JP6834549B2 - ジョブ処理装置 - Google Patents

ジョブ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6834549B2
JP6834549B2 JP2017020580A JP2017020580A JP6834549B2 JP 6834549 B2 JP6834549 B2 JP 6834549B2 JP 2017020580 A JP2017020580 A JP 2017020580A JP 2017020580 A JP2017020580 A JP 2017020580A JP 6834549 B2 JP6834549 B2 JP 6834549B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
program
function
unit
functions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017020580A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018128794A (ja
Inventor
光貴 森田
光貴 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2017020580A priority Critical patent/JP6834549B2/ja
Publication of JP2018128794A publication Critical patent/JP2018128794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6834549B2 publication Critical patent/JP6834549B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、自装置にない機能を他の装置から借り受けるジョブ処理装置に関する。
オフィスなど一のエリア内に、複数台のMFPが設置されることがある。その際、古いMFPと新しいMFPが混在されて設置されていたり、同じ世代の機種でも搭載されている機能が異なる場合があったりする。そのため、MFPの中には、ユーザの所望する機能が搭載されていない場合がある。
しかし、ユーザは通常、各MFPが搭載している機能を明確に把握していないので、自分の一番近くにあるMFPにとりあえずジョブを投入することが多い。MFPは、自装置に搭載されていない機能を要するジョブを受信しても該ジョブを実行することができない。
MFPが、自装置にて処理出来ない設定のジョブを受信した場合の解決方法の1つとして、下記特許文献1には、自装置にて処理出来ない設定のジョブを受信した場合に、他のMFPにジョブを転送する技術が開示されている。しかし、この技術を用いた場合、ジョブの投入者から遠くのMFPに転送されてしまったり、転送先のMFPがどれか分からないといった課題がある。
前述の課題を解決するための方法として、たとえば、下記特許文献2には、受信したジョブが、自機に搭載していない機能を利用するものであった場合、他機から該機能を利用可能とするためのプログラムをダウンロードする技術が開示されている。
特開平11−177755号公報 特開2009−27498号公報
しかし、特許文献2に記載の方法では、「自機が搭載していないのに、ユーザに使用可能であると見せる機能」を固定で予め決めている。そのため、周囲の装置からダウンロードが可能な機能か否かが不明な状態であっても、設定が可能であるとしてユーザに通知してしまう。よって、ジョブを受信した後で、該ジョブに係る機能が実現されない可能性がある。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、他の装置からプログラムをダウンロードすることで利用可能になる機能を使用するジョブについても、ジョブを受けてから、必要なプログラムの入手不可により実行できないといった事態を防止することのできるジョブ処理装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]外部装置と通信を行う通信部と、
前記外部装置に、前記外部装置が提供可能なプログラムを問い合わせる機能問い合わせ部と、
自装置の有する機能、および前記外部装置からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能の範囲でジョブの入力を受け付けるジョブ受付部と、
前記外部装置から、前記プログラムをダウンロードする機能借り受け部と、
前記ジョブ受付部が受け付けたジョブを、該ジョブで使用される機能のうち自装置にない機能は前記機能借り受け部がダウンロードしたプログラムによって利用可能にして、実行するジョブ処理部と、
を備える
ことを特徴とするジョブ処理装置。
上記発明では、外部装置にどのようなプログラムを提供可能かを問い合わせ、自装置の有する機能および、外部装置からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能の範囲でジョブの入力を受け付ける。このように、自装置が元々有する機能および外部装置からプログラムを取得して利用可能になることが判明している機能の範囲内でジョブを受け付けるので、受け付けたジョブは確実に実行することができる。
なお、上記範囲外の機能を使用するジョブについては受け付けない、もしくは受け付けた後、実行不可能であるとして通知したりするようにすればよい。
[2]自装置が有する機能および、前記外部装置から前記プログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能をユーザに通知する能力通知部を更に備える、
ことを特徴とする[1]に記載のジョブ処理装置。
上記発明では、外部装置にどのようなプログラムを提供可能かについて問い合わせた結果を基に、自装置が有する機能および、外部装置からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能をユーザに通知する。通知方法としては、たとえば、ジョブの投入装置に前述した機能を通知したり、音声や表示により自装置の前にいるユーザに通知したりする。自装置の操作パネルにその機能の選択釦を表示したりしてもよい。
[3]前記機能問い合わせ部は、ジョブを送信する機能を備えたジョブ送信装置から自装置で利用可能な機能の通知要求を受けた場合に、前記問い合わせを行い、
前記能力通知部は、自装置が有する機能および前記問い合わせによって利用可能となることが判明した機能を、自装置で利用可能な機能として、前記通知要求の送信元に通知する
ことを特徴とする[2]に記載のジョブ処理装置。
