JP2002203951A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JP2002203951A JP2001000409A JP2001000409A JP2002203951A JP 2002203951 A JP2002203951 A JP 2002203951A JP 2001000409 A JP2001000409 A JP 2001000409A JP 2001000409 A JP2001000409 A JP 2001000409A JP 2002203951 A JP2002203951 A JP 2002203951A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上部電極を露出させることによる容量絶縁膜
の特性の劣化を回避するための半導体記憶装置及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体記憶装置であるDRAMのメモリ
セルにおいて、第1層間絶縁膜18の上には、ビット線
プラグ20bに接続されるビット線21aと、局所配線
21bとが設けられている。そして、ハードマスク3
7,上部バリアメタル36,Pt膜35及びBST膜3
4の側面に亘って、TiAlNからなる導体サイドウォ
ール40が設けられている。上部電極35aを構成する
Pt膜35の上にコンタクトが設けられておらず、導体
サイドウォール40,ダミー下部電極33b,ダミーセ
ルプラグ30及び局所配線21bによって上部電極35
aが上層配線(Cu配線42)に接続されている。Pt
膜35が還元性雰囲気にさらされないので、容量絶縁膜
34aの特性劣化を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びその製造方法に関し、特に、高誘電体膜や強誘電体膜
を用いるもののメモリセル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量のメモリ容量と高速のデー
タ転送速度を要求されるマルチメディア機器向けに、高
性能ロジック回路にDRAMを混載したDRAM混載プ
ロセスが実用化されている。
【0003】しかしながら、従来のDRAMプロセス
は、記憶容量部となるキャパシタの容量絶縁膜の形成に
高温の熱処理を必要とするために、高性能ロジック回路
におけるトランジスタの不純物拡散層の不純物濃度プロ
ファイルを悪化させるなどの不具合がある。また、DR
AMやFeRAMなどのメモリ単体プロセスにおいて
も、メモリセルトランジスタの微細化を図る上では、で
きるだけ高温の熱処理は回避することが好ましい。
【0004】そこで、記憶容量部の容量誘電体膜とし
て、低温での形成が可能でメモリセルサイズの微細化が
可能な高誘電体膜を用いたMIM(Metal-Insulator-Me
tal )キャパシタの開発が必須となっている。この高誘
電体膜としては、BST膜((BaSr)TiO3 膜)
などのペロブスカイト構造を有する誘電体膜がある。一
方、このMIMキャパシタのメタル電極を構成する材料
としては耐酸化性の強いPtが一般的には有望視されて
いる。また、強誘電体膜としても、SBT膜(SrBi
2Ta29 膜)やBTO膜(Bi4Ti312膜)などの
ペロブスカイト構造を有する誘電体膜がよく用いられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記憶容量部となるMIMキャパシタにおいては、以下の
ような不具合があった。
【0006】まず、容量絶縁膜の上に設けられているP
t電極(上部電極)に直接なコンタクト孔を形成する
と、コンタクトプラグを形成する時の還元雰囲気等がキ
ャパシタの特性に悪影響を及ぼすおそれがある。一般
に、誘電体膜は酸化物であることが多いので、還元雰囲
気によって誘電体膜中の酸素欠損を生じることなどがあ
るからである。特に、容量絶縁膜が高誘電体膜や強誘電
体膜である場合には、酸素欠損を生じるおそれが強い。
特に、ペロブスカイト構造を有する誘電体膜において
は、酸素欠損による特性の劣化が顕著に現れる。
【0007】また、従来Pt電極を使用していなかった
DRAMなどのデバイスにおいては、新規材料であるP
t電極へのコンタクト形成などの工程では既存の設備と
の共用化が難しく、専用設備での運用が必要となってく
る。例えば層間絶縁膜にPt電極に到達するコンタクト
孔を開口した時など、Pt電極が露出したときにはPt
がスパッタリングされるので、チャンバの壁面やチャン
バ内の部材などにPtが付着している。このチャンバを
そのまま使用すると、トランジスタの活性領域などにP
tが侵入して、トランジスタ動作に悪影響を及ぼすおそ
れがあるからである。
【0008】本発明の目的は、容量絶縁膜上のPtなど
からなる上部電極に直接ではなく間接的に接続される配
線層を設ける手段を講ずることにより、MIMキャパシ
タの特性のよい半導体記憶装置及びその製造方法を提供
することにある。
【0009】また、本発明は、専用設備を不要として製
造コストを低減できる半導体記憶装置及びその製造方法
を提供することをも目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、半導体基板上の絶縁層の上に設けられ、下部電極,
上部電極及び下部電極と上部電極との間に介在する容量
絶縁膜から構成される記憶容量部と、上記記憶容量部の
上部電極,容量絶縁膜にそれぞれ連続して設けられた容
量絶縁膜延長部及び上部電極延長部と、上記上部電極延
長部及び上記容量絶縁膜延長部の下方に位置する部分を
含むように設けられたダミー導体部材と、上記上部電極
延長部及び容量絶縁膜延長部の側面に亘って設けられ、
上記ダミー導体部材に接続される導体サイドウォール
と、上記ダミー導体部材に電気的に接続される上層配線
とを備えている。
【0011】これにより、上層配線を上部電極に直接接
続させる必要はなくなるので、上部電極をPt膜などに
よって構成したときにも、容量絶縁膜が還元性雰囲気に
さらされることに起因する容量絶縁膜の特性の劣化を防
止することができる。
【0012】上記導体サイドウォールが、上記上部電極
延長部及び容量絶縁膜延長部の側面を全周に亘って覆っ
ていることにより、容量絶縁膜への還元性雰囲気の侵入
を確実に抑制することができる。
【0013】上記ダミー導体部材は、上記下部電極と同
じ導体膜から形成されたダミー下部電極であり、上記導
体サイドウォールは、上記上部電極延長部と上記ダミー
下部電極とを互いに接続していることが好ましい。
【0014】上記絶縁層を挟んで上記記憶容量部の下方
に形成されたビット線と、上記ビット線と同じ導体膜か
ら形成された局所配線と、上記絶縁層を貫通してダミー
下部電極と上記局所配線とを接続する導体プラグとをさ
らに備えることにより、ビット線用の導体膜を利用し
て、ビット線下置き型のメモリに適した構造が得られ
る。
【0015】上記絶縁層の下方において半導体基板上に
設けられた素子分離用絶縁膜と、上記半導体基板の上記
素子分離用絶縁膜によって囲まれる領域に設けられ、ゲ
ート電極と上記半導体基板内で上記ゲート電極の両側に
設けられた不純物拡散層とを有するメモリセルトランジ
スタと、上記素子分離用絶縁膜の上に設けられ、上記ゲ
ート電極と同じ導体膜から形成された局所配線と、上記
層間絶縁膜を貫通して上記局所配線に接続される導体プ
ラグとをさらに備えることにより、ゲート電極用の導体
膜(ポリシリコン膜など)を利用して、ビット線下置き
型のメモリとビット線上置き型のメモリとの双方に適用
しうる構造が得られる。
【0016】上記半導体基板に設けられ、ゲート電極と
上記半導体基板内で上記ゲート電極の両側に設けられた
不純物拡散層とを有するメモリセルトランジスタと、上
記半導体基板の上記不純物拡散層とは離間して設けられ
たもう1つの不純物拡散層から形成された局所配線と、
上記絶縁層を貫通して上記局所配線に接続される導体プ
ラグとをさらに備えることにより、ソース・ドレイン領
域を形成するためのプロセスを利用して、ビット線下置
き型のメモリとビット線上置き型のメモリとの双方に適
用しうる構造が得られる。
【0017】上記ダミー導体部材は、上記絶縁層に設け
られたトレンチを埋める導体膜からなる局所配線である
ことによっても、ビット線下置き型のメモリとビット線
