JP5928874B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関し、特に、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニットを有する画像形成装置のジョブ処理を迅速に開始する手法に関する。
装置の起動を高速化する方法として、ハードウェアを構成する各ユニットを制御するためのソフトウェア(ファームウェア)を内蔵のROM(Read Only Memory)に記憶しておき、起動時に、記憶したファームウェアをRAM(Random Access Memory)に展開して実行する方法が用いられている。しかしながら、多様なユニットを有する装置では、ファームウェアが大きくなり、それらのファームウェアを記憶するための大容量のROMが必要となり、装置のコストダウンを阻害する一因になる。そこで、ファームウェアを他の装置に記憶しておき、装置の起動時に、他の装置からファームウェアをダウンロードするようにして、内蔵のROMの容量を削減する方法が提案されている。
例えば、下記特許文献1では、プリンタのファームウェアメモリに、電源投入時の初期動作を行うための初期動作ファームウェアと、コンピュータと通信するための通信ファームウェアと、コンピュータと通信するのに必要な通信情報と、を格納し、プリンタが印刷動作を行うための製品ファームウェアは、コンピュータにインストールされるデバイスドライバに保有しておき、プリンタは、電源が投入されると、製品ファームウェアがインストールされていないことをコンピュータに通知し、コンピュータから製品ファームウェアをダウンロードして、印刷可能な状態にしている。
特開2008−59360号公報
上記特許文献1の技術では、内蔵のROMには、ファームウェアをダウンロードするために必要なプログラムのみを記憶しておき、ジョブ実行のためのファームウェア(製品ファームウェア)はすべてダウンロードし、製品ファームウェア全体のダウンロードが完了してから、製品ファームウェアを実行するようにしている。しかしながら、この方法は、装置の起動を早くすることを考慮しておらず、ジョブ実行のためのファームウェアのダウンロードが完了するまでに時間がかかるため、ジョブ処理の開始が遅くなるという問題がある。
特に、電子写真プリンタの場合、定着部の昇温に時間がかかるため、定着部を制御するためのファームウェアのダウンロードが完了し、ファームウェアを実行しても、定着部が所定の温度に到達するまでは印刷ができないため、ジョブ処理の開始が遅れてしまい、迅速な動作が求められるプリンタにとって大きな問題となる。
また、ネットワークが混雑している場合は、ファームウェアのダウンロード自体に時間がかかるため、更にジョブ処理の開始が遅れてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニットを有する場合でも、迅速にジョブ処理を開始することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ハードウェアを制御する複数の処理モジュールからなるファームウェアを実行して画像形成ジョブを処理する画像形成装置であって、印刷部と、外部装置との通信を制御する通信モジュールと、前記複数の処理モジュールの一部の、前記印刷部に含まれる定着部を制御する定着制御モジュールを含む、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニットを制御する特定の処理モジュールと、を格納する内蔵かつ一つの不揮発性の記憶部と、電源オンに応答して前記通信モジュールと前記特定の処理モジュールとを起動し、前記特定の処理モジュールの実行と並行して、前記複数の処理モジュールの他の処理モジュールを前記外部装置からダウンロードする制御部と、を有するものである。
本発明の画像形成装置によれば、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニットを有する場合でも、迅速にジョブ処理を開始することができる。
その理由は、ハードウェアを制御する複数の処理モジュールからなるファームウェアを実行して画像形成ジョブを処理する画像形成装置において、内蔵の不揮発性の記憶部には、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニットを制御するためのファームウェア(特定の処理モジュール)と、ネットワーク上の他の装置との通信を確立するファームウェア(通信モジュール)と、を記憶しておき、装置の起動時に、特定の処理モジュールと通信モジュールとを実行し、特定の処理モジュールの実行と並行して、当該装置の他のユニットを制御するための他の処理モジュールをダウンロードする制御を行うからである。
