JP3954513B2 - 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークを介して複数接続した画像形成装置において並行印刷の実行時に画像データに対して機密処理をおこなう画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置でおこなう印刷動作は、原稿の画像データを読み取り、その画像をハードディスクやメモリ等に一旦記憶し、そこから任意の原稿画像データを所望の部数分だけ繰り返し読み出してプリントアウトする電子ソート機能を備えたデジタル複写機が知られている。このような画像形成装置においては、FAT(File Allocation Table)という管理データにより、ハードディスク内のどの領域に画像データを展開するか、あるいは、どの領域から画像データを呼び出すかが管理されており、FATを更新することにより、ハードディスク内の画像データのマッピング情報が管理されている。
【0003】
また一方、デジタル複写機等の画像形成装置は多機能化されつつあり、その操作性も格段に向上してきている。たとえば、大容量の記憶媒体を搭載し処理の高速化を図ることにより、コピー量の増大を許容し大量印刷の出力に費やす時間も徐々に短縮されてきている。
【0004】
しかし、1台の機器で単位時間あたりに処理できる印刷量には限界がある。たとえば、1枚の原稿から大量の複写物を印刷するといった場合、画像形成装置をネットワークを介して複数連結する。さらに、要求されている大量枚数の複写をそれぞれの機器で分担し並行しておこなう。このように大量の印刷を複数機で効率的に短時間でおこなうことができる機能として「連結動作モード(以下、連結コピーという)」という機能が知られている。
【0005】
たとえばこの連結コピーを利用すると、1枚の原稿から1000枚のコピーが必要である場合、まず、操作をおこなう主体である親機(マスター機)で原稿を読み取り、印刷ジョブを起動し、画像データを作成する。その画像データを子機(スレーブ機)にネットワークを介して転送する(子機は1台とは限定されない)。そして、親機で500枚、子機で500枚の分担をし、並行印刷をおこなうことで、(1台で印刷する場合と比較して)約半分の時間で所望のコピーを得ることができる。上述したように連結コピーでは、特に大量の印刷ボリュームとなるジョブに対し、複数台にて印刷動作を並行して実施できるため、その印刷の完了までに費やす時間を少なくできることが最大のメリットとなる。
【0006】
また、従来技術における例として、画像形成装置において機密性の高い文書等の画像データをハードディスク等に記憶してコピー処理をおこなった場合、つぎの新たな画像データが上書きされるまでは以前のデータが残ってしまうことが考えられた。この状態となることを防ぐため印刷終了後や所定のタイミングにおいて印刷済み画像データに加工(「画像消去」または「スクランブル処理」。「画像消去」は、画像領域に一定の値を上書きすること。「スクランブル処理」は、ランダム画像と一定パターンの画像を任意の回数だけ書き込む処理をいう)を施すなどの処理をおこなうものがある(下記特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−284572号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、機密性の高い文書や他人に知られたくない文書をコピーした場合、メモリやハードディスクに新たな画像データが上書きされるまで、元の画像データが残ってしまう場合が考えられ、FATの更新をおこなうだけでは機密性を十分に保つことができないという問題があった。
【0009】
また、単体の画像形成装置において考えられる上記問題に加え、複数機で連結コピーをおこなう画像形成装置においては、親機、子機それぞれの画像形成装置ごとのメモリやハードディスクに展開された機密性のある画像データに対して、画像加工を施すのは勿論、その画像加工をどのようなタイミングでおこなうかについても大きな問題となってくる。
【0010】
この発明は、上述した従来技術に鑑みてなされたものであって、複数台の画像形成装置にて分担した印刷をおこなう際の機密の保護が可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる画像形成装置は、画像データを読み取る読取手段と、画像データを他の画像形成装置へ前記ネットワークを介して送信する送信手段と、他の画像形成装置から前記ネットワークを介して画像データを受信する受信手段と、前記読取手段によって読み取られた画像データもしくは前記受信手段によって受信した画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された画像データの印刷出力処理をおこなう印刷出力処理手段と、前記記憶手段によって記憶された画像データを加工する画像データ加工手段と、前記送信手段によって前記画像データを送信した前記他の画像形成装置が該画像データの印刷出力処理を終了したか否かを判断する連結機ジョブ終了判断手段を有し、ネットワークを介して他の画像形成装置と相互に画像データを送受信する画像形成装置において、当該画像形成装置が親機となる場合は、前記読取工程によって読み取られた画像データを前記送信手段により他の画像形成装置へ送信させ、前記印刷出力処理手段による前記画像データの印刷出力処理の完了と、前記記連結機ジョブ終了判断手段による前記他の画像形成装置のすべての印刷出力処理の終了により、前記画像データ加工手段による前記記憶手段に記憶された画像データの加工を行い、当該画像形成装置が子機となる場合は、前記受信手段によって受信した画像データの前記記憶手段への記憶と、前記印刷出力処理手段による印刷出力処理の完了により、前記画像データ加工手段による前記記憶手段に記憶された画像データの加工と、を行うことを特徴とする。