上置き型のメモリとの双方に適用しうる構造が得られ
る。
【0018】上記ダミー導体部材は、上記下部電極と同
じ導体膜から形成されたダミー下部電極であり、上記導
体サイドウォールは、上記上部電極延長部と上記ダミー
下部電極とに接触しており、上記上層配線は上記ダミー
下部電極に接触していることにより、比較的簡素な構造
で、ビット線下置き型のメモリとビット線上置き型のメ
モリとの双方に適用しうる構造が得られる。
【0019】上記記憶容量部は、筒状の下部電極,容量
絶縁膜及び上部電極を有していることにより、比較的高
密度にメモリセルを配置した半導体記憶装置が得られ
る。
【0020】本発明の半導体記憶装置の製造方法は、下
部電極,上部電極及び下部電極と上部電極との間に介在
する容量絶縁膜から構成される記憶容量部と、上記記憶
容量部の上部電極に電気的に接続される上層配線とを備
えている半導体記憶装置の製造方法であって、半導体基
板上の絶縁層の上に第1の導体膜を形成した後、第1の
導体膜をパターニングして、互いに離れた位置に下部電
極とダミー下部電極とを形成する工程(a)と、上記下
部電極及び上記ダミー下部電極を覆う誘電体膜を形成す
る工程(b)と、上記誘電体膜を覆う第2の導体膜を形
成する工程(c)と、上記第2の導体膜の上に、上記下
部電極の全体及び上記ダミー下部電極の一部を覆うエッ
チングマスクを形成する工程(d)と、上記第2の導体
膜,上記誘電体膜及び上記ダミー用膜をパターニングし
て、上記誘電体膜から上記容量絶縁膜及び容量絶縁膜延
長部を形成し、上記第2の導体膜から上記上部電極及び
上部電極延長部を形成し、上記ダミー用膜からダミー下
部電極を形成する工程(e)と、上記工程(e)の後
に、基板上に第3の導体膜を堆積した後、異方性エッチ
ングにより第3の導体膜をエッチバックして、上記第2
の導体膜,上記誘電体膜及びダミー下部電極の側端面の
うち露出している領域を覆う導体サイドウォールを形成
する工程(f)とを含んでいる。
【0021】この方法により、工程(a)において、ダ
ミー下部電極が記憶容量部の下部電極と同時に形成さ
れ、その後、工程(f)において、導体サイドウォール
により下部電極とダミー下部電極とが互いに接続される
構造となる。しかも、工程(a)から(f)までの間に
おいて、従来のプロセスよりもフォトリソグラフィー工
程を増大する必要はない。よって、簡素な工程で、容量
絶縁膜の特性の劣化を回避することができる。
【0022】上記工程(d)では、上記エッチングマス
クとしてハードマスクを形成することにより、工程
(e)におけるパターニング精度の向上を図ることがで
きる。
【0023】上記工程(a)の前に、上記絶縁層の上に
段差用絶縁膜を形成する工程と、上記段差用絶縁膜に、
上記記憶容量部が形成される第1の開口部と上記ダミー
下部電極が形成される第2の開口部とを形成する工程と
をさらに含み、上記工程(a)では、上記第1の開口部
の側面及び底面の上に上記下部電極を形成し、上記第2
の開口部の側面及び底面の上に上記ダミー下部電極を形
成しておいて、上記工程(d)では、上記第2の開口部
の一部のみを覆うように上記エッチングマスクを形成す
ることにより、高密度にメモリセルを配置した半導体記
憶装置が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本実施形態に
おいては、本発明を、ビット線が記憶容量部よりも下方
に設けられているいわゆるビット線下置き型のDRAM
メモリセル構造に適用した例について説明する。
【0025】図1(a),(b)は、それぞれ順に、本
発明の第1の実施形態における半導体記憶装置のうちメ
モリ部の一部の構造を示す断面図、及び上部電極・導体
サイドウォール構造を示す平面図である。また、図2
(a)〜(c)は、本実施形態における半導体記憶装置
の製造工程を示す断面図である。以下、本実施形態にお
ける半導体記憶装置の構造と製造方法とについて、順に
説明する。ここで、本実施形態の各図においては、メモ
リ部の構造のみを示すが、本実施形態の半導体記憶装置
は、図示されていないロジック回路部においてロジック
回路素子が設けられている混載型デバイスである。ただ
し、ロジック回路素子の構造自体は、直接本発明の本質
とは関係がないので、図示を省略するものとする。
【0026】−メモリセルの構造− 図1(a)に示すように、本実施形態の半導体記憶装置
であるDRAMのメモリセルにおいて、p型のSi基板
10の表面部には、活性領域を囲む素子分離用絶縁膜1
1と、n型不純物を導入して形成されたソース領域12
及びドレイン領域13とが互いに離間して設けられてい
る。なお、p型のSi基板10のうちソース領域12と
ドレイン領域13との間に介在する部分がチャネル領域
として機能する。また、Si基板10の活性領域上にお
いて、ソース領域12とドレイン領域13との間には酸
化シリコンからなるゲート酸化膜14が設けられ、ゲー
ト酸化膜14の上にはポリシリコンからなるゲート電極
15(ワード線の一部)が設けられ、ゲート電極15の
側面上には酸化膜サイドウォール16が設けられてい
る。上記ソース領域12,ドレイン領域13,チャネル
領域,ゲート酸化膜14及びゲート電極15によりメモ
リセルトランジスタTRが形成されている。なお、図1
(a)に示す断面においては、メモリセルトランジスタ
TRのゲートとして機能していないゲート電極15が示
されているが、これらは図1(a)とは異なる断面にお
いては、メモリセルトランジスタのゲートとして機能し
ている。そして、各ゲート電極15は、紙面にほぼ直交
する方向に延びて、DRAMのワード線となっている。
【0027】また、Si基板10の上には、素子分離用
絶縁膜11,ゲート電極15及び酸化膜サイドウォール
16を覆うBPSGからなる第1層間絶縁膜18が設け
られており、第1層間絶縁膜18を貫通してソース領域
12に到達するW(タングステン)からなる下層メモリ
セルプラグ20aと、第1層間絶縁膜18を貫通してド
レイン領域13に到達するビット線プラグ20bとが設
けられている。さらに、第1層間絶縁膜18の上には、
ビット線プラグ20bに接続されるW/Tiの積層膜か
らなるビット線21aと、ビット線21aとは同じW/
Tiの積層膜からなる局所配線21bとが設けられてい
る。また、第1層間絶縁膜18の上には、プラズマTE
OSからなる第2層間絶縁膜22が設けられている。そ
して、第2層間絶縁膜22を貫通して下層メモリセルプ
ラグ20aに到達する上層メモリセルプラグ30aと、
第2層間絶縁膜22を貫通して局所配線21bに到達す
るダミーセルプラグ30bと、第2層間絶縁膜22を貫
通して局所配線21bに到達する配線プラグ30cとが
設けられている。
【0028】また、第2層間絶縁膜22の上には、Ti
AlNからなる下部バリアメタル32aと、その上に形
成されたPtからなる下部電極33aと、TiAlNか
らなるダミーバリアメタル32bと、その上に形成され
たダミー下部電極33bとが設けられている。さらに、
第2層間絶縁膜22及び下部電極33a,ダミー下部電
極33bを覆うBST膜((BaSr)TiO3 膜)3
4と、BST膜34を覆うPt膜35と、Pt膜35を
覆うTiAlNからなる上部バリアメタル36と、上部
バリアメタル36を覆うSiO2 からなるハードマスク
37とが設けられている。BST膜34のうち下部電極
33aに接する部分が容量絶縁膜34aであり、BST
膜34のうちダミー下部電極33bに接する部分が容量
絶縁膜延長部34bである。また、Pt膜35のうち下
部電極33aに対向する部分が上部電極35aであり、
Pt膜35のうちダミー下部電極33bに対向する部分
が上部電極延長部35bである。上記下部バリアメタル
32a及び下部電極33aにより、DRAMメモリセル
のストレージノードSNが構成されている。また、下部
電極33a,容量絶縁膜34a及び上部電極35aによ
り、記憶容量部MCが構成されている。
【0029】そして、ハードマスク37,上部バリアメ
タル36,Pt膜35及びBST膜34の側面に亘っ
て、TiAlNからなる導体サイドウォール40が設け
られている。この導体サイドウォール40は、図1
(b)に示すように、Pt膜35及びBST膜36の全
周囲を取り囲んでおり、特にダミー下部電極33bが存
在している部位においては、導体サイドウォール40は
上部バリアメタル36,上部電極延長部35b,容量絶
