JP3147704B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3147704B2
JP3147704B2 JP06808295A JP6808295A JP3147704B2 JP 3147704 B2 JP3147704 B2 JP 3147704B2 JP 06808295 A JP06808295 A JP 06808295A JP 6808295 A JP6808295 A JP 6808295A JP 3147704 B2 JP3147704 B2 JP 3147704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ等の外部情報処理装置と接続することのできるファク
シミリ装置に関し、より詳しくは、通常ファクシミリ装
置に備えているスキャナから読取った画像データを外部
情報処理装置に伝送して、当該外部情報処理装置にて画
像データの加工等を実行できるようにしたファクシミリ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファクシミリ装置には、他の
ファクシミリ装置と電話回線等の通信回線を通じて信号
を送信・受信するための通信部(電話部)と、送信すべ
き文字や画等の画像データを読み込むためのスキャナ
と、受信した画像データを記録紙等に記録してハードコ
ピーとして出力するためのレーザプリンタ等のプリンタ
とを備えているのが一般的である。
【0003】最近では、ファクシミリ装置に、パーソナ
ルコンピュータ(以下、パソコンという)と信号(デー
タ)を入出力できるインターフェイス(I/Oポート)
を設けておき、パソコンとファクシミリ装置のインター
フェイスとをケーブルで接続し、パソコン側で入力した
画像データをファクシミリ装置に一旦伝送して、該ファ
クシミリ装置から電話回線等を介して他のファクシミリ
装置(以下、相手装置という)に送信したり、逆に相手
装置から受信した画像データをモードの選択によりファ
クシミリ装置を介してパソコン内のメモリ部に蓄積する
というものが出現した。
【0004】さらに、このようなファクシミリ装置とパ
ソコンとの接続により、ファクシミリ装置のスキャナに
て読み取った原稿の画像データを、一旦パソコンに伝送
して、当該パソコンにて前記画像データ(文章等)を加
筆修正し、その加工後の画像データをファクシミリ装置
を介して相手装置に送信するという利用法も考えられて
いる。
【0005】このような場合、従来の技術では、ファク
シミリ装置におけるスキャナで複数枚の原稿を順次読取
り、その読み取られた画像データを次々パソコン側に送
出している最中に、後続する原稿(以下、次原稿とい
う)に紙送り不良(所謂紙送りジャム)が発生した場
合、通常の原稿送りエラー処理として、紙送り操作を停
止するだけでなく、前記のエラー発生の信号によりパソ
コン側に送るべき画像データの送出作業も中止してい
る。従って、パソコン側では画像データの受領不良とし
て処理するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような場合、既にスキャナにて読取った原稿の画像デー
タは、前記の紙送りエラーと何ら関係がなく、正常であ
ることが多いにも拘らず、パソコンへの画像データの送
出を中断してしまうから、前記正常な原稿の読取り作業
をやり直す必要がある等、スキャナ読取り作業の無駄及
び画像データ処理の無駄が多くなり、原稿読取り処理及
び画像データの送出処理時間ロスのため作業効率が悪化
するという問題があった。
【0007】本発明は、前記の問題点を解決すべくなさ
れたものであり、ファクシミリ装置とパソコンとを接続
した場合において、原稿読取り及び画像データの送出処
理等の作業効率を向上させたファクシミリ装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のファクシミリ装置は、外部
情報処理装置と接続することができるI/Oポートを備
えたファクシミリ装置であって、原稿を読取る原稿読取
