JP2005142501A - ステージ装置および露光装置ならびにデバイス製造方法 - Google Patents

ステージ装置および露光装置ならびにデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005142501A
JP2005142501A JP2003380079A JP2003380079A JP2005142501A JP 2005142501 A JP2005142501 A JP 2005142501A JP 2003380079 A JP2003380079 A JP 2003380079A JP 2003380079 A JP2003380079 A JP 2003380079A JP 2005142501 A JP2005142501 A JP 2005142501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
permanent magnet
surface plate
mass
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003380079A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobushige Korenaga
伸茂 是永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003380079A priority Critical patent/JP2005142501A/ja
Priority to US10/983,573 priority patent/US7282819B2/en
Publication of JP2005142501A publication Critical patent/JP2005142501A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70758Drive means, e.g. actuators, motors for long- or short-stroke modules or fine or coarse driving
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/18Machines moving with multiple degrees of freedom
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20012Multiple controlled elements
    • Y10T74/20201Control moves in two planes

Abstract

【課題】 エアスライダ支持された定盤をカウンタマスとしてステージの駆動反力を相殺することは、ステージの大型化にともない精度を維持することが困難である。
【解決手段】 カウンタマス定盤を基準面に支持する支持手段は、定盤または基準面に配置される第1永久磁石と、第1永久磁石の両側を挟むように定盤または基準面の他方に配置される第2永久磁石を有し、(ステージが第1方向に移動するストローク*ステージの第1方向に移動する部分の質量/定盤の質量)<(第1方向における第1永久磁石と第2永久磁石の間の空隙の総和)及び/または(ステージの第2方向に移動するストローク*ステージの第2方向に移動する部分の質量/載置台の質量)<(第1永久磁石と対面する第2永久磁石の第2方向における長さの総和)を満たすことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体露光装置、検査装置等に好適に使用され、露光原版や被露光物、被検査物を所定の位置に位置決めするステージ装置および露光装置ならびにデバイス製造方法に関するものである。
半導体製造工程において、原版であるレチクル(またはマスク)のパターンを被露光基板である半導体(シリコン)ウエハ上に投影して転写する投影露光装置では、レチクルパターンをウエハ上に投影露光する際、レチクルおよびウエハを投影露光系に対して移動させるために、ステージ装置であるレチクルステージおよび/またはウエハステージが用いられる。
このようなステージ装置では、ステージを駆動させたときの駆動反力がステージの精度劣化を引き起こす要因として問題となっている。この対策として、たとえば特許文献1に開示されている方法がある(図15参照)。
図15でウエハステージとしてのXスライダ30やYスライダ33は、不図示のエアスライドによってステージ定盤2上で滑動自在に支持されており、加速力を受けると反力はステージ定盤2に作用する。ステージ定盤2はベース定盤3上で不図示のエアスライドによって滑動自在に支持されているので、反力によってステージ定盤2は移動し、ベース定盤3には何ら力は作用しない。つまりステージ定盤2はXスライダ30やYスライダ33に対してカウンタマスとして機能することで反力を相殺して外部へ伝えないようにしている。
また、Xスライダ30やYスライダ33がXまたはY方向においてステージ定盤2の重心からずれた位置で加速するとZ軸周りの回転力が発生し、Z方向においてXスライダ30やYスライダ33とステージ定盤2とで重心がずれていると、X軸周りおよびY軸周りの回転力が発生し、ベース定盤3に伝わってしまう。その対策として、ステージ定盤2にはX軸周り、Y軸周りのカウンタロータ4が設けられると共に、Z軸周りのカウンタロータ(不図示)が設けられ、回転力の発生に同期して各カウンタロータ4を回転させて回転力を相殺するようになっている。
特開平11−190786号公報
特許文献1に開示されているように、ステージ定盤をカウンタマスとしてエアスライドでベース定盤上に支持すると、広い領域にわたってエアスライドに必要な平面度を出す必要が生じるため、ステージ定盤を大きくすることが困難となる。しかし、ステージ定盤が小さいと、ステージ定盤の質量が軽くなるため、カウンタマスとしてステージ定盤に求められる移動量が増加してしまい、ベース定盤で平面度を必要とする領域が広くなる。
このため、ステージ定盤をカウンタマスとしてエアスライドで支持する場合には、ステージ駆動反力を相殺して高精度なステージ装置を提供することが困難であった。
一方、エアスライドのかわりに、リニアモータガイド(LMガイド)等の転がり軸受けで支持した場合には、耐久性の点で問題があり、ボールの出入りによる振動の発生が懸念される。また、リニアモータガイドでもエアスライドでもZ方向の振動はステージに伝えてしまうので、この場合にはZ方向の振動を絶縁する除振台を更に設ける必要が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的は、ステージ定盤カウンタマスを用いた高精度で高耐久なステージ装置を提供することにある。
