JP2007072322A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 前記AC電源入力と同時に当該画像表示装置が起動した状態の場合には、必ずパワーマネージメントモード(無信号入力時に画像表示装置を待機モードまたは終了モードにする機能)が設定されるようにモード選択肢を規制する。
【選択図】 図1
Description
したがって、このような表示装置におけるランプの点灯は、通常使用するパワーボタン等でランプ点灯する方法にAC電源を接続(ON)する方法が加わり2通りの点灯方法になる。また、点灯後のランプ消灯についても、パワーボタン等による消灯と、AC電源をダイレクトに切断することによる消灯の2通リになる。したがって、ランプの点灯/消灯の方法は、図10に示すとおり4通りの組み合わせがある。
図10に示す「条件1」の場合について、簡単に説明する。前提として、操作パネルなどを用いてメニュー操作から画像表示装置の状態がACオンスタートモードに設定されている場合の動作シーケンスを説明する。
S101で画像表示装置への商用AC電源を接続(通電)するとS102でランプ点灯動作を行い、S103で入力された映像信号を液晶パネルに出力しスクリーンなどに投射する。以上がランプ点灯シーケンスである。
画像表示装置として使用された後、S112でAC電源を切断すると、S113でランプが消灯し、S105で映像信号も停止する。以上がランプ消灯シーケンスである。
画像投射部は、電源プラグ8と、電源供給を行う電源部13と、ランプ電源9と、ランプ10と、ランプの光を投射画像に変換する液晶パネル11と、映像投射部12とで構成され、スクリーンなどに画像を投射表示する。
信号処理部は、映像入力信号を入力するI/F部1と、入力信号の有無を判別する入力信号検知部2と、各種信号処理を行う画像処理部3と、メニューなどを表示するOSD4とを備える。さらに、液晶パネルドライブ5と、液晶パネル11を備える。
制御部は、メニュー制御を行い画像表示装置を操作する操作部6と、画像表示装置全体の制御を行う制御部7とで構成される。
まず、ACオンスタートモードが前提である。S101でAC電源を通電することで、画像表示装置が起動し、S102でランプ点灯後、S103で接続されている映像信号を液晶パネルに表示する。この動作は、通常、画像表示装置本体のパワーボタンを押す操作と同じで、遠隔からAC電源だけで画像表示装置を起動したい場合に好適な機能である。ここまでが、ランプ点灯シーケンスとなる。
次に、画像表示装置の使用が終了すると、AC電源の接続をOFFにしてランプ点灯を消灯することも可能である。しかし、図13の例では、S104でパワーボタン等、例えば画像表示装置本体のパワーボタンを押すことで、ランプを消灯し映像を停止した場合を示す。ここまでが、使用終了シーケンスとなる。
この後、S104でパワーボタンを押す操作を行うか、または、AC電源を切断するまでランプは点灯し続ける。
つまり、ユーザーが消灯するまで長時間点灯してしまう場合があり、無駄な電力を消費する可能性がある。
ACオンスタートモードを設定された画像表示装置は、一般の商用AC電源に、壁スイッチなどを介することなく直接、接続して使用することもできる。この場合は、電源プラグ8より上流でAC電源をON/OFFすることはできない。操作パネルのパワーボタン等を用いて画像表示装置の電源をON/OFFして使用する。
ところが、一般の商用AC電源に接続し、画像表示装置の電源をOFFした状態で、画像表示装置に接続されたAC電源に瞬断(短い停電状態)や停電(長い停電状態)が発生すると、次の問題が発生する。つまり、AC電源が停電から復帰して立ち上がった時ACオンスタートモード機能によりランプが点灯してしまう。この場合、ユーザーが消灯するまで長時間点灯してしまい、無駄な電力を消費する可能性がある。
また、ACオンスタートモード設定に不慣れな場合や、設定する人と、使用する人が異なる場合にも起こる可能性がある。その結果、無駄なランプ点灯による無駄な電力を消費する。
従って、ユーザーがACオンスタートモード設定の操作に未習熟または不慣れな場合でも、ランプが表示に無関係に長時間点灯することなく、かつAC電源を入力するとダイレクトにランプが点灯することができることが望ましい。
特許文献1には、画像表示装置と情報処理装置で構成され、1個所の電源スイッチで制御する、上記従来例と比較的類似した構成が開示されている。
そこで、本発明は、ACオンスタートモードを設定した画像表示装置において、AC電源が停電復帰によりランプが点灯してしまった場合においても、無駄な電力を消費することのない画像表示装置を提供することを目的とする。
そして、第1の投光型画像表示装置は、前記映像入力信号を監視しタイマーにより前記ランプを消灯する手段と、前記映像入力信号を監視しタイマーにより画像表示装置を終了する手段とを備える。さらに、前記AC電源接続と同時に画像表示装置が起動した状態の場合には、必ず前記タイマーによる前記ランプを消灯する制御と画像表示装置を終了する制御とのいずれかを選択するように選択肢を規制する手段を備える。
第4の投光型画像表示装置は、前記映像入力信号を監視しタイマーにより前記ランプを消灯する手段を備える。さらに、前記制御部により画像表示装置が起動するように選択した場合には、前記タイマーによる前記ランプを消灯する制御モードに自動的にモード設定する手段を備える。
第6の投光型画像表示装置は、前記映像入力信号を監視しタイマーにより画像表示装置を終了する手段を備える。さらに、前記制御部により画像表示装置が起動するように選択した場合には、前記タイマーによる画像表示装置を終了する制御モードに自動的にモード設定する手段を備える。
以下に、本発明の実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施例]
図1は本発明の一実施例に係る投光型画像表示装置の構成を示す。同図は、画像表示装置内部の機能ブロックをも含めて示す。
図1の画像表示装置は、図12に示す従来の装置の構成に対して、ACオンスタート機能、またはパワーマネージメント機能(PMM)を選択する場合に選択肢を規制する選択規制手段14を制御部7に追加したものである。図12と共通または対応する部分には同一の符号を付してある。
プロジェクタに代表される画像表示装置には、省電力や、液晶パネルおよびランプなどの寿命低下を保護するためにパワーマネージメント機能が多くの場合搭載されている。「PMM:切り」は、このパワーマネージメント機能が働かないモードである。「PMM:待機」は、入力される信号の有無を入力信号検知部2で常に監視しており、例えば5分以上無信号が続いた場合にランプを自動的に消灯するモードである。「PMM:終了」は、同様に入力される信号の有無を入力信号検知部2で監視し、5分以上無信号が続いた場合にランプを自動的に消灯すると共に映像信号回路を全て停止するモードである。
図3は、「PMM:待機」を設定した場合を示すフローチャートである。「PMM:待機」を設定した場合は、入力信号が例えば5分以上無くなるとランプ消灯する、そこで再び入力信号が検出されるとランプが点灯し通常動作に復帰する。
従来例との違いは、「ACオンスタート:切り」の場合には、従来同様にPMMの切り/待機/終了が選択可能であり、従来と変らない。しかし、「ACオンスタート:入り」の場合には、PMMは待機/終了だけが選択可能になるように規制して「条件4」が選択できないようにメニューが構成されている。このため、「ACオンスタート:入り」の場合は、「条件5」または「条件6」に強制的に規制される。
「条件5」の場合、ACオンスタート機能により停電から復帰しランプが点灯しても、映像入力信号が無ければ所定時間経過後、自動的にランプが消灯される。また、「条件6」の場合、ACオンスタート機能により停電から復帰しランプが点灯しても入力信号が無いければ所定時間経過後、自動的にランプを消灯し、かつ終了シーケンスが実行される。
S101で画像表示装置への商用AC電源を接続(通電)するとS102でランプ点灯動作を行い、S103で入力された映像信号を液晶パネルに出力しスクリーンなどに投射する。以上がランプ点灯シーケンスである。
入力信号が5分以上検出されない場合はS107でランプ電源をオフする。すなわち、ランプを消灯してPMM待機状態となる。このPMM待機状態で入力信号が検出されると、S108でランプ電源をオンする。ランプ電源をオンした後、入力信号が5分以上検出されない場合はランプ電源をオフする(S107)。以上がPMM待機シーケンスである。
本発明の第2実施例に係るメニュー選択規制を図7のフローチャートを用いて説明する。ACオンスタートの入り/切り設定とPMMの切り/待機/終了設定を、それぞれ選択する場合の実施例を示す。
メニュー画面のスタートから、S130でACオンスタート選択として入り/切りのどちらかを選択し、S131へ進む。「ACオンスタート:切り」が選択された場合はS132に進み、PMMの選択を行う。この場合には、PMMは切り/待機/終了の3つから選択することが可能である。選択設定後メニュー選択を終了する。
以上のような動作により、「ACオンスタート:切り」選択時には、PMMは切り/待機/終了を選択可能となる。一方、「ACオンスタート:入り」選択時には、PMMは待機/終了を選択可能となる。つまり、本実施例では、「ACオンスタート:入り」でPMM設定は待機/終了から選択するようにメニュー条件を変更し規制する。
このため、AC電源が停電から復帰しACオンスタート機能によりランプが点灯しても、映像入力信号が無ければ所定時間経過後、自動的にランプが消灯される。従来のランプ消灯操作が行われるまで、ランプ点灯が続くという問題を防止することができる。
本発明に係る第3の実施例を図8を用いて説明する。「ACオンスタート:入り」を選択した場合には、「PMM:切り」モードに設定されていたとしても「PMM:待機」モードに自動的に再設定される場合の実施例である。
メニュー画面のスタートから、S131でACオンスタート選択として入りが選択されていると、S135へ進み、PMMは待機モードへ自動的に設定される。
本実施例によれば、ACオンスタート機能により停電から復帰しランプ点灯しても、入力信号が無ければ所定時間経過後、自動的にランプが消灯される。これにより、従来のランプ消灯操作が行われるまでランプ点灯が続くという問題を防止することができる。
本発明に係る第4の実施例を図9を用いて説明する。「ACオンスタート:入り」を選択した場合には、「PMM:切り」モードに設定されていたとしても「PMM:終了」モードに自動的に再設定される場合の実施例である。
メニュー画面のスタートから、S131でACオンスタート選択として入りが選択されていると、S137へ進み、PMMは終了モードへ自動的に設定される。
このためACオンスタート機能により停電から復帰しランプが点灯しても、入力信号が無ければ所定時間経過後、自動的にランプが消灯し終了動作が行われる。従来例におけるランプ消灯操作が行われるまで、ランプ点灯が続くという問題を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、上述の実施例においては、「ACオンスタート:入り」の選択時に、「PMM:切り」への設定を禁止して、「PMM:待機」または「PMM:終了」が強制的に設定されるようにしている。しかし、「ACオンスタート:入り」の選択時には前記設定禁止または設定は行わずに、ACオンスタート機能により実際に画像表示装置が起動した場合に、初めて、前記の設定禁止または設定を行うようにしてもよい。
2:入力信号検知部
3:画像処理部
4:OSD
5:液晶パネルドライブ
6:操作部
7:制御部
8:電源プラグ
9:ランプ電源
10:ランプ
11:液晶パネル
12:映像投射部
13:電源部
14:選択規制手段
Claims (4)
- 光源ランプから投光される光束を映像入力信号に応じて変調し、前記変調された画像を投射表示する画像表示装置であって、
AC電源が接続されたときに当該画像表示装置を起動するACオンスタート手段と、 前記ACオンスタート手段により当該画像表示装置が起動したときには、前記映像入力信号の無信号状態が所定時間継続したときに前記ランプを消灯するタイマー手段と
を備えることを特徴とする画像表示装置。 - 前記ACオンスタート手段のオン/オフを選択するACオンスタート選択手段と、
前記タイマー手段による前記ランプを消灯するパワーマネージメントモードのオン/オフを選択するパワーマネージメントモード選択手段と
を有し、
前記パワーマネージメントモード設定手段は前記ACオンスタート手段のオンが選択された場合には、前記パワーマネージメントモードのオンを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記タイマー手段は、前記ランプを消灯すると同時に、または前記ランプの消灯後前記無信号状態のまま第2の所定時間を経過した時、さらに当該画像表示装置の動作を終了することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
- 前記タイマー手段の動作として、前記ランプを消灯するだけの動作と、前記ランプを消灯しかつ当該画像表示装置の動作を終了する動作との一方を選択する手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
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