【0012】
また、この発明の画像形成装置は、前記画像データ加工手段は前記画像データを消去することを特徴とする。
【0013】
また、この発明の画像形成装置は、前記画像データ加工手段は前記画像データをスクランブル処理することを特徴とする。
【0014】
また、この発明の画像形成システムは、親機となる前記画像形成装置と、子機となる前記画像形成装置とを前記ネットワークを介して接続したことを特徴とする。
【0015】
また、この発明の画像形成方法は、画像データを読み取る読取工程と、画像データを他の画像形成装置へ前記ネットワークを介して送信する送信工程と、他の画像形成装置から前記ネットワークを介して画像データを受信する受信工程と、前記読取工程によって読み取られた画像データもしくは前記受信工程によって受信した画像データを記憶する記憶工程と、前記記憶工程によって記憶された画像データの印刷出力処理をおこなう印刷出力処理工程と、前記記憶工程によって記憶された画像データを加工する画像データ加工工程と、前記送信工程によって前記画像データを送信した前記他の画像形成装置が該画像データの印刷出力処理を終了したか否かを判断する連結機ジョブ終了判断工程を含み、ネットワークを介して他の画像形成装置と相互に画像データを送受信する画像形成装置の画像形成方法において、 当該画像形成装置が親機となる場合は、前記読取工程によって読み取られた画像データを前記送信工程による他の画像形成装置への送信と、前記印刷出力処理工程による前記画像データの印刷出力処理の完了と、前記記連結機ジョブ終了判断工程による前記他の画像形成装置のすべての印刷出力処理の終了により、前記画像データ加工工程により前記記憶された画像データの加工と、を行い、当該画像形成装置が子機となる場合は、前記受信工程によって受信した画像データを前記記憶させ、前記印刷出力処理工程による印刷出力処理が完了により、前記画像データ加工工程による画像データの加工を行うことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の画像形成装置を示す正面図である。自動原稿送り装置(以降、ADFと称す)101の上部の原稿台102には、原稿の画像面を上にして原稿束が置かれる。
【0018】
操作部200(図2参照)上の「スタート」キー204が押下されると、一番上の原稿から給送ローラ103、給送ベルト104によってコンタクトガラス106上の所定の位置に給送される。読み取りユニット150によってコンタクトガラス106上の原稿の画像データを読み取り、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト104および排送ローラ105によって排出される。さらに、原稿セット検知部107にて原稿台102につぎの原稿があることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス106上に給送される。給送ローラ103、給送ベルト104、排送ローラ105は搬送モータ306(図3参照)によって駆動される。
【0019】
装置下方の第1トレイ108、第2トレイ109、第3トレイ110に積載された転写紙は、各々第1給紙装置111、第2給紙装置112、第3給紙装置113によって給紙され、縦搬送ユニット114によって感光体115に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット150にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット157からのレーザーによって感光体115に書き込まれ、現像ユニット127を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体115の回転と等速で搬送ベルト116によって搬送されながら、感光体115上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット117にて画像を定着させ、排紙ユニット118によって後処理装置のフィニシャ170に排出される。
【0020】
後処理装置のフィニシャ170は、転写紙を通常排紙ローラ172方向と、下方のステープル処理部方向に導くことができる。切り替え板171を上に切り替えることにより、搬送ローラ173を経由して通常排紙トレイ174側に排紙することができる。また、切り替え板171を下方向に切り替えることで、搬送ローラ175、177を経由して、ステープル台178に搬送することができる。ステープル台178に積載された転写紙は、1枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー179によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ176によって綴じられる。ステープラ176で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ180に収納される。
【0021】
