JP6070359B2 - 情報送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、同報送信を行う場合の処理を効率的に行う情報送信装置に関する。
複合機などでは、スキャナで原稿を読み取って得た画像データを、複数の宛先に送信する、所謂、同報送信の機能を一般的に備えている。
たとえば、特許文献1には、複数の宛先に同報送信を行う場合に、各宛先に応じたモードや設定で同報送信を行う方法が開示されている(特許文献1参照)。
下記特許文献2には、複数の宛先に対する同報送信において、宛先によって送信モードを変えることで、データ送信の作業効率を向上させる技術が開示されている(特許文献2参照)。
上記のように各宛先に対応してモードや設定を変更する場合、スキャナで読み取って得た画像データから、宛先毎にその宛先に応じた形式の送信用データを作成して送信することになる。
特開2001−313752号公報 特開2002−269015号公報
近年は、同報送信の宛先の1つとして自装置の記憶部(たとえば、HDD(Hard Disk Drive))を指定する機能を備えた装置がある。また、低価格機においては、同報送信の全宛先に同じ形式のデータを送信するように機能が制限されたものもある。このような装置では、自装置の記憶部を宛先に含む同報送信を行う場合に、送信用のバッファメモリ(たとえば、HDD内の送信用一時保存領域)に送信用データを作成し、該送信用一時保存領域から送信用データを読み出して外部の装置に送信するとともに、送信用一時保存領域からHDDの内部保存領域に送信用データをコピーする、といった処理方法が採られる。
この処理方法では、送信用一時保存領域への書き込み時間の他、内部保存領域へ送信用データをコピーする時間も発生してしまう。特に、コスト削減等の観点から書き込み速度が遅い不揮発媒体を使用した装置では、上記の処理に長い時間を要してしまう。たとえば、書き込み速度が10MB/sの不揮発媒体を使用した場合に100MBの送信用データをコピーするためには約10秒を要する。そのため、外部の装置へ送信後に送信用一時保存領域からHDDの内部保存領域に送信用データをコピーする処理を行うと、送信終了から約10秒間はコピーのためにジョブを完了することができないので、送信終了後もユーザを長く待たせてしまうことになる。
特許文献1、2に開示の技術は、宛先に応じてモード、設定、転送方法等を変えるものであり、前述の問題には対応していない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、自装置の記憶部を宛先に含む同報送信を行う場合において、データの書き込みに係る時間を短縮することができる情報送信装置を提供する。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]外部の装置にデータを送信する通信部と、
送信対象のデータを取得する取得部と、
同報送信における複数の宛先の指定を受け付ける宛先指定部と、
外部の装置へ送信されるデータの一時保存領域として使用される第1記憶部と、
データの保存領域として使用され、宛先に指定可能な第2記憶部と、
同報送信を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記宛先指定部が受け付けた同報送信の複数の宛先の中に前記第2記憶部が含まれている場合は、前記取得部が取得したデータを前記第2記憶部に書き込み、前記データを前記第2記憶部から読み出して前記第2記憶部以外の宛先に送信し、前記宛先指定部が受け付けた同報送信の複数の宛先の中に前記第2記憶部が含まれていない場合は、前記取得部が取得したデータを前記第1記憶部に書き込み、前記データを前記第1記憶部から読み出して前記複数の宛先に送信する
ことを特徴とする情報送信装置。
上記発明では、同報送信における複数の宛先の中に第2記憶部が含まれていない場合は、取得部が取得したデータを第1記憶部に書き込むとともに、該データを第1記憶部から読み出して同報送信の各宛先に送信する。同報送信における複数の宛先の中に第2記憶部が含まれている場合は、取得部が取得したデータを第2記憶部に書き込むとともに、該データを第2記憶部から読み出して第2記憶部以外の宛先に送信する。第2記憶部に書き込まれるデータと外部送信用のデータは同一のデータである。第2記憶部が宛先の1つにされている場合は、第2記憶部へデータを保存し、第2記憶部から該データを読み出して他の宛先へ送信するので、第1記憶部へのデータの書き込みを行い、第1記憶部から該データを第2記憶部にコピーするなど2箇所に書き込みを行う従来の装置に比べて、データの書き込みに要する時間を短縮することができる。
[2]前記第2記憶部は、ユーザ別の個人領域に分けられており、
前記個人領域は、保存量の制限が設定されると共に、同報送信の宛先に指定可能であり、
前記制御部は、同報送信の宛先に指定された前記個人領域へ前記データを保存すると前記個人領域の保存量の制限を超える場合は、前記制限を無視して前記個人領域に前記データを書き込み、前記データを前記個人領域から読み出して前記個人領域以外の宛先に送信した後、前記制限を超えないように前記個人領域から所定のデータを消去する
