JP2005101950A - 電子機器、リモートコントローラ、電子機器の操作システム、および電子機器の操作方法 - Google Patents

電子機器、リモートコントローラ、電子機器の操作システム、および電子機器の操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 リモートコントローラで操作する電子機器で、待機時の消費電力を低減できると共に、予約実行処理を確実に行えるようにしたものを提供する。
【解決手段】 待機時に、電子機器1のマイクロプロセッサ20をストップモードに設定し、消費電力を低減させる。そして、パワーオフ時に、電子機器の時刻設定情報をリモートコントローラ2に転送し、リモートコントローラ2のメモリに記憶させる。リモートコントローラ2のタイマ51で時刻設定時間に達したかどうかを判断し、時刻設定時間になったら、電子機器1に割り込み信号を送り、電子機器1のマイクロプロセッサ20を省電力モードに設定する。これにより、待機時の消費電力を低減できると共に、予約実行処理を確実に行える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディジタルテレビジョン受信機のように、リモートコントローラにより電子機器を操作するための電子機器の操作システム、電子機器の操作方法、および電子機器、リモートコントローラに関するもので、特に、電子機器の待機時の消費電力の低減、および待機時の予約実行に関する。
近年のテレビジョン受像機等の電子機器には、パワーオン/オフ、チャンネルの設定、音量設定等、各種の操作がリモートコントローラを使って行われている。このように、リモートコントローラにより各種の設定を行うようにした従来の電子機器では、待機時でも、マイクロプロセッサが動作しており、電子機器への商用電源の供給が続けられている。
しかしながら、待機時の電力消費は、本来の機能を使用していないときに消費される電力であるから、無駄な電力消費と言える。待機時の消費電力が大きいことは、ユーザにとって、電気料金の負担につながり、好ましいことではない。また、このような無駄な電力消費は、たとえ僅かな電力消費であったとしても、全世界に換算すると、莫大なエネルギーの無駄となる。このため、有限のエネルギー資源のロスを無くし、環境保全を図るために、待機時の電力消費の低減が要望されている。
そこで、従来より、待機時の消費電力の低減を図るために、マイクロコンピュータに省電力モードを設け、待機時には、マイクロコンピュータを省電力モードに設定することが行われている。
すなわち、省電力モードでは、マイクロプロセッサに与えられるクロックの周波数が落とされ、マイクロプロセッサが低速で動作される。そして、省電力モードのときには、タイマ等の最低限必要な機能を除いて、マイクロプロセッサの機能が停止される。このため、省電力モードに設定すると、ノーマルモードに比べて、マイクロプロセッサの消費電力を下げることができる。
なお、省電力化を図る電源回路の従来技術としては、例えば、特許文献1に、極小負荷モードに移行した際に、電子機器を制御する機器制御機能の一部または全部を、電源制御回路のマイコンが肩代わりするものが記載されている。
特開2002−247845号公報
この上述のように、待機時には、マイクロプロセッサを省電力モードに設定することで、消費電力の低減を図ることができる。しかしながら、マイクロプロセッサを省電力モードに設定したとしても、マイクロプロセッサにはクロックが与えられており、マイクロプロセッサは動作し続けている。したがって、待機時にマイクロプロセッサを省電力モードに設定したとしても、待機時に消費される電力の低減には限界がある。
そこで、マイクロプロセッサにストップモード設け、待機時には、マイクロプロセッサをストップモードに設定することが考えられる。すなわち、テレビジョン受像機等の電子機器を制御するためのマイクロプロセッサとして、ストップモードが設定可能なマイクロプロセッサが用いられる。電源オフ時には、このマイクロプロセッサにより、機器本体の各回路に電源を供給するメイン電源がオフされる。そして、このマイクロプロセッサがストップモードに設定される。ストップモードでは、マイクロプロセッサに送られるクロックが停止される。、メイン電源がオフされる。このため、このように、メイン電源のオン/オフにストップモードが設定可能なマイクロプロセッサを用い、待機時にマイクロプロセッサをストップモードにすれば、待機時の消費電力の大幅な低減が可能になる。

ところが、待機時にメイン電源をオフし、マイクロプロセッサをストップモードに設定してしまうと、てしまうと、リモートコントローラにより電源オンさせることができなくなるという問題が生じる。すなわち、マイクロプロセッサをストップモードに設定してしまうと、マイクロプロセッサの動作が停止してしまうため、リモートコントローラからのコマンド信号を判断して処理することができなくなる。このため、リモートコントローラからの電源オンのコマンドを受信してメイン電源をオンすることができなくなる。
そこで、リモートコントローラを使って機器の電源をオンできるようにするために、通常の待機時には、マイクロプロセッサを省電力モードに設定し、機器を長時間使用しないときだけ、マイクロプロセッサをストップモードに設定することも考えられる。しかしながら、通常の待機時にはマイクロプロセッサを省電力モードに設定したのでは、消費電力の大幅な削減を図ることができない。
そこで、割り込み処理によりマイクロプロセッサをストップモードから省電力モード(又はノーマルモード)に遷移できるようにし、リモートコントローラからの信号により割り込み処理で電源をオンできるようにすることが考えられる。
すなわち、マイクロプロセッサには割り込み端子が設けられる。この割り込み端子に信号が与えられると、割り込み処理に入り、マイクロプロセッサがストップモードから省電力モード(ノーマルモードでよい)に遷移される。
リモートコントローラから電源オンのコマンド信号が送信されると、このコマンド信号が受信され、このコマンド信号が整形され、割り込み信号が形成される。この割り込み信号がマイクロプロセッサの割り込み端子に供給される。この割り込み信号により、マイクロプロセッサが割り込み処理に入り、マイクロプロセッサがストップモードから省電力モードに遷移される。マイクロプロセッサが省電力モードに遷移されると、マイクロプロセッサは、リモートコントローラからのコマンド信号を判断することができるようになる。これにより、リモートコントローラからの電源オンのコマンド信号が判断され、機器のメイン電源がオンされる。
このように、割り込み処理によりマイクロプロセッサをストップモードから省電力モードに遷移できるようにしておけば、待機時にマイクロプロセッサをストップモードに設定しても、リモートコントローラを使って電源をオフさせることができる。
なお、省電力化を図る電源回路の従来技術としては、例えば、特許文献1に、極小負荷モードに移行した際に、電子機器を制御する機器制御機能の一部または全部を、電源制御回路のマイコンが肩代わりするものが記載されている。
特開2002−247845号公報 しかしながら、上述のように、待機時にマイクロプロセッサをストップモードに設定すると、待機時にのクロックが停止されてしまいい、、タイマが使えなくなり、る。このため、予約実行処理が行えなくなるという問題が生じてくる。
すなわち、ユーザが所望の時間に所望のチャンネルが受信できるように番組予約を行うことがある。 特に、近年のディジタルテレビジョン放送では、電子番組案内(EPG)が送られており、この電子番組案内(EPG)の画面から、直接番組を選択して、視聴したり、録画予約できるようになっている。このような電子番組案内(EPG)を用いると、番組予約が簡単に行える。したがって、ディジタルテレビジョン受信機では、番組予約を実行できる機能が必ず必要となる。
ところが、待機時にマイクロプロセッサがストップモードに設定されるようにしてしまうと、待機時に、マイクロプロセッサへのクロックが停止されてしまう。このため、タイマが使えなくなり、予約実行処理が行えなくなる。電子番組案内(EPG)を用いて番組予約が行えるディジタルテレビジョン受信機の場合には、予約実行処理ができないことは、電子番組案内(EPG)の機能を活用できないことになり、大きな問題となる。
