JP2002190996A - 電子機器及び電子機器の起動方法 - Google Patents

電子機器及び電子機器の起動方法

Info

Publication number
JP2002190996A
JP2002190996A JP2000387693A JP2000387693A JP2002190996A JP 2002190996 A JP2002190996 A JP 2002190996A JP 2000387693 A JP2000387693 A JP 2000387693A JP 2000387693 A JP2000387693 A JP 2000387693A JP 2002190996 A JP2002190996 A JP 2002190996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
devices
failure
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000387693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4719974B2 (ja
Inventor
Isao Kunimoto
勲 國本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000387693A priority Critical patent/JP4719974B2/ja
Priority to MYPI20015710A priority patent/MY128374A/en
Priority to US10/024,991 priority patent/US6873512B2/en
Priority to KR1020010081077A priority patent/KR100834301B1/ko
Priority to CNB011433418A priority patent/CN1191711C/zh
Publication of JP2002190996A publication Critical patent/JP2002190996A/ja
Priority to US11/085,973 priority patent/US7110233B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4719974B2 publication Critical patent/JP4719974B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N17/00Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N17/00Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
    • H04N17/04Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N17/00Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
    • H04N17/04Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for receivers
    • H04N17/045Self-contained testing apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/442Monitoring of processes or resources, e.g. detecting the failure of a recording device, monitoring the downstream bandwidth, the number of times a movie has been viewed, the storage space available from the internal hard disk
    • H04N21/4425Monitoring of client processing errors or hardware failure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/443OS processes, e.g. booting an STB, implementing a Java virtual machine in an STB or power management in an STB
    • H04N21/4436Power management, e.g. shutting down unused components of the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/60Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for the sound signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/63Generation or supply of power specially adapted for television receivers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Retry When Errors Occur (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動不良が発生しても、全てのデバイスの起
動が完了した後に起動不良のデバイスを再起動する。 【解決手段】 制御部21は、テレビジョン受像装置1
の電源投入時には、このメモリに記憶されたラストコン
ディションを読み出し、このラストコンディションに基
づいて初期設定処理を行い、テレビジョン受像装置1の
起動時及び設定内容の変更時等に、チューナ12、映像
処理部15、音声出力系50等の各デバイスの起動不良
を検出した場合、起動不良をフラグとして不揮発性メモ
リに記憶し、フラグが立ったデバイスに対して復帰処理
(再起動)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のデバイスを
有する電子機器及び電子機器の起動方法に関し、特に、
複数のデバイスのうち起動不良のデバイスを再起動する
電子機器、及び複数のデバイスのうち起動不良のデバイ
スを再起動する電子機器の起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のデバイスを有して構成される電子
機器を起動する際には、各デバイスが起動するのを待っ
て、次のデバイスの起動処理が行われるようになってい
る。この起動動作の際、不具合が生じたデバイスに対し
ては、正常に起動されるまで再起動動作が繰り返される
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電子
機器は、各デバイスを起動する毎に各パラメータの確認