ことを特徴とする[1]に記載の情報送信装置。
上記発明では、第2記憶部はユーザ別の個人領域に分けられると共に、各個人領域は同報送信の宛先に指定可能である。また各個人領域には保存量の制限が設定されている。情報送信装置は、送信対象のデータを同報送信の宛先に指定された個人領域に保存すると、該個人領域に設定されている保存量の制限を超える場合であっても、その制限を無視して送信対象のデータをその個人領域に保存して、該データを該個人領域から読み出して他の宛先へ送信し、その後、制限を超えないように該個人領域から所定のデータを消去する。なお、所定のデータは、今回の同報送信で保存したデータに限らず、他のデータでもよい。
[3]前記所定のデータは、書き込まれた時期が最も新しいデータ、書き込まれた時期が最も古いデータ、データ量が最も多いデータ、他の保存領域に転送済みのデータ、ユーザから指定されたデータのいずれか1つである
ことを特徴とする[2]に記載の情報送信装置。
上記発明では、最新のデータ、最古のデータ、最大のデータ、使用済みデータ、指定されたデータのいずれか1つが選択されて消去される。
[4]前記制御部は、前記所定のデータのうち、前記制限を超える分のみを前記第2記憶部から消去する
ことを特徴とする[2]または[3]に記載の情報送信装置。
上記発明では、制限を超えた分だけ、消去される。たとえば、1つのジョブが複数ページで構成されている場合に、その中の一部のページのみを消去することで制限を超えなくなるならば、その一部のページのみを消去する。
[5]前記保存量は、保存可能なファイル数、記憶容量、保存されているファイルに含まれる文字の総数のいずれか1つである
ことを特徴とする[]乃至[4]のいずれか1つに記載の情報送信装置。
[6]前記取得部は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得するスキャナ部として構成される
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の情報送信装置。
本発明に係る情報送信装置によれば、同報送信における複数の宛先の中に自装置の記憶部が含まれる場合に、データの書き込みに係る時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 画像形成装置が同報送信を行う場合のデータフローを示す図である。 同報送信を行う場合の処理を示す流れ図である。 通常保存領域内のフォルダを示す説明図である。 第2の実施の形態において、同報送信を行う場合の処理を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報送信装置としての機能を果たす画像形成装置10の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブ、外部の端末から送出されたデータに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリントジョブなどのジョブを実行する機能を備えた、所謂、複合機である。なお、スキャンジョブでは、ファイルを複数の宛先に送信する同報送信が可能にされている。同報送信の宛先には、外部の装置のほか、自装置内の所定の記憶領域を指定することができる。
画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバス21を通じてROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、ハードディスク装置15と、画像処理部16と、スキャナ部17と、プリンタ部18と、ファクシミリ通信部19と、ネットワーク通信部20と、操作パネル30とを備えている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで画像形成装置10の各機能が実現される。また、ROM12には、画像形成装置10の一連の制御をCPU11が実行するためのプログラムが格納されている。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。
ハードディスク装置15は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、ユーザ情報、印刷データや画像データ等のファイル、ジョブに係る情報履歴などが保存される。実施の形態では、ハードディスク装置15に、データを外部の装置に送信する際に一時的に保存する一時保存領域50(図2参照)と、データを通常保存する通常保存領域60(図2参照)が設けられる。通常保存領域60は同報送信の宛先として指定可能にされている。
画像処理部16は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
スキャナ部17は、原稿を光学的に読み取って画像データ(入力データとも呼ぶ)を取得する機能を果たす。スキャナ部17は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読み取り位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