上記発明では、ジョブを送信する機能を備えたジョブ送信装置から自装置で利用可能な機能の通知要求を受けた場合に、外部装置にどのようなプログラムを提供可能かについての問い合わせを行う。そして、自装置が有する機能およびその問い合わせによって利用可能となることが判明した機能を、自装置で利用可能な機能として、通知要求の送信元に通知する。
[4]前記ダウンロードしたプログラムの保存または保存および使用に必要な資源の合計量を算出し、算出された値が閾値を越える場合は、前記プログラムのうち、所定の条件を満たすものを削除するプログラム削除部を更に備える
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
上記発明では、ダウンロード済みのプログラムが占有する資源の合計が閾値を超える場合に、所定の条件を満たすプログラムを削除するので、記憶領域を不必要に圧迫しない。所定の条件は、たとえば使用頻度が低いこと等、そのプログラムを使用する可能性が低いことが挙げられる。
[5]前記所定の条件は、前記外部装置から再度ダウンロードが可能なことを含む
ことを特徴とする[4]に記載のジョブ処理装置。
上記発明では、再度ダウンロードできないプログラムについては削除対象にしない。
[6]前記機能借り受け部は、前記ジョブ受付部がジョブを受け付けたとき、該ジョブの実行に必要なプログラムであって自装置が有していないプログラムを、前記外部装置からダウンロードする
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
[7]前記機能借り受け部は、前記外部装置からダウンロードしたプログラムにより利用可能となる所定の機能の次回の使用を予測し、前記予測に基づいて前記所定の機能を利用可能にするプログラムを前記外部装置からダウンロードする
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
上記発明では、たとえば、所定の機能の使用履歴等から、その機能が次回使用される日時を予測し、その予測に基づいてダウンロードを行う。具体的には、毎日決まった時刻に使用する機能がある場合は、その時刻までに、該機能を利用するためのプログラムのダウンロードが完了しているようにする。たとえば、該時刻の10分前になったらダウンロードを開始するようにしたりする。次回の使用の予測は、使用履歴に限らず、たとえばユーザから次回の使用予定の入力を受けてもよい。
[8]前記機能借り受け部は、予め設定されたタイミングで、前記ダウンロードを行う
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
上記発明では、予め設定されたタイミングになったとき所定の機能のプログラムを有していなければ、そのプログラムのダウンロードを行う。たとえば、起動時や、特定の時刻になった時などが前述のタイミングとして設定される。
[9]前記ジョブ処理部は、第1ジョブを実行するタイミングになったとき該第1ジョブの実行に必要なプログラムのダウンロードが完了していない場合は、後から受け付けた他のジョブを前記第1ジョブに先行して実行する
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
上記発明では、第1ジョブを実行するタイミングになったとき該第1ジョブの実行に必要なプログラムのダウンロードが完了していない場合は、後から受け付けた他のジョブを第1ジョブに先行して実行させる。これにより、プログラムのダウンロードが完了するまでジョブの実行を停止する場合に比べて、効率よくジョブを消化できる。
[10]前記機能借り受け部は、実行中のジョブと並行して前記ダウンロードを行う
ことを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
上記発明では、プログラムのダウンロードと並行して、ジョブの実行も可能とする。
[11]他の装置から自装置の有するプログラムの提供要求を受けた場合に、前記提供要求されたプログラムを、前記通信部を介して前記他の装置に送信するプログラム提供部をさらに有する
ことを特徴とする[1]乃至[10]のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
上記発明では、外部装置から、自装置の有する機能を利用するために必要なプログラムの要求を受けた場合は、該プログラムを、外部装置に送信する。このように、本発明の画像形成装置は、機能を利用するためのプログラムを外部装置からダウンロード可能であってかつ、外部装置に提供することもできる。
[12]前記機能問い合わせ部は、予め設定されたタイミングで、前記問い合わせを行う
ことを特徴とする[1]乃至[11]のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
上記発明では、起動時や、予め設定された時刻等になった場合に、外部装置に自装置に無い機能を実行するためのプログラムを提供可能か否かについての問い合わせを行う。
本発明に係るジョブ処理装置によれば、他の装置からプログラムをダウンロードすることで利用可能になる機能を使用するジョブについても、ジョブを受けてから、必要なプログラムの入手不可により実行できないといった事態を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置を含む印刷システムを示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 PC端末が画像形成装置に利用可能な機能を問い合わせる様子を示す図である。 一の画像形成装置が他の画像形成装置に、プログラムを提供可能な機能のリストを要求する様子を示す図である。 PC端末からの問い合わせに対して、自装置の有する機能と、他の画像形成装置からプログラムをダウンロードして利用可能となる機能を返答する様子を示す図である。 画像形成装置から通知された機能の範囲で設定された印刷ジョブを画像形成装置に投入する様子を示す図である。 他の画像形成装置から機能を利用可能とするためのプログラムを取得する様子を示す図である。 画像形成装置の有する各機能のプログラムの保存、および使用に使用する資源の量と、使用頻度が登録された表を示す図である。 画像形成装置の有する各機能のプログラムの保存、および使用に使用する資源の量と、再度取得可能か否かが登録された表を示す図である。 画像形成装置が行う処理を示す流れ図である。 PC端末からの問い合わせに返答するためのプログラムを取得する処理を示す流れ図である。 図11にてプログラムを取得する処理の詳細を示す流れ図である。 ダウンロードしたプログラムを削除するか否かを判定し、該判定結果に従って削除する処理を示す図である。 起動時に通知要情報取得処理を実行する様子を示す流れ図である。 予め設定されたタイミングになった時に通知要情報取得処理を実行する様子を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10を含んで構成される印刷システム7を示す。印刷システム7は、LAN(Local Area Network)3などのネットワークを通じて、複数台の画像形成装置10(本発明の実施の形態では10A、10Bを例に説明する。)と、PC端末40を通信可能に接続して構成される。なお、画像形成装置10A、10Bを総称する、もしくは任意の1台を指す場合は、画像形成装置10と記すものとする。