縁膜延長部34b,ダミー下部電極33b及びダミーバ
リアメタル32bの各側面上に設けられている。すなわ
ち、導体サイドウォール40は、上部電極延長部35b
とダミー下部電極33b(ダミーバリアメタル32b)
とを互いに電気的に接続している。
【0030】さらに、第2層間絶縁膜22及びハードマ
スク37の上には、プラズマTEOSからなる第3層間
絶縁膜41が設けられていて、第3層間絶縁膜41に
は、配線プラグ30cに接触するCu配線42が埋め込
まれている。
【0031】すなわち、図1(a),(b)に示す構造
において、記憶容量部MC,ストレージノードNC,メ
モリセルトランジスタTRなどを含む有効メモリセル領
域Recと、ダミー下部電極33b,容量絶縁膜延長部3
4b,上部電極延長部35b,ダミーセルプラグ30b
などを含むダミーセル領域Rdcとが存在することにな
る。
【0032】本実施形態の特徴は、上部電極35a又は
上部電極延長部35b(上部バリアメタル36)に接触
するプラグが設けられておらず、導体サイドウォール4
0,ダミー下部電極33b,ダミーセルプラグ30及び
局所配線21bによって上部電極35aが上層の配線
(Cu配線42)に接続されている点である。
【0033】そして、図1(b)に示すように、上部電
極35aを構成するPt膜35(上部バリアメタル3
6)は多数のメモリセルによって共有化されており、P
t膜35の下方には、多数の下部電極33a(下部バリ
アメタル32a)と、1つのダミー下部電極33b(ダ
ミーバリアメタル32b)とが設けられている。ダミー
下部電極33b(ダミーバリアメタル32b)は、Pt
膜35の下方に複数個設けてもよいが、ダミー下部電極
33b(ダミーバリアメタル32b)は、Pt膜35の
いずれか一部の下方に設けられていれば、上部電極35
aとダミー下部電極33bとが電気的に接続される。
【0034】本実施形態によると、上部電極を構成して
いるPt膜35(上部バリアメタル36)に接触するプ
ラグが存在しないので、第3層間絶縁膜41及びハード
マスク37にプラグを埋め込むためのコンタクト孔を形
成する必要がない。したがって、従来の構造のごとく、
上部電極にコンタクト孔を形成するためのドライエッチ
ング(プラズマエッチング)工程において、上部電極を
構成するPt膜が露出することがない。つまり、Pt膜
が露出している状態で還元性雰囲気にさらされると、B
STなどからなる容量絶縁膜(特に高誘電体膜)に酸素
欠損を生じるおそれがある。ここで、本実施形態のごと
くPt膜の上にTiAlNからなる上部バリアメタルが
設けられていても、上部バリアメタルは薄いこと、コン
タクト孔のエッチングの際には通常オーバーエッチング
が行なわれるのでコンタクト孔がPtからなる上部電極
に達する可能性が大きいことなどを考慮すると、上部バ
リアメタルに容量絶縁膜の酸素欠損の防止機能を期待す
ることはできない。それに対し、本実施形態において
は、Pt膜35の上方にコンタクト孔が形成されないの
で、Pt膜が還元性雰囲気にさらされることに起因する
容量絶縁膜34aの酸素欠損を確実に回避することがで
きる。
【0035】また、層間絶縁膜にコンタクト孔を開口す
る工程で、Pt膜35が露出することがないので、コン
タクト孔形成のためのエッチングを、ロジック回路素子
を形成するためのプロセスなどと同じ装置(チャンバな
ど)内で行なうことができる。なお、Ptからなる下部
電極33a,ダミー下部電極33bや、上部電極35a
の形成自体は、Pt膜形成用の専用設備で行なうので、
ロジック回路素子を形成するための装置を汚染するおそ
れは本来的に生じない。
【0036】さらに、例えばメモリ・ロジック混載デバ
イスのためのプロセスにおいては、フォトリソグラフィ
ー工程の削減のために、ロジック回路素子の不純物拡散
層にコンタクト孔を開口すると同時にPt膜へのコンタ
クト孔を行なうことが好ましい。かかる場合にも、本実
施形態においては、W/Tiの積層膜からなる局所配線
21bへのコンタクト孔の形成と同時にロジック回路素
子の不純物拡散層にコンタクト孔を形成すればよいの
で、ロジック素子の不純物拡散層内へのPtの侵入に起
因するトランジスタ特性の劣化の発生を回避することが
できる。
【0037】−メモリセルの製造方法− 次に、本実施形態における半導体記憶装置のメモリセル
の製造工程について、図2(a)〜(c)を参照しなが
ら説明する。
【0038】図2(a)に示す工程で、以下の処理を行
なう。まず、p型のSi基板10に、活性領域を囲む素
子分離用絶縁膜11を形成し、活性領域に、ソース領域
12及びドレイン領域13と、ゲート酸化膜14と、ゲ
ート電極15と、酸化膜サイドウォール16とからなる
メモリセルトランジスタを形成する。このメモリセルト
ランジスタの形成工程は、熱酸化,ポリシリコン膜の形
成及びパターニング,イオン注入等の周知の技術を用い
て周知の手順により行なわれる。
【0039】次に、メモリセルトランジスタの上に、B
PSG膜を堆積した後、アニールとCMP(化学機械的
研磨)による平坦化とを行なって第1層間絶縁膜18を
形成する。さらに、第1層間絶縁膜18を貫通してソー
ス領域12,ドレイン領域13にそれぞれ到達するコン
タクト孔を形成する。次に、コンタクト孔内及び第1層
間絶縁膜18の上にn型ポリシリコン膜を形成した後、
CMPにより平坦化を行なうことにより、各コンタクト
孔にポリシリコン膜を埋め込んで、下層メモリセルプラ
グ20aとビット線プラグ20bとを形成する。
【0040】次に、第1層間絶縁膜18の上にW/Ti
積層膜を堆積した後、エッチングによりW/Ti積層膜
をパターニングして、ビット線プラグ20bに接続され
るビット線21aと、この段階では他の部材と接続され
ずに孤立している局所配線21bとを形成する。その
際、W膜のパターニングの時にはTi膜の表面が露出し
た時を検出してW膜のエッチング終了時期を判定し、T
i膜のパターニングの時には、ポリシリコンよりなる第
1のメモリセルプラグ20aに対して高い選択比が得ら
れる条件でエッチングを行う。
【0041】次に、基板上に、プラズマTEOS膜を堆
積した後、CMP(化学機械的研磨)による平坦化を行
なって第2層間絶縁膜22を形成する。さらに、第2層
間絶縁膜22を貫通して、下層メモリセルプラグ20a
と局所配線21b(2箇所)とにそれぞれ到達するコン
タクト孔を形成する。次に、コンタクト孔内にW膜を形
成した後、CMPにより平坦化を行なうことにより、各
コンタクト孔にW膜を埋め込んで、下層メモリセルプラ
グ20aに接続される上層メモリセルプラグ30aと、
2箇所で局所配線21bにそれぞれ接触するダミーセル
プラグ30b及び配線プラグ30cとを形成する。
【0042】次に、第2層間絶縁膜22の上に、厚みが
約30nmのTiAlN膜と、厚みが約30nmのPt
膜とを順次堆積する。そして、TiAlN膜とPt膜と
をパターニングすることにより、第2層間絶縁膜22の
上に、上層ストレージノード30aに接続される下部バ
リアメタル32a及びその上のPtからなる下部電極3
3aと、ダミーセルプラグ30bに接続されるダミーバ
リアメタル32b及びその上のダミー下部電極33bと
を形成する。ここで、Pt膜をパターニングする時に
は、下地であるTiAlN膜に対して高い選択が得られ
る条件でエッチングを行ない、TiAlN膜をパターニ
ングする時には下地であるWからなる上層メモリセルプ
ラグ30aが掘れ下がらないように、選択比の高い条件
でエッチングを行なう。
【0043】次に、図2(b)に示す工程で、第2層間
絶縁膜22,下部電極33a及びダミー下部電極33b
を覆う厚みが約30nmのBST膜((BaSr)Ti
3膜)と、厚みが約30nmのPt膜と、厚みが約3
0nmのTiAlN膜と、SiO2 膜とを順次堆積す
る。そして、SiO2 膜をパターニングしてハードマス
ク37を形成した後、ハードマスク37を用いたドライ
エッチングにより、TiAlN膜と、Pt膜と、BST
膜とを順次パターニングして、有効メモリセル領域Rec
及びダミーセル領域Rdcを覆う上部バリアメタル36
と、上部電極35a及び上部電極延長部35bを含むP
t膜35と、容量絶縁膜34a及び容量絶縁膜延長部3
4bを含むBST膜34とを形成する。
【0044】次に、図2(c)に示す工程で、基板上
に、厚みが約50nmの導体膜であるTiAlN膜を堆
積した後、TIAlN膜を例えば異方性ドライエッチン