上記目的のために、本発明では少なくとも第1および第2方向に移動可能な移動体を載置する載置台を前記移動体の移動方向と実質的に逆方向に移動して前記移動体を移動する際の駆動反力を相殺するステージ装置において、前記載置台を基準面に支持する支持手段は、前記基準面または前記載置台の一方に配置される第1永久磁石と、前記基準面または前記載置台の他方に前記第1永久磁石の前記第1方向で両側に配置される第2永久磁石を有し、次式を満たすことを特徴としている。
(前記移動体が前記第1方向に移動するストローク*前記移動体の前記第1方向に移動する部分の質量/載置台の質量)<(前記第1方向における前記第1永久磁石と前記第2永久磁石の間の空隙の総和)
及び
(前記移動体の第2方向に移動するストローク*前記移動体の前記第2方向に移動する部分の質量/載置台の質量)<(前記第1永久磁石と対面する前記第2永久磁石の前記第2方向における長さの総和)
また、前記第1永久磁石が前記載置台に設けられ、前記第2永久磁石が前記基準面に設けられる場合には、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石の対面する面積を可変とする面積可変手段を有することが好ましい。
また、前記載置台を支持する基準面を有し、前記第1永久磁石が前記載置台に設けられ、前記第2永久磁石が前記基準面に設けられることが好ましい。
また、前記移動体が平面モータによって駆動することが好ましい。
また、前記ステージ装置が露光装置で基板を位置決めするために用いられることが好ましく、該露光装置でデバイスを製造することが好ましい。
本発明によれば、ステージ定盤カウンタマスを用いた高精度で高耐久なステージ装置が実現できる。
また、本発明を別の観点から見ると、エア浮上を定盤支持に用いた場合よりも、高精度な平面加工が必要でなくなるので、コスト面でも有利である。さらに、平面加工におけるサイズの制限がないので、ステージの大ストローク化に対応できる等の効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、支持力の調整を行うことができる。このことによって、モーメントのバランスや、ばね特性を容易に調整できる。
請求項3に記載の発明によれば、面積可変手段を設けることなくモーメントのバランスを崩さないようにすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ステージを軽量化することができる。
請求項5に記載の発明によれば、高精度な露光を行うことができる。
請求項6の記載の発明によれば、高集積なデバイスおよび/または歩留まりの少なくしてデバイスを製造することができる。
(実施例1)
図1から図5に本発明に係る実施例1を示す。図1は本実施例におけるステージ装置の斜視図である。ステージ定盤2より上の部分の構成は周知のものであり、同一の機能を有するものには一部で図15と同一の符号を付してある。
このステージ装置は、載置台としてのステージ定盤2上にXヨーガイド20が固定され、Xヨーガイド20の側面とステージ定盤2の上面でXステージ21が不図示のエアスライドによりY方向に移動自在に支持されている。(図1および図2において、ステージ定盤2上にガイド機能を有する一段の板が設けられているが、ステージ定盤2にガイドを取り付けたものと変わらないため、一段の板はステージ定盤2と一体のものとする。)Xステージ21は主にYヨーガイド22とXスライダ23a、23bから構成され、Xスライダ23aはその側面及び下面に設けた不図示のエアパッドを介してXヨーガイド20の側面とステージ定盤2の上面と対面し、Xスライダ23bはその下面に設けた不図示のエアパッドを介してステージ定盤2の上面と対面している。この結果、Xステージ21は、前述のようにXヨーガイド20の側面とステージ定盤2の上面でX方向に移動自在に支持されている。
一方、Xステージ21の構成部材であるYヨーガイド22とステージ定盤2の上面とでガイドされるYステージ24が、Y軸まわりにYヨーガイド22を囲むように(入れ子構造となるように)設けられている。Yステージ24は主に2枚のYステージ側板と、上端のYステージ天板と下端のYステージ底面から構成され、Yステージ底板はその下面に設けた不図示のエアパッドでステージ定盤2上に非接触に支持され、Yステージ内側面はその内側面に設けられた不図示のエアパッドでYヨーガイド22で非接触に支持されている。この結果、Yステージ24としては前述のようにYヨーガイド22の側面とステージ定盤2の上面でY方向に移動自在に支持されることになる。
駆動機構として、Y方向の駆動にはXステージ21に固定して設けられたリニアモータ固定子25とYステージ24に固定して設けられた不図示のリニアモータ可動子が用いられ、X方向の駆動にはステージ定盤2に固定して設けられた2本のリニアモータ固定子26とXステージ23に固定して設けられたリニアモータ可動子27が用いられる。リニアモータ固定子はストローク方向に並べた複数個のコイルを枠に挿入したものであり、可動子は箱型の磁石ユニットで構成される。可動子の位置によって固定子のコイルに選択的に電流を流すことにより推力を発生させる。
ステージ定盤2は3つの支持手段もしくは支持機構としての可変支持ユニット40を介してベース定盤3の上に支持されている。図2は図1のステージ定盤2をベース定盤3から分離した図である。ステージ定盤2とベース定盤3の間には3個の可変支持ユニット40の他に、1個のY微動リニアモータ11と2個のX微動リニアモータ12、3個のZ微動リニアモータ13が設けられている。
以下、微動リニアモータ及び支持ユニットの構成を説明する。
図3はこれら微動リニアモータの詳細図である。図3(a)に示すZ微動リニアモータ13はZヨーク固定部13aと、Zヨーク固定部13aをはさむように設けた2枚のZヨーク13b、各々のZヨーク13bに設けられ厚み方向(図中の13c内の矢印方向)に着磁される2極の永久磁石13c、当該永久磁石13cと非接触で対面する扁平トラック形状のZコイル13d、当該Zコイル13dを支持するZコイル枠13eから構成される。Zヨーク固定部13aはステージ定盤2側に固定され、Zコイル枠13eはベース定盤3側に固定される。Zコイル13dに電流を流すことでコイル系と磁石系との間にZ方向のローレンツ力が発生するようになっている。
図3(b)に示すY微動リニアモータ11は2個のYヨーク固定部11a、Yヨーク固定部11aをはさむように設けた2枚のYヨーク11b、各々のYヨーク11bに設けられ厚み方向(図中の11内の矢印方向)に着磁される2極の永久磁石11c、当該永久磁石11cと非接触で対面する扁平トラック形状のYコイル11d、当該Yコイル11dを支持するYコイル枠11eから構成される。Yヨーク固定部11aはステージ定盤2側に固定され、Yコイル枠11eはベース定盤3側に固定される。Yコイル11dに電流を流すことでコイル系と磁石系との間にY方向のローレンツ力が発生するようになっている。
また、図3には示してないが、X微動リニアモータ12はY微動リニアモータ11とまったく同じ構成であり、全体をZ軸回りに90度回転して図2に示す如く配置することで、X方向のローレンツ力を発生するようにしたものである。