スキャナ部17は、送信対象のデータを取得する取得部としての役割を果たす。原稿は、ADF(Auto Document Feeder)、もしくはプラテンガラスにセットされる。スキャナ部17は、原稿がADFにセットされた場合は、ADFによって原稿を搬送することにより該原稿を読み取り位置に対して相対移動させながら読み取って画像データを取得する。スキャナ部17は、原稿がプラテンガラスにセットされた場合は、原稿をプラテンガラス上に載置した状態で読み取ることで画像データを取得する。
なお、スキャナ部17で原稿を読み取って得た画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブを実行する場合には、画像形成装置10は、スキャナ部17で原稿を読み取りながら、その読み取りで得た画像データをファイル化してハードディスク装置15内の一時保存領域50と通常保存領域60のいずれかに書き込むように動作する。詳細には、スキャナ部17で原稿を読み取って得た画像データは、読み取り動作中に、図示を省略したバンドバッファに順次格納される。この格納動作と並行して、CPU11は、バンドバッファに格納された画像データを次々と処理してPDF(Portable Document Format)など所定のファイル形式のファイルを作成してハードディスク装置15内の一時保存領域50または通常保存領域60に書き込む。
同報送信を行うスキャンジョブの場合、指定された複数の宛先の中に通常保存領域60が含まれているか否かによってファイルの書き込み先を一時保存領域50とするか通常保存領域60とするかが選択される。詳細は後述する。
ファイル形式は予め定めた複数種類の中から指定される。ただし、同報送信の場合でも指定できるファイル形式は1つのみであり、すべての宛先について同じファイル形式が使用される。
以後の説明では、ファイル形式はPDFであるとして説明する。本実施の形態では、画像形成装置10は、画像データをファイル化する際に、ページ毎に1つのPDFファイルを作成するようになっている。そのため、読み取り対象の原稿が複数枚ある場合は、1つのスキャンジョブで複数のPDFファイルが作成される。なお、複数ページ分の画像データから1つのPDFファイルを作成してもよい。
プリンタ部18は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成は他の方式でもかまわない。
ファクシミリ通信部19は、ファクシミリ機能を備えた外部装置と公衆回線を通じて画像データを送受信する機能を果たす。
ネットワーク通信部20は、LANなどのネットワークを通じて外部の装置との間でデータを送受信する機能を果たす。
操作パネル30は、表示部31と、操作部32とを備えている。このうち操作部32は、スタートボタンなどのスイッチ部33とタッチパネル部34とを備えている。表示部31は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作パネル30が表示する表示内容の制御、操作パネル30による操作の受け付けに関する制御はCPU11が行う。
タッチパネル部34は、表示部31上に設けられている。タッチパネル部34は、タッチペンや指などで押下された表示部31上のタッチ位置(座標位置)や、フリック操作やドラッグ操作等を検出する。また、CPU11は、継続的に検出されるタッチ位置の変化(操作情報)から、ユーザによる手書き入力等を認識する。
画像形成装置10は、ジョブの実行を指示する操作を操作パネル30で受け付けることで、もしくはネットワーク通信部20がジョブを受信することで、ジョブを受け付ける。ジョブを操作パネル30で受け付ける場合、操作パネル30は同報送信における宛先の指定を受ける宛先指定部として機能する。
次に、同報送信のジョブを実行する際のデータフローを図2に基づいて説明する。
<パターン1:同報送信の複数の宛先の中に通常保存領域60が含まれていない場合>
この場合、スキャナ部17で原稿を読み取って得た入力データを前述したようにバンドバッファに格納しながら、順次、PDFファイルを作成し、該PDFファイルを一時保存領域50に書き込む。そして、このPDFファイルを一時保存領域50から読み出し、宛先に指定されている外部装置100〜102に送信する。送信が完了したら、そのPDFファイルを一時保存領域50から消去する。
<パターン2:同報送信の複数の宛先の中に通常保存領域60が含まれている場合>
この場合、スキャナ部17で原稿を読み取って得た入力データを前述したようにバンドバッファに格納しながら、順次、PDFファイルを作成し、該PDFファイルを宛先に指定された通常保存領域60に保存する。その後、このPDFファイルを先ほどの通常保存領域60から読み出して外部装置100〜102に送信する。
図3は、画像形成装置10が、同報送信を行うスキャンジョブを実行する場合における処理の流れを示す。
画像形成装置10は、同報送信を行うスキャンジョブを受け付けたら、スキャナ部17にて原稿を読み取って入力データ(画像データ)を取得する(ステップS101)。次に、同報送信の複数の宛先の中に、通常保存領域60が含まれているか否かを調べる(ステップS102)。