装置と、原稿読取装置にて読取った画像データを一時的
に格納する読取データ記憶手段と、読取データ記憶手段
に記憶された画像データを外部情報処理装置に送出する
送出手段と、原稿読取装置による読取りエラーを検出す
る検出手段と、検出手段により読取りエラーが検出され
たとき、既に読取ったエラーのない画像データを外部情
報処理装置に送出する処理が終了するまで、検出手段に
より検出された読取りエラーに対するエラー処理を実行
しないように制御する制御手段とを備えたものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明のファクシミ
リ装置は、請求項1に記載のファクシミリ装置の構成の
他に、前記検出手段により検出されたエラー状態を記憶
するエラー状態記憶手段を備え、前記原稿読取装置にて
読取った画像データは、前記読取データ記憶手段に1ペ
ージ単位で格納され、前記制御手段は、前記検出手段に
より読取りエラーが検出されたとき、当該1ページより
も前に読取ったページの画像データを前記外部情報処理
装置に送出し終わった後、前記エラー状態記憶手段に記
憶されたエラー状態に応じたエラー処理を実行するよう
に制御するものである。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明のファクシ
ミリ装置は、外部情報処理装置と接続することができる
I/Oポートを備えたファクシミリ装置において、原稿
を読取るスキャナと、該スキャナを通過すべき原稿の送
りエラーを感知する検出器と、エラー状態を記憶するス
テータスレジスタと、スキャナにて読み取った画像デー
タを一旦蓄積する読取りバッファと、読取りバッファ内
のデータを符号化して外部情報処理装置に送出するため
の送出バッファと、スキャナに給送される原稿の送りエ
ラーが発生したと判断したとき、既に読取った原稿に関
する画像データを外部情報処理装置に送出するデータ処
理終了まで、前記送りエラーに対するエラー処理を実行
しないように制御する制御手段を設けたものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1はファクシミリ装置1及びパソコン2の斜
視図、図2はファクシミリ装置の断面図、図3は機能ブ
ロック図である。図1及び図3に示すように、本発明の
ファクシミリ装置(FAX装置)1(ここでは便宜上発
呼側という)は、入出力ポート(I/Oポート)3及び
ケーブル4を介してパソコン2に接続されている。
【0012】この発呼側のファクシミリ装置1は、回線
制御を行うためのネットワーク・コントローラユニット
(NCU)5を介して、電話回線等の外部回線6aに接
続され、この外部回線6aは発呼側の交換機7と電話回
線等の外部回線6b、被呼側の交換機8、電話回線等の
外部回線6cを介して被呼側のファクシミリ装置9に接
続される。
【0013】ファクシミリ装置1の中核となるCPU1
0はバスラインを介して以下の装置各部と接続され、所
定の通信制御手順に従って装置各部を制御してファクシ
ミリ動作、つまりデータ通信を実行するものである。モ
デム11は、デジタル信号としての画像情報をアナログ
信号に変調し、NCU5を介して外部回線6aに伝送
し、または、外部回線6aを介してNCU5から送られ
た画像情報としてのアナログ信号をデジタル信号に復調
すると共に伝送制御用の各種信号を送受信するものであ
る。
【0014】バッファメモリ12は、被呼側の電話番号
及び名称等のデータや発呼側のファクシミリ装置1の名
称登録の有無、送信結果レポート出力の有無等の各種設
定情報のデータを一時的に格納するための領域を備え、
また、被呼側のファクシミリ装置9との間で送受信され
る符号化された画像データを一時的に格納するための送
信データバッファ領域12aや、受信データバッファ領
域12b等の複数の領域を有している。
【0015】読み出し専用メモリ(ROM)13は制御
プログラムを格納している。EEPROM(不揮発性メ
モリ)14は、被呼側(相手先)のダイヤル番号(電話