一方、通常排紙トレイ174は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な通常排紙トレイ174は、原稿ごと、あるいは、後述する画像メモリ408(図4参照)によってソーティングされたコピー部ごとに前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0022】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ108〜110から給紙され作像された転写紙を通常排紙トレイ174側に導かないで、経路切り替えのための分岐爪182を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニット181にストックする。その後、両面給紙ユニット181にストックされた転写紙は再び感光体115に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット181から再給紙され、経路切り替えのための分岐爪182を下側にセットし、通常排紙トレイ174に導かれる。このような転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット181は使用される。
【0023】
図2は、操作部200の表示内容の一例を示す説明図である。操作部200には、液晶タッチパネル201、テンキー202、「クリア/ストップ」キー203、「スタート」キー204、「主電源」キー205、「連結コピー」キー206等が設けられ、液晶タッチパネル201には、後述するモード設定のためのキーや画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
【0024】
オペレータが液晶タッチパネル201に表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(たとえば変倍であれは変倍値等)は、キーにタッチすることで、詳細機能の設定画面が表示される。このような、液晶タッチパネル201は、ドット表示器を使用しているため、そのときの最適な表示をグラフィカルにおこなうことが可能である。
【0025】
「連結コピー」キー206は、2台以上の画像形成装置がネットワークや有線ケーブル等を介して接続されている場合に有効なキーである。このキーを押下すると、キーを押下した装置が親機となり、接続されている他の画像形成装置が子機となる。たとえば、コピーの場合親機の操作部200のスタート指示により親機で読み取った原稿画像をI/Oポート409(図4参照)を介して子機に転送し、子機においても印刷出力をおこなう。
【0026】
連結コピーにおける印刷出力は、親機と子機で均等に出力するため、複数部数の出力で初めて効果を表し、たとえば、ある原稿束に対して100部の印刷をおこなう場合は、親機にて50部、子機にて50部の出力をおこなう。ただし、親機での出力が子機よりも速い場合などは、親機の出力部数が増え、子機の出力予定の部数が減る場合もある。
【0027】
図3は、画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。メインコントローラ300は画像形成装置全体を制御する。メインコントローラ300には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御をおこなう操作部200、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリ408(図4参照)に書き込む制御、画像メモリ408からの作像などの制御等をおこなう画像処理部(IPU)308、原稿自動送り装置(ADF)101等の分散制御装置が接続されている。
【0028】
また、メインコントローラ300には複数の画像形成装置に接続して装置の構成および機能情報、動作制御に関する情報の送受信をおこなうための連結I/F307が接続されている。メインコントローラ300は連結I/F307を介して接続された画像形成装置の情報を獲得し、動作を設定することにより連結動作の制御をおこなう。さらに、接続された他の画像形成装置からの要求を獲得し自機の動作の制御をおこなう。できる限り両機のジョブ終了が同時になるように、常時両機の状態(サプライエンドやジャム等)を監視し、両機の分配率を見直すようにする。また、ソートモードの場合には部数単位での分配をおこなう。各分散制御装置とメインコントローラ300は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりをおこなっている。また紙搬送等に必要なメインモータ305、各種クラッチ301〜304も接続されている。
【0029】
また、図1に示した感光体115、搬送ベルト116、定着ユニット117、排紙ユニット118、現像ユニット127はメインモータ305によって駆動され、各給紙装置111〜113はメインモータ305の駆動を各々給紙クラッチ302〜304によって伝達駆動される。縦搬送ユニット114はメインモータ305の駆動を中間クラッチ301によって伝達駆動される。メインコントローラ300は、これらを統括制御する。
【0030】
つぎに、図1を用いて、原稿の画像読み取りから記録面上に潜像形成するまでの動作を説明する。潜像とは感光体面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。読み取りユニット150は、原稿を載置するコンタクトガラス106と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ151、第1ミラー152、レンズ153、CCDイメージセンサ154等で構成されている。露光ランプ151および第1ミラー152は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー155および第3ミラー156は、図示しない第2キャリッジ上に固定されている。
【0031】
原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジ、第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ154によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ153およびCCDイメージセンサ154を図1において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ153およびCCDイメージセンサ154の左右方向に位置が設定される。
【0032】
書き込みユニット157は、レーザー出力ユニット158、結像レンズ159、ミラー160で構成され、レーザー出力ユニット158の内部には、レーザー光源であるレーザーダイオードおよびモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。レーザー出力ユニット158より照射されるレーザー光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ159を通り、ミラー160で折り返され、感光体面上に集光結像する。
【0033】
偏光されたレーザー光は、感光体115が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部308のセレクタ405(図4参照)より出力された画像信号のライン単位の記録をおこなう。感光体115の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0034】
上述のように、書き込みユニット157から出力されるレーザー光が、画像作像系の感光体115に照射される。図示しないが感光体115の一端近傍のレーザービームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力をおこなうための制御信号の生成をおこなう。
【0035】
つぎに、図3に示した画像処理部308(図1に示した読み取りユニット150と書き込みユニット157)の構成について説明する。図4は、画像処理部308の構成を示すブロック図である。図1に示した露光ランプ151から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ154にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ401にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正部402でシェーディング補正がなされた後、MTF・γ補正部403にてMTF補正、γ補正等がなされる。変倍部404を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、セレクタ405に流れる。セレクタ405では、画像信号の送り先を、書き込みγ補正部406または、メモリコントローラ407への切り替えがおこなわれる。書き込みγ補正部406を経由した画像信号は作像条件に合わせて書き込みγが補正され、書き込みユニット157に送られる。
【0036】
一方、メモリコントローラ407とセレクタ405間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。また、メモリコントローラ407等への設定や、読み取りユニット150、書き込みユニット157の制御をおこなうCPU410、およびそのプログラムやデータを格納するROM411、RAM412を備えている。さらに、CPU410はメモリコントローラ407を介して、画像メモリ408のデータの書き込み、読み出しをおこなうことができる。図3には特に明示していないが、画像処理部308には読み取りユニット150から入力される画像データ以外にもI/Oポート409を介して外部から供給される画像データ、たとえばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から入力したデータも処理できるよう、複数のデータの入出力の選択をおこなう機能を有しているものとする。
【0037】
本発明においてはI/Oポート409を介して画像形成装置をネットワーク接続しており、その通信手段には、インターネットの標準プロトコルとして普及されているTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)通信プロトコルを用いるなどが考えられる。
【0038】
連結I/F307は画像情報の送受信のため、メモリコントローラ407のデータバスに接続され、データの入出力が可能な構成になっている。画像形成装置間のデータ転送速度に応じて、画像情報は画像メモリ408を介して転送される。すなわち、画像出力時にはメモリコントローラ407から画像メモリ408に画像データを格納した後、画像形成装置間のデータ転送速度に応じて順次画像メモリ408からデータを読み出して、連結I/F307にデータを転送する。画像出力時には連結I/F307より転送される画像データを画像メモリ408に格納した後、画像メモリ408からメモリコントローラ407を介して装置内部で画像データの処理をおこなう。上述の構成により、画像形成装置の機能の制約を受けることなく連結動作の実現が可能となる。
【0039】