PC端末40は、所謂、デスクトップ型のPC端末であり、本発明のジョブ送信装置としての役割を果たす。PC端末40は、マウスやキーボード、ディスプレイ等の表示部と操作部を備え、文書ファイルや画像ファイルの閲覧および編集、またそれらのデータファイルの内容を印刷するための印刷ジョブを画像形成装置10に送信することができる。印刷ジョブを送信する場合、PC端末40はプリンタドライバにて印刷ジョブに係る設定を行い、その設定された内容で印刷ジョブを画像形成装置10に送信する。本発明の実施の形態では、印刷システム7にて画像形成装置10と接続するPC端末40は一台のみとするが、PC端末40は複数台あってもよい。
画像形成装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブ、PC端末や他の外部端末から送出されたデータに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリントジョブなどのジョブを実行する機能を備えた、所謂、複合機である。
本発明の実施の形態では、画像形成装置10は、本発明のジョブ処理装置、および外部装置としての役割を果たす。すなわち、画像形成装置10は、他の画像形成装置10に、どのようなプログラムを提供可能かについて問い合わせ、自装置の有する機能および、該他の画像形成装置10からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能の範囲で印刷ジョブの入力を受け付ける。その後、画像形成装置10は、受け付けた印刷ジョブを、該印刷ジョブで使用される機能のうち自装置にない機能は、外部装置からダウンロードしたプログラムによって利用可能にして、実行する。自装置が元々有する機能および外部装置からプログラムを取得して利用可能になることが判明している機能の範囲内でジョブを受け付けるので、受け付けたジョブは確実に実行することができる。
また、画像形成装置10は、自装置の有する機能および、他の画像形成装置10からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能をユーザに通知する。たとえば、画像形成装置10は、PC端末40に前述した機能を通知したり、音声や表示により自装置の前にいるユーザに通知したりする。後述する自装置の操作パネル30にその機能の選択釦を表示したりしてもよい。これにより、ユーザは画像形成装置10にて利用可能な機能を把握することができる。
次に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。マイクロプロセッサを含むCPU11にはバスを通じてROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、ハードディスク装置15と、画像処理部16と、画像読取部17と、プリンタ部18と、ファクシミリ通信部19と、ネットワーク通信部20と、操作パネル30とを備えている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。また、CPU11は、操作パネル30の表示内容を制御する制御部としての機能を果たす。
本発明の実施の形態では、CPU11は後述する機能問い合わせ部51、機能借り受け部52、ジョブ受付部53、ジョブ処理部54、プログラム削除部55、および能力通知部56としての役割も果たす。
ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで画像形成装置10の各機能が実現される。また、ROM12には、画像形成装置10の一連の制御をCPU11が実行するためのプログラムが格納されている。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。ハードディスク装置15は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、印刷データや画像データ、ジョブに係る情報履歴などが保存される。ハードディスク装置15は本発明の記憶部としての役割を果たす。
画像処理部16は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。画像処理部16は、本発明の縮小部としての役割を果たす。
画像読取部17は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。画像読取部17は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
プリンタ部18は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着器とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成は、定着器を通過する方式であれば他の方式でもかまわない。本発明の実施の形態では、プリンタ部18は、両面印刷を可能とする機構を持つ。
ファクシミリ通信部19は、ファクシミリ機能を備えた外部装置と公衆回線を通じて画像データを送受信する機能を果たす。
ネットワーク通信部20は、LAN(Local Area Network)3などのネットワークを通じてPC端末40やその他の装置との間でデータを通信する機能を果たす。ネットワーク通信部20は、本発明の通信部としての役割を果たす。
操作パネル30は、表示部31と、操作部32とを備えている。このうち操作部32は、スタートボタンなどのスイッチ部33とタッチパネル部34とを備えている。表示部31は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。本実施の形態では、操作パネル30が表示する表示内容の制御、操作パネル30による操作の受け付けに関する制御はCPU11が行う。
タッチパネル部34は、表示部31上に設けられている。タッチパネル部34は、タッチペンや指などで押下された表示部31上の座標位置や、フリック操作やドラッグ操作等を検出する。
次に、本発明の実施の形態におけるCPU11の果たす機能について詳細に説明する。