本発明の一実施例に係る画像形成システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置のROMのデータ構造例を示す図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ装置のHDDのデータ構造例を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置のRAMに展開された処理モジュールのメモリマップを示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の処理(初期化処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置に備える機能の使用履歴を示す履歴データの一例である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置のパネルに表示される画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の処理(処理モジュールの入れ替え処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の処理(ファームウェア起動変更処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の優先機能と処理モジュールとの関係を示すROM格納処理モジュールテーブルの一例である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の処理(処理モジュールの入れ替え後の初期化処理)を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、装置のコストダウンを図るために、装置の起動時にファームウェアをダウンロードするようにして、内蔵のROMの容量を削減する方法が提案されており、特許文献1の技術では、内蔵のROMには、ファームウェアをダウンロードするために必要なプログラムのみを記憶しておき、ジョブ実行のためのファームウェア(製品ファームウェア)はすべてダウンロードし、製品ファームウェア全体のダウンロードが完了してから製品ファームウェアを実行するようにしている。
しかしながら、この方法は、装置の起動を早くすることを考慮しておらず、ジョブ実行のためのファームウェアのダウンロードが完了するまでに時間がかかるため、ジョブ処理の開始が遅くなってしまう。特に、電子写真プリンタの場合、定着部を動作させるためのファームウェアのダウンロードが完了しても、定着部が所定の温度に到達するまでは印刷ができないため、ジョブ処理の開始が遅れてしまう。また、ネットワークの環境によってはファームウェアのダウンロード自体に時間がかかり、更にジョブ処理の開始が遅れてしまう。
そこで、本発明の一実施の形態では、内蔵の不揮発性メモリには、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニット(例えば、ウォームアップ時間が必要な定着部)を制御するための少なくとも一つの特定の処理モジュールと、ネットワーク上の他の装置との通信を確立するための通信モジュールと、を記憶しておき、装置の起動時に、特定の処理モジュールと通信モジュールとを実行し、特定の処理モジュールの実行と並行して(定着部の場合はウォームアップの間に)、当該装置の他のユニットを制御するための他の処理モジュールをダウンロードするようにする。
これにより、内蔵の不揮発性メモリの容量を削減することができ、且つ、ジョブ処理の開始タイミングの遅延を防止することができる。特に、画像形成装置の定着部を制御する定着制御モジュールを不揮発性メモリに記憶することにより、定着部の昇温に要する期間を利用して他の処理モジュールをダウンロードすることができ、より効率的に画像形成装置を起動することができる。また、ユーザがよく使用するユニットを制御する処理モジュールを内蔵の不揮発性メモリに記憶しておけば、そのユニットを早く使用できるようにすることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像形成装置について、図1乃至図12を参照して説明する。図1は、本実施例の画像形成システムの構成を模式的に示す図であり、図2は、本実施例の画像形成装置の構成を示すブロック図である。また、図3は、画像形成装置のROMのデータ構造を示す図、図4は、コンピュータ装置のHDDのデータ構造を示す図であり、図5は、画像形成装置のRAMに展開される処理モジュールのメモリマップを示す図である。また、図6、9、10、12は、本実施例の画像形成装置の処理を示すフローチャート図である。また、図7は、履歴データの一例、図8は、画像形成装置に表示されるパネル画面の一例であり、図11は、優先機能と処理モジュールとの関係を示すROM格納処理モジュールテーブルの一例である。
なお、本明細書において、ファームウェアとは、複数のユニットからなるハードウェアを制御するためのソフトウェアを指す。また、ファームウェアは、コントローラブートファームウェアとコントローラメインファームウェアとで構成され、コントローラブートファームウェアは、複数のユニットを制御する複数の処理モジュールの内の、装置起動時に動作する特定の処理モジュールを含み、コントローラメインファームウェアは、特定の処理モジュール以外の他の処理モジュールを含むものとする。
