JP2002198290A - 露光装置、デバイス製造方法、半導体製造工場および露光装置の保守方法 - Google Patents

露光装置、デバイス製造方法、半導体製造工場および露光装置の保守方法

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JP2002198290A
JP2002198290A JP2000395819A JP2000395819A JP2002198290A JP 2002198290 A JP2002198290 A JP 2002198290A JP 2000395819 A JP2000395819 A JP 2000395819A JP 2000395819 A JP2000395819 A JP 2000395819A JP 2002198290 A JP2002198290 A JP 2002198290A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の丸線コイルで発生していた空隙を減少
させることにより、コイル断面の銅線の占積率を向上さ
せ、これにより、コイルに投入する駆動電流の電流密度
を上げ、一定の体積を前提にした固定子コイルおよび可
動子マグネットでのリニアモータの効率を向上させ、最
終的にステージ装置のさらなる高速化および低消費電力
化を実現することを目的とする。 【解決手段】 原版面に描かれたパターンを基板に露光
するための露光装置において、箔状導体が積層して巻か
れたコイルを具備するリニアモータを設ける。リニアモ
ータは、前記原版または基板を搭載するステージの駆
動、該ステージからの反力の伝達、本体構造体の除振手
段等に利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程等
において用いられる露光装置、特に原版であるレチクル
のパターンを基板であるシリコンウエハ上に投影して転
写する投影露光装置に関するものであり、なかでもレチ
クルパターンをウエハ上に投影露光する際に、レチクル
およびシリコンウエハを投影光学系に対して順次移動さ
せるレチクルステージおよびウエハステージを駆動する
リニアモータに関する。
【0002】また、本発明は、レチクルステージおよび
ウエハステージの反力を伝達するリニアモータ、あるい
は各ステージおよび投影光学系を支持する本体構造体の
マウントに設けられた除振用リニアモータに関する。
【0003】
【従来の技術】従来のリニアモータについて、図19〜
22を用いて説明する。図19に従来のリニアモータの
概略図を示す。同図において、コイル116がXリニア
モータ109の駆動方向に有効ストローク内で複数配置
されて各コイル116のリード線はコネクター118に
結線されている、このリニアモータ固定子に対して前記
微動ステージ107内には、可動子マグネット119が
内蔵され、コイル116に対し駆動電流を流すことによ
り、ローレンツ力により図のように着磁された可動子マ
グネット119を矢印に示す移動方向(±X方向)に、
微動ステージ107を移動させる。
【0004】ここで、コイル116は従来は図20に示
す様な、断面が丸形状の丸線コイル116aを用いてい
た、ここで丸線コイル116aは中心部に銅線116b
が設けられ、外周部にポリイミドあるいはポリウレタン
などより成る絶縁層116cが塗布されていた。
【0005】この、丸線コイル116aを巻線した状態
を図19のH部拡大図である図21に示す。ここで、コ
イル116は前記丸線コイル116aを空心コイルに巻
線し図21に示す断面形状に巻かれている、ここでI部
拡大図である図22に示すように、丸線コイル116a
は連続して整列状態で巻かれコイル116を形成し、こ
のコイル116により前記Xリニアモータ109を構成
していた。
【0006】以上、従来の丸線コイル116aを巻線し
たコイル116では、丸線の積層構造を採る為、隣接す
る丸線間で、どうしても空隙が大きく発生してしまう。
このため、整列巻きを行ったコイル断面の銅線116b
の占積率でも、75%前後までしか上げられないので、
コイルに投入する駆動電流の電流密度が上げられなかっ
た。
【0007】その結果、一定の体積を前提にした固定子
コイルおよび可動子マグネットでのリニアモータの効率
が向上出来ず、ステージ装置のさらなる高速化および低
消費電力化が実現出来ないという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の丸線
コイルで発生していた空隙を減少させることにより、コ
イル断面の銅線の占積率を向上させ、これにより、コイ
ルに投入する駆動電流の電流密度を上げ、一定の体積を
前提にした固定子コイルおよび可動子マグネットでのリ
ニアモータの効率を向上させ、最終的にステージ装置の
さらなる高速化および低消費電力化を実現することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、原版面に描かれたパターンを基
板に露光するための露光装置において、従来の丸線コイ
ルに代え、絶縁層を有する箔状導体より成る箔コイルを
積層して巻いた積層巻きコイルを具備するリニアモータ
を有することを特徴とする。このような構成を有する本
発明によれば、リニアモータに、絶縁層を有する箔状導
体より成る膜状体(以下、箔コイルと称する)を積層し
て巻いたコイルを用いているため、容易にコイル断面の
導体部の占積率を向上させ、効率の良いリニアモータを
実現可能となる。
【0010】また、本発明は、原版面に描かれたパター
ンを基板に露光するための露光装置において、絶縁層を
有する箔状導体を積層して巻いたコイルと、このコイル
の内周端部または外周端部を外部電極に連絡するための
リード線とを具備するリニアモータを有することを特徴
とする。ここで、リード線の少なくとも1部を、コイル
を構成する箔状導体とすることにより、銅線等によるコ
イル側面の変形を防止でき、実質的にコイルの厚み分の
スペースがあれば、コイルを取りつけることが可能とな
る。また、本コイルは、箔状導体を積層巻回したもので
あるため、コイルの2末端は、夫々、内周面と外周面に
位置し、内周端部に接続されたリード線は、通常、コイ
ル外周方向に引き出される。そこで、この内周端部から
のリード線とコイル本体部との間を絶縁するための絶縁
材を設けることにより、リード線とコイル本体部側面と
の電気的絶縁を補償することができる。
【0011】また、本発明は、原版面に描かれたパター
ンを基板に露光するための露光装置において、絶縁層を
有する箔状導体を積層して巻いたコイルと、このコイル
の内周端部または外周端部を外部電極に連絡するため中
継基板とを具備するリニアモータを有することを特徴と
する。この中継基板は、コイルの内周面方向、外周面方
向または内外周面の周縁と接する側面方向の所定の部位
等に設けられ、外部電極との接続端子と、内周端部また
は外周端部からのリード線とに接続され、これらを中継
する。例えば、別の導体線材もしくは導体パターンが形
成された基板、またはフレキシブル基板である。中継基
板を設けることにより、複数のコイルを配列したリニア
モータ内部等でリード線が多数配線される場合でも、リ
ード線の絡み合い、冷却液等による断線やショートの発
生を抑制し、さらにリニアモータ全体をコンパクトでシ
ンプルな構成とできる。このため、部材の設置スペース
が制限される露光装置においては、リニアモータの製
造、取り付け、メンテナンスも容易となり、装置の製造
時や運用時の低コスト化も期待できる。
【0012】また、本発明は、原版面に描かれたパター
ンを基板に露光するための露光装置において、絶縁層を
有する箔状導体を積層して巻いた複数の部分コイルを、
電流の印加回転方向が同一方向となるように継ぎ目なし
に連続したコイルを具備するリニアモータを有すること
を特徴とする。このコイルは、通常複数の部分コイル
を、磁気回路のギャップ方向に離間あるいは積層させた
配置で構成される。これにより、部分コイルの離間した
隙間に冷媒を流してコイルを中心から冷却することが可
能となる。中心に冷媒を流すには、部分コイルは2つ設
けられ、2つの異なる部分コイル間の箔状導体は、例え
ば、螺旋状に折り曲げること(α巻き)により、また
は、同じ回転方向に2回直角に折り曲げること(シフト
巻き)により、連続させることができる。この場合、コ
イルは、2つの部分コイル間の内周部において、箔状導
体を螺旋状あるいは複数の折り曲げにて連続して巻くこ
とが好ましい。内周部を連続させることにより、内周面