画像形成装置10は、同報送信の複数の宛先の中に、通常保存領域60が含まれていない場合は(ステップS102;No)、入力データからPDFファイルを作成し、該PDFファイルを送信用の一時保存領域50に保存する(ステップS103)。
その後、画像形成装置10は、同報送信で指定された複数の各宛先に対するPDFファイルの送信を開始する(ステップS104)。具体的には、画像形成装置10は、一時保存領域50から先ほど保存したPDFファイルを読み出し、この読み出したPDFファイルを各宛先へ送信する。同報送信で指定されたすべての宛先に対する送信が完了したら(ステップS105;Yes)、画像形成装置10は、一時保存領域50に保存されているPDFファイルを削除して(ステップS106)、本処理を終了する。
同報送信における複数の宛先の中に、ハードディスク装置15内の通常保存領域60が含まれている場合は(ステップS102;Yes)、画像形成装置10は、入力データからPDFファイルを作成し、該PDFファイルを、宛先に指定された通常保存領域60に書き込み保存する(ステップS107)。通常保存領域60への保存が完了したら、該通常保存領域60の管理データを更新する(ステップS108)。管理データは、通常保存領域60に保存されている各ファイルのファイル名、格納場所、格納日時などを示す情報である。
その後、同報送信で指定された複数の宛先のうち、通常保存領域60以外の宛先に対するPDFファイルの送信を開始する(ステップS109)。具体的には、画像形成装置10は、通常保存領域60から先ほど保存したPDFファイルを読み出し、この読み出したPDFファイルを同報送信で指定された複数の宛先のうち通常保存領域60以外の各宛先へ送信する。同報送信で指定された複数の宛先のうち通常保存領域60以外のすべての宛先に対する送信が完了したら(ステップS110;Yes)、本処理を終了する。
このように画像形成装置10は、同報送信で指定された複数の宛先の中にハードディスク装置15内の通常保存領域60が含まれている場合(パターン2の場合)は、作成したPDFファイルを、宛先に指定された通常保存領域60に書き込んで保存し、次に、その保存したPDFファイルを通常保存領域60から読み出して他の宛先へ送信する。これにより、一時保存領域50にファイルを書き込み、一時保存領域50から読み出したファイルを外部の宛先へ送信し、さらに一時保存領域50から読み出したファイルの複製を宛先の1つである通常保存領域60に書き込むような処理を行う場合に比べて、ファイルの書き込みに要する時間を短縮することができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、通常保存領域60に保存量の制限が設定されている場合について説明する。なお、第2の実施の形態においても画像形成装置10のハード構成は同じである。また、第2の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を説明し、同一部分の説明は適宜省略する。
図4は、ハードディスク装置15内での保存領域の構成を示す。第2の実施の形態では、通常保存領域60はユーザ別の複数の個人領域(たとえば、個人用のフォルダ)に分かれている。図4では、ユーザAからユーザEの各ユーザについて個人領域61から個人領域65が作成されている。
第2の実施の形態に係る画像形成装置10では、個人領域を同報送信の宛先に指定することが可能になっている。各個人領域には、該個人領域を特定する識別名称、個人領域内のファイルを出力する際に必要となるパスワードなどが設定される。
また個人領域には保存量の制限が設定される。制限の内容としては、たとえば、格納可能なファイル数の上限、個人領域として利用可能な記憶容量の上限、個人領域に保存されているすべてのファイルに含まれる文字の総数等があり、1または複数の制限内容を選択して設定することができる。制限内容は個人領域毎に個別に設定されてもよいし、すべての個人領域に共通に設定されてもよい。
第2の実施の形態では、同報送信の宛先として指定された個人領域にPDFファイルを保存する際に、該PDFファイルを保存すると、その個人領域に設定されている制限を超えるか否かを判断する。制限を超えない場合は、作成したPDFファイルを、宛先に指定されている個人領域に書き込んで保存し、その後、このPDFファイルをさきほどの個人領域から読み出し、同報送信の他の宛先(外部装置)へ送信する。
同報送信の宛先に指定された個人領域にPDFファイルを保存するとその個人領域に設定されている制限を超えてしまう場合は、一時的にその制限を無視して、PDFファイルをその個人領域に書き込んで保存し、該個人領域からそのPDFファイルを読み出して他の宛先(外部装置)に送信する。その後、該個人領域に設定されている制限を超えないようにするために該個人領域から所定のデータを消去する。
これにより、前述の制限をオーバーしてしまう場合であっても、指定された個人領域にPDFファイルを保存し、該個人領域から該PDFファイルを読み出して他の宛先へ送信することができ、一時保存領域を使用することなく同報送信を行うことができる。特に、所定のデータとして、今回保存したPDFファイル以外のデータを消去する場合に有効となる。
