JP2006340192A - 画像形成装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部記憶装置への転送が中止された際であっても、画像形成装置を他のユーザが利用でき、未転送画像データを保存することで再転送のときユーザの手間を省くことのできる装置を提供する。
【解決手段】 選択した画像データを外部記憶装置に転送処理すると(ステップS601)、外部記憶装置内にデータが書き込まれる(ステップS606)。外部記憶装置から書き込み応答がなされ、画像データを転送中に外部記憶装置の容量がオーバーした場合(ステップS602/Yes)、画像データの転送を終了し、未転送の画像データ情報を転送履歴情報として画像形成装置内に記憶する(ステップS605)。このように、未転送の画像データを転送履歴情報として保存し、画像データ転送を再開する際に該情報を有効利用し、様々なユーザの手間を省くことが可能となる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像形成装置および画像処理方法に関し、特に外部記憶装置へ適切な転送を行うための処理を行っている間も画像形成装置を有効利用できる画像形成装置および画像処理方法に関する。
従来、画像形成装置から、画像データを外部記憶装置へ転送する際、外部記憶装置の記憶容量の不足や、記憶媒体によっては書き込み回数制限があり記憶媒体が使えなくなるということがあった。このような場合は、単に転送に失敗した旨のエラーメッセージが表示され処理が中止されるのみで、その後の対処はすべてユーザの判断に任されていた。
そこで、転送がする不具合を未然に防止し、記憶手段に無駄な動作をさせず、記憶手段の有効活用可能とした適切な転送が行える画像情報記憶装置や、ユーザにどの画像情報を除外すれば転送が実行可能となるかを通知し、画像情報選択を解除するためのガイドラインを与え、容易に転送可能な画像情報を再設定できるようにする画像情報記憶装置、画像情報数がオーバーした場合に、転送先の記憶媒体が交換可能な媒体である場合はその旨を通知し、転送可否の再チェックを行い、ユーザとのインターフェースをとるようにした画像情報記憶装置が提案されている(特許文献1)。
特開2002−41337号公報
しかしながら、従来の技術では外部記憶装置に画像データを転送し、外部記憶装置の容量が超える場合には、転送を中止し、新規の外部記憶装置に交換する旨を通知するが、外部記憶装置を交換している際は、画像形成装置を占有してしまい、他のユーザが画像形成装置を使用することができないという問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、外部記憶装置に対して適切な転送を行うために処理をしている際も、未転送の画像データを保存しておくことにより、画像形成装置を独占せず他のユーザが利用できるようにすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、原稿の画像情報を読み取る手段と、前記読み取られた画像情報を蓄積する記憶手段と、前記蓄積した画像情報を操作部より選択する手段と、外部記憶装置と接続する接続手段と、前記蓄積した画像情報を前記外部記憶装置に転送する手段と、特定の操作者を判別しユーザ識別情報を取得する手段と、前記外部記憶装置への前記蓄積文書転送が中止された際、未転送の画像データの情報及び前記外部記憶装置に対して転送指示を行なった操作者の前記ユーザ識別情報を、転送履歴情報として保存する手段と、を有する画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の装置において、前記外部記憶装置を交換した際、交換すべき外部記憶装置内に記憶しておいたユーザ識別情報と、前記画像形成装置内の前記転送履歴情報内に保存しているユーザ識別情報と、現在前記画像形成装置を操作している操作者のユーザ識別情報とを比較し、ユーザ識別情報が一致した場合、前記転送履歴情報に従って未転送の画像データを転送する旨を操作部に表示する手段を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の装置において、前記未転送の画像データを転送終了した際に、対象の転送履歴情報を消去する手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置において、一定時間経過すると古い前記転送履歴情報から消去する手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置において、前記転送履歴情報に記憶されている未転送の蓄積画像データは、画像データを蓄積したユーザと権限が同等レベル以上でない操作者は削除できず、画像データを蓄積したユーザと権限が同等レベル以上である操作者は、削除可能とすることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置において、前記転送履歴情報に記憶されている未転送の蓄積画像データを全て削除した場合には、対象の転送履歴情報を削除する手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、原稿の画像情報を読み取る工程と、前記読み取られた画像情報を蓄積する記憶工程と、前記蓄積した画像情報を操作部より選択する工程と、外部記憶装置と接続する接続工程と、前記蓄積した画像情報を前記外部記憶装置に転送する工程と、特定の操作者を判別しユーザ識別情報を取得する工程と、前記外部記憶装置への前記蓄積文書転送が中止された際、未転送の画像データの情報及び前記外部記憶装置に対して転送指示を行なった操作者の前記ユーザ識別情報を、転送履歴情報として保存する工程と、を有する画像処理方法である。