番号)及び相手先名称とワンタッチ番号とのデータ等の
各種設定情報を記憶させる。このEEPROM(不揮発
性メモリ)14は、ファクシミリ装置1の電源をOFF
したとしても内容が消去しないものである。随時読み書
き可能メモリ(RAM)15には、動作実行時の各種デ
ータを一時的に記憶させるものである。
【0016】実施例におけるプリンタ18は、受信した
画像データ等を記録紙にハードコピーとして記録するも
のであり、図2に示すように、ファクシミリ装置1の本
体1aの後部に差し込む給紙カセット22内の記録紙2
3を、給紙部の半月状の給紙ローラ24等にて、記録部
における感光体ドラム25に向かって給紙する。光走査
ユニット26から照射するレーザ光の走査にて感光体ド
ラム25に潜像を形成し、トナーカートリッジ27及び
現像装置28から供給されるトナーを用いて前記潜像を
現像し、記録紙23に転写し、加熱ローラと加圧ローラ
とからなる定着装置29を通過させてトナー像を定着さ
せ、排紙トレイ30に送り出すという静電電子写真記録
方式である。
【0017】なお、プリンタ18としてサーマルヘッド
にて感熱紙に画像を印字するサーマルプリンタ方式等を
採用することもできる。また、受信された画像データ及
び記録のためのドットデータは画像メモリ19にて記憶
するものであり、ダイナミックRAM(DRAM)を用
いることが多い。図2に示すように、原稿32の画像を
読取るための原稿読取手段としてのスキャナ16におい
ては、前記プリンタ18より本体1aの上部側に配置さ
れた原稿置きテーブル31上に複数枚重ねられた原稿3
2は、分離体33と第1搬送ローラ34とにより、一枚
ずつに分離されて第2搬送ローラ対35の方向に送られ
る。この第2搬送ローラ対35から排紙ローラ36へ通
過する原稿32の表面(実施例では下面)は、その間に
配置された読取り部37にて、光源部38からの光を照
射され、反射光はレンズ系や反射系を介してラインイメ
ージセンサ等の読取りヘッド39に入り、読取りヘッド
39にて原稿32の1ページごとの画像データが得られ
る。
【0018】この場合、後述する原稿送りが不良である
か否かを感知するための本発明の検出手段、いわゆる紙
送りジャム検出用のフロントセンサ40は、原稿置きテ
ーブル31と第1搬送ローラ34との間に配置され、リ
ヤセンサ41は第2搬送ローラ対35と読取り部37と
の間に配置されている。また、スキャナ16にて読取っ
た画像データを送信するために符号化部17にて符号化
し、前記送信データバッファ領域12aにて一時蓄積し
たのち、伝送する。この場合、ファクシミリ信号の冗長
度を圧縮(抑圧)する方式(冗長度抑圧符号化方式)と
しては、ファクシミリ信号の白信号あるいは黒信号の継
続する長さ、すなわちランレングスの統計的性質に着目
して符号化する方法(Modified READ ,MR方式) が採用
される。
【0019】ファクシミリ装置1における通常の受信動
作(リアルタイムで記録を実行する)では、ファクシミ
リ装置1,9間で所定の通信制御手順による信号の授受
を行ってから、送信画像情報を受信し、受信データバッ
ファ領域12bにて画像データとして一旦記憶する。こ
の画像データを復号化部20にて復号化(伸長)し、そ
れを画像メモリ19のビットイメージ記憶エリアに1ペ
ージ単位での格納のためにドットイメージに展開して書
き込む。そして、所定の解像度によりビット展開し、こ
れをプリンタ18に送って1ページ単位で画像化(印
刷)するものである。
【0020】代行受信時には、受信した画像データを一
旦画像メモリ19に圧縮データとして格納しておき、記
録時(記録紙出力時)に、同画像メモリ19の残りの領
域に前記同様の解像度を選択してビット展開する。ま
た、直接送信時には、スキャナ16で送信用の原稿32
を読み取り、符号化部17で符号化してから送信する。
メモリ送信時には、スキャナ16で送信用の原稿32を
読み取って符号化したデータを画像メモリ19に一旦格
納し、その後順次自動的に送信するか、または指定時刻
に送信する。時刻指定送信は、被呼側ファクシミリ装置