原稿画像でメモリコントローラ407へ送られた画像は、メモリコントローラ407内にある画像圧縮装置によって画像データを圧縮した後、画像メモリ408に送られる。ここで画像圧縮する理由は、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ408に書き込むことも可能であるが、1枚の原稿画像で画像メモリ408を大変多く使用する。画像圧縮をおこなうことで、限られた画像メモリ408を有効に利用できる。
【0040】
また、一度に多くの原稿画像データを記憶することができるため、ソート機能として、貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力することができる。この場合画像を出力する際に画像メモリ408のデータをメモリコントローラ407内の伸長装置で順次伸長しながら出力をおこなう。このような機能は一般に「電子ソート」と呼ばれている。
【0041】
また画像メモリ408の機能を利用して、複数枚の原稿画像を、画像メモリ408の転写紙1枚分のエリアを分割したエリアに順次読み込むことも可能となる。たとえば4枚の原稿画像を、画像メモリ408の転写紙1枚分の4等分されたエリアに順次書き込むことで、4枚の原稿が1枚の転写紙イメージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可能となる。このような機能は一般に「集約コピー」と呼ばれている。画像メモリ408の画像はCPU410からアクセス可能な構成となっている。このため画像メモリ408の内容を加工することが可能であり、たとえば画像の間引き処理、画像の切り出し処理等をおこなうことができる。
【0042】
加工には、メモリコントローラ407のレジスタにデータを書き込むことで画像メモリ408の処理をおこなうことができる。加工された画像は再度画像メモリ408に保持される。画像メモリ408は、処理をおこなう画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラ407とのインタフェースにリード用とライト用の2組のアドレス・データ線で接続されている。これにより画像を入力(ライト)する間に画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
【0043】
また、画像メモリ408の内容をCPU410が読み出し、I/Oポート409を経て、表示用画像データ413として操作部200に転送することが可能な構成となっている。一般に、操作部200の画面表示解像度は低いため、画像メモリ408の原画像は画像間引きがおこなわれ操作部200に送られる。
【0044】
画像メモリ408は、多くの画像データを収納するためHDD414を別に設けることもある。HDD414を用いることにより、外部電源が不用で永久的に画像を保持できる特徴もある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このHDD414が用いられるのが一般的である。
【0045】
書き込み、読み出しには本体の作像やスキャナからの画像書き込みに対し処理速度の差を吸収するために、画像メモリ408に一旦記憶され処理される。また画像記憶装置からのデータを書き込みユニット157に送る際は、画像メモリ408に一旦記憶し、書き込みユニット157に送ることになる。このように画像を記憶する装置の画像メモリ408、HDD414、スキャナ画像、書き込みユニット157に送る画像の入出力はすべてメモリコントローラ407によって画像パスを決められる。
【0046】
つぎに、HDD414のファイル管理構造について説明する。図5は、HDD414のファイル管理構造を示す説明図である。本発明では、HDD414上の画像データはFATファイルシステムによってファイルとして管理されている。この場合、HDD414の記憶領域は、ディレクトリ領域およびFAT領域を含むファイル管理領域と、実際の画像データを記録するための画像データ領域とから構成される。ディレクトリ領域は、画像データ領域に記録可能な画像データファイルの数に相当するディレクトリエントリから構成されている。
【0047】
各ディレクトリエントリは、画像データ領域に記録されている該当する画像データに対応するファイル管理情報(ファイル名、ファイル属性、ファイル作成日時、ファイルの先頭クラスタ番号、ファイルサイズなど)から構成されている。先頭クラスタ番号は、該当するファイルが記録されている先頭クラスタを示している。
【0048】
ここで、クラスタとは、物理的な記憶領域を論理的に管理するための最小管理データ単位であり、通常は、物理的なデータアクセス単位となるセクタの2のべき乗の値に設定されている(一般的には、1セクタは512バイトで、1クラスタは2000バイトである。)。ファイル属性はファイルの書込状態が記憶される。ファイルの書込状態には、「書込中」、「書込完了」、「画像加工中」等の状態があり、「画像加工中」状態は画像加工の種類ごとの状態がある。
【0049】
FATは、データ領域上に記録されたファイルを構成するデータのつながりをクラスタ単位で管理するためのファイル管理テーブルであり、このFATと前述のディレクトリエントリとによってファイルの管理がおこなわれる。画像データ領域のファイルはクラスタを単位として構成されているが、クラスタのディスク上の物理的な位置は常に連続しているわけではない。したがって、それらのクラスタがどのような順につながって一つのファイルを構成しているかがFATによって管理されているのである。
【0050】
FATの各エントリは、画像データ領域の各クラスタと1対1に対応しており、該当するクラスタの使用状況(空きクラスタ、ファイル最後のクラスタ)やつぎのデータが記録されているクラスタ番号を表している。ファイルの最終データが記録されているクラスタに対応するFATのエントリには、ファイルの最後であることを示す終了コード「FFFF」が書き込まれる(図5のクラスタ5参照)。有効データが記録されていない未使用の空のクラスタに対応するFATのエントリには、未使用コード「0000」が書き込まれる(図5のクラスタ6参照)。
【0051】
(連結コピーの際の親機での原稿読み込み処理)
図6は、この発明の本実施の形態にかかる連結コピーの際の親機での原稿読み込み処理を示すフローチャートである。図6において、まず、操作部200の「スタート」キー204が押下されたか否かを判断する(ステップS601)。「スタート」キー204が押下されない場合は(ステップS601:No)、ステップS601の判断を継続する。「スタート」キー204が押下された場合は(ステップS601:Yes)、ファイルをオープン(開く)する(ステップS602)。ファイルオープン処理ではFATを参照することによりHDD414の空き領域を検索し、ファイル書込状態を「書込中」とする。
【0052】
つぎに、画像処理部308により原稿画像データを読み込み(ステップS603)、画像データをメモリコントローラ407によりHDD414に書き込む。そして、当該読み込みデータが最終原稿か否かを判断し(ステップS604)、最終原稿でない場合は(ステップS604:No)、上述した原稿の読み込み処理を継続する(ステップS603)。最終原稿の場合は(ステップS604:Yes)ファイルをクローズ(閉じる)する(ステップS605)。ファイルクローズ処理ではファイル書込状態を「書込完了」にする。つぎに、上記で読み込んだ画像データを連結I/F307を通じて子機に対し転送し(ステップS606)、子機でのプリント開始要求を送信する。なお、それと同時に画像加工の種別も通知する。
【0053】
(他機のジョブと非同期の場合の親機での連結コピー処理)
図7は、この発明の本実施の形態にかかる他機のジョブと非同期の場合の親機での連結コピー処理を示すフローチャートである。図7において、この処理は前述の連結コピーの際の親機での原稿読み込み処理と並列で実行される。まず、親機が自機においてプリント可能か否かを判断する(ステップS701)。プリント可能でない場合は(ステップS701:No)、プリント可能か否かの判断を継続する(ステップS701)。プリント可能である場合は(ステップS701:Yes)、HDD414に保存されているファイルから画像データを読み出しプリント処理をおこなう(ステップS702)。
【0054】
つぎに、当該プリント処理に該当する自機ジョブが終了したか否かを判断し(ステップS703)、自機ジョブが終了していない場合は(ステップS703:No)、ステップS701へ戻り再び一連のプリント処理をおこなう。自機ジョブが終了した場合は(ステップS703:Yes)、画像の加工処理をおこなう(ステップS704)。画像加工処理では、ファイル書込状態を「画像加工中」として処理をおこない、画像加工処理が終了した後にファイル書込状態を「書込完了」にする。
【0055】
(他機のジョブと非同期の場合の子機での連結コピー処理)
図8は、この発明の本実施の形態にかかる他機のジョブと非同期の場合の子機での連結コピー処理を示すフローチャートである。図8において、まず、親機から画像データ転送要求があったか否かを判断し(ステップS801)、画像データ転送要求が無い場合は(ステップS801:No)、親機から画像データ転送要求があったか否かの判断を継続する(ステップS801)。画像データ転送要求があった場合は(ステップS801:Yes)、ファイルのオープンをおこなう(ステップS802)。
【0056】
つぎに、画像データを受信し(ステップS803)、子機のHDD414に画像データを書き込む。画像データをすべて受信し終えると、ファイルをクローズする(ステップS804)。つぎに子機が自機においてプリント可能か否かを判断する(ステップS805)。プリント可能でない場合は(ステップS805:No)、プリント可能か否かの判断を継続する。プリントが可能である場合は(ステップS805:Yes)、HDD414に保存されているファイルから画像データを読み出しプリント処理をおこなう(ステップS806)。
【0057】
つぎに、当該プリント処理に該当する自機ジョブが終了したか否かを判断し(ステップS807)、自機ジョブが終了していない場合は(ステップS807:No)、ステップS805へ戻り再び一連のプリント処理をおこなう。自機ジョブが終了した場合は(ステップS807:Yes)、画像の加工処理をおこなう(ステップS808)。画像加工処理では、ファイル書込状態を「画像加工中」として処理をおこない、画像加工処理が終了した後にファイル書込状態を「書込完了」にする。
【0058】
(他機のジョブと同期をとる場合の親機での連結コピー処理)
図9は、この発明の本実施の形態にかかる他機のジョブと同期をとる場合の親機での連結コピー処理を示すフローチャートである。図9において、この処理は前述の連結コピーの際の親機での原稿読み込み処理と並列で実行される。まず、親機が自機においてプリント可能か否かを判断する(ステップS901)。プリント可能でない場合は(ステップS901:No)、プリント可能か否かの判断を継続する。プリント可能である場合は(ステップS901:Yes)、HDD414に保存されているファイルから画像データを読み出しプリント処理をおこなう(ステップS902)。
【0059】
つぎに、当該プリント処理に該当する自機ジョブが終了したか否かを判断し(ステップS903)、自機ジョブが終了していない場合は(ステップS903:No)、ステップS901へ戻り上述した一連のプリント処理をおこなう。自機ジョブが終了した場合は(ステップS903:Yes)、他のすべての連結機のジョブが終了したか否かを判断する(ステップS904)。
【0060】
他のすべての連結機のジョブが終了していない場合は(ステップS904:No)、他のすべての連結機のジョブが終了したか否かの判断を継続する(ステップS904)。他のすべての連結機のジョブが終了した場合は(ステップS904:Yes)、画像の加工処理をおこなう(ステップS905)。画像加工処理では、ファイル書込状態を「画像加工中」として処理をおこない、画像加工処理が終了した後にファイル書込状態を「書込完了」にする。
【0061】
(他機のジョブと同期をとる場合の子機での連結コピー処理)
図10は、この発明の本実施の形態にかかる他機のジョブと同期をとる場合の子機での連結コピー処理を示すフローチャートである。図10において、まず、親機から画像データ転送要求があったか否かを判断し(ステップS1001)、画像データ転送要求が無い場合は(ステップS1001:No)、親機から画像データ転送要求があったか否かの判断を継続する(ステップS1001)。画像データ転送要求があった場合は(ステップS1001:Yes)、ファイルのオープンをおこなう(ステップS1002)。
【0062】
つぎに、画像データを受信し(ステップS1003)、子機のHDD414に画像データを書き込む。画像データをすべて受信し終えると、ファイルをクローズする(ステップS1004)。つぎに子機が自機においてプリント可能か否かを判断する(ステップS1005)。プリント可能でない場合は(ステップS1005:No)、プリント可能か否かの判断を継続する。プリントが可能である場合は(ステップS1005:Yes)、HDD414に保存されているファイルから画像データを読み出しプリント処理をおこなう(ステップS1006)。
【0063】
つぎに、当該プリント処理に該当する自機ジョブが終了したか否かを判断し(ステップS1007)、自機ジョブが終了していない場合は(ステップS1007:No)、ステップS1005へ戻り再び一連のプリント処理をおこなう。自機ジョブが終了した場合は(ステップS1007:Yes)、他のすべての連結機のジョブが終了したか否かを判断する(ステップS1008)。
【0064】
他のすべての連結機のジョブが終了していない場合は(ステップS1008:No)、他のすべての連結機のジョブが終了したか否かの判断を継続する(ステップS1008)。他のすべての連結機のジョブが終了した場合は(ステップS1008:Yes)、画像の加工処理をおこなう(ステップS1009)。画像加工処理では、ファイル書込状態を「画像加工中」として処理をおこない、画像加工処理が終了した後にファイル書込状態を「書込完了」にする。
【0065】
なお、画像加工の一つである「画像消去」は、画像領域に一定の値を上書きすることによりおこなう。また、一方の「スクランブル処理」は、ランダム画像と一定パターンの画像を任意の回数だけ書き込む処理をおこなう。この「スクランブル処理」においては、ランダム画像と一定パターンの書き込む順序と回数は、固定であっても、可変であっても構わない。「スクランブル処理」をおこなう方式の例として、NSA(米国家安全保障局)推奨方式は書き込み回数が3回で「乱数2回→ゼロ書き込み」の順に、米陸軍準拠方式(AR380−19)は書き込み回数が3回で「乱数→固定値1→固定値2」の順に、米海軍準拠方式(NAVSO P−5239−26)は書き込み回数が3回で「固定値1→固定値2→固定値3→検証」の順に、米空軍準拠方式(AFSSI5020,AFI33−202)は書き込み回数が7回で「固定値1→・・・固定値7→検証」の順に、米国防総省推奨方式(DoD5220.22−M)は書き込み回数が3回で「固定値1→固定値2→乱数→検証」の順に、NCSC(米国家コンピュータセキュリティセンター)準拠方式(NCSC−TG−025)は書き込み回数が3回で「固定値1→固定値2→固定値3」という順で、それぞれおこなうものである。
【0066】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ハードディスクなどに記憶された印刷済みの画像データに対して画像加工を施す。画像加工をおこなうタイミングは、ネットワークを介して連結コピー処理をおこなう親機、子機それぞれの画像形成装置において、各々でおこなう印刷出力のジョブが完了した時点で印刷済みとなった画像データに加工処理を施す。あるいは親機と子機のジョブがすべて完了したとき、あるいは親機や子機の各ジョブが終了した時点のタイミングを計り、同期、非同期で画像加工のタイミングを変えることで機密性の高い画像データが各画像形成装置内に残存する時間をできる限り少なくすることで機密の保護を図るものである。
【0067】
以上、本発明の一実施形態を図面に沿って説明した。しかしながら本発明はこの実施の形態に示した事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいてその変更、改良等が可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークを介して印刷処理をおこなう画像形成装置において、連結コピー処理をおこなう親機、子機それぞれの画像形成装置において、自機でおこなう印刷出力のジョブが完了した時点で印刷済みとなった画像データに加工処理を施す。このことにより機密文書データを元のまま画像形成装置内に残してしまうことを防ぐ。また、この加工処理を印刷終了後可能な限り早いタイミングでおこなうことで機密文書データがそのままの形で残る時間を減らすことができ、機密性の向上を図ることが可能な画像形成装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を示す正面図である。
【図2】操作部200の表示内容の一例を示す説明図である。
【図3】画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】画像処理部308の構成を示すブロック図である。
【図5】HDD414のファイル管理構造を示す説明図である。
【図6】連結コピーの際の親機での原稿読み込み処理を示すフローチャートである。
【図7】他機のジョブと非同期の場合の親機での連結コピー処理を示すフローチャートである。
【図8】他機のジョブと非同期の場合の子機での連結コピー処理を示すフローチャートである。
【図9】他機のジョブと同期をとる場合の親機での連結コピー処理を示すフローチャートである。
【図10】他機のジョブと同期をとる場合の子機での連結コピー処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
200 操作部
201 液晶タッチパネル
202 テンキー
203 「クリア/ストップ」キー
204 「スタート」キー
205 「主電源」キー
206 「連結コピー」キー
300 メインコントローラ
307 連結I/F
308 画像処理部(IPU)
407 メモリコントローラ
408 画像メモリ
409 I/Oポート
410 CPU
411 ROM
412 RAM
413 表示用画像データ
414 HDD
Claims (5)
- 画像データを読み取る読取手段と、
画像データを他の画像形成装置へ前記ネットワークを介して送信する送信手段と、
他の画像形成装置から前記ネットワークを介して画像データを受信する受信手段と、
前記読取手段によって読み取られた画像データもしくは前記受信手段によって受信した画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段によって記憶された画像データの印刷出力処理をおこなう印刷出力処理手段と、
前記記憶手段によって記憶された画像データを加工する画像データ加工手段と、
前記送信手段によって前記画像データを送信した前記他の画像形成装置が該画像データの印刷出力処理を終了したか否かを判断する連結機ジョブ終了判断手段を有し、
ネットワークを介して他の画像形成装置と相互に画像データを送受信する画像形成装置において、
当該画像形成装置が親機となる場合は、
前記読取工程によって読み取られた画像データを前記送信手段により他の画像形成装置へ送信させ、
前記印刷出力処理手段による前記画像データの印刷出力処理の完了と、前記記連結機ジョブ終了判断手段による前記他の画像形成装置のすべての印刷出力処理の終了により、前記画像データ加工手段による前記記憶手段に記憶された画像データの加工を行い、
当該画像形成装置が子機となる場合は、
前記受信手段によって受信した画像データの前記記憶手段への記憶と、
前記印刷出力処理手段による印刷出力処理の完了により、前記画像データ加工手段による前記記憶手段に記憶された画像データの加工と、を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像データ加工手段は前記画像データを消去することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像データ加工手段は前記画像データをスクランブル処理することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 親機となる前記画像形成装置と、子機となる前記画像形成装置とを前記ネットワークを介して接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成システム。
- 画像データを読み取る読取工程と、
画像データを他の画像形成装置へ前記ネットワークを介して送信する送信工程と、
他の画像形成装置から前記ネットワークを介して画像データを受信する受信工程と、
前記読取工程によって読み取られた画像データもしくは前記受信工程によって受信した画像データを記憶する記憶工程と、
前記記憶工程によって記憶された画像データの印刷出力処理をおこなう印刷出力処理工程と、
前記記憶工程によって記憶された画像データを加工する画像データ加工工程と、
前記送信工程によって前記画像データを送信した前記他の画像形成装置が該画像データの印刷出力処理を終了したか否かを判断する連結機ジョブ終了判断工程を含み、
ネットワークを介して他の画像形成装置と相互に画像データを送受信する画像形成装置の画像形成方法において、
当該画像形成装置が親機となる場合は、
前記読取工程によって読み取られた画像データを前記送信工程による他の画像形成装置への送信と、
前記印刷出力処理工程による前記画像データの印刷出力処理の完了と、前記記連結機ジョブ終了判断工程による前記他の画像形成装置のすべての印刷出力処理の終了により、前記画像データ加工工程により前記記憶された画像データの加工と、を行い、
当該画像形成装置が子機となる場合は、
前記受信工程によって受信した画像データを前記記憶させ、
前記印刷出力処理工程による印刷出力処理が完了により、前記画像データ加工工程による画像データの加工を行うことを特徴とする画像形成方法。
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