グによりエッチバックして、図2(c)に示す断面にお
いて、ハードマスク37,上部バリアメタル36,Pt
膜35,BST膜34,ダミー下部電極33b及びダミ
ーバリアメタル32bの各側面に亘って、導体サイドウ
ォール40を形成する。ただし、ダミーセル領域Rdcが
存在しない断面においては、導体サイドウォール40
は、ハードマスク37,上部バリアメタル36,Pt膜
35及びBST膜34の各側面に亘って形成される。
【0045】さらに、第3層間絶縁膜41の堆積と平坦
化、第3層間絶縁膜41へのトレンチの形成、トレンチ
へのCu配線42の埋め込み(ダマシン法)などを行な
うことにより、図1(a)に示すメモリセルの断面構造
が得られる。
【0046】本実施形態における製造方法によると、従
来のプロセスにおけるフォトリソグラフィー工程を増や
すことなく、第3層間絶縁膜41及びハードマスク37
に、Pt膜35(上部バリアメタル36)の上に到達す
るコンタクト孔を形成する工程を回避することができ
る。すなわち、第3層間絶縁膜41に配線埋め込み用ト
レンチを形成する場合など、一般に、Cu配線の形成工
程においては、還元雰囲気でのアニールがよく用いられ
る。したがって、上部バリアメタル36の上にコンタク
ト孔が形成されると、水素が薄い上部バリアメタル36
を通って、あるいはオーバーエッチングによりPt膜3
5が露出した場合には直接にPt膜35に接触するの
で、水素がPt膜35を通過してBST膜34に達する
ことがある。その場合、BST膜34中の酸素が失われ
て酸素欠損を生じるなど、容量絶縁膜34aの特性の劣
化を招くおそれがある。それに対し、本実施形態のごと
く、Pt膜35の上に到達するコンタクト孔を形成する
工程を回避することにより、かかる原因による容量絶縁
膜34aの特性の劣化を確実に抑制することができる。
そして、Cu配線42を形成する工程は、従来の上部電
極にプラグを形成する工程に対応し、局所配線21bや
配線コンタクト30cの形成はメモリセルを形成する工
程を利用して実施でき、導体サイドウォール40を形成
する工程はフォトリソグラフィー工程なしで実施できる
ので、従来のプロセス,つまりPt膜(上部バリアメタ
ル)上に直接プラグを設けるプロセスよりもフォトリソ
グラフィー工程が増えることはない。
【0047】なお、本実施形態においては、上部電極3
5a及び下部電極33aをPtにより構成し、上部バリ
アメタル36をTiAlNにより構成したが、これらの
部材を、耐酸化性を持つ他の導体材料により構成しても
よい。また、容量絶縁膜34aをBSTにより構成した
が、他の高誘電体材料により構成してもよい。特に、構
造式がABO3 によって表されるペロブスカイト構造を
有する誘電体膜の場合には、酸素原子が還元によって失
われやすいので、本発明を適用することにより、大きな
実効が得られる。
【0048】また、本発明は、本実施形態のような混載
デバイスに限られず、汎用のDRAMあるいはFeRA
M等の金属電極を用いるキャパシタを有する半導体記憶
装置にも適用できることはいうまでもない。
【0049】なお、第1の実施形態におけるW/Ti膜
からなる局所配線21b,ダミーセルプラグ30bを設
けずに、ダミー下部バリアメタル32b及びダミー下部
電極33bを図中右方に延長して、その延長部に接触す
るCu配線42を設けてもよい。その場合にも、上部電
極35とCu配線42とが接続されるからである。そし
て、この場合にも、容量絶縁膜34aの特性劣化を防止
することができる。その場合、ダミー下部電極33bの
下方にプラグが不要なので、ダミー下部電極33bの面
積を小さくできるという利点がある。
【0050】(第2の実施形態)図3は、第2の実施形
態における半導体記憶装置のうちメモリ部の一部の構造
を示す断面図である。
【0051】同図に示すように、本実施形態のメモリ部
の構造が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態
におけるW/Ti膜からなる局所配線21b,ダミーセ
ルプラグ30b,ダミー下部バリアメタル32b及びダ
ミー下部電極33bが設けられておらず、第2層間絶縁
膜22に形成されたトレンチを埋めるWからなる局所配
線23が設けられている点である。この局所配線23
は、上層ストレージノード30aと同時に形成されてい
る。その他の部材は、上記図1(a)に示す部材と同じ
であり、それらの部材には図1(a)と同じ符号が付さ
れている。
【0052】本実施形態によると、Wからなる局所配線
23及び導体サイドウォール40を介して、上部電極3
5aとCu配線42とが電気的に接続される。そして、
本実施形態においても、第3層間絶縁膜41に、上部電
極35aを構成するPt膜35(上部バリアメタル3
6)に到達するコンタクト孔を形成する必要がない。よ
って、本実施形態により、上記第1の実施形態と同様
に、容量絶縁膜34aの特性の劣化防止や、メモリセル
形成のための専用の設備不要化などの効果を発揮するこ
とができる。
【0053】それに加えて、本実施形態では、ダミー下
部電極を設ける必要がないので、第1の実施形態に比べ
てメモリ部の占有面積を小さくすることができるという
利点がある。
【0054】(第3の実施形態)図4は、第3の実施形
態における半導体記憶装置のうちメモリ部の一部の構造
を示す断面図である。
【0055】同図に示すように、本実施形態のメモリ部
の構造が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態
におけるW/Ti膜からなる局所配線21bの代わり
に、素子分離用絶縁膜11の上にポリシリコンからなる
局所配線24が設けられ、さらに、第1層間絶縁膜18
を貫通して局所配線24に接触する下層ダミーセルプラ
グ20cと、第1層間絶縁膜18を貫通して局所配線2
4に接触する下層配線プラグ20dとが設けられている
点である。そして、本実施形態においては、ダミーセル
プラグ30bは下層ダミーセルプラグ20cに、配線プ
ラグ30cは下層配線プラグ20dにそれぞれ接続され
ている。局所配線24は、ゲート電極15と同時に形成
されている。その他の部材は、上記図1(a)に示す部
材と同じであり、それらの部材には図1(a)と同じ符
号が付されている。
【0056】本実施形態によると、ダミー下部電極33
b,ダミー下部バリアメタル32b,ダミーセルプラグ
30b,下層ダミーセルプラグ20c,局所配線24,
下層配線プラグ20d及び配線プラグ30cを介して、
上部電極35aとCu配線42とが電気的に接続され
る。そして、本実施形態においても、第3層間絶縁膜4
1に、上部電極35aを構成するPt膜35(上部バリ
アメタル36)に到達するコンタクト孔を形成する必要
がない。よって、本実施形態により、上記第1の実施形
態と同様に、容量絶縁膜34aの特性の劣化防止や、メ
モリセル形成のための専用の設備不要化などの効果を発
揮することができる。
【0057】(第4の実施形態)図5は、第4の実施形
態における半導体記憶装置のうちメモリ部の一部の構造
を示す断面図である。
【0058】同図に示すように、本実施形態のメモリ部
の構造が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態
におけるW/Ti膜からなる局所配線21bの代わり
に、Si基板10中に不純物拡散層からなる局所配線2
5が設けられ、さらに、第1層間絶縁膜18を貫通して
局所配線25に接触する下層ダミーセルプラグ20c
と、第1層間絶縁膜18を貫通して局所配線25に接触
する下層配線プラグ20dとが設けられている点であ
る。そして、本実施形態においては、ダミーセルプラグ
30bは下層ダミーセルプラグ20cに、配線プラグ3
0cは下層配線プラグ20dにそれぞれ接続されてい
る。局所配線25は、ソース・ドレイン領域12,13
と同時に形成されている。その他の部材は、上記図1
(a)に示す部材と同じであり、それらの部材には図1
(a)と同じ符号が付されている。
【0059】本実施形態によると、ダミー下部電極33
b,ダミー下部バリアメタル32b,ダミーセルプラグ
30b,下層ダミーセルプラグ20c,局所配線25,
下層配線プラグ20d及び配線プラグ30cを介して、
上部電極35aとCu配線42とが電気的に接続され
る。そして、本実施形態においても、第3層間絶縁膜4
1に、上部電極35aを構成するPt膜35(上部バリ
