JP2002203894A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002203894A
JP2002203894A JP2001000161A JP2001000161A JP2002203894A JP 2002203894 A JP2002203894 A JP 2002203894A JP 2001000161 A JP2001000161 A JP 2001000161A JP 2001000161 A JP2001000161 A JP 2001000161A JP 2002203894 A JP2002203894 A JP 2002203894A
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oxide film
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etching
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Hiroyuki Hase
浩行 長谷
Koji Taniguchi
浩二 谷口
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Mitsubishi Electric Corp
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレンチ分離構造において空隙が形成される
のを防止する半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板1上に形成されたパッド酸
化膜、ポリシリコン膜3aおよびシリコン窒化膜4aを
含むマスクパターンをマスクとして、シリコン基板1に
異方性エッチングを施すことでトレンチを形成する。次
に、ポリシリコン膜3aの側面に形成される酸化膜の部
分がパッド酸化膜の側面に形成される酸化膜の部分に対
してオーバーハング形状にならないようにポリシリコン
膜3aの側面をエッチングにより後退させる。次に、露
出しているポリシリコン膜3aの側面を含むトレンチの
内壁面に熱酸化処理を施すことで酸化膜7を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に、トレンチ分離構造を形成するための半
導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置における分離構造にトレンチ
分離がある。トレンチ分離においてバーズビークを形成
するために、トレンチを形成した後にトレンチの露出し
た内壁を酸化する内壁酸化処理が施される。
【0003】そこで、このような従来のトレンチ分離構
造を形成するための半導体装置の製造方法の一例につい
て説明する。まず、図18に示すように、シリコン基板
101上にシリコン酸化膜からなるパッド酸化膜を形成
する。そのパッド酸化膜上にポリシリコン膜を形成す
る。そのポリシリコン膜上にシリコン窒化膜を形成す
る。そのシリコン窒化膜上にフォトレジストパターン
(図示せず)を形成する。
【0004】そのフォトレジストパターンをマスクとし
て、シリコン窒化膜、ポリシリコン膜およびパッド酸化
膜に異方性エッチングを施してシリコン基板101の表
面を露出することにより、トレンチを形成するための、
シリコン窒化膜104a、ポリシリコン膜103aおよ
びパッド酸化膜102aを含むマスクパターンを形成す
る。そのマスクパターンをマスクとして、シリコン基板
101に異方性エッチングを施すことによりトレンチ1
06を形成する。
【0005】次に、図19に示すように、熱処理(内壁
酸化処理)を施すことにより、露出したトレンチ106
の表面、パッド酸化膜の側面およびポリシリコン膜10
3aの側面上に酸化膜107を形成する。
【0006】次に、図20に示すようにトレンチ106
を埋めるようにシリコン酸化膜108を形成する。この
後、化学的機械研磨処理を施すことにより、シリコン酸
化膜108の表面を研磨する。次に、図21に示すよう
に、シリコン酸化膜108にウエットエッチングを施す
ことにより、シリコン窒化膜104aをほぼ完全に露出
する。
【0007】その後、露出したシリコン窒化膜104a
を除去し、さらに、ポリシリコン膜103aおよびパッ
ド酸化膜102aを順次除去する。このようにして、図
22に示すように、トレンチ分離酸化膜109において
バーズビークが形成される。
【0008】次に、図23に示すように、トレンチ分離
酸化膜109によりシリコン基板101の表面に形成さ
れた素子形成領域114を横切るように、ゲート電極1
13を形成する。この後、たとえばメモリセル等を素子
形成領域114に形成することで、ダイナミック・ラン
ダム・アクセス・メモリ(DRAM)などの半導体装置
が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の製造方法では次のような問題があった。上記の
ように、図19に示す内壁酸化は、図18に示すように
ポリシリコン膜103aの側面がパッド酸化膜102a
およびトレンチ106の側面と略同一平面上にある状態
で行われる。
【0010】内壁酸化において、ポリシリコン膜103
