JP2004280559A - データ書き換え装置、データ書き換え方法、データ書き換えプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
データ書き換え装置、データ書き換え方法、データ書き換えプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電子カメラ等の機器内に、通信サブルーチンを退避するための専用メモリを新たに設けることなく、安価に、安定してファームウエアを書き換えることのできるデータ書き換え装置、データ書き換え方法、データ書き換えのためのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを記憶するための第1のメモリ(12)と、ファームウエアを記憶するための第2のメモリ(14)と、外部機器(2)から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、データ書き換え装置(1)と外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されているファームウエアを書き換える制御手段(11)とを備えるデータ書き換え装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを記憶するための第1のメモリ(12)と、ファームウエアを記憶するための第2のメモリ(14)と、外部機器(2)から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、データ書き換え装置(1)と外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されているファームウエアを書き換える制御手段(11)とを備えるデータ書き換え装置である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファームウエアを外部装置のデータによって書き換えるためのデータ書き換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロコンピュータを搭載した機器(例えば、電子カメラ)と同じくマイクロコンピュータを搭載した外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ「以下、文中及び図面では「PC」と略称する)とを接続し、電子カメラに搭載されているファームウエアをPCから送信される新たなファームウエアに書き換えることが行われている。
【0003】
このような技術として、電子カメラと外部装置とを接続して、電子カメラの通信サブルーチンを実行することによって、カメラのメモリ内容が書き換えられるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−941号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通信を成立させたままこの電子カメラに搭載されているフラッシュメモリに格納されたファームウエアを書き換える場合、通信サブルーチンが書き換えられてしまうと、外部装置と電子カメラとの正常な通信状態を維持することが困難となる。
【0006】
そこで、電子カメラのフラッシュメモリの内容を書き換える前に、通信サブルーチン、書き換えサブルーチン等必要なデータを別のメモリに退避し、ファームウエアの書き換え中はこの退避した通信サブルーチンを実行することで、通信状態を正常に維持しつつ書き換えを行うことが考えられる。
【0007】
しかし、このような構成を採用すると、次のような問題点が生ずる。
【0008】
通信サブルーチン、書き換えサブルーチン等を退避するだけでなく、通信の高速処理に対応してサブルーチンを実行させるため、専用メモリ等の高価なメモリが新たに必要となる。とくに、通信サブルーチンを格納するとなると大容量のメモリを必要とするため、コストアップとなる。
【0009】
また、通信を正常に制御しつつファームウエアを書き換えるためには、複数のサブルーチン間で動作に競合が発生しないことが必要不可欠である。通信に異常が生じた場合には、電子カメラのみに留まらず外部装置をもハングアップさせてしまうこともあるからである。従って、これらの機能が正常に安定して動作するために、サブルーチンを改良することが必要となる場合が生ずる。
【0010】
また、ファームウエアデータを通信しつつファームウエアの書き換えを行うため、通信時間、即ち書き換え終了までの時間が長くなり、ファームウエア書き換えの効率が良くないという問題が発生する。
【0011】
更に、上述の技術は電子カメラと外部装置とが一対一で接続されている場合の書き換え方法を提供するものであり、複数台の電子カメラに対して書き換えを行う場合にも適合する技術であるとはいえない。
【0012】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、電子カメラ等の機器内に、外部装置との通信を行うための通信サブルーチンを退避するための専用メモリを新たに設けることなく、安価に、安定してファームウエアを書き換えることのできるデータ書き換え装置、データ書き換え方法、データ書き換えのためのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するため、本発明に係る請求項1記載のデータ書き換え装置は、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを記憶する第1のメモリと、ファームウエアを記憶する第2のメモリと、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されているファームウエアを書き換える制御手段とを備える。
【0014】
また本発明に係る請求項2記載のデータ書き換え装置は、上記記載のデータ書き換え装置であって、通信終了状態は、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生する。
【0015】
また本発明に係る請求項3記載のデータ書き換え装置は、上記記載のデータ書き換え装置であって、前記ファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送しファームウエア書き換え準備が完了した旨を、外部機器に通知する準備完了通知手段を更に備える。
【0016】
また本発明に係る請求項4記載のデータ書き換え装置は、上記記載のデータ書き換え装置であって、前記ファームウエアの書き換えが終了した旨を出力する出力手段を更に備える。
【0017】
また本発明に係る請求項5記載のデータ書き換え装置は、上記記載のデータ書き換え装置であって、ファームウエアを書き換えた後、書き換え後のファームウエアのバージョンに関する情報を外部装置に通知するバージョン通知手段を更に備える。
【0018】
また本発明に係る請求項6記載のデータ書き換え方法は、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに記憶するステップと、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、データ書き換え装置と外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されているファームウエアを書き換えるステップとを備える。
