし最も大きな課題としては汚水を発生するからそ
の排水処理が大きな設備となること、廃棄物が過剰に含
水するから次工程の焼却時に熱効率を著しく劣化するこ
と、装置内の各部分で腐食作用を誘発することなどが挙
げられる。換言すればこのような弊害があればこそ、高
価な水蒸気や不活性ガスの適用を試みざるを得なかった
ジレンマが背景にある。
本願考案は以上に述べた課題を解決するために、最も
経済的に有利であり、かつ最も効果的でもある廃棄物破
砕機の防爆装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本願考案に係る廃棄物破砕機の防爆装置は、上部に投
入シユートを、また下部に排出コンベアを有するケーシ
ング内で回転ロータに外装した多数のハンマを有して投
入された廃棄物を破砕する型式に属し、前記投入シュー
トの傾斜面先端に横設した切刃に添ってそれぞれのハン
マを直撃する高圧水の噴射ノズルを設け、投入シュート
入口に取付けたシュート内廃棄物のレベル検知器の信号
と該噴射ノズルの作動とを同調する制御手段を具えたこ
とによって前記の課題を解決した。
[作用・実施例] 第1図は本願考案の実施例の全体図、第2図は要部の
拡大図である。図に基づいて考案の作用を説明する。
ケーシング1の上方には投入シュート2、下方には排
出コンベア3を有し、このケーシング内に粉砕部4が納
められている。型式はハンマーミルと呼ばれ、回転軸41
に固着した複数のロータ42の外周部にそれぞれ複数のハ
ンマ43が回動自在に軸支されている。
一方投入シュート2の傾斜面21の先端22近くに切刃44
を水平に横設しているので、投入シュートから投入され
た廃棄物は、傾斜面上を滑動しつつ転落し、先端に至っ
て切刃44の先端と回転ハンマ43の先端との間に噛み込ん
で回転エネルギーの衝撃で破砕される。この切刃44の直
上又は直下に添って高圧水の噴射ノズル5がハンマの列
数だけ破砕点Aへ向けて開口する。破砕点Aは本図の例
では切刃の水平延長線とハンマの回転軌跡との交点で求
めているが、切刃の位置や角度,投入シュートの傾斜面
の勾配などによって適宜変動することも考えられる。な
お投入シュート内には望ましくはキャタビラ型の投入機
23を内設し、投入された廃棄物を予備圧縮しつつ下方へ
強制的に押し込むのが推賞される。
投入シュート2の入口21に廃棄物のレベル検知器24を
取付けシュート内へ向けて検知波を発信する。被検体の
性格から望ましくは超音波発振器の反射波を検知するよ
うな非接触性のものが推賞される。この検知信号と噴射
ノズル5の作動(具体的には給水ポンプの作動)とを同
調するように回路を組んでおくと、投入シュート2内に
廃棄物が投入され粉砕作用が接続している間だけ噴射ノ
ズルが破砕点A目指して高圧水を噴射し、ハンマが切刃
に最接近した点へハンマを直撃する水流を衝突させる。
この状態を平面図として俯瞰すれば第3図のようにそれ
ぞれのハンマの再先端を主体に噴射水の直撃を浴びて被
砕物との接点だけを選択的に急冷し、かつ衝撃による火
花の発生を防止する。
すなわち作用上の特徴としては、爆発の原因となる要
点だけを高圧水で直撃するので、その水量はきわめて少
なくて足りる上、さらに破砕活動との噴射とを同調して
いる事も加わって、被砕物の含水率に影響を与えない程
度の少量の加入を以って十分に目的を果す点にある。実
施レベルとして高圧水は50Kg/cm2程度が必要であり、こ
れによって爆発の防止と共に切刃とハンマ間、および噴
射ノズル5の目詰りを吹き飛ばす。
なお図の実施例について若干補足すると、切刃44を水
平に支える刃物台45と投入シュートの先端22との間に噴
射ノズル5を水平に開口し、接続フランジ51,流量調整
弁52を経て加圧給水ポンプ53に連続している。
[考案の効果] 本願考案は以上に述べたように急所にのみ防爆作用を
集約するので汚水の発生も少く、燃焼効率を悪化させる
恐れもきわめて少いにも拘らず爆発の危険性を大幅に軽
減する。
従来の同じ目的によって開発された他の何れの手段に
比べても経済面で確実に有利であり、事故や公害の対策
としてまことに当を得たものと評価できよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の実施例を示す垂直断面図、第2図は
同例の要部の拡大図、第3図は同じく平面図、第4図と
第5図は従来技術を示す垂直断面図。 1……ケーシング、2……投入シュート 3……排出コンベア、4……破砕部 21……傾斜面、22……先端、24……レベル検知器 43……ハンマ、44……切刃、5……噴射ノズル A……破砕点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に投入シユートを、また下部に排出コ
    ンベアを有するケーシング内で回転ロータに外装した多
    数のハンマで廃棄物を破砕する廃棄物破砕機において、
    前記投入シュートの傾斜面先端に横設した切刃に添って
    それぞれのハンマを直撃する高圧水の噴射ノズルを設
    け、投入シュート入口に取付けたシュート内廃棄物のレ
    ベル検知器の信号と該噴射ノズルの作動とを同調する制
    御手段を具えたことを特徴とする廃棄物破砕機の防爆装
    置。
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