アメタル36)に到達するコンタクト孔を形成する必要
がない。よって、本実施形態により、上記第1の実施形
態と同様に、容量絶縁膜34の特性の劣化防止や、メモ
リセル形成のための専用の設備不要化などの効果を発揮
することができる。
【0060】(第5の実施形態)上記第1〜第4の実施
形態においては、本発明をビット線下置き型のDRAM
メモリセル構造に適用した例について説明したが、本実
施形態においては、本発明を、ビット線が記憶容量部よ
りも上方に設けられたビット線上置き型のDRAMメモ
リセル構造に適用した例について説明する。図6は、第
5の実施形態における半導体記憶装置のうちメモリ部の
一部の構造を示す断面図である。図7(a)〜(c)
は、第5の実施形態における半導体記憶装置の製造工程
を示す断面図である。以下、本実施形態における半導体
記憶装置の構造と製造方法とについて、順に説明する。
ここで、本実施形態の各図においては、メモリ部の構造
のみを示すが、本実施形態の半導体記憶装置は、第1の
実施形態と同様に、図示されていないロジック回路部に
おいてロジック回路素子が設けられている混載型デバイ
スである。ただし、ロジック回路素子の構造自体は、直
接本発明の本質とは関係がないので、図示を省略するも
のとする。
【0061】図6に示すように、本実施形態のメモリ部
は、第3の実施形態と同様に、第1の実施形態における
W/Ti膜からなる局所配線21bの代わりに、素子分
離用絶縁膜11の上にポリシリコンからなる局所配線2
4が設けられ、さらに、第1層間絶縁膜18を貫通して
局所配線24に接触する下層ダミーセルプラグ20c
と、第1層間絶縁膜18を貫通して局所配線24に接触
する下層配線プラグ20dとが設けられている。
【0062】また、本実施形態においては、記憶容量部
MCやダミーセルが第1層間絶縁膜18の上に設けられ
ており、ダミー下部電極(ダミー下部バリアメタル32
b)が直接下層ダミーセルプラグ20cに、Cu配線4
2は直接下層配線プラグ20dにそれぞれ接続されてい
る。局所配線24は、ゲート電極15と同じポリシリコ
ン膜から形成されている。
【0063】さらに、ビット線プラグ20bの上には、
第2層間絶縁膜22を貫通してビット線プラグ20bに
到達する上層ビット線プラグ51と、上層ビット線プラ
グ51の側面を覆う絶縁体サイドウォール52と、ハー
ドマスク37,上部バリアメタル36,Pt膜35及び
BST膜34の側面と、絶縁体サイドウォール52との
間に設けられたTiAlNからなる導体サイドウォール
40と、第3層間絶縁膜41に埋め込まれたCu膜から
なるビット線53とが設けられている。つまり、ビット
線が記憶容量部MCよりも上方に設けられたビット線上
置き型DRAMメモリセルの構造を備えている。
【0064】図6における他の部材は、上記図1(a)
に示す部材と同じであり、それらの部材には図1(a)
と同じ符号が付されている。
【0065】本実施形態によると、ダミー下部電極33
b,ダミー下部バリアメタル32b,ダミーセルプラグ
30b,下層ダミーセルプラグ20c,局所配線24及
び下層配線プラグ20dを介して、上部電極35aとC
u配線42とが電気的に接続される。そして、本実施形
態においても、第3層間絶縁膜41に、上部電極35a
を構成するPt膜35(上部バリアメタル36)に到達
するコンタクト孔を形成する必要がない。よって、本実
施形態により、ビット線上置き型の構造を採りながら、
上記第1の実施形態と同様に、容量絶縁膜34aの特性
の劣化防止や、メモリセル形成のための専用の設備不要
化などの効果を発揮することができる。
【0066】次に、本実施形態における半導体記憶装置
のメモリセルの製造工程について、図7(a)〜(c)
を参照しながら説明する。
【0067】図7(a)に示す工程で、以下の処理を行
なう。まず、p型のSi基板10に、活性領域を囲む素
子分離用絶縁膜11を形成し、活性領域に、ソース領域
12及びドレイン領域13と、ゲート酸化膜14と、ゲ
ート電極15と、酸化膜サイドウォール16とからなる
メモリセルトランジスタを形成する。このメモリセルト
ランジスタの形成工程は、熱酸化,ポリシリコン膜の形
成及びパターニング,イオン注入等の周知の技術を用い
て周知の手順により行なわれる。このとき、ゲート電極
15を形成する際に、同時に素子分離用絶縁膜11の上
にポリシリコンからなる局所配線24を形成しておく。
【0068】次に、メモリセルトランジスタの上に、B
PSG膜を堆積した後、アニールとCMP(化学機械的
研磨)による平坦化とを行なって第1層間絶縁膜18を
形成する。さらに、第1層間絶縁膜18を貫通してソー
ス領域12,ドレイン領域13及び局所配線24の2箇
所にそれぞれ到達するコンタクト孔を形成する。次に、
コンタクト孔内及び第1層間絶縁膜18の上にn型ポリ
シリコン膜を形成した後、CMPにより平坦化を行なう
ことにより、各コンタクト孔にポリシリコン膜を埋め込
んで、下層メモリセルプラグ20aと、ビット線プラグ
20bと、下層ダミーセルプラグ20cと、下層配線プ
ラグ20dとを形成する。
【0069】次に、第1層間絶縁膜18の上に、厚みが
約30nmのTiAlN膜と、厚みが約30nmのPt
膜とを順次堆積する。そして、TiAlN膜とPt膜と
をパターニングすることにより、第1層間絶縁膜18の
上に、下層メモリセルプラグ20aに接続される下部バ
リアメタル32a及びその上のPtからなる下部電極3
3aと、下層ダミーセルプラグ20bに接続されるダミ
ーバリアメタル32b及びその上のダミー下部電極33
bとを形成する。ここで、Pt膜をパターニングする時
には、下地であるTiAlN膜に対して高い選択が得ら
れる条件でエッチングを行ない、TiAlN膜をパター
ニングする時には下地であるポリシリコンからなる下層
メモリセルプラグ20aが掘れ下がらないように、選択
比の高い条件でエッチングを行なう。
【0070】次に、第1層間絶縁膜18,下部電極33
a及びダミー下部電極33bを覆う厚みが約30nmの
BST膜((BaSr)TiO3 膜)と、厚みが約30
nmのPt膜と、厚みが約30nmのTiAlN膜と、
SiO2 膜とを順次堆積する。そして、SiO2 膜をパ
ターニングしてハードマスク37を形成した後、ハード
マスク37を用いたドライエッチングにより、TiAl
N膜と、Pt膜と、BST膜とを順次パターニングし
て、有効メモリセル領域Rec及びダミーセル領域Rdcを
覆う上部バリアメタル36と、上部電極35a及び上部
電極延長部35bを含むPt膜35と、容量絶縁膜34
a及び容量絶縁膜延長部34bを含むBST膜34とを
形成する。このとき、ハードマスク37のうちビット線
プラグ20bの上方に位置する部分も削除されて、開口
59が形成されている。
【0071】次に、基板上に、厚みが約50nmの導体
膜であるTiAlN膜を堆積した後、TIAlN膜を、
例えば異方性ドライエッチングによりエッチバックし
て、図7(a)に示す断面において、ハードマスク3
7,上部バリアメタル36,Pt膜35,BST膜3
4,ダミー下部電極33b及びダミーバリアメタル32
bの各側面に亘って、導体サイドウォール40を形成す
る。ただし、開口59内の側壁など、ダミーセル領域R
dcが存在しない断面においては、導体サイドウォール4
0は、ハードマスク37,上部バリアメタル36,Pt
膜35及びBST膜34の各側面に亘って形成される。
【0072】次に、図7(b)に示す工程で、第2層間
絶縁膜22を堆積した後、CMPにより、ハードマスク
37が露出するまで第2層間絶縁膜22の平坦化を行な
う。そして、ハードマスク37を貫通してビット線プラ
グ20bに到達するコンタクト孔60を形成する。この
とき、コンタクト孔60を、図7(a)に示す工程で形
成された開口59の側面上の導体サイドウォール40の
内径よりも十分小さくしておくことにより、コンタクト
孔60の側面と導体サイドウォール40との間には、絶
縁体サイドウォール52が介在することになる。次に、
第2層間絶縁膜22を貫通して下層配線プラグ20dに
到達するトレンチを形成する。そして、Cu膜の堆積と
CMPとを行なって、コンタクト孔60と、下層配線プ
ラグ20d上のトレンチとにCu膜を埋め込むことによ
り、上層ビット線プラグ51とCu配線42とを形成す
る。
【0073】その後、第3層間絶縁膜41の堆積及び平
坦化と、第3層間絶縁膜41へのコンタクト孔及びトレ