をしていたため、1つのデバイスに不具合が生じた場
合、初期化のための繰り返し動作がその都度行われ、全
体の起動完了までに長時間を要したり、起動完了までに
要する時間が一定しないという問題点があった。
【0004】また、このような問題を回避する方法とし
て、或いは、ユーザからの指示に対しての追従性を重視
するために、起動完了までの時間に一定の制限を設ける
場合もあるが、この場合、繰り返し処理が永久ループに
ならないようにループを脱却する処理を行うため、ある
デバイスのみが正常に起動されないまま起動処理が終了
されてしまうことになる。この結果、起動後にリフレッ
シュ(修正動作)が不可能なデバイスに対しては、電源
を再投入することによって起動処理を最初からやり直す
方法しかなかった。
【0005】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、何らかの要因によって起動不良
が発生しても、全てのデバイスの起動が完了した後に起
動不良のデバイスを再起動することが可能な電子機器及
び電子機器の起動方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る電子機器は、外部から起動される
複数のデバイスからなる電子機器であって、複数のデバ
イスの各々を起動制御するとともに、複数のデバイスの
うち起動不良のデバイスを検出し、全てのデバイスの起
動完了後に検出された起動不良のデバイスを再起動する
制御手段を備えることを特徴とする。
【0007】ここで、制御手段は、複数のデバイスの各
々からの応答に応じて起動不良を検出し、起動不良をフ
ラグとして記憶することがあげられる。
【0008】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る電子機器の起動方法は、外部から起動される
複数のデバイスからなる電子機器の起動方法であって、
複数のデバイスの各々を起動制御するとともに、複数の
デバイスのうち起動不良のデバイスを検出する工程と、
全てのデバイスの起動完了後に検出された起動不良のデ
バイスを再起動する工程とを有することを特徴とする。
【0009】ここで、複数のデバイスの各々からの応答
に応じて起動不良を検出し、起動不良をフラグとして記
憶しておくことがあげられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一構
成例を図面を参照して説明する。本発明の実施の形態と
して示す電子機器は、外部から起動される複数のデバイ
スからなる電子機器であって、複数のデバイスの各々の
起動制御するとともに、複数のデバイスのうち起動不良
のデバイスを検出し、全てのデバイスの起動完了後に上
記検出された起動不良のデバイスを再起動する制御手段
を備えるものである。また、制御手段は、複数のデバイ
スの各々からの応答に応じて、デバイスの起動不良を検
出し、複数のデバイスの各々の起動不良をフラグとして
記憶することによって、起動不良のデバイスを再起動す
ること可能としている。本実施の形態では、本発明をテ
レビジョン受像装置として構成された電子機器として説
明してある。
【0011】本発明の実施の形態では、図1に示すよう
に、本発明をテレビジョン受像装置として構成された電
子機器において、特に、音声出力系に適用した場合につ
いて説明してある。すなわち、テレビジョン受像装置1
は、テレビジョン受像装置の基本的な回路構成として、
主として、アンテナ11と、チューナ12と、セレクタ
13と、映像処理部15と、マトリクス回路16と、ド
ライブ回路17と、陰極線管18と、偏向系19と、内
部バスライン20と、制御部21と、操作キー22と、
赤外線信号受光部23と、ダイオードブリッジ32と、
第1のスイッチング電源回路33と、電圧監視回路36
及び37と、ダイオードブリッジ41と、第2のスイッ
チング電源回路42と、電圧監視回路44と、音声出力
系50とを備えている。
【0012】テレビジョン受像装置1において、上記各
部は、以下のように動作する。チューナ12は、アンテ
ナ11を介して、所定のチャンネルのテレビジョン放送
波を受信して映像信号を得、この映像信号をセレクタ1
3に供給する。また、複数の外部入力端子14a乃至1
4nを介して入力される映像信号もまたセレクタ13に
供給される。セレクタ13は、チューナ12からの映像
信号及び複数の外部入力端子14a乃至14nからの所
定の映像信号を選択して映像処理部15へ供給する。映
像処理部15は、セレクタ13からの映像信号に対し
て、必要な各種処理を施し、マトリクス回路16へと送
る。映像処理部15で処理された映像信号は、マトリク
ス回路16に供給され、原色信号R、G、Bに変換する
処理が施される。ドライブ回路17は、変換された後の
原色信号R、G、Bを陰極線管18を駆動する信号へと
変換し、陰極線管18の電子銃を駆動する。また、映像
処理部15において映像信号から分離された同期信号成
分は、偏向系回路19に供給され、陰極線管18の偏向
コイル(図示せず)を駆動する。
【0013】テレビジョン受像装置1を構成する各回路
における処理は、テレビジョン受像装置1が備えるシス
テムコントローラとしての制御部21によって統括制御
されている。制御部21は、内部バスライン20を介し
て各回路に指令を送る構成とされ、操作キー22からの
操作情報や赤外線受光部23が受光したリモートコント
ロール装置からの遠隔制御信号に基づいて、チャンネル
選択、入力選択、表示モード等の各種制御を行う。制御
部21は、各部の制御状態を、例えば、フラグとして検
出する。また、制御部21は、上記フラグを記憶するメ
モリ、例えば、不揮発性メモリを備え、テレビジョン受
像装置1の電源投入時には、このメモリに記憶された最
後の状態(以下、ラストコンディションと記す。)を読
み出し、このラストコンディションに基づいて、内部バ
スライン20で接続された各部に設定する初期設定処理
を行う。この初期設定で設定されるラストコンディショ
ンとしては、例えば、チューナ12で受信するチャンネ
ルの設定、セレクタ13で選択する入力の設定、映像処
理部15で処理する表示モードの設定、音声処理部での
音量の設定等があげられる。また、制御部21は、テレ
ビジョン受像装置1の起動時及び設定内容の変更時等
に、チューナ12、映像処理部15、音声出力系50等
の各デバイスの起動不良を検出した場合、後述する復帰
処理(再起動)を行う。すなわち、制御部21は、内部
構造として、起動制御機能部、起動不良検出機能部、再
起動制御機能部を有する制御手段とみなすことができ
る。
【0014】なお、図1に示した音声出力系50は、具
体的には、音声処理用のDSP(Digital Signal Proce
ssor)回路51と、A/D(Analog to Digital)変換
回路52と、D/A(Digital to Analog)変換回路5
3と、音量の変換を行うボリューム変換(VOL)回路
53と、音声を出力するためのAMP(Amplifier)回
路55と、スピーカ56とを有している。ここで、A/
D変換回路52とD/A変換回路53は、これら2つの
回路特性を有した音声CODEC(Code/Decode)回路
であってもよい。
【0015】本実施の形態のテレビジョン受像装置1
