JP3548353B2 - ステージ装置およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法 - Google Patents

ステージ装置およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体露光装置等においてウエハ等の被加工物を位置決めするためのステージ装置およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造用の露光装置等においては、露光されるウエハ等の被加工物を高精度でしかも迅速に位置決めすることが要求される。そこで位置決め精度と応答性にすぐれたリニアモータを駆動部とするウエハステージ等のXYステージ(ステージ装置)の開発が進んでいる。
【0003】
図10は一般的な縮小投影型の露光装置を示すもので、これは、ウエハWを位置決めするためのウエハステージ(XYステージ)Eと、その上方に配設された投影光学系A、レチクルステージBおよび光源光学系C等を有し、光源光学系Cから発生された露光光は、レチクルステージB上のレチクルを透過して投影光学系AによってウエハWに結像し、前記レチクルのパターンをウエハWに転写する。
【0004】
ウエハステージEは、投影光学系AやレチクルステージBを支持する本体フレームDを立設した定盤110上に配設され、定盤110を支持するベースGと床面Fとの間には除振装置Hが設けられる。
【0005】
除振装置Hは、定盤110をフカフカと柔らかく支えることによって、外部の振動がウエハステージEや本体フレームDに伝播するのを防ぐものである。
【0006】
ウエハステージEの位置は、レーザ干渉計Jによって計測され、ウエハステージEの制御系にフィードバックされる。また、光源光学系Cは、直接床面Fに立設された光源支持体Kに支持される。
【0007】
ウエハステージEは、図9に示すように、定盤110上をY軸方向に往復移動自在であるYステージ120と、Yステージ120上をX軸方向に往復移動自在であるXステージ130と、Yステージ120をY軸方向に移動させる一対のYリニアモータ140と、Xステージ130をX軸方向に移動させるXリニアモータ150を有するXYステージである。
【0008】
定盤110は、Yステージ120とXステージ130の下面を図示しないエアパッド等を介して非接触で支持するXYガイド面110aを有する。定盤110のX軸方向の一端には、Yステージ120をY軸方向に案内するYガイド111が立設され、Yガイド111のYガイド面111aとYステージ120の間は、図示しないエアパッド等によって非接触に保たれている。両Yリニアモータ140が駆動されると、Yステージ120が定盤110のXYガイド面110a上をYガイド111に沿って移動する。
【0009】
Yステージ120は、一対のYスライダ121と両者の間に配設された一対のXガイド122からなる長尺の枠体であり、両Yスライダ121の下面が定盤110のXYガイド面110aに面しており、前述のようにエアパッド等を介して非接触に支持される。また、一方のYスライダ121は他方よりY軸方向に長尺であり、その側面121aがYガイド111のYガイド面111aに面しており、前述のようにエアパッド等を介して非接触に案内される。両Yスライダ121はそれぞれ、連結板123によってYリニアモータ140の可動子141に一体的に結合され、両Yスライダ121と一体である一対のXガイド122上にはXリニアモータ150の固定子152が固定されている。
【0010】
Xステージ130は、一対の天板131と両者の間に配設された一対の側板132からなる中空枠体であり、その中空部をYステージ120の両Xガイド122とXリニアモータ150の固定子152が貫通している。下方の天板131の底面は定盤110のXYガイド面110aに面しており、前述のようにエアパッド等を介して非接触に支持され、上方の天板131の上面は図示しないウエハを吸着保持するウエハ保持面を形成している。
【0011】
Xステージ130の両側板132の内面132aは、Yステージ120の両Xガイド122の外側面であるXガイド面122aに面しており、エアパッド等によって非接触に案内される。
【0012】
Yステージ120をY軸方向に移動させる一対のYリニアモータ140は、それぞれ、前述のように連結板123を介してYステージ120のYスライダ121と一体的に結合された可動子141と、その開口部を貫通する固定子142を有する。固定子142は、Y軸方向に配列されたコイル列142aとこれを支持する支持体142bを有し、可動子141は、互に対向する多極磁石141aを保持する一対の鉄板141bと、これらの両端に固着された一対のアルミ板141cからなる中空枠体である。