図4は、図2のベース定盤3を含むユニットをZ軸方向から見た図である。ステージ定盤2は1つのY方向ギャップセンサ15、2つのX方向ギャップセンサ16、3つのZ方向ギャップセンサ17で6軸方向の位置が計測されており、これらの計測値を前記リニアモータ系にフィードバックすることによりステージ定盤2がベース定盤3に対して大きくずれないようになっている。各ギャップセンサ15,16,17はベース定盤3に対して所定の位置関係となるように固定されている。
ステージ定盤2はカウンタマスとして作用するのでXYステージ(Xステージ21及びYステージ24)の加減速をともなう移動に同期して逆方向(実質的に逆方向であるものを含む)に移動する。つまり、XYステージが加減速をともない移動する位置に対して一意的にカウンタマスとしてのステージ定盤2のあるべき位置が決まる。ステージ定盤2がベース定盤3に対して大きくずれないというのは、このあるべき位置から大きくずれないという意味でステージ定盤2が移動しないという意味ではない。
可変支持ユニット40の詳細を図5に示す。図5(a)は可変支持ユニット40の斜視図であり、図5(b)はZ軸方向から見た図である。第1永久磁石41は取り付け部材45を介してステージ定盤2に固定されている。第1永久磁石41をX方向で両側を挟むように第2永久磁石として一対の永久磁石42が非接触で対面して配置されている。第1永久磁石41,第2永久磁石42は厚み方向(図のX方向)で着磁され、第2永久磁石42は第1永久磁石41と同一極が対面している。したがって、第1永久磁石41と第2永久磁石42との間にはZ軸方向(支持方向)の反発力が作用する。
第2永久磁石42はY方向に42aと42bに分割され、それぞれヨーク44aと44bに固定されている。ヨーク44a,44bは、ベース定盤3に固定された底板47に設けられたガイド50によりY軸方向に移動できるようになっており、それぞれナット46a,46bが設けられている。モータ48はブラケット51を介して底板47に固定されており、不図示のカップリングにより送りねじ49a,49bと締結している。送りねじ49a,49bはそれぞれ逆方向にねじが切られており、例えば、モータ48が正(+)の方向に回転すると、ナット46aが正(+)方向に、ナット46bが負(−)方向と、同一のピッチでそれぞれ逆方向に並進運動する。このナットの移動はヨーク44aと44bに伝達され、最終的に第2永久磁石42aと42bとの相対的な位置関係が設定される。
このような構成で、モータ48の駆動により、ヨーク44a,44bがY軸方向で逆方向に移動し、第1永久磁石41と第2永久磁石42とがそれぞれ対面する面積が変化する。対面する面積は図5(b)の距離Y1+Y2に比例し、Z軸方向の支持力もそれにともなって変化する。対面する面積と支持ユニット40が発生する力の関係は後述する。ヨーク駆動系には不図示のセンサが設けられ、ヨーク44a,44bの移動量を検出し、この移動量を目標値に合致させる不図示の位置サーボ機構によりヨーク44a,44bは所望の目標位置に移動するように制御される。
よって各可変支持ユニット40で発生すべき力さえわかればその力を発生するようにヨーク44a,44bが移動する。各可変支持ユニット40の支持力を可変にする理由については後述する。
ここで、支持ユニットにかかる力について説明する。
図5(a)に示す方向に支持ユニット40のXYZ座標軸と、その軸方向に発生する力Fx、Fy、Fzをとると、変位と力の関係は図6の(a)〜(d)に示す特性曲線のようになる。ここでは、説明を分かりやすくするためにヨーク44aと44bは接触した状態で固定されている。各特性曲線の横軸は第1永久磁石41のXYZ方向の変位であり、縦軸は第1永久磁石41に作用する力Fx、Fy、Fzである。
図6(a)は第1永久磁石41の鉛直方向変位(Z軸方向の変位)と鉛直方向の力(Fz)の関係を示しており、Z方向の臨界位置で、力Fzはピークとなる。臨界位置を境に鉛直上方に変位しても、鉛直下方に変位しても鉛直方向の力(Fz)は減少する。第1永久磁石41が臨界位置より上に位置するときは「ばね特性」を示し、臨界位置より下に位置するときは「逆ばね特性」を示す。
ここで、「ばね特性」とは、変位が増加すると、その変位を復元する方向に力が作用する特性をいい、「逆ばね特性」とは、変位が増加するとさらに変位を増加させようとする方向に力が働く特性をいう。
図6(a)の特性曲線において、特徴的なのは臨界位置が存在しており、この位置では第1永久磁石41が鉛直方向に発生する力の変化率はゼロ、
すなわち、dFz/dz=0 ・・・(1)
となる。この臨界位置では、ばね定数が略ゼロとなり、外力(振動)が加えられた場合でも変位を生じさせない特性を示すことになる。つまり振動伝達率が略ゼロとなり、大きな支持力(Fz)を発生できるという特徴を有する。従って、支持ユニット40においては、第1永久磁石41が臨界位置に位置するように配置してステージ定盤2を支持することが望ましい。
図6(b)は第1永久磁石41が第2永久磁石42に沿って移動する方向(Y方向)の変位と、Y方向の力(Fy)の関係を示しており、Y方向のある変位区間だけ、Y方向の力(Fy)が略ゼロとなる領域(図6(b)では「Fyゼロ領域」)が含まれる。そして、Y方向の変位が、このFyゼロ領域を超えて更に変位が増加すると、変位を増加させる方向にY方向の力(Fy)が発生し、同様に、Fyゼロ領域を超えて更に変位が減少すると、変位を減少させる方向にY方向の力(Fy)が発生する。図6(b)の特性曲線において、特徴的なのは、Y方向の力が略ゼロとなる変位領域が存在し、この領域内では、振動伝達率が略ゼロとなり、Y方向の力を発生させない特性を示す点にある。従って、支持ユニット40においては、第1永久磁石41の位置が、Fyゼロ領域内に入るように配置して載置台を支持するのが望ましい。
図6(c)は第1永久磁石41と第2永久磁石42との間の空隙方向(X方向)の変位と、X方向の力(Fx)の関係を示している。第2永久磁石42の裏面に取り付けられているヨーク44の厚さにより、X方向に発生する力(Fx)の特性は異なった傾向を示す。第1永久磁石41と第2永久磁石42とは同じ極が対面する構成になっているので、通常なら反発力によるばね特性、つまり、変位が増加するとその変位と反対方向に力が働くことになる。しかし、第2永久磁石42の裏面にヨーク44を設けると、第1永久磁石41とヨーク44の吸引力により、「逆ばね特性」、つまり変位が増加するとさらに変位を増加させようとする方向に力が働くようになる。
一方、永久磁石(41,42)同士は上述のようにばね特性を示すので、ヨーク44が取り付けられた場合の空隙方向(X方向)の変位と力(Fx)の特性は、「逆ばね特性」と「ばね特性」の合成された特性になる。ヨーク44を厚くすると逆ばね特性が支配的となり、トータルとして逆ばね特性を示し、図6(c)の破線350のような特性になる。一方、ヨーク44を薄くしたり、なくしたりするとトータルとしてばね特性が支配的となり、図6(c)の実線360のような特性になる。ヨーク厚さを適切に調整し、設計すると図6(c)の実線370のような変位に対して、力の変化もなく、力の大きさ自体もゼロであるような特性を示す。従って、ヨーク44の厚さを適切に設定して、支持ユニット40を構成すれば、振動伝達率を略ゼロとすることが可能となり、支持ユニット40の特性として望ましいものとなる。
