JP3997680B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は画像形成装置に関し、特に原稿から画像データを読取り、読取られた画像データを記憶し、記憶された画像データを読出して何回もプリントすることができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より原稿から画像データを読取り、読取られた画像データを一旦記憶することができる画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機など)が知られている。
【0003】
このような画像形成装置では、画像データの読取動作と読取られた画像データのプリント動作とを独立して行なうことができる。また一旦プリントを行なった後に記憶された画像データを再び読出してプリントすることができる。このため、同じ画像データを何度も読取らせることが不要となる。このように既に記憶されている画像データを再度読出し、プリントを行なう動作はメモリリコールと呼ばれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のメモリリコール機能を有する画像形成装置において、自動用紙選択機能を有するものが知られている。これはたとえば再利用紙、普通紙などの優先順位で用紙を自動的に選択し、プリントを行なう機能である。
【0005】
従来の技術において、普通紙によりプリントを行なっていた場合を想定する。ここで普通紙の用紙がなくなり、ユーザが用紙を補給した後にメモリリコールを行なうと、優先順位の高い再利用紙が選択されてしまうことがある。このようにプリントの途中で用紙が変わってしまうと見栄えが悪いという問題がある。
【0006】
この発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、記憶された原稿画像を読出し、プリントすることができる画像形成装置の使い勝手をよくすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像形成装置は、原稿画像を読取る読取手段と、読取られた原稿画像を記憶する第1記憶手段と、記憶された原稿画像をユーザからの指示に応じて読出し、プリントするプリント手段と、プリント手段におけるプリントの処理結果としてプリント用紙の属性およびプリントされた原稿画像に関する情報を記憶しておく第2記憶手段と、各給紙口に対応してプリント用紙の属性をセットするための入力手段と、記憶されたプリント用紙の属性と、各給紙口に対応してセットされたプリント用紙の属性とに基づいて、第1記憶手段に記憶されている原稿画像を再度プリントする2回目以降のプリント処理に用いる給紙口を選択する給紙口選択手段とを備える。
【0008】
好ましくは給紙口選択手段は、記憶されたプリント用紙の属性が一致する給紙口を選択する
好ましくは画像形成装置は、記憶されたプリント用紙の属性が一致する給紙口がないときに警告を発する。
【0009】
好ましくは給紙口の選択には優先順位が予め設定されている。
これらの発明に従うと、プリント手段におけるプリントの処理結果として少なくともプリント用紙の属性が記憶され、記憶されたプリント用紙の属性に基づいて、2回目以降のプリント処理に用いる給紙口が選択されるため、記憶された原稿画像を読出しプリントすることができる画像形成装置の使い勝手をよくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態におけるデジタル複写機の構成を示す図である。図を参照して、デジタル複写機は自動原稿送り装置(以下ADFという)500によってプラテンガラス18上に原稿を1枚ずつ搬送する。デジタル複写機はプラテンガラス18上の原稿の画像を読取り、読取られた画像データに基づいてレーザビーム走査光学系60を駆動し、感光体ドラム71上に静電潜像を形成する。デジタル複写機はこの静電潜像を現像する。
【0011】
デジタル複写機は、原稿画像を読取って画像データに変換する読取系10と、読取系10から送信される画像データを処理する画像データ処理ユニット20と、メモリユニット部30と、メモリユニット部30から送信される印字データに基づいて光学系60を駆動する印字処理ユニット40と、半導体レーザ62から放射されたレーザビームを感光体ドラム71上に照射する光学系60と、感光体ドラム71上に形成された静電潜像の現像および転写を行なう作像系70と、シート搬送系80と、原稿を搬送し両面原稿の場合はその表裏を反転する機能を備えた開閉可能なADF500とを含む。センサSE7はADF500の開閉を検出する。センサSE6は原稿がADF500にセットされたことを検出する。
【0012】
そして、読取系10と、画像データ処理ユニット20と、メモリユニット部30とによって読取装置IRが構成されている。また印字処理ユニット40と、光学系60と、作像系70と、シート搬送系80とによってプリンタ装置PRTが構成されている。
【0013】
読取系10は、プラテンガラス18の下方を移動するスキャナ19に組付けられた露光ランプ11およびミラー12と、第2および第3ミラー13a,13bと、集光用のレンズ14と、CCDアレイなどを用いた光電変換素子16と、スキャンモータM2などとから構成されている。
【0014】
メモリユニット部30へは、画像データ処理ユニット20または外部インターフェイス31を介して画像データが入力される。
【0015】
印字処理ユニット40は、印字データに基づいて主走査方向に1ラインずつ光学系60を駆動する。
【0016】
光学系60は、印字処理ユニット40によって変調(オン/オフ)制御される半導体レーザ62と、この半導体レーザ62から放射されたレーザビームを偏向走査するポリゴンミラー65と、偏向されたレーザビームの歪曲収差などを補正するfθレンズ69と、レーザビームを感光体ドラムに導くミラー67a,67bとで構成されている。
