JP2000092575A - 電源制御システム - Google Patents

電源制御システム

Info

Publication number
JP2000092575A
JP2000092575A JP10260614A JP26061498A JP2000092575A JP 2000092575 A JP2000092575 A JP 2000092575A JP 10260614 A JP10260614 A JP 10260614A JP 26061498 A JP26061498 A JP 26061498A JP 2000092575 A JP2000092575 A JP 2000092575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
power supply
power
main device
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10260614A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nogami
耕治 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP10260614A priority Critical patent/JP2000092575A/ja
Publication of JP2000092575A publication Critical patent/JP2000092575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主装置には常時電源を投入していなければな
らないため、主装置における消費電力が増大してしまう
といった課題がある。 【解決手段】 ビデオデッキ10の電源を遮断するとき
に同ビデオデッキ10の収納庫13aにリモコン20を
装着しつつビデオデッキ10の揮発性メモリ10bに記
憶されている録画予約時刻や現在時刻などの設定データ
をリモコン20の電池22にてバックアップされている
揮発性メモリ20bに転送し記憶させることにより、ビ
デオデッキ10を使用しない待機時の電源を遮断するこ
とが可能になり、この待機時の消費電力を低減すること
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源制御システム
に関し、特に、主装置に対するリモコン装置の着脱によ
り電源投入および遮断の制御を行う電源制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシステムとしては、特開
平6−13372号公報に開示されているものが知られ
ている。同公報においては、遠隔操作により主装置をス
タンバイ状態から選択した任意のモードで動作させるリ
モコン装置と、本体に配設されリモコン装置を収納する
収納庫と、この収納庫の内部に配設されリモコン装置を
挿入するとリモコン装置が備える電極と接触する電極と
を備えている主装置とから構成されている。
【0003】そして、このリモコン装置を収納庫に収納
すると、電極を介してリモコン装置に内在する電池を充
電する。また、リモコン装置が学習機能付きである場合
は、同リモコン装置を収納庫に収納しているときに、主
装置は電極を介して所定のモードデータを同リモコン装
置に転送し、同リモコン装置に学習をさせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電源制
御システムにおいて、次のような課題があった。リモコ
ン装置に内在する電池の充電および収納庫に収納されて
いる学習機能を有するリモコン装置に所定のモードデー
タを転送するため、主装置には常時電源を投入していな
ければならない。このため、主装置における消費電力が
増大してしまうといった課題がある。本発明は、上記課
題にかんがみてなされたもので、所定の場合に主装置の
電源を遮断することにより同主装置における消費電力を
低減することが可能な電源制御システムの提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、所定の収納庫を備える主
装置と、同主装置の所定の各種機能を遠隔より操作する
とともに、同主装置の収納庫に着脱可能であり、同着脱
により同主装置に電源投入および遮断を行わさせるリモ
コン装置とを備える電源制御システムであって、上記主
装置は、同主装置に電源が投入されているときに所定の
データを保持するデータ保持手段と、上記リモコン装置
にて着脱動作が実行され、同リモコン装置が収納庫にお