図1(a)に示すように、本実施例の画像形成システムは、クライアントPCやサーバPCなどのコンピュータ装置10と、MFP(Multi Function Peripheral)などの画像形成装置20と、を備え、これらは、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して相互通信可能に接続されている。なお、画像形成システムは図1(a)の構成に限定されず、例えば、図1(b)に示すように、コンピュータ装置10と画像形成装置20とが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク30を介して、Hub40や無線ルータ50などを利用して有線若しくは無線にて相互に通信可能に接続されていても良い。以下、各装置について、図2を参照して説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置20は、画像形成ジョブを処理する装置であり、制御部21と画像読取部22と印刷部(プリンタエンジン)23と表示部24と操作部25などで構成される。
制御部21は、各構成部を制御する部分であり、SoC(System-on-a-chip)などのCPU(Central Processing Unit)21aと、Flash ROMのように、電源を切ってもデータが消去されない不揮発性であり、かつ、データの書き換えが可能な記憶部(以下、ROM21bと呼ぶ。)と、DDR2 SDRAM(Double Data Rate 2 Synchronous Dynamic Random Access Memory)のように、電源を切るとデータが消去される記憶部(以下、RAM21cと呼ぶ。)と、通信I/F部21dなどがバスを介して接続されている。
CPU21aは、各部の制御ならびに画像処理などを行う。ROM21bは、CPU21aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報などを格納し、CPU21aにより必要に応じて読み出され、RAM21c上で実行処理される。RAM21cは、通信I/F部21dもしくは、画像読取部22から受け取った画像データを一時的に記憶する部分で、記憶された画像データはCPU21aによって画像処理され、必要に応じて印刷部23やコンピュータ装置10に転送される。また、ROM21bや通信I/F部21dからダウンロードしたファームウェアが記憶され、実行される。通信I/F部21dは、USB接続やLAN接続などにより、コンピュータ装置10などとの接続を確立し、データの送受信を実行する。
画像読取部22は、原稿台上の原稿用紙から画像データを読み取る部分であり、原稿を走査する光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサと、電気信号をA/D変換するA/D変換器等により構成される。
印刷部23は、画像読取部22から読み込んだ画像データもしくは、通信I/F部21dから受け取った画像データを制御部21からの指示により、ユーザの希望する画像を形成して印字する部分である。具体的には、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用して画像を形成するのに必要な構成要素の総称であり、感光体、転写ベルト、定着器、各種搬送ベルト等を含む。
表示部24は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置等からなり、機器構成やエラー、変更可能な設定などを表示する。操作部25は、キーボードやマウス・プッシュボタン・タッチパネル等からなり、文字入力や設定、スタート指示などを可能にする。
[コンピュータ装置]
コンピュータ装置10は、画像形成ジョブを指示する装置であり、HDD(Hard Disk Drive)11と表示装置12と入力装置13などを備えている。
HDD11は、コンピュータ装置10を制御するOS(Operating System)やアプリケーション、プリンタドライバ、画像形成装置20を制御するメインファームウェアがインストールされており、画像形成装置20からファームウェアのダウンロード要求が送られてくると、ファームウェアを画像形成装置20に送信する。プリンタドライバは、印刷設定画面を用いたユーザの操作に基づいて印刷条件に関する各項目を設定するとともに、文書ファイル作成アプリケーションから渡されたデータに基づいて、画像形成装置20で処理可能な形式の印刷データを生成する。
表示装置12は、液晶表示装置や有機EL表示装置等からなり、各種情報を表示する。入力装置13は、マウス・キーボード等であり、各種入力を行う。
なお、図2は、本実施例の画像形成システムの一例であり、適宜変更可能である。例えば、画像形成装置20をプリンタとして動作させる場合は画像読取部22を省略してもよいし、画像形成装置20をスキャナやFAXとして動作させる場合は印刷部23を省略してもよい。また、HDDや電子メール通信部、後処理部などを追加してもよい。
次に、本実施例の画像形成システムで利用されるソフトウェアについて説明する。