【0019】
また本発明に係る請求項7記載のデータ書き換え方法は、上記記載の方法において、通信終了状態は、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生する。
【0020】
また本発明に係る請求項8記載のデータ書き換えプログラムは、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに記憶する手順、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、データ書き換え装置と外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されているファームウエアを書き換える手順、をコンピュータに実行させる。
【0021】
また本発明に係る請求項9記載のデータ書き換えプログラムは、上記記載のプログラムにおいて、通信終了状態は、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生する。
【0022】
また本発明に係る請求項10記載のデータ書き換えプログラムを記録した記録媒体は、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに記憶する手順、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、データ書き換え装置と外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されている前記ファームウエアを書き換える手順、をコンピュータに実行させる。
【0023】
また本発明に係る請求項11記載のデータ書き換えプログラムを記録した記録媒体は、上記記載の記録媒体であって、通信終了状態は、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生する。
【0024】
また本発明に係る請求項12記載の外部装置は、上記記載のデータ書き換え装置にファームウエア書き換え用データを送信する外部装置であって、ファームウエア書き換え準備が完了した旨の通知をデータ書き換え装置から受信したときは、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線を取り外すように促す出力を行う指示出力手段を備える。
【0025】
また本発明に係る請求項13記載の外部装置は、上記記載のデータ書き換え装置にファームウエア書き換え用データを送信する外部装置であって、ファームウエアの書き換えが終了した旨の通知をデータ書き換え装置から受信した後、データ書き換え装置のパワーのOFF−ONを検出したときは、データ書き換え装置のファームウエアのバージョンに関する情報を送信するようにデータ書き換え装置に通知する要求手段を備える。
【0026】
【発明の実施の形態】
[構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデータ書き換え装置を用いたデータ書き換えシステムの構成を示す図である。
【0027】
このシステムは、データ書き換え装置である電子カメラ1、外部装置であるPC2、アップデート用ファームウエアデータを格納したデータメモリ3、PC2の周辺装置である表示装置4、及び電子カメラ1とPC2を接続する通信線5で構成されている。
【0028】
そして、電子カメラ1は、CPU10、制御処理部11、バッファメモリ12、表示部13及びフラッシュメモリ14で構成されている。
【0029】
CPU10は、電子カメラ1の動作を統括して制御する。制御処理部11は、電子カメラの動作を制御する機能を有する。バッファメモリ12は、PC2から送信されるファームウエアデータを格納する。表示部13は、電子カメラ1の操作者に対して各種の情報を表示する。フラッシュメモリ14は、電子カメラ1のファームウエアを格納する。
【0030】
制御処理部11には、通信制御部15、書き換え制御部16、通信検知部17、表示処理部18が設けられている。
【0031】
通信制御部15は、電子カメラ1とPC2とのファームウエアデータの通信を制御する。書き換え処理部16は、送信されたファームウエアデータでファームウエアを書き換える。通信検知部17は、通信の接続・切断状態を検知する。表示処理部18は、表示部13に各種の情報を表示する。
【0032】
そして、PC2は、通信制御部21、アップデート管理部22、通信検知部23及び表示処理部24で構成されている。
【0033】
通信制御部21は、電子カメラ1とPC2とのファームウエアデータの通信を制御する。アップデート管理部22は、電子カメラ1に対するファームウエアデータの送信予定/実績を管理する。通信検知部23は、通信の接続・切断状態を検知する。表示処理部24は、表示装置4に各種の情報を表示する。
【0034】
ここで通信線5は、広く情報の送受信に用いられる経路のことで、導電線、光ファイバなどの有線を用いた通信に限られず、光、音波、電波などを用いた無線通信も含まれる。
【0035】
[動作]
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図である。
【0036】
操作者は、電子カメラ1とPC2を通信線5で接続した後、PC2を操作してファームウエアデータの送信動作の開始を指示する。
【0037】
通信制御部21が起動して、電子カメラ1に対してファームウエアデータの送信を開始する旨の通知を送信する(ステップS1)。
【0038】
通信制御部15が起動して受信のための準備処理を行い、準備完了の通知をPC2に対して送信する(ステップT1)。
【0039】
通信制御部21はデータメモリ3からファームウエアデータを取り出して、電子カメラ1に対して送信を開始する(ステップS2)。
【0040】
通信制御部15は受信したファームウエアデータをバッファメモリ12に格納する(ステップT2)。このとき、通信制御部15の通信処理と並行したファームウエアの書き換えは行われないため、通信制御部15の動作が他の処理と競合することはない。そして、通信制御部15は格納が終了した旨をPC2に通知する(ステップT3)。
【0041】
通信制御部21がファームウエアデータの格納終了を受信後、表示処理部24が起動して表示装置4に「送信が終了したので、通信を切断する」ように促す表示を行う(ステップS3)。
【0042】
操作者が、例えば通信線5のコネクタを外すなどして通信を切断すると、通信検知部17がこの通信の切断を検知し、書き換え処理部16を起動する(ステップT4)。
【0043】
書き換え処理部16はバッファメモリ12からファームウエアデータを取り出して、該当するファームウエアを書き換える(ステップT5)。そして、この書き換え中は、表示処理部18が表示部13に「アップデート処理中」を表示する。
【0044】