【0013】
Yリニアモータ140の固定子142のコイル列142aの各偏平コイルに供給する電流の向きを逐次切り換えると、可動子141にY軸方向の推力が発生し、Yステージ120がその上のXステージ130とともに、Y軸方向に移動する。
【0014】
Xステージ130をYステージ120のXガイド122に沿って移動させるXリニアモータ150の可動子151は、Xステージ130の上方の天板131の下面に固着された中空枠体であり、Yリニアモータ140の可動子141と同様に、互に対向する多極磁石151aを保持する一対の鉄板と、これらの両端に固着された一対のアルミ板からなる。
【0015】
Xリニアモータ150の固定子152は、X軸方向に配列されたコイル列152aとこれを支持する支持体152bを有し、コイル列152aの各偏平コイルに供給する電流の向きを逐次切り換えることによって、可動子151にX軸方向の推力が発生し、Xステージ130をYステージ120のXガイド122に沿ってX軸方向に移動させる。
【0016】
各Yリニアモータ140の固定子142は、コイル列142aを支持する支持体142bを定盤110の両端に固定することで、定盤110と一体的に結合されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の技術によれば、前述のように、各Yリニアモータの固定子が定盤と一体的に結合されており、Yリニアモータを駆動するとその反力が定盤に伝達される。ところが定盤は除振装置を介して柔らかくフカフカの状態に支持されているため、Yリニアモータの駆動力の反力がかかると定盤が大きく揺動し、XYステージの位置を計測するレーザ干渉計等の基準位置が変化して計測値に著しい誤差が生じる。このような制御系の外乱は、露光装置の位置決めを高速化して生産性を向上させるうえでの大きな障害となる。加えて、定盤に支持された投影光学系が揺動すると、露光装置の転写精度が著しく劣化する。
【0018】
また、Xリニアモータの固定子がYステージと一体的に結合されているため、Xリニアモータが駆動されたときにその固定子に発生する反力が、YステージのYスライダの側面から定盤と一体であるYガイドに伝達され、その結果、定盤が大きく揺動して、前述と同様に制御系の外乱となる。
【0019】
加えて、XステージやYステージが定盤上で移動すると、XYステージ全体の重心位置が変化するために定盤が傾いて、前述と同様にレーザ干渉計等の基準位置が変動する等のトラブルを生じる。
【0020】
本発明は上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、ステージの駆動中にその反力や重心移動等のために露光装置の定盤が揺動したり傾く等のトラブルを回避して、露光装置の転写精度や生産性を大幅に改善できるステージ装置およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法を提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のステージ装置は、定盤上を第1の方向に往復移動自在である第1のステージと、これを駆動する第1の駆動手段と、前記第1のステージ上を第2の方向に往復移動自在である第2のステージと、これを駆動する第2の駆動手段を有し、前記第1の駆動手段が、前記定盤と別体である支持手段に支持された第1のリニアモータと、前記第1のリニアモータの可動部に前記第1のステージを追従させる第2のリニアモータを備えていることを特徴する。
また、定盤上をY軸方向に往復移動自在なYステージと、該Yステージに対してX軸方向に往復移動自在なXステージと、該XステージをX軸方向に移動させるXリニアモータと、該Xリニアモータの固定子をY軸方向に移動させるYリニアモータと、前記YステージにY軸方向の駆動力を前記Yリニアモータの可動子から伝達し、前記Yステージを前記Yリニアモータの前記可動子に追従させる駆動力伝達用リニアモータとを備えていることを特徴とするステージ装置でもよい。
【0022】
第1のリニアモータの可動部に第2の駆動手段の固定部が直接支持されているとよい。
【0023】
また、第1および第2のステージが、それぞれ静圧軸受手段を介して定盤上に支持されているとよい。
【0024】
さらに、定盤と別体である第1の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第1の磁気手段を第1のステージと一体に設け、第1のリニアモータの可動部と一体である第2の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第2の磁気手段を第2のステージと一体に設けたものでもよい。