は、この制御部21とその周辺回路に供給する電源の回
路と、チューナ12から陰極線管18、偏向系19まで
の受像処理を行う回路に供給する電源の回路とが別系統
とされている。すなわち、このテレビジョン受像装置1
は、商用交流電源31を入力電源として使用してある。
この商用交流電源31は、例えば110V〜240Vま
での範囲の交流電源である。この商用交流電源31が得
られる電源ラインに接続された入力部を、電源スイッチ
SW1及びスイッチSW2を介してダイオードブリッジ
32に接続し、このダイオードブリッジ32で整流され
た電源を、第1のスイッチング電源回路33に供給す
る。電源スイッチSW1は、電源の投入操作を手動で行
うスイッチであり、スイッチSW2は後述する制御部2
1により制御されるスイッチで、制御部21からの指令
がない状態ではオフ状態とされるスイッチである。第1
のスイッチング電源回路33は、スイッチングトランジ
スタ等の高周波で電源をスイッチングする素子と、その
制御回路で構成されて、110V〜240Vまでの範囲
の入力電源に対応して、2次側に直流低圧電源を得る回
路であり、比較的大容量の電源回路が使用される。スイ
ッチング電源回路33とダイオードブリッジ32との間
には、1次側コンデンサC11を接続する。
【0016】第1のスイッチング電源回路33の2次側
の出力は、端子34aと34bとの間に電源電圧VBB
を得、端子35aと35bとの間に電源電圧VCCを得
る構成としてある。第1のスイッチング電源回路33と
端子34a及び34bとの間には、平滑用コンデンサC
12が接続してあり、この端子34a及び34bに得ら
れる電源電圧VBBの電圧を電圧監視回路36で監視す
る構成としてある。また、第1のスイッチング電源回路
33と端子35a及び35bとの間には、平滑用コンデ
ンサC13が接続してあり、この端子35a及び35b
に得られる電源電圧VCCの電圧を電圧監視回路37で
監視する構成としてある。各電圧監視回路36及び37
における監視出力は、内部バスライン20を介して制御
部21に伝送する構成としてある。ここでは、電源電圧
BBは、5Vとし、電源電圧V CCは、12Vとす
る。
【0017】端子34a及び34bに得られる電源電圧
BBは、チューナ12から陰極線管18、偏向系19
までの受像処理を行う回路系内において5V電源を必要
とする回路に供給されている。また、端子35a及び3
5bに得られる電源電圧V は、チューナ12から陰
極線管18、偏向系19までの受像処理を行う回路系内
において12V電源を必要とする回路に供給されてい
る。
【0018】制御部21とその周辺回路に供給する電源
の回路としては、商用交流電源31が得られる電源ライ
ンに接続された入力部を電源スイッチSW1を介してダ
イオードブリッジ41に接続し、このダイオードブリッ
ジ41で整流された電源を第2のスイッチング電源回路
42に供給する。第2のスイッチング電源回路42は、
スイッチングトランジスタ等の高周波で電源をスイッチ
ングする素子と、その制御回路とで構成され、110V
〜240Vまでの範囲の入力電源に対応して2次側に直
流低圧電源を得る回路であり、比較的小容量の電源回路
が使用されている。スイッチング電源回路42とダイオ
ードブリッジ41との間には、1次側コンデンサC21
が接続されている。
【0019】第2のスイッチング電源回路42の2次側
の出力としては、端子43aと43bとの間に電源電圧
AAを得る構成としてある。第2のスイッチング電源
回路42と端子43a及び43bとの間には、平滑用コ
ンデンサC22が接続され、この端子43aと43bと
の間に得られる電源電圧VAAの電圧を電圧監視回路4
4で監視する構成としてある。この場合、平滑用コンデ
ンサC21の放電時定数は、第1のスイッチング電源回
路33の1次側に接続された平滑用コンデンサC11の
放電時定数よりも大きくして、放電されるまでの時間を
長くしてある。電圧監視回路44における監視出力は、
制御部21に伝送される。ここでは、電源電圧VAA
5Vとし、この端子43a及び43bに得られる電源電
圧VAAは、制御部21と赤外線受光部23とに供給さ
れる。
【0020】次に、このように構成されたテレビジョン
受像装置1の電源投入時及び設定変更時の処理について
図2及び図3を用いて説明する。図2及び図3では、本
発明をテレビジョン受像装置1として構成された電子機
器において、特に、音声出力系に適用した場合の処理に
ついて説明してある。
【0021】ユーザが電源スイッチSW1をオン状態に
操作すると、第2のスイッチング電源回路42に交流電
源を整流した電源が供給されて、この第2のスイッチン
グ電源回路42の2次側の端子43a、43bに電源電
圧VAAが得られるようになり、制御部21とその周辺
回路に電源が供給される。この電源の供給で制御部21
が作動を開始する。
【0022】ステップS1において、制御部21は、内
蔵する不揮発性メモリに記憶されたラストコンディショ
ンを読み出し、このラストコンディションに基づく初期
設定データを内部バスライン20を介して各回路に供給
して、ラストコンディションでの受像状態を開始させ
る。
【0023】ステップS2において、制御部21は、操
作キー22の操作や赤外線受光部23での遠隔制御信号
の受光に基づいて、チャンネル切換え、音量調整、表示
モード変更等、制御状態を変更する処理を行う。なお、
これらのキー操作や遠隔制御信号に基づいた制御があっ
たときには、制御部21内のメモリに記憶されたラスト
コンディションの記憶データを更新する。
【0024】ステップS3において、制御部21は、ま
ず内部主電源としてのスイッチSW2をオン状態に制御
して、第1のスイッチング電源回路33に交流電源を整
流した電源を供給する。このとき、第1のスイッチング
電源回路33が出力する電圧VBB及び電圧VCCの電
源がチューナ12から陰極線管18、偏向系19までの
受像処理を行う回路系に供給され、これらの回路で受像
処理が開始される。
【0025】まず、ドライブ回路17及び陰極線管18
が起動(ステップS4)し、続いてチューナ12が起動
(ステップS5)し、続いて映像処理部15が起動(ス
テップS6)する。ここでは、各ステップにおける各部
の起動に関する詳細な説明は省略する。
【0026】ステップS7において、制御部21は、音
声出力系50を起動する起動プログラム及び係数データ
を準備する。
【0027】ステップS8において、制御部21は、D
SP回路51に対して音量等を設定するためのデータを
送出する。本実施の形態では、バスクロック100KH
zで11KHz周期、すなわち0.1msec間隔の信
号として送られる。DSP回路51は、制御部21から
上記周期で送られるデータを受信するたび、データに対
する応答(以下、ACKと記す。)を制御部21へ返信
している。
【0028】制御部21は、ステップS9において、デ
バイスからの応答に応じて起動不良を検出する。すなわ
ち、DSP回路51からのACKを受信したか否かの判
別を行う。ACKが受信できない場合、制御部21は、
ステップS10において、DSP回路51に対してステ
ップS8で送出したデータを再度送り出し、ステップS
8に戻る。ここでデータの再送動作は、予め、例えば1