との間で時差があるときやグループ送信(同一原稿を複
数の相手先に送信)する場合に便利である。なお、パソ
コンに入力された画像データは、符号化したデータであ
るので、このデータは前述の発呼側ファクシミリ装置1
の画像メモリ19に一旦格納した後、送信することがで
きる。
【0021】ファクシミリ装置1に設けた操作部42に
は、当該ファクシミリ装置の動作状態や、相手先名称等
の登録用文字を表示するための液晶表示部等の表示部4
3を備えると共にオペレーターが各種の操作を実行する
ためのテンキー44、ファンクションキー45、ワンタ
ッチ登録キー46、短縮キー47等を備えている(図1
参照)。
【0022】図4はパソコン2の機能ブロック図を示
し、パソコン2は、マイクロプロセッサ等を含むCPU
50と、制御プログラム等を記憶させたROM51と、
各種データを記憶させるRAM52と、入出力ポート
(インターフェイス)53とから構成され、入力部とし
てのキーボード54及びマウス55と、出力部としての
ディスプレイ56及びプリンタ57と、入力出力装置と
してのファクシミリ装置1及びハードディスク装置等の
外部記憶装置58等と接続される。
【0023】次に、ファクシミリ装置1とパソコン2と
を接続し、ファクシミリ装置1のスキャナ16にて読取
った原稿32の画像データを、一旦パソコン2に伝送し
て、当該パソコン2にて前記画像データ(文章等)を加
筆修正し、その加工後の画像データをファクシミリ装置
1を介して相手装置に送信するという利用法に際して、
スキャナ16で複数枚の原稿を順次読取り、その読取ら
れた画像データを次々パソコン2側に送出している最中
に、紙送りジャム等の読取りエラーが発生した場合の処
理について説明する。
【0024】図5は前記スキャナ16における制御部の
機能ブロック図を示し、スキャナ16全体の作動を制御
するための制御部(CPU)10と、紙送りジャム等の
処理等の制御プログラムを格納したROM13と、スキ
ャナの読取り解像度等の各種データを記憶するためのR
AM15と、スキャナ16の読取りヘッド39にて読取
った原稿32の画像データを一旦格納する読取りバッフ
ァメモリ62と、読取りバッファメモリ62から読出し
た画像データを符号化して格納する送出バッファメモリ
63とを備え、パソコン2側からの割り込み要求コマン
ドにより、前記送出バッファメモリ63内の画像データ
をパソコン2内に取り込むことができる。
【0025】なお、前記スキャナ16にて原稿32を読
取りしているとき、紙送りジャム等の種々の読取りエラ
ーが発生した場合に、そのエラー状態を記憶するための
エラーステータスレジスタ64を備えていると共に、送
出バッファメモリ63からパソコン2に前記原稿32の
1ページ分毎の画像データを送出するのに必要な時間等
を予め設定するためのタイマ65を備えている。また、
第1搬送ローラ34、第2搬送ローラ対35及び排紙ロ
ーラ36を駆動する駆動モータ66もCPU10に接続
されている。
【0026】図6は、パソコン2側からの指令によるス
キャナ16における原稿読取り等の処理のメインフロー
チャートを示し、処理開始すると、パソコン2から読取
解像度の指令が送られ、ファクシミリ装置1におけるR
AM15に所定の解像度の値を格納してセットする(S
1)。次いで、エラーステータスレジスタ64のメモリ
領域(引き込み原稿ジャムフラグF1、それ以外のエラ
ーフラグFo)をクリアして、今まで記憶していた内容
を消去する(S2)。なお、ここで、消去とは、引き込
みジャムフラグF1=0、それ以外のエラーフラグFo
=0とすることをいう。
【0027】次いで、パソコン2側からの画像取り込み
の指令コマンドを受けたか否か、即ち、パソコン2側で
画像取り込みの準備が整ったか否かを判断する(S
3)。画像取り込みの準備OKの場合(S3:yes )、
駆動モータ66により原稿送りを開始し(S4)、図7
のフローチャートに示す1ページスキャナ処理を実行し
(S5)、次の原稿32(引き込み原稿)の有無をフロ
ントセンサ40のONまたはOFFにて判別し(S