書き換え処理部16が該当するファームウエアの書き換えを終了したときに、表示処理部18が表示部13に「アップデート終了」を表示する(ステップT6)。尚、この表示の他に、アップデートの終了を示すランプを点灯し、あるいは、音または音声を発生させても良い。
【0045】
[効果]
本実施の形態によれば、電子カメラ1内に、PC2との通信を行う通信用サブルーチンを退避させるための専用メモリを新たに設ける必要がなく、コストを低減することができる。
【0046】
また、通信動作と書き換え動作が競合することがないため、通信時間を短縮できるとともに、通信の異常終了によるPC2のハングアップの発生を大幅に低減させることができる。
【0047】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0048】
[構成]
本第2の実施の形態のデータ書き換え装置は、基本的に図1に示す構成と同様であるため同一部分には同一符号を付してその図示及び説明は省略する。
【0049】
[動作]
図3は、本発明の第2の実施の形態に係るデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図である。第2の実施の形態では、通信の終了方法が第1の実施の形態と異なっている。
【0050】
第1の実施の形態では、操作者が通信線5のコネクタを引き抜くなどして取り外すことで通信を終了していた。第2の実施の形態では、通信線5を物理的に取り扱うことなく通信を終了する。
【0051】
即ち、通信制御部21がファームウエアデータを送信終了後、表示処理部24が起動して表示装置4に「送信が終了したので、通信を終了する」旨の表示を行う(ステップS4)。そして、通信制御部21は、電子カメラ1との通信終了処理を実行する(ステップS5)。
【0052】
この通信終了処理は、通信線5の一部に設けた通信終了信号をONまたはOFFするものであっても良く、また通信の終了を示すメッセージを電子カメラ1に送信するものであっても良い。
【0053】
[効果]
本実施の形態によれば、操作者の動作を必要とすることなくファームウエアのアップデートが行われるため操作性が向上する。
【0054】
続いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0055】
[構成]
図4は、本発明の第3の実施の形態に係るデータ書き換え装置を用いたシステムの構成を示す図である。本実施の形態では、電子カメラ1とPC2との間にHUB6を設け、このHUB6に適宜、電子カメラ1を複数台接続する。
【0056】
[動作]
図5は、本発明に係る第3の実施の形態のデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図である。第3の実施の形態では、アップデートしようとする電子カメラ1は適宜HUB6に接続される。また、アップデートが完了した電子カメラ1は適宜HUB6から取り外される。
【0057】
操作者は電子カメラ1をHUB6の空き端子に接続する(ステップT11)。
【0058】
通信検知部23は、新しく電子カメラ1が接続されたことを検知して、アップデート管理部22に知らせる(ステップS11)。
【0059】
アップデート管理部22は、当該電子カメラ1をアップデートするための待ち行列に登録する(ステップS12)。
【0060】
通信制御部21は、アップデートするべき電子カメラ1を待ち行列を検索して抽出し、当該電子カメラ1に対してファームウエアデータの送信を開始する旨の通知を送信する(ステップS13)。
【0061】
通信制御部15が起動して受信のための準備処理を行い、準備完了の通知をPC2に対して送信する(ステップT12)。
【0062】
通信制御部21はデータメモリ3からファームウエアデータを取り出して、電子カメラ1に対して送信を開始する(ステップS14)。
【0063】
通信制御部15は受信したファームウエアデータをバッファメモリ12に格納する(ステップT13)。このとき、通信制御部15の通信処理と並行したファームウエアの書き換えは行われないため、通信制御部15の動作が他の処理と競合することはない。そして、通信制御部15は格納が終了した旨をPC2に通知する(ステップT14)。
【0064】
通信制御部21がファームウエアデータの格納終了を受信後、電子カメラ1との通信を終了する(ステップS15)。この後、PC2では、別の電子カメラに対するファームウエアデータの送信動作を開始する。
【0065】
通信検知部17がこの通信の終了を検知し、書き換え処理部16を起動する(ステップT15)。
【0066】
書き換え処理部16はバッファメモリからファームウエアデータを取り出して、フラッシュメモリ14中の該当するファームウエアの書き換えを開始する(ステップT16)。そして、この書き換え中は、表示処理部18が表示部13に「アップデート処理中」を表示する。
【0067】
書き換え処理部16が該当するファームウエアの書き換えを終了したときに、表示処理部18が表示部13に「アップデート終了」を表示する(ステップT17)。尚、この表示の他に、アップデートの終了を示すランプを点灯し、あるいは、音または音声を発生させても良い。
【0068】
操作者は、アップデートの完了した電子カメラ1をHUB6から取り外す(ステップT18)。
【0069】
尚、第3の実施の形態の変形例として、ステップT15で、通信検知部17がこの通信の終了を検知したときは、表示処理部18が表示部13にファームウエアデータの受信を終了した旨の表示、ランプ点灯、注意音声発生などを行い、操作者が電子カメラ1をHUB6から取り外したときに、書き換え処理部16が該当するファームウエアの書き換えを開始するように構成しても良い。
【0070】
[効果]
第3の実施の形態によれば、複数の電子カメラ1に対して効率的で、確実にファームウエアのグレードアップを行うことができる。尚、この場合においても、第1の実施の形態の効果を発揮することができる。
【0071】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0072】
[構成]
本第4の実施の形態のデータ書き換え装置は、基本的に図4に示す構成と同様であるため同一部分には同一符号を付してその図示及び説明は省略する。
【0073】
[動作]
図6は、本発明に係る第4の実施の形態のデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図である。第4の実施の形態では、アップデートしようとする電子カメラ1は一括してHUB6に接続する。そして、アップデートが完了した電子カメラ1を一括して取り外す。
【0074】
操作者は電子カメラ1を一括してHUB6の空き端子に接続する(ステップT21)。
【0075】
PC2からアップデート作業の開始が指示されたときは、通信検知部23は、HUB6に接続された複数の電子カメラ1を検知(ステップS21)して、アップデート管理部22に知らせる。アップデート管理部22は、当該電子カメラ1をアップデートするための待ち行列に登録する。
【0076】
通信制御部21は、アップデートするべき電子カメラ1を選定する(ステップS22)。
【0077】
当該電子カメラ1に対してファームウエアデータの送信を開始する旨の通知を送信する(ステップS23)。