消去対象となる所定のデータは、たとえば、対象の個人領域において、書き込まれた時期が最も新しいデータ、書き込まれた時期が最も古いデータ、データ量が最も多いデータ、他の保存領域に転送済みのデータ、ユーザから指定されたデータの中のいずれか1つに設定される。消去対象のデータの種類はユーザが任意に選択して設定可能であってもよいし、固定的に設定されてもよい。
また、所定のデータを個人領域から消去する際に、制限を超える分のみを削除するか、ジョブ単位にデータを削除するか等を選択することができる。この選択は前もって設定される。たとえば、制限を超える分のみを削除する場合において、削除対象に選択されたジョブが複数ページで構成されており、かつ、その中の一部のページのみを消去することで制限を超えなくなるならば、その一部のページのみを消去する。
所定データの消去を行う際には、ユーザにその旨を通知する。ユーザの指定したファイルを所定データとして消去する場合は、いずれのファイルを消去するかの選択を受け付ける。
図5は、第2の実施の形態において、画像形成装置10が同報送信を行うスキャンジョブを実行する場合における処理の流れを示す。
ステップS201〜ステップS206までの処理は、図3のステップS101〜ステップS106と基本的に同様の処理であり、その説明は省略する。ただし、図3におけるステップS102の通常保存領域を、図5のステップS202では宛先に指定された個人領域と読み替えるものとする。
ステップS207では、宛先に指定されている個人領域の保存量に関する情報を確認する。たとえば、ファイル数が制限されている場合は、格納されているファイル数を確認する。
入力データから作成したPDFファイルを宛先に指定された個人領域に書き込んだ場合に、その個人領域に設定されている制限をオーバーするか否かを判定する(ステップS208)。制限を超えない場合は(ステップS208;;No)、画像形成装置10は、入力データからPDFファイルを作成し、該PDFファイルを、宛先に指定された個人領域に書き込み保存する(ステップS209)。個人領域への保存が完了したら、この個人領域の管理データを更新する(ステップS210)。管理データは、個人領域に保存されている各ファイルのファイル名、格納場所、格納日時などを示す情報である。
その後、同報送信で指定された複数の宛先のうち、さきほどPDFファイルを保存した個人領域以外の宛先に対するPDFファイルの送信を開始する(ステップS211)。具体的には、画像形成装置10は、該当の個人領域から先ほど保存したPDFファイルを読み出し、この読み出したPDFファイルを同報送信で指定された複数の宛先のうち、先ほどの個人領域以外の各宛先(他の宛先とする)へ送信する。他の宛先のすべてに対する送信が完了したら(ステップS212;Yes)、本処理を終了する。
制限をオーバーする場合は(ステップS208;Yes)、画像形成装置10は、入力データからPDFファイルを作成し、該PDFファイルを、宛先に指定された個人領域の制限を無視して該個人領域に書き込み保存する(ステップS213)。その後、同報送信で指定された複数の宛先のうち、さきほどPDFファイルを保存した個人領域以外の宛先に対するPDFファイルの送信を開始する(ステップS214)。具体的には、画像形成装置10は、該個人領域から先ほど保存したPDFファイルを読み出し、この読み出したPDFファイルを同報送信で指定された複数の宛先のうち、先ほどの個人領域以外の他の宛先へ送信する。他の宛先のすべてに対する送信が完了したら(ステップS215;Yes)、制限を超えないように該個人領域から所定データを削除し(ステップS216)、本処理を終了する。
このように第2の実施の形態では、個人領域の制限をオーバーしてしまう場合であっても、指定された個人領域に入力データから作成したPDFファイルを保存し、該個人領域から読み出したPDFファイルを他の宛先に送信することができる。特に、制限を超えないように消去する所定のデータを今回のジョブで保存したPDFファイル以外のファイルにすれば、一時保存領域50を使用することなく、今回の同報送信を、宛先に設定された個人領域を含めて、すべての宛先に対して実行することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施の形態では、ハードディスク装置15内に、一時保存領域50と通常保存領域60を本発明の第1記憶部、第2記憶部として設けたが、各領域は別々の記憶装置に設けられていてもよい。またHDDの他、SSD(Solid State Drive)やRAMなど、他の種類の記憶装置に設けられてもよい。特に、一時保存領域50はSSDやRAMなどに設けられることが好ましい。
実施の形態では、ハードディスク装置15内の通常保存領域60や個人領域に保存するファイルと外部装置に送信するファイルのファイル形式をPDFファイルとした例を示したが、ファイル形式はこれに限らない。同報送信のすべの宛先に対して同一のファイルであれば、そのファイル形式は任意でよい。
第2の実施の形態では、ユーザ別に個人領域を分けていたが、個人領域は、たとえば、グループ別の領域とされてもよいし、個人やグループ別の領域とは別にさらにパブリック用の領域が含まれてもよい。どのような種類の個人領域とするかを管理者等のユーザが設定してもよい。個人領域は、通常保存領域60を、複数の領域に区分けされたものであればよい。