いて所定位置に挿着されると電源を遮断するとともに、
同所定位置から脱離されると電源を投入する電源制御手
段と、電源投入後に上記リモコン装置から所定のデータ
を入力するとともに、同データを上記データ保持手段に
記憶させる主装置データ入力手段と、電源遮断前に上記
データ保持手段に記憶された所定のデータを上記リモコ
ン装置に出力する主装置データ出力手段とを備えるとと
もに、上記リモコン装置は、電源遮断前に上記主装置デ
ータ出力手段が出力するデータを入力するデータ入力手
段と、所定の電源によりバックアップされるとともに、
上記データ入力手段が入力した所定のデータを格納する
データ格納手段と、電源投入後に上記データ格納手段に
格納されている所定のデータを上記主装置データ入力手
段に出力するデータ出力手段とを具備する構成としてあ
る。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、電源制御システムは、所定の収納庫を備
える主装置と、同主装置の所定の各種機能を遠隔より操
作するとともに、同主装置の収納庫に着脱可能であり同
着脱により同主装置に電源投入および遮断を行わさせる
リモコン装置とを備える。そして、主装置の電源制御手
段は、リモコン装置が収納庫の所定位置に装着されると
電源を遮断し、この装着されているリモコン装置が同所
定位置から脱離されると電源を投入する。
【0007】ここで、上記主装置には各種機能を実行す
るために所定のデータが設定されるとともに、この設定
された所定のデータは、データ保持手段に記憶されてい
る。しかし、このデータ保持手段は、主装置に電源が投
入されているときにおいてのみ同所定のデータを記憶保
持することが可能になっているので、主装置の電源が遮
断されると消滅することになる。
【0008】ここで、リモコン装置が収納庫における所
定位置に装着されると、電源制御手段はこれを検知し、
電源の遮断を実行する。この電源遮断の実行前に主装置
データ出力手段は、データ保持手段に記憶された所定の
データを読み出すとともにリモコン装置のデータ入力手
段に出力する。そして、電源制御手段は電源の遮断を実
行する。また、この所定のデータを入力したデータ入力
手段は同データをデータ格納手段に格納する。このよう
に収納庫の所定位置に装着されたリモコン装置がこの所
定位置から脱離されると、電源制御手段はこの脱離を検
知し、電源の投入を実行する。このとき、主装置データ
入力手段は、上述したリモコン装置のデータ格納手段に
格納されている主装置にて設定された所定のデータをデ
ータ入力手段を介して入力するとともに、同データを上
記データ保持手段に保持させる。そして、主装置はこの
データ保持手段に保持された所定のデータに従って所定
の動作を実行する。
【0009】すなわち、主装置はリモコン装置が収納庫
の所定位置より着脱されることにより電源投入および遮
断を制御され、電源遮断前に同主装置にて保持不可能な
所定のデータをリモコン装置に転送して、同リモコン装
置において記憶するとともに保持し、電源投入後にこの
データをリモコン装置から主装置に転送して、主装置は
このデータを入力して所定の動作を実行する。
【0010】上記データ保持手段は、主装置において設
定された所定のデータを同データ保持手段に対して電源
が投入されているときに保持可能であればよい。従っ
て、揮発性メモリであればよい。上記電源制御手段は、
主装置に対する電源の投入および遮断を制御することが
できればよく、機械的スイッチの切換えによって行うも
のであってもよいし、ソフトウェアにより電源の投入お
よび遮断の切換えを実現するものであってもよく、その
実現方法は、適宜変更可能である。また、主装置は、リ
モコン装置により遠隔操作が実行することができるとと
もに、このリモコン装置を収納しつつ電源投入および遮
断の制御が可能である収納庫を有するものであればよ
い。従って、リモコン装置を使用するテレビジョンであ
ってもよいし、CD−ROM、DVD、ステレオ、ビデ
オデッキ、エアコン等の多種の電子機器に適用可能であ
る。
【0011】上記電源遮断前とは、リモコン装置の所定
位置への装着を上記電源制御手段が検知するとともに電
源遮断を実行する前であればよい。従って、リモコン装
置を収納庫に装着しつつ所定位置に到達する前に、上記
主装置データ出力手段から上記データ入力手段に所定の
データを出力可能な位置を配設し、この位置において同
所定のデータを主装置からリモコン装置に出力するも
の、すなわち、物理的に電源制御手段が電源を遮断する
前であってもよいし、所定位置に装着されてから遅延時
間を設け、この遅延時間において所定のデータを主装置
データ出力手段からデータ入力手段に出力するもの、す