からリード線を引き出すことが不要となりシンプルな構
成とできるためである。
【0013】また、本発明は、原版面に描かれたパター
ンを基板に露光するための露光装置において、絶縁層を
有する箔状導体を積層して巻き、貫通孔を設けたコイル
を具備するリニアモータを有することを特徴とする。こ
の、貫通孔はコイルの積層部分内に冷媒を通すために形
成されており、通常コイルの箔状導体の幅方向の中間部
位または任意の位置に、その内周面から外周面までを貫
通するように穿たれている。このようにコイルを貫通す
る穴を設けることにより、貫通穴に冷媒を流し、効率良
くコイル冷却を行うことができ、導体部の占積率を最大
限維持しながら最適な冷却効率の得られるリニアモータ
を容易に設計することが可能となる。この貫通孔の内周
面には絶縁処理が施されていることが望ましい。
【0014】本発明のデバイス製造方法は、露光装置を
含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造工場に設
置する工程と、該製造装置群を用いて複数のプロセスに
よって半導体デバイスを製造する工程とを有することを
特徴とする。さらに、製造装置群をローカルエリアネッ
トワークで接続する工程と、ローカルエリアネットワー
クと半導体製造工場外の外部ネットワークとの間で、製
造装置群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信す
る工程とを有してもよい。また、露光装置のベンダーも
しくはユーザが提供するデータベースに外部ネットワー
クを介してアクセスしてデータ通信によって製造装置の
保守情報を得る、または半導体製造工場とは別の半導体
製造工場との間で外部ネットワークを介してデータ通信
して生産管理を行うようにしてもよい。
【0015】本発明の半導体製造工場は、上記本発明の
露光装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製造
装置群を接続するローカルエリアネットワークと、該ロ
ーカルエリアネットワークから工場外の外部ネットワー
クにアクセス可能にするゲートウェイを有し、製造装置
群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信すること
を可能にしたものである。
【0016】本発明の露光装置の保守方法は、露光装置
のベンダーもしくはユーザーが、半導体製造工場の外部
ネットワークに接続された保守データベースを提供する
工程と、半導体製造工場内から外部ネットワークを介し
て保守データベースへのアクセスを許可する工程と、保
守データベースに蓄積される保守情報を外部ネットワー
クを介して半導体製造工場側に送信する工程とを有する
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。本発明の好適な実施形態において、露
光装置は原版のパターンを投影光学系を介してまたは電
子ビームにより基板に投影する投影露光装置である。本
露光装置は、原版または基板を搭載するステージ装置が
設けられており、積層巻きコイルを具備するリニアモー
タは、ステージ装置を駆動するために用いることができ
る。このステージ装置は、原版のパターンを基板に繰り
返し露光するために、例えばスキャン露光時に、露光光
軸に対して原版と基板の両方を所定の投影倍率で相対的
に駆動させ、例えば基板の複数位置に原版パターンを露
光する際に、基板のみを原版に対して相対的にステップ
駆動させるものである。これにより、ステージ駆動の高
速化および低消費電力化を達成することができ、装置ト
ータルのスループットの向上が可能となる。
【0018】さらに、本発明の露光装置に、ディスプレ
イと、ネットワークインタフェースと、ネットワーク用
ソフトウェアを実行するコンピュータとを設けることに
より、露光装置の保守情報をコンピュータネットワーク
を介してデータ通信することが可能となる。このネット
ワーク用ソフトウェアは、露光装置が設置された工場の
外部ネットワークに接続され露光装置のベンダーもしく
はユーザーが提供する保守データベースにアクセスする
ためのユーザインタフェースをディスプレイ上に提供す
ることにより、外部ネットワークを介して該データベー
スから情報を得ることを可能にする。
【0019】また、リニアモータは、原版または基板を
搭載するステージ装置からの反力を伝達するため、また
は、原版もしくは基板を搭載するステージ装置と投影光
学系とを支持する本体構造体の除振手段として設けら
れ、露光精度を向上させることが可能となる。
【0020】特に、リニアモータがステージ装置の駆動
手段として搭載される場合等は、リニアモータは、通
常、コイルを複数具備し、各隣接コイルの外周面同士が
対向するように配列される。このリニアモータにおいて
は、固定子にコイルを具備し、可動子に磁石を具備する
構成となっている。
【0021】コイルの内周端部に接続されたリード線と
コイル本体部との間、またはコイル本体部の内周面、外
周面もしくは側面等を絶縁処理するための絶縁材を設け
ることが望ましい。この絶縁材あるいはコイルの絶縁層
を形成する部材は、高分子材料よりなる屈曲可能な絶縁
シート、絶縁フィルム、絶縁塗装、または箔状導体を構
成する導体金属自身の酸化皮膜より形成することがで
き、絶縁フィルムとしては、パラフィン系全芳香族ポリ
アミド繊維または樹脂を用いた絶縁ベースフィルムが好
ましい。パラフィン系全芳香族ポリアミド繊維または樹
脂は、通常のポリエステル系あるいはポリイミド系のベ
ースフィルムに比較して、剛性が高いため、最終的にコ
イルに巻線した際のコイル剛性アップを計ることができ
る。絶縁層は、予め箔状導体の片面または両面に貼設さ
れることが望ましく、箔状導体に絶縁層を貼設した2層
(両面の場合3層)からなる膜状体(以下、箔コイルと
称する)をそのまま巻回することにより、容易に積層巻
きコイルを形成することができる。
【0022】箔状導体としては、銅箔、アルミ箔、銅ア
ルミ合金箔、銀箔、金箔等を用いることができる。この
箔状導体は、金属箔を単体として用いても良いが、複数
の異なる材質の導体を積層構造とするクラッド(異種金
属積層構造)材としてもよい。クラッド材は、通常、導
体材料と高透磁率材料より形成される。このクラッド材
により箔状導体を形成することにより、コイルの軽量化
および高透磁率材料によるギャップ磁束密度改善および
コイルの周波数応答特性改善を計ることが可能となる。
【0023】コイルを形成する材料としては、例えば、
箔状導体としてフェライト合金、Ni合金またはパーマ
ロイ箔を用いる等、高透磁率の材料とを用いることが望
ましく、これによりギャップ磁束密度改善を計る。
【0024】また、コイル本体の側面および角部におけ
るレアショートを防ぐには、例えばコイルの幅方向の側
端部または角部において箔状導体を酸化処理すればよ
い。さらに、絶縁層を設けた箔状導体を積層巻線する
際、絶縁層の幅を箔状導体の幅よりも若干広くすること
により導体箔の端部での隣接する導体層間の絶縁を確実
にし、導体層間のショートを防ぐことができる。
【0025】
【実施例】(実施例1)以下に本発明の一実施例を図1
〜6を用いて説明する。図1に本実施例の露光装置全体
を示す。ここで、1は照明系ユニットで、露光光源と露
光光をレチクルに対して、整形照射する機能をもつ。2
は露光パターン原版であるレチクルを搭載したレチクル
ステージであり、基板であるウエハに対して所定の縮小
露光倍率比で、ウエハに対するレチクルスキャン動作を
させる。3は投影光学系の縮小投影レンズで、原版パタ
ーンをウエハに縮小投影する、4はウエハステージであ
り、ウエハを露光毎に順次連続移動させる。5は露光装
置本体であり、前記レチクルステージ2、投影レンズ3
およびウエハステージ4を支持する。
【0026】図2は本実施例に係るステージ装置を示す
斜視図であり、このステージ装置は搭載するウエハを露
光光軸に対して相対的に移動させるものである。図2
で、6はレチクルに描かれたレチクルパターンを縮小投
影光学系を通して投影転写するために、単結晶シリコン
基板表面にレジストが塗られたウエハ、7は前記ウエハ
6を縮小投影光学系の光軸方向およびチルト方向および
光軸中心に回転方向に微動調整する微動ステージ、8は
前記微動ステージ7のX軸方向の移動を案内するXガイ
ド、9は前記微動ステージ7をX方向に駆動するXリニ
アモータ、10は前記Xガイド8および微動ステージ7
をY方向に移動案内するYスライダー、11は前記Yス