図3は、画像形成装置20のROM21bのデータ構成を模式的に示す図である。ROM21bは、画像形成装置20を制御するためのファームウェアとして、コントローラブートファームウェアのみを格納している。このコントローラブートファームウェアに含まれる処理モジュールは、USB通信を確立するためのUSB制御モジュールと定着器を制御するための定着制御モジュールのみである。
図4は、コンピュータ装置10のHDD11のデータ構成を模式的に示す図である。HDD11は、上述したように、各種アプリケーションとOSとプリンタドライバとコントローラメインファームウェアを格納している。このコントローラメインファームウェアには、画像形成装置20のROM21bに格納されないすべての処理モジュールが含まれている。
図5は、RAM21cに展開されたファームウェアのメモリマップである。以下、各処理モジュールの動作について概説する。
状態管理モジュールは、各処理モジュールの状態を管理する。コマンド解析モジュールは、通信I/F部21dで受信したデータのコマンドを解析する。ジョブ管理モジュールは、印刷データの管理および圧縮処理、プリントDMA(Direct Memory Access)の管理を行う。エンジン制御モジュールは、プリンタエンジンの制御を行う。
パネル制御モジュールは、パネルにある表示部24、操作部25の制御を行う。定着制御モジュールは、定着器の制御を行う。プロセス制御モジュールは、転写・帯電・現像などプロセスの制御を行う。PH制御モジュールは、プリントヘッド・ポリゴンモーターの制御を行う。スキャナ制御モジュールは、スキャナの制御を行う。
搬送制御モジュールは、用紙位置を監視し、用紙搬送制御を行う。ドライブ制御モジュールは、メインモーター・搬送モーター・反転モーターを制御する。PDL(Page Description Language)モジュールは、印刷データをラスタデータに変換する。FW更新モジュールは、更新ファームウェアの管理およびファームウェアの更新処理を行う。NIC(Network Interface Card)制御モジュールは、ネットワーク通信の制御を行う。USB制御モジュールは、USB通信の制御を行う。
なお、プリント処理は、上記処理モジュールの内、状態管理モジュール、コマンド解析モジュール、ジョブ管理モジュール、エンジン制御モジュール、定着制御モジュール、プロセス制御モジュール、PH制御モジュール、搬送制御モジュール、ドライブ制御モジュール、PDLモジュール、NIC制御モジュール、USB制御モジュールによって実行可能となる。また、スキャン処理は、状態管理モジュール、ジョブ管理モジュール、パネル制御モジュール、スキャナ制御モジュール、NIC制御モジュール、USB制御モジュールによって実行可能となる。また、コピー処理は、状態管理モジュール、ジョブ管理モジュール、エンジン制御モジュール、パネル制御モジュール、定着制御モジュール、プロセス制御モジュール、PH制御モジュール、スキャナ制御モジュール、搬送制御モジュール、ドライブ制御モジュールによって実行可能となる。
上記処理モジュールのうち、定着制御モジュールとUSB制御モジュールはROM21bからロードされ、その他の処理モジュールはコンピュータ装置10から順次ダウンロードされ、RAM21c上で展開される。そして、制御部21は、これらの処理モジュールを実行することによって上述した制御を行う。
次に、定着制御モジュールとUSB制御モジュールとがROM21bに格納された画像形成装置20の初期化処理について、図6のフローチャート図を参照して説明する。なお、画像形成装置20はUSBによりコンピュータ装置10に接続されているものとする。
コンピュータ装置10は、電源がONされて起動しているとする。この状態で、画像形成装置20の電源を投入すると、ROM21bに格納されているコントローラブートファームウェアがRAM21cに転送される(S101)。
コントローラブートファームウェアは、RAM21c上で展開され、その中の定着制御モジュールが起動し(S102)、定着器の初期化処理を行う。次に、USB制御モジュールが起動し(S103)、コンピュータ装置10とのUSB通信の確立処理を行う(S104)。
そして、USB通信が確立すると、画像形成装置20は、コンピュータ装置10にコントローラメインファームウェアのダウンロード要求を出し、コンピュータ装置10は、コントローラメインファームウェアを画像形成装置20に送信する。コントローラメインファームウェアのダウンロードが完了すると、RAM21c上で展開され(S105)、コントローラメインファームウェアに格納されている各処理モジュールが起動する(S106)。そして、全ての処理モジュールがReady状態になると画像形成装置20の初期化処理が終了する。
上記フローでは、定着制御モジュールとUSB制御モジュールとがROM21bに格納されている場合について記載したが、画像形成装置20が複数の機能を備えており、その中の特定の機能が起動直後に使用される回数が多い場合は、その特定の機能を動作させるための処理モジュールをROM21bに記憶しておけば、画像形成装置20の起動後、すぐにその特定の機能を使用することができる。その場合は、機能毎に起動直後の使用回数をカウントし、履歴データとして記憶しておき、この履歴データを参照してROM21bに格納する処理モジュールを設定すればよい。以下、具体的に説明する。