なわち、時間的に電源制御手段が電源を遮断する前であ
ってもよい。また、上記電源投入後とは、リモコン装置
の所定位置からの脱離を上記電源制御手段が検知した後
であればよい。従って、この所定位置から脱離方向に上
記データ入力手段から上記主装置データ出力手段に所定
のデータを出力可能な位置を配設し、この位置において
同所定のデータを主装置からリモコン装置に出力するも
の、すなわち、物理的に電源制御手段が電源を投入する
後であればよい。
【0012】このように、本電源制御システムの主装置
の電源の投入および遮断は、利用者がリモコン装置を着
脱することにより行われる。しかし、リモコン装置を主
装置の収納庫の所定位置に装着し電源遮断を行うとき、
この電源遮断前に実行される主装置データ出力手段とデ
ータ入力手段との間における所定のデータの入出力が完
了する前に、利用者がリモコン装置を移動させ、同リモ
コン装置が所定位置に到達してしまい、電源を遮断して
しまうこともあり得る。このとき、利用者が上述した所
定のデータの入出力が完了し、データ格納手段に格納さ
れたことを認識することができればこのような事態を回
避することができる。そこで、上記電源制御手段の構成
の一例として、請求項2にかかる発明は、請求項1に記
載の電源制御システムにおいて、上記データ保持手段に
保持されている所定のデータが上記データ格納手段に格
納されると外部に通知する完了通知手段を備える構成と
してある。
【0013】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、上記完了通知手段は、上記データ保持手
段に記憶されている所定のデータを上記データ格納手段
に格納すると、所定の手法によりこの格納を外部に通知
する。すなわち、本電源制御システムの利用者は、上記
完了通知手段にてデータ格納手段へのデータ格納の完了
を確認してからリモコン装置を所定位置に装着すればよ
いことになる。ここで、上記完了通知手段は、このリモ
コン装置の利用者が認識可能なものであればよい。従っ
て、主装置がテレビジョンであればテレビジョンの画面
に表示するものであってもよいし、スピーカから音声で
通知するものであってもよい。また、他の電子機器であ
れば、備えられている液晶画面等に表示するであっても
かまわない。その通知方法は、主装置として適用する電
子機器に応じて適宜変更可能であることはいうまでもな
い。
【0014】上述したように利用者は完了通知手段によ
る通知を認識することにより所定の作業を実施する。し
かし、このような作業を利用者に行わせると、利用者の
作業が煩雑になりかねないし、誤操作などが引き起こす
ことも考えられる。そこで、利用者の作業を簡易化し、
誤操作をなくすために好適な上記電源制御手段の構成の
一例として、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載
の電源制御システムにおいて、上記電源制御手段は、上
記完了通知手段の通知を検知すると電源遮断を実行する
構成としてある。
【0015】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記電源制御手段は、上記完了通知手段
が上記データ保持手段に記憶されている所定のデータを
上記データ格納手段に格納すると出力する通知を検知す
ると主装置に投入されている電源を遮断する。これによ
り、利用者は単に所定位置までリモコン装置を挿入し収
納庫に装着すればよく、主装置データ出力手段とデータ
入力手段とにおいて実行される所定のデータの入出力を
意識する必要がなくなる。
【0016】上述してきた主装置とリモコン装置との間
にて行われる所定のデータ入出力を実現する具体的手法
は多種の手法が考えれる。その一例として、請求項4に
かかる発明は、請求項1に記載の電源制御システムにお
いて、上記主装置データ入力手段,主装置データ出力手
段およびデータ入力手段,データ出力手段は、所定のデ
ータの入出力を行う赤外線ポートを備える構成としてあ
る。上記のように構成した請求項4にかかる発明におい
ては、上記主装置データ入力手段,主装置データ出力手
段およびデータ入力手段,データ出力手段は、所定のデ
ータの入出力を行う赤外線ポートから構成され、赤外線
の明滅パターンにより所定のデータの入出力を実行す
る。
【0017】また、別の例として、請求項5にかかる発
明は、請求項1に記載の電源制御システムにおいて、上
記主装置データ入力手段,主装置データ出力手段および
データ入力手段,データ出力手段は、所定のデータの入
出力を行う電極を備える構成としてある。上記のように
構成した請求項5にかかる発明においては、上記主装置