ライダー10をY方向にガイドするヨーガイド、12は
前記Yスライダー10をY方向に駆動するYLリニアモ
ータ、13も同じくYRリニアモータ、14は前記微動
ステージ7およびYスライダー10の下面に設けられた
静圧パッドにより可動部を浮上させ、上下方向で支持案
内するステージ定盤である。
【0027】以上の構成で、Xリニアモータ9ならびに
YLリニアモータ12およびYRリニアモータ13は、
図3に示す構成となっている。図3(1)はXリニアモ
ータ9の固定子を上方(コイルの側方)から見た図であ
り、図3(2)は図3(1)のA−A断面図である。
【0028】ここで、コイル16はXリニアモータ9の
駆動方向に有効ストローク内で複数配置されている。こ
の各コイル16のリード線は、各コイル16の電極をリ
ニアモータ外部へ引き出すための引き出しパターンが形
成された中継基板17に結線され、さらに中継基板17
から、外部電極へ接続するためのコネクター18に結線
されている。このリニアモータ固定子に対して前記微動
ステージ7内には、図3(2)の様に着磁された可動子
マグネット19が内蔵されている。コイル16に対し駆
動電流を流すことにより、この可動子マグネット19を
ローレンツ力により矢印に示す移動方向(±X方向)に
移動させて、微動ステージ7を駆動する。
【0029】図4は、コイル16に用いられる箔コイル
16aを示している。同図において、箔コイル16a
は、断面が箔形状で厚みが数ミクロン〜数十ミクロン程
度の箔状導体である銅箔16bと、数ミクロン厚の絶縁
層である絶縁ベースフィルム16cとを有する。銅箔1
6bは、絶縁ベースフィルム16cの片面に蒸着あるい
は接合されている。
【0030】図5は、図4の箔コイル16aを巻線した
状態のB部拡大図である。また、図6は、図5のC部拡
大図である。
【0031】ここで、コイル16は、前記箔コイル16
aを空心コイル状に積層巻線し、図5に示す断面形状に
巻かれている。また、図6に示すように、コイル16
は、箔コイル16aを連続して積層整列状態て形成され
ている。この結果、隣接する銅箔16bは、その間の絶
縁ベースフィルムによって、絶縁されている。このコイ
ル16により前記Xリニアモータ9の固定子コイルを構
成している。
【0032】以上、実施例に示す箔コイル16aを巻線
したコイル16では、丸線の積層構造を採る従来のコイ
ルに比較して、絶縁ベースフィルム16c以外の非導体
空隙が大幅に減少し、積層整列巻きを行ったコイル断面
の銅線の占積率が90%〜95%程度まで上げられ、従
来の丸線材の75%前後に対して、約15〜20%程度
向上させることが可能になる。
【0033】つまり、従来の丸線タイプのコイル抵抗値
を維持した状態で、より多くのコイル巻数を得られるこ
とにより、コイルの駆動推力発生有効長さが増加し、コ
イルの駆動電流密度を大幅に上げることが出来る。
【0034】結果、一定の体積を前提にした固定子コイ
ルおよび可動子マグネットでのリニアモータの効率を1
5〜20%程度向上させ、ステージ装置の高速化および
低消費電力化を可能にする。
【0035】なお、上記の説明では、Xリニアモータ9
の固定子のコイルについて説明したが、これに限られる
ものではないことは言うまでもない。YLリニアモータ
12およびYRリニアモータ13の固定子のコイルも同
様に上記の構成とすることができる。
【0036】(実施例2)本発明の第2の実施例を、図
14および15により説明する。図14は、本実施例の
露光装置を示す全体図である。ここで、1は照明系ユニ
ットであり、露光光源と露光光をレチクルに対して整形
照射する機能をもつ。2はレチクルを搭載したレチクル
ステージであり、ウエハに対して所定の縮小露光倍率比
で、ウエハに対するレチクルスキャン動作をさせる。3
は投影光学系の縮小投影レンズであり、原版パターンを
ウエハに縮小投影する。4はウエハステージであり、ウ
エハを露光毎に順次連続移動させる。5は露光装置本体
であり、前記レチクルステージ2、投影レンズ3および
ウエハステージ4を支持する。
【0037】ここで、レチクルステージ2のスキャン時
のリニアモータ反力を、レチクルステージ反力受け21
にて、チャンバー機械室23に伝達し、露光装置本体5
に反力が伝達しないようにする。その際、露光装置本体
5とチャンバー機械室23を機械的に分離し、振動の伝
達を遮断する為に、前記レチクルステージ反力受け21
の中間部に、単相リニアモータ20を設け、力アクチュ
エータとして機能させ、反力成分のみをチャンバー機械
室23に逃し、露光装置本体5への反力伝達による露光
精度悪化を防ぐ。
【0038】また、ウエハステージ4のスキャン時のリ
ニアモータ反力を、ウエハステージ反力受け22にて、
チャンバー機械室23に伝達し、露光装置本体5に反力
が伝達しないようにする。その際、露光装置本体5とチ
ャンバー機械室23を機械的に分離し、振動の伝達を遮
断する為に、前記ウエハステージ反力受け22の中間部
に、単相リニアモータ20を設け、力アクチュエータと
して機能させ、反力成分のみをチャンバー機械室23に
逃し、露光装置本体5への反力伝達による露光精度悪化
を防ぐ。
【0039】また、露光装置本体5を、縮小投影レンズ
3を支持する上部側を、床振動およびウエハステージ4
の反力に対して振動分離する為に、本体エアーマウント
25を介して支持する際に、特に高い周波数成分の除振
特性向上の為に、前記本体エアーマウント25と並列
に、単相リニアモータ24を設け、床側からの除振性能
を向上させる。
【0040】また、ウエハステージ4を、床に対して振
動分離する為に、ステージエアーマウント27を介して
支持する際に、特に高い周波数成分の除振特性向上の為
に、前記ステージエアーマウント27と並列に、単相リ
ニアモータ26を設け、床側からの除振性能を向上させ
る。
【0041】以上の構成で、単相リニアモータ20,2
4,26は、図15に示すように、箔コイル16aを積
層巻線したコイル16を1個設け固定子コイルを構成
し、これに対して、図に示す着磁パターンで、可動子マ
グネット20aを構成することにより、低発熱つまり低
消費電力の単相リニアモータを実現出来る。
【0042】(実施例3)本発明の第3の実施例を図7
および8を用いて説明する。図7は本発明の実施例に係
るリニアモータのコイルを示す図である。なお、以下の
実施例における露光装置およびリニアモータ全体の構造
は、上記実施例1または2に示したものと同様のもので
ある。
【0043】実施例1では、図7(3)に示す様に、コ
イル16の外周面にてリード線16fに半田付けしてい
たが、他に図7(1)に示すように、コイル16の箔コ
イルをコイル16本体から引き出し、そのまま中継せず
に、中継基板(図3の17)やリニアモータ端子または
コネクター(図19の18)に接続することも可能であ
る。
【0044】他に図7(2)に示すように、コイル16
の箔コイルをコイル16本体から引き出し、途中で半田
付け16eによりリード線16fに結線し、このリード
線16fをリニアモータ端子またはコネクターに接続す
ることも可能である。
【0045】他に図7(4)に示すように、コイル16
の内周面と外周面の巻き始めおよび巻き終わり端部(内
周端部および外周端部)にて、リード線16fに半田付
け(16e)し、該リード線をコイル本体より引き出
し、リニアモータ端子またはコネクターに接続すること
も可能である。他に図8(1)〜(4)に示すように、
コイル16の長手方向即ち駆動有効部にてリードを引き
出すことも可能である。
【0046】(実施例4)本発明の第4の実施例を、図
9および10を用いて説明する。図9および図10は本
実施例に係るリニアモータのコイルを示す図である。こ
こで、コイル16の内周面および外周面に絶縁フィルム
16gを巻き、コイル16の内周側端部を外周へ引き出
している部分(箔コイル内周引き出し部16i)とコイ
ル16の本体部側面(D−D断面図の上下面)との間
に、絶縁材として絶縁フィルム16hを入れる。さら
に、図10(1)に示すように、コイル16の最外表面
部全体に、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の絶縁塗
装16jを塗布することにより、コイル16の露出部全
面の電気的絶縁を補償する。
【0047】他に、図10(2)に示すように、コイル
内周面および外周面に絶縁フィルム等を設けずに、直に
コイル16の露出部全面を覆うように絶縁塗装16jを
塗布することも可能である。
【0048】他に、図10(3)に示すように、コイル