機能問い合わせ部51は、ネットワーク通信部20を介して、他の画像形成装置10にどのようなプログラムを提供可能か問い合わせる役割を果たす。
機能借り受け部52は、他の画像形成装置10が利用可能な機能を自装置で利用可能にするためのプログラムをダウンロードする役割を果たす。
ジョブ受付部53は、自装置の有する機能および、他の画像形成装置10からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能の範囲でジョブの入力を受け付ける役割を果たす。ネットワーク通信部20を介して外部の装置からジョブを受け付けてもよいし、操作パネル30を通じてユーザから直接ジョブを受けてもよい。なお、ジョブ受付部53は、前述の範囲外の機能を使用するジョブについては受け付けない、もしくは受け付けた後、実行不可能である旨をユーザまたはジョブの投入元の装置に通知したりする。
ジョブ処理部54は、ジョブ受付部53が受け付けたジョブを、該ジョブで使用される機能のうち自装置にない機能は機能借り受け部52がダウンロードしたプログラムによって利用可能にして、実行する役割を果たす。本発明の実施の形態では、ジョブ受付部53が印刷ジョブを受け付けた場合に、該印刷ジョブに基づく印刷をプリンタ部18に実行させる。
プログラム削除部55は、機能借り受け部52がダウンロードしたプログラムの保存または保存および使用に必要な資源の合計量を算出し、算出された値が閾値を越える場合は、そのダウンロードしたプログラムのうち、所定の条件を満たすものを削除する役割を果たす。所定の条件についての詳細は後述する。
能力通知部56は、自装置が有する機能および、機能借り受け部52が他の画像形成装置10からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能をユーザに通知する役割を果たす。
なお、図示を省略するが、CPU11は本発明のプログラム提供部としての役割も果たす。具体的には、他の画像形成装置10から自装置の有するプログラムの提供要求を受けた場合に、その提供要求されたプログラムを、提供要求の送信元の装置に送信する役割を果たす。
次に、印刷システム7で行われる処理について説明する。印刷システム7が行う処理は、大別して以下に示す第1〜6工程に分けられる。
(第1工程)PC端末40が、画像形成装置10に利用可能な機能を問い合わせる工程。
(第2工程)画像形成装置10が他の画像形成装置10に、どのようなプログラムを提供可能か問い合わせる処理。
(第3工程)自装置の有する機能と、他の画像形成装置10からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能を、自装置で利用可能な機能として第1工程での問い合わせに応答する工程。
(第4工程)PC端末40が、第3工程で送信された機能の範囲でジョブを設定し、設定が完了した印刷ジョブを画像形成装置10に投入する工程。
(第5工程)画像形成装置10が、第2工程での問い合わせた先の他の画像形成装置10から、自装置に無い機能を利用可能にするためのプログラムをダウンロードする工程。
(第6工程)画像形成装置10が、自装置の有する機能、および第5工程でダウンロードしたプログラムにより利用可能となった機能を使用して、第4工程で投入された印刷ジョブを実行する工程。
以下、第1〜6工程での処理について具体例を挙げて説明する。
(第1工程)
図3は、印刷システム7にて第1工程の処理が行われる様子を示す。第1工程では、PC端末40が、各画像形成装置10に、印刷ジョブを送信する場合に設定可能な機能を問い合わせる(T1)。たとえば、ユーザがPC端末40にて印刷したいファイルを選択し、プリンタドライバを起動させると、該プリンタドライバが各画像形成装置10に、T1の問い合わせを行う。
(第2工程)
図4は、印刷システム7にて第2工程の処理が行われる様子を示す。図4では、画像形成装置10Aが画像形成装置10Bに対して、どのような機能を利用可能とするためのプログラムを提供可能か問い合わせている。
図4の提供可不可表100は、画像形成装置10Aと画像形成装置10Bのそれぞれが提供可能なプログラムで利用可能となる機能の例を統合した架空の表である。図中では、画像形成装置10Aを装置A、画像形成装置10Bを装置Bとも表記する。
図4の提供可不可表100によると、画像形成装置10Aは、「両面印刷」、「ステープル」、「2in1」の3つの機能を利用可能とするためのプログラムを提供可能となっている。そして、画像形成装置10Bは、「両面印刷」、「2in1」、「8in1」の3つの機能を利用可能とするためのプログラムを提供可能となっている。
画像形成装置10Aが画像形成装置10Bに第2工程による問い合わせを行うと(T2)、この問い合わせに対して、画像形成装置10Bは、「両面印刷」、「2in1」、「8in1」の3つの機能を利用可能とするためのプログラムを提供可能である旨を返答する(T3)。画像形成装置10Aは、その中で、「8in1」の機能(を利用するためのプログラム)は自装置に無く、画像形成装置10Bから入手可能であると判断する。
(第3工程)
図5は、印刷システム7にて第3工程の処理が行われる様子を示す。図5では、画像形成装置10Aは、画像形成装置10Bが自装置に提供可能なプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能を、自装置の有する機能とともに、第1工程での問い合わせに対する応答としてPC端末40に送信する(T4)。
図5に示す設定可能機能表101は、前述したT4にてPC端末40に送信される情報の一例である。設定可能機能表101では、画像形成装置10Aが元々有する機能として「両面印刷」、「ステープル」、「2in1」が、画像形成装置10Bからプログラムをダウンロードして利用可能となる機能として「8in1」が示されている。
(第4工程)
図6は、印刷システム7にて第4工程の処理が行われる様子を示す。第4工程では、まずPC端末40が、第3工程で受信した機能の範囲で印刷ジョブの設定を受け付ける(S1)。ここでは、たとえば、第3工程で受信した機能のみを設定可能な機能として表示させたり、受信した機能以外の機能はグレーアウトで設定不可能としたり、受信した機能以外の機能がユーザから選択された場合に、設定不可能である旨を表示したりする。
PC端末40は、印刷ジョブに係る各種の設定内容が設定され、印刷ジョブの送信指示を受けたら、その設定内容の印刷ジョブを画像形成装置10に送信する(S2)。図6では、PC端末40は画像形成装置10Aに印刷ジョブを送信している。
なお、本発明の実施の形態では、画像形成装置10は、自装置の有する機能および、他の画像形成装置10からプログラムをダウンロードすることで実行可能となる機能の範囲で印刷ジョブの入力を受け付ける。前述の範囲を越える印刷ジョブについては受け付けない。もしくは受け付けた後、実行不可能である旨の通知を印刷ジョブの送信元に返す。