【0078】
通信制御部15が起動して受信のための準備処理を行い、準備完了の通知をPC2に対して送信する(ステップT22)。
【0079】
通信制御部21はデータメモリ3からファームウエアデータを取り出して、電子カメラ1に対して送信を開始する(ステップS24)。
【0080】
通信制御部15は受信したファームウエアデータをバッファメモリ12に格納する(ステップT23)。このとき、通信制御部15の通信処理と並行したファームウエアの書き換えは行われないため、通信制御部15の動作が他の処理と競合することはない。そして、通信制御部15は格納が終了した旨をPC2に通知する(ステップT24)。
【0081】
通信制御部21がファームウエアデータの格納完了を受信後、電子カメラ1との通信を終了する(ステップS25)。
【0082】
この後、PC2では、次にアップデートする電子カメラが残っているかどうか調べ(ステップS26)、残っている場合(ステップS26 Yes)はその電子カメラに対するファームウエアデータの送信動作を開始する(ステップS22〜S25)。
【0083】
通信検知部17がこの通信の終了を検知し(ステップT25)、書き換え処理部16を起動する。
【0084】
書き換え処理部16はバッファメモリ12からファームウエアデータを取り出して、フラッシュメモリ14中の該当するファームウエアの書き換えを開始する(ステップT26)。そして、この書き換え中は、表示処理部18が表示部13に「アップデート処理中」を表示する。
【0085】
書き換え処理部16が該当するファームウエアの書き換えを終了したときに、電子カメラ1のパワーをOFFして再度ONとする(ステップT27)。これによって、ファームウエアのバージョンが更新される。尚、このパワーのOFF、ONは、電子カメラ1が自動的に行っても良く、操作者が操作するものであっても良い。
【0086】
通信検知部23が電子カメラ1のパワーのOFF、ONを検知して通信を再接続する(ステップS27)。
【0087】
アップデート管理部22は当該電子カメラ1に対して現在のバージョンを確認する旨の要求コマンドを送信する(ステップS28)。
【0088】
通信制御部15は、アップデートしたバージョンを確認できる情報をPC2に送信する(ステップT28)。
【0089】
アップデート管理部22は送信されたバージョン確認情報からバージョンがアップデートされたことを確認するとともに、全ての電子カメラ1についてのアップデートが完了したかどうかを調べる(ステップS29)。
【0090】
全ての電子カメラについてアップデートが完了したとき(ステップS29 Yes)は、表示処理部24は、アップデートが終了した旨の表示を表示装置4に出力する(ステップS30)。
【0091】
この表示を確認した操作者は、アップデートされた電子カメラ1を一括してHUB6から取り外し、アップデート作業を終了する。
【0092】
[効果]
第4の実施の形態によれば、複数の電子カメラ1に対して効率的で、確実にファームウエアのグレードアップを行うことができる。尚、この場合においても、第1の実施の形態の効果を発揮することができる。
【0093】
以上、本発明に係る各実施の形態を説明したが、各実施の形態で使用されるデータ書き換え装置は電子カメラに限定されるものではなく、ファームウエアを搭載する機器であれば、コンピュータ、携帯端末、携帯電話等の種々の装置であっても良い。
【0094】
尚、上述の各実施の形態で説明した機能は、ハードウエアを用いて構成するに留まらず、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現することもできる。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
【0095】
更に、各機能は図示しない記憶媒体に格納したプログラムをコンピュータに読み込ませることで実現させることもできる。ここで本実施の形態における記憶媒体は、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
【0096】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、機器内に、外部装置との通信を行うための通信サブルーチンを退避するための専用メモリを新たに設けることなく、安価に、安定してファームウエアを書き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ書き換え装置を用いたデータ書き換えシステムの構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るデータ書き換え装置を用いたシステムの構成を示す図。
【図5】本発明の係る第3の実施の形態のデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図。
【図6】本発明に係る第4の実施の形態のデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図。
【符号の説明】
1…電子カメラ、2…PC、3…データメモリ、4…表示装置、5…通信線、6…HUB、11…制御処理部、12…バッファメモリ、13…表示部、14…フラッシュメモリ、15…通信制御部、16…書き換え処理部、17…通信検知部、18…表示処理部、21…通信制御部、22…アップデート管理部、23…通信検知部、24…表示処理部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファームウエアを外部装置のデータによって書き換えるためのデータ書き換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロコンピュータを搭載した機器(例えば、電子カメラ)と同じくマイクロコンピュータを搭載した外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ「以下、文中及び図面では「PC」と略称する)とを接続し、電子カメラに搭載されているファームウエアをPCから送信される新たなファームウエアに書き換えることが行われている。
【0003】
このような技術として、電子カメラと外部装置とを接続して、電子カメラの通信サブルーチンを実行することによって、カメラのメモリ内容が書き換えられるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−941号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通信を成立させたままこの電子カメラに搭載されているフラッシュメモリに格納されたファームウエアを書き換える場合、通信サブルーチンが書き換えられてしまうと、外部装置と電子カメラとの正常な通信状態を維持することが困難となる。
【0006】
そこで、電子カメラのフラッシュメモリの内容を書き換える前に、通信サブルーチン、書き換えサブルーチン等必要なデータを別のメモリに退避し、ファームウエアの書き換え中はこの退避した通信サブルーチンを実行することで、通信状態を正常に維持しつつ書き換えを行うことが考えられる。
【0007】
しかし、このような構成を採用すると、次のような問題点が生ずる。