内外周面および上下面の露出部全面に、絶縁フィルム1
6gおよび絶縁フィルム16kを貼るあるいは巻き、コ
イル16の露出部全面の電気的絶縁を補償する。
【0049】(実施例5)本発明の第5の実施例につい
て図11および12を用いて説明する。ここで、図11
(1)のE部拡大図である図11(2)に示すように、
銅箔16bの側端部を酸化処理して酸化皮膜16mを形
成し、電気的に絶縁特性をもたせることにより、隣接す
る箔コイル端部エッジ間のレアショートを防ぐことがで
きる。さらに、コイル16の内外周面に絶縁フィルム1
6gを巻き、さらに最外表面部全体に絶縁塗装16jを
行うことにより、コイル16の露出部全面の電気的絶縁
を補償する。
【0050】また、図12(1)およびそのF部拡大図
である図12(2)に示す様に、銅箔16bの端部の酸
化処理と、絶縁フィルム16g,16kとを組み合わせ
ることも可能である。
【0051】また、銅箔16b以外にも、アルミ箔、銅
アルミ合金箔、銀箔または金箔により、箔コイルの導体
層を形成した場合でも同じく側端部エッジに酸化皮膜を
設けて隣接する箔間の絶縁を得ることも可能である。
【0052】(実施例6)本発明の第6の実施例を、図
13を用いて説明する。図13は本実施例に係るリニア
モータのコイルを示す図である。ここで、図13(1)
に示すように、上述の部分コイルである第1コイル16
nおよび第2コイル16pを磁気回路のギャップ方向に
離間または積層した併設構造のコイルを構成させる際、
図13(2)に示すように、2つのコイルの内周部をα
巻き(螺旋状)して連絡部16rを形成することによ
り、連続した箔コイルで第1コイル16nと第2コイル
16pを、隙間16qを設けて、電流の印加回転方向が
同一方向となるように継ぎ目なしに巻くことが可能にな
る。このように2つのコイルの併設構造にすることによ
り、隙間16qに冷媒を流すことが可能となり、コイル
の冷却効率の向上が計れ、結果として駆動電流余裕が増
し、熱特性に優れたリニアモータを得る。
【0053】他に、第1コイル16nおよび第2コイル
16pの併設構造のコイルを構成させる際、図13
(3)に示すように、2つのコイルの内周部に、略直角
に2回折りを入れて、内周折りシフト巻きして連絡部1
6sを形成することにより、連続した箔コイルで第1コ
イル16nと第2コイル16pを隙間16qを設けて、
電流の印加回転方向が同一方向となるように継ぎ目なし
に巻くことが可能になる。
【0054】(実施例7)他の実施例を、図16により
説明する。ここで、図16(1)に示すように、箔コイ
ルの導体層として、銅箔の代わりにアルミ箔16tを用
いることも可能である。また図16(2)に示すよう
に、銅箔の代わりに、銅アルミ合金箔16uを用いるこ
とも可能である。この他にも、金、銀などの導体箔状の
部材を用いることが可能である。
【0055】(実施例8)次に、本発明の第8の実施例
を図23〜30を用いて説明する。図23(1)および
(2)に本実施例に係る箔コイルを巻線した状態を示
す。ここで、コイル16は銅箔16bと絶縁ベースフィ
ルム16cとを貼着した帯状の箔コイル16aを空心コ
イル状に積層巻線し、図23(1)に示す断面形状に巻
かれている。ここで図23(1)のJ部拡大図である図
23(2)に示すように、箔コイル16aは連続して積
層整列状態で巻かれ、銅箔16bの幅より絶縁ベースフ
ィルム16cの幅が若干広い為、端部に図に示すような
絶縁ベースフィルム端部凸代が設けられたコイル16を
形成し、このコイル16により前記Xリニアモータ9の
固定子コイルを構成している。
【0056】ここで、銅箔16bの幅を、絶縁ベースフ
ィルム16cの幅より小さくする為に、図24(1)〜
(4)に示すようなプロセスで加工することが可能であ
る。図24(1)に示す方法はエッチング加工で、箔コ
イル16aを空心コイル状に積層巻線した後、エッチン
グ処理液28に箔コイル16aの側端部を浸し、銅箔部
16bのみをエッチング除去することにより、図に示す
ように銅箔16bを絶縁ベースフィルム16cの幅に対
して小さく加工する。
【0057】図24(2)に示す方法はスパッタ加工
で、銅箔16bと絶縁ベースフィルム16cを貼着する
工程を示す。この方法では、真空内に置かれたターゲッ
ト素材(銅)29aに電界および磁界により生成された
プラズマ放電を作り、イオン化したガスイオンが電界に
より加速されターゲット素材(銅)29aにアタック
し、その衝突エネルギーによりターゲット素材(銅)2
9a、のスパッタ銅原子29bが絶縁ベースフィルム1
6c表面に移動しスパッタ法により銅原子が積層形成さ
れ、銅箔16bが出来る。ここで、マスク29cを絶縁
ベースフィルム16cの幅より若干小さく遮蔽する位置
に設けておくことにより、銅箔16bの幅は結果小さく
形成される。その後箔コイル16aを積層巻線すること
によりコイル16を作成する。
【0058】図24(3)に示す方法は銅箔16bと絶
縁ベースフィルムとを貼着した後の研削加工であり、図
に示すような砥石29dを銅箔16bに対して押し当て
移動させることにより、銅箔16bを研削し、最終的に
は図に示すように、銅箔16bの幅を絶縁ベースフィル
ム16cの幅より小さく加工し、不要部分を削除する
か、絶縁ベースフィルム端部凸代の中心で切断すること
により、箔コイル16aを形成する。その後箔コイル1
6aを積層巻線することによりコイル16を作成する。
【0059】図24(4)に示す方法は銅箔16bと絶
縁ベースフィルムとを貼着した後の切断加工であり、図
に示すようなカッター29eを銅箔16bに対して押し
当て移動させることにより、銅箔16bを切断し、最終
的には図に示すように、銅箔16bの幅を絶縁ベースフ
ィルム16cの幅より小さく加工する。このとき、カッ
ター29eに通常の超碩カッターを使用する以外に、放
電カッター等を使うことにより、効率良く銅箔16bの
みを切断削除することが出来る。
【0060】本実施例に係るコイル外周部の絶縁処理
は、図9および10に示される実施例4と同様の方法で
行うことができる。
【0061】ここで、図25(1)におけるK部拡大図
である図25(2)に示すように、絶縁ベースフィルム
16cの絶縁ベースフィルム端部凸代を図に示すように
折り曲げることにより、隣接する銅箔16b同志の隣接
する端部エッジ間のレアショートを防ぐことができる。
さらに、コイル16の内外周面に絶縁フィルム16gを
巻き、さらに最外表面部全体に絶縁塗装16jを行うこ
とにより、コイル16の露出部全面の電気的絶縁を補償
する。
【0062】また、図26(1)におけるL部拡大図で
ある図26(2)に示す様に、絶縁ベースフィルム16
cの絶縁ベースフィルム端部凸代を図に示すように折り
曲げることにより、隣接する銅箔16b同志の隣接する
端部エッジ間のレアショートを防ぐことができる。さら
に、コイル16の内外周面および上下面(側面)に絶縁
フィルム16g,16kを貼ることにより、コイル16
の露出部全面の電気的絶縁を補償する。
【0063】また、図27(1)に示すように、導体箔
にパーマロイ箔30a、フェライト合金箔30b、Ni
合金箔30c等の高透磁率材料を使用することにより、
図27(2)に示すように可動子マグネット19のギャ
ップ磁束19aの密度を、従来の銅線に比べ向上させ、
リニアモータの効率をアップすることができる。
【0064】また、図27(3)に示すように、絶縁ベ
ースフィルム16cに通常のポリエステル系あるいはポ
リイミド系のベースフィルムに比較して、剛性の高いパ
ラフィン系全芳香族ポリアミド繊維あるいは樹脂を用い
ることにより、最終的に箔コイル16aに巻線した際の
コイル剛性を上げることが可能となる。
【0065】また、図28(1)および(2)に示すよ
うに、導体の材質を、異種導体の張り合わせからなるク
ラッド箔材30dにしてもよい。ここで、クラッド箔材
30dはアルミ箔30fと銅箔30eからなる、この構
成にすることにより抵抗を上げずにコイル16の軽量化
を実現することが出来る。
【0066】また、図28(3)に示すように絶縁ベー
スフィルム16cをクラッド箔材30dより幅広にすれ
ば、図25および26に示したように、絶縁ベースフィ
ルム16cを端面で曲げて処理することにより、クラッ
ド箔材30dの隣接間ショートを防ぐことが可能にな
る。
【0067】また、図29(1)〜(3)に示すよう
に、コイル16の側面から貫通孔である冷却穴16zを
空けることにより、図30に示すように、冷却液を図の
