JP3285110B2 - ファームウェアの組み込み方法及びホスト装置とプリンタとからなるシステム - Google Patents

ファームウェアの組み込み方法及びホスト装置とプリンタとからなるシステム

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JP3285110B2
JP3285110B2 JP25686994A JP25686994A JP3285110B2 JP 3285110 B2 JP3285110 B2 JP 3285110B2 JP 25686994 A JP25686994 A JP 25686994A JP 25686994 A JP25686994 A JP 25686994A JP 3285110 B2 JP3285110 B2 JP 3285110B2
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printer
firmware
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installation program
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宏明 百瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
において、プリンタにエミュレーション用のファームウ
ェアを組込むための方式に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムで用いられるプリ
ンタは、ホストコンピュータ側のアプリケーションやユ
ーザ要求に柔軟に対応するため幾つかの異なった機種や
バージョンのプリンタとしても動作できるよう、幾つか
のエミュレータモードを有しているのが普通である。
【0003】このエミュレータモードを実現するため従
来のプリンタでは、複数のエミュレーション用ファーム
ウェアを内蔵のROMに搭載して、所望のファームウェ
アをスイッチ(メモリスイッチを含む)により選択する
ことにより、或は、プリンタに拡張用スロットを設け
て、ここに目的とするエミュレータモードのファームウ
ェアを搭載したROMカートリッジを接続することによ
り、目的とするエミュレータモードを得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のプリンタに
おける問題は、内蔵ROM方式でも外付けROMカート
リッジ方式でも、プリンタ内に複数のファームウェアを
保持しておく必要があり、且つそのために特別の内蔵R
OMや拡張スロットが必要になるため、プリンタのコス
トが高くなること、及び、ファームウェアのバージョン
アップやOEM先へのカスタマイズ等の変更が行えない
点にある。更に、ユーザにおいては、使用するアプリケ
ーション等に合せて最適なエミュレータモードを決定し
なくてはならず、しかも、決定したエミュレータモード
を得るために、プリンタの操作パネルでモードを切り換
えたり、或はROMカートリッジを購入してセットする
等の面倒な作業を行わなくてはならない。
【0005】従って、本発明の目的は、プリンタにエミ
ュレーション用のファームウェアを組込んで適切なエミ
ュレータモードを得ようとする場合、プリンタ内に複数
のファームウェアを予め用意しておく必要がなく、ま
た、ユーザにおいては、エミュレータモードの選択や切
り換えのための格別の作業を全く必要としないようにす
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト装置に
接続されたプリンタに対してエミュレーション用のファ
ームウェアを組み込むための方式において、ホスト装置
に予め保持された複数のファームウェアと、ホスト装置
とプリンタとを接続する双方向インタフェースと、双方
向インタフェースを通じて、プリンタの資源及び状態に
関するプリンタ情報をホスト装置に伝達する手段と、伝
達されたプリンタ情報と、ホスト装置において設定され
た印刷に関する要求とに基づいて、複数のファームウェ
アの中から最適なファームウェアを選択する手段と、選
択された最適なファームウェアをホスト装置からプリン
タにダウンロードする手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明の方式によれば、ホスト装置に予め用意
された複数のエミュレーション用ファームウェアの中か
ら、ホスト側からの印刷要求とプリンタが備えるハード
資源や状態とに最もマッチした最適なファームウェアが