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の方法において、前記外部記憶装置を交換した際、交換すべき外部記憶装置内に記憶しておいたユーザ識別情報と、前記画像形成装置内の前記転送履歴情報内に保存しているユーザ識別情報と、現在前記画像形成装置を操作している操作者のユーザ識別情報とを比較し、ユーザ識別情報が一致した場合、前記転送履歴情報に従って未転送の画像データを転送する旨を操作部に表示する工程を有することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7又は8記載の方法において、前記未転送の画像データを転送終了した際に、対象の転送履歴情報を消去する工程を有することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項7から9のいずれか1項に記載の方法において、一定時間経過すると古い転送履歴情報から消去する工程を有することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項7から10のいずれか1項に記載の方法において、前記転送履歴情報に記憶されている未転送の蓄積画像データは、画像データを蓄積したユーザと権限が同等レベル以上でない操作者は削除できず、画像データを蓄積したユーザと権限が同等レベル以上である操作者は、削除可能とすることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項7から11のいずれか1項に記載の方法において、前記転送履歴情報に記憶されている未転送の蓄積画像データを全て削除した場合には、対象の転送履歴情報を削除する工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、外部記憶装置への画像データ転送が中断された場合であっても、他のユーザが画像形成装置を使用することができ、選択した画像データで未転送のものを転送履歴情報内に保存して、使用することによりユーザの手間を省くことが可能となる。
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置及び画像処理方法を、図面を用いて詳細に説明する。
図1に、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略図を示す。
画像形成装置上部の自動原稿送り装置(以後ADF)1にある、原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30(図2)上のプリントキー34(図2)が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。一枚の原稿を給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の給送された原稿の画像データを読み取る。読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、次の原稿は前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は搬送モータ26(図3)によって駆動される。
画像形成装置の原稿読み取りから、画像の書き込みまでを説明する。読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー及び第3ミラー55は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジ第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に操作される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。書き込みユニット56はレーザ出力ユニット57、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット57の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。書き込みユニット56から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。レーザ出力ユニット57からのレーザが結像レンズ59を通り、ミラー59に反射する。該書き込みユニット56からのレーザによって、読み取りユニット50で読み込まれた画像データは、感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、通常排紙搬送ローラ102方向と、ステープル処理部方向へ導く事ができる。分岐偏向板101を上に切り替える事により、排紙搬送ローラ102を経由して通常排紙トレイ103側に排紙する事ができる。また、分岐偏向板101を下方向に切り替える事で、ステープラ搬送ローラ104を経由して、ステープル・トレイ106に搬送する事ができる。ステープル・トレイ106に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー107によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ105によって綴じられる。ステープラ105で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ108に収納される。一方、通常の排紙トレイ103は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部103は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ103側に導かないで、経路切り替えの為の分岐偏向板101を上側にセットする事で、両面入紙搬送路111を通り、反転ユニット110へ送られる。反転ユニット110で反転した後、両面搬送ユニット109にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面搬送ユニット109から再給紙される。トナー画像を転写した後、経路切り替えの為の分岐偏向板101を下側にセットし、排紙トレイ103に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面搬送ユニット111は使用される。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータ25(図3)によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される。
図2は、本発明の実施形態に係る操作部の概略図を示した図である。操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、予熱キー35、リセットキー36、初期設定キー37があり、液晶タッチパネル31には、各種機能キー及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。ユーザが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチする事で、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類等)はキーにタッチする事で詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
図3は、本発明の実施形態に係るメインコントローラを中心に、制御装置を示したブロック図である。メインコントローラ20は画像形成装置全体を制御する。メインコントローラ20には、ユーザに対する表示、ユーザからの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行っている。また紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24も接続されている。
図4は画像処理ユニット(IPU)49内部構成のブロック図である。露光ランプ51から照射された光の反射を、CCDイメージセンサ54にて光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、MTF補正・γ補正63等がなされる。その後、印字合成部71を介して入力した画像データを変倍回路77へ、或いは、メモリコントローラ65へ切り替えて供給するものであり、変倍回路77を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、書き込みユニット56に送られる。
一方、メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。図4には特に明示していないが、IPU49には読み取りユニット50から入力される画像データ以外にもI/Oポート67、電話回線通信制御ユニット73を介して外部から供給される画像データ、例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から入力したデータも処理できるよう、複数のデータの入出力の選択を行なう機能を有しているものとする。また、画像メモリコントローラ65等への設定や、読み取り部50書き込み部56の制御を行うCPU68、及びそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70、NV−RAM74を備えている。更にCPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しが行える。原稿画像で画像メモリコントローラ65へ送られた画像は、画像メモリコントローラ内にある画像圧 縮装置によって画像データを圧縮した後、その原稿が読み取られた順番をページ情報として付加したのち、画像メモリ66に送られる。ここで画像圧縮する理由は、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書き込む事も可能であるが、1枚の原稿画像で画像メモリを大変多く使用する。画像圧縮を行う事で、限られた画像メモリを有効に利用できる。
また、一度に多くの原稿画像データを記憶することが出来るため、ソート機能として、貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力する事ができる。この場合画像を出力する際に画像メモリ66のデータをメモリコントローラ65内の伸長装置で順次伸長しながら出力を行う。このような機能は一般に「電子ソート」と呼ばれている。また画像メモリの機能を利用して、複数枚の原稿画像を、画像メモリの転写紙一枚分のエリアを分割したエリアに順次読み込む事も可能となる。例えば4枚の原稿画像を、画像メモリの転写紙一枚分の4等分されたエリアに順次書き込む事で、4枚の原稿が一枚の転写紙イメージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可能となる。このような機能は一般に「集約コピー」と呼ばれている。画像メモリ66の画像はCPU68からアクセス可能な構成となっている。このため画像メモリの内容を加工することが可能であり、例えば画像の間引き処理、画像の切り出し処理等が行える。加工には、メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込む事で画像メモリの処理を行う事ができる。加工された画像は再度画像メモリに保持される。画像メモリ66は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラとのインターフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
画像メモリ66は、多くの画像データを収納するためハードディスクを別に設けることもある。ハードディスクを用いる事により、外部電源が不用で永久的に画像を保持できる特徴もある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このハードディスクが用いられるのが一般的である。書き込み、読み出しには本体の作像やスキャナからの画像書き込みに対し処理速度の差を吸収する為に、画像メモリに一旦記憶され処理される。また画像記憶装置からのデータを書き込みユニット56に送る際は、画像メモリ66に一旦記憶し、書き込みユニット56に送ることになる。このように画像を記憶する装置の画像メモリ66、HD75或いはSCSコントローラ78を介して外部記憶装置79に蓄積し、蓄積した画像を取り出し、画像メモリ66、HD75或いは外部記憶装置79との間で転送或いは書き込みユニット57への出力動作を行う。
図5に、本発明の実施形態に係る画像形成装置内の転送履歴情報の構成図を示す。転送履歴情報は、ユーザごとの管理域から構成される。ユーザ管理域内には未転送画像のデータリストが設けられている。
図6は、本発明の実施形態に係る動作をフローチャートで示している。選択した画像データを外部記憶装置に転送処理すると(ステップS601)、外部記憶装置内にデータが書き込まれる(ステップS606)。外部記憶装置から書き込み応答がなされ、画像データを転送中に外部記憶装置の容量がオーバーした場合(ステップS602/Yes)、画像データの転送を終了し、未転送の画像データ情報を転送履歴情報として画像形成装置内に記憶する(ステップS605)。一方、オーバーでない場合は(ステップS602/No)、画像データが転送され(ステップS603)、画像データ転送が終了する(ステップS604/Yes)。このように、未転送の画像データを転送履歴情報として保存し、画像データ転送を再開する際に該情報を有効利用し、様々なユーザの手間を省くことが可能となる。
図7は、本発明の他の実施形態に係る動作をフローチャートで示している。外部記憶装置交換を終了した場合に(ステップS701/Yes)、画像形成装置内に転送履歴情報がある場合(ステップS702/Yes)、外部記憶装置内の識別情報を取得し(ステップS703)、転送履歴情報内の識別情報を取得し(ステップS704)、現在画像形成装置を操作しているユーザの識別情報を取得する(ステップS705)。これら外部記憶装置、転送履歴情報、ユーザの識別情報を判定し、識別情報が一致していたら(ステップS706/Yes)外部記憶装置に対して未転送画像データ転送開始要求を表示する(ステップS707)。外部記憶装置交換が終了していない場合(ステップS701/No)、転送履歴情報が無い場合(ステップS702/No)および識別情報が一致しない場合(ステップS706/No)は、データ転送は開始せず、動作は終了する。以上より再度未転送画像データの選択を行う手間を省くことができる。
図8は、本発明の他の実施形態に係る動作をフローチャートで示している。未転送画像データを転送し(ステップS801)、未転送の画像データを全て転送終了した場合には(ステップS802/Yes)、対象の転送履歴情報を削除する(ステップS803)。一方、未転送画像データの転送を全て終えていない場合は(ステップS802/No)、対象の転送履歴情報は削除しない。このように全て転送が終了した場合に、自動的に対象の転送履歴情報を削除することでユーザの手間を省くことができる。
図9は、本発明の他の実施形態に係る動作をフローチャートで示している。タイムアップが起き、予め設定した削除時間に到達した場合は(ステップS901/Yes)、該削除時間に到達した画像形成装置内の対象転送履歴情報を削除する(ステップS902)。このように古い転送履歴情報を削除することで、画像形成装置内の記憶領域の開放及びユーザが削除する手間を省くことができる。
図10は、本発明の他の実施形態に係る動作をフローチャートで示している。ユーザが操作部から削除したい画像データを選択する(ステップS101)。削除選択した画像データ情報が転送履歴情報内に存在するかをチェックする(ステップS102)。転送履歴情報内に存在する画像データ情報であった場合は(ステップS102/Yes)、該画像データを蓄積したユーザより権限があるかチェックする(ステップS103)。権限がある場合は(ステップS103/Yes)、選択した画像データを削除するかどうか選択確認画面を表示する(ステップS104)。削除権限がない場合には(ステップS103/No)、選択した画像データを削除できない旨を表示し(ステップS105)、動作は終了する。削除選択した画像データが転送履歴情報内に存在しない場合(ステップS102/No)、削除する旨の確認表示がなされる(ステップS104)。このように権限を必要とすることで他のユーザに未転送の画像データを削除されることを防ぐことができる。
図11は、本発明の他の実施形態に係る動作をフローチャートで示している。画像データ転送を行った際(ステップS111)、全ての未転送画像データを削除完了したか判定し(ステップS112)、全ての未転送画像データを削除完了した場合(ステップS112/Yes)、対象の転送履歴情報も全て削除する(ステップS113)。このように、未転送画像データを削除した場合に、対象の転送履歴情報を自動的に削除することによって、画像記憶装置内の記憶領域の解放及びユーザが自発的に削除する手間を省くことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の操作部の概略図である。 本発明の一実施形態に係るメインコントローラを中心に、制御装置を示したブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理ユニット(IPU)49内部構成のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置内の転送履歴情報の構成図を示す。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置および画像記憶装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置動作を示すフローチャートである。
符号の説明
30 操作部
31 液晶タッチパネル
32 テンキー
33 クリア/ストップキー
34 プリントキー34
35 予熱キー
36 リセットキー36
37 初期設定キー37
49 画像処理ユニット(IPU)
61 A/Dコンバータ
62 シェーディング補正
63 MTF補正・γ補正部
64 セレクタ
65 メモリコントローラ
66 画像メモリ
67 I/Oポート
68 CPU
69 ROM
70 RAM
71 印字合成部
72 変倍処理部
73 電話回線通信制御ユニット
74 NV−RAM
75 HD
76 印字ユニット
77 変倍回路
78 SCSIコントローラ
79 外部記憶装置

Claims (12)

  1. 原稿の画像情報を読み取る手段と、
    前記読み取られた画像情報を蓄積する記憶手段と、
    前記蓄積した画像情報を操作部より選択する手段と、
    外部記憶装置と接続する接続手段と、
    前記蓄積した画像情報を前記外部記憶装置に転送する手段と、
    特定の操作者を判別しユーザ識別情報を取得する手段と、
    前記外部記憶装置への前記蓄積文書転送が中止された際、未転送の画像データの情報及び前記外部記憶装置に対して転送指示を行なった操作者の前記ユーザ識別情報を、転送履歴情報として保存する手段と、を有する画像形成装置。
  2. 前記外部記憶装置を交換した際、交換すべき外部記憶装置内に記憶しておいたユーザ識別情報と、前記画像形成装置内の前記転送履歴情報内に保存しているユーザ識別情報と、現在前記画像形成装置を操作している操作者のユーザ識別情報とを比較し、ユーザ識別情報が一致した場合、前記転送履歴情報に従って未転送の画像データを転送する旨を操作部に表示する手段を有する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記未転送の画像データを転送終了した際に、対象の転送履歴情報を消去する手段を有する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 一定時間経過すると古い前記転送履歴情報から消去する手段を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記転送履歴情報に記憶されている未転送の蓄積画像データは、画像データを蓄積したユーザと権限が同等レベル以上でない操作者は削除できず、画像データを蓄積したユーザと権限が同等レベル以上である操作者は、削除可能とすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記転送履歴情報に記憶されている未転送の蓄積画像データを全て削除した場合には、対象の転送履歴情報を削除する手段を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 原稿の画像情報を読み取る工程と、
    前記読み取られた画像情報を蓄積する記憶工程と、
    前記蓄積した画像情報を操作部より選択する工程と、
    外部記憶装置と接続する接続工程と、
    前記蓄積した画像情報を前記外部記憶装置に転送する工程と、
    特定の操作者を判別しユーザ識別情報を取得する工程と、
    前記外部記憶装置への前記蓄積文書転送が中止された際、未転送の画像データの情報及び前記外部記憶装置に対して転送指示を行なった操作者の前記ユーザ識別情報を、転送履歴情報として保存する工程と、を有する画像処理方法。
  8. 前記外部記憶装置を交換した際、交換すべき外部記憶装置内に記憶しておいたユーザ識別情報と、前記画像形成装置内の前記転送履歴情報内に保存しているユーザ識別情報と、現在前記画像形成装置を操作している操作者のユーザ識別情報とを比較し、ユーザ識別情報が一致した場合、前記転送履歴情報に従って未転送の画像データを転送する旨を操作部に表示する工程を有する請求項7記載の画像処理方法。
  9. 前記未転送の画像データを転送終了した際に、対象の転送履歴情報を消去する工程を有する請求項7又は8記載の画像処理方法。
  10. 一定時間経過すると古い転送履歴情報から消去する工程を有する請求項7から9のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  11. 前記転送履歴情報に記憶されている未転送の蓄積画像データは、画像データを蓄積したユーザと権限が同等レベル以上でない操作者は削除できず、画像データを蓄積したユーザと権限が同等レベル以上である操作者は、削除可能とすることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  12. 前記転送履歴情報に記憶されている未転送の蓄積画像データを全て削除した場合には、対象の転送履歴情報を削除する工程を有する請求項7から11のいずれか1項に記載の画像処理方法。
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