(第5工程)、(第6工程)
図7は、印刷システム7にて第5工程および第6工程の処理が行われる様子を示す。図7では、画像形成装置10Aが、画像形成装置10Bから、自装置に無い機能を利用可能にするプログラムをダウンロードしている(S3)。そして、その後、自装置の有する機能、およびダウンロードしたプログラムの機能を使用して、図6にて受信した印刷ジョブを実行する(S4)。
なお、画像形成装置10が他の画像形成装置10に提供可能なプログラムの機能を問い合わせる第2工程の処理は、PC端末40から印刷ジョブを送信する場合に設定可能な機能の問い合わせ(第1工程での問い合わせ)を受けてから行ってもよいし、予め設定されたタイミング毎、たとえば決まった時刻になる度に実行してもよい。装置の起動時に実行するようにしてもよい。
画像形成装置10が、自装置に無い機能を利用可能とするためのプログラムを他の画像形成装置10からダウンロードする処理(第5工程の処理)は、たとえば、以下に示す(1)〜(4)場面のうちのいずれかで実行される。
(1)PC端末40から印刷ジョブを送信する場合に設定可能な機能の問い合わせ(第1工程による問い合わせ)を受けたとき。
(2)印刷ジョブを受け付けたとき、その印刷ジョブの実行に必要なプログラムを自装置が有していない場合。
(3)他の画像形成装置10からダウンロードしたプログラムにより利用可能となる所定の機能の次回の使用を予測し、その予測に基づくタイミング。
(4)予め設定されたタイミングになったとき。
前述の(3)の場面では、たとえば、他の画像形成装置10からダウンロードしたプログラムにより利用可能となっていた所定の機能の使用履歴などから、該所定の機能が使用される時刻などを予測し、その時刻までに完了するようにダウンロードを開始する。たとえば、該所定の機能を利用するためのプログラムが削除された場合、削除されるまでの使用履歴に基づいて次回の使用時刻を予測し、その時刻までに該プログラムを再ダウンロードしておく。
たとえば、特定の時刻に使用された回数が、他の時刻に比べて多い場合、その特定の時刻になったら使用される可能性が高いと判断し、該時刻までにプログラムを再ダウンロードしておく。次回の使用の予測方法はこれに限らない。ユーザから次回の使用予定の入力を受け、その入力された予定に基づき予測するなど、適当な方法であればよい。
なお、機能ごとに使用回数をカウントしておき、使用回数が多い(よく使われる)機能については、予めダウンロードしておくようにしてもよい。ダウンロードするタイミングは、起動時や予め設定されたタイミングになった時等でよい。
第5工程でのプログラムのダウンロードは、実行中の印刷ジョブと並行して行ってもよい。本発明の実施の形態では、画像形成装置10は、第1印刷ジョブを実行するタイミングになったとき該第1印刷ジョブの実行に必要なプログラムのダウンロードが完了していない場合は、後から受け付けた他のジョブを該第1印刷ジョブに先行して実行させる。その先行して実行させたジョブと並行してダウンロードを行うことで、ジョブの生産性の低下を防止することができる。
次に、第5工程にてダウンロードしたプログラムを削除する場合について説明する。画像形成装置10は、第5工程にてダウンロードしたプログラムの保存または保存および使用に必要な資源の合計量を算出し、算出された値が閾値を越える場合は、それらのプログラムのうち、所定の条件を満たすものを削除する。所定の条件は、たとえば、使用頻度が「低」であること、もしくは外部装置から再度ダウンロードが可能なことなどである。
削除するプログラムを決定する場合について図8と図9の例を参照しつつ説明する。図8を例にして、使用頻度が「低」であることを所定の条件とする場合について説明する。
本発明の実施の形態では、プログラムの保存に必要な資源の量は保存に要するメモリの使用量、プログラムの使用に必要な資源の量は使用に要するCPU占有率とする。図8の表110は、画像形成装置10が現在利用可能な機能のプログラム毎に、保存に要するメモリの使用量、および使用に要するCPU占有率などを示す。
表110には、画像形成装置10が現在利用可能な機能として「両面印刷」、「ステープル」、「2in1」、「8in1」、「エッジ強調」、「反転リピート」の6つの機能が登録されている。6つの機能のうち、「両面印刷」、「ステープル」、「2in1」の3つはプリインストールされた機能であり、「8in1」、「エッジ強調」、「反転リピート」の3つは後からダウンロード(第5工程でのダウンロード)により追加された機能となっている。
追加された機能(を利用するためのプログラム)によるメモリの使用量は、「8in1」は30MB、「エッジ強調」は10MB、「反転リピート」は20MBとなっており、これらの機能のプログラムの保存に要するメモリは60MBとなる。第5工程にてダウンロードしたプログラムの保存に要するメモリ使用量の合計の閾値が50MBの場合、10MB分オーバーしている。
追加された機能(を利用するためのプログラム)によるメモリのCPU占有率は、「8in1」は2%、「エッジ強調」は5%、「反転リピート」は3%となっており、これらの機能のプログラムの使用で要するCPU占有率の合計は10%となる。第5工程にてダウンロードしたプログラムの使用で要するCPU占有率の合計の閾値が8%の場合、2%分オーバーしている。
表110では、登録されている6つの機能毎に、その使用頻度も登録されている。追加された機能の使用頻度は、「8in1」は今回初、「エッジ強調」は低、「反転リピート」は中となっている。「8in1」はまだ使用回数が1回なので使用頻度が未登録の状態として扱う。
本発明の実施の形態では、画像形成装置10は、ダウンロードしたプログラムの保存に必要なメモリ使用量の合計と、該プログラムの使用に必要なCPU占有率の合計のうち、少なくともいずれか一方が閾値を越えている場合は、それらのプログラムのうち使用頻度が低のものを削除する。表110では、「エッジ強調」が削除対象となる。
図9は、外部装置から再度ダウンロードが可能であることを所定の条件とする場合について説明する。図9の表111は、図8の表110と同じく、現在利用可能な機能のプログラム毎に、保存に要するメモリの使用量、および使用に要するCPU占有率等が登録されている。なお、登録されている機能や、その保存に要するメモリの使用量、および使用に要するCPU占有率に係る数値や情報は、図8の表110と共通とする。ただし、表111では、使用頻度の代わりに、現在も外部装置から再度取得可能か否かが登録されている。
表111では、追加された機能を利用可能とするためのプログラムのうち「8in1」は再取得不可、「エッジ強調」は再取得不可、「反転リピート」は再取得可となっている。