aとシリコン基板101(トレンチ106の表面)の酸
化レートは実質的に同レベルであるが、パッド酸化膜1
02aの酸化レートはポリシリコン膜103aの酸化レ
ートよりも小さい。このため、シリコン基板101の表
面およびポリシリコン膜103aの表面ではパッド酸化
膜102aの表面よりも速く酸化膜が成長することにな
り、ポリシリコン膜103aの側面に成長した酸化膜の
部分がパッド酸化膜102aの側面に成長した酸化膜に
対してオーバーハング形状になる。
【0011】その結果、図19に示すように、酸化膜1
07のうちシリコン基板101の表面に成長した部分と
ポリシリコン膜103aの表面に成長した部分との間に
凹部120が形成されることになる。凹部120が形成
された状態で、図20に示す工程において埋め込み酸化
膜108がトレンチ106に埋め込まれると、凹部12
0の部分は埋め込み酸化膜108によって埋め込まれず
に、空隙121として残ることになる。
【0012】この空隙121は、図22に示すように、
シリコン窒化膜104a、ポリシリコン膜103aおよ
びパッド酸化膜102aを順次除去した後に、トレンチ
分離酸化膜109において凹部122となる。このよう
な凹部122がトレンチ分離酸化膜109に形成された
状態でゲート電極113を形成しようとすると、ゲート
電極をパターニングする際に凹部122に存在するゲー
ト電極を形成するための導電性材料116を除去するこ
とができなくなる。
【0013】このため、図23に示すように、隣合うゲ
ート電極同士が、凹部122に残る導電性材料116に
よって互いに電気的に短絡することがあった。その結
果、半導体装置が所望の動作を行わなくなることがあっ
た。
【0014】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、トレンチ分離構造におい
て空隙が形成されるのを防止する半導体装置の製造方法
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は以下の工程を備えている。半導体基板上
に、絶縁性を有する第1の膜、その第1の膜とは酸化特
性の異なる第2の膜およびマスク材となる膜を順次形成
する。第1の膜、第2の膜およびマスク材となる層にエ
ッチングを施すことにより、半導体基板に溝部を形成す
るためのマスクパターンを形成する。そのマスクパター
ンをマスクとして、半導体基板にエッチングを施すこと
により溝部を形成する。エッチングを施すことにより、
マスクパターンの側面に露出した第2の膜の側面の位置
を第1の膜側面の位置よりも後退させる。熱処理を施す
ことにより、後退した第2の膜の側面を含む第1の膜お
よび溝部の表面上に酸化膜を形成する。溝部を埋めるよ
うに酸化膜上に埋め込み絶縁膜を形成する。第2の膜の
側面の位置を第1の膜側面の位置よりも後退させる後退
工程では、熱処理に酸化膜を形成する熱処理工程の後に
第2の膜の側面上に成長した酸化膜が、第1の膜の側面
上に成長した酸化膜に対してオーバーハング形状になら
ないように、あらかじめ前記第2の膜の側面を後退させ
る。
【0016】この製造方法によれば、第2の膜の側面上
に成長した酸化膜が第1の膜の側面上に成長した酸化膜
に対してオーバーハング形状にならないように、あらか
じめ第2の膜の側面を所定の長さ分だけ後退させている
ので、埋め込み絶縁膜を溝部に埋め込んだ際にボイドが
生じるのを防止することができる。これにより、トレン
チ分離構造において、たとえばトレンチ分離構造を横切
るように並走する2本のゲート電極を形成する際に、従
来の半導体装置のようにエッチングの残渣が生じるのを
防いで、2本のゲート電極が電気的に短絡するのを防止
することができる。
【0017】後退工程では、第2の膜はドライエッチン
グにより後退させることが好ましい。
【0018】この場合には、第2の膜の後退量(エッチ
ング量)の制御が容易であり、かつ、半導体基板の面内
における後退量の均一性も良好になる。
【0019】また、後退工程では、第2の膜はウエット
エッチングにより後退させることが好ましい。
【0020】この場合には、処理時間をより短縮するこ
とができる。さらに、後退工程は溝部を形成する工程の
前に行われることが好ましい。
【0021】この場合には、溝部を形成する前に第2の
膜の側面を後退させておくことで、溝部の内壁部分にお
けるエッチングを防止でき、所望形状の酸化膜および埋
め込み酸化膜を含む分離酸化膜を形成することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造方法につ
いて説明する。まず、図1に示すように、たとえば熱酸
化法によりシリコン基板1上にシリコン酸化膜からなる
パッド酸化膜2を形成する。そのパッド酸化膜2上に、
たとえばCVD法によりポリシリコン膜3を形成する。
そのポリシリコン膜3上に、たとえばCVD法によりシ
リコン窒化膜4を形成する。
【0023】次に、図2に示すように、シリコン窒化膜
4上にフォトレジストパターン5を形成する。そのフォ
トレジストパターン5をマスクとして、たとえば、CH
3、CF4、ArおよびO2を含むガスを用いて、圧力
約700mTorr、RFパワー約200Wの下でシリ
コン窒化膜4に異方性エッチングを施す。
【0024】引き続いて同じガスを用いて、圧力約20