0回と決められている。ここでの再送動作は、例えば、
数ミリ秒間のように、所定期間繰り返すように設定して
もよい。制御部21は、再送動作を所定回数繰り返して
も、デバイスからの応答が得られない場合、デバイスの
起動不良をフラグとして記憶する。すなわち、DSP回
路51に対して音量等を設定するためのデータを10回
送信してもACKが得られない場合、ステップS11に
おいて、DSP回路51を起動不良デバイスと判断し、
音声出力系50に対して異常起動時の消音を実行する。
同時に、制御部21は、起動不良を表すフラグ(No_ACK
flag)を1として、ステップS7の動作に戻る。
【0029】一方、制御部21は、ステップS9におい
てACKの受信を確認した場合、ステップS12おい
て、音声出力系50へのデータ送出が完了したか否かの
判別を行う。音声出力系50へのデータ送出が完了して
いない場合、制御部21は、ステップS7からの起動工
程を繰り返す。データ送出が完了した場合、ステップS
13へ進む。また、ここで、起動不良のデバイスに対し
て再起動処理を繰り返すことにより、起動完了までの期
間が長くなったり、起動完了までに要する時間が一定し
ない等の問題を回避するため、起動不良を表すフラグが
付けられている場合、DSP回路51を起動不良デバイ
スとし、ここでの再起動を諦めるとともに、準備された
データを一通り送出することで次の処理への移行時間待
ちを行い、ステップS13へ進む。
【0030】装置全体の起動が一巡した場合、ステップ
S13において、フラグに応じて、音声出力系50の音
声出力制御を行う。すなわち、No_ACK flagが1のと
き、引き続き消音し、DSP回路51が正常に起動して
いる場合は、消音を解除する。続いて、ステップS14
において、ドライブ回路17、陰極線管18等における
映像ブランキング処理を解除する。
【0031】このように、制御部21は、ステップS1
1において、所定回数送信してもACKが得られない場
合、DSP回路51を起動不良デバイスとして起動不良
を表すフラグを付して再起動のルーチンから脱却するこ
とで、制御部21が起動不良のデバイスの再起動動作を
繰り返すことによって他のデバイス、或いは、装置全体
の起動時間が大きく変動することを防止している。
【0032】続いて、図3のBから続くステップS15
において、キー操作及び遠隔制御信号を受け付ける。
【0033】ステップS16において、キー操作及び遠
隔制御信号に応じて変更処理を行い、ステップS17に
おいて、制御部21は、修正動作(リフレッシュ処理)
を行う。
【0034】続いて、制御部21は、ステップS18に
おいて、DSP回路51が起動しているか否かを判別す
るために、DSP回路51の出力電圧端子(アライブ端
子)における電圧状態を検出する。このとき、DSP回
路51のアライブ端子の電圧がLOWの場合、すなわち、
DSP回路51が正常に起動していない場合、ステップ
S19において起動不良を表すフラグを0に戻し、ステ
ップS20においてDSP回路51の再起動を開始し、
ステップS7からの起動処理に戻る。制御部21におけ
るDSP回路51の状態検出動作は、一定期間毎のよう
に、定期的に行われる動作である。
【0035】一方、ステップS18において、DSP回
路51の出力電圧端子における電圧がHIGHを示している
場合、ステップS21において、制御部21は、上述し
た起動不良を表す判別フラグの有無を確認する。No_ACK
flagが1の場合、すなわち、DSP回路51が起動し
ているが起動不良を示すフラグが立っている場合、ステ
ップS19に進み、ステップS20においてDSP回路
51の再起動を開始する。また、No_ACK flagが0の場
合、すなわち、DSP回路51が正常起動している場
合、ステップS22に進み、キー操作及び遠隔制御信号
を待機する。キー操作及び遠隔制御信号に応じて、ステ
ップS15からの動作を繰り返す。
【0036】上述したように、本発明に係る電子機器の
一構成例としてのテレビジョン受像装置1は、装置全体
の起動が一巡した後に、起動不良を示すフラグの有無を
確認し、起動不良を示すフラグが立てられているデバイ
スに対して再起動を行う。したがって、起動不良を示す
デバイスが動作可能になるまで再起動処理を繰り返し行
うことが可能となる。この場合、1つのデバイスの起動
が完了するのを待って次のデバイスの起動を開始する、
待ち時間方式とは異なるため、特定のタイミングで発生
する電圧の瞬断や、不規則に繰り返して発生する瞬断、
デバイスの内部処理時間増加による通信不良等の影響を
低減することが可能となる。
【0037】図4及び図5に、以上説明した電源投入時
の起動処理の様子が模式的に示されている。図4及び図
5において、Aは、電源電圧の状態を示している。本実
施の形態においては、装置が問題なく起動する電源電圧
ラインが3.3Vに設定されている。Bは、検出された
電源電圧の状態を示し、Cは、DSP回路51に入力さ
れる電源電圧を示す。Dは、制御部21からDSP回路
51に対して送信される音量等を設定するデータを示し
ている。ここでは、バスクロック100KHzで11K
Hz周期、すなわち0.1ミリ秒間隔の信号として送ら
れている。これに対して、DSP回路51は、制御部2
1から上記周期で送られるデータを受信するたびに、制
御部21に対して、データに対する応答(以下、ACK
と記す。)を返信している。Eは、DSP回路51の出
力電圧端子(アライブ端子)における電圧状態を示して
いる。つまり、E信号がLOWならば、DSP回路51が
正常に起動していないことを示し、E信号がHIGHなら
ば、DSP回路51が正常に起動していることを示して
いる。Fは、制御部21によって検出されるDSP回路
51の出力電圧端子の電圧状態を示している。Gは、D
/A変換回路53に入力される信号を示している。H
は、制御部21がDSP回路51の出力電圧端子の電圧
(E)を検出する周期を示している。Iは、出力する音
声を制限する旨の制御信号を示している。すなわち、こ
こでは消音する場合にHIGHであり、消音解除の場合にLO
Wとなる信号である。図4及び図5では、これら、A乃
至Iの電圧及び信号の状態がそれぞれ、時間軸で対応し
て表示されている。
【0038】テレビジョン受像装置1の起動時におい
て、電源電圧が正常であるときの各部の動作について、
図4に示す。
【0039】まず、Aとして表される電源電圧が電源電
圧ラインの3.3Vに達すると、これが検出され、DS
P回路51に対して電流が供給され始める(C)。DS
P回路51に入力される電圧は、徐々に上昇していく。
ここで、制御部21は、図4に示すように、起動開始、
すなわち電源SW1がオン状態にされてから、約0.7
秒後にDSP回路51に対してデータの送信を開始し、
開始後、約0.9秒間送信するように設定されている
(H)。そのため、DSP回路51が起動するに十分な
電圧に達するころ、制御部21からDSP回路51に対
して音量等を設定するためのデータが送信される
(D)。データが送信されると、DSP回路51の出力
電圧端子(アライブ端子)がHIGHで安定する(E)。こ
のアライブ端子における電圧が検出される(F)と、D
/A変換回路53にデータが入力される(G)。制御部
21は、所定時間経過後、一定周期で、ここでは、0.