【0008】
通信サブルーチン、書き換えサブルーチン等を退避するだけでなく、通信の高速処理に対応してサブルーチンを実行させるため、専用メモリ等の高価なメモリが新たに必要となる。とくに、通信サブルーチンを格納するとなると大容量のメモリを必要とするため、コストアップとなる。
【0009】
また、通信を正常に制御しつつファームウエアを書き換えるためには、複数のサブルーチン間で動作に競合が発生しないことが必要不可欠である。通信に異常が生じた場合には、電子カメラのみに留まらず外部装置をもハングアップさせてしまうこともあるからである。従って、これらの機能が正常に安定して動作するために、サブルーチンを改良することが必要となる場合が生ずる。
【0010】
また、ファームウエアデータを通信しつつファームウエアの書き換えを行うため、通信時間、即ち書き換え終了までの時間が長くなり、ファームウエア書き換えの効率が良くないという問題が発生する。
【0011】
更に、上述の技術は電子カメラと外部装置とが一対一で接続されている場合の書き換え方法を提供するものであり、複数台の電子カメラに対して書き換えを行う場合にも適合する技術であるとはいえない。
【0012】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、電子カメラ等の機器内に、外部装置との通信を行うための通信サブルーチンを退避するための専用メモリを新たに設けることなく、安価に、安定してファームウエアを書き換えることのできるデータ書き換え装置、データ書き換え方法、データ書き換えのためのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するため、本発明に係る請求項1記載のデータ書き換え装置は、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを記憶する第1のメモリと、ファームウエアを記憶する第2のメモリと、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されているファームウエアを書き換える制御手段とを備える。
【0014】
また本発明に係る請求項2記載のデータ書き換え装置は、上記記載のデータ書き換え装置であって、通信終了状態は、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生する。
【0015】
また本発明に係る請求項3記載のデータ書き換え装置は、上記記載のデータ書き換え装置であって、前記ファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送しファームウエア書き換え準備が完了した旨を、外部機器に通知する準備完了通知手段を更に備える。
【0016】
また本発明に係る請求項4記載のデータ書き換え装置は、上記記載のデータ書き換え装置であって、前記ファームウエアの書き換えが終了した旨を出力する出力手段を更に備える。
【0017】
また本発明に係る請求項5記載のデータ書き換え装置は、上記記載のデータ書き換え装置であって、ファームウエアを書き換えた後、書き換え後のファームウエアのバージョンに関する情報を外部装置に通知するバージョン通知手段を更に備える。
【0018】
また本発明に係る請求項6記載のデータ書き換え方法は、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに記憶するステップと、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、データ書き換え装置と外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されているファームウエアを書き換えるステップとを備える。
【0019】
また本発明に係る請求項7記載のデータ書き換え方法は、上記記載の方法において、通信終了状態は、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生する。
【0020】
また本発明に係る請求項8記載のデータ書き換えプログラムは、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに記憶する手順、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、データ書き換え装置と外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されているファームウエアを書き換える手順、をコンピュータに実行させる。
【0021】
また本発明に係る請求項9記載のデータ書き換えプログラムは、上記記載のプログラムにおいて、通信終了状態は、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生する。
【0022】
また本発明に係る請求項10記載のデータ書き換えプログラムを記録した記録媒体は、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに記憶する手順、外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、データ書き換え装置と外部機器との通信終了状態を検知したときに、ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されている前記ファームウエアを書き換える手順、をコンピュータに実行させる。
【0023】
また本発明に係る請求項11記載のデータ書き換えプログラムを記録した記録媒体は、上記記載の記録媒体であって、通信終了状態は、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生する。
【0024】
また本発明に係る請求項12記載の外部装置は、上記記載のデータ書き換え装置にファームウエア書き換え用データを送信する外部装置であって、ファームウエア書き換え準備が完了した旨の通知をデータ書き換え装置から受信したときは、データ書き換え装置と外部機器を接続する通信線を取り外すように促す出力を行う指示出力手段を備える。
【0025】
また本発明に係る請求項13記載の外部装置は、上記記載のデータ書き換え装置にファームウエア書き換え用データを送信する外部装置であって、ファームウエアの書き換えが終了した旨の通知をデータ書き換え装置から受信した後、データ書き換え装置のパワーのOFF−ONを検出したときは、データ書き換え装置のファームウエアのバージョンに関する情報を送信するようにデータ書き換え装置に通知する要求手段を備える。
【0026】
【発明の実施の形態】
[構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデータ書き換え装置を用いたデータ書き換えシステムの構成を示す図である。
【0027】
このシステムは、データ書き換え装置である電子カメラ1、外部装置であるPC2、アップデート用ファームウエアデータを格納したデータメモリ3、PC2の周辺装置である表示装置4、及び電子カメラ1とPC2を接続する通信線5で構成されている。
【0028】