表111では、表110と同じく、「8in1」、「エッジ強調」そして「反転リピート」のメモリ使用量の合計、およびCPU占有率の合計が閾値を越えている。本発明の実施の形態では、画像形成装置10は、ダウンロードしたプログラムの保存に必要なメモリ使用量の合計と、プログラムの使用に必要なCPU占有率の合計のうち、少なくともいずれか一方が閾値を越えている場合は、それらのプログラムのうち再度取得可能なものを削除する。表111では、再度取得可能である「反転リピート」が削除対象となる。
このように、画像形成装置10はダウンロードしたプログラムのうち、使用する可能性の低い機能のプログラムや、再取得可能なプログラムを削除し、必要に応じて再度ダウンロードする。これにより、プログラムを保持し続ける場合に比べて、無駄に記憶領域を圧迫しなくなる。
なお、本発明の実施の形態では、使用頻度が低であること、および再度ダウンロードが可能であることのうちの少なくともいずれか一方を満たすことを所定の条件とするが、双方を満たすことを所定の条件としてもよい。
次に、画像形成装置10が行う処理の流れについて図10を参照しつつ説明する。図10は、画像形成装置10が行う処理のフローを示す。まず、PC端末40(プリンタドライバ)から、印刷ジョブを送信する場合に設定可能な機能の問い合わせ(図中では能力通知要求と記す)を受けるまで待って(ステップS101;No)、該問い合わせを受けたら(ステップS101;Yes)、他の画像形成装置10に、どのような機能を利用可能とするためのプログラムを提供可能か問い合わせる処理(図中では通知用情報取得処理と記す)を実行する(ステップS102)。
次に、自装置が備えている機能および、他の画像形成装置10から取得可能なプログラムの機能を、自装置で実行可能な機能としてPC端末40(プリンタドライバ)に返答する(ステップS103)。
PC端末40(プリンタドライバ)から印刷ジョブを受信するまで待って(ステップS104;No)、受信したら(ステップS104;Yes)、その印刷ジョブの実行に要する機能が、自装置にプリインストールされているプログラムの機能によって利用可能な機能と、他の画像形成装置10からダウンロード済みのプログラムによって利用可能な機能の範囲内であるか否かを調べる(ステップS105)。
自装置で利用可能な機能の範囲内の機能のみを要する印刷ジョブである場合は(ステップS105;Yes)、該印刷ジョブを実行して(ステップS110)、本処理を終了する。
自装置で利用可能な機能の範囲外の機能を要する印刷ジョブである場合は(ステップS105;No)、他の画像形成装置10に、その範囲外の機能を利用可能とするために必要なプログラムを要求し(ステップS106)、該プログラムの受信およびインストール処理を実行する(ステップS107)。
インストールが完了したら、そのインストールされたプログラムの機能を使用して、ステップS104で受信した印刷ジョブの実行処理が行われる(ステップS108)。
その後、ダウンロードしたプログラムの削除判定および削除処理を実行したら(ステップS109)、本処理を終了する。
図11は、図10のステップS102にて行われる他の画像形成装置10に、どのようなプログラムを提供可能か問い合わせる処理(通知用情報取得処理)のフローを示す。まず、画像形成装置10は、通信可能な他の画像形成装置10に、提供可能な各プログラムによって利用可能になる機能のリストを要求する(ステップS201)。
その後、機能のリストを受信するまで待って(ステップS202;No)、機能のリストを受信したら(ステップS202;Yes)、そのリストの中に、自装置にて現在利用不可能な機能があるか否かを調べる(ステップS203)。なお、自装置にて現在利用不可能な機能とは、自装置に元々備わっていた機能および、後からプログラムをダウンロードして利用可能になった機能の双方を指す。
自装置にて現在利用不可能な機能がない場合は(ステップS203;No)、本処理を終了する。自装置にて現在利用不可能な機能がある場合は(ステップS203;Yes)、その機能についての設定釦等をプリンタドライバにて設定、表示させるために必要なプログラムを、該他の画像形成装置10に要求する(ステップS204)。
そして、その要求したプログラムを受信、インストールする処理が完了したら(ステップS205)、本処理を終了する。
図10のステップS103では、たとえば、このステップS205でインストールされたプログラムを使用して、自装置にて元々利用可能な機能と、他の画像形成装置10からプログラムをダウンロードして利用可能となる機能の双方を、プリンタドライバが表示する設定画面に設定可能な機能として表示させたりする。
図12は、図11のステップS205にて行われるプログラムの受信、インストール処理のフローを示す。まず、他の画像形成装置10から図11のステップS204で要求したプログラムを受信するのを待って(ステップS301;No)、受信したら(ステップS301;Yes)そのプログラムを自装置にインストールして(ステップS302)本処理を終了する。
図13は、図10のステップS109にて行われるプログラムの削除判定および削除処理のフローを示す。まず、他の画像形成装置10からダウンロードしたプログラムの機能によるメモリ使用量の合計値とCPU占有率の合計値を算出する(ステップS401)。
ステップS401で算出された2種類の合計値のうち、いずれも予め設定されている閾値を越えていなければ(ステップS402;No)、本処理を終了する。閾値を越えた合計値がある場合は(ステップS402;Yes)、通信可能な他の画像形成装置10に、提供可能な各プログラムによって利用可能になる機能のリストを要求する(ステップS403)。
その後、機能のリストを受信するまで待って(ステップS404;No)、機能のリストを受信したら(ステップS404;Yes)、ダウンロードしたプログラムで利用可能となる機能のうち、該リストに含まれていない機能のプログラム、すなわち、他の画像形成装置10から再度ダウンロードが不可能なプログラムについては、削除候補から除外する(ステップS405)。
その後、ステップS405で除外されなかったプログラムのなかから、使用頻度の低い機能のプログラムがあれば、そのプログラムを削除し(ステップS406)、本処理を終了する。
図14は、画像形成装置10の起動時に、どのような機能を利用可能とするためのプログラムを提供可能か外部装置に問い合わせるよう設定されている場合において、画像形成装置10が該問い合わせを行うフローを示す。まず画像形成装置10が起動するまで待って(ステップS501;No)、起動したら(ステップS501;Yes)、図10のステップS102と同じく、他の画像形成装置10に、どのようなプログラムを提供可能かの問い合わせを行い(通知用情報取得処理を実行し)(ステップS502)、本処理を終了する。
