JP3793440B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読み込まれたことによりすでに確定している原稿画像に対し、さらに原稿画像を追加することができるファクシミリ装置、ディジタル複写機、ディジタル複合機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な機能を有するファクシミリ装置、ディジタル複合機、ディジタル複写機などの画像形成装置が広く利用されている。特に、ディジタル複写機においてのメリット(利点)は原稿の読み取り早さと原稿離れの良さにある。ディジタル複写機では、読み取り済みの原稿画像は必要に応じて画像破棄するまで、ハードディスクなどのメモリに蓄積されるので、複数の印刷部数設定に対して一度の読み取り動作しか必要としない。通常のコピーであれば、原稿画像の読み取り完了後、設定された部数の印刷を実行し、不要となった画像を破棄し、次のコピー動作に備えることができる。
ところで、ディジタル複写機は様々な原稿読み取りモードを有している。例えば、原稿台に積載できないような多量の原稿を少数の原稿束に分割し、読み取り動作を行う大量原稿モードがある。この大量原稿モードの場合、ユーザによって操作部キーなどが押され、原稿の終了が指示されることにより、ディジタル複写機は原稿群の終了を認識するようになっている。これに対し、既に確定された原稿束、すなわち読み込まれてメモリに原稿画像として蓄積された原稿束に対して、後から別の原稿画像を追加する原稿追加モードがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、原稿追加モードにおいて、追加挿入する原稿画像を読み込んだ結果、メモリフル(メモリの容量がなくなること)が発生してしまうことがある。このような場合、追加する原稿画像の読み取りが完了しないので、原稿画像の追加が所望の箇所にできない、所望する印刷仕上がりを得ることができないなどの不具合が生じてしまう。例えば、ページ印字が設定されている場合、指定箇所に原稿画像の追加が行えないと、追加原稿画像を含めた仕上がりに対してのページ印字が行えないので、所望する仕上がりを得られないというようなことがある。また、表紙を挿入する場合には、裏表紙が設定できなくなるため、希望している仕上がりとならなくなってしまう。
【0004】
そこで、本発明の第1の目的は、追加読み取りした結果、メモリフルとなってコピーができなくなった場合、読み取り済画像を破棄して追加原稿を読み取る通常のメモリフル印刷動作を行うことにより、所望する仕上がりを得ることができ、ユーザの手間を省いて操作性を向上し、ミスコピー防止を図ることができる画像形成装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、メモリフルより先に読み込んだ追加画像が破棄され、後に読み込んだ追加画像を読み込むことを防止することにより、画像の順番が狂ってしまうことを抑制し、ミスコピー防止に役立つことができる画像形成装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、メモリフルで読み取り制限された画像の印刷を行った後、残画像のコピーを行う際に再セットする原稿順をユーザに促すことにより、セットする原稿の操作性を向上し、ミスコピー防止に役立つことができる画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、原稿台上に設置されている先の原稿を1ページごとの画像データとして読み取り、前記先の原稿を読み取り後、さらに原稿台上に設置された追加原稿も1ページごとの画像データとして読み取る画像データ読取手段と、前記画像データ読取手段によって読み取られた画像データを読み取られた原稿順にページ単位で格納する画像データ格納手段と、前記画像データ読取手段によって追加原稿の画像データが読み取られる場合、前記画像データ格納手段に当該追加原稿の画像データを格納する容量が残っているかどうかを判断する判断手段と、追加原稿の画像データが挿入されるページが、既に前記画像データ格納手段に格納されている先の原稿の画像データの途中ページに挿入されるものであって、前記判断手段が前記画像データ格納手段に追加原稿の画像データを格納する容量が残っていないと判断した場合、前記画像データ格納手段に格納されている前記先の原稿の画像データのうち、前記追加原稿の画像データが挿入されるページより後のページの画像データにつき、前記追加原稿の画像データを格納できる容量分読み取られた順番が遅い原稿の画像データから順次削除する画像データ削除手段と、前記画像データ削除手段による画像データ削除後、前記画像データ格納手段に格納されている画像データを印刷出力する印刷手段と、を備えたことにより、前記第1の目的を達成する。