ンチの形成と、コンタクト孔及びトレンチ内へのCu膜
の埋込により、ビット線53を形成する(デュアルダマ
シン法)。これにより、図6に示すメモリセルの構造が
得られる。
【0074】本実施形態における製造方法によると、ハ
ードマスク37に、上部電極35aを構成するPt膜3
5(上部バリアメタル36)の上に到達するコンタクト
孔を形成する工程を回避することができるので、第1の
実施形態における製造方法と同様に、還元性雰囲気にさ
らされることに起因する容量絶縁膜34aの特性の劣化
を確実に抑制することができる。
【0075】なお、本実施形態においては、上部電極3
5a及び下部電極33aをPtにより構成し、上部バリ
アメタル36をTiAlNにより構成したが、これらの
部材を、耐酸化性を持つ他の導体材料により構成しても
よい。また、容量絶縁膜34aをBSTにより構成した
が、他の高誘電体材料により構成してもよい。特に、構
造式がABO3 によって表されるペロブスカイト構造を
有する誘電体膜の場合には、酸素原子が還元によって失
われやすいので、本発明を適用することにより、大きな
実効が得られる。
【0076】また、本発明は、本実施形態のような混載
デバイスに限られず、汎用のDRAMあるいはFeRA
M等の金属電極を用いるキャパシタを有する半導体記憶
装置にも適用できることはいうまでもない。
【0077】(第6の実施形態)本実施形態において
も、第5の実施形態と同様に、本発明を、ビット線が記
憶容量部よりも上方に設けられたビット線上置き型のD
RAMメモリセル構造に適用した例について説明する。
図8は、第5の実施形態における半導体記憶装置のうち
メモリ部の一部の構造を示す断面図である。図9(a)
〜(c)は、第6の実施形態における半導体記憶装置の
製造工程を示す断面図である。以下、本実施形態におけ
る半導体記憶装置の構造と製造方法とについて、順に説
明する。ここで、本実施形態の各図においては、メモリ
部の構造のみを示すが、本実施形態の半導体記憶装置
は、第1の実施形態と同様に、図示されていないロジッ
ク回路部においてロジック回路素子が設けられている混
載型デバイスである。ただし、ロジック回路素子の構造
自体は、直接本発明の本質とは関係がないので、図示を
省略するものとする。
【0078】図8に示すように、本実施形態のメモリ部
は、第3の実施形態と同様に、第1の実施形態における
W/Ti膜からなる局所配線21bの代わりに、素子分
離用絶縁膜11の上にポリシリコンからなる局所配線2
4が設けられ、さらに、第1層間絶縁膜18を貫通して
局所配線24に接触する下層ダミーセルプラグ20c
と、第1層間絶縁膜18を貫通して局所配線24に接触
する下層配線プラグ20dとが設けられている。
【0079】また、本実施形態においては、コンタクト
孔内において、メモリセルプラグ20a,下層ダミーセ
ルプラグ20cの上にそれぞれTiAlNからなる下部
バリアメタル54a,54bが形成されている。なお、
図示されていないが、ビット線プラグ20b,下層配線
プラグ20dの上にもTiAlN層が形成されている。
また、第1層間絶縁膜22に設けられた図中1つの開口
の底面から側面の全体に下部電極33aが設けられてい
る。一方、第1層間絶縁膜22に設けられた別の開口の
一部において、当該開口の側面から底面に亘ってダミー
下部電極33bが設けられている。そして、第2層間絶
縁膜22,下部電極33a及びダミー下部電極33bの
上に、BST膜34,Pt膜35及び上部バリアメタル
36が設けられている。BST膜34のうち下部電極3
3aに接する部分が容量絶縁膜34aであり、BST膜
34のうちダミー下部電極33bに接する部分が容量絶
縁膜延長部34bである。また、Pt膜35のうち下部
電極33aに対向する部分が上部電極35aであり、P
t膜35のうちダミー下部電極33bに対向する部分が
上部電極延長部35bである。つまり、筒状の記憶容量
部MCやダミーセルが第1層間絶縁膜18から第2層間
絶縁膜22に跨って設けられており、ダミー下部電極
(ダミー下部バリアメタル32b)が直接下層ダミーセ
ルプラグ20cに、Cu配線42は直接下層配線プラグ
20dにそれぞれ接続されている。局所配線24は、ゲ
ート電極15と同じポリシリコン膜から形成されてい
る。なお、筒状の記憶容量部MCの平面形状は円形,四
角形,その他の多角形のいずれであってもよいものとす
る。
【0080】そして、上部バリアメタル36,Pt膜3
5,BST膜34及びダミー下部電極33bの側面上に
TiAlNからなる導体サイドウォール40が設けられ
ている。なお、ビット線プラグダミー下部電極33bが
設けられている開口のうちダミー下部電極33bによっ
て覆われていない部位には、下部電極33aを構成する
Pt膜,容量絶縁膜34を構成するBST膜,上部電極
35を構成するPt膜及び上部バリアメタル36を構成
するTiAlN膜の積層膜からなる積層膜サイドウォー
ル56が形成されており、この積層膜サイドウォール5
6の側面にも導体サイドウォール40が形成されてい
る。
【0081】さらに、ビット線プラグ20bの上には、
第2層間絶縁膜22及び第3層間絶縁膜41を貫通して
ビット線プラグ20bに到達する上層ビット線プラグ5
1と、上層ビット線プラグ51の側面を覆う絶縁体サイ
ドウォール52と、第4層間絶縁膜41に埋め込まれた
Cu膜からなるビット線53とが設けられている。つま
り、ビット線が記憶容量部MCよりも上方に設けられた
ビット線上置き型DRAMメモリセルの構造を備えてい
る。なお、上層ビット線プラグ51の周囲において、上
部バリアメタル36,上部電極36a及び容量絶縁膜3
4の側面上にも導体サイドウォール40が設けられてお
り、導体サイドウォール40と上層ビット線プラグ51
との間に絶縁体サイドウォール52が介在している。
【0082】図8における他の部材は、上記図1(a)
に示す部材と同じであり、それらの部材には図1(a)
と同じ符号が付されている。
【0083】本実施形態によると、ダミー下部電極33
b,ダミー下部バリアメタル32b,ダミーセルプラグ
30b,下層ダミーセルプラグ20c,局所配線24及
び下層配線プラグ20dを介して、上部電極35aとC
u配線42とが電気的に接続される。そして、本実施形
態においても、第3層間絶縁膜41に、上部電極35a
を構成するPt膜35(上部バリアメタル36)に到達
するコンタクト孔を形成する必要がない。よって、本実
施形態により、ビット線上置き型の構造を採りながら、
上記第1の実施形態と同様に、容量絶縁膜34aの特性
の劣化防止や、メモリセル形成のための専用の設備不要
化などの効果を発揮することができる。
【0084】次に、本実施形態における半導体記憶装置
のメモリセルの製造工程について、図9(a)〜(c)
を参照しながら説明する。
【0085】図9(a)に示す工程で、以下の処理を行
なう。まず、p型のSi基板10に、活性領域を囲む素
子分離用絶縁膜11を形成し、活性領域に、ソース領域
12及びドレイン領域13と、ゲート酸化膜14と、ゲ
ート電極15と、酸化膜サイドウォール16とからなる
メモリセルトランジスタを形成する。このメモリセルト
ランジスタの形成工程は、熱酸化,ポリシリコン膜の形
成及びパターニング,イオン注入等の周知の技術を用い
て周知の手順により行なわれる。このとき、ゲート電極
15を形成する際に、同時に素子分離用絶縁膜11の上
にポリシリコンからなる局所配線24を形成しておく。
【0086】次に、メモリセルトランジスタの上に、B
PSG膜を堆積した後、アニールとCMP(化学機械的
研磨)による平坦化とを行なって第1層間絶縁膜18を
形成する。さらに、第1層間絶縁膜18を貫通してソー
ス領域12,ドレイン領域13及び局所配線24の2箇
所にそれぞれ到達するコンタクト孔を形成する。次に、
コンタクト孔内及び第1層間絶縁膜18の上にn型ポリ
シリコン膜を形成した後、CMPにより平坦化を行なう
ことにより、各コンタクト孔にポリシリコン膜を埋め込
む。さらに、ドライエッチングにより、コンタクト孔に
埋め込まされたポリシリコン膜を掘り下げてから、基板
上にTiAlN膜を堆積した後、CMPによって、各コ
ンタクトプラグの上に、下部バリアメタル54a,下部
ダミーバリアメタル54bを含むTiAlN層を形成す
る。
【0087】次に、第1層間絶縁膜18の上に、プラズ
マTEOS膜を堆積した後、CMPによる平坦化を行な