実施の形態では、スキャナ部17が入力データを取得していたが、ネットワーク通信部20が受け付けたデータを入力データとしてもよい。
実施の形態では画像形成装置10を例に説明したが、CPU11と、ROM12と、RAM13と、ハードディスク装置15と、ネットワーク通信部20を抜き出して構成され、同報送信を行う情報送信装置であってもよい。
第2の実施の形態では、指定された個人領域の制限をオーバーする場合、当該制限を無視して指定された個人領域にPDFファイルの書き込みを行い、他の宛先への送信完了後に、個人領域が制限を超えないように所定のデータを消去したが、制限を超える場合に、先に所定のデータを消去してから、今回のジョブで作成したファイルを個人領域に保存するようにされてもよい。
また、指定された個人領域の制限をオーバーする場合、指定された個人領域ではなく一時保存領域50にPDFファイルの書き込みを行い、外部装置に送信後、当該PDFファイルを消去するようにしてもよい。
なお、個人領域は、フォルダのほか、ボックスとして構成されてもよい。
また、同報送信の宛先に複数の個人領域を指定可能としてもよい。この場合、いずれかの個人領域に送信用のPDFファイルを保存し、該個人領域からそのPDFファイルを読み出して他の宛先の外部装置に送信すると共に、他の宛先の個人領域にコピーを作成すればよい。なお、いずれか1つの個人領域(好ましくは制限を超えない個人領域を選択する)にPDFファイルの実態を保存し、このPDFファイルに対するリンクを、宛先に指定された他の個人領域に登録するようにしてもよい。
10…画像形成装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…画像処理部
17…スキャナ部
18…プリンタ部
19…ファクシミリ通信部
20…ネットワーク通信部
21…バス
30…操作パネル
31…表示部
32…操作部
33…スイッチ部
34…タッチパネル部
50…一時保存領域
60…通常保存領域
61…ユーザAの個人領域
62…ユーザBの個人領域
63…ユーザCの個人領域
64…ユーザDの個人領域
65…ユーザEの個人領域
100…外部装置
101…外部装置
102…外部装置

Claims (6)

  1. 外部の装置にデータを送信する通信部と、
    送信対象のデータを取得する取得部と、
    同報送信における複数の宛先の指定を受け付ける宛先指定部と、
    外部の装置へ送信されるデータの一時保存領域として使用される第1記憶部と、
    データの保存領域として使用され、宛先に指定可能な第2記憶部と、
    同報送信を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記宛先指定部が受け付けた同報送信の複数の宛先の中に前記第2記憶部が含まれている場合は、前記取得部が取得したデータを前記第2記憶部に書き込み、前記データを前記第2記憶部から読み出して前記第2記憶部以外の宛先に送信し、前記宛先指定部が受け付けた同報送信の複数の宛先の中に前記第2記憶部が含まれていない場合は、前記取得部が取得したデータを前記第1記憶部に書き込み、前記データを前記第1記憶部から読み出して前記複数の宛先に送信する
    ことを特徴とする情報送信装置。
  2. 前記第2記憶部は、ユーザ別の個人領域に分けられており、
    前記個人領域は、保存量の制限が設定されると共に、同報送信の宛先に指定可能であり、
    前記制御部は、同報送信の宛先に指定された前記個人領域へ前記データを保存すると前記個人領域の保存量の制限を超える場合は、前記制限を無視して前記個人領域に前記データを書き込み、前記データを前記個人領域から読み出して前記個人領域以外の宛先に送信した後、前記制限を超えないように前記個人領域から所定のデータを消去する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報送信装置。
  3. 前記所定のデータは、書き込まれた時期が最も新しいデータ、書き込まれた時期が最も古いデータ、データ量が最も多いデータ、他の保存領域に転送済みのデータ、ユーザから指定されたデータのいずれか1つである
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報送信装置。
  4. 前記制御部は、前記所定のデータのうち、前記制限を超える分のみを前記第2記憶部から消去する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報送信装置。
  5. 前記保存量は、保存可能なファイル数、記憶容量、保存されているファイルに含まれる文字の総数のいずれか1つである
    ことを特徴とする請求項乃至4のいずれか1つに記載の情報送信装置。
  6. 前記取得部は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得するスキャナ部として構成される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の情報送信装置。
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