図6(d)は、第1永久磁石41のY方向における寸法を変えて、第1永久磁石41と第2永久磁石42の対面面積を変えたときの、Z方向の変位と力(Fz)の関係を示す図である。Z方向の変位と力の特性は対面面積に比例して変化する。つまり対面面積が0.5倍になればFzが1倍のときの0.5倍の特性になり、対面面積が1.5倍になれば、Fzが1倍のときの1.5倍の特性になる。このことは対面面積を可変にすると特性曲線の形を保ったまま発生力を可変に制御できることを示唆している。
以上の特性を考慮して支持状態では支持方向のみ支持力を発生し、支持方向以外は力が略ゼロになり、変位に対してはXYZ方向についても力の変化がないように支持ユニット40の構成を設計して配置するのが望ましい。しかし支持ユニット40だけでは安定して位置を保持することは困難である。したがって、支持ユニット40とは別にステージ定盤2の位置を補助的に保持するものとして、前述の6個のリニアモータおよびギャップセンサを用いている。
以上の構成により、図6で説明した臨界位置、Fyゼロ領域、ヨーク厚さの設定条件を実現する第1、第2永久磁石(41,42)、ヨーク44を有する3個の支持ユニット40はXYZ各軸方向の支持力のみを発生し、支持方向以外の変位に対しては力の発生を略ゼロとした能動除振性能を実現し、不慮の外乱等に対してはギャップセンサによる位置計測に基づく6個の微動リニアモータの弱い位置制御と組み合わせることにより位置及び姿勢を保持する振動絶縁特性に優れた能動除振装置が実現できる。
しかしながら、上述の効果を達成するには、ステージ定盤2に取り付けられた第1永久磁石の変位を所定の範囲内にしなければならず、ステージ定盤2がカウンタマスとして移動する場合においては、図6における臨界位置(Fゼロ領域)を大きくはずれてしまうおそれがある。
そこで、本発明の特徴として、図5(b)に示す可変支持ユニット40の寸法において、
ステージ定盤2のX方向におけるストローク<X1+X2 ・・・(2)
ステージ定盤2のY方向におけるストローク<YY1+YY2 ・・・(3)
となっている。ここで、ステージ定盤2のX方向のストロークはXステージ21がYステージ24と共にX方向に加速及び減速するストロークと、Xステージ21とYステージ24の質量の和とステージ定盤2の質量との比によって決まり、いいかえるとXYステージ(Xステージ21及びYステージ24)がX方向に加速及び減速するストロークとXYステージのうちX方向に移動する部分の質量の総和とステージ定盤2の質量の比によって決まるといえる。また、ステージ定盤2のY方向のストロークはYステージ24がY方向に加速及び減速するストロークと、Yステージ24の質量とステージ定盤2の質量との比によって決まり、いいかえるとXYステージがY方向に加速及び減速するストロークとXYステージのうちY方向に移動する部分の質量とステージ定盤2の質量の比によって決まるといえる。このことを式にすると、
ステージ定盤2のX方向のストローク=XYステージのX方向のストローク×XYステージのX方向に移動する部分の質量/ステージ定盤の質量 ・・(4)
ステージ定盤2のY方向のストローク=XYステージのY方向のストローク×XYステージのY方向に移動する部分の質量/ステージ定盤の質量 ・・(5)
となる。ここで、ステージのストロークとは、ステージの加減速にともなう移動のストロークを意味し、このストロークによってステージ定盤2のストロークが決まる。また、可変支持ユニット40において、(2)の条件を満たさないと第1永久磁石と第2永久磁石が接触し、(3)を満たさないと第1永久磁石と第2永久磁石の対面する面積が減少して支持力が減少もしくはY方向への力が発生してしまう。
また、従来例に示したカウンタロータは不図示であるが内蔵されていて回転力を相殺するようになっている。
以上の構成においてXYステージ(Xステージ21,Yステージ24)がX及び/またはY方向に移動すると、ステージ定盤2はXYステージとの質量比とXYステージの加減速をともなう移動に応じて移動し、移動によって回転力が発生する場合は不図示のカウンタロータを回転させて回転力を相殺する。この結果、ベース定盤3にはXYステージの移動による反力は発生しないし、回転力も発生しない。
ステージ定盤2およびXYステージの姿勢を保つには、可変支持ユニット40の支持力を可変にするとよい。図7にXYステージの移動前後の様子を示す。図7(a)はステージ移動前、図7(b)はステージ移動後を表す図である。XYステージを簡単のため質量mで代表させ、ステージ定盤2を質量Mで代表させている。また簡単のため可変支持ユニット40を中央から等距離に配置された2個のユニット40a,40bで代表させている。
移動前の状態はmがMのちょうど中央にいる。このときは2個の支持ユニット40a,40bはどちらもF=(m+M)/2の力を発生している。次にXYステージが絶対座標でLだけ移動するとステージ定盤は反対側に絶対座標でm/(m+M)×Lだけ移動する。
ところが、前述のように支持ユニット40a,bでは、第1永久磁石41が第2永久磁石42と近づくまたは遠ざかる方向に移動しても第2永久磁石42に沿う方向に移動しても支持力は不変である。よってステージ定盤2とXYステージだけを取り出した系でみると、XYステージの重心が移動しているのに支持力および支持力発生位置が系に対して不変であり、モーメントのバランスが崩れる。
これに対して図7の右側の支持ユニット40aで第2永久磁石間の距離を近づけて右側の支持ユニット40aの支持力を増加させ、左側の支持ユニット40bで第2永久磁石間の距離を遠ざけて左側の支持ユニット40bの支持力を減少させるように補正する。
定量的には3つの支持反力の補正分をΔF1,ΔF2,ΔF3,XYステージの重心を基準とする座標系で3つの支持ユニットの位置を(X1,Y1)(X2,Y2)(X3,Y3)とするとき
ΔF1+ΔF2+ΔF3=mg ・・・(6)
ΔF1・X1+ΔF2・X2+ΔF3・X3=0 ・・・(7)
ΔF1・Y1+ΔF2・Y2+ΔF3・Y3=0 ・・・(8)
となるように補正分を決めればよい。この補正をやらないと、このΔF1,ΔF2,ΔF3はZ微動リニアモータ13で発生しなければならず発熱がふえて好ましくない。
(実施例2)
図8,図9に本発明に係る実施例2を示す。本実施例は、ベース定盤3に第1永久磁石61を固定して、第1永久磁石61を両側からはさむように構成される第2永久磁石62がステージ定盤2に固定されている点と、図8のような支持力が可変でない支持ユニット60を用いた点が実施例1との大きな違いであり、それ以外の構成および作用はほぼ同じである。
図8に示す支持ユニット60は第2永久磁石62が分割されておらず支持力が可変にできないこと以外は、実施例1で示した可変支持ユニットと同じ構成である。厚み方向(図8ではX方向)に着磁された第1永久磁石61を両側からはさむように1対の第2永久磁石62が設けられ、第1永久磁石61と第2永久磁石62は同じ極が非接触で対面するようになっている。第2永久磁石62の裏面にはヨーク63が設けられ、各々のヨーク63は天板64に固定され、天板64はステージ定盤2に固定されている。第1永久磁石61は取り付け部材65を介してベース定盤2に固定される。第1永久磁石61は支持方向つまりZ方向上方にオフセットして配置される。これにより第1永久磁石61と第2永久磁石62の間にはZ方向の反発力が作用する。
この支持ユニット60でもXYZ方向の剛性がほぼゼロで第1永久磁石61と第2永久磁石62の相対位置が水平方向に移動しても支持力はほぼ不変である。
また、支持ユニット60においても図10に示すように
ステージ定盤のX方向におけるストローク<X1+X2
ステージ定盤のY方向におけるストローク<YY1+YY2
を満たすようになっている。
ステージ定盤2上でXYステージが移動したときの様子を図11に示す。図11(a)はステージ移動前を、図11(b)はステージ移動後を表す。XYステージを簡単のため質量mで代表させ、ステージ定盤2を質量Mで代表させている。また簡単のため支持ユニット60を中央から等距離に配置された2個のユニット60aと60bで代表させている。
移動前の状態はmがMのちょうど中央にいる。このときは2個の支持ユニット60a,60bはどちらもF=(m+M)/2の力を発生している。次にXYステージが絶対座標でLだけ移動するとステージ定盤2は反対側に絶対座標でm/(m+M)×Lだけ移動する。
このとき実施例1と異なり、第1永久磁石61がベースに固定されているので、3つの支持ユニット60の支持力が作用する位置は絶対座標系で不変である。一方ステージ定盤2とXYステージを合わせた系の重心位置も絶対座標系で不変である。よって支持力を調整しなくてもモーメントバランスが崩れることがない。
(実施例3)
図12は、上述の支持ユニットを平面モータを用いたステージ装置に適用した実施例を表す図である。実施例1と実施例2ではXステージとYステージを入れ子構造にした、いわゆるT字型ステージであったのに対し、実施例3では1つのXYステージ28がXY方向に駆動し、ガイドを有しないこと等が特徴として挙げられる。図12では、支持ユニットは省略されているが、ステージ定盤2の下に配置される。また、平面モータは公知の技術であり、具体的な構造については詳細な説明を省略する。このことは、本実施例が平面モータの具体的な構造に限定されないことを意味し、たとえば平面モータを用いたステージはX,Y,ωz(Z軸周りの回転方向)方向の3軸駆動でもX,Y,Z,ωx(X軸周りの回転方向),ωy(Y軸周りの回転方向),ωz方向の6軸駆動でもよく、また自重支持をエアによる支持としても磁石による支持としてもよい。
本実施例でも、実施例1の数式(2),(3)は成立し、さらにXYステージ28が実施例1や実施例2のXステージ21とYステージ24を兼ねているため次式のようにすることもできる。
ステージ定盤2のX方向のストローク=XYステージのX方向のストローク×XYステージの質量/ステージ定盤の質量 ・・・(9)
ステージ定盤2のY方向のストローク=XYステージのY方向のストローク×XYステージの質量/ステージ定盤の質量 ・・・(10)
XYステージを平面モータとすることによりと構造がシンプルとなり、ガイド部を移動する必要がないのでステージの質量は軽量となり、ステージ定盤2が移動するストロークが小さくなる。これによって、永久磁石2と永久磁石1の間の距離を小さくでき、より大きな支持力を発生することができる。
(実施例4)
図13は、上記と同様のステージ装置をウエハステージとする半導体デバイス製造用の露光装置を示す。
この露光装置は、半導体集積回路等の半導体デバイスや、マイクロマシン、薄膜磁気ヘッド等の微細なパターンが形成されたデバイスの製造に利用され、原版であるレチクルRを介して基板としての半導体ウエハW上に光源70からの露光エネルギーとしての露光光(この用語は、可視光、紫外光、EUV光、X線、電子線、荷電粒子線等の総称である)を投影系としての投影レンズ(この用語は、屈折レンズ、反射レンズ、反射屈折レンズシステム、荷電粒子レンズ等の総称である)71を介して照射することによって、基板上に所望のパターンを形成している。
この露光装置は、定盤72上にガイド73とリニアモータ固定子74を固設している。前述と同様に、リニアモータ固定子74は多相電磁コイルを、リニアモータ可動子75は永久磁石群を有している。リニアモータ可動子75を可動部76として、ステージである可動ガイド77に接続し、リニアモータM1の駆動によって可動ガイド77を紙面法線方向に移動させる。可動部76は、定盤72の上面を基準に静圧軸受78で、ガイド73の側面を基準に静圧軸受79で支持される。
可動ガイド77を跨ぐようにして配置したステージである移動ステージ80は静圧軸受81によって支持されている。この移動ステージ80は、上記と同様のリニアモータM2によって駆動され、可動ガイド77を基準に移動ステージ80が紙面左右方向に移動する。移動ステージ80の動きは、移動ステージ80に固設したミラー82および干渉計83を用いて計測する。
移動ステージ80に搭載したチャック上に基板であるウエハWを保持し、光源70、投影光学系71によって、原版であるレチクルRのパターンをウエハW上の各領域にステップアンドリピートもしくはステップアンドスキャンで縮小転写する。
なお、本発明のリニアモータは、マスクを使用せずに半導体ウエハ上に回路パターンを直接描画してレジストを露光するタイプの露光装置にも、同様に適用できる。
(実施例5)
次に、この露光装置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図14は半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク作製)では設計した回路パターンに基づいてマスクを作製する。
一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ5によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、ステップ7でこれを出荷する。
上記ステップ4のウエハプロセスは以下のステップを有する。ウエハの表面を酸化させる酸化ステップ、ウエハ表面に絶縁膜を成膜するCVDステップ、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する電極形成ステップ、ウエハにイオンを打ち込むイオン打ち込みステップ、ウエハに感光剤を塗布するレジスト処理ステップ、上記の露光装置によって回路パターンをレジスト処理ステップ後のウエハに転写する露光ステップ、露光ステップで露光したウエハを現像する現像ステップ、現像ステップで現像したレジスト像以外の部分を削り取るエッチングステップ、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除くレジスト剥離ステップ。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
実施例1の全体図 ステージ定盤を分離させた図 微動リニアモータ詳細図 実施例1の上面図 (a)は可変支持ユニット詳細図、(b)は可変支持ユニット寸法詳細図 (a)はZ方向の支持力と変位を表す図、(b)はY方向の支持力と変位を表す図、(c)はX方向の支持力と変位を表す図、(d)はZ方向の支持力と2つの永久磁石の対面面積を表す図 (a),(b)は実施例1の動作説明図 実施例3の支持ユニット詳細図 実施例2の上面図 支持ユニット寸法詳細図 実施例2の動作説明図 実施例3に係る平面モータを表す図 実施例4に係る露光装置を表す図 実施例5に係る半導体製造プロセスを表す図 従来例を示す図
符号の説明
2 ステージ定盤
3 ベース定盤
11 Y微動リニアモータ
11a Yヨーク固定部
11b Yヨーク
11c 永久磁石
11d Yコイル
11e Yヨーク固定部
12 X微動リニアモータ
13 Z微動リニアモータ
13a Zヨーク固定部
13b Zヨーク
13c 永久磁石
13d Zコイル
13e Zコイル枠
15 Yギャップセンサ
16 Xギャップセンサ
17 Zギャップセンサ
20 Xヨーガイド
21 Xステージ
22 Yヨーガイド
23a,23b Yスライダ
24 Yステージ
25 Yリニアモータ固定子
26 Xリニアモータ固定子
27 Xリニアモータ可動子
28 XYステージ
40 可変支持ユニット
41 第1永久磁石
42,42a,42b 第2永久磁石
44a,44b ヨーク
45 取り付け部材
46a,46b ナット
47 底板
48 モータ
49a,49b 送りねじ
50 ガイド
51 ブラケット
60 支持ユニット
61 第1永久磁石
62 第2永久磁石
63 ヨーク
64 天板
65 取り付け部材
70 光源
71 投影レンズ
72 定盤
73 ガイド
74 リニアモータ固定子
75 リニアモータ可動子
76 可動部
77 可動ガイド
78,79,81 静圧軸受
80 移動ステージ
82 ミラー
83 干渉計

Claims (6)

  1. 少なくとも第1および第2方向に移動可能な移動体を載置する載置台を前記移動体の移動方向と逆方向に移動して前記移動体を移動する際の駆動反力を相殺するステージ装置において、
    前記載置台を基準面に支持する支持手段は、前記基準面または前記載置台の一方に配置される第1永久磁石と、前記基準面または前記載置台の他方に前記第1永久磁石の前記第1方向で両側に配置される第2永久磁石を有し、
    (前記移動体が第1方向に移動するストローク*前記移動体の前記第1方向に移動する部分の質量/載置台の質量)<(前記第1方向における前記第1永久磁石と前記第2永久磁石の間の空隙の総和)
    及び
    (前記移動体の第2方向に移動するストローク*前記移動体の前記第2方向に移動する部分の質量/載置台の質量)<(前記第1永久磁石と対面する前記第2永久磁石の前記第2方向における長さの総和)
    を満たすことを特徴とするステージ装置。
  2. 前記第1永久磁石が前記載置台に設けられ、前記第2永久磁石が前記基準面に設けられ、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石の対面する面積を可変とする面積可変手段を有することを特徴とする請求項1に記載のステージ装置。
  3. 前記載置台を支持する基準面を有し、前記第1永久磁石が前記載置台に設けられ、前記第2永久磁石が前記基準面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のステージ装置。
  4. 前記移動体が平面モータによって駆動することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のステージ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のステージ装置で基板を位置決めすることを特徴とする露光装置。
  6. 請求項5に記載の露光装置によってデバイスを製造する工程を有するデバイス製造工程。
JP2003380079A 2003-11-10 2003-11-10 ステージ装置および露光装置ならびにデバイス製造方法 Withdrawn JP2005142501A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003380079A JP2005142501A (ja) 2003-11-10 2003-11-10 ステージ装置および露光装置ならびにデバイス製造方法
US10/983,573 US7282819B2 (en) 2003-11-10 2004-11-09 Stage apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003380079A JP2005142501A (ja) 2003-11-10 2003-11-10 ステージ装置および露光装置ならびにデバイス製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005142501A true JP2005142501A (ja) 2005-06-02

Family

ID=34689937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003380079A Withdrawn JP2005142501A (ja) 2003-11-10 2003-11-10 ステージ装置および露光装置ならびにデバイス製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7282819B2 (ja)
JP (1) JP2005142501A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009033058A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 反力処理装置
JP2009267406A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
JP5834121B1 (ja) * 2014-08-25 2015-12-16 株式会社ソディック 加工装置
KR101759178B1 (ko) 2016-05-27 2017-07-20 한국생산기술연구원 반력보상모듈을 갖는 생산 장비 및 이를 이용한 진동 제어방법
WO2019009440A1 (ko) * 2017-07-04 2019-01-10 한국생산기술연구원 반력보상모듈을 갖는 생산 장비 및 이를 이용한 진동 제어방법

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005294468A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Canon Inc 位置決め装置、露光装置及びデバイス製造方法
JP4566697B2 (ja) * 2004-11-08 2010-10-20 キヤノン株式会社 位置決め装置およびそれを用いた露光装置、デバイス製造方法
JP2007312516A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Canon Inc 駆動装置、露光装置及びデバイス製造方法
US7591368B2 (en) * 2006-07-31 2009-09-22 Prime View International Co., Ltd. Glass substrate carrier with a non-contact brake assembly
WO2018180945A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 日本電産サンキョー株式会社 アクチュエータ
CN107450284B (zh) * 2017-09-27 2019-06-07 武汉华星光电技术有限公司 曝光设备及透明基板的曝光方法
US10254659B1 (en) 2017-09-27 2019-04-09 Wuhan China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd Exposure apparatus and method for exposure of transparent substrate
NL2022467B1 (en) * 2019-01-28 2020-08-18 Prodrive Tech Bv Position sensor for long stroke linear permanent magnet motor
CN110524500B (zh) * 2019-09-27 2023-02-03 复旦大学 磁浮导轨运动平台

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2379732A1 (fr) * 1977-02-04 1978-09-01 Europ Propulsion Dispositif de stabilisation horizontale d'une masse a support inertiel vertical
JPS5961132A (ja) * 1982-09-30 1984-04-07 Fujitsu Ltd 電子ビ−ム露光装置
JP3182158B2 (ja) * 1991-02-25 2001-07-03 キヤノン株式会社 露光装置用のステージ支持装置
US5157159A (en) * 1991-06-13 1992-10-20 Minnesota Mining And Manufacturing Company Process for hydroxyalkylation of fluorinated alcohols
US5196745A (en) * 1991-08-16 1993-03-23 Massachusetts Institute Of Technology Magnetic positioning device
US5684856A (en) * 1991-09-18 1997-11-04 Canon Kabushiki Kaisha Stage device and pattern transfer system using the same
JP3251654B2 (ja) * 1992-08-25 2002-01-28 株式会社東芝 磁気力により物体を浮上及び案内するシステム
JPH07115056A (ja) * 1993-10-15 1995-05-02 Canon Inc 縦型基板ステージ装置
US5414742A (en) * 1993-11-10 1995-05-09 Westinghouse Electric Corporation Leak-detection system and method for detecting a leaking container
US5528118A (en) * 1994-04-01 1996-06-18 Nikon Precision, Inc. Guideless stage with isolated reaction stage
JP3363662B2 (ja) * 1994-05-19 2003-01-08 キヤノン株式会社 走査ステージ装置およびこれを用いた露光装置
JP3815750B2 (ja) * 1995-10-09 2006-08-30 キヤノン株式会社 ステージ装置、ならびに前記ステージ装置を用いた露光装置およびデバイス製造方法
JP3832891B2 (ja) * 1996-03-28 2006-10-11 日本トムソン株式会社 リニア電磁アクチュエータを用いたxyテーブル
US5780943A (en) * 1996-04-04 1998-07-14 Nikon Corporation Exposure apparatus and method
JPH10521A (ja) * 1996-06-07 1998-01-06 Nikon Corp 支持装置
US6172738B1 (en) * 1996-09-24 2001-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Scanning exposure apparatus and device manufacturing method using the same
JP3548353B2 (ja) * 1996-10-15 2004-07-28 キヤノン株式会社 ステージ装置およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法
US6128069A (en) * 1997-03-13 2000-10-03 Canon Kabushiki Kaisha Stage mechanism for exposure apparatus
JPH1198811A (ja) * 1997-09-24 1999-04-09 Canon Inc リニアモータ、これを用いたステージ装置や露光装置、ならびにデバイス製造方法
JP3630964B2 (ja) * 1997-12-26 2005-03-23 キヤノン株式会社 ステージ装置、およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法
JPH11191585A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Canon Inc ステージ装置、およびこれを用いた露光装置、ならびにデバイス製造方法
JP3526202B2 (ja) 1998-02-03 2004-05-10 キヤノン株式会社 ステージ装置、およびこれを用いた露光装置、ならびにデバイス製造方法
JPH11287880A (ja) * 1998-04-01 1999-10-19 Canon Inc ステージ装置、およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法
JP3869938B2 (ja) * 1998-06-05 2007-01-17 キヤノン株式会社 ステージ装置、露光装置、およびデバイス製造方法
JP3907357B2 (ja) * 1998-11-12 2007-04-18 キヤノン株式会社 段差付きコイル製造方法
JP2001230305A (ja) * 2000-02-18 2001-08-24 Canon Inc 支持装置
JP2003022960A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Canon Inc ステージ装置及びその駆動方法
EP1300932B1 (en) * 2001-10-05 2013-12-18 Canon Kabushiki Kaisha Linear motor, stage apparatus, and exposure apparatus
JP2003178958A (ja) * 2001-12-13 2003-06-27 Nikon Corp ステージ装置及び露光装置
JP3977086B2 (ja) * 2002-01-18 2007-09-19 キヤノン株式会社 ステージシステム
US6879127B2 (en) * 2002-02-12 2005-04-12 Nikon Corporation 3-ring magnetic anti-gravity support
JP4323759B2 (ja) * 2002-05-27 2009-09-02 キヤノン株式会社 露光装置およびデバイス製造方法
JP3849932B2 (ja) 2002-08-12 2006-11-22 キヤノン株式会社 移動ステージ装置
JP3826087B2 (ja) * 2002-08-30 2006-09-27 キヤノン株式会社 位置決め装置、荷電粒子線露光装置
US6879405B2 (en) * 2002-11-18 2005-04-12 Sony Precision Technology, Inc. Displacement pickup
JP2004172557A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Canon Inc ステージ装置及びその制御方法
JP4227452B2 (ja) * 2002-12-27 2009-02-18 キヤノン株式会社 位置決め装置、及びその位置決め装置を利用した露光装置
JP4143438B2 (ja) * 2003-02-24 2008-09-03 キヤノン株式会社 支持装置、露光装置、デバイス製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009033058A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 反力処理装置
JP2009267406A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
JP5834121B1 (ja) * 2014-08-25 2015-12-16 株式会社ソディック 加工装置
KR101759178B1 (ko) 2016-05-27 2017-07-20 한국생산기술연구원 반력보상모듈을 갖는 생산 장비 및 이를 이용한 진동 제어방법
WO2019009440A1 (ko) * 2017-07-04 2019-01-10 한국생산기술연구원 반력보상모듈을 갖는 생산 장비 및 이를 이용한 진동 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
US7282819B2 (en) 2007-10-16
US20050140215A1 (en) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6525803B2 (en) Balanced positioning system for use in lithographic apparatus
US7280185B2 (en) Stage system including fine-motion cable unit, exposure apparatus, and method of manufacturing device
US7336344B2 (en) Positioning system, exposure apparatus using the same, and device manufacturing method
US6570645B2 (en) Stage system and stage driving method for use in exposure apparatus
JP3630964B2 (ja) ステージ装置、およびこれを用いた露光装置ならびにデバイス製造方法
JP4639517B2 (ja) ステージ装置、リソグラフィーシステム、位置決め方法、及びステージ装置の駆動方法
US20060215144A1 (en) Stage drive method, stage apparatus, and exposure apparatus
US6639225B2 (en) Six-axis positioning system having a zero-magnetic-field space
US7211908B2 (en) Magnetic floating device
JP5505871B2 (ja) 移動体装置及び露光装置
US6987558B2 (en) Reaction mass for a stage device
JP2005142501A (ja) ステージ装置および露光装置ならびにデバイス製造方法
US6504599B2 (en) Stage apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US6597435B2 (en) Reticle stage with reaction force cancellation
JP3963410B2 (ja) 位置決め装置およびこれを用いた露光装置
US9435642B2 (en) Position measuring apparatus, pattern transfer apparatus, and method for manufacturing a device
EP1111469B1 (en) Lithographic apparatus with a balanced positioning system
US20040004703A1 (en) Method and apparatus for reducing rotary stiffness in a support mechanism
JP4122815B2 (ja) リニアモータおよびステージ装置並びにリニアモータの制御方法
JP2001230178A (ja) 位置決め装置、露光装置およびデバイス製造方法
WO2001081171A1 (en) Wafer stage with magnetic bearings
JP2003209047A (ja) 移動装置及びその制御方法並びにデバイスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070206