自動的に選択されて、プリンタにダウンロードされる。
従って、プリンタにおいて、ファームウェア用のROM
や拡張スロットが不要となる。また、ユーザがファーム
ウェアを選択するための格別の操作を行う必要がなくな
る。更に、プリンタメーカにとっても、ファームウェア
のバージョンアップやカスタマイズ等が容易となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により詳細に
説明する。
【0009】図1は本発明のファームウェア組み込み方
式を適用したコンピュータシステムの一実施例の全体構
成を示す。
【0010】図1に示すように、ホストコンピュータ
(以下、ホストという)1にプリンタ3が接続されてい
る。ホスト1には、オペレーティングシステム(以下、
OSという)7と、アプリケーションプログラム(以
下、アプリケーションという)5とがインストールされ
ている。OS7内にはプリンタドライバ9がインストー
ルされている。
【0011】プリンタドライバ9は、アプリケーション
5からの描画命令に対応した印刷データをプリンタ3が
理解できるデータ形式で生成するものであり、一般に、
プリンタ3のメーカが製造してプリンタ3と共にユーザ
に提供され、ユーザによってOS7内にインストールさ
れる。
【0012】このプリンタドライバ9は、後に詳述する
ように、プリンタ3に組み込み可能な多数のエミュレー
ション用ファームウェアと、この多数のファームウェア
の中から最適なファームウェアを選択してプリンタ3に
組込むためのプログラムとを内蔵している。
【0013】ホスト1とプリンタ3とは、双方向性の通
信インタフェース11を介して接続されている。後述す
るように、ホスト1のプリンタドライバ9は、この双方
向性インタフェース11を利用することにより、プリン
タ3の機種やハード的及びソフト的なステータスをプリ
ンタ3から取得し、これに応じて最適なファームウェア
を選択してこれをプリンタ3に送ることが出来る。
【0014】プリンタ3は、ヘッド駆動機構や用紙供給
・搬送機構等の印刷に必要な機構からなるプリントエン
ジン13と、ホスト1からの印刷データを処理してプリ
ントエンジンを制御する制御装置15とを備える。制御
装置15は、一般のプリンタのそれと同様に、ホスト1
と通信するためのインタフェースユニット17、ホスト
1から受信した印刷データを処理するためのCPU1
9、CPU19の動作プログラムを搭載したROM2
1、主記憶やワークエリアや受信バッファやページメモ
リや印刷バッファ等として利用されるRAM23、設定
されているプリンタ3の現在のステータスを保持するた
めのEEPROM25、フォントデータを保持したキャ
ラクタジェネレータ(以下、CGという)27、プリン
トエンジン13との通信のためのインタフェースユニッ
ト29、及びインタフェースやメモリの拡張等のための
種々のオプション品の追加を行うための拡張エリア31
等を備えている。
【0015】更に、この制御装置15は、エミュレーシ
ョン用ファームウェアを保持するための一括消去型EE
PROM(以下、フラッシュメモリという)33を備え
る。後に詳述するように、このフラッシュメモリ33に
保持されるファームウェアは、ホスト1のプリンタドラ
イバ9から選択的に送り込まれるものである。このよう
にエミュレーション用ファームウェアがホスト1から供
給されるので、ROM21にはエミュレーション用のフ
ァームウェアは保持されておらず、エミュレーション用
ファームウェアの下位で働くハードウェアに依存した部
分プログラムや、ネイティブモードのための動作プログ
ラムや、以下に述べるファームウェアのインストールに
必要な動作を行うための常駐プログラム等が保持されて
いる。
【0016】図2は、このシステムにおいて、ファーム
ウェアをプリンタ3に組込むために、プリンタドライバ
9が行う処理の全体的流れを示す。
【0017】プリンタドライバ9は、アプリケーション
5から印刷要求が来た時等に、まず、プリンタ3へのフ
ァームウェアのインストールが必要か否かをチェックす
る(ステップS1)。これは、プリンタドライバ9が最
後にインストールしたファームウェアの識別番号(以
下、IDという)を記憶しているので、その最後にイン
ストールしたファームウェアが、アプリケーション5や
ユーザの要求に適合しているか否かを調べることにより
判断する。この判断は、後述する最適ファームウェアの
選択と同様な処理により行える。
【0018】この結果、適合しているとの判断が得られ
た場合は、インストール不要であるため、次に、プリン
タ3に問い合せてフラッシュメモリ33内に実際にファ
ームウェアが存在するか否かをチェックし(ステップS