6)、引き込み原稿32が無ければ(スキャナ6:n
o)、スキャナ処理を終了する。引き込み原稿32が有
る場合(S6:yes )には、前記のS3に戻って同様の
処理を繰り返す。
【0028】次に、図7の1ページスキャナ処理のサブ
ルーチンフローチャートについて説明すると、処理開始
により、1ページの原稿32の読取り動作をスタートさ
せ、読取った画像データを読取りバッファメモリ62に
格納する(S11)。次いで、パソコン2への読取り画
像データの送出のための割り込みをスタートさせる、即
ち、送出バッファメモリ63のデータをパソコン2に送
出する割り込み処理をスタートさせる(S12)。前記
読取りバッファメモリ62から読出した原稿1ページ分
の画像データを符号化して送出バッファメモリ63に格
納する(S13)。
【0029】次に、スキャナ16の装置エラーが発生し
たか否かを判断する(S14)ここで、装置エラーとし
ては、後述する原稿の紙送りのジャムの他、本体1aに
けるスキャナ16部分のカバー体をオペレーターが開い
たときにファクシミリ装置の作動を停止させるためのス
イッチが作動する等のエラーを含む。次に、装置エラー
が発生したとすると(S14:yes )、そのエラーが引
き込み原稿ジャム等の読取りエラーが発生したか、それ
以外のエラーが発生したかを判断する(S15)。
【0030】ここで、スキャナ16の読取り部37に対
して搬送する原稿32の紙送りジャムの感知について説
明すると、通常、原稿32の先端(搬送方向先端)がフ
ロントセンサ40をONしていれば、第1搬送ローラ3
4により読取り部37まで送られる。そして、読み取り
開始により、第2搬送ローラ対35、排紙ローラ36が
駆動し、リヤセンサ41がOFFして一定パルス数だけ
原稿32を送ると、次の原稿の先端を読取り部37方向
に搬送するという作動を繰り返す。
【0031】原稿32を第1搬送ローラ34で読取り
部37方向に搬送するが、リヤセンサ41がONしない
場合、及び原稿32を第1搬送ローラ34で読取り部
37方向に搬送するが、リヤセンサ41がONする前に
フロントセンサ40がOFFとなった場合には、引き込
み原稿32に対するジャムとする。読取り動作中にリ
ヤセンサ41が長い時間OFFしない場合には読取り中
の原稿32に対するジャムとする。
【0032】引き込み原稿ジャム等の読取りエラー以外
の装置エラーが発生した場合(S15:no)、前記エラ
ーフラグFo=1にセットし(S16)、パソコン2に
エラー発生の信号を送ると(S17)、パソコン2側で
は画像データの取り込み作業を中断する。引き込み原稿
ジャム等の読取りエラー以外のエラー、例えばスキャナ
16部分のカバー体を不用意に開いた場合、読取りヘッ
ド39自体の故障の場合や白レベルチェック異常の場
合、パソコン2に送るべき画像データが不完全となるか
らである。
【0033】引き込み原稿ジャムが発生した場合(S1
5:yes )であっても、とりあえず引き込みジャムフラ
グF1=1にセットした後(S18)、1ページ分の画
像データの送出を実行する(S19)。また、装置エラ
ーが発生しなかった場合(S14:no)も、1ページ分
の画像データの送出を実行する(S19)。そして、1
ページデータ送出が終了すれば(S19,yes )、前記
引き込みジャムフラグF1=1であるか否かを判断し
(S20)、F1=1であるときには(S20:yes
)、エラー処理を実行して(S21)後、処理を終了
させる。ここで、エラー処理とは、第1搬送ローラ34
を停止すると共に、紙送りジャム発生をブザーでオペレ
ーターに報知すること等をいう。また、読取バッファメ
モリ62から画像データを送出バッファメモリ63に順
次蓄積する工程に対して、S11の読取り画像データを
読取バッファメモリ62に順次蓄積する工程と、送出バ
ッファメモリ63から画像データをパソコン2に送出す
る工程とを割り込み処理しながら並行的に処理される。
【0034】このように、スキャナ16にて複数枚の原
稿32を順次搬送しながら読取る作業を実行していると
き、引き込み原稿32の紙送りジャム等の読取りエラー
が発生したとしても、そのとき既に前の原稿32(先行
する原稿)の読取り作業が完了していれば、当該先行す
る原稿の画像データは完全なものであるから、この画像
データをパソコン2側に送出完了して後、紙送りジャム
発生によるエラー処理を実行すると、前記先行する原稿
の再度の読取り作業を実行しなくて良いし、パソコン2
側への画像データの送出処理の無駄も無くなり、原稿読
取り処理及び画像データの送出処理時間ロスを無くして
作業効率を向上させることができる。
【0035】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
記載の発明のファクシミリ装置は、外部情報処理装置
接続することができるI/Oポートを備えたファクシミ
リ装置であって、原稿を読取る原稿読取装置と、原稿読
取装置にて読取った画像データを一時的に格納する読取
データ記憶手段と、読取データ記憶手段に記憶された画
像データを外部情報処理装置に送出する送出手段と、原
稿読取装置による読取りエラーを検出する検出手段と、
検出手段により読取りエラーが検出されたとき、既に読
取ったエラーのない画像データを外部情報処理装置に送
出する処理が終了するまで、検出手段により検出された
読取りエラーに対するエラー処理を実行しないように制
御する制御手段とを備えたものである。
【0036】従って、原稿読取装置にて読取った画像デ
ータは、逐一読取データ記憶手段に一時的に格納された
のち、外部情報処理装置に送出される。その場合、原稿
を読取り中に、検出手段にて読取りエラーを検出したと
しても、既に読取ったエラーのない画像データを外部情
報処理装置に送出する処理が終了してから後、前記エラ
ーに対するエラー処理を実行するので、前記正常な画像
データに対する原稿を再度読取る必要がなく、原稿読取
り作業の効率及びその後の画像処理作業を向上させるこ
とができるという効果を奏する。
【0037】また、請求項2に記載の発明のファクシミ
リ装置は、請求項に記載のファクシミリ装置の構成の
他に、前記検出手段により検出されたエラー状態を記憶
するエラー状態記憶手段を備え、前記原稿読取装置にて
読取った画像データは、前記読取データ記憶手段に1ペ
ージ単位で格納され、前記制御手段は、前記検出手段に
より読取りエラーが検出されたとき、当該1ページより
も前に読取ったページの画像データを前記外部情報処理
装置に送出し終わった後、前記エラー状態記憶手段に記
憶されたエラー状態に応じたエラー処理を実行するよう
に制御するものである。
【0038】検出手段にて検出するエラーには、原稿読
取装置に原稿を引込むときに発生するジャム等の紙送り
ジャムや読取り不良、等種々のエラーがあるので、その
エラーの種類、即ちエラー状態をエラー状態記憶手段に
て記憶させておく。他方、原稿の読取り処理及び、その
画像データの記憶を原稿1ページ単位で実行するので、
原稿を読取り中に読取りエラーが検出されたと判断した
ときには、当該1ページよりも前に読取ったページの画
像データは正常であるのだから、その画像データを前記
外部情報処理装置に送出し終わった後に、エラー状態に
応じたエラー処理を実行することで、正常な画像データ
に対する原稿の再度の読取り作業を実行しなくて済み、
且つエラーに対する処理も確実に行えるのである。
【0039】さらに、請求項3記載の発明のファクシミ
リ装置は、外部情報処理装置と接続することができるI
/Oポートを備えたファクシミリ装置において、原稿を
読取るスキャナと、該スキャナを通過すべき原稿の送り
エラーを感知する検出器と、エラー状態を記憶するステ
ータスレジスタと、スキャナにて読取った画像データを
一旦蓄積する読取りバッファと、読取りバッファ内のデ
ータを符号化して外部情報処理装置に送出するための送
出バッファと、スキャナに給送される原稿の送りエラー
が発生したと判断したとき、既に読取った原稿に関する
画像データを外部情報処理装置に送出するデータ処理終
了まで、前記送りエラーに対するエラー処理を実行しな
いように制御する制御手段とを設けたものである。