データ入力手段,主装置データ出力手段およびデータ入
力手段,データ出力手段は、所定のデータの入出力を行
う電極から構成され、この電極が相互に接触しつつ、こ
の接触部位を介して電気信号によって所定のデータの入
出力を行う。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、主装置に
供給されている電源が遮断されると保持が不可能なデー
タを遮断する前にリモコン装置に転送するため、主装置
の電源を遮断することが可能になるとともに、消費電力
を低減することが可能な電源制御システムを提供するこ
とができる。また、請求項2にかかる発明によれば、主
装置からリモコン装置に所定のデータを転送するとき
に、完全に転送が完了してたことを外部から認識できる
ため、作業を簡素化することができる。
【0019】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
リモコン装置を収納庫の所定位置に挿着すれば、自動的
に電源を遮断することができる。さらに、請求項4にか
かる発明によれば、簡易な構成により主装置およびリモ
コン装置の入出力手段を実現することができる。さら
に、請求項5にかかる発明によれば、より簡易な構成に
より主装置およびリモコン装置の入出力手段を実現する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる電源制御システムをブロック図により示している。
同図において、主装置C10は、主装置データ入力手段
C11と、データ保持手段C12と、主装置データ出力
手段C13と、電源制御手段C14と、収納庫C15と
を備え、リモコン装置C20は、データ入力手段C21
と、データ出力手段C22と、データ格納手段C23
と、電源C24とを備えている。かかる構成において、
電源制御手段C14は、主装置C10に電源供給が可能
な電源に接続されるとともに、リモコン装置C20の収
納庫C15への着脱を検知すると主装置C10に対する
電源の供給を制御可能になっている。また、主装置デー
タ入力手段C11、主装置データ出力手段C12および
データ入力手段C21、データ出力手段C22は所定の
通信手法に従い相互にデータの入出力が可能になってい
る。
【0021】さらに、データ保持手段C12は、主装置
データ入力手段C11が入力したデータを記憶可能にな
っているとともに、主装置データ出力手段C13に対し
て、データを出力可能になっている。同様に、データ格
納手段C23は、データ入力手段C21が入力したデー
タを記憶可能になっているとともに、データ出力手段C
22に対して、データを出力可能になっている。このデ
ータ格納手段C23は所定の電源C24に接続され、同
電源C24により電源を供給され格納するデータを保持
可能になっている。同様に、データ保持手段C12は電
源制御手段C14により電源を供給されデータを保持可
能になっている。
【0022】次に、図2において本電源制御システムを
適用した具体的なハードウェア構成の概略外観図を示
す。同図において、主装置C10の具体的構成例はビデ
オデッキ10であり、同ビデオデッキ10は、概略、ビ
デオカセットを投入するビデオカセット投入口11と、
所定の処理が実行されているときに点灯するLED12
と、リモコン20を収納するための収納口13と、投入
されたビデオカセットの再生動作や録画動作などの所定
動作の指示や所定のデータを設定する操作パネル14
と、リモコン20から送信される遠隔操作用の赤外線明
滅信号を受信するフォトカプラ18とを備えている。
【0023】また、リモコン装置C20の具体的構成例
はビデオデッキ10で使用するリモコン20であり、同
リモコン20は、ビデオデッキ10の動作を遠隔操作し
てビデオデッキ10に投入されたビデオカセットの再生
動作や録画動作などの所定動作の指示や所定のデータを
設定する操作パネル21と、このリモコン20に所要の
電源を供給する電池22と、操作パネル21にて操作さ
れた内容などを赤外線明滅信号によりビデオデッキ10
に送信する発光ダイオード23と、他の電極が接触する
ことによりデータ信号の入出力を行う電極24とを備え
ている。
【0024】ここで、ビデオデッキ10とリモコン20
との概略断面図を図3に示す。同図において、リモコン
20は収納口13から収納庫13aに挿入され収納可能
になっている。このとき、収納口13から収納庫13a
の奥行き方向にリモコン20が押し込まれると、電極2
4が上述した他の電極に該当する電極17と接触する。
そして、この電極17,24を介してビデオデッキ10
とリモコン20とは所定のデータ転送を行う。そして、
さらにリモコン20が収納庫13aの奥行き方向に押し