図7は、履歴データの一例である。画像形成装置20が有する機能(例えば、スキャン、プリント、コピー)の内、起動直後に利用された機能がカウントされる。この履歴データはROM21bに記憶される。
図8は、ROM21bに格納する処理モジュールを選択して入れ替えるためのモード(ファームウェア起動変更モード)時に、表示部24に表示されるパネル画面の一例である。モード表示欄60は、現在のモードが通常モードであるか、ファームウェア起動変更モードであるかを表示する。
接続ポートボタン61は、コンピュータ装置10と画像形成装置20との通信手段を選択するためのボタンである。USB接続の場合はUSBを選択し、ネットワーク接続の場合はNICを選択する。NICを選択した場合は、IP(Internet Protocol)アドレス入力画面に切り替わるようにしても良い。優先機能ボタン62は、電源投入後、最初にReady状態になる機能を指定するためのボタンである。値としてはスキャン、プリント、コピー等がある。履歴確認ボタン63は、履歴データを参照して第1優先の機能を調べ、優先機能ボタン62に値をセットするためのボタンである。OKボタン64は、接続ポート、優先機能の値を確定するためのボタンである。Cancelボタン65は、ファームウェア起動変更モード60から抜けるためのボタンである。
上記構成のパネル画面を用いて、画像形成装置20のROM21bに格納する処理モジュールを変更するファームウェア起動変更モード処理(処理モジュール入れ替え処理)について、図9のフローチャート図を参照して説明する。
パネルの操作部25の特殊キー(例えば、Utilityボタン→スタートボタン×2→ストップボタンを押下)を押下することにより、ファームウェア起動変更モードに入る(S201)。
パネルの操作部25の接続ポートボタン61、優先機能ボタン62、履歴確認ボタン63、OKボタン64、Cancelボタン65のいずれかが押下されるまでポーリングし(S202)、接続ポートボタン61が押下された場合は(S203のYes)、接続ポートの値が選択され、指を離した時に値がセットされ(S204)、ボタン押下待ちに戻る(S202)。
優先機能ボタン62が押下された場合は(S205のYes)、優先機能の値が選択され、指を離した時に値がセットされ(S206)、ボタン押下待ちに戻る(S202)。
履歴確認ボタン63が押下された場合は(S207のYes)、CPU21aは、ROM21bに記憶されている図7の履歴データを参照して、第1優先の機能を特定し(S208)、優先機能設定の値をセットし(S206)、ボタン押下待ちに戻る(S202)。
OKボタン64が押下された場合は(S209のYes)、後述するファームウェア起動変更処理の開始指示を出す(S210)。そして、ファームウェア起動変更処理が完了すると、通常モードに戻る(S212)。また、Cancelボタン65が押下された場合も(S211のYes)、通常モードに戻る(S212)。
次に、S210のファームウェア起動変更処理について、図10のフローチャート図を参照して説明する。
まず、FW更新モジュールは、優先機能に変更があるか調べる(S301)。優先機能変更がない場合は(S301のNo)、ファームウェア起動変更処理を終了する。優先機能変更がある場合は(S301のYes)、USB制御モジュールは、コンピュータ装置10とのUSB通信を確立し(S302)、ROM21bに格納されている処理モジュールをコンピュータ装置10に送信する(S303)。
次に、FW更新モジュールは、図11のROM格納処理モジュールテーブルを参照し、コンピュータ装置10にROM格納処理モジュールの受信要求を出し(S304)、コンピュータ装置10は、ROM格納処理モジュールを画像形成装置20に送信する。そして、画像形成装置20は、受信した処理モジュールをROM21bに格納し、ファームウェア起動変更処理の完了をコンピュータ装置10に通知する(S305)。
図11は、図9のファームウェア起動変更モード処理にて設定されたROM格納処理モジュールテーブルの一例である。FW更新モジュールは、このテーブルを参照して、コンピュータ装置10から優先機能に対応する処理モジュール(ここでは、スキャナ制御モジュールと定着制御モジュール)を受け取り、ROM21bに格納する。
次に、処理モジュール入れ替え後の画像形成装置20の初期化処理について、図12のフローチャート図を参照して説明する。
図6と同様に、画像形成装置20の電源を投入すると、ROM21bに格納されているコントローラブートファームウェアがRAM21cに転送される(S401)。
コントローラブートファームウェアは、RAM21c上で展開され、ROM21bに格納されている優先機能モジュール(ここでは、スキャナ制御モジュールと定着制御モジュール)が起動する(S402)。次に、USB制御モジュールが起動し(S403)、コンピュータ装置10とのUSB通信の確立処理を行う(S404)。