【0017】
作像系70は、矢印方向に回転させる感光体ドラム71の周囲に回転方向に沿って帯電チャージャ72と、現像機73と、転写チャージャ75と、残留トナーのクリーナ76とを配置したものである。なお、作像系70による作像プロセスは周知であるため、その説明は省略する。
【0018】
シート搬送系80は、シートを積層収容した2つの自動給紙カセットと、シートを1枚ずつ給紙するためのローラ82a,82bと、シート搬送通路83と、タイミングローラ84と、搬送ベルト85と、トナー定着器86と、排出ローラ87と、排紙トレイ88とで構成されている。このシート搬送系80および感光体ドラム71はメインモータM1によって駆動される。また、シート搬送通路の要所にはシート検出センサが設置されている。また、シート搬送系80には、ユーザの手差しで給紙を行なう手差し給紙口89が設けられている。
【0019】
図に示されるように本実施の形態におけるデジタル複写機は給紙カセット2つおよび手差し給紙口1つの合計3つの給紙口を有する。
【0020】
ADF500は、原稿トレイ501と、ピックアップローラ502と、捌きローラ503と、捌きパッド504と、レジスタローラ505と、搬送ベルト506と、反転ローラ507と、排紙トレイ508とによって構成されている。トレイ501上に載置された原稿は、最下層のものから1枚ずつプラテンガラス18上に搬送される。搬送された原稿はプラテンガラス18上で停止され、読取系10によってその画像データが読取られる。読取終了後、原稿は反転ローラ507の周囲を1回転してプラテンガラス18上にへ戻される。そのため、搬送ベルト506は正逆転可能とされている。また、原稿はプラテンガラス18へ送り込まれる直前でセンサSE5によってそのサイズを検出される。
【0021】
以上のような構成からなる複写機は、通常のモードでは1枚の原稿の画像を読取って、その画像データに必要な補正を加えて印字データを生成し、この印字データを光学系60で出力し、1枚のシート上に画像を形成する。
【0022】
図2は図1のデジタル複写機の備える操作パネル90の平面図である。図を参照して操作パネル90には、液晶タッチパネル91と、テンキー92と、セットされた数値を初期値に戻すためのクリアキー93と、割込コピーを実行するための割込キー94と、コピースタートキー95と、メモリリコールモードのオン/オフを設定するメモリリコールモードオン/オフキー97と、メモリリコールモードがオンであることを示すためのメモリリコールモードオン表示LED98と、メモリリコールを実行するためのメモリリコールキー99と各給紙口の属性をセットするための属性セットキー100とが設けられている。
【0023】
ここにメモリリコールモードとは、読取装置IRで読取られた画像データをそのプリント後も符号メモリに記憶させておき、必要な時点で再度その画像データを読出しプリントすることを可能とするモードである。メモリリコールモードがオンの状態であるときには、読取装置IRで読取られた画像データは自動的に符号メモリに保存される。そして、メモリリコールキー99をユーザが押下することにより、符号メモリに記憶された画像データの一覧が表示され、ユーザはその中からプリントさせたい画像データ(メモリリコールさせたい画像データ)を選択することができる。
【0024】
一方メモリリコールモードがオフの状態であるときには、読取装置IRで読取られた画像データはプリンタ装置PRTによるプリント後に符号メモリから自動的に削除される。
【0025】
なお、デジタル複写機の備えるコピーモードはデジタル複写機の電源を投入した初期状態においては通常モードに設定される。この通常モードにおいては、メモリリコールモードはオンである。したがって、初期状態においてはメモリリコールモードオン表示LED98は点灯している。そしてユーザがメモリリコールモードオン/オフキー97を押下すると、メモリリコールモードオン表示LED98は消灯し、メモリリコールモードがオフとなる。
【0026】
図3および図4は図1のデジタル複写機の備える制御部の全体構成を示すブロック図である。図を参照して制御部は6個のCPU101〜105および107を中心として構成され、各CPU101〜105および107にはそれぞれ必要なプログラムを格納したROM111〜115および117と、プログラム実行時のワークエリアとなるRAM121〜125および127が設けられている。
【0027】
CPU101は、操作パネル90の各種操作キーからの信号の入力および液晶タッチパネル91への表示に関する制御を行なう。CPU102は、画像データ処理ユニット20の各部の制御を行なう。CPU103は、読取系10の駆動制御を行なう。
【0028】
CPU104は、印字処理ユニット40と、光学系60と、作像系70と、シート搬送系80の制御を行なう。各部に設けられたシート検出センサからの検出信号はI/Oを介してCPU104に入力される。
【0029】
CPU105は制御部の全体的なタイミング調整や動作モード設定のための制御を行なう。CPU106はメモリユニット部30に含まれ、、メモリユニット部30を制御することによって、画像データ処理ユニット20から転送された画像データに必要な加工を施して印字データを生成する。そして、生成された印字データを印字処理ユニット40へ転送する。
【0030】
CPU107は、ADF500の制御を行なうもので、シリアルI/Oを介してCPU101,102および105と接続されている。原稿の給紙、搬送および排出などの指示はCPU105によって行なわれる。
【0031】
次に画像データを処理する各処理部について説明する。画像データ処理ユニット20は、A/Dコンバータと、シェーディング補正部と、MTP補正、γ補正などの画質補正や、変倍、画像編集などを行なう周知の画像補正部とから構成される。
【0032】
図5はメモリユニット部30の具体的な構成を示すブロック図である。図を参照して、メモリユニット部30は、CPU106によって制御される。メモリユニット部30は、2値データを作成する2値化処理部302と、画像メモリ304と、符号管理テーブルMTを作成するRAM126(図3)と、それぞれ独立に動作可能な圧縮機311および伸張機312を有した符号処理部305と、マルチポートを有した符号メモリ306と、回転処理部307と、多値化処理部308とによって構成されている。
【0033】
画像データ処理ユニット20から転送された1頁分の画像データD2は、まず画像メモリ304に書込まれる。画像データは圧縮機311で圧縮され、符号メモリ306に書込まれる。符号メモリ306に書込まれた画像データは、CPU106の指示によって読出され、伸張機312で伸張された後、画像メモリ304に書込まれる。
【0034】
画像メモリ304に書込まれた画像データは、印字データとして印字処理ユニット40へ転送され、光学系60が駆動されることにより感光体ドラム71上に印字が行なわれる。メモリユニット部30内には回転処理部307が内蔵され、印字データを必要に応じて回転させる。
【0035】
符号メモリ306は、RAM126に格納された符号管理テーブルMTによって管理されている。
【0036】
図6は符号管理テーブルMTの具体例を示す図であり、図7は符号メモリ306の具体例を示す図である。図を参照して符号メモリは32kバイト単位のメモリ領域に区分されている。書込(原稿読取時)と読出(プリント時)との同時制御を可能とすることを考慮して、それぞれの領域には原稿画像ごとの符号データが格納されている。
【0037】
符号管理テーブルMTには、圧縮伸張処理に必要な各種の情報が格納されている。これらの格納された情報に基づいて符号メモリ306は動的に管理される。図7においては1つの原稿画像は2つの領域に分割して記憶されている。すなわち画像ID1の原稿画像は、符号メモリの領域01および02に記憶されている。領域01および02に画像ID1の原稿画像が格納されていることは、管理テーブルMTに記憶されている領域番号と画像ID番号とにより管理されている。
【0038】
なお、符号管理テーブルMTにおいて「前連結」とはその領域に格納されている画像データがどの領域の画像データからの続きであるかを示す欄である。具体的には、前連結の数値が「01」であるときには、その領域の画像データは領域「01」からの続きであることを示す。また前連結が「FF」である場合には、その領域は画像の先頭を記憶していることを意味している。
【0039】
同様に「後連結」はその領域に続く領域の番号を示す。具体的には、後連結が「02」である場合には、その領域の画像データの続きが領域「02」に記憶されていることを示す。後連結が「FF」である場合には、その領域は画像データの最後尾のデータを記憶していることを示す。
【0040】
このようにして、1つの画像データが多くの領域に分割されて記憶された場合でも、前連結および後連結の情報を用いることにより、容易に分割された画像データを繋ぎ合わせることができる。
【0041】
CPU106は、画像メモリ304から画像データを読出して圧縮する際に、符号管理テーブルMTの情報を作成しながら圧縮機311を制御する。これにより画像データが符号メモリ306に書込まれる。また、CPU106は、符号メモリ306から画像データを読出すときには書込とは逆の制御を行なう。
【0042】
メモリリコールモードがオフとなっている場合において、符号メモリ306から画像データの読出が行なわれ、設定されたコピー部数のコピーが終了すると符号管理テーブルMT内のその画像データに対応する情報は消去される。一方、メモリリコールモードがオンである場合には、コピーが行なわれた後にも符号管理テーブルMT内の情報は維持される。
【0043】
図8は、RAM125に記憶されるジョブ管理テーブル(ISTテーブル)の具体例を示す図である。ISTテーブルは、1つのジョブにおいて設定されたコピーモードと、そのジョブに対応する画像IDの番号と、そのジョブにおける原稿の読取時間と、自動用紙選択機能(APS)において選択された用紙の属性Sを対応づけて記憶するテーブルである。
【0044】
ここに1つのジョブとは、デジタル複写機が受付けた1つのコピー動作を意味する。1つのジョブごとにジョブ番号(IST番号)が付与されている。本実施の形態では、ジョブ管理テーブルにコピーモードとしてパネルテーブルPTのアドレスが記憶される。パネルテーブルPTとは、図9に示されるようにアドレスに対応してコピーモード(拡大率、プリント枚数など)およびそのジョブの登録時刻を記憶するテーブルである。
【0045】
図8は、IST番号=1のジョブ管理テーブルを示している。ジョブ管理テーブルに登録された先頭の画像IDからそのジョブに対応する原稿情報が獲得できるようにジョブ管理テーブルは構成されている。画像ID=0の原稿は、図の例においてはサイズがA4Yで、その後に続く原稿は「後連結」の欄で示された画像ID=1の原稿である。
【0046】
また、画像ID=0の「前連結」は「FF」となっているため、画像ID=0の原稿はそのジョブにおける先頭の原稿であることがわかる。このジョブ管理テーブルを「後連結」の欄により順次たどっていくと、画像ID=0から画像ID=10までの10枚の原稿を得ることができる。そして、画像ID=10の原稿は「後連結」が「FF」であるため、最後の原稿であることがわかる。
【0047】
このようにして得られた特定のISTに対応する画像IDと、符号管理テーブルとから画像情報を獲得することができる。
【0048】
各ジョブに対して記憶される原稿読取時間とは、1つのジョブにおいて原稿の画像データの読取に要した時間であり、タイマにより実測される時間である。原稿読取時間の測定方法については後述する。
【0049】
図10および図11は、図1のデジタル複写機の基本的な動作シーケンスを示す図である。以下、各CPU101〜106の間でやり取りされる要求コマンド(Q)、レポート(A)またはデータの流れを中心に説明する。なお図において、重要でない要求コマンドまたはレポートは省略されている。
【0050】
図10は、読取/書込動作の動作シーケンスを示す図である。
まず、全体のシーケンスを管理しているCPU105からCPU106に対してメモリ準備要求が出力される。これを受けて、CPU106は内部ハードウェアに対し、2値化処理のためのモード(たとえば誤差分散法、地肌消去のためのしきい値など)の設定、画像メモリ304への書込領域の開始アドレスおよびXYレングス情報などの設定を行なう。
【0051】
これらの設定が終わって準備が完了すると、CPU106からCPU105に対してメモリ準備完了レポートが出される。これを受けてCPU105からCPU106およびCPU102に対して読取要求が出され、さらにCPU102からCPU103に対してスキャン要求が出され、これによってスキャンが開始される。
【0052】
スキャンによってスキャナ19が原稿の画像領域に達すると、CPU102により設定された画像処理モードにおいて、読取データ(画像データD2)がメモリユニット部30に出力される。スキャンによる読取が終了すると、CPU106およびCPU102からCPU105に対して読取完了レポートがそれぞれ出される。
【0053】
その後、CPU105からCPU106に対し圧縮要求が出され、これを受けてCPU106は画像メモリ304からの読出アドレス、XYレングス情報、符号メモリ306への書込アドレス、および圧縮機305のモード(たとえばMH方式)などを設定し圧縮機311へ起動をかける。これによって圧縮処理が行なわれ、符号データが符号メモリ306に格納される。
【0054】
圧縮処理が終わると、CPU106からCPU105に対して圧縮完了レポートが出される。
【0055】
図11は、画像データの読出/プリント動作シーケンスを示す図である。
読出動作では、画像メモリ304から画像データが読出されてプリンタ装置PRTへ出力され、これにより画像が用紙にプリントされる。
【0056】
まずCPU105からCPU106に対して伸張要求が出される。これを受けて、CPU106は符号メモリ306からの読出アドレス、データ量、画像メモリ304への書込アドレス、XYレングス情報、および伸張機312のモード(たとえばMH方式)などを設定し伸張機312へ起動をかける。これによって伸張処理が行なわれ、画像データが画像メモリ304に書込まれる。
【0057】
伸張処理が終了すると、CPU106からCPU105に伸張完了レポートが出される。次に、CPU105からCPU106に対し、画像メモリ304から画像データを読出すためのメモリ準備要求が出される。これを受けて、CPU106は内部ハードウェアに対して、画像メモリ304から印字処理部40へ画像データD3を出力するための回路処理のための設定や、画像メモリ304の読出領域の開始アドレスおよびXYレングス情報などの設定を行なう。
【0058】
これらの設定が終わって準備が完了すると、CPU106からCPU105に対してメモリ準備完了レポートが出される。これを受けて、CPU105からCPU106およびCPU104に対してプリント要求が出され、CPU104からCPU106に用紙の搬送状態を知らせる給紙レポートが出され、その後画像メモリ304から読出された画像データD3がプリンタ装置PRTに出力され、プリントが行なわれる。
【0059】
プリントが終了すると、CPU106およびCPU104からCPU105に対してプリント完了レポートおよびイジェクト完了レポートが出される。これを受けて、CPU105は動作モードとの関連からCPU106に対してメモリクリア要求などを出力する。
【0060】
次に、フローチャートに基づいてデジタル複写機の動作を説明する。以降の説明においてまずCPU101〜CPU107の実行するメインルーチンを順に説明し、その後各CPUにおけるサブルーチンを説明する。
【0061】
図12はCPU101のメインルーチンを示すフローチャートである。
CPU101はまず初期設定を行なった後(ステップ♯11)、内部タイマをスタートさせてルーチンの時間が一定となるように監視する(♯12、16)。この内部タイマに関する説明は、CPU102〜105およびCPU107についてもCPU101と同様であるので、以降においては説明は繰返さない。
【0062】
操作パネル90に対して、入力制御処理および表示制御処理が行なわれる(♯13、14)。その後その他の処理を行なう(♯15)。なお、割込処理によって他のCPU102〜107との通信が行なわれる。
【0063】
図13は、CPU102のメインルーチンのフローチャートである。図を参照してCPU102は画像データの入力処理を行なった後(♯23)、CCD16の位置ずれによる時間差を合わせるための位置合わせ処理を行なう(♯24)。その後画像処理、画像データの出力処理、およびその他の処理を行なう(♯25〜27)。なお、割込処理によって他のCPU101〜107との通信を行なう。
【0064】
図14は、CPU103のメインルーチンのフローチャートである。図を参照して、CPU103は、読取系10を制御する走査制御を行なう(♯33)。
【0065】
また、スキャンモータM2の回転に同期して発生するモータパルスによる割込が発生すると、図15に示されるフローチャートを実行する。図15を参照して、そのモータパルスよる割込間隔の時間の測定が行なわれ(♯35)、モータへの通電のオン/オフ(モータの駆動)が行なわれる(♯36)。そしてモータのパルス数のカウントなどが行なわれる(♯37)。なお、割込処理によってCPU102との間で通信が行なわれる。
【0066】
図16は、CPU104のメインルーチンのフローチャートである。CPU104は、プリンタ装置PRTを制御する。まずCPU104は、作像系70を制御し(♯43)、搬送系80の制御(♯44)、印字処理ユニット40の制御(♯45)、およびその他の処理(♯46)を行なう。なお、割込処理によって他のCPU105との間で通信を行なう。
【0067】
図17は、CPU105のメインルーチンのフローチャートである。CPU105は他のCPUに対して、起動、停止のコマンドおよび動作モードの設定を行ない、複写機の全体の動作を制御する。CPU105はまず割込用の通信で入力されたデータをチェックした後に内容を解析し(♯53)、その内容に応じて動作モードの変更があった場合はモード設定処理を行なう(♯54)。その後CPU105はコマンドの設定を行なう(♯55)。また、出力データのセットおよびその他の処理を行なう(♯56、♯57)。
【0068】
図18は、CPU106のメインルーチンのフローチャートである。CPU106はメモリユニット部30を制御する。CPU106は、他のCPUからの受信処理と他のCPUへの送信処理を行ない(♯62、63)、画像メモリへの書込制御を行なう(♯64)。また、圧縮および伸張制御を行ない(♯66、67)、画像メモリからの読出制御を行なう(♯68)。またその他の処理を実行する(♯69)。
【0069】
図19は、CPU107のメインルーチンのフローチャートである。CPU107は、ADF500を制御する。CPU107はまず原稿を捌いて斜行を補正し、搬送ベルト506までの搬送を制御する原稿給紙処理を行ない(♯73)、搬送ベルト506による搬送量の設定を行ない(♯74)、搬送ベルト506による所定の読取位置への原稿の位置決めと、反転ローラ507までの搬送を制御する原稿搬送処理を行なう(♯75)。続いてCPU107は、反転ローラ507に達した原稿をそのまま排出するかまたは搬送ベルト506の方へ再度搬送するかなどを制御する原稿反転および排出処理を行なう(♯76)。
【0070】
図20および図21は、図12におけるCPU101の入力制御処理(♯13)を示すフローチャートである。
【0071】
図を参照して、メモリリコールモードオン/オフキー97のオンエッジが検出されるたびに(♯101でYES)、メモリリコールモードのオンとオフとが交互に切換えられ(♯102)、メモリリコールモードがオンであるかオフであるかをLED98を点灯または消灯させることにより表示する。また、メモリリコールキー99のオン/オフも他のコピーモードと同様にシリアル通信でCPU105へ通知され(♯112)、パネルテーブルPTに記憶される。
【0072】
具体的には、メモリリコールモードがオンであれば(♯104でYES)、LED98を点灯させ、メモリリコールモードがオンであることを表示する(♯105)。一方メモリリコールモードがオフであれば(♯104でNO)、LED98を消灯し、メモリリコールモードがオフであることを表示する(♯106)。
【0073】
またメモリリコールキー99のオンエッジが検出されたのであれば(♯107でYES)、CPU105にジョブ管理テーブルからジョブ情報を読出す旨要求する(♯108)。この要求は、実際には送信処理(♯112)でCPU105に送信される。これにより、CPU105よりジョブ情報が送信され、図25に示されるように液晶タッチパネル91に、ジョブ管理テーブル(図8)に登録されているジョブの番号(IST番号)とその原稿枚数(これは画像IDの先頭と最後により算出される)と、ジョブを登録した時刻とが順に表示される。
【0074】
再び図20を参照して、図25に示される画面が液晶タッチパネルに表示された状態において、キー入力によってジョブ番号の選択が行なわれたのであれば(♯109でYES)、CPU105にそのジョブ番号を通知する(♯110)。
【0075】
属性セットキー100のオンエッジが検出されたときには(図21の♯121でYES)、属性セット中のフラグをオンとする(♯122)。そして、液晶タッチパネル91の表示を属性セット画面(図22参照)に切換える。
【0076】
属性セット中のフラグがオンであれば(♯123でYES)、属性セット処理を行なう(♯124)。
【0077】
その他の入力であれば、そのキー入力に応じた処理が行なわれる(♯111)。CPU101では最後にシリアル通信での送信(♯112)および受信(♯113)の処理が行なわれる。
【0078】
ここで、属性とは給紙カセット1,2および手差し給紙口にセットされる用紙の特性を示すものであり、ユーザは属性としてS0〜S2のいずれかを選択することができる。用紙のサイズが同じであれば、属性がS0,S1,S2である順に給紙口が選択されることになる。例えばS0=再生紙、S1=普通紙、S2=カラー紙と定義しておくと、再生紙、普通紙、カラー紙の順に優先的に使用されることになる。
【0079】
図22は液晶タッチパネル91に表示される属性セット画面を示す図である。図を参照して、属性セット画面には、ユーザが給紙カセット1,2および手差し給紙口のうち属性のセットを行ないたい給紙口を選択するための給紙口キー91aと、設定すべき属性を選択するための属性キー91bと、すべての設定が終了したときに押下されるOKキー91cとが含まれる。
【0080】
たとえば、給紙口キー91aによりユーザが給紙カセット2を選択し、属性キー91bによりその給紙カセットに属性S0を割当てたのであれば、その内容がCPU105に送られ、給紙カセット2にS0の属性が設定されることとなる。
【0081】
図22に示されるように給紙カセット1に属性S1が、給紙カセット2に属性S0が、手差し給紙口にS0の属性がセットされている場合において、手差し給紙口に用紙がセットされておらず、給紙カセット1および2のいずれにもA4サイズの用紙が同じ向きにセットされている場合を想定する。ここで、ユーザによってA4サイズのコピーが指示されたときには、まず優先順位の高い属性S0がセットされている給紙カセット2の用紙の残りがチェックされ、残り用紙がある場合には給紙カセット2の用紙を用いたプリントが実行される。一方、給紙カセット2に用紙がない場合には、次の優先順位の属性S1がセットされている給紙カセット1が選択され、給紙カセット1からの用紙によりプリントが行なわれることになる。
【0082】
たとえば、給紙カセット2に再生紙をセットしておき、給紙カセット1に通常の用紙をセットしておくと、優先的に再生紙が利用されることになるため、プリントのコストを下げることができる。
【0083】
図23および図24は、図21の属性セット処理(♯124)の内容を示すフローチャートである。液晶タッチパネル91によるユーザの入力が給紙口キー91aによるものであれば(♯201でYES)、属性セットの対象とする給紙口をタッチパネルの入力によって選択された給紙口とする(♯202)。次に、属性キー91bにより既に属性が選択されているかが判定され、S0〜S2のいずれかが選択されているのであれば、選択された給紙口の属性を選択された属性に変更する(♯204)。続いて、選択された給紙口キーの表示を反転させる(♯205)。一方、ステップ♯203で属性が未選択であれば、そのままステップ♯205へ進む。
【0084】
入力が給紙口キーでなければ(♯201でNO)、入力が属性キー91bによるものであるかが判定される(♯206)。属性キーであれば、ユーザによって選択された属性を記憶する(♯207)。
【0085】
給紙口キー91aによって既に給紙口が選択されているかが判定され(♯208)、給紙カセット1,2または手差し給紙口が選択されていれば、選択されている給紙口の属性を変更する(♯209)。そして、選択された属性キーの表示を反転させ、選択されていることがわかるようにする(♯210)。
【0086】
一方ステップ♯208で給紙口が未選択であれば、そのままステップ♯210へ進む。
【0087】
入力が属性キーでなければ(♯206でNO)、OKキー91cが押下されたかが判定される(♯211)。OKキー91cが押下されたのであれば、給紙口毎に設定された属性をCPU105へ通知する(♯212)。そして、モード設定画面(初期画面)を表示し(♯213)、属性セット中のフラグを解除する(♯214)。
【0088】
また、OKキー91cが押下されていなければ(♯201でNO)、そのままメインルーチンに戻る。
【0089】
図26は図20に示される受信処理(♯113)を示すフローチャートである。図を参照して、図20のステップ♯108で要求したジョブ情報がCPU105から受信されると(♯114でYES)、図25に示されるように液晶タッチパネルに登録されているジョブの表示を行なう。CPU105からコピーモードを通知されたのであれば(♯116でYES)、通知されたコピーモードに併せて表示を行なう(♯118)。その他の受信であれば、その受信データに応じた処理を行なう(♯119)。
【0090】
図27および図28は図17のCPU105の入力データの解析処理(♯53)を示すフローチャートである。図を参照して、CPU101よりジョブ情報の要求を受けると(♯501でYES)、図8および図9に示されるテーブルから、ジョブの番号と、原稿枚数と、ジョブの登録時刻とをCPU101に通知する(♯502)。また、CPU101からジョブ番号が通知されたのであれば(♯503でYES)、図8および図9に示されるテーブルを参照してそのジョブ番号に対応するコピーモードをCPU101に通知する(♯504)。次に、メモリリコールフラグを“1”とする(♯505)。さらに現在のIST番号を変数ISTSAVEに一時記憶させる(♯506)。そして現在のIST番号をCPU101から通知されたジョブ番号に変更する(♯507)。また、給紙口の属性情報が入力されると(♯508)、これを記憶する(♯509)。
【0091】
また、入力データの解析処理ではその他の処理(♯510)として、現在のIST番号が示しているジョブに対応するコピーモードをパネルテーブルPTから読出して記憶する処理などを行なう。
【0092】
なお、現在のIST番号とは、図8に示されるジョブ管理テーブルのジョブ番号(IST番号)のうち処理の対象となっているジョブの番号である。
【0093】
図29は図17のCPU105が行なうコマンドの設定処理(♯55)を示すフローチャートである。まずメモリリコールフラグに“1”がセットされていなければ(♯511でNO)、読取装置IRによって画像データを読取りメモリへ書込む動作を行なう(♯512)。その後、メモリに格納された画像データの読出およびプリント動作を行なう(♯513)。
【0094】
一方メモリリコールフラグが“1”であれば(♯511でYES)、原稿の読取は行なわずにそのまま読出/プリント動作に移る(♯513)。読出動作がすべて終了したかどうかをイジェクト完了レポート、コピーモードなどから判断する。読出がすべて終了していれば(♯514でYES)、さらにメモリリコールモードがオンであるかどうかを判断する(♯515)。メモリリコールモードがオフであれば(♯515でNO)、読出した画像をメモリから消去するようにCPU106に指示を送る(♯516)。
【0095】
これにより、ユーザがメモリリコールモードをオフとしたときには原稿情報は保持されないため、ユーザは原稿の機密を保つことができる。
【0096】
続いて、ジョブ(ここではプリント動作)が終了したかどうかを判断し、ジョブが終了したのであれば(♯517でYES)、メモリリコールフラグが“1”であるかを判断する(♯518)。メモリリコールフラグが“1”でなければ(♯518でNO)、現在のIST番号を1インクリメントする。こうして、次のIST番号に対するジョブの実行が行なわれる。
【0097】
一方、メモリリコールフラグが“1”であれば(♯518でYES)、現在のIST番号に変数ISTSAVEに記録されている数値を代入する。こうすることによって、メモリリコールが行なわれる前に使用されていたIST番号が次のジョブで使用されることになる。その後、メモリリコールフラグを“0”にリセットする(♯521)。
【0098】
なお、メモリリコールを行なうときの読出動作においては、リコールさせたいジョブに対応したIST番号から得られるコピーモードに従って、複写機のモード設定を行なうことにより、そのジョブが複写機に設定されたときのコピーモードを再現することができる。また、リコールするジョブの原稿画像データは、IST番号に対応するジョブの画像IDの先頭と最後とに基づき特定することができる。
【0099】
図30は、図29の読取/書込動作(♯512)での処理を示すフローチャートである。図を参照して、まず符号メモリ306の残量は画像データを記憶するのに十分であるかが判定される(♯601)。残量が十分であれば(♯601でYES)、原稿を読取り、符号メモリ306に記憶させる書込動作が行なわれる(♯602)。ここで画像の書込とともに、そのジョブの内容が図8に示されるジョブ管理テーブルに書込まれる。
【0100】
一方、メモリの残量が十分にないのであれば(♯601でNO)、図8のジョブ管理テーブルの原稿読取時間がすべての登録されているジョブに対して読出される。そして、原稿読取時間の最も短いジョブが特定され、そのジョブの画像データが符号メモリ306から消去され、同時にそのジョブはジョブ管理テーブルから消去される。その後、ステップ♯601へ移り、ステップ♯601でYESとなるまでステップ♯603の動作を繰返す。
【0101】
図31は、図29の読出/プリント動作(♯513)の内容を示すフローチャートである。
【0102】
図を参照して、自動用紙選択モードが設定されているときには(♯301でYES)、自動用紙選択処理を行なう(♯302)。これは、コピーモードと画像サイズとから給紙口を自動的に選択する処理である。そして、その後その他の読出/プリント処理を行なう(♯303)。
【0103】
図32は、図31の自動用紙選択処理(♯302)の内容を示すフローチャートである。
【0104】
図を参照してまず、プリントに必要となる用紙サイズPSを決定する(♯404)。次に、メモリリコールフラグが「1」であるかを判定し(♯405)、YESであればITSテーブル(図8参照)に記憶されている最初のコピーによって選択された属性を獲得し、Sに記憶させる。
【0105】
一方、メモリリコールフラグが「1」でなければS=S0とする(♯416)。
【0106】
次に給紙カセット検索処理を行ない、給紙口を選択するかまたは発生させるべき警告を決定する(♯407)。
【0107】
給紙口選択に成功したことを示すフラグAnsが「1」であるかが判定され(♯408)、YESであれば選択された給紙口をCPU104へ通知する(♯409)。
【0108】
Ansが「1」でなければ、メモリリコールフラグが「1」であるかが判定され(♯410)、YESであれば警告発生処理を行なうために、給紙カセット検索で決定した警告をCPU101へ通知する(♯411)。メモリリコールフラグが「1」でなければ、S=S2であるかが判定され(♯412)、YESであれば、ステップ♯411へ進む。
【0109】
S=S2でなければS=S1であるかが判定され(♯413)、YESであれば、SにS2を代入する(♯415)。NOであれば、SにS1を代入する(♯414)。その後、ステップ♯407からの処理を行なう。図32のステップ♯412でSがS2であるということは、既にすべての属性S0〜S2について給紙カセットの検索を終えたことを意味するため、警告発生処理(♯411)を行なうことになる。一方、SがS2でなければ、属性を更新して再度給紙カセット検索処理が行なわれる。
【0110】
すなわち、ステップ♯412〜♯415の処理によって、属性をより優先度の低いものに切換えることになる。
【0111】
図33および図34は、図32の給紙カセット検索処理(♯407)の内容を示すフローチャートである。
【0112】
図を参照して、まず検索するカセットとして1段目のカセット(給紙カセット1)を選択するために変数Cに1を代入する(♯701)。次に、Cの値に応じてCで示される給紙口にセットされている用紙のサイズPS′および属性S′が獲得される(♯703)。次に、PS=PS′でありかつS=S′であるかが判定される(♯705)。ステップ♯705でYESであれば、Cで示される給紙口に用紙が残っているかが判定され(♯707)、YESであれば選択成功フラグAns=1とする(♯709)。
【0113】
一方、ステップ♯707でNOであれば、発生させるべき警告として「ペーパエンプティ」を記憶し(♯711)、ステップ♯713へ進む。
【0114】
ステップ♯705でNOまたは♯711での処理が終了したのであれば、Cの内容が「手差し」であるかが判定される(♯713)。NOであれば、Cの内容が1であるかが判定され(♯715)、YESであればCの内容を2とする(♯717)。その後、ステップ♯703からの処理を行なう。
【0115】
一方、ステップ♯715でNOであれば、Cの内容を「手差し」とし(♯719)、ステップ♯703からの処理を行なう。
【0116】
また、ステップ♯713でYESであれば、メモリリコールフラグが「1」であるかを判定し、YESであれば警告として「手差し給紙口に○○サイズで属性が××の用紙をセットして下さい」のメッセージをセットする(♯723)。ここに、○○にはPSの内容が、××にはSの内容が対応している。これにより、メモリリコールによるコピーでは、最初に行なったコピーと同じサイズで同じ属性の用紙が選択されることになる。
【0117】
また、ステップ♯721でNOであれば、警告として「最適用紙なし」をセットする(♯725)。
【0118】
ステップ♯713〜♯719での処理により、給紙口をカセット1→カセット2→手差しと切換えて、検索を繰返すことになる。
【0119】
以上のように、本実施の形態においては自動用紙選択モードにおいて、自動的に属性に応じた用紙の選択を行なうことができる。また、メモリリコールでプリントを行なう場合には第1回目のプリントにより選択された属性Sを記録することで(図8参照)、2度目においても同じ属性の用紙を選択することが可能となる。これにより、たとえば配布用の資料を多部数作成した場合に、数部だけが異なる用紙でプリントされることを防ぐことができ、プリントの見栄えを悪くすることが防止される。また、ユーザが試し取りのつもりで1部だけのプリントを作成し、でき上がりを確認した後で、多部数のコピーを行なう場合において、最初の1部と後からのプリントで異なる用紙が選択されることも防ぐことができる。
【0120】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】 デジタル複写機の操作パネルの平面図である。
【図3】 デジタル複写機の制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に続くブロック図である。
【図5】 メモリユニット部30の構成を示すブロック図である。
【図6】 符号管理テーブルMTの具体例を示す図である。
【図7】 符号メモリの具体例を示す図である。
【図8】 ジョブ管理テーブルの具体例を示す図である。
【図9】 パネルテーブルPTの内容を示す図である。
【図10】 デジタル複写機の読取/書込動作のシーケンスを示す図である。
【図11】 デジタル複写機の読出/プリント動作のシーケンスを示す図である。
【図12】 CPU101のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図13】 CPU102のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図14】 CPU103のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図15】 CPU103の割込ルーチンを示すフローチャートである。
【図16】 CPU104のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図17】 CPU105のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図18】 CPU106のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図19】 CPU107のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図20】 図12の入力制御処理(♯13)のフローチャートである。
【図21】 図20に続くフローチャートである。
【図22】 属性セット画面を説明するための図である。
【図23】 図21の属性セット処理(♯124)の内容を示すフローチャートである。
【図24】 図23に続くフローチャートである。
【図25】 メモリリコールキーが押された後の操作パネルの状態を示す平面図である。
【図26】 図20の受信処理(♯113)のフローチャートである。
【図27】 図17の入力データの解析(♯53)のフローチャートである。
【図28】 図27に続くフローチャートである。
【図29】 図17のコマンドの設定(♯55)のフローチャートである。
【図30】 図29の読取/書込動作(♯512)のフローチャートである。
【図31】 図29の読出/プリント動作(♯513)のフローチャートである。
【図32】 図31の自動用紙選択処理(♯302)のフローチャートである。
【図33】 図32の給紙カセット検索処理(♯407)のフローチャートである。
【図34】 図33に続くフローチャートである。
【符号の説明】
30 メモリユニット部、97 メモリリコールモードオン/オフキー、99メモリリコールキー、100 属性セットキー、306 符号メモリ、500自動原稿送り装置(ADF)。

Claims (4)

  1. 原稿画像を読取る読取手段と、
    前記読取られた原稿画像を記憶する第1記憶手段と、
    前記記憶された原稿画像をユーザからの指示に応じて読出し、プリントするプリント手段と、
    前記プリント手段におけるプリントの処理結果としてプリント用紙の属性およびプリントされた原稿画像に関する情報を記憶しておく第2記憶手段と、
    各給紙口に対応してプリント用紙の属性をセットするための入力手段と、
    前記記憶されたプリント用紙の属性と、各給紙口に対応してセットされたプリント用紙の属性とに基づいて、前記第1記憶手段に記憶されている原稿画像を再度プリントする2回目以降のプリント処理に用いる給紙口を選択する給紙口選択手段とを備えた、画像形成装置。
  2. 前記給紙口選択手段は、記憶されたプリント用紙の属性が一致する給紙口を選択する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記憶されたプリント用紙の属性が一致する給紙口がないときに警告を発することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記給紙口の選択には優先順位が予め設定されている、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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