込まれると、リモコン20の略先端部が収納庫13aの
所定位置に配設されている電源遮断スイッチ16に接触
し同電源遮断スイッチ16を作動させ、ビデオデッキ1
0に供給されている電源を遮断する。そして、リモコン
20は収納庫13aに装着される。
【0025】一方、この装着されたリモコン20をビデ
オデッキ10の外部に取り出す場合、リモコン20が電
源遮断スイッチ16から離れると同電源遮断スイッチ1
6が作動し、ビデオデッキ10に電源が投入される。そ
して、取り出し中に電極17,24が接触し、この電極
17,24を介してビデオデッキ10とリモコン20と
は所定のデータ転送を行う。すなわち、リモコン20を
収納庫13aに挿入する場合は、所定のデータ転送を実
行してから電源が遮断され、一方、取り出しを行う場合
は、電源が投入されてから所定のデータ転送が実施され
る。
【0026】本実施形態においては、ビデオデッキ10
とリモコン20に電極を配設し電気信号により所定のデ
ータ転送を実行しているが、むろん、この構成に限られ
ることはなく、リモコン20の略先端部分と、収納庫1
3a内であってこの略先端部分と対向する位置とに赤外
線ポートを配設し赤外線の明滅信号により所定のデータ
転送を実行する構成であってもかまわない。また、本実
施形態においては、主装置C10の具体的構成例として
ビデオデッキ10を採用しているが、むろん、ビデオデ
ッキ10に限定されるものではなく、リモコンを利用し
つつこのリモコンを収納する収納庫を備え、リモコンを
収納庫に脱着することにより電源投入および遮断を行う
電気機器であれば適宜適用可能であることはいうまでも
ない。
【0027】図4はビデオデッキ10の概略ブロック図
を示すとともに、図5は電源遮断スイッチ16のが概略
構成を示している。また、リモコン20の概略ブロック
図を図6に示す。図において、CPU10aは、バス線
10hを介して各回路に接続され、クロック回路10c
が供給するクロック信号に基づいて動作するとともに、
ROM10iに格納されている本ビデオデッキ10の各
種機能を実現するプログラムを読み出しつつ実行する。
そして、CPU10aはフォトカプラ18が受信したリ
モコン20のLED23の送信した赤外線明滅信号を、
受光回路10dにて所定の信号変換を行い、この信号に
基づいて録画や再生動作などを実行可能になっている。
また、操作パネル14,21では録画や再生動作などの
指示が入力されるとともに、録画予約時刻や現在時刻な
どの各種設定データの設定が実施される。そして、この
設定データは揮発性メモリ10bに記憶される。
【0028】ここで、電源回路10gは電源遮断スイッ
チ16を介して電源19に接続され、リモコン20が収
納庫13aに装着されるとき、リモコン20の略先端部
分がこの電源遮断スイッチ16に接触し、接点が離れる
方向に作動すると同電源回路10gに対する電源は遮断
され、リモコン20が取り出されるとき、リモコン20
の略先端部分が電源遮断スイッチ16から離れると接点
が繋がり同電源回路10gに対する電源が投入される。
ところで、揮発性メモリ10bへの電源の供給が遮断さ
れると、内部に記憶している設定データは消滅してしま
う。すなわち、電源遮断スイッチ16が作動し、電源回
路10gに対する電源が遮断されると、同揮発性メモリ
10bに記憶されている録画予約時刻や現在時刻などの
設定データは消滅してしまうことになる。
【0029】このため、上述したように電源が遮断され
る前に、同揮発性メモリ10bに記憶した設定データを
リモコン20の揮発メモリ20bに転送することにより
設定データを保持し、再度電源を投入する場合は、同揮
発性メモリ20bに記憶している設定データを同揮発性
メモリ10bに転送する。ここで、CPU10aは、上
述したデータ転送中はLED12を点灯し、データ転送
の実行中であることを外部に通知する。従って、同LE
D12が点灯している間は、電極17,24が接触しデ
ータ転送が実行されることになり、LED12が消灯し
ているときは、データ転送が実行されていないことにな
る。
【0030】本実施形態においては、データ転送の実行
中にLED12を点灯し外部に通知する構成を採用して
いるが、むろん、この構成に限られることはなく、ビデ
オデッキ10の操作パネル等に設置される表示パネルを
利用してデータ転送の実行中を表示し外部に通知する構
成であってもかまわない。
【0031】図7は、CPU10aが実行する電源遮断
処理の処理内容をフローチャートにより示している。リ
モコン20が挿入口13から収納庫13aの内部に徐々
に挿入されると電極14が電極17に接触する。この位
置はデータ転送位置となり、CPU10aはこの電極1
