JP5777333B2 - 画像処理装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5777333B2
JP5777333B2 JP2010285154A JP2010285154A JP5777333B2 JP 5777333 B2 JP5777333 B2 JP 5777333B2 JP 2010285154 A JP2010285154 A JP 2010285154A JP 2010285154 A JP2010285154 A JP 2010285154A JP 5777333 B2 JP5777333 B2 JP 5777333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
input
storage device
data
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010285154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012134774A (ja
Inventor
彩子 廣瀬
彩子 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010285154A priority Critical patent/JP5777333B2/ja
Publication of JP2012134774A publication Critical patent/JP2012134774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5777333B2 publication Critical patent/JP5777333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Description

本発明は、画像データを処理する画像処理装置、その制御方法及びプログラムに関する。
従来、読取装置により読み取った画像を印刷する際、複数ページの原稿の画像を1枚のシートに印刷させるものが知られている。例えば、Nページ(Nは2以上の整数)分の原稿の画像を1枚のシートの同一面に並べて印刷するN in 1コピーや、2ページ分の原稿の画像を1枚のシートの両面に印刷する両面印刷などがある。
このように複数ページの原稿から得た画像を一度に処理する必要がある場合、複数ページ分の原稿上の画像を読み取って得た画像データを一旦メモリに格納し、その後メモリから複数ページ分の画像データを読み出して印刷のための処理を行う。
特開平10−117272号公報
このような手順で印刷を行う場合、メモリの空き容量が複数ページ分の画像データを格納するのに必要な容量に満たないときには印刷が行えない。そこで上記特許文献1ではメモリの空き容量が不足している場合、画像の読み取りを停止させ、メモリに空きができたら画像の読み取りを再開させるようにしている。
特許文献1に記載の技術では画像の読み取りを待機させれば必ずメモリに空きが生じることを前提として、メモリに空きがないと判断されたときには必ず画像の読み取りを待機させている。
しかしながら、上記のようにメモリの空きが不足している場合、画像の読み取りを待機させても必ずしもメモリに空きが生ずるとは限らない。即ち、例えば読取対象の画像が複雑な画像であるためデータ量が多くなってしまい、そもそもメモリに格納しきれない画像の場合や、メモリに格納済みの他の用途のデータが消去されない場合などは画像の読み取りを待機しても印刷処理は行い得ない。それにも関わらず特許文献1ではいつまでも待機し続けることになる。
本発明は上述の課題に鑑みなされたものであり、記憶装置の空きが不足し、画像データの処理が行えない場合、画像データの入力を待機すべきか適切に判断してユーザの作業効率を向上させた画像処理装置、その制御方法及びプログラムを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の画像処理装置は以下の構成を有する。即ち、両面印刷モードまたはNin1モードを受け付ける受付手段と、画像データを入力する入力手段と、前記入力手段で入力される画像データを前記記憶装置に記憶させるための記憶容量の不足を検出する検出手段と、前記記憶装置に削除予定のデータが存在するか判定する判定手段と、前記検出手段により前記記憶装置の記憶容量の不足が検出され、前記判定手段により前記記憶装置に削除予定のデータが存在すると判定された場合、前記入力手段による画像データの入力を待機させ、前記検出手段により前記記憶装置の記憶容量の不足が検出され、前記判定手段により前記記憶装置に削除予定のデータが存在しないと判定された場合、前記入力手段による画像データの入力を中止し、前記両面印刷モードまたはNin1モードを受け付けて入力された画像データから前記入力手段による入力が中止された画像データの1つ前に入力された画像データまでの複数の画像データを削除するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、記憶装置に削除予定のデータが存在する場合には画像データの入力を待機させ、削除予定のデータが存在しない場合には画像データの入力を中止するので、画像データの入力を待機すべきか適切に判断してユーザの作業効率を向上が図れる。