そして、電子カメラ1は、CPU10、制御処理部11、バッファメモリ12、表示部13及びフラッシュメモリ14で構成されている。
【0029】
CPU10は、電子カメラ1の動作を統括して制御する。制御処理部11は、電子カメラの動作を制御する機能を有する。バッファメモリ12は、PC2から送信されるファームウエアデータを格納する。表示部13は、電子カメラ1の操作者に対して各種の情報を表示する。フラッシュメモリ14は、電子カメラ1のファームウエアを格納する。
【0030】
制御処理部11には、通信制御部15、書き換え制御部16、通信検知部17、表示処理部18が設けられている。
【0031】
通信制御部15は、電子カメラ1とPC2とのファームウエアデータの通信を制御する。書き換え処理部16は、送信されたファームウエアデータでファームウエアを書き換える。通信検知部17は、通信の接続・切断状態を検知する。表示処理部18は、表示部13に各種の情報を表示する。
【0032】
そして、PC2は、通信制御部21、アップデート管理部22、通信検知部23及び表示処理部24で構成されている。
【0033】
通信制御部21は、電子カメラ1とPC2とのファームウエアデータの通信を制御する。アップデート管理部22は、電子カメラ1に対するファームウエアデータの送信予定/実績を管理する。通信検知部23は、通信の接続・切断状態を検知する。表示処理部24は、表示装置4に各種の情報を表示する。
【0034】
ここで通信線5は、広く情報の送受信に用いられる経路のことで、導電線、光ファイバなどの有線を用いた通信に限られず、光、音波、電波などを用いた無線通信も含まれる。
【0035】
[動作]
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図である。
【0036】
操作者は、電子カメラ1とPC2を通信線5で接続した後、PC2を操作してファームウエアデータの送信動作の開始を指示する。
【0037】
通信制御部21が起動して、電子カメラ1に対してファームウエアデータの送信を開始する旨の通知を送信する(ステップS1)。
【0038】
通信制御部15が起動して受信のための準備処理を行い、準備完了の通知をPC2に対して送信する(ステップT1)。
【0039】
通信制御部21はデータメモリ3からファームウエアデータを取り出して、電子カメラ1に対して送信を開始する(ステップS2)。
【0040】
通信制御部15は受信したファームウエアデータをバッファメモリ12に格納する(ステップT2)。このとき、通信制御部15の通信処理と並行したファームウエアの書き換えは行われないため、通信制御部15の動作が他の処理と競合することはない。そして、通信制御部15は格納が終了した旨をPC2に通知する(ステップT3)。
【0041】
通信制御部21がファームウエアデータの格納終了を受信後、表示処理部24が起動して表示装置4に「送信が終了したので、通信を切断する」ように促す表示を行う(ステップS3)。
【0042】
操作者が、例えば通信線5のコネクタを外すなどして通信を切断すると、通信検知部17がこの通信の切断を検知し、書き換え処理部16を起動する(ステップT4)。
【0043】
書き換え処理部16はバッファメモリ12からファームウエアデータを取り出して、該当するファームウエアを書き換える(ステップT5)。そして、この書き換え中は、表示処理部18が表示部13に「アップデート処理中」を表示する。
【0044】
書き換え処理部16が該当するファームウエアの書き換えを終了したときに、表示処理部18が表示部13に「アップデート終了」を表示する(ステップT6)。尚、この表示の他に、アップデートの終了を示すランプを点灯し、あるいは、音または音声を発生させても良い。
【0045】
[効果]
本実施の形態によれば、電子カメラ1内に、PC2との通信を行う通信用サブルーチンを退避させるための専用メモリを新たに設ける必要がなく、コストを低減することができる。
【0046】
また、通信動作と書き換え動作が競合することがないため、通信時間を短縮できるとともに、通信の異常終了によるPC2のハングアップの発生を大幅に低減させることができる。
【0047】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0048】
[構成]
本第2の実施の形態のデータ書き換え装置は、基本的に図1に示す構成と同様であるため同一部分には同一符号を付してその図示及び説明は省略する。
【0049】
[動作]
図3は、本発明の第2の実施の形態に係るデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図である。第2の実施の形態では、通信の終了方法が第1の実施の形態と異なっている。
【0050】
第1の実施の形態では、操作者が通信線5のコネクタを引き抜くなどして取り外すことで通信を終了していた。第2の実施の形態では、通信線5を物理的に取り扱うことなく通信を終了する。
【0051】
即ち、通信制御部21がファームウエアデータを送信終了後、表示処理部24が起動して表示装置4に「送信が終了したので、通信を終了する」旨の表示を行う(ステップS4)。そして、通信制御部21は、電子カメラ1との通信終了処理を実行する(ステップS5)。
【0052】
この通信終了処理は、通信線5の一部に設けた通信終了信号をONまたはOFFするものであっても良く、また通信の終了を示すメッセージを電子カメラ1に送信するものであっても良い。
【0053】
[効果]
本実施の形態によれば、操作者の動作を必要とすることなくファームウエアのアップデートが行われるため操作性が向上する。
【0054】
続いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0055】
[構成]
図4は、本発明の第3の実施の形態に係るデータ書き換え装置を用いたシステムの構成を示す図である。本実施の形態では、電子カメラ1とPC2との間にHUB6を設け、このHUB6に適宜、電子カメラ1を複数台接続する。
【0056】
[動作]
図5は、本発明に係る第3の実施の形態のデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図である。第3の実施の形態では、アップデートしようとする電子カメラ1は適宜HUB6に接続される。また、アップデートが完了した電子カメラ1は適宜HUB6から取り外される。
【0057】
操作者は電子カメラ1をHUB6の空き端子に接続する(ステップT11)。
【0058】
通信検知部23は、新しく電子カメラ1が接続されたことを検知して、アップデート管理部22に知らせる(ステップS11)。
【0059】
アップデート管理部22は、当該電子カメラ1をアップデートするための待ち行列に登録する(ステップS12)。
【0060】
通信制御部21は、アップデートするべき電子カメラ1を待ち行列を検索して抽出し、当該電子カメラ1に対してファームウエアデータの送信を開始する旨の通知を送信する(ステップS13)。
【0061】
通信制御部15が起動して受信のための準備処理を行い、準備完了の通知をPC2に対して送信する(ステップT12)。
【0062】