本発明は、上述の課題を鑑み、待機時の消費電力を低減できると共に、予約実行処理を確実に行えるようにした、電子機器、リモートコントローラ、電子機器の操作システム、および電子機器の操作方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の電子機器は、時刻をカウントする第1のタイマを有すると共に、クロックを停止させ起動割り込み信号を監視するストップモードに設定可能な第1の制御手段と、第1の制御手段により動作設定されるメイン回路と、時刻設定情報を記憶する第1の記憶手段と、リモートコントローラと双方向に通信が可能とされ、リモートコントローラからのコマンド信号を受信し、当該受信されたコマンド信号を制御手段に供給すると共に、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに向けて送信する第1の送受信手段とを備え、リモートコントローラから電子機器を待機状態に設定するためのパワーオフコマンドを受信したときに、第1の制御手段は、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに送信し、メイン回路への電源を遮断し、ストップモードに遷移して、待機状態となるようにしたことを特徴とする。
更に、本発明の電子機器は、待機状態にあるときに、リモートコントローラからの予約実行処理を行うためのコマンドを受信して、予約実行処理を行うようにしたことを特徴とする。
好ましくは、第1の制御手段は、第1の待機状態にあるときに、起動割り込み信号を監視しており、リモートコントローラから予約実行処理を行うためのコマンド信号が受信されると、当該受信されたコマンド信号により起動割り込み信号が発生され、第1の制御手段のモードがストップモードから解除され、ストップモードから解除された第1の制御手段は、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報の時刻と第1のタイマにより示される現在時刻とを比較して、予約実行処理を行う。
本発明のリモートコントローラは、電子機器を操作するための入力が与えられる入力手段と、時刻をカウントする第2のタイマを有すると共に、入力手段からの入力に応じて、電子機器の動作を設定するためのコマンド信号を発生する第2の制御手段と、電子機器と双方向に通信が可能とされ、電子機器にコマンド信号を送信すると共に、電子機器からの時刻設定情報を受信する第2の送受信手段と、電子機器からの時刻設定情報を記憶する第2の記憶手段とを備え、入力手段にパワーオフの入力が与えられると、第2の制御手段は、電子機器を待機状態に設定するためのパワーオフコマンド信号を送信すると共に、電子機器から送られてくる時刻設定情報の受信を待機し、電子機器からの時刻設定情報が受信されたら、時刻設定情報を第2の記憶手段に記憶するようにしたことを特徴とする。
更に、本発明のリモートコントローラは、第2の記憶手段に時刻設定情報が記憶されたら、第2の記憶手段に記憶されている時刻設定情報の時刻と第2のタイマにより示される現在時刻とを比較し、これに応じて電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信するようにしたことを特徴とする。
好ましくは、第2の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報の時刻と第2のタイマにより示される現在時刻とを比較し、第2のタイマにより示される現在時刻が第2の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報の時刻に達するより所定時間だけ前になったら、電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信する。
また、本発明のリモートコントローラによれば、第2のタイマにより示される現在時刻が第2の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報の時刻に達するより所定時間だけ前になったら、電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信している。このため、時刻設定情報に従って、確実に予約実行が行える。
本発明の電子機器の操作システムは、電子機器と、電子機器を操作するリモートコントローラとからなる電子機器の操作システムであって、電子機器は、時刻をカウントする第1のタイマを有すると共に、クロックを停止させ起動割り込み信号を監視するストップモードとに設定可能な第1の制御手段と、第1の制御手段により動作設定されるメイン回路と、時刻設定情報を記憶する第1の記憶手段と、リモートコントローラと双方向に通信が可能とされ、リモートコントローラからのコマンド信号を受信し、当該受信されたコマンド信号を制御手段に供給すると共に、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに向けて送信する第1の送受信手段とを備え、リモートコントローラは、電子機器を操作するための入力が与えられる入力手段と、時刻をカウントする第2のタイマを有すると共に、入力手段からの入力に応じて、電子機器の動作を設定するためのコマンド信号を発生する第2の制御手段と、電子機器と双方向に通信が可能とされ、電子機器にコマンド信号を送信すると共に、電子機器からの時刻設定情報を受信する第2の送受信手段と、電子機器からの時刻設定情報を記憶する第2の記憶手段とを備え、リモートコントローラの入力手段にパワーオフの入力が与えられると、リモートコントローラの第2の制御手段は、電子機器を待機状態に設定するためのコマンド信号を送信すると共に、電子機器から送られてくる時刻設定情報の受信を待機し、電子機器の第1の制御手段は、リモートコントローラから電子機器を待機状態に設定するためのコマンドを受信したときに、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに送信し、メイン回路への電源を遮断し、ストップモードに遷移して、待機状態となり、リモートコントローラの第2の制御手段は、電子機器からの時刻設定情報が受信されたら、時刻設定情報を第2の記憶手段に記憶するようにしたことを特徴とする。
更に、本発明の電子機器の操作システムは、リモートコントローラの第2の制御手段は、第2の記憶手段に時刻設定情報が記憶されたら、第2の記憶手段に記憶されている時刻設定情報の時刻と第2のタイマにより示される現在時刻とを比較し、これに応じて電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信し、電子機器の第1の制御手段は、待機状態にあるときに、リモートコントローラからの予約実行処理を行うためのコマンドを受信して、予約実行処理を行うようにすることを特徴とする。
本発明の電子機器の操作方法は、リモートコントローラにより電子機器を操作するための電子機器の操作方法であって、電子機器は、時刻をカウントする第1のタイマを有すると共に、クロックを停止させ起動割り込み信号を監視するストップモードとに設定可能な第1の制御手段と、第1の制御手段により動作設定されるメイン回路と、時刻設定情報を記憶する第1の記憶手段と、リモートコントローラと双方向に通信が可能とされ、リモートコントローラからのコマンド信号を受信し、当該受信されたコマンド信号を制御手段に供給すると共に、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに向けて送信する第1の送受信手段とを備え、リモートコントローラは、電子機器を操作するための入力が与えられる入力手段と、時刻をカウントする第2のタイマを有すると共に、入力手段からの入力に応じて、電子機器の動作を設定するためのコマンド信号を発生する第2の制御手段と、電子機器と双方向に通信が可能とされ、電子機器にコマンド信号を送信すると共に、電子機器からの時刻設定情報を受信する第2の送受信手段と、電子機器からの時刻設定情報を記憶する第2の記憶手段とを備え、リモートコントローラの入力手段にパワーオフの入力が与えられると、リモートコントローラの第2の制御手段は、電子機器を待機状態に設定するためのコマンド信号を送信すると共に、電子機器から送られてくる時刻設定情報の受信を待機する工程と、電子機器の第1の制御手段は、リモートコントローラから電子機器を待機状態に設定するためのコマンドを受信したときに、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに送信し、メイン回路への電源を遮断し、ストップモードに遷移して、待機状態となる工程と、リモートコントローラの第2の制御手段は、電子機器からの時刻設定情報が受信されたら、時刻設定情報を第2の記憶手段に記憶する工程とからなるようにしたことを特徴とする。