5秒周期でDSP回路51の出力電圧端子の電圧を検出
する(H)。起動完了後、所定時間が経過すると、出力
する音声の制限を示す信号がLOWになり、消音が解除さ
れる(I)。
【0040】これに対して、テレビジョン受像装置1の
起動時に電源電圧に異常が発生した場合の動作につい
て、図5に示す。
【0041】電源電圧が3.3Vまで立ち上がるのに、
ある程度の期間を要する場合、DSP回路51の立ち上
がりもまた、遅れることになる(C)。ところが、制御
部21は、起動開始、すなわち電源SW1がオン状態に
されてから、約0.7秒後にデータの送信を開始する
(D)ため、DSP回路51が立ち上がるころには、既
に制御部21からデータ送信が行われている。したがっ
て、DSP回路51は、期間Tのデータが受け取れな
いこととなり、制御部21には、この期間のACKが返
信されないことになる。ところが、DSP回路51の出
力電圧端子(アライブ端子)は、データの初期、若しく
は、中間部分を受信していなくてもHIGHで安定するた
め、制御部21からの初期データの一部が取得されない
まま、すなわち、DSP回路51が正常に起動しないま
ま、起動処理が終了する場合がある。
【0042】このような場合においても、テレビジョン
受像装置1は、起動不良のまま取り残されたデバイスに
対して、起動不良を示す旨のフラグを立てて記憶し、全
てのデバイスの起動が完了した後に再起動することが可
能であるため、複数あるデバイスのうち1つの起動が完
了しないことによって、装置全体の起動が完了されない
等の不具合を解消することができる。
【0043】ここで、テレビジョン受像装置1における
電源電圧を監視するための定常処理についての詳細を示
す。テレビジョン受像装置1における制御部21は、各
電圧監視回路36、37、44で検出した電源電圧の監
視出力を常時判断し、その判断に基づいた制御を行って
いる。
【0044】この定常処理において、制御部21は、電
圧監視回路36で検出した電源電圧VBBが正常に作動
する一定の範囲内の電圧値であるか否かを判断するとと
もに、制御部21は、電圧監視回路37で検出した電源
電圧VCCが正常に作動する一定の範囲内の電圧値であ
るか否かを判断している。このとき、電源電圧値が一定
の範囲内にあると判断したときには、定常処理を続行
し、一定の範囲よりも電圧値が低いと判断したときに
は、初期設定処理に戻り、初期設定を必要とする回路に
ラストコンディションを設定させるためのデータを供給
するところから繰り返される。ただし、この動作の際、
スイッチSW2は、オン状態のまま維持させる。また、
制御部21に供給される電源を監視する電圧監視回路4
4において、電源電圧VAAの異常を検出した場合に
も、制御部21は、初期設定処理を実行する。
【0045】このように本実施の形態のテレビジョン受
像装置1によると、電源回路として受像処理等を行うメ
インの回路系に電源を供給する電源回路と、制御系に電
源を供給する電源回路との2系統に分けた構成としたの
で、映像を表示させない待機時には容量の小さい第2の
スイッチング電源回路42だけを作動させることで、待
機時に無駄な電源供給がなく、待機時の消費電力を削減
することができる。
【0046】制御部21に電源を供給する1次側コンデ
ンサC21及びスイッチング電源回路42に接続された
平滑用コンデンサC22は、比較的放電時定数が大きな
ものを使用しているため、入力交流電源の電圧が瞬間的
に低下するような異常事態が発生した場合であっても、
放電時定数により直流電源VAAが制御部21に供給さ
れ続ける限り、制御部21は、作動し続ける。したがっ
て、制御部21は瞬間的な交流電源の変動に対処できる
ようになっている。
【0047】一方、メインの回路系に電源を供給するス
イッチング電源回路33が出力する直流電源VBB及び
CCについては、スイッチング電源回路33の1次側
に接続された平滑用コンデンサC11の放電時定数が、
スイッチング電源回路42に接続された平滑用コンデン
サC21の放電時定数よりも小さくしてあるので、入力
交流電源の電圧が瞬間的に低下するような異常事態のと
き、直流電源VBB及びVCCが瞬間的に低下してしま
う。このとき、直流電源VBB及びVCCで作動する回
路は、電源が一時的に供給されなくなる事態が発生し
て、各回路が誤動作する可能性がある。そこで、制御部
21は、電圧監視回路36、37において検出された電
源電圧に基づいて、直ちに初期設定処理が再度実行され
るようになっている。そのため、直流電源VBB及びV
CCで作動する回路は、一時的な電圧低下から直ちに元
の動作状態に復帰するようになっている。
【0048】このとき、一時的な電圧低下を検出して、
元の動作状態に復帰する際の電源監視回路36及び3
7、制御部21、DSP回路51等の動作タイミングを
図6を用いて説明する。図6には、電源電圧が瞬間的に
寸断される、いわゆる瞬断が頻繁に起こる場合の各部の
動作が示されている。
【0049】図6(a)は、図4に示した正常起動時の
動作を示している。図6(b)に示す領域において、電
圧の瞬断が起こるとする。制御部21は、所定時間経過
後は、一定周期(0.5秒周期)でDSP回路51の出
力電圧端子の電圧を検出しているため、電源電圧の瞬断
がDSP回路51の出力電圧端子の電圧状態に反映され
た(E)後、時刻Lにおいて、初めてこれを検出す
る。出力電圧端子の電圧がLOWの場合、LOWを検出してか
ら所定期間経過した後、再度データを送信する。所定期
間は、ここでは、例えば0.9秒に設定されている。そ
の後、約1.5秒間の間データ再送信が行われる
(D)。
【0050】電源を複数備えている場合、このような瞬
断は、比較的頻繁に起こることが考えられる。図6
(c)に瞬断が続く場合について示す。図6(b)に示
した場合と同様に瞬断が発生(A)し、時刻Lにおい
て出力電圧端子の電圧がLOWであることが検出された場
合(F)、制御部21は、所定期間(0.9秒間)経過
したのち、データを再び送出し始める(D)が、このと
き、再び瞬断が起こると、DSP回路51は、期間T
のデータを受信できないことになる。ところが、DSP
回路51の出力電圧端子(アライブ端子)は、データの
初期、若しくは、中間部分を受信していなくてもHIGHで
安定するため、制御部21からのデータが一部取得され
ないまま、すなわち、DSP回路51が正常に起動しな
いまま、起動処理が終了する場合がある。
【0051】このように、待機状態での消費電力を低下
させるために、電源回路をメインの回路系用の電源回路
と制御系用の電源回路との2系統とした構成としたテレ
ビジョン受像装置1では、入力交流電源の瞬間的な低下
時に、制御部21がメインの回路系用の電源回路におけ
る異常を直ちに判断し、初期設定を再度実行するため、
入力交流電源の瞬間的な低下による誤動作を防止できる
が、逆に瞬間的な電流の低下が断続的に生じる場合、初
期設定を繰り返し行うことになり、起動完了までに多大
な時間を要する場合がある。
【0052】しかし、本実施の形態として示したテレビ
ジョン受像装置1によれば、定常処理において、上述の
ように起動不良のまま取り残されたデバイスに対して
も、起動不良を示す旨のフラグを立てて記憶し、全ての
デバイスの起動が完了した後に再起動することが可能と
なるため、複数あるデバイスのうち1つの起動が完了し
ないことによって、装置全体の起動が完了されない等の
不具合を解消することができる。
【0053】なお、制御系用の電源回路である第2のス
イッチング電源回路42に接続された平滑用コンデンサ
C21の放電時定数を、第1のスイッチング電源回路3
3に接続された平滑用コンデンサC11の放電時定数よ
りも大きく設定してあるが、第2のスイッチング電源回
路42は、制御系にだけ電源を供給する回路であるた
め、小容量の電源でもよい。そのため、平滑用コンデン
サC21の放電時定数を大きくしたとしても、コンデン
サC21として使用するコンデンサとしてそれほど大き
な容量のコンデンサは必要ない。
【0054】また、本実施の形態の場合には、電源回路
がメインの回路系用と制御系用とで完全に別の構成とし
てあるため、待機時と作動時とでの第2のスイッチング
電源回路42の2次側における負荷インピーダンスの変
動が発生しない。このため、平滑用コンデンサC21の
放電時定数を、平滑用コンデンサC11の放電時定数よ
りも大きくすることが可能である。
【0055】なお、上述した実施の形態では、メインの
回路系に電源を供給する電源回路は、第1のスイッチン
グ電源回路33で構成したが、メインの回路系に電源を
供給する電源回路を複数の電源回路から構成し、それぞ
れの電源回路の2次側の電圧を監視する構成としてもよ
い。また、上述した実施の形態では、電源回路としてス
イッチング素子を使用したスイッチング電源回路とした
が、他の電源回路により構成してもよい。
【0056】また、上述した実施の形態では、入力交流
電源として、110V〜240Vの範囲の交流電源に対
応した電源回路としたが、このような可変電圧に対応し
た電源回路でなくてもよい。また、その電源電圧値につ
いても、100V等の他の電圧値としてよい。また、上
述した実施の形態では、商用交流電源を直流低圧電源に
変換する電源回路としたが、自動車用バッテリから得ら
れる直流電源を直流低圧電源に変換する電源回路等の他
の電源回路を備えた機器にも適用できる。
【0057】また、本実施の形態では、複数のデバイス
からなる電子機器をテレビジョン受像装置であるとし
て、特に、音声処理用のDSP回路に適用した場合につ
いて説明したが、音声処理用デバイスに限定されること
なく、各デバイスに対して、起動不良のデバイスを検出
し、全てのデバイスの起動完了後に上記検出された起動
不良のデバイスを再起動する処理を行うようにしてもよ
い。
【0058】さらに、本発明は、メインの回路系と制御
系とで電源を分ける必要のある各種電子機器であれば適
用することができる。例えば、音声信号源(チューナ、
ディスク再生装置等)から得られる音声信号をアンプ部
で信号処理して、スピーカ装置から音声を再生させるス
テレオ再生装置等のオーディオ機器に適用することもで
きる。
【0059】なお、本発明は上述した実施の形態のみに
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る電子機器は、外部から起動される複数のデバイスから
なる電子機器であって、複数のデバイスの各々を起動制
御するとともに、複数のデバイスのうち起動不良のデバ
イスを検出し、全てのデバイスの起動完了後に検出され
た起動不良のデバイスを再起動する制御手段を備える。
【0061】ここで、制御手段は、複数のデバイスの各
々からの応答に応じて起動不良を検出し、起動不良をフ
ラグとして記憶することがあげられる。
【0062】したがって、本発明に係る電子機器は、内
部での処理時間増大に起因する内部回路間の通信不能か
ら生じる起動不良等、装置起動中に何らかの要因によっ
て起動不良が発生しても、起動不良を示す旨のフラグを
立てて記憶し、全てのデバイスの起動が完了した後に再
起動することが可能となる。そのため、メインコントロ
ーラとしての制御手段における処理が起動不良のデバイ
スの起動に集中することによって生じる不具合を防止す
ることができる。
【0063】また、本発明に係る電子機器の起動方法
は、外部から起動される複数のデバイスからなる電子機
器の起動方法であって、複数のデバイスの各々を起動制
御するとともに、複数のデバイスのうち起動不良のデバ
イスを検出する工程と、全てのデバイスの起動完了後に
検出された起動不良のデバイスを再起動する工程とを有
する。
【0064】ここで、複数のデバイスの各々からの応答
に応じて起動不良を検出し、起動不良をフラグとして記
憶しておくことがあげられる。
【0065】したがって、本発明に係る電子機器の起動
方法によれば、内部での処理時間増大に起因する内部回
路間の通信不能から生じる起動不良等、装置起動中に何
らかの要因によって起動不良が発生しても、起動不良を
示す旨のフラグを立てて記憶し、全てのデバイスの起動
が完了した後に起動不良のデバイスを再起動することが
可能となる。そのため、メインコントローラとしての制
御手段における処理が起動不良のデバイスの起動に集中
することによって生じる不具合が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一構成例として示すテレ
ビジョン受像装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の一構成例として示すテレ
ビジョン受像装置の起動時及び設定内容の変更時の動作
を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態の一構成例として示すテレ
ビジョン受像装置の起動時及び設定内容の変更時の動作
を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態の一構成例として示すテレ
ビジョン受像装置の起動時に、電源電圧が正常である場
合の各部の動作を時間軸に沿って説明する説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の一構成例として示すテレ
ビジョン受像装置の起動時に、電源電圧に異常が発生し
た場合の各部の動作を時間軸に沿って説明する説明図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の一構成例として示すテレ
ビジョン受像装置において、電源電圧の瞬断が頻繁に起
こる場合の各部の動作を時間軸に沿って説明する説明図
である。
【符号の説明】
1 テレビジョン受像装置、11 アンテナ、12 チ
ューナ、13 セレクタ、15 映像処理部、16 マ
トリクス回路、17 ドライブ回路、18 陰極線管、
19 偏向系、20 内部バスライン、21 制御部、
22 操作キー、23 赤外線信号受光部、31 商用
交流電源、32 ダイオードブリッジ、33 第1のス
イッチング電源回路、36、37 電圧監視回路、41
ダイオードブリッジ、42 第2のスイッチング電源
回路、44 電圧監視回路、C11、C21 スイッチ