2)、存在すれば印刷可能状態になり(ステップS
3)、存在しなければ所定のエラー動作に入る(ステッ
プS4)。
【0019】一方、ステップS1の結果、適合しないと
の判断が得られた場合は、ファームウェアのインストー
ルが必要であるため、ステップS5〜S10の手順に従
ってファームウェアをプリンタ3にインストールする。
【0020】まず、プリンタドライバ9内に予め用意さ
れているインストール用プログラムであるイニシャライ
ズプログラムローダ(以下、IPLという)を、双方向
インタフェース11を通じてプリンタ3にダウンロード
する(ステップS1)。すると、プリンタ3では、常駐
プログラムが受信したIPLをROM21の主記憶にロ
ードして起動する。起動されたIPLは、後に詳述する
ように、IPLはプリンタ3の機種やハード及びソフト
の資源及び状態を調査し、その調査結果(以下、プリン
タ情報という)をホスト1に返送する。
【0021】ホスト1のプリンタドライバ9は、このI
PLからのプリンタ情報を受信すると(ステップS
6)、このプリンタ情報とアプリケーション5及びユー
ザからの要求とに基づいて、最適なファームウェアを選
択し(ステップS7)、そして、その選択したファーム
ウェアをプリンタ3にダウンロードする。すると、プリ
ンタ3では、IPLが、ダウンロードされたファームウ
ェアをフラッシュメモリ33に格納し、且つRAMの主
記憶にロードし、その後、インストール完了の旨をホス
ト1に通知する。これにより、プリンタ3は、そのイン
ストールされたファームウェアのエミュレータモードで
動作できるようになる。
【0022】ホスト1のプリンタドライバ9は、インス
トール完了の通知を受信すると(ステップS9)、イン
ストールしたファームウェアのIDに関してインストー
ル済みの旨のフラグを立て(ステップS10)、そして
印刷可能状態となる。
【0023】図3は、上述した処理流れのステップS1
で行われる、アプリケーション及びユーザからの要求を
認識する処理の具体例を示すものである。尚、ここで認
識した要求の内容は、上述したステップS7のファーム
ウェア選択の処理においても利用される。
【0024】図3に示すように、プリンタドライバ9
は、アプリケーション9からの描画命令群(実際には、
この描画命令群をOS7内の上位モジュールが変換した
デバイスドライバ用言語による描画命令群)を分析する
ことにより、例えば、まず、カラー印刷かモノクロ印刷
か(ステップS21〜S23)、印刷領域を指定する上
余白や下余白等の寸法はいくつか(ステップS24〜S
27)、用紙のサイズは何か(ステップS28、S2
9)、使用する文字種類は何か(ステップS30、S3
1)、文字サイズは何ポイントか(S32、S33)、
用紙方向はポートレイトかランドスケープか(ステップ
S34〜S36)、解像度又は印字密度は何dpiか
(ステップS37、S38)等を認識し、この認識した
内容を記憶する。
【0025】尚、図3に示した認識項目は単なる一例に
過ぎず、実際にはこれ以外にも様々な項目がアプリケー
ション又はユーザによって設定することができ、それら
様々な項目についても、上記と同様に認識し記憶する。
【0026】このようにして、ユーザ及びアプリケーシ
ョンの要求を認識すると、この要求に対して既にプリン
タ3にインストールしてあるファームウェアが適切か否
か判断し(図2ステップS1)、適切でなければ、別の
適切なファームウェアをインストールするために、まず
IPLをプリンタ3にダウンロードする。
【0027】図4は、IPLがプリンタ3内で行う調査
の処理流れを示す。
【0028】図4に示すように、まず、EEPROM2
5(メモリスイッチ)に設定されているプリンタの各種
状態を把握する(ステップS41)。ここで把握される
項目としては、例えば図示のようにトラクタ設定、トレ
イ設定、ペーパカッタ設定、ロジックアクセススピー
ド、BIOSバージョン番号、ロジック構成及びプリン
タ機種等がある。後述するように、これらの設定状態や
プリンタ機種によって、選択できるファームウェアの範
囲が異なってくる。
【0029】次に、使用可能なRAM23の容量を把握
する(ステップS42)。ファームウェアによって、必
要なRAM23の容量が異なるからである。尚、IPL
自身の容量は予め分っているため、RAM23内のIP
L専有領域以外の部分の容量をチェックすることによ
り、RAM23全体の容量を把握する。
【0030】次に、使用可能なフラッシュメモリ33の
容量を把握する(ステップS43)。ファームウェアに
よってプログラム量が異なるため、インストールした時