って、第2層間絶縁膜22を形成する。そして、第2層
間絶縁膜22に下層メモリセルプラグ20a,ダミーセ
ルプラグ20dを露出させる開口を図中2箇所に形成す
る。
【0088】次に、基板上に、厚みが約30nmのPt
膜を堆積した後、第2層間絶縁膜22の上面が露出する
までCMPを行なうことにより、図中2箇所の開口の底
面及び側面上にPt膜を残して、下部電極33aとダミ
ー下部電極33bとを形成する。次に、基板上に、厚み
が約30nmのBST膜((BaSr)TiO3 膜)
と、厚みが約30nmのPt膜と、厚みが約50nmの
TiAlN膜とを順次堆積する。
【0089】次に、図9(b)に示す工程で、有効メモ
リセル領域Rec及びダミーセル領域Rdcを覆い、他の領
域を開口したハードマスク37を形成する。このとき、
ハードマスク37は、下層ビット線プラグ20bの上方
に位置する領域に開口61を有している。その後、ハー
ドマスク37をエッチングマスクとして用いたドライエ
ッチングにより、TiAlN膜と、Pt膜と、BST膜
とを順次パターニングして、有効メモリセル領域Rec及
びダミーセル領域Rdcを覆う上部バリアメタル36と、
上部電極35a及び上部電極延長部35bを含むPt膜
35と、容量絶縁膜34a及び容量絶縁膜延長部34b
を含むBST膜34とを形成する。このとき、有効メモ
リセル領域Rec及びダミーセル領域Rdc以外の領域にお
いては、TiAlN膜と、Pt膜と、BST膜とが除去
されるが、第2層間絶縁膜22の側面上には、TiAl
N膜,Pt膜,BST膜及びPt膜の積層膜からなる積
層膜サイドウォール56が形成される。
【0090】次に、図9(c)に示す工程で、基板上
に、厚みが約50nmの導体膜であるTiAlN膜を堆
積する。そして、TIAlN膜を、例えば異方性ドライ
エッチングによりエッチバックして、図9(c)に示す
断面において、ハードマスク37,上部バリアメタル3
6,Pt膜35,BST膜34及びダミー下部電極33
bの各側面に亘って、導体サイドウォール40を形成す
る。ただし、開口61の側壁などダミーセル領域Rdcが
存在しない断面においては、導体サイドウォール40
は、上部バリアメタル36,Pt膜35,BST膜34
及びPt膜35の各側面に亘って形成される。また、ハ
ードマスク37の開口61内においては、上部バリアメ
タル36,Pt膜35及びBST膜34の側面上に、T
iAlNからなる導体サイドウォール40が形成され
る。
【0091】次に、第3層間絶縁膜41を堆積した後、
CMPにより第3層間絶縁膜41の平坦化を行なう。そ
して、第3層間絶縁膜41及び第2層間絶縁膜22を貫
通してビット線プラグ20bに到達するコンタクト孔を
形成した後、コンタクト孔の側面上に絶縁体サイドウォ
ール52を形成する。次に、第3層間絶縁膜41及び第
2層間絶縁膜22を貫通して下層配線プラグ20dに到
達するコンタクト孔を形成する。そして、Cu膜の堆積
とCMPとを行なって、各コンタクト孔にCu膜を埋め
込むことにより、上層ビット線プラグ51とCu配線4
2とを形成する。
【0092】その後、第4層間絶縁膜55の堆積及び平
坦化と、第4層間絶縁膜55へのコンタクト孔及びトレ
ンチの形成と、コンタクト孔及びトレンチ内へのCu膜
の埋込により、ビット線53を形成する(デュアルダマ
シン法)。これにより、図8に示すメモリセルの構造が
得られる。
【0093】本実施形態における製造方法によると、第
3層間絶縁膜41に、上部電極35aを構成するPt膜
35(上部バリアメタル36)の上に到達するコンタク
ト孔を形成する工程を回避することができるので、第1
の実施形態における製造方法と同様に、還元性雰囲気に
さらされることに起因する容量絶縁膜34aの特性の劣
化を確実に抑制することができる。
【0094】また、記憶容量部MCが筒状の構造をして
いることから、基板の単位面積当たりの容量が増大する
ので、高密度にメモリセルを配置したDRAMを得るこ
とができる。
【0095】なお、本実施形態においては、上部電極3
5a及び下部電極33aをPtにより構成し、上部バリ
アメタル36をTiAlNにより構成したが、これらの
部材を、耐酸化性を持つ他の導体材料により構成しても
よい。また、容量絶縁膜34aをBSTにより構成した
が、他の高誘電体材料により構成してもよい。特に、構
造式がABO3 によって表されるペロブスカイト構造を
有する誘電体膜の場合には、酸素原子が還元によって失
われやすいので、本発明を適用することにより、大きな
実効が得られる。
【0096】また、本発明は、本実施形態のような混載
デバイスに限られず、汎用のDRAMあるいはFeRA
M等の金属電極を用いるキャパシタを有する半導体記憶
装置にも適用できることはいうまでもない。
【0097】なお、本実施形態においては、筒状記憶容
量部の構造をビット線上置き型のメモリセルに適用した
例を説明したが、図9に示す筒状の記憶容量部の構造
は、ビット線下置き型のメモリセルに適用することも可
能である。
【0098】(その他の実施形態)上記第5,第6の実
施形態においては、ゲート配線となるポリシリコン膜を
局所配線として用いたが、第5,第6の実施形態のよう
なビット線上置き型構造を有するDRAMメモリセルに
おいても、第2,第4の実施形態と同様の構造を採るこ
とができる。すなわち、ビット線上置き型構造を有する
DRAMメモリセルにおいて、図3に示す埋め込みW膜
からなる局所配線23や、図5に示す不純物拡散層から
なる局所配線25を設けてもよい。
【0099】上記各実施形態においては、本発明をDR
AMとロジック回路とを備えた混載型半導体記憶装置に
適用した例を示したが、本発明はかかる実施形態に限定
されるものではなく、汎用DRAMに対しても適用する
ことができる。
【0100】また、本発明は、FeRAM等の強誘電体
膜を容量絶縁膜として用いた半導体記憶装置に対しても
適用することができる。その場合にも、汎用メモリ型又
はメモリ・ロジック混載型のいずれであってもよい。
【0101】上記第2〜第6の実施形態においても、導
体サイドウォール40は、図1(b)に示すと同様に、
Pt膜35の全周囲においてPt膜35及びBST膜3
4の側面を完全に覆っている。これにより、容量絶縁膜
34aへの不純物の混入などを確実に防止するバリア層
としての機能を高く発揮することができる。ただし、本
発明においては、必ずしも導体サイドウォール40がP
t膜35の全周囲においてPt膜35及びBST膜34
の側面を完全に覆っている必要はない。
【0102】なお、上記第1〜第5の実施形態において
は、上部電極の上にハードマスクを形成したが、上部電
極や下部電極の導体材料の種類によっては、上記ハード
マスクの代わりにレジストマスクを形成してもよい。た
だし、ハードマスクを用いることにより、エッチング時
におけるマスクパターンの崩れを抑制することができる
ので、パターニング精度の向上を図ることができる。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、上部電極を露出させる
ことなく確実に上部電極と上層配線とを電気的に接続す
ることができるため、容量絶縁膜の特性の劣化の小さい
半導体記憶装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、それぞれ順に、本発明の第
1の実施形態における半導体記憶装置のうちメモリ部の
一部の構造を示す断面図、及び上部電極・導体サイドウ
ォール構造を示す平面図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に
おける半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態における半導体記憶装
置のうちメモリ部の一部の構造を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態における半導体記憶装
置のうちメモリ部の一部の構造を示す断面図である。
【図5】本発明の第4の実施形態における半導体記憶装
置のうちメモリ部の一部の構造を示す断面図である。
【図6】本発明の第5の実施形態における半導体記憶装
置のうちメモリ部の一部の構造を示す断面図である。
【図7】(a)〜(c)は、本発明の第5の実施形態に
おける半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明の第6の実施形態における半導体記憶装
置のうちメモリ部の一部の構造を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は、本発明の第6の実施形態に
おける半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 素子分離用絶縁膜 12 ゲート電極 13 ソース領域 14 ゲート酸化膜 15 ゲート電極 16 酸化膜サイドウォール 18 第1層間絶縁膜 20a 下層メモリセルプラグ 20b ビット線プラグ 21a ビット線 21b 局所配線 22 第2層間絶縁膜 30a 上層メモリセルプラグ 30b ダミーセルプラグ 30c 配線プラグ ビット線 32a 下部バリアメタル 32b ダミーバリアメタル 33a 下部電極 33b ダミー下部電極 34a 容量絶縁膜 34b 容量絶縁膜延長部 35a 上部電極 35b 上部電極延長部 36 上部バリアメタル 37 ハードマスク 40 導体サイドウォール 41 第3層間絶縁膜 42 Cu配線
フロントページの続き (72)発明者 皷谷 昭彦 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 Fターム(参考) 5F083 AD24 AD48 AD56 GA21 JA14 JA36 JA37 JA38 JA39 MA06 MA16 MA17 MA20 NA01 NA08 PR39 PR40

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の絶縁層の上に設けられ、
    下部電極,上部電極及び下部電極と上部電極との間に介
    在する容量絶縁膜から構成される記憶容量部と、 上記記憶容量部の上部電極,容量絶縁膜にそれぞれ連続
    して設けられた容量絶縁膜延長部及び上部電極延長部
    と、 上記上部電極延長部及び上記容量絶縁膜延長部の下方に
    位置する部分を含むように設けられたダミー導体部材
    と、 上記上部電極延長部及び容量絶縁膜延長部の側面に亘っ
    て設けられ、上記ダミー導体部材に接続される導体サイ
    ドウォールと、 上記ダミー導体部材に電気的に接続される上層配線とを
    備えている半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記導体サイドウォールは、上記上部電極延長部及び容
    量絶縁膜延長部の側面を全周に亘って覆っていることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体記憶装置に
    おいて、 上記ダミー導体部材は、上記下部電極と同じ導体膜から
    形成されたダミー下部電極であり、 上記導体サイドウォールは、上記上部電極延長部と上記
    ダミー下部電極とを互いに接続していることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記絶縁層を挟んで上記記憶容量部の下方に形成された
    ビット線と、 上記ビット線と同じ導体膜から形成された局所配線と、 上記絶縁層を貫通してダミー下部電極と上記局所配線と
    を接続する導体プラグとをさらに備えていることを特徴
    とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記絶縁層の下方において半導体基板上に設けられた素
    子分離用絶縁膜と、 上記半導体基板の上記素子分離用絶縁膜によって囲まれ
    る領域に設けられ、ゲート電極と上記半導体基板内で上
    記ゲート電極の両側に設けられた不純物拡散層とを有す
    るメモリセルトランジスタと、 上記素子分離用絶縁膜の上に設けられ、上記ゲート電極
    と同じ導体膜から形成された局所配線と、 上記層間絶縁膜を貫通して上記局所配線に接続される導
    体プラグとをさらに備えていることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の半導体記憶装置におい
    て、 上記半導体基板に設けられ、ゲート電極と上記半導体基
    板内で上記ゲート電極の両側に設けられた不純物拡散層
    とを有するメモリセルトランジスタと、 上記半導体基板の上記不純物拡散層とは離間して設けら
    れたもう1つの不純物拡散層から形成された局所配線
    と、 上記絶縁層を貫通して上記局所配線に接続される導体プ
    ラグとをさらに備えていることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の半導体記憶装置に
    おいて、 上記ダミー導体部材は、上記絶縁層に設けられたトレン
    チを埋める導体膜からなる局所配線であることを特徴等
    する半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載の半導体記憶装置に
    おいて、 上記ダミー導体部材は、上記下部電極と同じ導体膜から
    形成されたダミー下部電極であり、 上記導体サイドウォールは、上記上部電極延長部と上記
    ダミー下部電極とに接触しており、 上記上層配線は上記ダミー下部電極に接触していること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載
    の半導体記憶装置において、 上記記憶容量部は、筒状の下部電極,容量絶縁膜及び上
    部電極を有していることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 下部電極,上部電極及び下部電極と上
    部電極との間に介在する容量絶縁膜から構成される記憶
    容量部と、上記記憶容量部の上部電極に電気的に接続さ
    れる上層配線とを備えている半導体記憶装置の製造方法
    であって、 半導体基板上の絶縁層の上に第1の導体膜を形成した
    後、第1の導体膜をパターニングして、互いに離れた位
    置に下部電極とダミー用膜とを形成する工程(a)と、 上記下部電極及び上記ダミー下部電極用膜を覆う誘電体
    膜を形成する工程(b)と、 上記誘電体膜を覆う第2の導体膜を形成する工程(c)
    と、 上記第2の導体膜の上に、上記下部電極の全体及び上記
    ダミー用膜の一部を覆うエッチングマスクを形成する工
    程(d)と、 上記第2の導体膜,上記誘電体膜及び上記ダミー用膜を
    パターニングして、上記誘電体膜から上記容量絶縁膜及
    び容量絶縁膜延長部を形成し、上記第2の導体膜から上
    記上部電極及び上部電極延長部を形成し、上記ダミー用
    膜からダミー下部電極を形成する工程(e)と、 上記工程(e)の後に、基板上に第3の導体膜を堆積し
    た後、異方性エッチングにより第3の導体膜をエッチバ
    ックして、上記第2の導体膜,上記誘電体膜及びダミー
    下部電極の側端面のうち露出している領域を覆う導体サ
    イドウォールを形成する工程(f)とを含んでいる半導
    体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体記憶装置の製
    造方法において、 上記工程(d)では、上記エッチングマスクとしてハー
    ドマスクを形成することを特徴とする半導体記憶装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の半導体記憶装置の製
    造方法において、 上記工程(a)の前に、 上記絶縁層の上に段差用絶縁膜を形成する工程と、 上記段差用絶縁膜に、上記記憶容量部が形成される第1
    の開口部と上記ダミー下部電極が形成される第2の開口
    部とを形成する工程とをさらに含み、 上記工程(a)では、上記第1の開口部の側面及び底面
    の上に上記下部電極を形成し、上記第2の開口部の側面
    及び底面の上に上記ダミー下部電極を形成しておいて、 上記工程(d)では、上記第2の開口部の一部のみを覆
    うように上記エッチングマスクを形成することを特徴と
    する半導体記憶装置の製造方法。
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