本発明の実施形態の一例である画像処理装置の構成を示す図である。 本実施形態による処理の流れを示すフローチャートである。 再開可能判断処理の流れを示すフローチャートである。 表示部105の表示画面の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例について図面を用いて説明する。なお、この実施の形態で用いる装置の各構成要素、処理手順等は、あくまで例示であり、それらのみに限定するものではない。
図1は、本実施形態における画像処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。図1において中央演算処理部(CPU)101はROM102に格納されているプログラムに従って画像処理装置100の動作を制御する。ROM102はCPU101が実行するためのプログラムや画像処理装置100の動作に関わる設定情報等を記憶する。DRAM103はCPU101のワークエリアとして用いられたり、処理対象の画像データの一時記憶領域として用いられたりする。DRAM103へのデータの読み出しや書き込み、消去などの記憶制御はCPU101によって実行される。DRAM103では処理対象の画像データを記憶可能な領域のうち、何もデータが記憶されていない領域及び処理済みのデータが残存していても上書き可能であることがセットされている領域が空き領域となる。CPU101は画像処理装置100に装着されているDRAM103にデータを記憶可能な最大記憶容量や各種処理のために使用されている領域の容量、残り使用可能な容量などを識別可能である。操作部104はユーザが操作を行うための各種キーなどにより構成される。表示部105はユーザに通知すべき情報などを表示する。読取部106は原稿上の画像を光学走査し、当該原稿上の画像を示す画像データを生成する。記録部107は入力された画像データに従って印刷用紙等の被記録媒体上に、インク等の記録剤を用いて画像の記録を行う。システムバス108は上記各構成要素間で所定のデータ通信を行う際に用いられる。
以上のような構成において、ユーザはコピーを行う場合、原稿を不図示の原稿台上に載置するか、あるいは不図示の自動原稿搬送装置を用いるときは自動原稿搬送装置にセットし、操作部104からコピーの指示を行う。するとCPU101は、読取部106により原稿上の画像の読み取りを行わせ、これにより得た画像データを順次DRAM103に格納していく。このとき画像データは所定の方式で圧縮してDRAM103に格納する。そしてCPU101はDRAM103に格納した画像データを順次読み出して伸張させながら記録部107を用いて被記録媒体上に画像を記録していく。操作部104からはユーザにより、コピーの種類の指定(通常コピー(1ページ分の原稿の画像を1枚の被記録媒体の片面に複写)、両面コピー、N in 1コピー(Nの値の指定も伴う)など)、コピー開始指示などが行われる。このとき、被記録媒体のサイズの指定や複写倍率の指定などを伴うこともある。
両面コピーを行う場合は、まず2ページ分の原稿の画像データ(同じ原稿の両面分でも別々の原稿による2ページ分でもよい)を読取部106により読み取らせ、DRAM103に格納する。そして記録部107により被記録媒体(シート)の片面に1ページ分の画像を記録させ、その後反転機構によりシートを反転させ残りのページの画像を記録させる。原稿を原稿台に載置させて両面コピーを行う場合は、1ページ分の原稿の読み取りが行われると、CPU101は表示部105に原稿の交換または反転、そして交換または反転後、操作部104のスタートキーの押下を行うよう指示する表示を行う。これに従って2ページ分の原稿の読み取りが終了すると記録部107による記録を自動的に開始させる。原稿を原稿台に載置させる際は原稿カバーの開け閉めの作業も伴う。
自動原稿搬送装置を用いて両面コピーを行う場合は原稿の両面を読み取って被記録媒体の両面に記録を行うことしかできないが、原稿の反転は自動で行われるため、ユーザはコピー開始時に操作部104によって指示するだけでよい。自動原稿搬送装置は原稿カバーを兼ねており、原稿は原稿カバーを閉じた状態で自動原稿搬送装置にセットされる。原稿は複数枚を重ねてセット可能であり、自動原稿搬送装置はセットされている原稿を1枚ずつ分離させて搬送する。
またN in 1コピーを行う場合は、原稿の読み取りは上記両面コピーの場合と同様であり、Nの値に応じたページ数分の原稿上の画像の読み取りを行ったら記録部107による記録を開始する。N in 1コピーとしては、2 in 1、4 in 1が可能である。N in 1コピーでは、Nページ分の原稿の画像データの画像を1枚の被記録媒体上に記録する。そのため、Nページの原稿を並べた大きさより小さいサイズの被記録媒体に記録する場合、読取部106によって生成した画像データを縮小処理する必要がある。そして最終的には被記録媒体のサイズに応じた1ページ分の画像データを生成し、DRAM103で保持させる。そして被記録媒体1ページ分(原稿Nページ分)の画像データが揃ったら記録部107による記録が開始される。
また、画像処理装置100は、記録部107による画像の記録を実行している間であっても操作部104からコピーの指示(コピー予約)を行うことができる。これにより、例えばDRAM103に格納されている画像データを操作部104から指定して記録部107により被記録媒体上の記録させている間であってもコピー予約により後続のコピーのための操作や原稿の読み取りを進めておくことができる。コピー予約がなされると、原稿上の画像の読取部106による読み取りは開始し、先のジョブによる記録部107の記録が終了するまで読み取り済みの画像データはDRAM103で保持される。このように複数のジョブ(先行ジョブとコピー予約によるジョブ)を連続して実行できるように、CPU101はDRAM103内にキューイング情報を生成し、このキューイング情報に従って順次ジョブを実行する。CPU101はDRAM103に記憶されているキューイング情報にセットされている順にジョブを実行していくが、この実行順序は種々の条件や指示に従って変更することも可能である。ジョブが正常に実行されるとCPU101はDRAM103内の当該ジョブの画像データが格納されていた領域を新たに他のデータを上書き可能な状態にセットする。これによってDRAM103の空き領域が増加することになる。
次にN in 1コピーまたは両面コピーを行う場合の処理の流れについて説明する。図2はN in 1コピーや両面コピーのように複数ページ分の画像データを取得してから処理を実行する場合の処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU101がROM102に格納されているプログラムをDRAM103にロードし、それを実行することによって行われる処理の流れを示す。また、このフローチャートはユーザにより操作部104からN in 1コピーまたは両面コピーが指定され、その後、コピージョブ開始の指示がなされると開始される。
S201では、CPU101は読み取り対象の原稿の1ページ分の画像データの数を示すカウンタiの値をゼロに初期化する。そしてS202においてiに1を加算して、S203において読取部106によりi個目の画像を読み取らせる。なお、ここでは操作部104から指定されたコピーの種類により、1枚の被記録媒体に対し画像を記録するために必要な原稿のページ数が決まるので、iの値がその数になるまで画像の読み取りとこれによって得た画像データのDRAM103への格納とが続けられる。ただし、N in 1コピーにおいては必ずしもNページ分の画像が必要なわけではなく、一部空白とすることも可能である。この場合は、操作部104から読み取り終了(または記録開始)の指示を行うとNページに満たなくてもその分を空白として記録を行う。
そしてS204においてCPU101は読取部106による原稿上の画像の読み取り中にDRAM103のメモリ不足エラーが発生したか判断する。ここでのメモリ不足エラーとは、当該ジョブのための記録部107による被記録媒体への画像の記録を開始可能となる前にDRAM103のコピーのために使用可能な領域の空き容量が足りなくなったことを示す。エラーの判定は、例えば、DRAM103の実際の空き容量が所定の値より小さくなったことを判定するものを採用可能である。ただし、これに限らず読み取り対象の原稿のサイズとDRAM103の残り空き容量とからこのまま読み取りを継続すると不足してしまうことを推定するものなど、種々の方法を採用可能である。メモリ不足の発生の有無を原稿サイズとDRAM103のコピーで使用可能な領域の空き容量とから推定する場合、S203における読み取りを開始する前に原稿サイズに応じた画像データのサイズを予測できる。従って、この場合はS203の処理はS204の後に行わせるようにしてもよい。S204による判断の結果、メモリ不足エラーが発生すると判断された場合はS207に進み、発生しないと判断された場合はS205に進む。
S205では、CPU101は、iの値(読み取り済みの画像のページ数)が指定されたコピーの種類により決まった、1枚の被記録媒体に対し画像を記録するために必要な原稿のページ数分に達したか判断する。ここで肯定判定がなされた(記録部107による記録が開始できる分の読み取りが行われた)場合はS206に進み、否定判定がなされた(まだ読み取るべき原稿が存在する)場合はS202に進み、次の原稿の画像の読み取りに移る。