【0006】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記画像データ格納手段による追加原稿の画像データの格納を行っている最中に、前記判断手段が前記画像データ格納手段に追加原稿の画像データを格納する容量が残っていないと判断した場合、前記画像データ削除手段は、当該追加原稿の画像データを削除せず、前記画像データ読取手段は、当該追加原稿の読み取りを行わないことにより、前記第2の目的を達成する。
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記画像データ削除手段によって削除された原稿の画像データのページ番号、ページ枚数、原稿順などの原稿情報を取得し、提示する原稿情報取得手段と、前記原稿情報取得手段によって提示された原稿情報に基づいて、前記削除された原稿の画像データの再読み取り、印刷などの指示入力を促す指示入力手段と、をさらに備えたことにより、前記第3の目的を達成する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図1ないし図8を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示した図である。なお、本実施の形態では画像形成装置の一例として、図1に示したようなディジタル複写機について説明する。
自動原稿送り装置(以下、ADFという)1にある原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のプリントキー32が押下されると(図2参照)、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿があることを検知した場合、検知された次の原稿は、前の原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5はモータによって駆動されている。
【0008】
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって排紙トレイ19に排出される。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各第1、第2、第3の給紙トレイ8〜10から給紙され、作像された転写紙を排紙トレイ側に導かないで、経路切り替えのための分岐爪112を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニット111にストックすることができる。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27は、メインモータによって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータの駆動が各々給紙クラッチによって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータの駆動を中間クラッチによって伝達駆動される。
【0009】
ここで、本実施の形態に係る画像形成装置における画像読み取りおよび画像を記録面上に潜像形成するまでの動作について説明する。なお、ここでの潜像とは、感光体15の面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布をいうものとする。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54などで構成されている。露光ランプ51および第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。
原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジおよび第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ53およびCCDイメージセンサ54を図1において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向に位置が設定される。
【0010】
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。
レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体15の面上に集光結像する。
偏光されたレーザ光は、感光体15が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、画像処理部のセレクタより出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体15の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体15の面上に画像(静電潜像)が形成される。書き込みユニット57から出力されるレーザ光は、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが、感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御および画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