更に、本発明の電子機器の操作方法は、リモートコントローラの第2の制御手段は、第2の記憶手段に時刻設定情報が記憶されたら、第2の記憶手段に記憶されている時刻設定情報の時刻と第2のタイマにより示される現在時刻とを比較し、これに応じて電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信する工程と、電子機器の第1の制御手段は、待機状態にあるときに、リモートコントローラからの予約実行処理を行うためのコマンドを受信して、予約実行処理を行う工程とからなることを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、リモートコントローラから電子機器を待機状態に設定するためのパワーオフコマンドを受信したときに、第1の制御手段は、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに送信し、メイン回路への電源を遮断し、ストップモードに遷移して、待機状態となる。このように、ストップモードに遷移して待機状態となるため、待機時の消費電力を非常に小さくすることができる。そして、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに送信しているため、予約情報をリモートコントローラ側で処理することができる。
更に、本発明の電子機器によれば、待機状態にあるときに、リモートコントローラからの予約実行処理を行うためのコマンドを受信して、予約実行処理を行うようにしている。これにより、制御手段をストップモードに遷移させて待機状態にしても、リモートコントローラからの予約実行処理を行うためのコマンドにより、予約実行が可能になる。
また、本発明のリモートコントローラによれば、電子機器を待機状態に設定するためのパワーオフコマンド信号を送信すると共に、電子機器から送られてくる時刻設定情報の受信を待機し、電子機器からの時刻設定情報が受信されたら、時刻設定情報を第2の記憶手段に記憶するようにしている。このため、電子機器の予約情報をリモートコントローラに転送し、予約情報をリモートコントローラ側で処理することができる。
更に、本発明のリモートコントローラによれば、第2の記憶手段に記憶されている時刻設定情報の時刻と第2のタイマにより示される現在時刻とを比較し、これに応じて電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信しているので、電子機器の制御手段がストップモードに設定されて、待機状態にあるときでも、予約実行が可能になる。
更に、本発明のリモートコントローラによれば、第2のタイマにより示される現在時刻が第2の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報の時刻に達するより所定時間だけ前になったら、電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信している。このため、時刻設定情報に従って、確実に予約実行が行える。
更に本発明の電子機器の操作システムおよび電子機器の操作方法によれば、電子機器の第1の制御手段は、リモートコントローラから電子機器を待機状態に設定するためのコマンドを受信したときに、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに送信し、メイン回路への電源を遮断し、ストップモードに遷移して、待機状態となる。このように、ストップモードに遷移して待機状態となるため、待機時の消費電力を非常に小さくすることができる。また、電子機器の第1の制御手段は、リモートコントローラから電子機器を待機状態に設定するためのコマンドを受信したら、第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラに送信し、リモートコントローラの第2の制御手段は、電子機器からの時刻設定情報が受信されたら、時刻設定情報を第2の記憶手段に記憶するようにしている。これにより、時刻設定情報をリモートコントローラ側で処理することができる。
更に、本発明の電子機器の操作システムおよび電子機器の操作方法によれば、電子機器の第1の制御手段は、待機状態にあるときに、リモートコントローラからの予約実行処理を行うためのコマンドを受信して、予約実行処理を行うため、電子機器をストップモードに設定して待機状態に設定しても、予約実行処理を行うことができる。
1.基本構成
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された電子機器システムの基本構成の一例を示すものである。図1において、電子機器1は、例えば、ディジタルテレビジョン放送(ディジタルCS(Communication Satellite)放送、ディジタルBS(Broadcast Satellite)放送、ディジタル地上波放送、ディジタルCATV(Cable Television)等)の受信機である。電子機器1は、メイン回路10と、制御手段としてのマイクロプロセッサ20とを有している。メイン回路10は、電子機器1の主動作を行うための回路である。例えば、電子機器1がディジタル放送の受信機なら、メイン回路10としては、チューナ11、デコーダ12、ビデオ処理回路13等が含まれる。
マイクロプロセッサ20は、メイン回路10の動作を制御するものである。マイクロプロセッサ20には、クロック発生回路28からクロックが供給される。マイクロプロセッサ20としては、ノーマルモードと、省電力モードと、ストップモードの3つのモードに設定可能なものが用いられる。
ノーマルモードは、通常の使用状態で設定されるモードである。ノーマルモードでは、マイクロプロセッサ20は通常速度で動作しており、クロック発生回路28から通常の周波数のクロックが供給されている。ノーマルモードでは、全ての機能が使用可能である。ノーマルモードでは、マイクロプロセッサ20は通常の周波数のクロックで動作するため、消費電力が大きくなる。
省電力モードは、消費電力を低減させるモードである。省電力モードでは、クロック発生回路28からマイクロプロセッサ20に与えられるクロックの周波数が落とされ、不要な機能が停止される。このため、省電力モードは、消費電力は少なくなり、例えば、0.1〜0.2Wになる。
ストップモードは、マイクロプロセッサ20の全ての動作が停止するモードである。ストップモードでは、クロック発生回路28からのクロックの供給が停止されている。ストップモードでは、割り込み信号の監視以外の全ての動作が停止されるため、消費電力は非常に小さくなり、0.01W〜0.02W程度になる。ストップモードでは、起動割り込み信号の監視のみが行われており、起動割り込み信号により、ストップモードから他のモードに遷移することができる。
マイクロプロセッサ20は、タイマ21を有している。このタイマ21により、年月日、時刻をカウントすることができる。また、マイクロプロセッサ20には、各種の入力を与えるための入力キー24、液晶ディスプレイ25、LED(Light Emitting Diode)素子26が接続される。液晶ディスプレイ25には、時刻や設定モードが表示される。待機状態にあるときには、LED素子26が点灯される。更に、マイクロプロセッサ20は、メモリ22を有している。メモリ22には、時刻設定情報が記憶される。
図2は、メモリ22に記憶された時刻設定情報の一例としての予約番組情報の例である。予約番組情報には、図2に示すように、イベント毎に、番組の開始時刻や継続時間、受信チャンネル等の番組時刻設定情報が記憶されている。この例では、イベント(1)では、開始時刻は10時00分、継続時間が60分であり、受信チャンネルが12チャンネルである。イベント(2)では、開始時刻が15時30分、継続時間が30分、受信チャンネルが1チャンネルである。イベント(3)では、開始時刻が18時00分、継続時間が45分、受信チャンネルが105チャンネルである。
図1において、マイクロプロセッサ20は、メモリ22に記憶されている各イベントの予約開始時刻とタイマ21により示されている現在時刻とを比較し、予約開始時刻に達したかどうかを判断している。そして、現在時刻が予約開始時刻に達したら、メイン回路10を動作させ、チューナ11、デコーダ12を所望の受信チャンネルを設定するようにする。このようにして、番組予約が実行できる。
なお、番組予約は、電子番組案内(EPG)の画面から行うようにしてもよいし、ユーザが個々に予約時刻や継続時間とチャンネルを入力して行うようにしてもよい。また、Gコードにより番組予約を行うようにしてもよい。
図1において、マイクロプロセッサ20には、送受信回路40が接続される。送受信回路40は、リモートコントローラ2との間で、双方向に通信を行うものである。送受信回路40としては、例えば、赤外線を用いたものが用いられる。送受信回路40は、送信部41と受信部42とからなる。送信部41は、例えば、赤外線発光ダイオードを用いて構成される。受信部42は、例えば、赤外線受光ダイオードを用いて構成される。