図15は、予め設定されたタイミングになったとき、どのような機能を利用可能とするためのプログラムを提供可能か外部装置に問い合わせるよう設定されている場合において、画像形成装置10が該問い合わせを行うフローを示す。まず、ユーザから該問い合わせを行うタイミングが設定されるのを待って(ステップS601;No)、設定されたら(ステップS601;Yes)、その設定されたタイミングになるまで待つ(ステップS602;No)。
その後、ステップS601で設定された取得タイミングになったら(ステップS602;Yes)、図10のステップS102と同じく、他の画像形成装置10に、どのようなプログラムを提供可能かの問い合わせを行い(通知用情報取得処理を実行し)(ステップS603)、本処理を終了する。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施の形態では、画像形成装置10は2台であったが、3台以上であってもよい。また、本発明のジョブ処理装置および外部装置としての役割は、画像形成装置10以外の装置が果たしてもよい。たとえば、ジョブ処理装置はファクシミリや、スキャナ等であってもよい。外部装置は、ファクシミリやスキャナの他にも、機能を利用可能とするためのプログラムを複数種類備えたサーバ等であってもよい。
外部装置が複数台ある場合、全ての外部装置に、提供可能なプログラムで利用可能となる全機能を問い合わせてもよい。一台目の外部装置には提供可能なプログラムで利用可能となる全機能を問い合わせ、その返答が返って来た後、二台目以降の外部装置には、一台目の外部装置が提供可能な機能を除いて、どのような機能を利用可能とするプログラムを提供可能か問い合わせるようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、他の画像形成装置10に提供可能なプログラムで利用可能となる全機能を問い合わせていたが、自装置にて元々利用可能な機能およびプログラムをダウンロードして利用可能となった機能を除いてどのような機能を利用可能とするプログラムを提供可能か問い合わせてもよい。また、特定の機能を指定し、その指定した機能を利用可能とするためのプログラムを提供可能か否かについて問い合わせるようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、PC端末40は1台であったが複数台あってもよい。また、画像形成装置10に印刷ジョブを送信する端末はPC端末40に限らず、タブレット等の他の装置であってもよい。
3…LAN
7…印刷システム
10(A、B)…画像形成装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…画像処理部
17…画像読取部
18…プリンタ部
19…ファクシミリ通信部
20…ネットワーク通信部
30…操作パネル
31…表示部
32…操作部
33…スイッチ部
34…タッチパネル部
40…PC端末
51…機能問い合わせ部
52…機能借り受け部
53…ジョブ受付部
54…ジョブ処理部
55…プログラム削除部
56…能力通知部
100…提供可不可表
101…設定可能機能表
110…表
111…表

Claims (10)

  1. 外部装置と通信を行う通信部と、
    前記外部装置に、前記外部装置が提供可能なプログラムを問い合わせる機能問い合わせ部と、
    自装置の有する機能、および前記外部装置からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能の範囲でジョブの入力を受け付けるジョブ受付部と、
    前記外部装置から、前記プログラムをダウンロードする機能借り受け部と、
    前記ジョブ受付部が受け付けたジョブを、該ジョブで使用される機能のうち自装置にない機能は前記機能借り受け部がダウンロードしたプログラムによって利用可能にして、実行するジョブ処理部と、
    を備え
    自装置が有する機能および、前記外部装置から前記プログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能をユーザに通知する能力通知部を更に備え、
    前記機能問い合わせ部は、ジョブを送信する機能を備えたジョブ送信装置から自装置で利用可能な機能の通知要求を受けた場合に、前記問い合わせを行い、
    前記能力通知部は、自装置が有する機能および前記問い合わせによって利用可能となることが判明した機能を、自装置で利用可能な機能として、前記通知要求の送信元に通知する
    ことを特徴とする記載のジョブ処理装置。
  2. 外部装置と通信を行う通信部と、
    前記外部装置に、前記外部装置が提供可能なプログラムを問い合わせる機能問い合わせ部と、
    自装置の有する機能、および前記外部装置からプログラムをダウンロードすることで利用可能となる機能の範囲でジョブの入力を受け付けるジョブ受付部と、
    前記外部装置から、前記プログラムをダウンロードする機能借り受け部と、
    前記ジョブ受付部が受け付けたジョブを、該ジョブで使用される機能のうち自装置にない機能は前記機能借り受け部がダウンロードしたプログラムによって利用可能にして、実行するジョブ処理部と、
    を備え、
    前記機能借り受け部は、前記外部装置からダウンロードしたプログラムにより利用可能となる所定の機能の次回の使用を予測し、前記予測に基づいて前記所定の機能を利用可能にするプログラムを前記外部装置からダウンロードする
    ことを特徴とするジョブ処理装置。
  3. 前記ダウンロードしたプログラムの保存または保存および使用に必要な資源の合計量を算出し、算出された値が閾値を越える場合は、前記プログラムのうち、所定の条件を満たすものを削除するプログラム削除部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
  4. 前記所定の条件は、前記外部装置から再度ダウンロードが可能なことを含む
    ことを特徴とする請求項に記載のジョブ処理装置。
  5. 前記機能借り受け部は、前記ジョブ受付部がジョブを受け付けたとき、該ジョブの実行に必要なプログラムであって自装置が有していないプログラムを、前記外部装置からダウンロードする
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
  6. 前記機能借り受け部は、予め設定されたタイミングで、前記ダウンロードを行う
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