ようにコイル16の中心部を透過するように流すことが
可能になり、コイル16本体の温度上昇を防ぐ効率の良
い冷却を可能にする。また、冷却穴16zの内周面に
は、図29(2)および(3)に示すように絶縁塗装1
6jをすることにより絶縁処理し、冷媒その他とコイル
との絶縁を確保することが可能となる。
【0068】以上、本実施例に示す箔コイル16aを巻
線したコイル16では、丸線の積層構造を採る従来のコ
イルに比較して、絶縁ベースフィルム16c以外の非導
体空隙が大幅に減少し、積層整列巻きでの導体の占積率
が、90%〜95%程度まで上り、従来の丸線材の75
%前後と比較して約15〜20%程度向上させることが
可能になる。
【0069】つまり、コイル抵抗を従来の丸線タイプの
コイル抵抗値を維持した状態で、より多くのコイル巻数
を得られることにより、コイルの駆動有効長さが増加
し、コイルの駆動電流密度を大幅に上げることが出来
る。
【0070】結果、一定の体積を前提にした固定子コイ
ルおよび可動子マグネットでのリニアモータの効率を1
5〜20%程度向上させ、ステージ装置の高速化および
低消費電力化を可能にする。
【0071】(半導体生産システムの実施例)次に、半
導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の
生産システムの例を説明する。これは半導体製造工場に
設置された製造装置のトラブル対応や定期メンテナン
ス、あるいはソフトウェア提供などの保守サービスを、
製造工場外のコンピュータネットワークを利用して行う
ものである。
【0072】図31は全体システムをある角度から切り
出して表現したものである。図中、41は半導体デバイ
スの製造装置を提供するベンダー(装置供給メーカ)の
事業所である。製造装置の実例として、半導体製造工場
で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例えば、
前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッチン
グ装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装置、
平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査装置
等)を想定している。事業所41内には、製造装置の保
守データベースを提供するホスト管理システム48、複
数の操作端末コンピュータ50、これらを結んでイント
ラネットを構築するローカルエリアネットワーク(LA
N)49を備える。ホスト管理システム48は、LAN
49を事業所の外部ネットワークであるインタネット4
5に接続するためのゲートウェイと、外部からのアクセ
スを制限するセキュリティ機能を備える。
【0073】一方、42〜44は、製造装置のユーザと
しての半導体製造メーカの製造工場である。製造工場4
2〜44は、互いに異なるメーカに属する工場であって
も良いし、同一のメーカに属する工場(例えば、前工程
用の工場、後工程用の工場等)であっても良い。各工場
42〜44内には、夫々、複数の製造装置46と、それ
らを結んでイントラネットを構築するローカルエリアネ
ットワーク(LAN)51と、各製造装置46の稼動状
況を監視する監視装置としてホスト管理システム47と
が設けられている。各工場42〜44に設けられたホス
ト管理システム47は、各工場内のLAN51を工場の
外部ネットワークであるインタネット45に接続するた
めのゲートウェイを備える。これにより各工場のLAN
51からインタネット45を介してベンダー41側のホ
スト管理システム48にアクセスが可能となり、ホスト
管理システム48のセキュリティ機能によって限られた
ユーザだけがアクセスが許可となっている。具体的に
は、インタネット45を介して、各製造装置46の稼動
状況を示すステータス情報(例えば、トラブルが発生し
た製造装置の症状)を工場側からベンダー側に通知する
他、その通知に対応する応答情報(例えば、トラブルに
対する対処方法を指示する情報、対処用のソフトウェア
やデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ情報などの
保守情報をベンダー側から受け取ることができる。各工
場42〜44とベンダー41との間のデータ通信および
各工場内のLAN51でのデータ通信には、インタネッ
トで一般的に使用されている通信プロトコル(TCP/
IP)が使用される。なお、工場外の外部ネットワーク
としてインタネットを利用する代わりに、第三者からの
アクセスができずにセキュリティの高い専用線ネットワ
ーク(ISDNなど)を利用することもできる。また、
ホスト管理システムはベンダーが提供するものに限らず
ユーザがデータベースを構築して外部ネットワーク上に
置き、ユーザの複数の工場から該データベースへのアク
セスを許可するようにしてもよい。
【0074】さて、図32は本実施形態の全体システム
を図31とは別の角度から切り出して表現した概念図で
ある。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユ
ーザ工場と、該製造装置のベンダーの管理システムとを
外部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介
して各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情
報をデータ通信するものであった。これに対し本例は、
複数のベンダーの製造装置を備えた工場と、該複数の製
造装置のそれぞれのベンダーの管理システムとを工場外
の外部ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報
をデータ通信するものである。図中、201は製造装置
ユーザ(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であ
り、工場の製造ラインには各種プロセスを行う製造装
置、ここでは例として露光装置202、レジスト処理装
置203、成膜処理装置204が導入されている。なお
図32では製造工場201は1つだけ描いているが、実
際は複数の工場が同様にネットワーク化されている。工
場内の各装置はLAN206で接続されてイントラネッ
トを構成し、ホスト管理システム205で製造ラインの
稼動管理がされている。一方、露光装置メーカ210、
レジスト処理装置メーカ220、成膜装置メーカ230
などベンダー(装置供給メーカ)の各事業所には、それ
ぞれ供給した機器の遠隔保守を行なうためのホスト管理
システム211,221,231を備え、これらは上述
したように保守データベースと外部ネットワークのゲー
トウェイを備える。ユーザの製造工場内の各装置を管理
するホスト管理システム205と、各装置のベンダーの
管理システム211,221,231とは、外部ネット
ワーク200であるインタネットもしくは専用線ネット
ワークによって接続されている。このシステムにおい
て、製造ラインの一連の製造機器の中のどれかにトラブ
ルが起きると、製造ラインの稼動が休止してしまうが、
トラブルが起きた機器のベンダーからインタネット20
0を介した遠隔保守を受けることで迅速な対応が可能
で、製造ラインの休止を最小限に抑えることができる。
【0075】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実行
するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモ
リやハードディスク、あるいはネットワークファイルサ
ーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフト
ウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例え
ば図33に一例を示す様な画面のユーザインタフェース
をディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理
するオペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機
種(401)、シリアルナンバー(402)、トラブル
の件名(403)、発生日(404)、緊急度(40
5)、症状(406)、対処法(407)、経過(40
8)等の情報を画面上の入力項目に入力する。入力され
た情報はインタネットを介して保守データベースに送信