0mTorr、RFパワー約500Wの下でポリシリコ
ン膜3に異方性エッチングを施す。このときエッチング
により、ポリシリコン膜3の下に位置するパッド酸化膜
2も多少エッチングされる。その後、フォトレジストパ
ターン5を除去する。これにより、シリコン基板1にト
レンチを形成するための、シリコン窒化膜4a、ポリシ
リコン膜3aおよびパッド酸化膜2aからなるマスクパ
ターン20が形成される。
【0025】次に、図3に示すように、マスクパターン
20をマスクとして、たとえば、Cl2およびO2を含む
ガスを用いて、圧力約0.6Pa、RFパワー約80W
の下でシリコン基板1に異方性エッチングを施すこと
で、トレンチ6を形成する。なお、このとき、シリコン
基板1上に残っていたパッド酸化膜2もエッチングされ
る。
【0026】次に、図4に示すように、たとえば、Cl
2およびO2を含むガスを用いて、圧力約0.8Pa、R
Fパワー約60Wの下でマスクパターン20の側面に露
出しているポリシリコン膜3aの側面にエッチング(等
方性)を施すことで、その側面を所定の長さL(約10
〜20nm)分だけ後退させる。
【0027】次に、図5に示すように、酸素雰囲気およ
び温度1100℃の下で、露出しているトレンチ6の内
壁面に酸化処理(内壁酸化処理)を施す。図6に示すよ
うに、この酸化処理によりトレンチ6の内壁面をなすシ
リコン基板の部分に形成される酸化膜の厚さL1は約3
5〜50nmであり、ポリシリコン膜3aの側面に形成
される酸化膜の厚さL2は約45〜60nmである。
【0028】このとき、ポリシリコン膜3aの側面をあ
らかじめ所定の長さL分だけ後退させていることで、ポ
リシリコン膜3aの側面に形成される酸化膜の部分がパ
ッド酸化膜2aの側面に形成される酸化膜の部分に対し
てオーバーハング形状にならない。これにより、酸化膜
7においてパッド酸化膜2aが位置する部分に凹部が形
成されるようなことがなくなる。
【0029】次に、図7に示すように、トレンチ6を埋
めるように高密度プラズマ(High Density Plasma)法
によりHDP酸化膜8を形成する。次に、図8に示すよ
うに、化学的機械研磨法によりHDP酸化膜8を研磨す
る。このとき、シリコン窒化膜4aの表面が露出した段
階で研磨処理を止める。
【0030】次に、図9に示すように、HF等によりウ
エットエンチングを施すことで、HDP酸化膜8の表面
をシリコン窒化膜4aとポリシリコン膜3aとの界面付
近にまで後退させる。次に、図10に示すように、シリ
コン窒化膜4aを除去し、さらにポリシリコン膜3aを
除去する。
【0031】その後、図11に示すように、HF等によ
りウエットエッチングを施すことで、パッド酸化膜2a
を除去する。このウエットエッチングにより、パッド酸
化膜2aの近傍に位置するHDP酸化膜8も同時にエッ
チングされて、バーズビークを有するトレンチ分離酸化
膜9が形成される。
【0032】次に、図12に示すように、シリコン基板
1上にゲート絶縁膜10を介在させて、ポリシリコン膜
11およびタングステンシリサイドなどの金属シリサイ
ド膜12を含むゲート電極13を形成する。このゲート
電極13は、図13に示すように、トレンチ分離酸化膜
9によって囲まれた素子形成領域14を横切るように形
成される。
【0033】その後、素子形成領域14にメモリセル等
を形成することで、半導体装置として、たとえばDRA
Mが完成する。
【0034】上述した半導体装置の製造方法では、酸化
処理(内壁酸化処理)を施す前に、あらかじめ、ポリシ
リコン膜3aの側面を所定の長さL分だけ後退させてい
ることで、酸化処理後におけるポリシリコン膜3aの側
面に形成される酸化膜の部分がパッド酸化膜2aの側面
に形成される酸化膜の部分に対してオーバーハング形状
にならない。これにより、酸化膜7においてパッド酸化
膜2aが位置する部分に凹部が形成されるようなことが
なくなる。
【0035】これにより、従来の半導体装置の製造方法
と比較すると、酸化膜7においてパッド酸化膜2aが位
置する部分に凹部が形成されることがなくなり、HDP
酸化膜8によりトレンチ6を埋め込む際に空隙が形成さ
れることがなくなる。空隙が形成されなくなることで、
パッド酸化膜2aを除去した後に、トレンチ分離酸化膜
9において、図21に示すような凹部が形成されること
がなくなる。
【0036】凹部が形成されなくなることで、ゲート電
極を形成するためのパターニングを施す際に、トレンチ
分離酸化膜6と素子形成領域14との境界近傍にゲート
電極を形成するための導電性材料からなる膜が除去され
ずに残るようなことがなくなる。
【0037】その結果、図22に示すような隣接するゲ
ート電極間が残った導電性材料からなる膜を介して電気
的に短絡するようなことがなくなって、半導体装置の所
望の動作が確保される。特に、DRAM等においては、
メモリセル領域には多数のトランジスタが形成されるた
め、このようなトランジスタのゲート電極が他のゲート
電極と電気的に短絡するのを防止して、DRAM等を確
実に動作させることができる。
【0038】また、ポリシリコン膜3aの側面を所定の
長さL分だけ後退させる際に、等方性ドライエッチング
により後退させていることで、その後退量の制御が容易
であり、かつ、シリコンウェハ面内における後退量の均
一性も良好になる。
【0039】実施の形態2 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造方法につ
いて説明する。実施の形態1においては、ポリシリコン
膜3aの側面を所定の長さL分だけ後退させるのに、等
方性ドライエッチングにより行う場合について説明し
た。本実施の形態では、これをウエットエッチングより
行う場合について説明する。
【0040】すなわち、図3に示すトレンチ6を形成し
た後に、シリコンウェハ1をNH4OH溶液に浸漬する
ことで、図14に示すように、ポリシリコン膜3aの側
面を長さL分だけ後退させる。その後、実施の形態1に
おいて説明した図7〜図12に示す工程と同様の工程を
経ることで、トレンチ分離構造を有する半導体装置が得
られる。
【0041】上述した半導体装置の製造方法では、実施
の形態1において説明したように、隣接するゲート電極
間の電気的な短絡を防止して半導体装置の所望の動作が
確保されることに加えて、特に、次のような効果が得ら
れる。
【0042】すなわち、この半導体装置の製造方法で
は、ポリシリコン膜3aの側面を後退させるのにウエッ
トエッチングにより行うことで処理時間の短縮を図るこ
とができる。
【0043】実施の形態3 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造方法につ
いて説明する。まず、実施の形態1において説明した図
1および図2に示す工程と同様の工程を経ることで、図
15に示す構造を得る。
【0044】次に、図16に示すように、ドライエッチ
ングまたはウェットエッチングを施すことにより、ポリ
シリコン膜3の側面を所定の長さ分だけ後退させる。こ
のとき、ドライエッチングを施す場合には、実施の形態
1において説明した図4に示す工程と同様の処理を行う
ことが好ましい。また、ウェットエッチングを施す場合
には、実施の形態2において説明した図13に示す工程
と同様の処理を行うことが好ましい。
【0045】次に、図17に示すように、シリコン窒化
膜4a等をマスクとしてシリコン基板1に異方性エッチ
ングを施すことによりトレンチ6を形成する。異方性エ
ッチングの条件は、実施の形態1における図3に示す工
程において説明した条件と同様の条件を適用することが
好ましい。
【0046】その後、実施の形態1において説明した図
7〜図12に示す工程と同様の工程を経ることで、トレ
ンチ分離構造を有する半導体装置が得られる。
【0047】上述した半導体装置の製造方法では、実施
の形態1において説明したように、隣接するゲート電極
間の電気的な短絡を防止して半導体装置の所望の動作が
確保されることに加えて、特に、次のような効果が得ら
れる。
【0048】この半導体装置の製造方法では、ポリシリ
コン膜3aの側面を後退させた後にシリコン基板1にト
レンチ6を形成する。トレンチ6を形成した後に、ポリ
シリコン膜3aの側面を後退させると、その際にトレン
チ6の内壁部分(シリコン基板1の部分)も多少エッチ
ングされることになる。
【0049】このため、トレンチ6を形成する前にポリ
シリコン膜3aの側面を後退させておくことで、このよ
うなトレンチ6の内壁部分におけるエッチングを防止で
き、所望形状のトレンチ分離酸化膜9を形成することが
できる。
【0050】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明は上記の説明ではなくて特許請求の範囲
によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範
囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置の製造方法によ
れば、第2の膜の側面上に成長した酸化膜が第1の膜の
側面上に成長した酸化膜に対してオーバーハング形状に
ならないように、あらかじめ第2の膜の側面を所定の長
さ分だけ後退させているので、埋め込み絶縁膜を溝部に
埋め込んだ際にボイドが生じるのを防止することができ
る。これにより、トレンチ分離構造において、たとえば
トレンチ分離構造を横切るように並走する2本のゲート
電極を形成する際に、従来の半導体装置のようにエッチ
ングの残渣が生じるのを防いで、2本のゲート電極が電
気的に短絡するのを防止することができる。
【0052】後退工程では、第2の膜はドライエッチン
グにより後退させることが好ましく、この場合には、第
2の膜の後退量(エッチング量)の制御が容易であり、
かつ、半導体基板の面内における後退量の均一性も良好
になる。
【0053】また、後退工程では、第2の膜はウエット
エッチングにより後退させることが好ましく、この場合
には、処理時間をより短縮することができる。
【0054】さらに、後退工程は溝部を形成する工程の
前に行われることが好ましく、この場合には、溝部を形
成する前に第2の膜の側面を後退させておくことで、溝
部の内壁部分におけるエッチングを防止でき、所望形状
の酸化膜および埋め込み酸化膜を含む分離酸化膜を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造方法の一工程を示す断面図である。
【図2】 同実施の形態において、図1に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図3】 同実施の形態において、図2に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図4】 同実施の形態において、図3に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図5】 同実施の形態において、図4に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図6】 同実施の形態において、図5に示す工程の部
分拡大断面図である。
【図7】 同実施の形態において、図5に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図8】 同実施の形態において、図7に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図9】 同実施の形態において、図8に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図10】 同実施の形態において、図9に示す工程の
後に行われる工程を示す断面図である。
【図11】 同実施の形態において、図10に示す工程
の後に行われる工程を示す断面図である。
【図12】 同実施の形態において、図11に示す工程
の後に行われる工程を示す断面図である。
【図13】 同実施の形態において、図12に示す工程
における一平面図である。
【図14】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図16】 同実施の形態において、図15に示す工程
の後に行われる工程を示す断面図である。
【図17】 同実施の形態において、図16に示す工程
の後に行われる工程を示す断面図である。
【図18】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図19】 図18に示す工程の後に行われる工程を示
す断面図である。
【図20】 図19に示す工程の後に行われる工程を示
す断面図である。
【図21】 図20に示す工程の後に行われる工程を示
す断面図である。
【図22】 図21に示す工程の後に行われる工程を示
す断面図である。
【図23】 図22に示す工程の後に行われる工程を示
す一平面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、2、2a パッド酸化膜、3、3a
ポリシリコン膜、4、4a シリコン窒化膜、5 フ
ォトレジストパターン、6 トレンチ、7 酸化膜、8
HDP酸化膜、9 トレンチ分離酸化膜、10 ゲー
ト酸化膜、11ポリシリコン膜、12 タングステンシ
リサイド膜、13 ゲート電極、14素子形成領域、1
5 フォトレジストパターン、20 マスクパターン。
フロントページの続き (72)発明者 谷口 浩二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F032 AA35 AA36 AA37 AA44 AA45 CA17 DA02 DA04 DA23 DA24 DA25 DA26 DA27 DA33 DA53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、絶縁性を有する第1の
    膜、前記第1の膜とは酸化特性の異なる第2の膜および
    マスク材となる膜を順次形成する工程と、 前記第1の膜、前記第2の膜および前記マスク材となる
    層にエッチングを施すことにより、前記半導体基板に溝
    部を形成するためのマスクパターンを形成する工程と、 前記マスクパターンをマスクとして、前記半導体基板に
    エッチングを施すことにより溝部を形成する工程と、 エッチングを施すことにより、前記マスクパターンの側
    面に露出した前記第2の膜の側面の位置を、前記第1の
    膜側面の位置よりも後退させる後退工程と、 熱処理を施すことにより、後退した前記第2の膜の側面
    を含む前記第1の膜および前記溝部の表面上に酸化膜を
    形成する熱処理工程と、 前記溝部を埋めるように前記酸化膜上に埋め込み絶縁膜
    を形成する工程とを備え、 前記後退工程では、前記熱処理工程後に前記第2の膜の
    側面上に成長した酸化膜が、前記第1の膜の側面上に成
    長した酸化膜に対してオーバーハング形状にならないよ
    うに、あらかじめ前記第2の膜の側面を後退させる、半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記後退工程では、前記第2の膜はドラ
    イエッチングにより後退させる、請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記後退工程では、前記第2の膜はウエ
    ットエッチングにより後退させる、請求項1記載の半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記後退工程は、前記溝部を形成する工
    程の前に行われる、請求項1〜3のいずれかに記載の半
    導体装置の製造方法。
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