ング電源の1次側コンデンサ、C12、C13、C22
スイッチング電源の2次側コンデンサ、50 音声出力
系、51 DSP回路、52 A/D変換回路、53
D/A変換回路、54 VOL回路、55 AMP回
路、56 スピーカ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から起動される複数のデバイスから
    なる電子機器であって、 上記複数のデバイスの各々を起動制御するとともに、上
    記複数のデバイスのうち起動不良のデバイスを検出し、
    全てのデバイスの起動完了後に上記検出された起動不良
    のデバイスを再起動する制御手段を備えることを特徴と
    する電子機器。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記複数のデバイスの
    各々からの応答に応じて起動不良を検出することを特徴
    とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記複数のデバイスの
    各々からの応答が得られなくとも起動処理を続行し、起
    動処理を終了することを特徴とする請求項2記載の電子
    機器。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記複数のデバイスの
    各々の起動不良をフラグとして記憶することを特徴とす
    る請求項1記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 外部から起動される複数のデバイスから
    なる電子機器の起動方法であって、 上記複数のデバイスの各々を起動制御するとともに、上
    記複数のデバイスのうち起動不良のデバイスを検出する
    工程と、 全てのデバイスの起動完了後に上記検出された起動不良
    のデバイスを再起動する工程とを有することを特徴とす
    る電子機器の起動方法。
  6. 【請求項6】 上記複数のデバイスの各々からの応答に
    応じて起動不良を検出することを特徴とする請求項5記
    載の電子機器の起動方法。
  7. 【請求項7】 上記複数のデバイスの各々からの応答が
    得られなくとも起動処理を続行し、起動処理を終了する
    ことを特徴とする請求項6記載の電子機器の起動方法。
  8. 【請求項8】 上記複数のデバイスの各々の起動不良を
    フラグとして記憶手段に記憶することを特徴とする請求
    項5記載の電子機器の起動方法。
JP2000387693A 2000-12-20 2000-12-20 電子機器及び電子機器の起動方法 Expired - Fee Related JP4719974B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000387693A JP4719974B2 (ja) 2000-12-20 2000-12-20 電子機器及び電子機器の起動方法
MYPI20015710A MY128374A (en) 2000-12-20 2001-12-14 Electronic equipment and electronic equipment activation method
US10/024,991 US6873512B2 (en) 2000-12-20 2001-12-19 Electronic equipment and electronic equipment activation method
KR1020010081077A KR100834301B1 (ko) 2000-12-20 2001-12-19 전자기기 및 전자기기의 기동 방법
CNB011433418A CN1191711C (zh) 2000-12-20 2001-12-20 电子设备和电子设备激活方法
US11/085,973 US7110233B2 (en) 2000-12-20 2005-03-22 Electronic equipment and electronic equipment activation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000387693A JP4719974B2 (ja) 2000-12-20 2000-12-20 電子機器及び電子機器の起動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002190996A true JP2002190996A (ja) 2002-07-05
JP4719974B2 JP4719974B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=18854579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000387693A Expired - Fee Related JP4719974B2 (ja) 2000-12-20 2000-12-20 電子機器及び電子機器の起動方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US6873512B2 (ja)
JP (1) JP4719974B2 (ja)
KR (1) KR100834301B1 (ja)
CN (1) CN1191711C (ja)
MY (1) MY128374A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006332906A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Maspro Denkoh Corp Catvシステム

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4719974B2 (ja) * 2000-12-20 2011-07-06 ソニー株式会社 電子機器及び電子機器の起動方法
JP4499982B2 (ja) * 2002-09-11 2010-07-14 株式会社日立製作所 メモリシステム
CN100455031C (zh) * 2004-02-09 2009-01-21 深圳创维-Rgb电子有限公司 一种对存储器数据进行随机处理的装置和方法
WO2005094439A2 (en) * 2004-03-23 2005-10-13 The Clorox Company Method for diluting hypochlorite
JP2005309495A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Eastman Kodak Co 電子装置、電子装置の制御方法及び電子装置の制御プログラム
JP2007532039A (ja) * 2004-12-24 2007-11-08 松下電器産業株式会社 映像情報出力装置及び映像情報処理方法