【0011】
図2は、画像形成装置の操作部を示した図である。操作部30上には、コピーモードを設定するための複数のモードキーとコピー枚数を設定するための10(テン)キー31、コピー動作を行うためのプリントキー32、コピー動作を中断させるストップキー33、試し印刷を行う試し印刷キー34、原稿追加挿入キー35が配置されている。
モードキー36には、倍率を変更する倍率キー、用紙を変更する用紙キー、濃度を変更する濃度キー、原稿の向きを設定する原稿方向キー、ステープルを設定するステープルキー、ステープル位置を設定するステープル位置キー、印字モード設定キー、ユーザコードキー、表紙モード設定キー、章区切り設定キーなどがある。ユーザは、これらの様々なキーを操作してコピーモードを設定し、コピーを開始することができる。なお、章区切りモードは、ユーザが指定した原稿画像を印刷する時に、別途設定した章区切り用紙に印刷するモードである。また、表紙モードは、部の先頭および部の最終の用紙を別途設定した表紙トレイ用紙を使用するモードである。
印字モードは、ページを自動で刷り込むページ印字機能と、登録された絵柄を刷り込むスタンプ印字機能とがある。どちらも原稿の何枚目から印字開始するかを設定指示することができるようになっている。
【0012】
印刷時にステープルモードを設定した場合、接続されているフィニッシャ種類、紙サイズ、紙種類などに基づいて、ステープルできる最大枚数が規定されている。この枚数を超えた場合には、ステープルマックスとしてステープルができない旨が操作部30のモードキー36内の表示部361に表示される。ユーザは、表示部361に表示された内容を確認することにより、ステープルマックスに達したことを認識することができる。なお、表示部361に表示するとともに、警告音を鳴らすことにより通知するようにしてもよい。ステープルマックスの判定は、片面、両面などの印刷モードと、原稿画像数から印刷開始前にも判断できるようになっている。
【0013】
本実施の形態のディジタル複写機の場合、セットされた原稿を感光体に直接作像するのではなく、CCD(光電変換素子)を通して内部メモリへ取り込むようになっている。この内部メモリは有限であり、読み取り動作により残量がなくなった場合には、メモリフル判定がなされ、読み取り動作が中断する。そして、原稿の読み取りができないということが操作部30のモードキー36内の表示部361に表示される。ユーザは、表示部361に表示された内容を確認することにより、メモリフルのために原稿画像の読み取りができなくなったことを認識することができるようになっている。ここで、ユーザが操作部30において、読み取り済みの原稿の印刷を設定し、印刷後に印刷済みとなった画像データが内部メモリ内から破棄されると、読み取りできずに残った原稿画像の再読み取りが可能となる。これにより、再び読み取られた残りの原稿画像の画像データの印刷出力を行うことができる。なお、ディジタル複写機のメモリフル時の基本動作については公知のため説明を省略する。
【0014】
リピートコピーでは、読み込むことにより取り込まれた画像データを使用して、感光体上に作像する。原稿は、原稿台の上に設置されたADFの上に置かれ、コピースタートと同時に逐次読み取り位置まで搬送され、走査後に排出される。原稿を走査する際には画像情報のほかに原稿サイズ、原稿方向の情報を内部バッファに記憶する。
用紙トレイ自動選択(APS)であれば、設定されたコピーモードと原稿サイズから必要な用紙トレイを判断する。用紙トレイ手動選択時にはユーザが手動で用紙トレイを選択する。表紙モードや章区切りモード、合紙挿入モードが選択されている場合には、本文の用紙トレイとは別にあらかじめ表紙トレイ、章区切り紙トレイも選択して設定する。
【0015】
印刷および用紙搬送を実現するディジタル複写機のソフトウエアは、上述したようなコピーモードを各用紙面単位に分割し実行する。制御プログラム上、この用紙面ごとの単位をプロセスと呼んでいる。印刷プロセスを作成し、エンジン制御プログラムに対して発行することにより、紙搬送制御や印刷動作が実現される。印刷が完了すると、プロセス実行終了の応答が発生する。すなわち、すべてのプロセスを実行すると印刷が終了するということになる。なお、原稿束の終了は、ADFによって自動的に判断できるようにしてもよいし、ユーザが手動で原稿束の終了を指示するようにしてもよい。
ユーザコードモードは、各ユーザを識別する任意の番号の入力を促し、ユーザ別に使用回数や印刷枚数を管理するモードである。
【0016】
スキャンした原稿を置く向きを設定する原稿向き指定モードは、ユーザから見て原稿に書かれている内容が読める方向で機械にセットする場合、読める向きという設定を選択して原稿をセットする。一方、時計回りに270度回転させてセットする場合、読めない向きという設定を選択して原稿をセットする。これにより、例えば、A3原稿のように、ADFまたはコンタクトガラス上に一方向にしかセットできない原稿に対しても、読み取りの画像向きを踏まえた印刷をすることができる。
操作部30上の原稿追加挿入キー35を押下することにより、全原稿読み取り完了後に原稿追加挿入が可能となる。原稿画像追加の具体的な説明は省略するが、追加した原稿画像は、読み取り済みの原稿画像に後付けしてもよいし、任意のページに挿入されてもかまわないものとする。
【0017】
次に、原稿を追加挿入した結果、メモリフルが発生した場合のディジタル複写機の動作について説明する。
図3は、メモリフルの場合に読み取り済みの最終画像から順に画像破棄を行う処理手順を示したフローチャートである。図4は、読み取り済みの最終画像から順に画像破棄を行う概念を示した図である。
ディジタル複写機の電源が投入され、ジョブ開始となると(ステップ300)、原稿台上の原稿束がADFによって自動的にコンタクトガラス上に1ページずつ搬送され、原稿読み取りが開始される(ステップ301)。原稿台上の原稿束すべての原稿読み取りが終了し(ステップ302;Y)、ユーザによって操作部30の原稿追加挿入キー35が押下され、追加原稿モードが設定された場合(ステップ303;Y)、原稿追加の動作に移行する。追加原稿がADFによって自動的にコンタクトガラス上に1ページずつ搬送され、追加原稿の読み取りが開始される(ステップ304)。
【0018】
追加原稿の読み取りを行っているときに、内部メモリの容量が少なくなった、または、内部メモリがメモリフルになったために読み取られた原稿画像を蓄積することができないと検知された場合(ステップ305;Y)、内部メモリにすでに蓄積されている読み取り済み最終画像が挿入ページより前の画像であるかどうかを判断する(ステップ306)。ここで、読み取り済み最終画像が図4に示したように挿入ページより前の画像でない場合(ステップ306;Y)、読み取り済み最終画像を破棄し(ステップ307)、追加原稿を優先して読み取りを再開する。そして、メモリフルにならず(ステップ305;N)、すべての追加原稿の読み取りが終了した場合(ステップ308;Y)、内部メモリに蓄積された原稿画像の印刷を開始して処理を終了する(ステップ309)。
一方、追加原稿の読み取りを行っているときに、内部メモリがメモリフルにならず(ステップ305;N)、すべての追加原稿の読み取りが終了した場合(ステップ308;Y)、内部メモリに蓄積された原稿画像の印刷を開始して処理を終了する(ステップ309)。
【0019】
このように、本実施の形態のディジタル複写機では、追加読み取りした結果、メモリフルとなってコピー(複写)ができなくなった場合、読み取り済みの最終画像から順に画像破棄を行い、追加画像を読み取るメモリ領域を確保し、追加画像の読み取りを行うようになっている。追加画像の読取が終わった後は、読み取り済みの原稿画像の印刷を行い、印刷が終了した後、破棄された画像の再読み取りおよび印刷を行うことができるようになっている。
また、本実施の形態のディジタル複写機では、追加読み取りした結果、メモリフルとなってコピーができなくなった場合、読み取り済みの最終画像を破棄して追加原稿を読み取ることで通常のメモリフル印刷動作を行うことができ、ユーザが希望する印刷仕上がりを得ることができ、ユーザによる再設定の手間を省くことができる。これにより、操作性を向上することができ、ミスコピーも防止することができる。
【0020】
図5は、メモリフル後に最終画像を破棄しても追加画像の読み取りができない場合の処理手順を示したフローチャートである。図6は、読み取り済みの最終画像が破棄された箇所に追加画像を挿入する概念を示した図である。
ディジタル複写機の電源が投入され、ジョブ開始となると(ステップ500)、原稿台上の原稿束がADFによって自動的にコンタクトガラス上に1ページずつ搬送され、原稿読み取りが開始される(ステップ501)。原稿台上の原稿束すべての原稿読み取りが終了し(ステップ502;Y)、ユーザによって操作部30の原稿追加挿入キー35が押下され、追加原稿モードが設定された場合(ステップ503;Y)、原稿追加の動作に移行する。追加原稿がADFによって自動的にコンタクトガラス上に1ページずつ搬送され、追加原稿の読み取りが開始される(ステップ504)。
【0021】
追加原稿の読み取りを行っているときに、内部メモリの残量が少なくなった、または、内部メモリがメモリフルになったために読み取られた原稿画像を蓄積することができないと検知された場合(ステップ505;Y)、内部メモリにすでに蓄積されている読み取り済み最終画像が挿入ページより後の画像であるかどうかを判断する(ステップ506)。ここで、読み取り済み最終画像が図5に示したように挿入ページより後の画像であり(ステップ506;Y)、読み取り済み最終画像の位置が破棄後に追加画像を挿入する箇所と同じである場合(ステップ507;Y)、追加原稿を挿入せずに、内部メモリに蓄積された先の原稿画像の印刷を開始して処理を終了する(ステップ510)。
また、読み取り済み最終画像が図5に示したような挿入ページより後の画像ではない場合には(ステップ506;N)、追加原稿を挿入せずに、内部メモリに蓄積された先の原稿画像の印刷を開始して処理を終了する(ステップ510)。
【0022】
一方、読み取り済み最終画像が図5に示したように挿入ページより後の画像であるが(ステップ506;Y)、読み取り済み最終画像の位置が破棄後に追加画像を挿入する箇所と同じでない場合(ステップ507;N)、読み取り済み最終画像を破棄し(ステップ508)、追加原稿を優先して読み取りを再開する。そして、メモリフルにならず(ステップ505;N)、すべての追加原稿の読み取りが終了した場合(ステップ509;Y)、内部メモリに蓄積された原稿画像の印刷を開始して処理を終了する(ステップ510)。
また、追加原稿の読み取りを行っているときに、内部メモリがメモリフルにならず(ステップ505;N)、すべての追加原稿の読み取りが終了した場合(ステップ509;Y)、内部メモリに蓄積された原稿画像の印刷を開始して処理を終了する(ステップ510)。
【0023】
このように、本実施の形態の画像形成装置では、メモリフル後に追加する画像の位置が読み取り済み最終画像の箇所と同じである場合、また、破棄対象となる画像が読み取り済み画像の同じ箇所への追加画像の場合、読み取り済み最終画像の破棄を行わず、画像追加不可状態とすることができる。
また、本実施の形態の画像形成装置では、メモリフル後に読み取り済み最終画像を破棄して先の追加画像を読み込んだ後、再びメモリフルとなってしまった場合、破棄対象となる最終画像が先の追加画像となるため(図6参照)、後の追加画像の読み込むことを防止するようになっている。これにより、画像追加による画像順の狂いおよびミスコピーの発生を防止することができる。
【0024】
次に、ディジタル複写機においてメモリフルが発生した後、原稿追加が行われた場合、破棄された画像に関する情報を記憶する動作について説明する。
図7は、追加原稿画像の元画像に対する追加位置詳細情報を示した図である。図8は、メモリフルにより破棄された画像をコピーする際の表示内容を示した図である。なお、図7および図8は、操作部30に表示される破棄画像に関するメッセージ表示の一例を示したものである。
ディジタル複写機の内部メモリにおいてメモリフルが発生した際に、画像追加を行う場合には読み取り済み最終画像の破棄を行う。このように原稿追加が行われた際に破棄された画像がある場合、画像破棄時に破棄画像のページ番号と追加画像か否かの破棄画像情報を内部バッファに記憶するようになっている。
【0025】
ユーザは、破棄された画像の再読み取りを希望する場合、操作部30においてその旨を指示入力することにより、図7に示したようにメッセージ表示された破棄画像情報を参照することができる。破棄画像情報を参照することにより、ユーザは破棄された画像が何ページ目であったのか、何枚あるのかなど詳細を認識することができる。また、追加画像によって破棄されたり、読み取りが行われたりしていない画像をセットする箇所を認識することができる。ユーザは、この認識に基づいて、操作部30から戻し画像の指示入力を行うようになっている(図8参照)。ここで、戻し画像とは、メモリフルで読み取り制限された画像の印刷を行った後、読み取り残しとなっている画像(破棄された画像のこと)のコピーを行う場合に、再読み取り仕直す画像のことをいい、画像追加時に破棄された画像に相当する。
このように、本実施の形態の画像形成装置では、メモリフルで読み取り制限された画像の印刷を行った後、読み取り残しとなっている原稿のコピーを行う際、再セットする原稿順、ページ数などの破棄画像情報をユーザに提示し、再読み取りやコピーの指示入力を促すことができる。これにより、ユーザによる原稿の再セット、原稿順設定などの操作性を向上し、ミスコピーの防止を図ることができる。
【0026】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、判断手段が、追加原稿の画像データが挿入されるページが、既に前記画像データ格納手段に格納されている先の原稿の画像データの途中ページに挿入されるものであって、画像データ格納手段に追加原稿の画像データを格納する容量が残っていないと判断した場合、画像データ格納手段に格納されている先の原稿の画像データのうち、前記追加原稿の画像データが挿入されるページより後のページの画像データにつき、前記追加原稿の画像データを格納できる容量分読み取られた順番が遅い原稿の画像データから順次削除する画像データ削除手段を具備するので、通常のメモリフル印刷動作を行えたり、ユーザが所望する仕上がりを得ることができ、ユーザの手間を省くことによる操作性の向上、ミスコピー防止を図ることができる。
【0027】
請求項2記載の発明では、前記画像データ格納手段による追加原稿の画像データの格納を行っている最中に、前記判断手段が前記画像データ格納手段に追加原稿の画像データを格納する容量が残っていないと判断した場合、前記画像データ削除手段は、当該追加原稿の画像データを削除せず、前記画像データ読取手段は、当該追加原稿の読み取りを行わないことにより、画像順の狂い、ミスコピーなどを防止することができる。
【0028】
請求項3記載の発明では、画像データ削除手段によって削除された原稿の画像データのページ番号、ページ枚数、原稿順などの原稿情報を取得し、提示する原稿情報取得手段と、原稿情報取得手段によって提示された原稿情報に基づいて、削除された原稿の画像データの再読み取り、印刷などの指示入力を促す指示入力手段と、をさらに具備するので、残った原稿画像のコピーを行う際に、再セットする原稿順をユーザに促すことができ、原稿セットの操作性を向上し、ミスコピーの防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示した図である。
【図2】画像形成装置の操作部を示した図である。
【図3】メモリフルの場合に読み取り済みの最終画像から順に画像破棄を行う処理手順を示したフローチャートである。
【図4】読み取り済みの最終画像から順に画像破棄を行う概念を示した図である。
【図5】メモリフル後に最終画像を破棄しても追加画像の読み取りができない場合の処理手順を示したフローチャートである。
【図6】読み取り済みの最終画像が破棄された箇所に追加画像を挿入する概念を示した図である。
【図7】追加原稿画像の元画像に対する追加位置詳細情報を示した図である。
【図8】メモリフルにより破棄された画像をコピーする際の表示内容を示した図である。
【符号の説明】
30 操作部
31 10(テン)キー
32 プリントキー
33 ストップキー
34 試し印刷キー
35 原稿追加挿入キー
36 モードキー

Claims (3)

  1. 原稿台上に設置されている先の原稿を1ページごとの画像データとして読み取り、前記先の原稿を読み取り後、さらに原稿台上に設置された追加原稿も1ページごとの画像データとして読み取る画像データ読取手段と、
    前記画像データ読取手段によって読み取られた画像データを読み取られた原稿順にページ単位で格納する画像データ格納手段と、
    前記画像データ読取手段によって追加原稿の画像データが読み取られる場合、前記画像データ格納手段に当該追加原稿の画像データを格納する容量が残っているかどうかを判断する判断手段と、
    追加原稿の画像データが挿入されるページが、既に前記画像データ格納手段に格納されている先の原稿の画像データの途中ページに挿入されるものであって、前記判断手段が前記画像データ格納手段に追加原稿の画像データを格納する容量が残っていないと判断した場合、前記画像データ格納手段に格納されている前記先の原稿の画像データのうち、前記追加原稿の画像データが挿入されるページより後のページの画像データにつき、前記追加原稿の画像データを格納できる容量分読み取られた順番が遅い原稿の画像データから順次削除する画像データ削除手段と、
    前記画像データ削除手段による画像データ削除後、前記画像データ格納手段に格納されている画像データを印刷出力する印刷手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像データ格納手段による追加原稿の画像データの格納を行っている最中に、前記判断手段が前記画像データ格納手段に追加原稿の画像データを格納する容量が残っていないと判断した場合、前記画像データ削除手段は、当該追加原稿の画像データを削除せず、前記画像データ読取手段は、当該追加原稿の読み取りを行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像データ削除手段によって削除された原稿の画像データのページ番号、ページ枚数、原稿順などの原稿情報を取得し、提示する原稿情報取得手段と、
    前記原稿情報取得手段によって提示された原稿情報に基づいて、前記削除された原稿の画像データの再読み取り、印刷などの指示入力を促す指示入力手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
JP2001305530A 2001-10-01 2001-10-01 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3793440B2 (ja)

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