され、その結果の適切な保守情報が保守データベースか
ら返信されディスプレイ上に提示される。またウェブブ
ラウザが提供するユーザインタフェースはさらに図示の
ごとくハイパーリンク機能(410〜412)を実現
し、オペレータは各項目の更に詳細な情報にアクセスし
たり、ベンダーが提供するソフトウェアライブラリから
製造装置に使用する最新バージョンのソフトウェアを引
出したり、工場のオペレータの参考に供する操作ガイド
(ヘルプ情報)を引出したりすることができる。
【0076】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図17は半
導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計した回路
パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ
3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ
を製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と
呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグ
ラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。
次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステッ
プ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化
する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボン
ディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組
立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で
作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テ
スト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバ
イスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程
と後工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工
場毎に上記説明した遠隔保守システムによって保守がな
される。また前工程工場と後工程工場との間でも、イン
タネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理や
装置保守のための情報がデータ通信される。
【0077】図18は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上
に多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製
造機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守が
なされているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もし
トラブルが発生しても迅速な復旧が可能で、従来に比べ
て半導体デバイスの生産性を向上させることができる。
【0078】以上説明したように、本発明の各実施例に
よれば、箔状導体よりなる箔コイルを積層させて巻き、
コイルを形成することにより、非導体空隙を大幅に減少
してコイル断面の導体部分の占積率を向上させることが
可能となる。つまり、従来の丸線タイプのコイル抵抗値
を維持あるいは低減した状態で、より多くのコイル巻き
数を得られることにより、コイルの駆動推力発生有効長
さが増加し、コイルの駆動電流密度を大幅に上げること
ができる。
【0079】結果、一定の体積を前提にした固定子コイ
ルおよび可動子マグネットでのリニアモータの効率を向
上させる。そして、これをステージ装置の駆動手段とし
て用いれば、ステージ装置の高速化および低消費電力化
を可能にし、さらに装置トータルのスループットや露光
精度を向上させることが可能となる。また、レチクルお
よびウエハステージの反力を伝達するリニアモータ、あ
るいは各ステージおよび投影光学系を支持する本体構造
体のマウントに設けられた除振用リニアモータとして用
いれば、露光装置の低消費電力化を可能にし、露光精度
を向上させることが可能となる。
【0080】また、絶縁層を設けた導体箔を積層巻線す
る際、絶縁層の幅を導体箔幅より若干広くすることによ
り、導体箔の端部での導体層間の絶縁を確実にし、導体
層間のショートを防ぐことが可能になり、リニアモータ
および露光装置の信頼性を上げるという効果が得られ
る。
【0081】また、コイルを貫通する孔を設けて、この
貫通孔に冷媒を流しコイル冷却を行うことを可能にした
結果、リニアモータの冷却効率が上がり露光装置の熱的
安定性を向上し、ひいてはアライメント精度および露光
精度を上げるという効果が得られる。
【0082】また、コイルの導体箔の材料を異種導体よ
りなる、クラッド材より形成することにより、コイルの
軽量化および高透磁率材料によるギャップ磁束密度改善
およびコイルの周波数応答特性改善を可能にし、リニア
モータの軽量化を実現し、さらに高効率および高応答周
波数特性を実現するという効果が得られる。
【0083】また、コイル導体箔の材料を高透磁率の導
体材料とすることにより、ギャップ磁束密度改善を可能
とし、効率の良いリニアモータを実現するという効果が
得られる。
【0084】また、絶縁層を形成する絶縁ベースフィル
ムに、通常のポリエステル系あるいはポリイミド系のベ
ースフィルムに比較して、剛性の高いパラフィン系全芳
香族ポリアミド繊維あるいは樹脂を用いることにより、
最終的にコイルに巻線した際のコイル剛性を上げること
が可能となり、リニアモータの周波数応答特性を改善す
るという効果が得られる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原版面に描かれたパターンを基板に露光するための露光
装置のリニアモータにおいて、絶縁層を有する箔状導体
が積層して巻かれたコイル、または絶縁層を介して箔状
導体を積層して巻いたコイルと、このコイルの内周端部
もしくは外周端部を外部電極に連絡するためのリード線
または中継基板とを具備することにより、非導体空隙を
大幅に減少してコイル断面の導体部分の占積率を向上さ
せることが可能となる。つまり、従来の丸線タイプのコ
イル抵抗値を維持あるいは低減した状態で、より多くの
コイル巻き数を得られることにより、コイルの駆動推力
発生有効長さが増加し、コイルの駆動電流密度を大幅に
上げることができる。結果、一定の体積を前提にしたリ
ニアモータの効率を向上させる。
【0086】また、絶縁層を介して箔状導体を積層して
巻いた複数の部分コイルを、電流の回転方向が同一方向
となるように継ぎ目なしに連続したコイル、または絶縁
層を介して箔状導体を積層して巻き、貫通孔を設けたコ
イルを具備することにより、上記と同様の効果を奏し、
且つ冷媒を流しコイル冷却を行うことを可能にし、リニ
アモータの冷却効率が上がり露光装置の熱的安定性を向
上させる。
【0087】そして、これらのリニアモータにより原版
または基板を搭載するステージ装置を駆動すれば、ステ
ージ装置の高速化および低消費電力化を可能にし、さら
に装置トータルのスループットやアライメント精度およ
び露光精度を向上させることが可能となる。また、原版
または基板を搭載するステージ装置からの反力を伝達
し、あるいは各ステージ装置および投影光学系を支持す
る本体構造体の除振手段として用いれば、露光装置の低
消費電力化を可能にし、アライメント精度および露光精
度を向上させるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の露光装置全体を説明する模式図。
【図2】 実施例1に示すステージ装置の斜視図。
【図3】 実施例1に示すリニアモータを上方から見た
平面図およびA−A断面図。
【図4】 実施例1に示す箔コイルを説明する斜視図。
【図5】 図3のB部断面拡大図。
【図6】 図5のC部断面拡大図。
【図7】 実施例3において、コイルのリード線の引き
出し方式を説明する平面図。