7,24の接触を検知すると(ステップS100)、揮
発性メモリ10bに記憶されている予約時刻や現在時刻
などの設定データを読み出しつつ(ステップS105)
電極17を介してリモコン20側へのデータ転送を開始
する。ここで、データ転送処理が開始されたことを外部
に通知するためLED12を点灯する(ステップS11
0)。そして、読み出した設定データを電極17から出
力しデータ転送を実行し(ステップS115)、全ての
データについて転送が終了すると(ステップS12
0)、LED12を消灯する(ステップS125)。こ
こで、リモコン20が電極17,24の接触位置よりさ
らに奥に挿入され電源遮断スイッチ16を押し込むこと
により同電源遮断スイッチ16の接点が離れると(ステ
ップS130)、電源19が電源回路10gに供給する
電源が遮断される(ステップS135)。なお、同図に
おいて鎖線に囲まれているステップS130,S135
はCPU10aによる処理内容ではなく、電源遮断スイ
ッチ16の機械的な動作による処理を示している。
【0032】図8は、CPU10aが実行する電源投入
処理の処理内容をフローチャートにより示している。収
納庫13aに装着されているリモコン20を取り出す
と、最初に電源遮断スイッチ16からリモコン20が離
れ(ステップS200)、これにより電源遮断スイッチ
16の接点が戻り、電源19から電源回路10gに電源
が投入される(ステップS205)。そして、徐々にリ
モコン20が外部に取り出されると、電極17,24が
接触する上述したデータ転送位置に到達する(ステップ
S210)。すると、CPU10aは電極17からリモ
コン20に対して設定データの転送要求を出力するとと
もに(ステップS215)、データ転送処理が開始され
たことを外部に通知するためLED12を点灯する(ス
テップS220)。そして、リモコン20が電極24か
ら揮発性メモリ20bに記憶されていた設定データを転
送してくると、この設定データを受信しつつ、揮発性メ
モリ10bに記憶する(ステップS225)。ここで、
全てのデータについて転送が終了すると(ステップS2
30)、LED12を消灯する(ステップS235)。
なお、図において鎖線に囲まれているステップS20
0,S205はCPU10aによる処理内容ではなく、
電源遮断スイッチ16の機械的な動作による処理を示し
ている。
【0033】次に、上記のように構成した本実施形態の
動作について説明する。ビデオデッキ10の利用者は、
ビデオデッキ10の電源を遮断するとき、図3に示すよ
うにリモコン20を挿入口13から収納庫13aに装着
する。そして、リモコン20に配設されている電極24
が収納庫13aに配設されている電極17と接触する
と、ビデオデッキ10に設定されている録画予約時刻や
現在時刻などの設定データのリモコン20へのデータ転
送を開始する(ステップS100〜S120)。このと
き利用者は、データ転送中に点灯するLED12の状態
を確認し(ステップS110)、このLED12が消灯
するまでの間、この電極17,24の接触するデータ転
送位置を保持する。そして、LED12が消灯すると
(ステップS125)、ビデオデッキ10に設定され記
憶されていた設定データがリモコン20に転送されると
ともに記憶されたため、さらにリモコン20を電源遮断
スイッチ16の接点が離れるように作動するまで収納庫
13aに押し込み、同電源遮断スイッチ16が作動をさ
せ、電源19からのビデオデッキ10への電源供給を遮
断させる。
【0034】そして、ビデオデッキ10を使用するとき
は、収納庫13aに装着されているリモコン20を取り
出す。このとき、リモコン20が電源遮断スイッチ16
から離脱するため、電源遮断スイッチ16の接点が接触
し、電源19からビデオデッキ10に電源が供給され
る。そして、さらにリモコン20を引き出すと電極24
が電極17に接触することによりリモコン20の揮発性
メモリ20bに記憶されている設定データのデータ転送
が開始される(ステップS210〜S230)。このと
き利用者はデータ転送中に点灯するLED12の状態を
確認し(ステップS220)、このLED12が消灯す
るまでは、この電極17,24の接触するデータ転送位
置を保持する。そして、LED12が消灯すると(ステ
ップS235)、リモコン20に転送されていたビデオ
デッキ10の設定データがビデオデッキ10に再転送さ
れ利用可能になり、利用者はリモコン20を収納庫13
aから完全に取り出すことになる。
【0035】このように、ビデオデッキ10の電源を遮
断するときに同ビデオデッキ10の収納庫13aにリモ
コン20を装着しつつビデオデッキ10の揮発性メモリ