【0025】
また、本発明の他のステージ装置は、定盤上を第1の方向に往復移動自在である第1のステージと、これを駆動する第1の駆動手段と、前記第1のステージ上を第2の方向に往復移動自在である第2のステージと、これを駆動する第2の駆動手段を有し、前記定盤と別体である第1の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第1の磁気手段を前記第1のステージと一体に設け、前記第1の駆動手段の可動部と一体である第2の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第2の磁気手段を前記第2のステージと一体に設けたことを特徴とする。
【0026】
【作用】
第1のリニアモータが定盤と別体である支持手段に支持されており、第1のリニアモータの可動部に追従する第2のリニアモータを介して第1のステージを第1の方向に駆動するように構成されているため、第1のステージを第1の方向に駆動する駆動力の反力が定盤に伝播してこれを揺動させる等のトラブルを防ぐことができる。また、第2の駆動手段の固定部が第1のステージの一部を介さず直接第1のリニアモータの可動部に結合されており、第1のリニアモータの可動部もまた、定盤と別体で支持されているので、第1のステージ上で第2のステージを駆動する第2の駆動手段の反力が第1のステージに伝播して定盤を揺動させるおそれもない。
【0027】
第1、第2のステージのそれぞれの駆動力によって定盤が揺動すると、計測系の基準位置等が変化して計測値に誤差を発生するため、定盤の揺動等が充分に減衰するまで待ってから露光サイクル等を開始しなければならない。そこで上記のように構成することで定盤の揺動を防ぎ、ウエハ等基板の位置決め等を高速化して露光装置等のスループットを向上させる。また、定盤の揺動による光学系等の変位を防ぐことで、転写精度等の向上にも大きく貢献できる。
【0028】
さらに、定盤と別体である第1の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第1の磁気手段を第1のステージと一体に設け、第1のリニアモータの可動部と一体である第2の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第2の磁気手段を第2のステージと一体に設けたものにすれば、第1、第2のステージのそれぞれの重さを、第1、第2の磁気手段の磁気吸引力によって相殺することができる。定盤上で、第1、第2のステージが移動すると、XYステージ全体の重心位置が変化するために定盤が傾いて、このために光学系や計測系の基準位置等がずれるおそれがあるため、各ステージを実質的に軽くすることで定盤の傾きを低減する。
【0029】
各ステージの駆動によって露光装置等の定盤が揺動したり、傾いたりするのを防ぎ、露光装置等の生産性や転写精度を大きく改善できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
図1は第1実施例によるウエハステージを示すもので、これは、定盤10上をY軸方向に往復移動自在な第1のステージであるYステージ20と、Yステージ20上をX軸方向に往復移動自在な第2のステージであるXステージ30と、Yステージ20をY軸方向に移動させる1の駆動手段の一部を構成する第1のリニアモータである一対のYリニアモータ40と、Xステージ30をX軸方向に移動させる第2の駆動手段であるXリニアモータ50を有するステージ装置である。
【0032】
定盤10は、Yステージ20とXステージ30の下面を図示しない静圧軸受手段であるエアパッド等を介して非接触で支持するXYガイド面10aを有する。定盤10のX軸方向の一端には、Yステージ20をY軸方向に案内するYガイド11が立設され、Yガイド11のYガイド面11aとYステージ20の間は、図示しない静圧軸受手段であるエアパッド等によって非接触に保たれており、Yリニアモータ40が駆動されると、Yステージ20が定盤10のXYガイド面10a上をYガイド11に沿って移動する。
【0033】
Yステージ20は、一対のYスライダ21と両者の間に配設された一対のXガイド22からなる長尺の枠体であり(図2参照)、両Yスライダ21の下面が定盤10のXYガイド面10aに面しており、前述のようにエアパッド等を介して非接触に支持される。また、一方のYスライダ21は他方よりY軸方向に長尺であり、その側面21aがYガイド11のYガイド面11aに面しており、前述のようにエアパッド等を介して非接触に案内される。両Yスライダ21はそれぞれ、連結板23と第2のリニアモータである駆動力伝達用リニアモータ24を介してYリニアモータ40の可動子41に連結され、連結板23はYリニアモータ40の可動子41とXリニアモータ50の固定子52を一体的に結合する。
【0034】
Xステージ30は、一対の天板31と両者の間に配設された一対の側板32からなる中空枠体であり、その中空部をYステージ20の両Xガイド22とXリニアモータ50の固定部である固定子52が貫通している。下方の天板31の底面は定盤10のXYガイド面10aに面しており、前述のようにエアパッド等を介して非接触に支持され、上方の天板31の上面は図示しない基板であるウエハを吸着保持するウエハ保持面を形成している。
【0035】
Xステージ30の両側板32の内面32aは、Yステージ20の両Xガイド22の外側面であるXガイド面22aに面しており、エアパッド等によって非接触で案内される。
【0036】
各Yリニアモータ40は、前述のように連結板23と一体的に結合された可動部である可動子41と、その開口部を貫通する固定部である固定子42を有する。固定子42は、Y軸方向に配列されたコイル列42aとこれを支持する支持体42bとその両端を支持する固定部材42cを有する。可動子41は、互に対向する多極磁石41aを保持する一対の鉄板41bと、これらの両端に固着された一対のアルミ板41cからなる中空枠体である。
【0037】
両Yリニアモータ40の固定子42のコイル列42aの各偏平コイルに供給する電流の向きを逐次切り換えると、可動子41にY軸方向の推力が発生し、この推力は、Xリニアモータ50の固定子51をY軸方向に移動させるとともに、駆動力伝達用リニアモータ24を介してYステージ20に伝達され、これとともに、Xステージ30をY軸方向に移動させる。
【0038】
Xステージ30をYステージ20のXガイド22に沿って移動させるXリニアモータ50の可動子51は、Xステージ30の上方の天板31の下面に固着された中空枠体であり、Yリニアモータ40の可動子41と同様に、互に対向する多極磁石51aを保持する一対の鉄板と、これらの両端に固着された一対のアルミ板からなる。
【0039】
Xリニアモータ50の固定子52は、X軸方向に配列されたコイル列52aとこれを支持する支持体52bを有し、コイル列52aの各偏平コイルに供給する電流の向きを逐次切り換えることによって、可動子51にX軸方向の推力が発生し、Xステージ30がYステージ20のXガイド22に沿ってX軸方向に移動する。
【0040】
Xステージ30上のウエハは、Yリニアモータ40、Xリニアモータ50等を前述のように駆動することで、XY方向に位置決めされる。このようにしてウエハの位置決めを行ったうえで、図示しない露光手段である光源光学系の露光光を照射し、その光路に配設されたレチクルを経てウエハを露光する。
【0041】
各Yリニアモータ40の固定子42の両固定部材42cは、定盤10を支持する露光装置の本体フレームとは別に床面に立設された支持手段である反力受けフレームに固定される。両固定部材42cは、Yリニアモータ40の固定子42に沿って配設されたガイド棒42dの両端を保持しており、Yリニアモータ40の可動子41はガイド棒42d上を摺動自在なスライダ部材42eと一体であり、これによってY軸方向に案内される。
【0042】
このように、各Yリニアモータ40の固定子42と、可動子41を案内するガイド棒42dとが露光装置の本体フレームとは別体である反力受けフレームに支持されているため、各Yリニアモータ40が前述のように駆動されると、Y軸方向の駆動力の反力は反力受けフレームを経て床面に直接伝達される。従って、各リニアモータ40の駆動力の反力が定盤10に伝播してこれを揺動させるおそれはない。
【0043】
また、Yステージ20上にXリニアモータ50の固定子52が固定されていると、Xリニアモータ50によるX軸方向の駆動力の反力がYステージ20に伝達され、定盤10に立設されたYガイド11に対向するYスライダ21を介して定盤10に伝播し、このために定盤10が揺動する。そこで、前述のように、Xリニアモータ50の固定子52のみを連結板23に固着し、これによってYリニアモータ40の可動子41と一体化する一方で、Yステージ20、すなわち、両Yスライダ21と両Xガイド22からなる枠体と各連結板23の間に駆動力伝達用リニアモータ24を設けて、Xリニアモータ50の駆動力の反力がYステージ20に伝播するのを回避する。
【0044】