通信制御部21はデータメモリ3からファームウエアデータを取り出して、電子カメラ1に対して送信を開始する(ステップS14)。
【0063】
通信制御部15は受信したファームウエアデータをバッファメモリ12に格納する(ステップT13)。このとき、通信制御部15の通信処理と並行したファームウエアの書き換えは行われないため、通信制御部15の動作が他の処理と競合することはない。そして、通信制御部15は格納が終了した旨をPC2に通知する(ステップT14)。
【0064】
通信制御部21がファームウエアデータの格納終了を受信後、電子カメラ1との通信を終了する(ステップS15)。この後、PC2では、別の電子カメラに対するファームウエアデータの送信動作を開始する。
【0065】
通信検知部17がこの通信の終了を検知し、書き換え処理部16を起動する(ステップT15)。
【0066】
書き換え処理部16はバッファメモリからファームウエアデータを取り出して、フラッシュメモリ14中の該当するファームウエアの書き換えを開始する(ステップT16)。そして、この書き換え中は、表示処理部18が表示部13に「アップデート処理中」を表示する。
【0067】
書き換え処理部16が該当するファームウエアの書き換えを終了したときに、表示処理部18が表示部13に「アップデート終了」を表示する(ステップT17)。尚、この表示の他に、アップデートの終了を示すランプを点灯し、あるいは、音または音声を発生させても良い。
【0068】
操作者は、アップデートの完了した電子カメラ1をHUB6から取り外す(ステップT18)。
【0069】
尚、第3の実施の形態の変形例として、ステップT15で、通信検知部17がこの通信の終了を検知したときは、表示処理部18が表示部13にファームウエアデータの受信を終了した旨の表示、ランプ点灯、注意音声発生などを行い、操作者が電子カメラ1をHUB6から取り外したときに、書き換え処理部16が該当するファームウエアの書き換えを開始するように構成しても良い。
【0070】
[効果]
第3の実施の形態によれば、複数の電子カメラ1に対して効率的で、確実にファームウエアのグレードアップを行うことができる。尚、この場合においても、第1の実施の形態の効果を発揮することができる。
【0071】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0072】
[構成]
本第4の実施の形態のデータ書き換え装置は、基本的に図4に示す構成と同様であるため同一部分には同一符号を付してその図示及び説明は省略する。
【0073】
[動作]
図6は、本発明に係る第4の実施の形態のデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図である。第4の実施の形態では、アップデートしようとする電子カメラ1は一括してHUB6に接続する。そして、アップデートが完了した電子カメラ1を一括して取り外す。
【0074】
操作者は電子カメラ1を一括してHUB6の空き端子に接続する(ステップT21)。
【0075】
PC2からアップデート作業の開始が指示されたときは、通信検知部23は、HUB6に接続された複数の電子カメラ1を検知(ステップS21)して、アップデート管理部22に知らせる。アップデート管理部22は、当該電子カメラ1をアップデートするための待ち行列に登録する。
【0076】
通信制御部21は、アップデートするべき電子カメラ1を選定する(ステップS22)。
【0077】
当該電子カメラ1に対してファームウエアデータの送信を開始する旨の通知を送信する(ステップS23)。
【0078】
通信制御部15が起動して受信のための準備処理を行い、準備完了の通知をPC2に対して送信する(ステップT22)。
【0079】
通信制御部21はデータメモリ3からファームウエアデータを取り出して、電子カメラ1に対して送信を開始する(ステップS24)。
【0080】
通信制御部15は受信したファームウエアデータをバッファメモリ12に格納する(ステップT23)。このとき、通信制御部15の通信処理と並行したファームウエアの書き換えは行われないため、通信制御部15の動作が他の処理と競合することはない。そして、通信制御部15は格納が終了した旨をPC2に通知する(ステップT24)。
【0081】
通信制御部21がファームウエアデータの格納完了を受信後、電子カメラ1との通信を終了する(ステップS25)。
【0082】
この後、PC2では、次にアップデートする電子カメラが残っているかどうか調べ(ステップS26)、残っている場合(ステップS26 Yes)はその電子カメラに対するファームウエアデータの送信動作を開始する(ステップS22〜S25)。
【0083】
通信検知部17がこの通信の終了を検知し(ステップT25)、書き換え処理部16を起動する。
【0084】
書き換え処理部16はバッファメモリ12からファームウエアデータを取り出して、フラッシュメモリ14中の該当するファームウエアの書き換えを開始する(ステップT26)。そして、この書き換え中は、表示処理部18が表示部13に「アップデート処理中」を表示する。
【0085】
書き換え処理部16が該当するファームウエアの書き換えを終了したときに、電子カメラ1のパワーをOFFして再度ONとする(ステップT27)。これによって、ファームウエアのバージョンが更新される。尚、このパワーのOFF、ONは、電子カメラ1が自動的に行っても良く、操作者が操作するものであっても良い。
【0086】
通信検知部23が電子カメラ1のパワーのOFF、ONを検知して通信を再接続する(ステップS27)。
【0087】
アップデート管理部22は当該電子カメラ1に対して現在のバージョンを確認する旨の要求コマンドを送信する(ステップS28)。
【0088】
通信制御部15は、アップデートしたバージョンを確認できる情報をPC2に送信する(ステップT28)。
【0089】
アップデート管理部22は送信されたバージョン確認情報からバージョンがアップデートされたことを確認するとともに、全ての電子カメラ1についてのアップデートが完了したかどうかを調べる(ステップS29)。
【0090】
全ての電子カメラについてアップデートが完了したとき(ステップS29 Yes)は、表示処理部24は、アップデートが終了した旨の表示を表示装置4に出力する(ステップS30)。
【0091】
この表示を確認した操作者は、アップデートされた電子カメラ1を一括してHUB6から取り外し、アップデート作業を終了する。
【0092】
[効果]
第4の実施の形態によれば、複数の電子カメラ1に対して効率的で、確実にファームウエアのグレードアップを行うことができる。尚、この場合においても、第1の実施の形態の効果を発揮することができる。
【0093】
以上、本発明に係る各実施の形態を説明したが、各実施の形態で使用されるデータ書き換え装置は電子カメラに限定されるものではなく、ファームウエアを搭載する機器であれば、コンピュータ、携帯端末、携帯電話等の種々の装置であっても良い。
【0094】
尚、上述の各実施の形態で説明した機能は、ハードウエアを用いて構成するに留まらず、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現することもできる。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
【0095】
更に、各機能は図示しない記憶媒体に格納したプログラムをコンピュータに読み込ませることで実現させることもできる。ここで本実施の形態における記憶媒体は、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
【0096】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、機器内に、外部装置との通信を行うための通信サブルーチンを退避するための専用メモリを新たに設けることなく、安価に、安定してファームウエアを書き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ書き換え装置を用いたデータ書き換えシステムの構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るデータ書き換え装置を用いたシステムの構成を示す図。
【図5】本発明の係る第3の実施の形態のデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図。
【図6】本発明に係る第4の実施の形態のデータ書き換え装置の動作を示す概略のフロー図。
【符号の説明】
1…電子カメラ、2…PC、3…データメモリ、4…表示装置、5…通信線、6…HUB、11…制御処理部、12…バッファメモリ、13…表示部、14…フラッシュメモリ、15…通信制御部、16…書き換え処理部、17…通信検知部、18…表示処理部、21…通信制御部、22…アップデート管理部、23…通信検知部、24…表示処理部。
Claims (13)
- ファームウエアを外部機器のデータによって書き換えるデータ書き換え装置であって、
前記外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを記憶する第1のメモリと、
前記ファームウエアを記憶する第2のメモリと、
前記外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、前記外部機器との通信終了状態を検知したときに、前記ファームウエア書き換え用データによって前記第2のメモリに記憶されている前記ファームウエアを書き換える制御手段と
を備えたことを特徴とするデータ書き換え装置。 - 前記通信終了状態は、前記データ書き換え装置と前記外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生することを特徴とする請求項1に記載のデータ書き換え装置。
- 前記ファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送しファームウエア書き換え準備が完了した旨を、前記外部機器に通知する準備完了通知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ書き換え装置。
- 前記ファームウエアの書き換えが終了した旨を出力する出力手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ書き換え装置。
- 前記ファームウエアを書き換えた後、書き換え後のファームウエアのバージョンに関する情報を前記外部装置に通知するバージョン通知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ書き換え装置。
- ファームウエアを外部機器のデータによって書き換えるデータ書き換え方法であって、
前記外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに記憶するステップと、
前記外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、前記データ書き換え装置と前記外部機器との通信終了状態を検知したときに、前記ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されている前記ファームウエアを書き換えるステップと
を備えたことを特徴とするデータ書き換え方法。 - 前記通信終了状態は、前記データ書き換え装置と前記外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生することを特徴とする請求項6に記載のデータ書き換え方法。
- ファームウエアを外部機器のデータによって書き換えるデータ書き換えプログラムであって、
前記外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに記憶する手順、
前記外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、前記データ書き換え装置と前記外部機器との通信終了状態を検知したときに、前記ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されている前記ファームウエアを書き換える手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 前記通信終了状態は、前記データ書き換え装置と前記外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
- ファームウエアを外部機器のデータによって書き換えるデータ書き換えプログラムを記録した記録媒体であって、
前記外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに記憶する手順、
前記外部機器から送信されるファームウエア書き換え用データを第1のメモリに転送後、前記データ書き換え装置と前記外部機器との通信終了状態を検知したときに、前記ファームウエア書き換え用データによって第2のメモリに記憶されている前記ファームウエアを書き換える手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。 - 前記通信終了状態は、前記データ書き換え装置と前記外部機器を接続する通信線が取り外されることによって発生することを特徴とする請求項10に記載のプログラムを記録した記録媒体。
- 請求項1乃至5の内いずれか1項に記載のデータ書き換え装置にファームウエア書き換え用データを送信する外部装置であって、
前記ファームウエア書き換え準備が完了した旨の通知を前記データ書き換え装置から受信したときは、前記データ書き換え装置と前記外部機器を接続する通信線を取り外すように促す出力を行う指示出力手段を備えたことを特徴とする外部装置。 - 請求項1乃至5の内いずれか1項に記載のデータ書き換え装置にファームウエア書き換え用データを送信する外部装置であって、
前記ファームウエアの書き換えが終了した旨の通知を前記データ書き換え装置から受信した後、前記データ書き換え装置のパワーのOFF−ONを検出したときは、前記データ書き換え装置のファームウエアのバージョンに関する情報を送信するように前記データ書き換え装置に通知する要求手段を備えたことを特徴とする外部装置。
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