US20080228963A1 (en) * 2007-03-15 2008-09-18 Takashi Hironaka Method and apparatus for transferring settings and other configuration information from one consumer electronics device to another
US8004610B2 (en) * 2006-12-19 2011-08-23 Intel Corporation Techniques to enable digital television and GPS coexistence

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6278670A (ja) * 1985-10-01 1987-04-10 Hitachi Ltd 計算機システムの自動立上げ方式
JPH04199411A (ja) * 1990-11-29 1992-07-20 Mitsubishi Electric Corp 情報処理システムの制御方式
JP2002163160A (ja) * 2000-11-29 2002-06-07 Canon Inc 情報処理システム、および、情報処理方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AR241362A1 (es) * 1987-03-18 1992-05-29 Siemens Ag Disposicion de circuito para disposiciones de telecomunicacion.
JP2763557B2 (ja) * 1988-11-10 1998-06-11 優 喜連川 ハードウェアソータユニット
JP3147704B2 (ja) * 1995-03-27 2001-03-19 ブラザー工業株式会社 ファクシミリ装置
KR100427020B1 (ko) * 1998-06-30 2004-07-01 주식회사 대우일렉트로닉스 디지털텔레비젼에있어서자기진단및프로그램수행방법
KR100331542B1 (ko) * 1998-10-09 2002-06-20 윤종용 불량메모리셀어레이블락들을스킵할수있는어드레스디코더를구비하는반도체메모리장치및이를사용하는복합반도체장치
JP4719974B2 (ja) * 2000-12-20 2011-07-06 ソニー株式会社 電子機器及び電子機器の起動方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6278670A (ja) * 1985-10-01 1987-04-10 Hitachi Ltd 計算機システムの自動立上げ方式
JPH04199411A (ja) * 1990-11-29 1992-07-20 Mitsubishi Electric Corp 情報処理システムの制御方式
JP2002163160A (ja) * 2000-11-29 2002-06-07 Canon Inc 情報処理システム、および、情報処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006332906A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Maspro Denkoh Corp Catvシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20050162800A1 (en) 2005-07-28
US20020116077A1 (en) 2002-08-22
KR100834301B1 (ko) 2008-06-02
CN1360434A (zh) 2002-07-24
MY128374A (en) 2007-01-31
JP4719974B2 (ja) 2011-07-06
CN1191711C (zh) 2005-03-02
US6873512B2 (en) 2005-03-29
KR20020050152A (ko) 2002-06-26
US7110233B2 (en) 2006-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8898486B2 (en) Apparatus and method for controlling input power
US6795130B2 (en) Signal receiving apparatus, remote controller, signal receiving system, and apparatus to be controlled
US7110233B2 (en) Electronic equipment and electronic equipment activation method
US7903174B2 (en) Broadcasting data receiving apparatus
US20090021649A1 (en) Video apparatus and method for supplying power thereof
US6933936B1 (en) Information processing apparatus, display control method, and recording medium
CN1300502A (zh) 由设备和外部设备构成的系统
WO2009096140A1 (ja) デジタル放送受信装置およびソフトウェアダウンロード方法
KR100379428B1 (ko) 디지털 티브이의 실시간 보정 장치 및 방법
JP3573309B2 (ja) 監視装置および方法
JP2005286634A (ja) 外部機器制御装置および外部機器制御方法
KR101014612B1 (ko) 고광도 방전 램프에 파워를 인가하기 위한 시스템 및 방법
JP2000138881A (ja) 電子機器
JPS628624A (ja) 受信機
JP2008131061A (ja) 受信装置、受信システムおよび電力供給制御方法
JP2001275062A (ja) テレビジョン受像機
KR101520101B1 (ko) 영상표시기기의 전원 제어 장치 및 방법
JP2019062671A (ja) 電源駆動回路、テレビジョン装置
JP2007150404A (ja) テレビ
KR20050078317A (ko) 영상표시기기의 전원제어방법 및 장치
JP2000092575A (ja) 電源制御システム
JP2003069917A (ja) テレビ受像機
JP2004357286A (ja) リモートシステム
KR19990058755A (ko) 티브이의 안테나 자기진단 방법
JP2009060482A (ja) 放送受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110321

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees