JP2006261889A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の削除候補と共にそれらを削除する旨を操作パネル上で警告表示し、それをユーザーが選択したり、あるいは格納日の古い文書から順に削除したりすると、格納した文書がすべて削除できないものの場合は対応できなかったり、削除候補として挙げられた文書が重要文書である場合は救うことはできなかったり、使い勝手が悪かったりする。
【解決手段】ユーザーに文書の削除または他のボックスまたは他の蓄積装置への文書の移動を促す旨の表示を行い、ユーザーからの入力指示を待つ第1の機能(選択肢(1))と、自動的に文書を削除する第2の機能(選択肢(2))と、自動的に他のボックスまたは他の蓄積装置に文書を移動する第3の機能(選択肢(3))のいずれか最低2つの機能のうちのいずれか一つの機能をあらかじめ選択的に設定可能とし、蓄積処理の実行中に容量オーバーを検出したときに、あらかじめ設定されているいずれか一つの機能の処理を実行するようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関し、特に入力される文書データを蓄積装置に蓄積して保存する機能を持つ画像処理装置および当該画像処理装置における画像処理方法に関する。
スキャン機能、コピー機能、プリント機能、FAX機能、ネットワーク通信機能等の各種の機能を併せ持つ複合機等の画像処理装置の中には、入力される文書データを蓄積装置に蓄積して保存する機能を持つものがある。このように、文書データの蓄積機能を備えることで、当該機能を備えた画像処理装置は、蓄積装置のある一部を当該文書データを保存する領域として使用するような利用が可能となり、蓄積装置から取り出した文書データに対して、プリント機能によるプリント出力や、FAX機能によるFAX送信等の処理を行うことができる。
この種の画像処理装置では、ハードディスク等の蓄積装置の蓄積容量(メモリ容量)が有限であることから、不要なファイルを多く蓄積していると、例えば、蓄積処理をしている途中に残りの容量が無くなった場合に、それ以降の文書データを蓄積することができなくなるという不具合が発生する。
このため、従来は、容量オーバーが発生したときに、蓄積装置に蓄積されているファイルの中から、文書のサイズの順に複数の削除候補を検出し、複数の削除候補と共にそれらを削除する旨を操作パネル上で警告表示し、それをユーザーが選択したり、あるいは蓄積装置への格納日(蓄積日)の古い文書から順に削除したりすることで、蓄積容量を確保するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−301244号公報
しかしながら、上記従来技術では、
(1)削除機能のみの提供では、ユーザーが格納した文書がすべて削除できないものの場合には対応できない。
(2)サイズの大きい順に削除する場合は、削除候補として挙げられた文書が重要文書である場合には当該文書を救うことはできない。
(3)格納日の古い文書が重要文書である場合には当該文書を救うことができない。
(4)容量オーバーの発生の都度ユーザーに選択操作させるのでは、ユーザーにとって使い勝手が悪い。
などの問題がある。
上記課題を解決するために、本発明は、原稿画像を読み取りその画像を蓄積装置に蓄積可能な手段、または外部装置からのプリントを行うことが可能でありプリント画像を前記蓄積装置内に格納可能な手段の少なくともいずれかの手段と、前記蓄積装置内に格納された画像を少なくとも再プリント・削除・合成・編集・複製・移動の処理の少なくとも一つを指示する手段とを有し、前記蓄積装置内の所定の領域内に複数のボックスを有するように構成し、ユーザーが蓄積先のボックスを選択可能なユーザーインターフェイスを装置本体または前記外部装置の画面上に構成する画像処理装置において、ユーザーに前記蓄積装置内の文書の削除または移動のいずれかを促す表示を行い、ユーザーによる入力指示を待つ第1の機能と、前記指定されたボックス内の文書を自動的に削除する第2の機能と、前記蓄積装置内の文書を自動的に他のボックスまたは他の蓄積装置に移動する第3の機能のいずれか最低2つの機能のうちのいずれか一つの機能をあらかじめ選択的に設定可能とし、前記蓄積装置の所定の領域の選択したボックスに対する蓄積処理の実行中に当該蓄積装置内の所定の領域全体の容量オーバー、または当該領域内の指定されたボックスそれぞれの容量オーバーを検出したときに、あらかじめ設定されている前記いずれか一つの機能の処理を実行することを特徴としている。
上記構成の画像処理装置において、先ず、第1、第2および第3の機能のいずれか最低2つの機能のうちのいずれか一つの機能をあらかじめ選択的に設定可能であることで、削除または移動する文書をユーザーによる選択もしくは自動選択のいずれか、あるいは自動選択の場合には、削除もくしは移動のいずれかをユーザーが好みに応じて自由に設定できる。これにより、ユーザーの使用状態やボックス内の文書状態などに的確に対応できるように各種設定が可能になる。
本発明によれば、蓄積装置内の容量オーバーが発生したときに、削除または移動する文書をユーザーによる選択もしくは自動選択のいずれか、あるいは自動選択の場合には削除もくしは移動のいずれかをユーザーが好みに応じて自由に設定できるため、画像処理装置の使い勝手を向上できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置、例えば複合機の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る複合機10は、画像読取装置11、画像出力装置(画像形成装置)12、後処理装置13、ユーザーインターフェース14およびコントローラ15を備えた構成となっている。
画像読取装置11は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等によって原稿画像を読み取り、その文書データを入力する。画像出力装置12は、画像読取装置11から入力される文書データや、外部の例えばPC(パーソナルコンピュータ)で作成され、当該PCから入力される文書データなどを用紙に印刷して出力する。
後処理装置13は、フィニッシャーと呼称され、印刷結果物(印刷された用紙)に対してステープル/パンチ/中とじ製本/各種折りなどの後処理を行う。ユーザーインターフェース14は、ユーザーによる各種の設定や命令などの入力操作を行うための操作パネルであり、ディスプレイを備えている。
コントローラ15は、図1から明らかなように、画像読取装置(IIT)11とのI/F(インターフェース)151、画像出力装置(IOT)12とのI/F152、ユーザーインターフェース(UC)14とのI/F153、CPU154、システムメモリ155、蓄積装置である例えばハードディスク(HDD)156およびネットワークI/F157を有し、これらがバスライン158を介して相互に通信可能に接続された構成となっている。IITI/F151には、ページメモリ159が接続されている。また、バスライン158には、メディアリーダI/F21も接続されている。
本複合機10は、ネットワークI/F157を介してLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワーク22に接続されることで、ネットワーク通信が可能となっている。ただし、ネットワーク22による接続形態としては、LANやWANを用いる形態に限られるものではなく、インターネットや電話回線網、専用線を用いる形態や、相互に直結する形態など、種々の接続形態を採ることも可能である。
上記構成の複合機10は、スキャン機能、コピー機能、プリント機能、FAX機能、ネットワーク通信機能等の各種の機能を持ち、画像読取装置11から入力される文書データや、ネットワーク22に接続された外部の例えばPCやサーバ等から入力される文書データなどを蓄積装置、即ちハードディスク156に蓄積して保存する機能を備えることでコピーサーバとしての利用が可能であり、またハードディスク156に蓄積された文書データに対して、ユーザーインターフェイス14からのユーザーによる入力指示により、再プリント・削除・合成・編集・複製・移動などの処理の少なくとも一つを実行可能な構成となっている。
コピーサーバ機能は、画像読取装置11から入力される原稿画像データまたは外部のPC等から入力されるプリント文書データをハードディスク156にボックス(Box)を割り当てて蓄積(格納)し、この蓄積した文書データを再出力することを主目的としている。この際、ユーザーは、本複合機10のユーザーインターフェース14またはPC上のユーザーインターフェイス(ドライバ)からボックス番号を指示する。
図2に、コピーサーバとしての本複合機10におけるボックス/文書/ページの関係を示す。
ユーザーが指示するボックス番号には最大個数(図2のNB )が定義されていて、それ以上のボックスを開設することはできない。それぞれのボックスには最大格納文書数(図1のND)が定義されていてそれ以上の文書を格納することはできない。また、それぞれの文書には最大ページ数(図2のNP )が定義されていて、それ以上のページ数を格納することはできない。さらに、ボックス全体は、ハードディスク156のある限られた領域を使用しており、この最大許容量(図2のSMAX)を越えて文書データを格納することはできない。
上記構成の複合機10において、本発明の特徴とするところは、蓄積装置であるハードディスク156内のコピーサーバ機能に割り当てられた領域全体の許容量オーバー、または当該領域内の各ボックスそれぞれの許容量オーバーが発生したときの具体的な処理にある。その処理は次の3種類である。
(1)ユーザーに文書の削除または他のボックスまたは他の蓄積装置への文書の移動を促す旨の表示を行い、ユーザーからの入力指示を待つ。
(2)自動的に文書を削除する(自動削除)。
(3)自動的に他のボックスまたは他の蓄積装置に文書を移動する(自動移動)。
この3種類の機能のうちのいずれか最低2つの機能を選択肢として、そのうちの一つの機能をあらかじめユーザーによって複合機10ごとに設定してもらうようにする。そして、許容量SMAXオーバーが発生したときには、あらかじめ設定されている選択肢(1)/(2)/(3)のいずれか一つの処理を行うことになる。なお、ハードディスク156内のコピーサーバ機能に割り当てられた領域全体の許容量オーバー、または当該領域内の各ボックスそれぞれの許容量オーバーの検出はCPU154によって行われる。
以下に、CPU154の制御の下に実行されるボックス全体の許容量オーバー(SMAXオーバー)のケースについて、図3のフローチャートを用いて説明する。
今、ユーザーが新規格納文書としてボックス#113を選択して、文書格納を開始したとする(ステップS11)。この新規格納文書の指定は、図4に示す例のように、ユーザーインターフェイス14上から113番のボックスを選択することによって実現される。113番のボックスには100文書以下の文書しか格納されていないとする。
次に、ユーザーは、画像読取装置11の自動原稿送り装置(DADF)に格納したい文書(原稿)の束をセットし、例えばスタートボタンを押下することによって文書の格納を開始する(ステップS12)。このとき、文書の格納と同時にコピー出力を得ることも可能である。
原稿が複数ページあるために、ある一定量の原稿をスキャン(読み込み)中にハードディスク156の最大許容量SMAXを越えてしまうような状況が発生した場合、それ以上の原稿の読み込みおよび格納は不可能になるため、最大許容量SMAXオーバーとなった時点で格納自体を諦めるか、またはその格納作業自体を継続するために他の文書(ファイル)を削除して容量を確保する必要がある。
そこで、最大許容量SMAXオーバーが発生したか否かを監視し(ステップS13)、最大許容量SMAXオーバーの発生を検出した場合は、ユーザーによってあらかじめ設定されている選択肢が、先述した選択肢(1)/(2)/(3)のいずれであるかを判断する(ステップS14)。最大許容量SMAXオーバーが発生しなければ、ステップS12に戻って格納処理を繰り返す。
選択肢(1)が設定されている場合は、図5に示すようなボックス内の文書一覧を表示して、文書の削除または移動をユーザーに選択させる(ステップS15)。このとき、移動の場合は、移動先を選択するために図4に示すようなボックス一覧画面または図示しない外部のメディアなどのファイル一覧を表示する。
削除または移動する文書の表示の順番としては、格納日付の古い順、使用頻度の低い順などが可能である。いずれの表示順にするかは、あらかじめユーザーによって設定されることになる。また、表示する文書については、後述する“削除保護”が指定されていない文書とすることも可能である。
そして、ユーザーによる選択が“削除”であるか“移動”であるかを判断し(ステップS16)、“移動”の指定であれば、ユーザーによる移動対象の文書の指定後に、ボックスまたは外部の蓄積装置の選択画面を表示する(ステップS17)。移動対象の文書の指定については、1文書の指定であっても良いし、複数文書の指定であっても良い。
選択画面上での移動先の指定において、他のボックスを移動先として選択した場合はボックス番号の指定入力を可能とし、他の蓄積装置を選択した場合は本複合機10内に存在する他の蓄積装置(例えば、システムメモリ155)、複合機10外の外部蓄積装置(例えば、ネットワーク22を介して接続されたPCやサーバ)、または複合機10にメディアリーダI/F21を介して接続されたメディアを選択肢とする。
選択画面上で移動先が指定されたら(ステップS18)、指定された1または複数の文書を、指定された移動先に移動する(ステップS19)。そして、画像読取装置11の自動原稿送り装置にセットした文書(原稿)の束の全てについて格納が終了したか否かを判断し(ステップS20)、全て終了したのであれば一連の処理を終了し、全て終了していなければステップS12に戻って上述した処理を繰り返す。
ステップS16での判断結果が“削除”の指定であれば、ユーザーによる削除対象の文書の指定後に、指定された文書を削除し(ステップS21)、ステップS20の処理に移行する。削除対象の文書の指定についても、移動の場合と同様に、1文書の指定であっても良いし、複数文書の指定であっても良い。
一方、ステップS14において、選択肢(2)が設定されていると判断した場合は後述する自動削除の処理を実行し(ステップS22)、選択肢(3)が設定されていると判断した場合は後述する自動移動の処理を実行し(ステップS23)、しかる後ステップS20の処理に移行する。
(自動削除)
図6は、選択肢(2)が設定されているとき、即ち自動削除のための処理手順の一例を示すフローチャートである。
自動的に文書を削除するに当たって、重要な文書まで自動的に削除してしまうことがないようにするために、図4にあるボックス単位または図5にある文書単位で“削除保護”のユーザーによる設定が可能な構成を採っている。そして、図4または図5にある一覧表示では、ユーザーによって“削除保護”の対象として指定された文書については、“削除保護”のプロパティが付加されていることをユーザーが一目で識別(判別)できるようにするために、他の文書と異なる表示、例えばアイコンや色分けで表示させる。
本自動削除の処理では、先ず、ボックスに対して“削除保護”が設定されているか否かを判断し(ステップS221)、ボックスに“削除保護”が設定されていなければ、“削除保護”プロパティが付加されていないファイルから自動削除文書を選択する(ステップS222)。自動削除の文書選択の優先順位については、格納日付の古い順、使用頻度の低い順などをあらかじめ選択可能である。そして、選択した文書を自動的に削除し(ステップS223)、しかる後図3のステップS20の処理に移行する。
一方、ボックスに“削除保護”が設定されている場合は、削除不可のため文書に“削除保護”が設定されていない場合でも自動的に削除は行わず、読み取りジョブ(原稿の読取動作)を中断し(ステップS223)、蓄積中の文書をこれ以上蓄積することができない旨のメッセージをユーザーインターフェイス14のディスプレイ上に表示し(ステップS224)、一連の処理を終了する。
(自動移動)
図7は、選択肢(3)が設定されているとき、即ち自動移動のための処理手順の一例を示すフローチャートである。
本自動移動の処理では、“削除保護”プロパティが付加されていないファイルから自動移動文書を選択する(ステップS231)。自動移動の文書選択の優先順位については、格納日付の古い順、使用頻度の低い順などをあらかじめ選択可能である。そして、選択した文書を、あらかじめ設定されている移動先へ移動し(ステップS232)、しかる後図3のステップS20の処理に移行する。
移動先としては、先述したユーザー指定による移動の場合と同様に、他のボックスまたは外部の蓄積装置等のいずれかがユーザーによってあらかじめ設定されることになる。外部の蓄積装置としては、例えば図8に示すように、本複合機10にネットワーク22を介して接続されたPCやサーバなどの外部装置30を指定することができる。移動先の指定は、本複合機10側にあらかじめ移動先を示すIPアドレスやディレクトリ情報を登録しておくなどしておくことで実現可能である。
なお、本例では、あらかじめ設定されている移動先へ文書を移動するとしたが、本自動移動の処理に移行した段階で、選択肢(1)の場合と同様に、移動先を選択するために図4に示すようなボックス一覧画面または図示しない外部のメディアなどのファイル一覧を表示し、ユーザーに移動先を選択させるようにすることも可能である。
上述したように、画像読取装置11からあるいはPCやサーバ等の外部装置30から入力される文書データをハードディスク156に蓄積して保存する機能を持つ複合機10において、ユーザーに文書の削除または他のボックスまたは他の蓄積装置への文書の移動のいずれかを促す旨の表示を行い、ユーザーからの入力指示を待つ第1の機能と、自動的に文書を削除する第2の機能と、自動的に他のボックスまたは他の蓄積装置に文書を移動する第3の機能のいずれか最低2つの機能のうちのいずれか一つの機能をあらかじめ選択的に設定可能とし、ハードディスク156に対する蓄積処理の実行中に当該ハードディスク156内のコピーサーバ機能に割り当てられた領域全体の容量オーバー、または当該領域内の各ボックスそれぞれの容量オーバーを検出したときに、あらかじめ設定されているいずれか一つの機能の処理を実行するようにすることで、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、削除または移動する文書をユーザーによる選択もしくは自動選択のいずれか、あるいは自動選択の場合には削除もくしは移動のいずれかをユーザーが好みに応じて自由に設定できるため、本複合機10の使い勝手を向上できる。また、容量オーバーが発生したとしても、格納しようとする文書を優先的に格納できるようになるとともに、ユーザーの使用状態やボックス内の文書状態などに的確に対応できるように各種設定が可能になる。また、ユーザーが意識せずに不要なファイルから順番に削除されていくように設定が可能になる。
ところで、本複合機10などの画像処理装置では、装置の機能向上を図るために、各種の処理を行う機能構成(ハードウェア部分)に仕様の変更が生じることが多々ある。機能構成の変更としては、例えば、その機能の内容の変更などが挙げられる。つまり、画像処理装置については、必要に応じて、その機能構成のバージョンの変更(いわゆる、バージョンアップ)が行われることがある。
画像処理装置に対してバージョンの変更を行う場合は、当該画像処理装置を初期化し、その後機能構成のバージョンを変更する処理が行われることになる。画像処理装置では、バージョン変更の際に、初期化処理によって画像処理装置内の蓄積装置に蓄積している文書データが破壊されないようにするために、当該蓄積装置に蓄積している文書データを、ネットワークを介して接続された外部の蓄積装置にバックアップし、またバージョン変更の処理後に、外部の蓄積装置にバックアップしておいた文書データを、元の画像処理装置内の蓄積装置に戻す、即ちレストアする処理が行われる。
本発明は、このようなバックアップ/レストアが可能な構成の画像処理装置、本例では複合機にも適用可能である。ここでは、本複合機10内のバードディスク156に蓄積している文書データを、例えば図8に示すように、ネットワーク22を介して本複合機10に接続された外部装置30内の蓄積装置にバックアップし、またレストアする場合を例に挙げて説明するものとする。
バードディスク156に蓄積している文書データについて、図9(A)に示すように、ボックス単位でバックアップ/レストアを行う場合は、ユーザーインターフェイス14上に図4に示すようなボックス一覧表示を行って、ユーザーに対してボックスの指定入力およびバックアップ/レストアの指示入力を行わせるようにする。
バードディスク156に蓄積している文書データについて、図9(B)に示すように、文書単位でバックアップ/レストアを行う場合は、ユーザーインターフェイス14上に図4に示すような文書一覧表示を行って、ユーザーに対して文書の指定入力およびバックアップ/レストアの指示入力を行わせるようにする。
かかるバックアップ/レストアが可能な構成の複合機10において、バードディスク156内に蓄積している文書データの情報として、他の蓄積装置(本例では、外部装置30内の蓄積装置)にバックアップされている文書データについてはバックアップされている旨を示す“バックアップ情報”を対応付けて記憶保持しておくようにする。
そして、先述した自動削除の機能があらかじめ設定されている場合には、“バックアップ情報”が付加されている文書を優先的に削除対象とする。このように優先的に削除対象としてリストアップされた文書が例えば重要な文書であり、当該文書が自動的に削除されたとしても、他の蓄積装置にあらかじめバックアップされている文書であるために何ら問題となることはない。
なお、上記実施形態では、複合機に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限られるものではなく、入力される文書データを蓄積装置に蓄積して保存する機能を持つ画像処理装置全般に対して同様に適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る複合機の全体構成を示すブロック図である。 ボックス/文書/ページの関係を示す図である。 メモリ容量オーバーが発生したときの処理手順の一例を示すフローチャートである。 ボックス一覧表示例を示す図である。 文書一覧表示例を示す図である。 自動削除のための処理手順の一例を示すフローチャートである。 自動移動のための処理手順の一例を示すフローチャートである。 外部蓄積装置への移動の場合の構成を示す図である。 ボックス単位(A)および文書単位(B)でのバックアップ/レストアの動作を説明する図である。
符号の説明
10…複合機、11…画像読取装置、12…画像出力装置、13…後処理装置、14…ユーザーインターフェイス、15…コントローラ

Claims (10)

  1. 原稿画像を読み取りその画像を蓄積装置に蓄積可能な手段、または外部装置からのプリントを行うことが可能でありプリント画像を前記蓄積装置内に格納可能な手段の少なくともいずれかの手段と、前記蓄積装置内に格納された画像を少なくとも再プリント・削除・合成・編集・複製・移動の処理の少なくとも一つを指示する手段とを有し、前記蓄積装置内の所定の領域内に複数のボックスを有するように構成し、ユーザーが蓄積先のボックスを選択可能なユーザーインターフェイスを装置本体または前記外部装置の画面上に構成する画像処理装置であって、
    前記蓄積装置の所定の領域の選択したボックスに対する蓄積処理の実行中に当該蓄積装置内の所定の領域全体の容量オーバー、または当該領域内の指定されたボックスそれぞれの容量オーバーを検出する検出手段と、
    ユーザーに前記蓄積装置内の文書の削除または移動のいずれかを促す表示を行い、ユーザーによる入力指示を待つ第1の機能と、前記指定されたボックス内の文書を自動的に削除する第2の機能と、前記蓄積装置内の文書を自動的に他のボックスまたは他の蓄積装置に移動する第3の機能のいずれか最低2つの機能を有し、前記いずれか最低2つの機能のうちのいずれか一つの機能をあらかじめ選択的に設定可能で、前記検出手段による検出時にあらかじめ設定されている機能の処理を実行する制御手段と
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の機能が設定されているときは、削除または移動する文書を格納日の古い順もしくは使用頻度の低い順に表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の機能が設定されているときは、他のボックスまたは他の蓄積装置を移動先として選択可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、他のボックスを移動先として選択した場合はボックス番号の指定入力を可能とし、他の蓄積装置を選択した場合は画像処理装置内に存在する他の蓄積装置、画像処理装置外の外部蓄積装置または画像処理装置に接続されたメディアを選択肢とする
    ことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の機能または前記第3の機能が設定されているときは、削除または移動する文書の順番を格納日の古い順もしくは使用頻度の低い順とする
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記蓄積装置に蓄積する文書に対して削除保護機能の付加が可能であり、
    前記制御手段は、前記第2の機能が設定されているときは、前記削除保護機能が付加されている文書を削除対象としない
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記蓄積装置に蓄積されている文書を一覧表示する際に、前記削除保護機能が付加されている文書については他の文書と異なる表示を行う
    ことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記削除保護機能は、ボックス単位での付加も可能であり、
    前記制御手段は、前記削除保護機能が付加されているボックス内の文書については、当該文書に前記削除保護機能が付加されていない場合でも削除対象とせず、かつ蓄積中の文書をこれ以上蓄積できない旨を表示する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  9. 前記蓄積装置に蓄積されている文書をボックス単位または文書単位で他の蓄積装置にバックアップし、また当該他の蓄積装置にバックアップした文書を前記蓄積装置にレストアする機能を持ち、
    前記制御手段は、前記蓄積装置に蓄積されている文書のうち、前記他の蓄積装置にバックアップした文書を管理し、前記第2の機能が設定されているときは、前記他の蓄積装置にバックアップした文書を優先的に削除対象とする
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 原稿画像を読み取りその画像を蓄積装置に蓄積可能な手段、または外部装置からのプリントを行うことが可能でありプリント画像を前記蓄積装置内に格納可能な手段の少なくともいずれかの手段と、前記蓄積装置内に格納された画像を少なくとも再プリント・削除・合成・編集・複製・移動の処理の少なくとも一つを指示する手段とを有し、前記蓄積装置内の所定の領域内に複数のボックスを有するように構成し、ユーザーが蓄積先のボックスを選択可能なユーザーインターフェイスを装置本体または前記外部装置の画面上に構成する画像処理装置における画像処理方法であって、
    ユーザーに前記蓄積装置内の文書の削除または移動のいずれかを促す表示を行い、ユーザーによる入力指示を待つ第1の機能と、前記指定されたボックス内の文書を自動的に削除する第2の機能と、前記蓄積装置内の文書を自動的に他のボックスまたは他の蓄積装置に移動する第3の機能のいずれか最低2つの機能のうちのいずれか一つの機能をあらかじめ選択的に設定可能とし、
    前記蓄積装置の所定の領域の選択したボックスに対する蓄積処理の実行中に当該蓄積装置内の所定の領域全体の容量オーバー、または当該領域内の指定されたボックスそれぞれの容量オーバーを検出したときに、あらかじめ設定されている前記いずれか一つの機能の処理を実行する
    ことを特徴とする画像処理方法。
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