各駆動力伝達用リニアモータ24は、Yリニアモータ40やXリニアモータ50の固定子41,51と同様に、互に対向する2極磁石24aを保持する一対の鉄板24bとこれらの両端に固着された一対のアルミ板24cからなる中空枠体の可動子24dと、その中空部を貫通する偏平コイルからなる固定子24eによって構成されるもので、可動子24dはYステージ20のYスライダ21に固着され、固定子24eは連結板23に固着される。
【0045】
駆動力伝達用リニアモータ24の可動子24dと固定子24eは、可動子24dの2極磁石24aによって発生する磁気回路によって互に非接触に保たれており、固定子24eに供給する電流量に応じて可動子24dをY軸方向へ移動させる推力が発生する。これによって、Yステージ20と、Xステージ30と、Xリニアモータ50の可動子51が一体となって、Y軸方向へ駆動され、Yリニアモータ40の可動子41の移動に追従する。このときの駆動力伝達用リニアモータ24のY軸方向の駆動力と両Yリニアモータ40の駆動力の比率Fを以下のように制御すれば、各連結板23とYステージ20の間を非接触に保ちながら、Yステージ20とYリニアモータ40の可動子41の相対位置を変化させることなく、両者を一体的にY軸方向へ駆動することができる。
【0046】
F=A/(A+B)・・・・・・・・(1)
ここで、
A:Xステージ30の質量+Xリニアモータ50の可動子51の質量+Yステージ20の質量+駆動力伝達用リニアモータ24の可動子24dの質量
B:駆動力伝達用リニアモータ24の固定子24eの質量+連結板23の質量+Xリニアモータ50の固定子52の質量+Yリニアモータ40の可動子41の質量+スライダ部材42eの質量
すなわち、第1の駆動手段を構成する駆動力伝達用リニアモータ24とYリニアモータ40の駆動力の比率が式(1)を満足するように両者の電流を制御すれば、Xリニアモータ50の可動子51と一体である連結板23とYステージ20の間を非接触に保ちながら、これらを一体的にY軸方向に移動させることができる。連結板23とYステージ20の間が非接触であるから、Yステージ20上でXリニアモータ50が駆動されても、X軸方向の駆動力の反力は連結板23を経て両Yリニアモータ40の可動子41に伝達され、Yステージ20には伝播しない。従来例のように、Xリニアモータの駆動力の反力がYステージを経て定盤に伝達され、このために定盤が揺動する等のトラブルはない。
【0047】
本実施例によれば、Yリニアモータの固定子を露光装置の本体フレームと別体である反力受けフレームに支持させることでY軸方向の駆動力の反力によって定盤が揺動するのを防ぎ、また、Xリニアモータの固定子をYリニアモータの可動子に固定する一方でこれとYステージの間に駆動力伝達用リニアモータを設けることで、X軸方向の駆動力の反力が定盤に伝播するのを回避する。ウエハ等の位置決めを行う工程において、各リニアモータの駆動力の反力のために定盤が揺動するおそれがないから、位置決めの高速化と高精度化を大きく促進できる。これによって、露光装置の生産性を大幅に向上させるとともに、転写精度の改善にも貢献できる。
【0048】
図3は一変形例によるステージ装置を示す。これは第1実施例のウエハステージに、Yステージ20の自重とXステージ30の自重をそれぞれ相殺するY自重補償装置25とX自重補償装置35を付加したものである。
【0049】
定盤10上でYステージ20やXステージ30が移動すると、ウエハステージ全体の重心位置が変化するため、定盤10が傾いて、これと一体である露光装置の本体フレームに支持されたレーザ干渉計等の計測系や投影光学系の基準位置が変動して、転写パターンの重ね合わせ精度等が劣化したり、XYステージの制御系に外乱を生じる。そこで、Yステージ20とXステージ30のそれぞれの自重を磁気吸引力によって相殺するY自重補償装置25とX自重補償装置35を設けて、Yステージ20とXステージ30が定盤10上で移動してもウエハステージの重心位置が著しく変化しないように構成する。
【0050】
Y自重補償装置25は、定盤10を支持する本体フレームとは別にY自重補償装置支持体25aによって床面から支持された第1の磁性体である一対のY固定はり25bと、各駆動力伝達用リニアモータ24の可動子24dの頂部に固定された上向きの2極磁石からなる第1の磁気手段であるY磁石ユニット25cを有する。各Y固定はり25bは磁性材で作られており、Y磁石ユニット25cの上向きの2極磁石に対向して配設される。
【0051】
Y固定はり25bと駆動力伝達用リニアモータ24の可動子24dの頂部によって構成されるバックヨークとY磁石ユニット25cの上向きの2極磁石によって形成される磁気回路は、Yステージ20を上向きに吸引する磁気吸引力を発生する。
【0052】
そこで、Y磁石ユニット25cの上向きの2極磁石の寸法やこれに対向するY固定はり25bとの間の空隙の寸法等を適宜選定し、前記磁気吸引力がYステージ20の自重を相殺するように構成する。
【0053】
また、X自重補償装置35は、Xステージ30の両側面にそれぞれ、固定されたバックヨーク35aとこれに支持された上向きの2極磁石35dからなる第2の磁気手段であるX磁石ユニット35cを有する。両X磁石ユニット35cの上向きの2極磁石35dは、磁性材で作られた第2の磁性体である一対のX固定はり35bにそれぞれ対向しており、各X固定はり35bの両端は、連結板23に固定されている。
【0054】
X固定はり35bとバックヨーク35aと上向きの2極磁石35dによって形成される磁気回路の磁気吸引力によって、Yステージ20と同様にXステージ30を上向きに吸引する。これによってXステージ30の自重を相殺する。
【0055】
このように、ウエハステージの定盤上を移動するXステージとYステージの自重をそれぞれ相殺することで、定盤にかかるウエハステージの全体重量を大きく低減する。これによって、ウエハの位置決めに必要なXリニアモータやYリニアモータの駆動力を低減してエネルギー消費量を削減するとともに、ウエハステージを駆動したときに露光装置の本体フレームが傾く等のトラブルを防ぎ、ランニングコストが低くしかも生産性の高い露光装置を実現できる。
【0056】
図5は第2実施例によるウエハステージを示すもので、これは、定盤60上をY軸方向に往復移動自在である第1のステージであるYステージ70と、Yステージ70上をX軸方向に往復移動自在である第2のステージであるXステージ80と、Yステージ70をY軸方向に移動させる第1の駆動手段である一対のYリニアモータ90と、Xステージ80をX軸方向に移動させる第2の駆動手段であるXリニアモータ100を有するステージ装置である。
【0057】
定盤60は、Yステージ70とXステージ80の下面を図示しないエアパッド等を介して非接触で支持するXYガイド面を有する。定盤60のX軸方向の一端には、Yステージ70をY軸方向に案内するYガイド61が立設され、Yガイド61のYガイド面とYステージ70の間は、図示しないエアパッド等によって非接触に保たれており、両Yリニアモータ90が駆動されると、Yステージ70が定盤60のXYガイド面上をYガイド61に沿って移動する。
【0058】
Yステージ70は、一対のYスライダ71と両者の間に配設された一対のXガイド72からなるX軸方向に長尺の枠体であり、両Yスライダ71の下面が定盤60のXYガイド面に面しており、前述のようにエアパッド等を介して非接触に支持される。また、一方のYスライダ71は他方よりY軸方向に長尺であり、その側面がYガイド61のYガイド面に面しており、前述のようにエアパッド等を介して非接触に案内される。両Yスライダ71はそれぞれ、連結板73によってYリニアモータ90の可動子91(第1の駆動手段の可動部)に一体的に結合され、Yスライダ71と一体であるXガイド72上にはXリニアモータ100の固定子102が固定されている。
【0059】
Xステージ80は、一対の天板81と両者の間に配設された一対の側板82からなる中空枠体であり、その中空部をYステージ70のXガイド72が貫通している。下方の天板81の底面は定盤60のXYガイド面に面しており、前述のようにエアパッド等を介して非接触に支持され、上方の天板81の上面は図示しないウエハを吸着保持するウエハ保持面を形成している。
【0060】
Xステージ80の両側板82の内面は、Yステージ70のXガイド72のXガイド面に面しており、エアパッド等によって非接触に案内される。
【0061】
Yステージ70をY軸方向に移動させる両Yリニアモータ90は、それぞれ前述のように連結板73を介してYステージ70のYスライダ71と一体的に結合された可動子91と、その開口部を貫通する固定子92を有する。固定子92は、Y軸方向に配列されたコイル列92aとこれを支持する支持体92bを有し、可動子91は、互に対向する多極磁石を保持する一対の鉄板と、これらの両端に固着された一対のアルミ板からなる中空枠体である。
【0062】
Yリニアモータ90の固定子92のコイル列92aの各偏平コイルに供給する電流の向きを逐次切り換えると、可動子91にY軸方向の推力が発生し、Yステージ70がその上のXステージ80とともに、Y軸方向に移動する。
【0063】
Xステージ80をYステージ70のXガイド72に沿って移動させるXリニアモータ100の可動子101は、Xステージ80の上方の天板81の下面に固着された中空枠体であり、Yリニアモータ90の可動子91と同様に、互に対向する多極磁石を保持する一対の鉄板と、これらの両端に固着された一対のアルミ板からなる。
【0064】
Xリニアモータ100の固定子102は、X軸方向に配列されたコイル列102aとこれを支持する支持体102bを有し、コイル列102aの各偏平コイルに供給する電流の向きを逐次切り換えることによって、可動子101にX軸方向の推力が発生し、Xステージ80がYステージ70のXガイド72に沿ってX軸方向に移動する。
【0065】
なお、各Yリニアモータ90の固定子92は、一対の支持部材92cによって定盤60の端面に固定されている。
【0066】
本実施例は、従来例と同様に、各リニアモータ90の固定子92が定盤60に固定され、また、各Yリニアモータ90の可動子91も連結板73によってXリニアモータ100の可動子101と一体的に結合されており、従って、定盤60に両Yリニアモータ90やXリニアモータ100の駆動力の反力が直接伝達されるため、これによる定盤60の揺動等を直接回避するものではないが、Yステージ70とXステージ80の自重をそれぞれ相殺するY自重補償装置75とX自重補償装置85を設けることで、ウエハステージの重心位置が変化するのを防ぐとともに、各Yリニアモータ90やXリニアモータ100の駆動力自体を大幅に低減して、これらの反力による定盤60の揺動等を軽減する。
【0067】
Y自重補償装置75は、定盤60を支持する本体フレームとは別にY自重補償装置支持体75aによって床面から支持された第1の磁性体である一対のY固定はり75bと、各連結板73に固定されたバックヨーク75cとこれに支持された上向きの2極磁石75dからなる第1の磁気手段であるY磁石ユニット75eを有する。各Y固定はり75bは磁性材で作られており、Y磁石ユニット75eの上向きの2極磁石75dに対向して配設される。
【0068】
Y固定はり75bとバックヨーク75cと2極磁石75dによって形成される磁気回路は、連結板73とともにYステージ70を上向きに吸引する磁気吸引力を発生する。
【0069】
そこで、Y磁石ユニット75cの2極磁石75dの寸法やこれに対向するY固定はり75bとの間の空隙の寸法を適宜選定し、前記磁気吸引力がYステージ70の自重を相殺するように構成する。
【0070】
また、X自重補償装置85は、Xステージ80の両側面にそれぞれ固定されたバックヨーク85cとこれに支持された上向きの2極磁石85dからなる第2の磁気手段であるX磁石ユニット85eを有する。両X磁石ユニット85eの上向きの2極磁石85dは、磁性材で作られた第2の磁性体であるX固定枠85bに対向している。
【0071】
X固定枠85bは、各連結板73に対してその一部分を抱え込むように係合する係合部85fと、その下面に一体的に設けられたスライダ部材85gを有し、スライダ部材85gは、各Yリニアモータ90の固定子92と平行に配設されたガイド棒85hに沿って摺動する。各ガイド棒85hの両端は、定盤60を支持する本体フレームとは別にX自重補償装置支持体85aによって床面から支持されている。
【0072】
このようにX固定枠85bは、スライダ部材85gとガイド棒85hを介してX自重補償装置支持体85aによって支持され、かつ、両Yリニアモータ90の可動子91とともにY軸方向へ移動し、X固定枠85bとバックヨーク85cと上向きの2極磁石85dによって形成される磁気回路の磁気吸引力によって、Yステージ70と同様に、Xステージ80を上向きに吸引する。これによってXステージ80の自重を相殺する。
【0073】
本実施例によれば、XステージとYステージの自重をそれぞれ相殺することで、ウエハステージの重心移動による本体フレームの傾き等を低減するとともに、XリニアモータやYリニアモータの必要駆動力を低減してエネルギー消費量を削減できる。また、XステージやYステージを駆動する駆動力自体が小さくなるため、これらの反力による定盤の振動等を大幅に低減できる。
【0074】
これによって、露光装置の転写精度を向上させ、かつ、ウエハ等の位置決めの高速化を促進して、生産性の改善に大きく貢献できる。
【0075】
次に上記説明した露光装置を利用した半導体ディバイスの製造方法の実施例を説明する。図7は半導体ディバイス(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の製造フローを示す。ステップ1(回路設計)では半導体ディバイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体ディバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体ディバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0076】
図8は上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施例の製造方法を用いれば、従来は製造が難しかった高集積度の半導体ディバイスを製造することができる。
【0077】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0078】
各ステージの駆動中にその駆動力の反力や重心移動のために定盤が揺動したり傾くのを防ぎ、ウエハ等の位置決めの高速化と転写精度等の向上に大きく貢献できる。これによって、高性能でしかも生産性の高い露光装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるウエハステージを示す斜視図である。
【図2】図1の装置を分解して示す分解斜視図である
【図3】第1実施例の一変形例によるウエハステージを示す斜視図である。
【図4】図3の装置を分解して示す分解斜視図である。
【図5】第2実施例によるウエハステージを示す斜視図である。
【図6】図5の装置を分解して示す分解斜視図である。
【図7】半導体製造工程を示すフローチャートである。
【図8】ウエハプロセスを示すフローチャートである。
【図9】一従来例によるウエハステージを示す斜視図である。
【図10】露光装置全体を説明する図である。
【符号の説明】
10,60 定盤
11,61 Yガイド
20,70 Yステージ
23,73 連結板
24 駆動力伝達用リニアモータ
25,75 Y自重補償装置
30,80 Xステージ
35,85 X自重補償装置
40,90 Yリニアモータ
42c 固定部材
50,100 Xリニアモータ

Claims (8)

  1. 定盤上を第1の方向に往復移動自在である第1のステージと、これを駆動する第1の駆動手段と、前記第1のステージ上を第2の方向に往復移動自在である第2のステージと、これを駆動する第2の駆動手段を有し、前記第1の駆動手段が、前記定盤と別体である支持手段に支持された第1のリニアモータと、前記第1のリニアモータの可動部に前記第1のステージを追従させる第2のリニアモータを備えていることを特徴とするステージ装置。
  2. 第1のリニアモータの可動部に第2の駆動手段の固定部が直接支持されていることを特徴とする請求項1記載のステージ装置。
  3. 第1および第2のステージが、それぞれ静圧軸受手段を介して定盤上に支持されていることを特徴とする請求項1または2記載のステージ装置。
  4. 定盤と別体である第1の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第1の磁気手段を第1のステージと一体に設け、第1のリニアモータの可動部と一体である第2の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第2の磁気手段を第2のステージと一体に設けことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載のステージ装置。
  5. 定盤上を第1の方向に往復移動自在である第1のステージと、これを駆動する第1の駆動手段と、前記第1のステージ上を第2の方向に往復移動自在である第2のステージと、これを駆動する第2の駆動手段を有し、前記定盤と別体である第1の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第1の磁気手段を前記第1のステージと一体に設け、前記第1の駆動手段の可動部と一体である第2の磁性体に対して磁気吸引力を発生する第2の磁気手段を前記第2のステージと一体に設けたことを特徴とするステージ装置。
  6. 定盤上をY軸方向に往復移動自在なYステージと、該Yステージに対してX軸方向に往復移動自在なXステージと、該XステージをX軸方向に移動させるXリニアモータと、該Xリニアモータの固定子をY軸方向に移動させるYリニアモータと、前記YステージにY軸方向の駆動力を前記Yリニアモータの可動子から伝達し、前記Yステージを前記Yリニアモータの前記可動子に追従させる駆動力伝達用リニアモータとを備えていることを特徴とするステージ装置。
  7. 請求項1ないし6いずれか1項記載のステージ装置と、該ステージ装置によって位置決めされた基板を露光する露光手段を有する露光装置。
  8. 請求項7記載の露光装置を用いてデバイスを製造することを特徴とするデバイス製造方法。
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