【図8】 実施例3において、コイルのリード線の他の
引き出し方式を説明する平面図。
【図9】 実施例4に示すコイルの側面および外周面方
向から見た平面図並びにD−D断面図。
【図10】 実施例4に示すコイルの絶縁処理方式を説
明する断面図。
【図11】 実施例5に示すコイルの絶縁処理方式を説
明する断面図およびE部断面拡大図。
【図12】 実施例5に示すコイルの別の絶縁処理方式
を説明する断面図およびF部断面拡大図。
【図13】 実施例6に示すコイルの併設構造を示す斜
視図。
【図14】 実施例2の露光装置全体を説明する模式
図。
【図15】 実施例2に示す単層リニアモータを説明す
る平面図および断面図。
【図16】 実施例7に示す箔コイルを説明する斜視
図。
【図17】 デバイスの製造プロセスのフローを説明す
る図。
【図18】 ウエハプロセスを説明する図。
【図19】 従来例に示すリニアモータを上方から見た
平面図およびG−G断面図。
【図20】 従来例に示す丸線コイルを説明する斜視
図。
【図21】 図19のH部断面拡大図。
【図22】 図21のI部断面拡大図。
【図23】 実施例8に示すコイル断面図およびそのJ
部断面拡大図。
【図24】 実施例8に示すコイル側端部加工方式を説
明する図。
【図25】 実施例8に示すコイルの絶縁処理方式を説
明する断面図およびK部断面拡大図。
【図26】 実施例8に示すコイルの他の絶縁処理方式
を説明する断面図およびL部断面拡大図。
【図27】 実施例8に示す箔コイルの構造を説明する
斜視図、その効果を説明する断面図および箔コイルの更
に別の構造を説明する斜視図。
【図28】 実施例8に示す箔コイルの更にまた別の構
造を説明する斜視図および断面図。
【図29】 実施例8に示す他のコイルの側面および外
周方向から見た平面図並びにM−M断面図。
【図30】 図29のコイルを用いたリニアモータの構
造を示すM−M断面図。
【図31】 半導体デバイスの生産システムをある角度
から見た概念図。
【図32】 半導体デバイスの生産システムを別の角度
から見た概念図。
【図33】 ユーザインタフェースの具体例。
【符号の説明】
1:照明系ユニット、2:レチクルステージ、3:縮小
投影レンズ、4:ウエハステージ、5:露光装置本体、
6:ウエハ、7:微動ステージ、8:Xガイド、9:X
リニアモータ、10:Yスライダー、11:ヨーガイ
ド、12:YLリニアモータ、13:YRリニアモー
タ、14:ステージ定盤、16:コイル、16a:箔コ
イル、16b:銅箔、16c:絶縁ベースフィルム、1
6d:折り曲げ、16e:半田付け、16f:リード
線、16g:絶縁フィルム、16h:絶縁フィルム、1
6i:箔コイル内周引き回し部、16j:絶縁塗装、1
6k:絶縁フィルム、16m:酸化皮膜、16n:コイ
ル1、16p:コイル2、16q:隙間、16r:α巻
き、16s:内周折りシフト巻き、16t:アルミ箔、
16u:銅アルミ合金箔、16z:冷却穴、17:中継
基板、18:コネクター、19:可動子マグネット、1
9a:ギャップ磁束、20:単相リニアモータ、21:
レチクルステージ反力受け、22:ウエハステージ反力
受け23:チヤンバー機械室、24:単相リニアモー
タ、25:本体エアーマウント、26:単相リニアモー
タ、27:ステージエアーマウント、28:エッジング
処理液、29a:ターゲット素材(銅)、29b:スパ
ッタ銅原子、29c:マスク、29d:砥石、29e:
カッター(放電カッター)、30a:パーマロイ箔、3
0b:フェライト合金箔、30c:Ni合金箔、30
d:クラッド箔材、30e:銅箔、30f:アルミ箔、
116:コイル、116ax:丸線コイル、116b:
銅線、116c:絶縁層、118:コネクター、11
9:可動子マグネット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 41/02 H02K 41/02 B 41/03 A 41/03 H01L 21/30 503A 502G (72)発明者 鴬塚 和仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5F046 AA23 AA28 BA05 CC01 CC02 CC03 CC18 DD06 5H603 BB09 BB15 CA01 CA05 CB01 CB11 CB22 CB23 CB26 CC14 CD26 CE06 CE12 CE13 CE14 CE16 CE19 EE01 EE09 FA02 FA17 FA21 FA24 FA29 5H604 AA05 AA08 BB10 BB11 CC01 CC04 CC20 DA15 DA20 DA23 DB02 DB03 DB17 DB18 DB26 QB15 5H641 BB06 BB19 GG02 GG05 GG07 GG11 GG12 GG15 HH03 JA09

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原版面に描かれたパターンを基板に露光
    するための露光装置において、絶縁層を有する箔状導体
    が積層して巻かれたコイルを具備するリニアモータを有
    することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 原版面に描かれたパターンを基板に露光
    するための露光装置において、絶縁層を介して箔状導体
    を積層して巻いたコイルと、このコイルの内周端部また
    は外周端部を外部電極に連絡するためのリード線とを具
    備するリニアモータを有することを特徴とする露光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記リード線の少なくとも1部が、前記
    コイルを構成する箔状導体であることを特徴とする請求
    項2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記コイルの内周端部に接続されたリー
    ド線は、コイル外周方向に引き出され、このリード線と
    コイル本体部との間を絶縁するための絶縁材を設けたこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 原版面に描かれたパターンを基板に露光
    するための露光装置において、絶縁層を介して箔状導体
    を積層して巻いたコイルと、このコイルの内周端部また
    は外周端部を外部電極に連絡するための中継基板とを具
    備するリニアモータを有することを特徴とする露光装
    置。
  6. 【請求項6】 前記中継基板は、前記コイルの内周端部
    または外周端部に接続されたリード線と、前記コイルの
    電極を外部電極に接続するための端子とを中継するもの
    であることを特徴とする請求項5に記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記中継基板は、前記コイルの内周面方
    向、外周面方向または内外周面の周縁と接する側面方向
    の部位に設けられることを特徴とする請求項5または6
    に記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記中継基板は、別の導体線材もしくは
    導体パターンが形成された基板、またはフレキシブル基
    板であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項
    に記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 原版面に描かれたパターンを基板に露光
    するための露光装置において、絶縁層を介して箔状導体
    を積層して巻いた複数の部分コイルを、電流の印加回転
    方向が同一方向となるように継ぎ目なしに連続したコイ
    ルを具備するリニアモータを有することを特徴とする露
    光装置。
  10. 【請求項10】 前記コイルは、前記複数の部分コイル
    を、磁気回路のギャップ方向に離間あるいは積層させた
    配置で構成されることを特徴とする請求項9に記載の露
    光装置。
  11. 【請求項11】 前記コイルは、2つの異なる部分コイ
    ル間の前記箔状導体を螺旋状に折り曲げることにより連
    続させたものであることを特徴とする請求項9または1
    0に記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記各部分コイルは、2つの異なる部
    分コイル間の前記箔状導体を略直角に2回折り曲げるこ
    とにより連続させたものであることを特徴とする請求項
    9〜11のいずれか1項に記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記コイルは、併設される2つの部分
    コイル間の内周部において、前記箔状導体を螺旋状ある
    いは複数の折り曲げにて連続して巻いたことを特徴とす
    る請求項9〜12のいずれか1項に記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 原版面に描かれたパターンを基板に露
    光するための露光装置において、絶縁層を介して箔状導
    体を積層して巻き、貫通孔を設けたコイルを具備するリ
    ニアモータを有することを特徴とする露光装置。
  15. 【請求項15】 前記孔の内周面に絶縁処理が施されて
    いることを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
  16. 【請求項16】 前記絶縁層を形成する部材は、高分子
    材料よりなる屈曲可能な絶縁シート、絶縁フィルム、絶
    縁塗装、または箔状導体を構成する導体金属自身の酸化
    皮膜より成ることを特徴とする請求項1〜15のいずれ
    か1項に記載の露光装置。
  17. 【請求項17】 前記絶縁フィルムが、パラフィン系全
    芳香族ポリアミド繊維または樹脂を用いた絶縁ベースフ
    ィルムであることを特徴とする請求項16に記載の露光
    装置。
  18. 【請求項18】 前記絶縁層は前記箔状導体の片面また
    は両面に貼設されたものであることを特徴とする請求項
    1〜17に記載の露光装置。
  19. 【請求項19】 前記コイルの幅方向の導体側端部また
    は角部を酸化処理したことを特徴とする請求項1〜18
    のいずれか1項に記載の露光装置。
  20. 【請求項20】 前記箔状導体は、銅、アルミ、銅アル
    ミ合金、銀、金、フェライト合金、Ni合金およびパー
    マロイ合金から選択される少なくとも1つの金属を含む
    ことを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載
    の露光装置。
  21. 【請求項21】 前記絶縁層の幅が前記箔状導体の幅よ
    り広いことを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項
    に記載の露光装置。
  22. 【請求項22】 前記箔状導体は複数の異なる材質の導
    体を積層構造とするクラッド材よりなることを特徴とす
    る請求項1〜21のいずれか1項に記載の露光装置。
  23. 【請求項23】 前記クラッド材は導体材料を高透磁率
    材料とすることを特徴とする請求項22に記載の露光装
    置。
  24. 【請求項24】 前記コイルを形成する材料として高透
    磁率材料を使用することを特徴とする請求項1〜23の
    いずれか1項に記載の露光装置。
  25. 【請求項25】 前記リニアモータは、前記コイルを複
    数具備し、各隣接コイルの外周面同士が対向するように
    配列されることを特徴とする請求項1〜24のいずれか
    1項に記載の露光装置。
  26. 【請求項26】 前記リニアモータは、前記コイルを具
    備する固定子と、磁石を具備する可動子から構成される
    ことを特徴とする請求項1〜25のいずれか1項に記載
    の露光装置。
  27. 【請求項27】 前記リニアモータは、前記コイルの内
    周端部に接続されたリード線とコイル本体部との間、ま
    たはコイル本体部の内周面、外周面もしくは側面に絶縁
    層を形成する部材を接合させたことを特徴とする請求項
    1〜26のいずれか1項に記載の露光装置。
  28. 【請求項28】 前記リニアモータは、前記原版または
    基板を搭載するステージ装置を駆動することを特徴とす
    る請求項1〜27のいずれか1項に記載の露光装置。
  29. 【請求項29】 前記リニアモータは、前記原版または
    基板を搭載するステージ装置からの反力を伝達すること
    を特徴とする請求項1〜28のいずれか1項に記載の露
    光装置。
  30. 【請求項30】 前記リニアモータは、前記原版または
    基板を搭載するステージ装置と投影光学系とを支持する
    本体構造体の除振手段として設けられることを特徴とす
    る請求項1〜29のいずれか1項に記載の露光装置。
  31. 【請求項31】 前記露光は、前記原版のパターンを投
    影光学系を介してまたは電子ビームにより基板に投影す
    る投影露光であることを特徴とする請求項1〜30のい
    ずれか1項に記載の露光装置。
  32. 【請求項32】 前記ステージ装置は、原版のパターン
    を基板に繰り返し露光するために露光光軸に対して原版
    と基板の両方または基板のみを相対的に移動させること
    を特徴とする請求項27〜31のいずれか1項に記載の
    露光装置。
  33. 【請求項33】 請求項1〜32に記載の露光装置を含
    む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造工場に設置
    する工程と、該製造装置群を用いて複数のプロセスによ
    って半導体デバイスを製造する工程とを有することを特
    徴とするデバイス製造方法。
  34. 【請求項34】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有する請求項33に記載
    の方法。
  35. 【請求項35】 前記露光装置のベンダーもしくはユー
    ザが提供するデータベースに前記外部ネットワークを介
    してアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の保
    守情報を得る、または前記半導体製造工場とは別の半導
    体製造工場との間で前記外部ネットワークを介してデー
    タ通信して生産管理を行う請求項33に記載の方法。
  36. 【請求項36】 請求項1〜32に記載の露光装置を含
    む各種プロセス用の製造装置群と、該製造装置群を接続
    するローカルエリアネットワークと、該ローカルエリア
    ネットワークから工場外の外部ネットワークにアクセス
    可能にするゲートウェイを有し、前記製造装置群の少な
    くとも1台に関する情報をデータ通信することを可能に
    した半導体製造工場。
  37. 【請求項37】 半導体製造工場に設置された請求項1
    〜32に記載の露光装置の保守方法であって、前記露光
    装置のベンダーもしくはユーザが、半導体製造工場の外
    部ネットワークに接続された保守データベースを提供す
    る工程と、前記半導体製造工場内から前記外部ネットワ
    ークを介して前記保守データベースへのアクセスを許可
    する工程と、前記保守データベースに蓄積される保守情
    報を前記外部ネットワークを介して半導体製造工場側に
    送信する工程とを有することを特徴とする露光装置の保
    守方法。
  38. 【請求項38】 請求項1〜32に記載の露光装置にお
    いて、ディスプレイと、ネットワークインタフェース
    と、ネットワーク用ソフトウェアを実行するコンピュー
    タとをさらに有し、露光装置の保守情報をコンピュータ
    ネットワークを介してデータ通信することを可能にした
    露光装置。
  39. 【請求項39】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され前記露光装置のベンダーもしくはユーザが提供す
    る保守データベースにアクセスするためのユーザインタ
    フェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネッ
    トワークを介して該データベースから情報を得ることを
    可能にする請求項38に記載の装置。
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