  7. 前記ジョブ処理部は、第1ジョブを実行するタイミングになったとき該第1ジョブの実行に必要なプログラムのダウンロードが完了していない場合は、後から受け付けた他のジョブを前記第1ジョブに先行して実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
  8. 前記機能借り受け部は、実行中のジョブと並行して前記ダウンロードを行う
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
  9. 他の装置から自装置の有するプログラムの提供要求を受けた場合に、前記提供要求されたプログラムを、前記通信部を介して前記他の装置に送信するプログラム提供部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
  10. 前記機能問い合わせ部は、予め設定されたタイミングで、前記問い合わせを行う
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
JP2017020580A 2017-02-07 2017-02-07 ジョブ処理装置 Active JP6834549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017020580A JP6834549B2 (ja) 2017-02-07 2017-02-07 ジョブ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017020580A JP6834549B2 (ja) 2017-02-07 2017-02-07 ジョブ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018128794A JP2018128794A (ja) 2018-08-16
JP6834549B2 true JP6834549B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=63172946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017020580A Active JP6834549B2 (ja) 2017-02-07 2017-02-07 ジョブ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6834549B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5067057B2 (ja) * 2007-07-20 2012-11-07 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5578255B2 (ja) * 2013-06-27 2014-08-27 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2016035713A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置における機能拡張方法、プログラム、およびシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018128794A (ja) 2018-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8493597B2 (en) Image processing apparatus with a change processing section and a change requesting section for processing instructions of change
JP5732865B2 (ja) 画像形成システム、印刷データ管理装置、印刷データ管理装置の制御方法、印刷データ管理装置の制御プログラム及び記録媒体
US8543677B2 (en) Communication control device, method, and computer readable medium allowing an information processing device to be in a power saving mode for an extended period and allowing an application part to continue functioning
JP6015429B2 (ja) 情報処理装置、プログラム、情報処理システム
JP2013156669A (ja) 電源管理装置
JP2013055605A (ja) ジョブ履歴管理装置、画像形成装置、ジョブ履歴管理方法およびジョブ履歴管理プログラム
JP6729268B2 (ja) 画像形成装置
EP3557403B1 (en) Image forming system and image forming method
US11089176B2 (en) Control of apps providing same or similar services in image forming device supporting multiple platforms
JP6079659B2 (ja) 表示システム、画像形成装置、プログラム、表示状態制御方法
JP6597971B2 (ja) 画像形成装置、プログラム
JP2005231158A (ja) ジョブ処理装置およびジョブ処理システム
JP6834549B2 (ja) ジョブ処理装置
JP2012165325A (ja) 画像処理装置、画面制御プログラム及び記録媒体
JP6641952B2 (ja) 印刷システム
JP2006031452A (ja) 画像形成装置、制御方法、制御プログラムおよびジョブ管理装置、ジョブ処理方法、ジョブ管理プログラム
US10956090B2 (en) Memory system and electronic apparatus
JP6669101B2 (ja) 電子機器及び起動シーケンス生成プログラム
JP2020031307A (ja) 電子機器及びメモリー管理プログラム
JP6314699B2 (ja) 情報処理装置
JP5928874B2 (ja) 画像形成装置
JP6070359B2 (ja) 情報送信装置
JP5488248B2 (ja) 画像処理装置
JP6485699B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム
JP6447824B2 (ja) ジョブ処理装置プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6834549

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150