また、受信部42からの受信出力は、割り込み信号発生回路43を介して、マイクロプロセッサ20の割り込み端子(INT)に供給される。これにより、マイクロプロセッサ20がストップモードのときにも、起動割り込み信号が監視できるようになっている。割り込み信号発生回路43は、リモートコントローラ2からのコマンド信号のエンベロープを整形して、起動割り込み信号を形成するものである。
なお、受信部42からの受信出力は、ストップモードにおいては、コマンド信号の種類によらず、どんなコマンド信号であっても、割り込み信号発生回路43を通って、上記のように動作するが、ノーマルモードにおいては、割り込み信号発生回路を通らずにマイクロプロセッサに供給されて、所定の制御が行われる。
電源回路30は、商用電源から各部の電源を形成し、この電源を各部に供給するものである。電源回路30は、メイン回路10への電源を形成するメイン電源部31と、マイクロプロセッサ20への電源を形成するマイコン電源部32とを有している。メイン電源部31は、マイクロプロセッサ20により、オン/オフ制御される。
リモートコントローラ2は、電子機器1を遠隔制御するものである。リモートコントローラ2には、図1に示すように、制御手段としてのマイクロプロセッサ50と、キー入力部60と、送受信回路70とが含まれる。マイクロプロセッサ50は、内蔵バッテリ53により駆動される。また、マイクロプロセッサ50は、タイマ51を有している。このタイマ51により、年月日、時刻をカウントすることができる。タイマ51の時刻は、液晶ディスプレイ54に表示される。また、マイクロプロセッサ50は、メモリ52を有している。メモリ52は、後に説明するように、パワーオフ時に、電子機器1からの時刻設定情報を記憶する。
キー入力部60は、複数のキーからなる。例えば、ディジタルテレビジョン放送受信機のリモートコントローラの場合には、キー入力部60を構成するキーとして、パワーオン/オフキー61a、61b、テンキー62a、62b、…、チャンネルアップ/ダウンキー63a、63b、音量アップ/ダウンキー64a、64b等が含まれる。
マイクロプロセッサ50には、送受信回路70が接続される。送受信回路70は、電子機器1との間で、双方向に通信を行うものである。送受信回路70としては、例えば、赤外線を用いたものが用いられる。送受信回路70は、送信部71と受信部72とからなる。送信部71は、例えば、赤外線発光ダイオードを用いて構成される。受信部72は、例えば、赤外線受光ダイオードを用いて構成される。
本発明が適用された電子機器システムでは、リモートコントローラ2により電子機器1の動作が設定できる。リモートコントローラ2により電子機器1の動作を設定する場合には、ユーザにより、リモートコントローラ2のキー入力部60の所望のキーが押される。
リモートコントローラ2のキー入力部60の所望のキーが押されると、リモートコントローラ2のマイクロプロセッサ50からは、押されたキーに応じて、コマンド信号が発生される。このコマンド信号は、送受信回路70の送信部71に供給され、送信部71からは、電子機器101に向けて、コマンド信号で変調された赤外線信号が送信される。
電子機器1側では、リモートコントローラ2からの赤外線信号が送受信回路40の受信部42で受信される。受信部42で、受信された赤外線信号からコマンド信号が復調される。復調されたコマンド信号は、マイクロプロセッサ20に供給される。マイクロプロセッサ20で、受信されたコマンド信号が判断され、このコマンド信号に応じて動作が設定される。
2.待機時の省電力化
前述したように、本実施の形態では、メイン電源部31は、マイクロプロセッサ20によりオン/オフ制御されており、リモートコントローラ2のパワーオン/オフキー61a、61bにより、電子機器1のオン/オフが操作できる。そして、リモートコントローラ2により電子機器1をオフさせ、電子機器1を待機状態に設定したときには、待機時の省電力化を図るために、マイクロプロセッサ20をストップモードに設定するようにしている。
つまり、パワーオンするときには、リモートコントローラ2のパワーオンキー61aが押される。パワーオンキー61aが押されると、リモートコントローラ2からは、待機状態を解除してパワーオンするためのパワーオンコマンド信号が送信される。リモートコントローラ2からのパワーオンコマンド信号は、電子機器1で受信される。電子機器1でパワーオンコマンド信号が受信されると、マイクロプロセッサ20からは、パワーオンの制御信号が発生される。このパワーオンの制御信号が電源回路30に送られる。これにより、メイン電源部31からメイン回路10への電源の供給が開始される。
パワーオフするときには、リモートコントローラ2のパワーオフキー61bが押される。パワーオフキー61bが押されると、リモートコントローラ2からは、電子機器を待機状態に設定するためのパワーオフ信号が送信される。リモートコントローラ2からのパワーオフコマンド信号は、電子機器1で受信される。電子機器1で電子機器をパワーオフコマンド信号が受信されると、マイクロプロセッサ20からは、パワーオフ制御信号が発生される。このパワーオフの制御信号が電源回路30に送られる。これにより、メイン電源部31からメイン回路10への電源の供給が遮断される。
前述したように、マイクロプロセッサ20は、ノーマルモードと、省電力モードと、ストップモードとが設定できる。パワーオフしたとき、マイクロプロセッサ20をノーマルモードのままにしておくと、待機時にマイクロプロセッサ20でかなりの電力が消費される。待機時にマイクロプロセッサ20を省電力モードに設定しても、待機時の消費電力の低減には限界がある。そこで、本実施の形態では、待機時に、マイクロプロセッサ20をストップモードに設定するようにしている。これにより、待機時の消費電力が大幅に低減できる。
ところが、電子機器1がパワーオフのときに、マイクロプロセッサ20を単にストップモードに設定しただけでは、タイマ21が停止するため、メモリ22に記憶した時刻設定情報による予約処理が実行できなくなる。
つまり、前述したように、メモリ22には時刻設定情報が記憶されており、番組予約は、メモリ22に記憶されている各イベントの予約開始時刻と、タイマ21により示されている現在時刻とを比較し、予約開始時刻に達したかどうかを判断し、現在時刻が予約開始時刻に達したら、メイン回路10を動作させ、チューナ11、デコーダ12を所望の受信チャンネルを設定するようにすることにより、実行されている。したがって、番組予約を実行するためには、タイマ21が動作している必要がある。ところが、マイクロプロセッサ20を単にストップモードに設定しただけでは、タイマ21が停止し、番組予約が実行できない。
そこで、この実施の形態では、リモートコントローラ2により電子機器1をパワーオフするときに、電子機器1側のマイクロプロセッサ20のメモリ22に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラ2に転送し、リモートコントローラ2側のメモリ52に記憶するようにしている。
すなわち、図3にシーケンス図で示すように、リモートコントローラ2が電子機器1にパワーオフコマンド信号を送信すると、電子機器1は、パワーオフコマンド信号を受けて、メモリ22に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラ2に送信する。リモートコントローラ2は、時刻設定情報を受け取ると、この時刻設定情報をメモリ52に記憶させると共に、時刻設定情報を受け取ったことを示すアクノリッジ信号を返す。電子機器1は、アクノリッジ信号を受け取ると、パワーオフ処理を行う。
なお、上述の例では、リモートコントローラ2は、電子機器1からの時刻設定情報を受け取ると、アクノリッジ信号を返しているが、アクノリッジ信号を返信せずに、電子機器1は、パワーオフコマンド信号を受けて、パワーオフの処理を行うと共に、メモリ22に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラ2に送信し、リモートコントローラ2は、時刻設定情報を受け取ると、この時刻設定情報をメモリ52に記憶させるようにしてもよい。
以上の処理により、パワーオフの操作が行われると、電子機器1側のマイクロプロセッサ20のメモリ22に記憶されていた時刻設定情報がリモートコントローラ2に転送され、メモリ52に記憶される。
図1に示すように、リモートコントローラ2側のマイクロプロセッサ50には、タイマ51が備えられている。このタイマ51により、予約開始時間に到達したかどうかが判断され、予約開始時間になったら、リモートコントローラ2により、予約実行処理が行われる。