S206では、CPU101は、以上の読み取り処理により1枚の被記録媒体への記録分揃った画像データの記録を実行させるべくDRAM103のキューイング情報に当該コピーのための印刷ジョブをセットする(キューに積む)。ここで記録部107が他のジョブにより使用中であれば、CPU101はここでセットした印刷ジョブの画像データをDRAM103に記憶したまま待機させる。そして、記録部107が使用されていなければ、DRAM103からこの画像データを読み出して、指定されたコピーの内容に応じて画像の記録を記録部107に実行させる。記録部107が他のジョブによって使用されていた場合は先にキューイングされていたジョブの進行に従って、本フローにおいて生成したジョブがキューの先頭に達したらDRAM103から画像データを読み出して画像の記録を実行させる。指定されたコピーの内容によっては記録部107による画像の記録に際して画像データの変倍(拡大、縮小)、回転などの処理が行われることもある。
S207では、S204において発生したメモリ不足エラーが、本フローにおいて開始したジョブによる読取部106の読み取りを待機することにより解消され、待機した処理を再開できる可能性があるか判断する。この処理の詳細については後述する。そしてS208においてS207の判断の結果、再開できる可能性があると判断された場合はSS209に進み、再開できる可能性がないと判断された場合はS211に進む。
S209では、表示部105に、例えば図4(a)に示すような画面を表示させ、ユーザに対し、メモリ不足のため暫く待ってから再度原稿の読み取りを実行するよう通知する。このとき、カウンタiの値が1より大きい、即ち、少なくとも1ページ分の原稿の読み取りを完了している場合は、既に読み取ってDRAM103に保存済みの1〜(i−1)個目の画像データは削除しない。なお、ここではページ単位で読み取りが完了している画像データはDRAM103に残したままとし、ページの途中でメモリ不足のため読み取りが中断されたページの画像データはDRAM103から削除するようにしてもよい。これは読取部106がページの途中で読み取りを中断させた場合に画質の劣化等を生じてしまうこともあるためである。DRAM103からの画像データの削除(無効化)は、DRAM103におけるファイル割当テーブルのみの削除、該テーブルの削除及び実データへの所定のデータの上書きなど種々の方法を採用可能である。この削除に対応するDRAM103の画像データの格納領域も空き領域となる。
そしてS210では、待機していた読み取りを再開する指示があるまで待ち、その指示があったと判断された場合はS203に進む。読み取りの再開の指示は、ユーザが目視により他のジョブの印刷が終了したのを確認するなどして再開可能と判断して操作部104から読取開始指示を行うものでもよいし、表示部105に読取再開可能であることを表示させ、読取開始指示を行うものでもよい。表示部105に読取再開可能であることを表示させる場合、CPU101がDRAM103の空き容量の増加を検出し、読取再開可能と判断した場合に読取再開可能であることを表示させる。また、CPU101がこのように読取再開可能であることを判断するまでは、操作部104の読取開始指示キーの入力を無効とし、再開可能と判断された場合に読取開始指示キーの入力を許可することで読取開始指示可能とするようにしてもよい。また、以上のように操作部104からの指示で読み取りを再開させるのに代え、上記のように読取再開可能となった場合に、CPU101が自動的に読取部106による読み取りを再開させるようにしてもよい。また、ここで読み取りを再開させる場合、S209で1ページに満たない分をDRAM103から削除させていた場合は当該ページを最初から読み取り直しさせ、ページの途中で中断させていた場合は中断位置から読み取りを再開させる。つまり、ここでの読み取りの指示はユーザによる操作部104を介した読取指示、CPU101による読取指示を含む。
S211は読み取りを待機させても指定されたコピーを実行できない場合であるので、表示部105に、例えば図4(b)に示すような画面を表示させ、ユーザに対し、この画像(原稿)ではコピーできないことを通知する。そしてS212に進み、カウンタiの値が1より大きいか、即ち、少なくとも1ページ分の画像の読み取りが完了しているか判断する。そしてS213では、本フローにおいて開始したジョブの画像データを全てDRAM103から削除する。即ち、1ページ分の読み取りが完了した分、そしてページの途中で読み取りが中断した分があればそれも含めDRAM103から削除し、本フローを終了する。またS212においてiが1以下であると判断された場合は、やはりDRAM103に記憶済みの本ジョブにおける画像データを削除し、本フローを終了する。以上のようにコピーが行えずジョブをキャンセルするのは、読取対象の画像が複雑な画像であるなど所定サイズ以上に画像データの容量が多くなる、DRAM103に本ジョブ以外の用途で記憶されているデータが所定期間内には削除される予定がない場合などである。このような場合はいくら読取部106による読み取りを待機させてもDRAM103の空き容量が本ジョブを実行するためには十分とはならない。従って、ジョブの実行をキャンセルする。
次にS207における処理の詳細について説明する。図3はS207における処理の詳細を示すフローチャートである。図3(a)はDRAM103の使用状況に従って再開可能かどうか判断する例を示す。また、図3(b)読取対象の画像の画像データの容量及びDRAM103の使用状況に従って再開可能かどうか判断する例を示す。
まず図3(a)の処理について説明する。S301ではDRAM103内に読取部106により画像を読取中のジョブ(図2のフローで開始したジョブ)以外の画像データが存在するか判断する。ここでは、短期間でDRAM103から削除される予定の画像データの存在を判断するため、判断の対象となる画像データを、本ジョブより先に既にキューイング情報にセットされ、まだ完了していないジョブの画像データに限定してもよい。
そして、S301における判断において肯定判断が行われた場合はS302に進み、再開可能であることを示す情報をDRAM103にセットし、否定判断が行われた場合はS303に進み再開不可能であることを示す情報をDRAM103にセットする。図2のS208では、ここでセットされた情報に従って再開可能と判断されたか否か判断する。つまり、本ジョブより先にキューイング情報にセットされ、まだ完了していない画像データが存在している場合、この画像データのジョブは本ジョブより先に実行される。そして、DRAM103から削除されるので、待機していれば所定期間内にDRAM103の空き容量が増加する。従って、読み取りを待機していれば読み取りを再開できる可能性がある。
次に図3(b)の処理について説明する。図3(b)の例では、図3(a)のようなDRAM103の使用状況の判断に加え、読取対象の画像データの容量も考慮して再開の可能性を判断する。
図3(b)において、まずS401において読取対象の画像データのデータサイズを予測するための読み取りを読取部106により実行させる。ここではユーザの手間などを考慮して、自動原稿搬送装置を用いて原稿を読み取らせる場合にS401における原稿の読み取りを実施するのが好ましいが、原稿台に原稿を載置させる場合にも適用できる。1枚の被記録媒体への画像の記録を記録部107が開始できる分のページ数の原稿、即ち、両面コピーを行う場合は2枚の原稿、N in 1コピーを行う場合はN枚の原稿の画像を読取部106に読み取らせる。このとき、DRAM103には画像データを保持させず、各原稿の画像データのサイズが判明したらDRAM103から削除する。なお、S401における処理はこれに限らず、原稿を1枚だけ読取部106で読み取らせ、これによって判明した1ページ分の画像データのサイズを必要な原稿のページ数分、乗算して求めてもよい。この場合、原稿台に原稿を載置させる場合でもユーザの手間はかからない。
また、S401において原稿の画像を読み取らせずにデータサイズを推定することも可能である。例えば、自動原稿搬送装置に設けられたガイドによって原稿幅がわかるので、これに基づく原稿サイズから原稿を読み取って得られる画像データのおおよそのデータサイズを推定できる。また原稿台に載置された原稿を読み取らせる場合も、原稿台に載置された原稿のサイズを検出できればやはりこの原稿サイズからデータサイズを推定できる。またコピーの指示の際、操作部104から原稿サイズを特定可能な設定を行っていれば、これに従って特定された原稿サイズからデータサイズを推定できる。このとき、さらに操作部104から指定された読取モード(カラー/モノクロ、解像度、画質等)なども考慮してデータサイズを推定する。
S402では、以上のようにして予測した1枚の被記録媒体への画像の記録を記録部107に開始させるのに必要な画像データのサイズをDRAM103に記憶する。そしてS403では、S402で記憶したデータサイズと、他のジョブで使用していた画像データの削除によって空くと予想される分を含めた空き容量とを比較し、S402で記憶したデータサイズをDRAM103に保存可能か判断する。S403における判断において肯定判断が行われた場合はS404に進み、再開可能であることを示す情報をDRAM103にセットし、否定判断が行われた場合はS405に進み再開不可能であることを示す情報をDRAM103にセットする。図2のS208では、ここでセットされた情報に従って再開可能と判断されたか否か判断する。
なお、S402で予測したデータサイズによってはDRAM103の空き容量を判断しなくとも再開不可能と判断できる場合がある。即ち、S402で予測したデータサイズが大き過ぎ、DRAM103のコピー処理で使用可能な領域のサイズを超えている場合がある。従って、S402で予測したデータサイズが所定のサイズを超える場合、DRAM103のこれから発生する空き容量の判断を行わずにS405に進むようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、1枚の被記録媒体への画像の記録を記録部107に行わせるのに必要な分の画像の読み取りを終了する前にDRAM103の容量が不足した場合、読取部106による読み取りを一旦停止させる。そして読み取りを待機させれば再開できる可能性があるか判断し、再開の可能性があると判断された場合に読み取りを待機させ、再開の可能性がないと判断された場合にはジョブをキャンセル(読み取りを中止)する。従って、再開の見込みのない場合にユーザに無駄な待機をさせるような事態の発生を低減できる。この再開の可能性の判断は、DRAM103の使用状況や読取対象の画像に基づくので的確な判断が行える。
なお、以上の説明では、再開の可能性がないと判断された場合、ジョブをキャンセルするようにしたが、これには限らない。当初指定されていた読取パラメータによる読み取りは中止することになるが、読取パラメータを変更した再読取は行わせるようにしてもよい。例えば、再開の可能性がないと判断された場合に、CPU101は表示部105に読取パラメータの変更を促すメッセージを表示させ、それに従って読取部106による読み取りを再度行わせるようにしてもよい。読取パラメータの変更を促すメッセージとしては、モノクロでの読み取り、粗い解像度への変更、圧縮率の高い圧縮形式への変更を促すメッセージとする。また、読取部106による再度の読み取りを行わせるのに代え、既に読み取り、DRAM103に格納されている画像データ(カラー)のモノクロへの変換、粗い解像度への変換、圧縮率の高い圧縮方式での再圧縮等を行ってもよい。これによって同一の原稿の画像データを小容量化させて再入力させることができる。
また、以上の説明では読取部106と記録部107とを有する複合機を例に説明した。しかしながら、このような形態の装置以外でも本実施形態の処理は実施可能である。汎用的なパーソナルコンピュータ(PC)に読取装置(スキャナ)と記録装置(プリンタ)とを接続し、PCに上記実施形態の処理を実行させるためのプログラム(ソフトウェア)をインストールして、スキャナとプリンタとを同様に動作させるようにしてもよい。また、外付けのプリンタを接続可能なスキャナにおいて上記実施形態のような処理を実行させるようにしてもよい(スキャナからの指示でプリンタに印刷を実行させる)。また外付けのスキャナを接続可能なプリンタにおいて上記実施形態のような処理を実行させるようにしてもよい(プリンタからの指示でスキャナによる読み取りを制御させる)。
また、以上の説明では画像データの入力源として原稿上の画像を読み取る読取装置、画像データの出力先として画像を印刷する記録装置を例に説明したが、これには限らない。画像データの入力源としてはデジタルカメラや、PCにインストールされている画像処理アプリケーションソフトウェアなどでもよい。このとき、入力源からはページ単位で画像データが入力され、上記実施形態における読取部106による読み取りを画像データの入力と読み替えることになる。ここで入力源に「ページ」の概念がない場合は「ページ単位」に代えて「ファイル単位」となる。つまり、1つのファイルが1つのページを構成することになる。また、出力先としては記録装置以外、外部装置への送信や外部記憶装置への保存などがある。このとき画像データの出力の際は、複数ページ分の画像データをメモリに記憶させてから出力する場合に適用される。即ち、上記実施形態において、記録部107による記録を、画像データを複数ページ分メモリに記憶してから出力と読み替えることになる。なお、画像データを複数ページ分メモリに記憶してから出力する処理としては、複数ページの画像データを1つのファイルとして送信や保存を行うもの、複数ページ分の画像データを合成して1ページ分の画像データに変換して送信や保存を行うものがある。送信の方法としては複数ページの画像データをそれぞれ異なる画像ファイルとし、これを添付ファイルとした電子メール送信、複数ページの画像データを1つの画像ファイルとし、これを添付ファイルとした電子メール送信がある。また電子メール以外、FTP送信、SMB送信、WebDAV送信などがある。また、画像処理装置がUSB I/FなどのローカルI/Fを介して外部装置と接続されている場合は、複数ページの画像データを1つの画像ファイルとし、これをUSBプロトコルに従って外部装置に送信する。外部記憶装置としては着脱可能なメモリカードやUSBメモリなどの可搬メモリ媒体、ケーブルを介して接続される外付け記憶装置などがある。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータが連動して実行するようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(他の実施形態への応用、他の実施形態との組合せ等を含む)も可能である。

Claims (8)

  1. 両面印刷モードまたはNin1モードを受け付ける受付手段と、
    画像データを入力する入力手段と、
    記入力手段で入力される画像データを前記記憶装置に記憶させるための記憶容量の不足を検出する検出手段と、
    前記記憶装置に削除予定のデータが存在するか判定する判定手段と、
    前記検出手段により前記記憶装置の記憶容量の不足が検出され、前記判定手段により前記記憶装置に削除予定のデータが存在すると判定された場合、前記入力手段による画像データの入力を待機させ、
    前記検出手段により前記記憶装置の記憶容量の不足が検出され、前記判定手段により前記記憶装置に削除予定のデータが存在しないと判定された場合、前記入力手段による画像データの入力を中止し、前記両面印刷モードまたはNin1モードを受け付けて入力された画像データから前記入力手段による入力が中止された画像データの1つ前に入力された画像データまでの複数の画像データを削除するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記入力手段により入力された画像データを記憶装置に記憶させる記憶制御手段を更に有し、
    前記記憶制御手段は、前記記憶装置に前記入力手段により入力された画像データを処理するジョブの実行順序を制御するためのキューイング情報を記憶させ、
    前記判定手段は、前記削除予定のデータとして前記入力手段により入力された画像データ以外にキューイング情報にセットされているジョブの画像データが前記記憶装置に存在するか判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記記憶装置に記憶された画像データを出力する出力手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記判定手段により前記削除予定のデータが存在すると判定され、前記削除予定のデータを削除することにより得られる前記記憶装置の空き容量が、前記出力手段により出力する分の前記入力手段で入力される画像データを前記記憶装置に記憶させるための記憶容量より大きい場合に前記入力手段による画像データの入力を待機させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記入力手段による画像データの入力を待機させた後、前記画像データの入力指示があった場合に前記入力手段による残りの画像データの入力を行わせることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記検出手段により前記記憶装置の記憶容量の不足が検出され、前記判定手段により前記記憶装置に削除予定のデータが存在しないと判定され、かつ、読取パラメータが画像データを小容量化させるパラメータに変更された場合、前記制御手段は、前記入力手段に銭画像データを再入力させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像データを小容量化させるパラメータとは、モノクロでの読取への変更、より粗い解像度への変更、より圧縮率の高い圧縮形式への変更のいずれか1つであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 入力された複数ページ分の画像データを記憶装置に記憶させてから出力する画像処理装置の制御方法であって、
    両面印刷モードまたはNin1モードを受け付ける受付工程と、
    画像データを入力する入力工程と、
    前記入力工程で入力される画像データを前記記憶装置に記憶させるための記憶容量の不足を検出する検出工程と、
    前記記憶装置に削除予定のデータが存在するか判定する判定工程と、
    前記検出工程により前記記憶装置の記憶容量の不足が検出され、前記判定工程により前記記憶装置に削除予定のデータが存在すると判定された場合、前記入力工程による画像データの入力を待機させ、
    前記検出工程により前記記憶装置の記憶容量の不足が検出され、前記判定工程により前記記憶装置に削除予定のデータが存在しないと判定された場合、前記入力工程による画像データの入力を中止し、前記両面印刷モードまたはNin1モードを受け付けて入力された画像データから前記入力工程による入力が中止された画像データの1つ前に入力された画像データまでの複数の画像データを削除するよう制御する制御工程とを有することを特徴とする画像処理装置。
  8. コンピュータを、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
JP2010285154A 2010-12-21 2010-12-21 画像処理装置、その制御方法及びプログラム Active JP5777333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010285154A JP5777333B2 (ja) 2010-12-21 2010-12-21 画像処理装置、その制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010285154A JP5777333B2 (ja) 2010-12-21 2010-12-21 画像処理装置、その制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012134774A JP2012134774A (ja) 2012-07-12
JP5777333B2 true JP5777333B2 (ja) 2015-09-09

Family

ID=46649836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010285154A Active JP5777333B2 (ja) 2010-12-21 2010-12-21 画像処理装置、その制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5777333B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3793440B2 (ja) * 2001-10-01 2006-07-05 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012134774A (ja) 2012-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4736774B2 (ja) 画像処理プログラム、画像処理方法、画像処理装置および画像処理システム
JP4752480B2 (ja) 画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理システム
US8199352B2 (en) Image forming apparatus and control method therefor
US20100171974A1 (en) Image forming apparatus and method for erasing image data
JP4785660B2 (ja) 画像処理装置
JP2013055605A (ja) ジョブ履歴管理装置、画像形成装置、ジョブ履歴管理方法およびジョブ履歴管理プログラム
JP2006261889A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP5193909B2 (ja) 画像形成装置
JP2006041764A (ja) ログ記録装置、ログ記録プログラムおよび記録媒体
JP2009143123A (ja) 画像形成装置
US8934129B2 (en) Image forming apparatus and image forming method erasing print data in descending or ascending order of file size dependent upon free memory space available
JP5928505B2 (ja) 画像処理装置、同装置における画像処理方法及び画像処理プログラム
JP5777333B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法及びプログラム
JP2015115716A (ja) 画像読取装置及びその制御方法
JP7422453B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2006352738A (ja) 画像形成装置
JP2004229178A (ja) 原稿画像読取記録装置
US9491325B2 (en) Image processing apparatus, image processing method for the same, and recording medium
JP2010214710A (ja) プリントシステムおよび画像処理装置
JP2010201776A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP4775655B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP4412309B2 (ja) 画像処理装置
JP2010135975A (ja) 画像形成装置
JP2012190196A (ja) 画像形成装置
KR20230075347A (ko) 화상 처리장치, 화상 처리장치의 제어방법, 및 기억매체

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150707

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5777333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151