10bに記憶されている録画予約時刻や現在時刻などの
設定データをリモコン20の電池22にてバックアップ
されている揮発性メモリ20bに転送し記憶させること
により、ビデオデッキ10を使用しない待機時の電源を
遮断することが可能になり、この待機時の消費電力を低
減することが可能になる。また、ビデオデッキ10の電
源投入するときは、リモコン20を収納庫13aから取
り出すことにより、リモコン20からビデオデッキ10
の設定データがデータ転送されるため、利用者は再度設
定データの設定を実施する必要が無くなり、再設定とい
う煩雑な作業をなくすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一実施形態にかかる電源制御シス
テムのブロック図である。
【図2】本電源制御システムを適用した具体的なハード
ウェア構成の概略外観図である。
【図3】本電源制御システムを適用した具体的なハード
ウェア構成であるビデオデッキ10とリモコン20との
概略断面図である。
【図4】同ビデオデッキ10の概略ブロック図である。
【図5】同ビデオデッキ10の電源遮断スイッチ16の
概略構成図である。
【図6】同リモコン20の概略ブロック図である。
【図7】同ビデオデッキ10のCPU10aが実行する
電源遮断処理の処理内容をフローチャートである。
【図8】同ビデオデッキ10のCPU10aが実行する
電源投入処理の処理内容をフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・ビデオデッキ 13・・・収納口 13a・・・収納庫 16・・・電源遮断スイッチ 17・・・電極(データ転送用およびデータ転送位置) 20・・・リモコン 22・・・電池 23・・・LED 24・・・電極(データ転送用)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の収納庫を備える主装置と、同主装
    置の所定の各種機能を遠隔より操作するとともに、同主
    装置の収納庫に着脱可能であり、同着脱により同主装置
    に電源投入および遮断を行わさせるリモコン装置とを備
    える電源制御システムであって、 上記主装置は、 同主装置に電源が投入されているときに所定のデータを
    保持するデータ保持手段と、 上記リモコン装置にて着脱動作が実行され、同リモコン
    装置が収納庫において所定位置に挿着されると電源を遮
    断するとともに、同所定位置から脱離されると電源を投
    入する電源制御手段と、 電源投入後に上記リモコン装置から所定のデータを入力
    するとともに、同データを上記データ保持手段に記憶さ
    せる主装置データ入力手段と、 電源遮断前に上記データ保持手段に記憶された所定のデ
    ータを上記リモコン装置に出力する主装置データ出力手
    段とを備えるとともに、上記リモコン装置は、 電源遮断前に上記主装置データ出力手段が出力するデー
    タを入力するデータ入力手段と、 所定の電源によりバックアップされるとともに、上記デ
    ータ入力手段が入力した所定のデータを格納するデータ
    格納手段と、 電源投入後に上記データ格納手段に格納されている所定
    のデータを上記主装置データ入力手段に出力するデータ
    出力手段とを備えることを特徴とする電源制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の電源制御システム
    において、 上記電源制御手段は、上記データ保持手段に保持されて
    いる所定のデータが上記データ格納手段に格納されると
    外部に通知する完了通知手段を備えることを特徴とする
    電源制御システム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の電源制御システム
    において、 上記電源制御手段は、上記完了通知手段の通知を検知す
    ると電源遮断を実行することを特徴とする電源制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】 上記請求項1に記載の電源制御システム
    において、 上記主装置データ入力手段、主装置データ出力手段およ
    びデータ入力手段、データ出力手段は、所定のデータの
    入出力を実行する赤外線ポートを備えることを特徴とす
    る電源制御システム。
  5. 【請求項5】 上記請求項1に記載の電源制御システム
    において、 上記主装置データ入力手段、主装置データ出力手段およ
    びデータ入力手段、データ出力手段は、所定のデータの