また、電子機器1のマイクロプロセッサ20がストップモードになっているときには、マイクロプロセッサ20は全ての機能を停止しており、リモートコントローラ2からコマンド信号により、直接動作設定が行えない。
そこで、この実施の形態では、電子機器1側の受信部42からの受信出力は、割り込み信号発生回路43を介して、マイクロプロセッサ20の割り込み端子(INT)に供給するようにしている。これにより、マイクロプロセッサ20がストップモードのときにも、起動割り込み信号によりマイクロプロセッサ20のストップモードを解除させて、リモートコントローラ2からのコマンド信号により、動作設定できる。
すなわち、受信部42からの受信出力が割り込み信号発生回路43を介して、マイクロプロセッサ20の割り込み端子(INT)に供給される。割り込み信号発生回路43は、リモートコントローラ2からのコマンド信号のエンベロープを整形して、起動割り込み信号を形成するものである。
リモートコントローラ2からは、図4(A)に示すように、1回のコマンド信号の送出で、同一のコマンドCMD1、CMD2、CMD3が例えば3回連続して送信される。割り込み信号発生回路43は、例えば積分回路と整形回路とから構成されており、図4(A)に示すようなコマンド信号が積分回路に供給されると、図4(B)に示すような信号が出力され、このコマンド信号のエンベロープが整形されると、図4(C)に示すような信号となる。この図4(C)に示すような信号が割り込み信号発生回路43から出力され、この信号が起動割り込み信号となる。
マイクロプロセッサ20がストップモードになっているときに、図4(A)に示すようなコマンド信号が受信されると、割り込み信号発生回路43からは、図4(C)に示すような起動割り込み信号が出力される。この起動割り込み信号の立ち上がりの時点t1で、マイクロプロセッサ20がストップモードから省電力モードになる。
リモートコントローラ2からのコマンド信号は、図4(A)に示したように、1回のコマンド信号の送出で同一のコマンドCMD1、CMD2、CMD3が例えば3回連続して送信されているので、マイクロプロセッサ20がストップモードから省電力モードに遷移した時点t1以降のコマンドCMD2、CMD3は、マイクロプロセッサ20で判断することができる。これにより、マイクロプロセッサ20がストップモードになっていても、リモートコントローラ2からのコマンド信号により、電子機器1の動作設定が行える。
3.パワーオフのときの動作
上述のように、この実施の形態では、リモートコントローラ2により電子機器1のパワーオフするときに、電子機器1側のマイクロプロセッサ20のメモリ22に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラ2側に転送し、メモリ52記憶させるようにしている。このときの処理について、更に、説明する。
図5は、リモートコントローラ2によりパワーオフするときのリモートコントローラ2側のマイクロプロセッサ50の処理を示すフローチャートであり、図6は電子機器1側のマイクロプロセッサ20の処理を示すフローチャートである。
リモートコントローラ2を用いてパワーオフの操作を行う場合、ユーザにより、リモートコントローラ2のキー入力部60のパワーオフキー61bが押される。
図5において、リモートコントローラ2のマイクロプロセッサ50は、キー入力部60のキーが押されたかどうかを判断しており(ステップS1)、キーが押されたら、どのキーが押されたかを判断する(ステップS2)。マイクロプロセッサ50は、押されたキーがパワーオフキー61bであるかどうかを判断し(ステップS3)、押されたキーがパワーオフキー61bなら、マイクロプロセッサ50からは、パワーオフコマンド信号が出力される。このパワーオフコマンド信号がリモートコントローラ2から電子機器1に向けて送信される(ステップS4)。ステップS3で、押されたキーがパワーオフキー61bでない場合には、押されたキーに対応するコマンド信号を発生する処理が行われる(ステップS5)。
リモートコントローラ2のマイクロプロセッサ50は、ステップS4で、パワーオフコマンド信号をリモートコントローラ2から電子機器1に向けて送信すると、電子機器1から送られてくる時刻設定情報を待つ(ステップS6)。 マイクロプロセッサ50は、電子機器1からの時刻設定情報が受信できたと判断されたら、リモートコントローラ2にアクノリッジ信号を送信し(ステップS7)、電子機器1から送られてきた時刻設定情報を、リモートコントローラ2のマイクロプロセッサ50のメモリ52に記憶させる(ステップS8)。
ステップS6で、電子機器1からの時刻設定情報が受信できないときには、マイクロプロセッサ50は、所定時間経過したかどうかを判断し(ステップS9)、所定時間経過していなければ、ステップS6に戻り、時刻設定情報の受信を継続し、所定時間経過したら、時刻設定情報の転送処理が失敗したと判断して、時刻設定情報の受信を停止する(ステップS10)。
図6は、電子機器1側の処理を示している。パワーオフ時には、図5のステップS4で示すように、リモートコントローラ2からは、パワーオフコマンド信号が送信されている。電子機器1側のマイクロプロセッサ20は、パワーオフコマンド信号を受信すると(ステップS21)、このコマンドが何のコマンドであるかを判断する(ステップS22)。マイクロプロセッサ20は、受信したコマンドがパワーオフコマンド信号かどうかを判断し(ステップS23)、受信したコマンドがパワーオフコマンド信号の場合には、メモリ22の時刻設定情報を読み出し(ステップS24)、転送すべき時刻設定情報があるかどうかを判断する(ステップS25)。転送すべき時刻設定情報がある場合には、その時刻設定情報がリモートコントローラ2に転送される(ステップS26)。
すなわち、メモリ22には、図2に示したように、イベント毎に、番組の開始時刻や継続時間、受信チャンネル等の時刻設定情報が記憶されている。ステップS25では、メモリ22に記憶されているイベントのうち、将来の時刻のイベントがあるかどうかが判断され、将来の時刻のイベントがある場合には、最も現在時刻に近い将来のイベントの開始時刻がリモートコントローラ2に転送される。
例えば、図2に示したように、メモリ22に記憶されている時刻設定情報のうち、イベント(1)の開始時刻が10時00分で、継続時間が60分であり、イベント(2)の開始時刻が15時30分で、継続予約時間が30分であり、イベント(3)の開始時刻が18時00分で、継続予約時間が45分であったとする。この場合、現在の時刻が13時00分なら、イベント(2)とイベント(3)が共に将来のイベントとなり、最も現在時刻に近いイベントの開始時刻はイベント(2)の開始時刻15時30分となる。したがって、この場合には、イベント(2)の開始時刻15時30分がリモートコントローラ2に転送される。
ステップS23で、受信したコマンド信号がパワーオフコマンド信号以外の場合には、ステップS27で、そのコマンドに応じた処理が行われる。
ステップS26で、電子機器1のマイクロプロセッサ20は、転送すべき時刻設定情報を電子機器1からリモートコントローラ2に送ったら、リモートコントローラ2からのアクノリッジ信号が受信できるかどうかを判断する(ステップS28)。アクノリッジ信号が受信できたときには、マイクロプロセッサ20は、時刻設定情報の転送に成功したと判断し(ステップS29)、メイン回路10への電源の供給を遮断し(ステップS30)、マイクロプロセッサ20の動作モードをストップモードに設定し(ステップS31)、ストップモードで待機状態に入る。
ステップS28で、アクノリッジ信号が受信できなければ、マイクロプロセッサ20は、所定回数(例えば3回)時刻設定情報を送信したかどうかを判断し(ステップS33)、所定回数データを送信していなければ、ステップS26に戻り、再び、時刻設定情報を送信し、ステップS28で、アクノリッジ信号が受信されるかどうかを判断する。
ステップS33で所定回数に達する前に、ステップS28でアクノリッジ信号が受信されたら、ステップS29に行き、マイクロプロセッサ20は、時刻設定情報の転送に成功したと判断し(ステップS29)、メイン回路10への電源の供給を遮断し(ステップS30)、マイクロプロセッサ20の動作モードをストップモードに設定し(ステップS31)、ストップモードで待機状態に入る(ステップS32)。
ステップS33で、所定回数経に達したと判断されたら、マイクロプロセッサ20は、時刻設定情報の転送に失敗したと判断し(ステップS34)、メイン回路10への電源の供給を遮断し(ステップS35)、省電力モードに遷移し(ステップS37)、省電力モードで待機状態に入る(ステップS37)。
以上のような処理により、リモートコントローラ2でパワーオフの操作を行うと、電子機器1側のマイクロプロセッサ20のメモリ22に記憶されていた時刻設定情報は、リモートコントローラ2側に転送され、リモートコントローラ2のメモリ52に記憶される。