そして、USB通信が確立すると、画像形成装置20は、コンピュータ装置10にコントローラメインファームウェアのダウンロード要求を出し、コンピュータ装置10からダウンロードしたコントローラメインファームウェアはRAM21c上で展開され(S405)、コントローラメインファームウェアに格納されている各処理モジュール(ここでは、スキャナ制御モジュール、定着制御モジュール、USB制御モジュール以外の処理モジュール)が起動する(S406)。そして、全ての処理モジュールがReady状態になると初期化処理が終了する。
以上説明したように、不揮発性の書き換え可能な記憶部(ROM21b)には、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニットを制御するための特定の処理モジュールと、コンピュータ装置10との通信を可能にする通信モジュールと、を記憶しておき、画像形成装置20の起動時に、特定の処理モジュールと通信モジュールとを実行し、特定の処理モジュールの実行と並行して、画像形成装置20の他のユニットを制御するための他の処理モジュールをダウンロードするため、ROM21bの容量を削減し、かつ、ジョブ処理の開始タイミングの遅延を防止することができる。
特に、画像形成装置20の定着部を制御する定着制御モジュールをROM21bに記憶することにより、定着部を昇温するウォームアップ時間を利用して他の処理モジュールをダウンロードすることができ、より効率的に画像形成装置20を起動することができる。また、ユーザがよく使用する機能に含まれるユニットを制御する処理モジュールをROM21bに格納することにより、その機能をより早く使用できるようになり、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、ROM21bに格納する処理モジュールとして、定着制御モジュールとUSB制御モジュールを例示したが、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニットを制御するための少なくとも1つの処理モジュールと、他の処理モジュールをダウンロードするための通信モジュールとを記憶しておけばよい。
また、上記実施例では、定着制御モジュールとUSB制御モジュールとをROM21bに格納する構成としたが、装置の起動時に動作させる処理モジュールは、装置の電源を切ってもデータが消えない記憶手段、例えば、HDDやSSD(Solid State Drive)などに格納してもよい。
また、上記実施例では、コントローラブートファームウェアに含まれる処理モジュールを除く全ての処理モジュールをコンピュータ装置10からダウンロードする構成としたが、画像形成装置20に特定の処理(例えば、プリント処理)のみを実行させる場合は、その特定の処理に必要な処理モジュールのみをダウンロードするようにしてもよい。
また、上記実施例では、画像形成装置20を例にして説明したが、複数のユニットを有し、複数のユニットの中に、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニットが含まれる任意の処理装置に対して、同様に適用することができる。
本発明は、ハードウェアを制御する複数の処理モジュールからなるファームウェアを実行してジョブを処理する処理装置、特に、画像形成ジョブを処理する画像形成装置20に利用可能である。
10 コンピュータ装置
11 HDD
12 表示装置
13 入力装置
20 画像形成装置
21 制御部
21a CPU
21b ROM
21c RAM
21d 通信I/F部
22 画像読取部
23 印刷部
24 表示部
25 操作部
30 ネットワーク
40 Hub
50 無線ルータ
60 モード表示欄
61 接続ポートボタン
62 優先機能ボタン
63 履歴確認ボタン
64 OKボタン
65 Cancelボタン

Claims (3)

  1. ハードウェアを制御する複数の処理モジュールからなるファームウェアを実行して画像形成ジョブを処理する画像形成装置であって、
    印刷部と、
    外部装置との通信を制御する通信モジュールと、前記複数の処理モジュールの一部の、前記印刷部に含まれる定着部を制御する定着制御モジュールを含む、動作可能な状態になるまでに時間がかかるユニットを制御する特定の処理モジュールと、を格納する内蔵かつ一つの不揮発性の記憶部と、
    電源オンに応答して前記通信モジュールと前記特定の処理モジュールとを起動し、前記特定の処理モジュールの実行と並行して、前記複数の処理モジュールの他の処理モジュールを前記外部装置からダウンロードする制御部と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記不揮発性の記憶部は、書き換え可能に構成されており、
    前記制御部は、前記不揮発性の記憶部に格納する処理モジュールを入れ替える手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像形成装置の各機能の使用履歴を記録し、当該使用履歴に基づいて、入れ替える処理モジュールを決定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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