【0040】従って、複数枚の原稿を順次読取る作業中
にスキャナの読取り部まで到達していない原稿のジャム
による送りエラーが発生しても、先行して読取り部を通
過し、既に読取った原稿に関する画像データについて
は、外部情報処理装置に送出させておくので、その後に
原稿の送りエラー処理を実行したとしても、前記先行す
る原稿の読み取り作業や画像データの処理を再度行う必
要がなく、スキャナによる前記両作業の効率を向上させ
ることができるという顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置及びパソコンの斜視図であ
る。
【図2】ファクシミリ装置の概略断面図である。
【図3】ファクシミリ装置の機能ブロック図である。
【図4】パソコンの機能ブロック図である。
【図5】スキャナの制御機能ブロック図である。
【図6】スキャナ処理のメインフローチャートである。
【図7】1ページスキャナ処理のサブルーチンフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 パソコン 10,30 CPU 11 モデム 12 バッファメモリ 12a, 送信データバッファ 12b 受信データバッファ 13,51 ROM 14 EEPROM 15,52 RAM 16 スキャナ 40 フロントセンサ 41 リヤセンサ 62 読取りバッファメモリ 63 送出バッファメモリ 64 エラーステータスレジスタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部情報処理装置と接続することができ
    るI/Oポートを備えたファクシミリ装置において、 原稿を読取る原稿読取装置と、 前記原稿読取装置にて読取った画像データを一時的に格
    納する読取データ記憶手段と、 前記読取データ記憶手段に記憶された画像データを前記
    外部情報処理装置に送出する送出手段と、 前記原稿読取装置による読取りエラーを検出する検出手
    段と、 前記検出手段により読取りエラーが検出されたとき、既
    に読取ったエラーのない画像データを前記外部情報処理
    装置に送出する処理が終了するまで、検出手段により検
    出された読取りエラーに対するエラー処理を実行しない
    ように制御する制御手段とを備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段により検出されたエラー状
    態を記憶するエラー状態記憶手段をさらに備え、 前記原稿読取装置にて読取った画像データは、前記読取
    データ記憶手段に1ページ単位で格納され、 前記制御手段は、前記検出手段により読取りエラーが検
    出されたとき、当該ページよりも前に読取ったページの
    画像データを前記外部情報処理装置に送出し終わった
    後、前記エラー状態記憶手段に記憶されたエラー状態に
    応じたエラー処理を実行するように制御することを特徴
    とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 外部情報処理装置と接続することができ
    るI/Oポートを備えたファクシミリ装置において、 原稿を読取るスキャナと、 該スキャナを通過すべき原稿の送りエラーを感知する検
    出器と、 エラー状態を記憶するステータスレジスタと、 前記スキャナにて読取った画像データを一旦蓄積する読
    取りバッファと、 前記読取りバッファ内のデータを符号化して外部情報処
    理装置に送出するための送出バッファと、 前記スキャナに給送される原稿の送りエラーが発生した
    と判断したとき、既に読取った原稿に関する画像データ
    を外部情報処理装置に送出するデータ処理終了まで、前
    記送りエラーに対するエラー処理を実行しないように制
    御する制御手段とを設けたことを特徴とするファクシミ
    リ装置。
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