例えば、図2に示すようにメモリ22に時刻設定情報が記憶されていおり、リモートコントローラ2からパワーオフコマンドが送信されたときの時刻が13時00分であった場合には、イベント(2)の開始時刻である15時30分の時刻設定情報が電子機器1からリモートコントローラ2に転送され、リモートコントローラ2側のマイクロプロセッサ50のメモリ52に記憶される。
そして、メイン回路10への電源の供給が遮断され、マイクロプロセッサ20がストップモードに遷移される。このように、パワーオフ時には、時刻設定情報が電子機器1側からリモートコントローラ2側に転送され、メイン回路10への電源の供給が遮断され、マイクロプロセッサ20がストップモードに設定され、ストップモードによる待機状態に入る。このため、待機時の消費電力は、非常に僅か、例えば、LED素子26、送受信回路40の消費電力を含めて、0.07〜0.08W程度になる。
また、マイクロプロセッサ20がストップモードに設定されていても、リモートコントローラ2側のタイマ51により、番組予約が実行できる。すなわち、メモリ52に記憶されている時刻設定情報の時刻と、タイマ51により示される現在時刻とが比較され、これに応じて電子機器1の予約実行処理を行うことで、番組予約が実行できる。
なお、電子機器1側からリモートコントローラ2側への時刻設定情報の転送する際に、転送に失敗することがある。時刻設定情報が成功したかどうかは、例えば、電子機器1から時刻設定情報を送ったとき、リモートコントローラ2から電子機器1にアクノリッジ信号が返されたかどうかにより判断できる。
電子機器1側からリモートコントローラ2側への時刻設定情報の転送する際に、転送に失敗した場合には、マイクロプロセッサ20をストップモードには遷移させずに、省電力モードに遷移させる。マイクロプロセッサ20を省電力モードに遷移させれば、電子機器1のマイクロプロセッサ20で、予約処理が実行できる。
4.パワーオンのときの動作
このように、この実施の形態では、待機時には、電子機器1側のマイクロプロセッサ20がストップモードに設定されている。このようなストップモードによる待機状態の電子機器1を、リモートコントローラ2の操作により、パワーオンするときの処理について説明する。
図7は、ストップモードによる待機状態の電子機器1をリモートコントローラ2の操作によりパワーオンするときのリモートコントローラ2側のマイクロプロセッサ50の処理を示すフローチャートであり、図8は電子機器1側のマイクロプロセッサ20の処理を示すフローチャートである。
リモートコントローラ2を用いて、パワーオンの操作を行う場合、ユーザにより、リモートコントローラ2のキー入力部60のパワーオンキー61aが押される。
図7において、リモートコントローラ2のマイクロプロセッサ50は、キー入力部60のキーが押されたかどうかを判断しており(ステップS41)、キーが押されたら、どのキーが押されたかを判断する(ステップS42)。マイクロプロセッサ50は、押されたキーがパワーオンキー61aかどうかを判断する(ステップS43)。パワーオンキー61aが押されたら、電子機器をノーマル状態に設定するためのパワーオンコマンド信号が電子機器1に向けて送信される(ステップS44)。ステップS43で、押されたキーがパワーオンキー以外のときには、押されたキーに応じて処理が行われる(ステップS45)。
図8において、電子機器1側のマイクロプロセッサ20は、待機時にはストップモードとなっており、起動割り込み信号を待機している(ステップS51)。待機時に、電子機器1でリモートコントローラ2からのコマンド信号が受信されると、割り込み信号発生回路43から起動割り込み信号が出力される。この起動割り込み信号がマイクロプロセッサ20の割り込み端子(INT)に供給される。マイクロプロセッサ20の割り込み端子INTに起動割り込み信号が供給されると、マイクロプロセッサ20は、ストップモードから省電力モードに遷移する(ステップS52)。
電子機器1側のマイクロプロセッサ20は、省電力モードに遷移したら、コマンド信号を受信し(ステップS53)、受信したコマンド信号を判断する(ステップS54)。なお、前述したように、コマンド信号は、1回のコマンド信号の送信で、複数回(例えば3回)同一のコマンドが送られる。このため、受信したコマンドを判断することができる(図4参照)。
マイクロプロセッサ20は、受信したコマンド信号がパワーオンコマンド信号かどうかを判断し(ステップS55)、パワーオンコマンド信号でなければ、受信したコマンドに応じた処理を行う(ステップS56)。ステップS55で、受信したコマンドがパワーオンコマンド信号のときには、マイクロプロセッサ20はノーマルモードに遷移し(ステップS57)、電源回路30を制御して、メイン回路10への電源の供給を開始させる(ステップS58)。
以上のように、リモートコントローラ2でパワーオンの操作を行うと、電子機器1のマイクロプロセッサ20に起動割り込み信号が供給され、マイクロプロセッサ20がストップモードから省電力モードに遷移される。マイクロプロセッサ20は、ストップモードから省電力モードに遷移されることにより、受信したコマンド信号を判断できるようになり、メイン回路10の電源がオンされる。
5.ストップモードによる待機状態での予約実行
図9は、予約実行処理を行うときのリモートコントローラ2側のマイクロプロセッサ50の処理を示すフローチャートであり、図10は電子機器1側のマイクロプロセッサ20の処理を示すフローチャートである。
前述したように、本発明が適用されたシステムでは、パワーオフ時に、マイクロプロセッサ20がストップモードに設定され、電子機器1側のメモリ22に記憶されていた時刻設定情報がリモートコントローラ2側に転送され、リモートコントローラ2のメモリ52に記憶される。このリモートコントローラ2側のメモリ52に転送された時刻設定情報を用いて、以下のようにして、予約実行処理が行われる。
図9に示すように、リモートコントローラ2のマイクロプロセッサ50は、メモリ52に記憶されている時刻設定情報と、タイマ51により示されている現在時刻とを比較している(ステップS61)。そして、現時時刻が予約開始時刻のn分前(例えば3分前)に達したかどうかを判断している(ステップS62)。ステップS62で、現在時刻が予約開始時刻のn分前に達したら、リモートコントローラ2のマイクロプロセッサ50は、電子機器1にコマンド信号を送信する(ステップS63)。なお、このコマンド信号は、ストップモードにあるマイクロプロセッサ20を省電力モードに遷移させるために起動割り込み信号を与えるものであり、割り込み信号が発生できれば、特別なコマンドを用いる必要はない。
図10において、電子機器1側のマイクロプロセッサ20は、待機時にはストップモードとなっており、起動割り込み信号を待機している(ステップS71)。待機時に、電子機器1でリモートコントローラ2からのコマンド信号が受信されると、割り込み信号発生回路43からの起動割り込み信号が出力される。この起動割り込み信号がマイクロプロセッサ20の割り込み端子(INT)に供給される。マイクロプロセッサ20の割り込み端子(INT)に起動割り込み信号が供給されると、マイクロプロセッサ20は、ストップモードから省電力モードに遷移する(ステップS72)。
電子機器1のマイクロプロセッサ20は、省電力モードに遷移したら、メモリ22に記憶されている各イベントの予約開始時刻とタイマ21により示されている現在時刻とを比較して(ステップS73)、予約開始時刻に達したかどうかを判断し(ステップS74)、現在時刻が予約開始時刻に達したら、省電力モードからノーマルモードに遷移し(ステップS75)、電源回路30を制御してメイン回路10に電源を供給するようにすると共に(ステップS76)、メイン回路10のチューナ11、デコーダ12を所望の受信チャンネルが設定できるように制御する(ステップS77)。
以上のように、この実施の形態では、リモートコントローラ2のマイクロプロセッサ50のメモリ52に記憶されている時刻設定情報は、マイクロプロセッサ50のタイマ51により現在時刻と比較される。そして、現時時刻が予約開始時刻のn分前(例えば3分前)に達すると、リモートコントローラ2からコマンド信号が送信される。このコマンド信号が電子機器1で受信されると、電子機器1側のマイクロプロセッサ20に起動割り込み信号が与えられ、マイクロプロセッサ20が省電力モードに遷移される。
これにより、マイクロプロセッサ20は、予約イベントの開始時刻より少し前に、省電力モードに遷移することになる。省電力モードに遷移すれば、マイクロプロセッサ20のタイマ21が動作するようになり、マイクロプロセッサ20のタイマ21を用いて予約実行が行える。