    入出力を実行する電極を備えることを特徴とする電源制
    御システム。
JP10260614A 1998-09-14 1998-09-14 電源制御システム Pending JP2000092575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10260614A JP2000092575A (ja) 1998-09-14 1998-09-14 電源制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10260614A JP2000092575A (ja) 1998-09-14 1998-09-14 電源制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000092575A true JP2000092575A (ja) 2000-03-31

Family

ID=17350383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10260614A Pending JP2000092575A (ja) 1998-09-14 1998-09-14 電源制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000092575A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016116179A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 ケーズパワー株式会社 載置台

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016116179A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 ケーズパワー株式会社 載置台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5132274B2 (ja) 表示装置およびその制御方法
EP1920308B1 (en) Method and apparatus for supplying power, and display device
US7644292B2 (en) Information processing apparatus, quick activation method, and storage medium
US8347128B2 (en) Data processing device and power control method
WO2010103799A1 (ja) 外部装置と接続可能な電子機器及び光ディスク再生装置
WO2011019176A2 (en) Image reproducing apparatus and method
JP2008141504A (ja) 電気機器
JP2870590B2 (ja) データ保護機構付き情報処理装置
WO2009096140A1 (ja) デジタル放送受信装置およびソフトウェアダウンロード方法
JP2000092575A (ja) 電源制御システム
JP2007042199A (ja) ディスクローダ内蔵パネル型テレビ装置
JP2002190996A (ja) 電子機器及び電子機器の起動方法
JP2002041189A (ja) 無停電電源装置
JP4624757B2 (ja) 電子機器、接続機器、および遠隔操作システム、並びに遠隔操作方法
JP2006295427A (ja) テレビ
US20090085763A1 (en) Information processing apparatus
CN108040362B (zh) 移动终端及开机键使能控制方法、及存储介质
JP2004120139A (ja) 通信制御装置
JP2007072322A (ja) 画像表示装置
JP2007110358A (ja) 電子機器
JP2002290802A (ja) 省電モード制御方法及び電子撮像装置
JP2004280559A (ja) データ書き換え装置、データ書き換え方法、データ書き換えプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
KR19980060787U (ko) 절전 기능을 갖는 브이시알 시스템
JP4461979B2 (ja) データ記録再生システム
JP2021048587A (ja) 情報処理装置、撮像装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム