JP4076827B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合機、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等の画像形成装置に関し、詳しくは、原稿を一部ずつページ順に揃えて複数部の印刷を行なうソート機能を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複合機、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等の画像形成装置にあっては、原稿の読み取りを行なって画像データをメモリに蓄積し、この蓄積画像に基づいてコピーを一部ずつページ順に揃えて複数部の印刷を行なう、所謂、ソート機能を備えたものがある。
【0003】
ところで、このようなソート機能を備えた画像形成装置にあっては、1部目の印刷中、すなわち、原稿の読み取り中に印刷画像を確認した結果、印刷画像に不備(オペレータが設定した画像濃度、倍率等の印刷条件が間違っていたり、ページ順、画像の方向や裏表等の原稿セットミス等)があった場合に、一旦読み込んだ画像を全て破棄し、そのジョブを最初からやり直さなければならなかった。すなわち、複数の原稿の一部の印刷画像に不備があった場合に、他の原稿の印刷結果が良好であった場合でも、全ての原稿の読み込みを行なわなければならないという不具合があった。
【0004】
このような不具合を解消するものとしては、1部の原稿の印刷完了時に完成具合の確認を行ない、その仕上がりが良好であった場合にのみ2部目以降の印刷を行うことができる試し印刷機能が知られている。また、この試し印刷機能と組み合せて原稿の読み取りをし直す技術として、例えば、特許文献1または特許文献2に記載されたものが知られている。
【0005】
特許文献1に記載されたものにあっては、画像データを記憶するための画像メモリと、印刷の開始を指示する第1のキーと、複数枚の原稿を複数部印刷する場合にサンプル印刷を行なうモードを設定する第2のキーと、各種印刷条件を設定する第3のキーと、第2のキーによりサンプル印刷モードが設定されるとともに、第1のキーが操作された場合に複数枚の原稿を順次読み取り、画像メモリに記憶して1部だけ記録紙にサンプル印刷して印刷を中断し、中断時に第3のキーを介して印刷条件が変更された場合に再度複数枚の原稿を順次読み取り、画像メモリに記憶して1部だけ記録紙にサンプル印刷して印刷を再中断し、中断時に第1のキーが操作された場合にセット部数から1部減じた部数だけ印刷するように制御する制御手段とを備えている。
【0006】
また、特許文献2に記載されたものにあっては、読み取られたページ単位の画像データをメモリに蓄積した後、メモリに蓄積された全ページの画像データをテスト印刷して印刷結果を確認し、不良データがあれば、不良ページのデータをメモリから消去し、読み取り不良が発生した原稿の再度読み取り動作を行なって消去したメモリ上のページ位置に当該ページを挿入するようにしている。
【特許文献1】
特開平6−266188号公報
【特許文献2】
特開平11−127324公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載された画像形成装置にあっては、全ての原稿を一旦読み取った後に記録紙に記録し、印刷画像を確認した後でなければ、原稿の読み直しができないため、印刷が良好な画像も再度読み直さなければならず、余計な読み取り作業が発生してしまうという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、ソートモードでの読み取りが終了する前に、正常に読み取られた画像に対して原稿の再読み取りを行なうのを不要にして、読み取り作業の作業性を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、原稿をページ単位に読み取る読み取り手段と、前記原稿を前記読み取り手段によって読み取るように読み取り開始を指示する読み取り開始指示手段と、前記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データをページ単位で蓄積する蓄積手段と、前記読み取り手段によって読み取られた画像または蓄積手段に蓄積された画像をページ単位で記録紙に印刷する印刷手段と、前記蓄積手段に蓄積された画像データに対して一部ずつページ順に揃える印刷処理をするように前記印刷手段を制御するソート手段と、前記ソート手段を動作させるソートモードを設定するソートモード設定手段とを備えた画像形成装置において、前記ソートモードが設定されたときに、前記読み取り開始手段が操作される度に1枚の原稿の読み取りを行なって前記蓄積手段に画像データを蓄積し、前記蓄積手段に蓄積された1ページの画像データを前記印刷手段によって1枚の記録紙に印刷する試し印刷手段と、前記ソートモードが設定されたときに、原稿の読み直しを指示する読み直し指示手段と、前記読み取り手段によって読み取られた原稿の枚数を表示する原稿枚数表示手段と、前記読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、前記蓄積手段に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去するとともに、前記原稿枚数表示手段に表示される原稿枚数を前記読み直しが指示された時点の原稿枚数に補正する消去手段とを備えることを特徴としている。
【0010】
その場合、ソートモードが設定されたときに、原稿を1枚ずつ読み取って1枚の記録紙に印刷し、印刷画像(すなわち、読み取り画像)に不備(オペレータが設定した画像濃度、倍率等の印刷条件が間違っていたり、ページ順、画像の方向や裏表等の原稿セットミス等)があれば、読み直し手段を操作して原稿の読み直しを行ない、蓄積手段に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去することができる。このため、ソートモードの終了前に、正常に読み取られた画像に対して原稿の再読み取りを行なうのを不要にして、読み取り作業の作業性を向上させることができる。
【0016】
また、読み取った原稿枚数を示す表示を読み取り前の状態に戻すことができるので、原稿の読み取りをどのページまでやり直すことになるのかを確実に確認することができる。
【0019】
また、本発明は、上記課題を解決するために、原稿をページ単位に読み取る読み取り手段と、前記原稿を前記読み取り手段によって読み取るように読み取り開始を指示する読み取り開始指示手段と、前記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データをページ単位で蓄積する蓄積手段と、前記読み取り手段によって読み取られた画像または蓄積手段に蓄積された画像をページ単位で記録紙に印刷する印刷手段と、前記印刷手段の印刷モードを設定する印刷モード設定手段と、前記蓄積手段に蓄積された画像データに対して一部ずつページ順に揃える印刷処理をするように前記印刷手段を制御するソート手段と、前記ソート手段を動作させるソートモードを設定するソートモード設定手段とを備えた画像形成装置において、前記ソートモードが設定されたときに、原稿の読み直しを指示する読み直し指示手段と、前記読み取り手段によって読み取られた原稿の枚数を表示する原稿枚数表示手段と、前記読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、前記印刷モード設定手段により設定された印刷モードで印刷された記録紙を単位として消去画像数を算出し、前記蓄積手段に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去するとともに、前記原稿枚数表示手段に表示される原稿枚数を前記読み直しが指示された時点の原稿枚数に補正する消去手段とを備えることを特徴としている。
【0020】
その場合、ソートモードが設定されたときに、原稿を1枚ずつ読み取って1枚の記録紙に印刷し、印刷画像(すなわち、読み取り画像)に不備(オペレータが設定した画像濃度、倍率等の印刷条件が間違っていたり、ページ順、画像の方向や裏表等の原稿セットミス等)があれば、読み直し手段を操作して原稿の読み直しを行う。
【0021】
このとき、印刷モード設定手段により設定された印刷モード(両面モード、集約モード等)で印刷された記録紙を単位として消去画像数を算出する。例えば、片面印刷モードであれば画像消去数を1ページとし、両面印刷モードや片面集約モード(2in1)であれば画像消去数を2ページとして蓄積手段に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去することができる。このため、ソートモードの終了前に、正常に読み取られた画像に対して原稿の再読み取りを行なうのを不要にして、読み取り作業の作業性を向上させることができる。
【0027】
また、読み取った原稿枚数を示す表示を読み取り前の状態に戻すことができるので、原稿の読み取りをどのページまでやり直すことになるのかを確実に確認することができる。
【0028】
また、本発明は、上記課題を解決するために、読み直す原稿枚数を表示する読み直し原稿枚数表示手段を有し、前記読み直し原稿枚数表示手段は、前記読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、読み直す原稿枚数を表示することを特徴としている。
【0029】
その場合、読み直す原稿枚数を直接知ることができるので、原稿の読み取りをより確実に行うことができる。
【0030】
また、本発明は、上記課題を解決するために、取り除く記録紙枚数を表示する取り除き記録紙枚数表示手段を有し、前記取り除き記録紙枚数表示手段は、前記読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、取り除く原稿枚数を表示することを特徴としている。
【0031】
その場合、取り除く記録紙枚数を直接知ることができるので、記録紙の除去作業を簡単に行うことができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜8は本発明に係る画像形成装置の第1実施形態を示す図であり、画像形成装置として、複合機、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等に適用することができる。
【0042】
まず、構成を説明する。図1、2において、画像形成装置500の本体500aの上部には自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)1が搭載されている。
【0043】
このADF1は原稿台2に原稿の画像面を上にして原稿束を載置可能になっており、この原稿台2に載置された原稿束は、操作部30上のプリントキー34が押下されると、一番下の原稿から分離手段3によって分離されるようになっている。
【0044】
具体的には、分離手段3は反時計方向に回転する給紙ローラ3aおよび反時計方向に回転する分離阻止ローラ3bを備えており、分離阻止ローラ3bによって上位の原稿の分離が阻止されるとともに、分離ローラ3aによって最下位の原稿が給紙されるようになっている。
【0045】
この分離原稿は給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送され、読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データが読み取られた後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4および排送ローラ対5によって排出されるようになっている。
【0046】
また、原稿台2の原稿搬送方向下流側には原稿セット検知センサ7が設けられており、この原稿セット検知センサ7によって原稿台2に後続する原稿が有ることが検知された場合には、前原稿と同様に原稿束から原稿が分離されてコンタクトガラス6上に給送される。なお、給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は図示しないモータによって駆動される。
【0047】
また、原稿検知セットセンサ7の検知情報は後述するCPUに信号を送信されるようになっており、CPUは原稿セット検知センサ7の検知信号に基づいて原稿台2上の原稿が無くなることが検知されるまでの原稿搬送回数により原稿の枚数を計数するようになっている。
【0048】
また、本体500a内には記録紙を収納する第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10が設けられており、この第1〜3トレイ8〜10に収納された記録紙は、各々搬送ローラを備えた第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、上下方向に搬送ローラが配置された縦搬送ユニット14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬送される。
【0049】
また、読み取りユニット50で読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体ドラム15に書き込まれるようになっており、この感光体ドラム15上には現像ユニット27によってトナー像が形成される。
【0050】
そして、この記録紙は感光体ドラム15の回転と等速で回転する搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体ドラム15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17に記録紙が搬送されると、定着ユニット17によって画像が定着され、排紙ユニット18によって排紙トレイ120に排出される。排紙トレイ120には、トレイ上の用紙の有無を検知するための排紙検知センサ121が備えられている。
【0051】
また、記録紙の両面に画像を作像する場合には、各給紙トレイ8〜10から給紙されて作像が終了した記録紙を排紙トレイ120側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットすることにより、一旦両面給紙ユニット111に記録紙をストックする。
【0052】
その後、両面給紙ユニット111にストックされた記録紙に再び感光体ドラム15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から記録紙が再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を下側にセットして排紙トレイ104に導く。このように記録紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111を使用する。
【0053】
なお、感光体ドラム15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27は図示しないメインモータによって駆動されるようになっており、各給紙装置11〜13はメインモータの駆動を各々給紙クラッチによって伝達駆動されるようになっている。また、縦搬送ユニット14はメインモータの駆動が中間クラッチによって伝達駆動されるようになっている。
【0054】
また、図2に示すように、操作部30は、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、モードクリアキー35、初期設定キー38を備えており、液晶タッチパネル31には、機能キー37、部数、および画像形成装置500の状態を示すメッセージなどが表示されるようになっている。
【0055】
図3は操作部30の液晶タッチパネル31の表示を示すものであり、図3の左上には、「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリア301が設けられており、その右側には、セットした枚数を表示するコピー枚数表示部302と、原稿台2にセットされた原稿枚数を表示する原稿枚数表示部302aとが設けられている。
【0056】
また、メッセージエリア301およびコピー枚数表示部302の下方には画像濃度を自動的に調整する自動濃度キー303、記録紙サイズを選択する用紙選択キー313、314、315、記録紙を自動的に選択する自動用紙選択キー304、コピーを一部ずつページ順に揃える処理を指定するソートキー305、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー306、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキー307、倍率を等倍にセットする等倍キー308、拡大/縮小倍率をセットする変倍キー309、両面モードを設定する両面キー310、複数枚の原稿の画像データを記録紙の片面に集約する集約キー311、綴じ代モード等を設定する消去/移動キー(図示略)等が設けられている。
【0057】
また、オペレータが液晶タッチパネル31に表示された各種キーにタッチすることにより、選択された機能を示すキーが黒く反転されるようになっている(斜線が反転を示す)。
【0058】
また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれは変倍値等)には、キーにタッチすることで、詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用しているため、そのときの最適な表示をグラフィカルに行うことができる。
【0059】
また、図4に示すように本実施形態では、ソートモード時に読み直しを指定する原稿読み直しキー316が設けられている。
【0060】
また、図1において、書き込みユニット57は読み取りユニット50によって読み取られた画像データを感光体ドラム15に潜像として形成するものである。ここで、潜像とは感光体ドラム15面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
【0061】
図1において、書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)から構成されており、レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体ドラム15面上に集光結像されるようになっている。
【0062】
偏光されたレーザ光は感光体ドラム15が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号のライン単位の記録を行なう。
【0063】
感光体ドラム15の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体ドラム面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0064】
上述のように、書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体ドラム15に照射される。また、図示しないが感光体ドラム15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号に基づいて主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
次に、画像処理部(読み取りユニット50と書き込みユニット57)の構成を図5に基づいて説明する。
【0065】
図1、図5において、露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射されるようになっており、原稿面からの反射光はCCDイメージセンサ5によって結像レンズ(図示せず)結像、受光されて光電変換された後、A/Dコンバータ61によってデジタル信号に変換されるようになっている。
【0066】
このデジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理部63によりMTF補正、γ補正等が行なわれる。セレクタ64では、画像信号の送り先を、変倍部71または、画像メモリコントローラ65への切り替えが行われる。
【0067】
変倍部71を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、書き込みユニット57に送られる。画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。 なお、図5には特に明示していないが、画像処理部(IPU)には、読み取り部50から入力される画像データ以外にも外部から供給される画像データ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるよう、複数のデータの入出力の選択を行う機能を有している。
【0068】
また、画像メモリコントローラ65等への設定や、読み取り部50および書き込み部57の制御を行うCPU68、及びそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。さらに、CPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しが行なわれるようになっている。また、このCPU68に上述したように原稿セット検知センサ7からの出力信号が入力される。
次に、図6を用いて、セレクタ64における1ページ分の画像信号について説明する。
【0069】
/FGATE801は、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。/LSYNC802は、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで画像信号が有効となる。
【0070】
主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATE803である。これらの信号は、画素クロックVCLK804に同期しており、VCLK804の1周期に対し1画素のデータが送られてくる。画像処理部(IPU)は、画像入力、出力それぞれに対して別個の/FGATE801、/LSYNC802、/LGATE803、VCLK804の発生機構を有しており、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能になる。
次に、図7に基づいて図5に示すメモリコントローラ65と画像メモリ66の構成を説明する。
【0071】
メモリコントローラ65は、入力データセレクタ101、画像合成102、1次圧縮/伸長103、出力データセレクタ104、2次圧縮/伸長105のブロックを有しており、各ブロックへの制御データの設定はCPU68より行われる。図7におけるアドレス、データは画像データを示しており、CPU68に接続されるデータ、アドレスは図示していない。
【0072】
画像メモリ66は、1次および2次記憶装置106、107から構成されている。1次記憶装置106は、入力画像データの転送速度に略同期してメモリへのデータ書き込み、または画像出力時のメモリからのデータ読み出しが高速に行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。また、1次記憶装置106は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成(メモリコントローラとのインターフェース部)をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラとのインターフェース部にリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
【0073】
2次記憶装置107は、入力された画像の合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく大容量のメモリである。1次、2次記憶装置106、107共に、高速アクセス可能な素子を使用すれば、1次、2次の区別なくデータの処理を行なうことができ、制御も比較的簡単になるが、DRAM等の素子は高価なため、2次記憶装置107にはアクセス速度はそれほど速くないが、安価で、大容量の記録媒体を使用し、入出力データの処理を1次記憶装置106を介して行う構成になっている。
【0074】
上述のような画像メモリの構成を採用することにより、大量の画像データの入出力、保存、加工等の処理が可能な画像形成装置を安価、かつ比較的簡単な構成で実現することが可能になる。
次に、メモリコントローラ65の動作の概略を説明する。
(1)画像入力(画像メモリ66への保存)
【0075】
入力データセレクタ101は複数のデータの内から画像メモリ(1次記憶装置106)への書き込みを行う画像データの選択を行う。
【0076】
入力データセレクタ101によって選択された画像データは、画像合成102に供給され、既に画像メモリに保存されているデータとの合成を行う。
【0077】
画像合成102によって処理された画像データは、1次圧縮/伸長103によりデータを圧縮し、圧縮後のデータを1次記憶装置106に書き込む。1次記憶装置106に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長105で更に圧縮を行った後に2次記憶装置107に保存される。
【0078】
(2)画像出力(画像メモリ66からの読み出し)
【0079】
画像出力時は、1次記憶装置106に記憶されている画像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記憶装置106に格納されている場合には、1次圧縮/伸長103で1次記憶装置106の画像データの伸長を行い、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力データとの画像合成を行った後のデータを出力データセレクタ104で選択し、出力する。
【0080】
画像合成102は、1次記憶装置106のデータと、入力データとの合成(画像データの位相調整機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像出力、1次記憶装置106へのライトバック、両方の出力先への同時出力も可能)等の処理を行う。
【0081】
出力対象となる画像が1次記憶装置106に格納されていない場合には、2次記憶装置107に格納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸長105で伸長を行い、伸長後のデータを1次記憶装置106に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行う。
【0082】
また、作業分担するために他のデジタル複写機とコマンドや画像データの送受信を行う必要があるが、これは、この実施例では、SCSIインターフェース部を使い実現している。図5に示すメモリコントローラがSCSIドライバ80を介してそれを実現している。
【0083】
次に、本発明の特徴部分を説明する。
【0084】
本実施形態では、読み取りユニット50が原稿台2にセットされた原稿をページ単位に読み取る読み取り手段を構成している。
【0085】
また、プリントキー34が、読み取りユニット50によって読み取るように読み取り開始を指示する読み取り開始指示手段を構成している。
【0086】
また、画像メモリ66が読み取りユニット50によって読み取られた原稿の画像データをページ単位で蓄積する蓄積手段を構成している。
【0087】
また、書き込みユニット60、感光体ドラム15、現像ユニット27、搬送ベルト16および定着ユニット17は、画像メモリ66に蓄積された画像をページ単位で記録紙に印刷する印刷手段を構成している。
【0088】
また、印刷手段は、読み取りユニット50によって読み取られた画像を画像メモリに記憶せずに記録紙に直接コピーしても良い。
【0089】
また、CPU68は、ソートキー305が押下されると、画像メモリ66に蓄積された画像データを1部ずつ順に揃える印刷を行なって複数部のファイルを印刷するように第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13および縦搬送ユニット14を作動させるようになっており、CPU68、ソートキー305、第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13および縦搬送ユニット14はソート手段を構成している。
【0090】
また、ソートキー305はソート手段を動作させるソートモードを設定するソートモード設定手段を構成している。
【0091】
本実施形態では、CPU68は、ソートキー305を押下してソートモードが設定されたときに、プリントキー34が操作されると、プリントキー34からの出力が入力される度に1枚の原稿を原稿台2から分離手段3によって分離した後、読み取りユニット50によって読み取りを行なうことにより、画像メモリ66に画像データを蓄積し、画像データ66に蓄積された1ページの画像データを印刷手段によって1枚の記録紙に印刷する試しコピーを行なうようになっており、CPU68、プリントキー34、第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13および縦搬送ユニット14は試し印刷手段を構成している。
【0092】
また、ソートモードに設定されたときに原稿読み直しキー316が押下されると、原稿の読み直しが指示されるようになっており、原稿読み直しキー316は読み直し指示手段を構成している。
【0093】
CPU68は、原稿読み直しキー316が押下されたときに、画像メモリ66に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去するようになっており、消去手段を構成している。特に、CPU68は、原稿読み直しキー316が押下された時点で画像メモリ66に蓄積された画像データを消去するようになっている。
【0094】
また、CPU68は、読み取りユニット50によって原稿が読み込まれないときには、原稿読み直しキー316の操作を無効にするようになっており、無効手段も構成している。
【0095】
そして、CPU68はテンキー32に設けられた図示しない「#キー」を操作したときに、試しコピーを終了してソート部数に設定されたコピー部数の印刷を行なうように2部目移行のコピーを行なう。
次に、図8のフローチャートに基づいて試しコピー処理を説明する。
【0096】
最初に原稿枚数を表示するための原稿枚数カウンタを初期化し、値を0にする(ステップS101)。この原稿枚数のカウント値は、RAM70に格納されるものである。
【0097】
次いで、最終原稿確定キーである#キーが押下されたか否かを判別し(ステップS102)、押下されていない場合には、プリントキー34が押下されたか否かを判別する(ステップS103)。プリントキー34が押下された場合には、原稿台2にセットされた原稿束から分離手段3によって最下位に位置する原稿を分離した後、コンタクトガラス6に搬送して読み取りユニット50によって原稿の画像を読み取る(ステップS109)。次いで、この画像データを画像メモリ66の1次メモリ106に格納した後、原稿枚数をRAM70にカウントアップする(ステップS110、S111)。
【0098】
次いで、RAM70内の原稿枚数カウンタが0よりも大きいか否かを判別し(ステップS107)、大きい場合には原稿読み直しキー316を表示し(ステップS112)、小さい場合には原稿読み直しキー316を消去してボタン操作の無効処理を実施する(ステップS112)。
【0099】
なお、ステップS102、S103、S109、S110、S111の処理において記録紙に印刷を行なう。
【0100】
一方、ステップS103でプリントキーが押下されない場合には、原稿読み直しキー316が押下されたか否かを判別し(ステップS104)、原稿読み直しキー316が押下されない場合には、ステップS102に移行する。
【0101】
S104で原稿読み直しキー316が押下された場合には、直前に読み取った画像データ、すなわち、1次記憶装置106に最後に記憶された画像データを消去した後(ステップS105)、RAM70内の原稿枚数カウンタをカウントダウンする(ステップS106)。ここで、原稿読み直しキー316を押下するのは、印刷画像(すなわち、読み取り画像)に不備(オペレータが設定した画像濃度、倍率等の印刷条件が間違っていたり、ページ順、画像の方向や裏表等の原稿セットミス等)があった場合に、オペレータが再度、原稿を読み直す必要がある場合である。
【0102】
次いで、RAM70内の原稿枚数カウンタが0よりも大きいか否かを判別し(ステップS107)、大きい場合には原稿読み直しキー316を表示し(ステップS108)、小さい場合には原稿読み直しキー316を消去してボタン操作の無効処理を実施する(ステップS112)。
【0103】
また、ステップS102で#キーが押下されたものと判断された場合には、1次記憶装置106内に記憶された画像データの先頭ページから最終ページまで、すなわち、2部目の画像データの印刷を行ない(ステップS113)、設定部数の印刷が終了したか否かを判別し(ステップS114)、設定部数の印刷が終了した場合には今回の処理を終了する。
【0104】
このように本実施形態では、ソートモードが設定されたときに、原稿を1枚ずつ読み取って1枚の記録紙に印刷し、印刷画像に不備があれば、読み直しキー316を押下して原稿の読み直しを行ない、画像メモリ66に最後に蓄積された画像データをページ単位で消去することができる。このため、ソートモードの終了前に、正常に読み取られた画像に対して原稿の再読み取りを行なうのを不要にして、読み取り作業の作業性を向上させることができる。
【0105】
特に、原稿読み直しキー316が押下されたとき、プリントキー34が最後に操作されたときに画像メモリ66に蓄積された画像データを消去しているため、原稿読み直しキー316を操作したときに、画像メモリ66に最後に蓄積された画像データを自動的に消去することができる。
【0106】
また、読み取りユニット50によって原稿が読み込まれないときには、原稿読み直しキー316の操作を無効にしているため、原稿の読み取りを行えない場合は原稿の読み直し操作を行なうことができないため、誤った操作が行なわれるのを防止することができ、操作性を向上させることができる。
【0107】
図1〜7および図9、10は本発明に係る画像形成装置の第2実施形態を示す図であり、本実施形態では、試しコピー処理が第1実施形態と異なるのみでその他の構成は同一である。
【0108】
本実施形態では、原稿読み直しキー316を押下したときに、図9に示すように、液晶表示パネル31に読み直し原稿枚数の画面317が表示されるようになっており、この画面317が表示されたときに、テンキー32によって画像メモリ66に蓄積された画像データの消去ページ数を指示して画面317の「OK」キーを押下するようになっている。本実施形態では、テンキー32および液晶表示パネル31が消去数入力手段を構成している。
【0109】
また、CPU68は、テンキー32によって入力されたページ数の画像データを画像メモリ66に記憶された最終ページの画像データから遡って消去するようになっている。
【0110】
また、原稿枚数表示部302aには読み取りユニット50によって読み取られた原稿の枚数が表示されるようになっており、本実施形態では原稿枚数表示部302aが原稿枚数表示手段を構成している。
【0111】
また、CPU68は原稿読み直しキー316によって原稿の読み直しが指示されたときに、原稿枚数表示部302aに表示される原稿枚数を原稿読み直しキー316が指示された時点の原稿枚数に補正するようになっている。
次に、図10のフローチャートに基づいて試しコピー処理を説明する。
【0112】
最初に原稿枚数を表示するためのRAM70内の原稿枚数カウンタを初期化し、値を0にする(ステップS201)。
【0113】
次いで、最終原稿確定キーである#キーが押下されたか否かを判別し(ステップS202)、押下されていない場合には、プリントキー34が押下されたか否かを判別する(ステップS203)。プリントキー34が押下された場合には、原稿台2にセットされた原稿束から分離手段3によって最下位に位置する原稿を分離した後、コンタクトガラス6に搬送して読み取りユニット50によって原稿の画像を読み取る(ステップS210)。次いで、この画像データを画像メモリ66の1次メモリ106に格納した後、原稿枚数をRAM70にカウントアップする(ステップS211、S212)。
【0114】
次いで、RAM70内の原稿枚数カウンタが0よりも大きいか否かを判別し(ステップS207)、大きい場合には原稿読み直しキー316を表示し(ステップS209)、小さい場合には原稿読み直しキー316を消去してボタン操作の無効処理を実施する(ステップS213)。
【0115】
なお、ステップS202、S203、S210、S211、S212の処理において記録紙に印刷を行なう。
【0116】
一方、ステップS203でプリントキーが押下されない場合には、原稿読み直しキー316が押下されたか否かを判別し(ステップS204)、原稿読み直しキー316が押下されない場合には、ステップS202に移行する。
【0117】
S204で原稿読み直しキー316が押下された場合には、テンキー32によって消去画像数を入力し、読み直し原稿枚数の画面317のOKキーを押下する(ステップS205)。
【0118】
次いで、1次記憶メモリ106から直前に読み取った画像データから遡って入力された画像データを消去した後(ステップS206)、RAM70内の原稿枚数カウンタから消去画像数を減算する(ステップS207)。このため、原稿枚数表示部302aに表示される原稿枚数が減算された値に表示される。例えば、原稿枚数が15枚、15枚目の画像を読み取って原稿読み直しキー316が操作されて画像消去数が2に設定された場合には、原稿枚数表示部302aに表示される原稿枚数は13である。
【0119】
次いで、RAM70内の原稿枚数カウンタが0よりも大きいか否かを判別し(ステップS208)、大きい場合には原稿読み直しキー316を表示し(ステップS209)、小さい場合には原稿読み直しキー316を消去してボタン操作の無効処理を実施する(ステップS213)。
【0120】
また、ステップS202で#キーが押下されたものと判断された場合には、1次記憶装置106内に記憶された画像データの先頭ページから最終ページまで、すなわち、2部目の画像データの印刷を行ない(ステップS214)、設定部数の印刷が終了したか否かを判別し(ステップS215)、設定部数の印刷が終了した場合には今回の処理を終了する。
【0121】
このように本実施形態では、画像メモリ66に蓄積された画像データの消去ページ数を指示し、指定されたページ数の画像データを画像メモリ66から消去するようにしたため、任意の範囲の画像データを画像メモリ66から消去することができる。このため、複数枚の原稿の読み取りを行なった場合でも、不備があった原稿まで遡って画像データを消去することができる。
【0122】
また、本実施形態では、読み取りユニット50によって読み取られる原稿の枚数を表示し、原稿読み直しキー316によって原稿の読み直しが指示されたときに、原稿枚数表示部302aに表示される原稿枚数を読み直しが指示された時点の原稿枚数に補正するようにしたため、読み取った原稿枚数を示す表示を読み取り前の状態に戻すことができる、原稿の読み取りをどのページまでやり直すことになるのかを確実に確認することができる。
【0123】
図1〜7および図11〜13は本発明に係る画像形成装置の第3実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、試しコピー処理が第1実施形態と異なるのみでその他の構成は同一である。
【0124】
本実施形態では、両面モードを設定する両面キー310、複数枚の原稿の画像データを記録紙の片面に集約する集約キー311が印刷モード設定手段を構成しており、消去手段を構成するCPU68が、読み直しキー316が操作されたときに、印刷モード設定手段により設定された印刷モードで印刷された記録紙を単位として消去画像数を算出し、画像メモリ66に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去することを特徴としている。特に、CPU68は、原稿読み直しキー316が押下された時点で画像メモリ66に蓄積された画像データを消去するようになっている。
【0125】
また、CPU68は、読み取りユニット50によって原稿が読み込まれないときには、原稿読み直しキー316の操作を無効にするようになっており、無効手段も構成している。
【0126】
また、原稿枚数表示部302aには読み取りユニット50によって読み取られた原稿の枚数が表示されるようになっており、本実施形態では原稿枚数表示部302aが原稿枚数表示手段を構成している。
【0127】
また、CPU68は原稿読み直しキー316によって原稿の読み直しが指示されたときに、原稿枚数表示部302aに表示される原稿枚数を原稿読み直しキー316が指示された時点の原稿枚数に補正するようになっている。
【0128】
また、メッセージエリア301には、原稿読み直しキー316によって原稿の読み直しが指示されたときに、読み直しを行う原稿枚数が表示されるようになっており、メッセージエリア301は読み直し原稿枚数表示手段を構成している。
次に、図11〜13のフローチャートに基づいて試しコピー処理を説明する。
【0129】
最初に原稿枚数を表示するためのRAM70内の原稿枚数カウンタを初期化し、値を0にする(ステップS301)。
【0130】
次いで、最終原稿確定キーである#キーが押下されたか否かを判別し(ステップS302)、#キーが押下されていない場合には、プリントキー34が押下されたか否かを判別する(ステップS303)。
【0131】
プリントキー34が押下された場合には、原稿台2にセットされた原稿束から分離手段3によって最下位に位置する原稿を分離した後、コンタクトガラス6に搬送して読み取りユニット50によって原稿の画像を読み取る(ステップS314)。次いで、この画像データを画像メモリ66の1次メモリ106に格納した後、原稿枚数をRAM70にカウントアップする(ステップS315、S316)。
【0132】
次いで、RAM70内の原稿枚数カウンタが0よりも大きいか否かを判別し(ステップS311)、大きい場合には原稿読み直しキー316を表示し(ステップS312)、小さい場合には原稿読み直しキー316を消去してボタン操作の無効処理を実施する(ステップS313)。
【0133】
なお、ステップS302、S303、S314、S315、S316の処理において記録紙に印刷を行なう。
【0134】
一方、ステップS303でプリントキーが押下されない場合には、原稿読み直しキー316が押下されたか否かを判別し(ステップS304)、原稿読み直しキー316が押下されない場合には、ステップS302に移行する。
【0135】
S304で原稿読み直しキー316が押下された場合には、最後に読み取った画像データで印刷された1枚分の記録紙の画像を消去するために、最後に印刷された記録紙を指定し(ステップS305)、この記録紙1枚分の画像を消去するために画像消去数を図12のフローチャートに基づいて算出する(ステップS306)。
【0136】
図12は印刷モードにより記録紙枚数と画像数が一致しない場合に、記録紙枚数から消去画像数を判断することができないから必要な処理である。本実施形態では、初期状態では、画像消去数を指定記録紙枚数と同数とし(ステップS401)、両面印刷モードであるか否かを判別する(ステップS402)。ここで片面印刷モードであれば、画像消去数を1にセットし、両面印刷モードであれば、画像消去数を(画像消去数×2)にセットする(ステップS403)。
【0137】
次いで、1次記憶メモリ106から直前に読み取った画像データから遡って画像消去数分の読み取った画像データを消去した後(ステップS307)、図13のフローチャートに基づいて原稿戻し枚数を計算する(ステップS308)。
【0138】
図13は印刷モードにより記録紙枚数と画像数が一致しない場合に、記録紙枚数から原稿の戻し枚数を判断することができないから必要な処理である。本実施形態では、初期状態では、原稿戻し枚数を指定記録紙枚数と同数とし(ステップS501)、両面印刷モードであるか否かを判別する(ステップS502)。
【0139】
ここで、両面印刷モードであれば、原稿戻し枚数を2倍した後(ステップS503)、Nin1集約モード(例えば、2枚の原稿を片面に集約する2in1集約モード)であるか否かを判別する(ステップS504)。また、ステップS502で片面印刷モードであれば、原稿戻し枚数を1にセットしてステップS504に移行する。ステップS504でNin1集約モードであれば、原稿戻し枚数をN倍し、Nin1集約モードでないのでれば、1にセットする。
【0140】
ステップS308で原稿戻し枚数の計算が終了すると、RAM70内の原稿枚数カウンタから消去画像数を減算した後(ステップS309)、原稿枚数表示部302aに原稿の戻し枚数を表示する(ステップS310)。
【0141】
次いで、RAM70内の原稿枚数カウンタが0よりも大きいか否かを判別し(ステップS311)、大きい場合には原稿読み直しキー316を表示し(ステップS312)、小さい場合には原稿読み直しキー316を消去してボタン操作の無効処理を実施する(ステップS313)。
【0142】
また、ステップS302で#キーが押下されたものと判断された場合には、1次記憶装置106内に記憶された画像データの先頭ページから最終ページまで、すなわち、2部目の画像データの印刷を行ない(ステップS317)、設定部数の印刷が終了したか否かを判別し(ステップS318)、設定部数の印刷が終了した場合には今回の処理を終了する。
【0143】
このように本実施形態では、消去手段を構成するCPU68が、読み直しキー316が操作されたときに、印刷モード設定手段により設定された印刷モードで印刷された記録紙を単位として消去画像数を算出し、画像メモリ66に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去するようにしたため、ソートモードの終了前に、正常に読み取られた画像に対して原稿の再読み取りを行なうのを不要にして、読み取り作業の作業性を向上させることができる。
【0144】
特に、原稿読み直しキー316が押下されたとき、プリントキー34が最後に操作されたときに画像メモリ66に蓄積された画像データを消去しているため、原稿読み直しキー316を操作したときに、画像メモリ66に最後に蓄積された画像データを自動的に消去することができる。
【0145】
また、読み取りユニット50によって原稿が読み込まれないときには、原稿読み直しキー316の操作を無効にしているため、原稿の読み取りを行えない場合は原稿の読み直し操作を行なうことができないため、誤った操作が行なわれるのを防止することができ、操作性を向上させることができる。
【0146】
また、読み取りユニット50によって読み取られる原稿の枚数を表示し、原稿読み直しキー316によって原稿の読み直しが指示されたときに、原稿枚数表示部302aに表示される原稿枚数を読み直しが指示された時点の原稿枚数に補正するようにしたため、読み取った原稿枚数を示す表示を読み取り前の状態に戻すことができる、原稿の読み取りをどのページまでやり直すことになるのかを確実に確認することができる。
【0147】
また、原稿枚数表示部302aに読み直しを行う原稿枚数を表示するようにしたため、読み直す原稿枚数を直接知ることができ、原稿の読み取りをより確実に行うことができる。
【0148】
図1〜7、図12、13および図14、15は本発明に係る画像形成装置の第4実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、試しコピー処理が第3実施形態と異なるのみでその他の構成は同一である。
【0149】
本実施形態では、原稿読み直しキー316を押下したときに、図15(a)に示すように、読み直しを行う記録紙枚数の画面318が表示されるようになっており、この画面318が表示されたときに、画像メモリ66に蓄積された画像データからテンキー32によって入力された記録紙枚数に対応する画像データが消去されるようになっている。また、テンキー32によって記録紙枚数を入力したときに「OK」キーを押下することにより、消去枚数が確定される。本実施形態では、テンキー32および液晶表示パネル31が記録紙枚数入力手段を構成している。
次に、図14のフローチャートに基づいて試しコピー処理を説明する。
【0150】
最初に原稿枚数を表示するためのRAM70内の原稿枚数カウンタを初期化し、値を0にする(ステップS601)。
【0151】
次いで、最終原稿確定キーである#キーが押下されたか否かを判別し(ステップS602)、#キーが押下されていない場合には、プリントキー34が押下されたか否かを判別する(ステップS603)。
【0152】
プリントキー34が押下された場合には、原稿台2にセットされた原稿束から分離手段3によって最下位に位置する原稿を分離した後、コンタクトガラス6に搬送して読み取りユニット50によって原稿の画像を読み取る(ステップS614)。次いで、この画像データを画像メモリ66の1次メモリ106に格納した後、原稿枚数をRAM70にカウントアップする(ステップS615、S616)。
【0153】
次いで、RAM70内の原稿枚数カウンタが0よりも大きいか否かを判別し(ステップS611)、大きい場合には原稿読み直しキー316を表示し(ステップS612)、小さい場合には原稿読み直しキー316を消去してボタン操作の無効処理を実施する(ステップS613)。
【0154】
一方、ステップS303でプリントキー34が押下されない場合には、原稿読み直しキー316が押下されたか否かを判別し(ステップS604)、原稿読み直しキー316が押下されない場合には、ステップS602に移行する。
【0155】
S604で原稿読み直しキー316が押下された場合には、図15(a)に示すような印刷取消枚数として記録紙枚数を入力する(ステップS605)。
【0156】
次いで、入力された印刷取消枚数を上述した図12のフローチャートに基づいて算出する(ステップS606)。
【0157】
次いで、1次記憶メモリ106から直前に読み取った画像データから遡って画像消去数分の読み取った画像データを消去した後(ステップS607)、上述したように図13のフローチャートに基づいて原稿戻し枚数を計算する(ステップS608)。
【0158】
ステップS608で原稿戻し枚数の計算が終了すると、RAM70内の原稿枚数カウンタから消去画像数を減算した後(ステップS609)、図15(b)に示すように、原稿枚数表示部302aに原稿の戻し枚数を表示する。なお、図15(a)において、16枚の原稿の試し印刷を行ったときに、印刷取消枚数として、記録紙の両面印刷、2ni1の片面集約印刷の記録紙を用いた場合に、2枚の記録紙の画像データを消去するように設定すると、図15(b)に示すように4枚の原稿を戻すような表示を行う。
【0159】
次いで、RAM70内の原稿枚数カウンタが0よりも大きいか否かを判別し(ステップS611)、大きい場合には原稿読み直しキー316を表示し(ステップS612)、小さい場合には原稿読み直しキー316を消去してボタン操作の無効処理を実施する(ステップS613)。
【0160】
また、ステップS602で#キーが押下されたものと判断された場合には、1次記憶装置106内に記憶された画像データの先頭ページから最終ページまで、すなわち、2部目の画像データの印刷を行ない(ステップS617)、設定部数の印刷が終了したか否かを判別し(ステップS618)、設定部数の印刷が終了した場合には今回の処理を終了する。
【0161】
このように本実施形態では、第3実施形態と同様の効果を得ることができることに加えて、原稿読み直しキー316を押下したときに、読み直しを行う記録紙枚数の画面318を表示し、この画面318が表示されたときに、画像メモリ66に蓄積された画像データからテンキー32によって入力された記録紙枚数に対応する画像データを消去するようにしたため、取り除く記録紙枚数を直接知ることができ、記録紙の除去作業を簡単に行うことができる。
【0162】
図1〜7、図16〜19は本発明に係る画像形成装置の第5実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、試しコピー処理が第1実施形態と異なるのみでその他の構成は同一である。
【0163】
本実施形態では、原稿読み直しキー316を押下したときに、図17に示すように、読み直し原稿枚数の入力用の画面319が表示されるようになっており、この画面319が表示されたときに、画像メモリ66に蓄積された最後または最初の画像データからn番目の画像データを消去するように指示する。
【0164】
これに加えて、n番目から何ページ目の画像までを消去するように指示するようになっている。例えば、先頭からn番目のページが5ページを設定し、部数を3部に設定して「OK」キーを押下すれば7ページ目までの3ページの画像データを消去するように指示可能である。そして、CPU68は、テンキー32によって指示された画像データを画像メモリから消去する。本実施形態では、テンキー32および液晶表示パネル31が消去数入力手段を構成している。
【0165】
また、本実施形態では、原稿読み直しキー316を押下して原稿の読み直しを行うために、画像メモリ66に蓄積された原稿をコピーして出力するときに、図18に示すように、画面320を表示するようになっている。
【0166】
この画面320には「出力した記録紙を無効にしますか?」と表示されるようになっており、ここで「はい」キーを押下すると、CPU68は画像メモリ66に蓄積された読み直し原稿および読み直し原稿以降の原稿を印刷して出力する制御を行い、「いいえ」キーを押下すると、CPU68は画像メモリ66に蓄積された読み直し原稿のみを印刷して出力する制御を行うようになっている。
【0167】
本実施形態では、「はい」キーが第2設定手段を構成し、「いいえ」キーが第1設定手段を構成しており、実質的には液晶表示パネル31が第1設定手段および第2設定手段を構成している。
【0168】
また、本実施形態では、「いいえ」キーを押下したときに、図19に示すように、取り除く記録紙の枚数を表示する画面321を表示するようになっており、液表表示パネル321は取り除き記録紙枚数表示手段を構成している。
次に、図16のフローチャートに基づいて試しコピー処理を説明する。
【0169】
最初に原稿枚数を表示するためのRAM70内の原稿枚数カウンタを初期化し、値を0にする(ステップS701)。
【0170】
次いで、プリントキー34が押下されたか否かを判別し(ステップS702)、押下されていない場合には、原稿読み直しキー316が押下されたか否かを判別する(ステップS703)。
【0171】
原稿読み直しキー316が押下されると、液晶表示パネル31に図17に示す画面319を表示する(ステップS704)。
【0172】
次いで、ユーザが画像メモリ66に蓄積された先頭または末尾からの消去画像データの指定と指定部数の指示を行うと(ステップS705)、画面319から指定されたページ位置から指定部数だけ画像メモリ66に蓄積されていた画像データを消去し(ステップS706)、RAM70内の原稿枚数カウンタから消去画像数を減算した後(ステップS707)、ステップS702に戻る。
【0173】
ステップS702でプリントキーが押下された場合には、原稿読み直しモードであるか否かを判別する(ステップS708)。このモードは原稿読み直しキー316が押下されたときに原稿読み直しモードに設定される。
【0174】
ステップS708で原稿読み直しモードでない場合には、コンタクトガラス6に搬送して読み取りユニット50によって原稿の画像を読み取り、この読み取り原稿を記録紙に印刷する処理を行う(ステップS717)。
【0175】
次いで、この画像データを画像メモリ66の1次メモリ106に格納した後、原稿枚数をRAM70にカウントアップする(ステップS718)。次いで、設定部数の印刷が終了したか否かを判別し(ステップS719)、設定部数の印刷が終了した場合には今回の処理を終了する。
【0176】
一方、ステップS708で原稿読み直しモードであるものと判断された場合には、図18に示す画面320を表示する(ステップS709)。次いで、無効キーが押下されたか否か、すなわち、「はい」キーが押下が押下されたか否かを判別し(ステップS710)、押下されていない場合、すなわち、「いいえ」キーが押下された場合には、読み直し原稿を読み取り処理を行ってこの画像データを画像メモリ66の1次メモリ106に格納した後(ステップS720)、この読み直し原稿のみを印刷して出力する(ステップS721)。
【0177】
次いで、原稿枚数をRAM70にカウントアップした後(ステップS722)、設定部数の印刷が終了したか否かを判別し(ステップS723)、設定部数の印刷が終了した場合には今回の処理を終了する。
【0178】
一方、ステップS710で無効キーが押下された場合、すなわち、「はい」キーが押下された場合には、画面319で設定された原稿の読み直し位置、部数から取り除く記録紙枚数を算出する。
【0179】
例えば、原稿10枚のうち、2枚の原稿を記録紙1枚に片面集約する場合において、原稿の読み直し位置が5ページ目で部数が4枚とすると、原稿2枚で記録紙1枚となるため取り除く記録紙は3枚と算出される。この場合には、図19に示すように「記録紙を3枚、排紙トレイから取り除いて下さい」というメッセージの画面321を表示する(ステップS712)。
【0180】
ユーザが画面321の「OK」キーを押下すると、読み直し原稿を読み取り処理を行ってこの画像データを画像メモリ66の1次メモリ106に格納した後(ステップS713)、この読み直し原稿とこの読み直し原稿移行の原稿の画像データを記録紙に印刷して出力する(ステップS714)。
【0181】
原稿枚数をRAM70にカウントアップした後(ステップS715)、設定部数の印刷が終了したか否かを判別し(ステップS716)、設定部数の印刷が終了した場合には今回の処理を終了する。
【0182】
このように本実施形態では、原稿読み直しキー316を押下したときに、画像メモリ66に蓄積された最後または最初の画像データからn番目の画像データを消去するようにしたため、指定されたページの画像データの読み直しを簡単に行うことができる。
【0183】
また、本実施形態では、「いいえ」キーを押下したときに画像メモリ66に蓄積された読み直し原稿のみを印刷して出力する要にしたため、読み直しされた原稿の印刷画像のみを確認することができ、記録紙が無駄になるのを防止することができる。
【0184】
すなわち、例えば、10ページの片面原稿を1枚の記録紙の両面に試し印刷を行う際に4ページ目の原稿の読み直しを行う場合には、記録紙が2枚印刷出力されることになる。ここで、原稿の読み直しを行って読み直し原稿とそれ以降の原稿の試し印刷を行うと、合計で4枚の原稿の印刷出力を行う必要があり、記録紙が無駄になる。
【0185】
本実施形態では、「いいえ」キーを押下したときには、画像メモリ66に蓄積された読み直し原稿のみを印刷して出力することにより、記録紙が無駄になるのを防止することができる。
【0186】
また、「はい」キーを押下したときには、画像メモリ66に蓄積された読み直し原稿および読み直し原稿以降の原稿を印刷して出力するようにしたため、先に正常に出力された記録紙に後続する記録紙のページ順を自動的に揃えて出力することができる。
【0187】
また、「いいえ」キーを押下したときに取り除く記録紙枚数を表示するようにしたため、取り除く原稿枚数を直接知ることができ、記録紙の除去作業を簡単に行うことができる。
【0188】
【発明の効果】
本発明によれば、ソートモードが設定されたときに、原稿を1枚ずつ読み取って1枚の記録紙に印刷し、印刷画像(すなわち、読み取り画像)に不備(オペレータが設定した画像濃度、倍率等の印刷条件が間違っていたり、ページ順、画像の方向や裏表等の原稿セットミス等)があれば、読み直し手段を操作して原稿の読み直しを行ない、蓄積手段に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去することができる。このため、ソートモードの終了前に、正常に読み取られた画像に対して原稿の再読み取りを行なうのを不要にして、読み取り作業の作業性を向上させることができる。
【0189】
また、本発明によれば、読み直し指示手段を操作すると、読み取り開始指示手段が最後に操作されたときに蓄積手段に蓄積された画像データをページ単位で消去するようにしたので、読み直し指示手段を操作したときに、蓄積手段に最後に蓄積された画像データを自動的に消去することができる。
【0190】
また、本発明によれば、蓄積手段に蓄積された画像データの消去ページ数を指示する消去数入力手段を設け、消去数入力手段によって入力されたページ数の画像データを蓄積手段から消去するようにしたので、任意の範囲の画像データを蓄積手段から消去することができる。このため、複数枚の原稿の読み取りを行なった場合でも、不備があった原稿まで遡って画像データを消去することができる。
【0191】
また、本発明によれば、読み取り手段によって読み取られる原稿の枚数を表示する原稿枚数表示手段を設け、読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、原稿枚数表示手段に表示される原稿枚数を読み直しが指示された時点の原稿枚数に補正するようにしたので、読み取った原稿枚数を示す表示を読み取り前の状態に戻すことができ、原稿の読み取りをどのページまでやり直すことになるのかを確実に確認することができる。
【0192】
また、本発明によれば、読み取り手段によって原稿が読み込まれないときには、読み直し指示手段の操作を無効にする無効手段を設けたので、原稿の読み取りを行えない場合は原稿の読み直し操作を行なうことができないようにすることができ、誤った操作が行なわれるのを防止して、操作性を向上させることができる。
【0193】
また、本発明によれば、読み直し指示手段が操作されたときに、印刷モード設定手段により設定された印刷モードで印刷された記録紙を単位として消去画像数を算出し、蓄積手段に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去する消去手段とを設けたため、ソートモードの終了前に、正常に読み取られた画像に対して原稿の再読み取りを行なうのを不要にして、読み取り作業の作業性を向上させることができる。
【0194】
また、本発明によれば、読み直し指示手段が操作されたとき、読み取り開始指示手段が最後に操作されたときに蓄積手段に蓄積された画像データを消去するようにしたため、印刷された原稿を確認して印刷画像に不備があれば、読み直し指示手段を操作すると、読み取り開始指示手段が最後に操作されたときに蓄積手段に蓄積された画像データを記録紙単位で消去するので、読み直し指示手段を操作したときに、例えば、片面印刷モードであれば蓄積手段に最後に蓄積された1ページの画像データを自動的に消去することができ、また、両面印刷モードであれば蓄積手段に最後に蓄積された2ページの画像データを自動的に消去することができる。
【0195】
また、本発明によれば、記録紙枚数を入力する記録紙枚数入力手段を設け、記録紙枚数入力手段によって入力された記録紙枚数分の画像データを蓄積手段から消去するようにしたため、任意の範囲の画像データを蓄積手段から消去することができるため、複数枚の原稿の読み取りを行なった場合でも、不備があった原稿まで遡って画像データを消去することができる。
【0196】
また、本発明によれば、読み取り手段によって読み取られた原稿の枚数を表示する読み取り原稿枚数表示手段を設け、読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、原稿枚数表示手段に表示される原稿枚数を読み直しが指示された時点の原稿枚数に補正するようにしたため、読み取った原稿枚数を示す表示を読み取り前の状態に戻すことができるので、原稿の読み取りをどのページまでやり直すことになるのかを確実に確認することができる。
【0197】
また、本発明によれば、読み直す原稿枚数を表示する読み直し原稿枚数を表示する読み直し原稿枚数表示手段を設け、読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、読み直す原稿枚数を表示するようにしたため、読み直す原稿枚数を直接知ることができるので、原稿の読み取りをより確実に行うことができる。
【0198】
また、本発明によれば、取り除く記録紙枚数を表示する取り除き記録紙枚数表示手段を設け、読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、取り除く原稿枚数を表示するようにしたので、取り除く記録紙枚数を直接知ることができ、記録紙の除去作業を簡単に行うことができる。
【0199】
また、本発明によれば、蓄積手段に蓄積された最後または最初の画像データからn番目の消去ページを指示する消去数入力手段を設け、消去数入力手段によって入力されたn番目の画像データを蓄積手段から消去するようにしたので、指定されたページの画像データの読み直しを簡単に行うことができる。
【0200】
また、本発明によれば、蓄積手段に蓄積された原稿を印刷手段によって出力するときに、記録紙の出力開始位置を設定する第1設定手段および第2設定手段を有し、第1設定手段に設定したときには、蓄積手段に蓄積された読み直し原稿のみを印刷して出力し、第2設定手段に設定したときには、蓄積手段に蓄積された読み直し原稿および読み直し原稿以降の原稿を印刷して出力するようにしたので、第1設定手段に設定したときには、蓄積手段に蓄積された読み直し原稿のみを印刷して出力することにより、読み直しされた原稿の印刷画像のみを確認することができ、記録紙が無駄になるのを防止することができる。また、第2設定手段に設定したときには、蓄積手段に蓄積された読み直し原稿および読み直し原稿以降の原稿を印刷して出力することにより、先に正常に出力された記録紙に後続する記録紙のページ順を自動的に揃えて出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1実施形態を示す図であり、画像形成装置の概略構成図である。
【図2】第1実施形態の操作部を示す図である。
【図3】第1実施形態の液晶タッチパネルの一般的な表示例を示す図である。
【図4】第1実施形態の液晶タッチパネルに原稿読み直しキーが表示された状態を示す図である。
【図5】第1実施形態の画像処理部の構成を示す図である。
【図6】第1実施形態のセレクタにおける1ページ分の画像信号を示す図である。
【図7】第1実施形態の画像メモリコントローラと画像メモリの構成図である。
【図8】第1実施形態の試しコピー処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る画像形成装置の第2実施形態を示す図であり、その液晶タッチパネルの表示例を示す図である。
【図10】第2実施形態の試しコピー処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る画像形成装置の第3実施形態を示す図であり、その試しコピー処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】第3実施形態の画像消去数計算処理のフローチャートを示す図である。
【図13】第3実施形態の原稿戻し枚数計算処理のフローチャートである。
【図14】本発明に係る画像形成装置の第4実施形態を示す図であり、その試しコピー処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】(a)は第4実施形態の印刷取消枚数の表示画面の表示例を示す図、(b)は原稿戻し枚数の表示画面の表示例を示す図である。
【図16】本発明に係る画像形成装置の第5実施形態を示す図であり、その試しコピー処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】第5実施形態の画像データの消去画面の表示例を示す図である。
【図18】第5実施形態の出力記録紙の無効処理を行う表示画面の表示例を示す図である。
【図19】第5実施形態の記録紙の除去枚数の表示画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
11 第1給紙装置(ソート手段、試し印刷手段)
12 第2給紙装置(ソート手段、試し印刷手段)
13 第3給紙装置(ソート手段、試し印刷手段)
14 縦搬送ユニット(ソート手段、試し印刷手段)
15 感光体ドラム(印刷手段
16 搬送ベルト(印刷手段)
17 定着ユニット(印刷手段)
27 現像ユニット(印刷手段)
31 液晶表示パネル(消去数入力手段、記録紙枚数入力手段、第1設定手段、第2設定手段、取り除き記録紙枚数表示手段)
32 テンキー(消去数入力手段、記録紙枚数入力手段)
34 プリントキー(読み取り開始指示手段、試し印刷手段)
50 読み取りユニット(読み取り手段)
60 書き込みユニット(印刷手段)
66 画像メモリ(蓄積手段)
68 CPU(ソート手段、試し印刷手段、消去手段、無効手段)
301 メッセージエリア(読み直し原稿枚数表示手段)
302a 原稿枚数表示部(原稿枚数表示手段)
305 ソートキー(ソート手段、ソートモード設定手段)
310 両面キー(印刷モード設定手段)
311 集約キー(印刷モード設定手段)
316 原稿読み直しキー(読み直し指示手段)
Claims (4)
- 原稿をページ単位に読み取る読み取り手段と、
前記原稿を前記読み取り手段によって読み取るように読み取り開始を指示する読み取り開始指示手段と、
前記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データをページ単位で蓄積する蓄積手段と、
前記読み取り手段によって読み取られた画像または蓄積手段に蓄積された画像をページ単位で記録紙に印刷する印刷手段と、
前記蓄積手段に蓄積された画像データに対して一部ずつページ順に揃える印刷処理をするように前記印刷手段を制御するソート手段と、
前記ソート手段を動作させるソートモードを設定するソートモード設定手段とを備えた画像形成装置において、
前記ソートモードが設定されたときに、前記読み取り開始手段が操作される度に1枚の原稿の読み取りを行なって前記蓄積手段に画像データを蓄積し、前記蓄積手段に蓄積された1ページの画像データを前記印刷手段によって1枚の記録紙に印刷する試し印刷手段と、
前記ソートモードが設定されたときに、原稿の読み直しを指示する読み直し指示手段と、
前記読み取り手段によって読み取られた原稿の枚数を表示する原稿枚数表示手段と、
前記読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、前記蓄積手段に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去するとともに、前記原稿枚数表示手段に表示される原稿枚数を前記読み直しが指示された時点の原稿枚数に補正する消去手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 原稿をページ単位に読み取る読み取り手段と、
前記原稿を前記読み取り手段によって読み取るように読み取り開始を指示する読み取り開始指示手段と、
前記読み取り手段によって読み取られた原稿の画像データをページ単位で蓄積する蓄積手段と、
前記読み取り手段によって読み取られた画像または蓄積手段に蓄積された画像をページ単位で記録紙に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段の印刷モードを設定する印刷モード設定手段と、
前記蓄積手段に蓄積された画像データに対して一部ずつページ順に揃える印刷処理をするように前記印刷手段を制御するソート手段と、
前記ソート手段を動作させるソートモードを設定するソートモード設定手段とを備えた画像形成装置において、
前記ソートモードが設定されたときに、前記読み取り開始手段が操作される度に1枚の原稿の読み取りを行なって前記蓄積手段に画像データを蓄積し、前記蓄積手段に蓄積された1ページの画像データを前記印刷手段によって1枚の記録紙に印刷する試し印刷手段と、
前記ソートモードが設定されたときに、原稿の読み直しを指示する読み直し指示手段と、
前記読み取り手段によって読み取られた原稿の枚数を表示する原稿枚数表示手段と、
前記読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、前記印刷モード設定手段により設定された印刷モードで印刷された記録紙を単位として消去画像数を算出し、前記蓄積手段に最後に蓄積された画像データから遡って画像データをページ単位で消去するとともに、前記原稿枚数表示手段に表示される原稿枚数を前記読み直しが指示された時点の原稿枚数に補正する消去手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 読み直す原稿枚数を表示する読み直し原稿枚数表示手段を有し、
前記読み直し原稿枚数表示手段は、前記読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、読み直す原稿枚数を表示することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 取り除く記録紙枚数を表示する取り除き記録紙枚数表示手段を有し、
前記取り除き記録紙枚数表示手段は、前記読み直し指示手段によって原稿の読み直しが指示されたときに、取り除く原稿枚数を表示することを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
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