なお、この例では、リモートコントローラ2からは、現時時刻が予約開始時刻のn分前(例えば3分前)に達すると、コマンド信号を送信するようにしている。これは、予約開始時刻の前に、電子機器1のマイクロプロセッサを確実にストップモードから省電力モードに遷移させ、予約実行の準備を完了させておくためである。また、電子機器1側のマイクロプロセッサ20がストップモードから省電力モードに遷移したときのタイマ21の校正には、例えば、放送で送られてくる時間情報を使うことができる。また、リモートコントローラ2側のタイマ51を使って、電子機器1側のマイクロプロセッサ20のタイマ21を校正するようにしてもよい。
6.省電力モードによる待機状態での予約実行
図11は、マイクロプロセッサ20が省電力モードに設定されて待機状態になっている場合の予約実行処理を示すフローチャートである。前述したように、パワーオフ時に、電子機器1側のメモリ22に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラ2側に転送する際に、転送が失敗すると、マイクロプロセッサ20は省電力モードに設定されて待機状態になる。このように、マイクロプロセッサ20は省電力モードに設定されて待機状態になっている場合には、図11に示すようにして、予約実行が行われる。
図11において、マイクロプロセッサ20は、メモリ22に記憶されている各イベントの予約開始時刻とタイマ21により示されている現在時刻とを比較し(ステップS81)、予約開始時刻に達したかどうかを判断している(ステップS82)。現在時刻が予約開始時刻に達したら、マイクロプロセッサ20は、省電力モードからノーマルモードに遷移し(ステップS83)、電源回路30を制御してメイン回路10に電源を供給するようにすると共に(ステップS84)、メイン回路10のチューナ11、デコーダ12を所望の受信チャンネルが設定できるように制御する(ステップS85)。
このように、マイクロプロセッサ20が省電力モードに設定されて待機状態になっている場合には、リモートコントローラ2を使用せずに、予約実行が行える。電子機器1側のメモリ22に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラ2側に転送する際に、転送が失敗しても、省電力モードに設定されて待機状態になるため、予約実行が確実に行える。
7.変形例
上述の例では、リモートコントローラ2と電子機器1との間を赤外線により通信するようにしているが、電子機器1の送受信回路40およびリモートコントローラ2の送受信回路70として電波を用いたものを使用し、リモートコントローラ2と電子機器1との間を電波により通信するようにしてもよい。
また、電子機器1が待機状態のときには、電子機器1のマイクロプロセッサ20は、起動割り込み信号を待機している。このときには、電子機器1からリモートコントローラ2へのデータの送信は行わないので、送受信回路40の送信部41の電源は、オフしておくようにしてもよい。待機時に、送受信回路40の送信部41の電源をオフしておけば、その分、待機時の電力消費が低減できる。
また、上述の例では、待機時には、LED素子26を点灯させて、電子機器1が待機状態であることをユーザに知らせるようにしているが、リモートコントローラ2側に、電子機器1が待機状態にあることを示すLED素子等を設け、電子機器1が待機状態にあることをリモートコントローラ2側のLED素子等により表示させるようにしてもよい。また、電子機器1が待機状態にあることを、リモートコントローラ2の液晶ディスプレイ54に表示させるようにしてもよい。このようにすれば、その分、待機時の電力消費(約0.01W)が低減できる。
また、上述の例では、電子機器1側のメモリ22に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラ2側に転送する際に、メモリ22に記憶されているイベントのうち、将来の時刻のイベントがあるかどうかを判断し、将来の時刻のイベントがある場合には、最も現在時刻に近い将来のイベントの開始時刻をリモートコントローラ2に転送している。このようにすると、時刻設定情報のうち、時刻情報だけを転送すればよいので、転送が確実で容易になると共に、リモートコントローラ2側のメモリ52のメモリ容量に負担にならない。また、リモートコントローラ2側の予約実行処理は、現在時刻が予約開始時刻の少し前になったら、電子機器1にコマンド信号を送信するだけの処理だけでよく、リモートコントローラ2側のプログラムに、チャンネルの設定や予約時間の管理等の処理を行わせる必要はない。
勿論、電子機器1側のメモリ22に記憶されていた時刻設定情報をリモートコントローラ2側に転送する際に、メモリ22に記憶されている全てのイベントの時刻設定情報をリモートコントローラ2に転送するようにしてもよい。また、チャンネルの設定や予約時間の管理等の予約実行の処理を、リモートコントローラ2側の処理で行うようにしてもよい。
また、時刻設定情報としては、最も現在時刻に近い将来のイベントの開始時刻と現在時刻との差を計算し、例えば、「何分後」といった所望の時間経過の値を送信してもよい。その場合、タイマ51は、時間の経過のみをカウントするカウンターとして機能するだけでよく、構成が簡単になる。
なお、上述の例では、電子機器1としてディジタルテレビジョン放送受信機の場合について説明したが、本発明は、ディジタルテレビジョン放送受信機に限らず、アナログテレビジョン放送受信機、ビデオテープレコーダ、DVDプレーヤ、オーディオアンプ、CDプレーヤ等のオーディオビデオ機器等にも適用可能である。その他、リモートコントローラにより操作できる電子機器であれば、電子機器1として全て適用可能である。リモートコントローラにより操作できるエアコンにも適用可能である。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
本発明が適用された電子機器およびリモートコントローラからなる電子機器システムの一例のブロック図である。 時刻設定情報の説明に用いる説明図である。 電子機器とリモートコントローラとの間の通信の説明に用いるシーケンス図である。 割り込み信号の説明に用いる波形図である。 パワーオフ時のリモートコントローラ側の処理を示すフローチャートである。 パワーオフ時の電子機器側の処理を示すフローチャートである。 パワーオン時のリモートコントローラ側の処理を示すフローチャートである。 パワーオン時の電子機器側の処理を示すフローチャートである。 ストップモードでの待機時での予約実行のリモートコントローラ側の処理を示すフローチャートである。 ストップモードでの待機時での予約実行の電子機器側の処理を示すフローチャートである。 省電力モードでの待機時での予約実行の電子機器側の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…電子機器、2…リモートコントローラ、10…メイン回路、11…チューナ、12…デコーダ、13…ビデオ処理回路、20…マイクロプロセッサ、21…タイマ、22…メモリ、30…電源回路、40…送受信回路、41…送信部、42…受信部、50…マイクロプロセッサ、51…タイマ、52…メモリ、60…キー入力部、61a…パワーオンキー、61b…パワーオフキー、70…送受信回路、71…送信部、72…受信部

Claims (10)

  1. 時刻をカウントする第1のタイマを有すると共に、クロックを停止させ起動割り込み信号を監視するストップモードに設定可能な第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段により動作設定されるメイン回路と、
    時刻設定情報を記憶する第1の記憶手段と、
    リモートコントローラと双方向に通信が可能とされ、前記リモートコントローラからのコマンド信号を受信し、当該受信されたコマンド信号を前記制御手段に供給すると共に、前記第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報を前記リモートコントローラに向けて送信する第1の送受信手段とを備え、
    前記リモートコントローラから電子機器を待機状態に設定するためのパワーオフコマンドを受信したときに、前記第1の制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報を前記リモートコントローラに送信し、前記メイン回路への電源を遮断し、前記ストップモードに遷移して、待機状態となる
    ようにしたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記待機状態にあるときに、前記リモートコントローラからの予約実行処理を行うためのコマンドを受信して、予約実行処理を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の制御手段は、前記待機状態にあるときに、前記起動割り込み信号を監視しており、
    前記リモートコントローラから前記予約実行処理を行うためのコマンド信号が受信されると、当該受信されたコマンド信号により起動割り込み信号が発生され、前記第1の制御手段のモードが前記ストップモードから解除され、
    前記ストップモードから解除された前記第1の制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報の時刻と前記第1のタイマにより示される現在時刻とを比較して、予約実行処理を行うようにしたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 電子機器を操作するための入力が与えられる入力手段と、
    時刻をカウントする第2のタイマを有すると共に、前記入力手段からの入力に応じて、前記電子機器の動作を設定するためのコマンド信号を発生する第2の制御手段と、
    前記電子機器と双方向に通信が可能とされ、前記電子機器に前記コマンド信号を送信すると共に、前記電子機器からの時刻設定情報を受信する第2の送受信手段と、
    前記電子機器からの時刻設定情報を記憶する第2の記憶手段とを備え、
    前記入力手段にパワーオフの入力が与えられると、前記第2の制御手段は、前記電子機器を待機状態に設定するためのパワーオフコマンド信号を送信すると共に、前記電子機器から送られてくる前記時刻設定情報の受信を待機し、
    前記電子機器からの時刻設定情報が受信されたら、当該時刻設定情報を前記第2の記憶手段に記憶する
    ようにしたことを特徴とするリモートコントローラ。
  5. 前記第2の記憶手段に前記時刻設定情報が記憶されたら、前記第2の記憶手段に記憶されている時刻設定情報の時刻と前記第2のタイマにより示される現在時刻とを比較し、これに応じて前記電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のリモートコントローラ。
  6. 前記第2の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報の時刻と前記第2のタイマにより示される現在時刻とを比較し、前記第2のタイマにより示される現在時刻が前記第2の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報の時刻に達するより所定時間だけ前になったら、前記電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のリモートコントローラ。
  7. 電子機器と、前記電子機器を操作するリモートコントローラとからなる電子機器の操作システムであって、
    前記電子機器は、時刻をカウントする第1のタイマを有すると共に、クロックを停止させ起動割り込み信号を監視するストップモードとに設定可能な第1の制御手段と、前記第1の制御手段により動作設定されるメイン回路と、
    時刻設定情報を記憶する第1の記憶手段と、前記リモートコントローラと双方向に通信が可能とされ、前記リモートコントローラからのコマンド信号を受信し、当該受信されたコマンド信号を前記制御手段に供給すると共に、前記第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報を前記リモートコントローラに向けて送信する第1の送受信手段とを備え、
    前記リモートコントローラは、電子機器を操作するための入力が与えられる入力手段と、時刻をカウントする第2のタイマを有すると共に、前記入力手段からの入力に応じて、前記電子機器の動作を設定するためのコマンド信号を発生する第2の制御手段と、電子機器と双方向に通信が可能とされ、前記電子機器に前記コマンド信号を送信すると共に、前記電子機器からの時刻設定情報を受信する第2の送受信手段と、前記電子機器からの時刻設定情報を記憶する第2の記憶手段とを備え、
    前記リモートコントローラの前記入力手段にパワーオフの入力が与えられると、前記リモートコントローラの前記第2の制御手段は、前記電子機器を待機状態に設定するためのコマンド信号を送信すると共に、前記電子機器から送られてくる前記時刻設定情報の受信を待機し、
    前記電子機器の前記第1の制御手段は、前記リモートコントローラから電子機器を待機状態に設定するためのコマンドを受信したときに、前記第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報を前記リモートコントローラに送信し、前記メイン回路への電源を遮断し、前記ストップモードに遷移して、待機状態となり、
    前記リモートコントローラの前記第2の制御手段は、前記電子機器からの時刻設定情報が受信されたら、当該時刻設定情報を前記第2の記憶手段に記憶する
    ようにしたことを特徴とする電子機器の操作システム。
  8. 前記リモートコントローラの前記第2の制御手段は、前記第2の記憶手段に前記時刻設定情報が記憶されたら、前記第2の記憶手段に記憶されている時刻設定情報の時刻と前記第2のタイマにより示される現在時刻とを比較し、これに応じて前記電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信し、
    前記電子機器の前記第1の制御手段は、前記待機状態にあるときに、前記リモートコントローラからの予約実行処理を行うためのコマンドを受信して、予約実行処理を行う
    ようにすることを特徴とする請求項7に記載の電子機器の操作システム。
  9. 電子機器を、リモートコントローラにより操作する電子機器の操作方法システムであって、
    前記電子機器は、時刻をカウントする第1のタイマを有すると共に、クロックを停止させ起動割り込み信号を監視するストップモードとに設定可能な第1の制御手段と、前記第1の制御手段により動作設定されるメイン回路と、時刻設定情報を記憶する第1の記憶手段と、前記リモートコントローラと双方向に通信が可能とされ、前記リモートコントローラからのコマンド信号を受信し、当該受信されたコマンド信号を前記制御手段に供給すると共に、前記第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報を前記リモートコントローラに向けて送信する第1の送受信手段とを備え、
    前記リモートコントローラは、電子機器を操作するための入力が与えられる入力手段と、時刻をカウントする第2のタイマを有すると共に、前記入力手段からの入力に応じて、前記電子機器の動作を設定するためのコマンド信号を発生する第2の制御手段と、電子機器と双方向に通信が可能とされ、前記電子機器に前記コマンド信号を送信すると共に、前記電子機器からの時刻設定情報を受信する第2の送受信手段と、前記電子機器からの時刻設定情報を記憶する第2の記憶手段とを備え、
    前記リモートコントローラの前記入力手段にパワーオフの入力が与えられると、前記リモートコントローラの前記第2の制御手段は、前記電子機器を待機状態に設定するためのコマンド信号を送信すると共に、前記電子機器から送られてくる前記時刻設定情報の受信を待機する工程と、
    前記電子機器の前記第1の制御手段は、前記リモートコントローラから電子機器を待機状態に設定するためのコマンドを受信したときに、前記第1の記憶手段に記憶されていた時刻設定情報を前記リモートコントローラに送信し、前記メイン回路への電源を遮断し、前記ストップモードに遷移して、待機状態となる工程と、
    前記リモートコントローラの前記第2の制御手段は、前記電子機器からの時刻設定情報が受信されたら、前記時刻設定情報を前記第2の記憶手段に記憶する工程と
    からなるようにしたことを特徴とする電子機器の操作方法。
  10. 前記リモートコントローラの前記第2の制御手段は、前記第2の記憶手段に前記時刻設定情報が記憶されたら、前記第2の記憶手段に記憶されている時刻設定情報の時刻と前記第2のタイマにより示される現在時刻とを比較し、これに応じて前記電子機器に予約実行処理を行うためのコマンド信号を送信する工程と、
    前記電子機器の前記第1の制御手段は、前記待機状態にあるときに、前記リモートコントローラからの予約実行処理を行うためのコマンドを受信して、予約実行処理を行う工程と
    からなるようにしたことを特徴とする請求項9に記載の電子機器の操作方法。
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