にファームウェアがオーバーフローしないことを確認す
るためである。
【0031】次に、CG27の種類を把握する(ステッ
プS44)。CGの種類、つまりフォントデータのフォ
ーマットや文字種によってマッチするファームウェアが
異なるためである。
【0032】次に、プリンタ3に搭載されているオプシ
ョンの種類を把握する(ステップS45)。これは、E
EPROM25(メモリスイッチ)に記録されていない
オプション類について、対応するセンサ等からその有無
を読み取り、インストールすべきファームウェアとのマ
ッチングを確認するためである。尚、オプションとして
は、例えば拡張インタフェースボードや後付けのペーパ
カッター等がある。
【0033】次に、搭載されているアーキテクチャの種
類を把握する(ステップS46)。これは、メモリスイ
ッチに記録されていないアーキテクチャ類について、対
応するセンサ等からその有無を読み取り、インストール
すべきファームウェアとのマッチングを確認するためで
ある。尚、アーキテクチャ類としては例えば、セットさ
れているペーパトレイの種類やキャリッジモータの分解
能等がある。
【0034】以上のようにしてプリンタ3の機種や各種
状態を把握した後、この把握したデータ(プリンタ情
報)をホスト1に送信する(ステップS47)。尚、こ
のプリンタ情報は、一括して送信せずに、個々の項目を
把握した都度送信するようにしてもよい。
【0035】図5〜図10は、図4に示した個々の項目
の把握の処理をより詳細に示したものである。
【0036】図5に示すように、EEPROM25に記
録されている設定事項のチェックは、EEPROM25
に対してアドレスを発行してその内容を読出しRAM2
3に記憶するという動作(ステップS51、S52)
を、全てのアドレスに関して繰り返す(ステップS5
3、S54)ことにより行う。
【0037】図6に示すように、RAM23の容量のチ
ェックは、RAM23に対しアドレスを発行してチェッ
ク用データを書込みそして同データを読出し(ステップ
S61、S62)、書込みデータと読出しデータとを照
合する(ステップS63)、という動作をアドレスを更
新しながら繰り返し(ステップS64)、照合の結果が
一致するアドレスの範囲を容量として把握する(ステッ
プS65)ことにより行う。
【0038】図7に示すように、フラッシュメモリ33
の容量のチェックは、フラッシュメモリ33の1ブロッ
クを消去しそこにチェック用データを書込み、そして同
データを読出し(ステップS71、S72、S73)、
書込みデータと読出しデータとを照合する(ステップS
74)、という動作をブロックを更新しながら繰り返し
(ステップS75)、照合の結果が一致するブロックの
範囲を容量として把握する(ステップS76)ことによ
り行う。
【0039】図8に示すように、CG27の種類のチェ
ックは、CG27のエントリーアドレスを発行してCG
27のフォーマット部分のデータを読出し(ステップS
82、S83)、そのデータが認識可能か否かをチェッ
クして(ステップS84)、認識可能ならそのエントリ
ーアドレスのCG27の種類とフォーマットを把握し
(ステップS85)、認識不能ならそのエントリーアド
レスのCG27が存在しないと判断する(ステップS8
6)、という動作を全てのエントリーアドレスについて
繰り返す(ステップS87、S88)ことにより行う。
【0040】図9に示すように、オプションのチェック
は、オプションのエントリーアドレスを発行してオプシ
ョンのデータを読出し(ステップS91、S92)、そ
のデータが認識可能か又は設定されていないかをチェッ
クし(ステップS93)、認識可能ならそのエントリー
アドレスのオプションの種類を把握し(ステップS9
4)、認識不能ならそのエントリーアドレスにオプショ
ンが無いと判断する(ステップS95)という動作を全
てのエントリーアドレスについて繰り返す(ステップS
96、S97)ことにより行う。
【0041】図10に示すように、アーキテクチャのチ
ェックを上述したオプションのチェックと同様な手順に
より行う(ステップS101〜S107)。
【0042】以上のようにして、IPLはプリンタ情報
を把握し、これをホスト1に送信する。ホスト1のプリ
ンタドライバ9は、図11に示すように、このプリンタ
情報を受信し(ステップS111)、これに基づいて最
適なファームウェアを選択する(ステップS112)。
図12はこのファームウェア選択の処理流れの一例を示
す。
【0043】図12に示すように、受信したプリンタ情
報からプリンタ3の機種を把握し、その機種に適合する
ファームウェア群を、予め用意されている複数のファー
ムウェアの中から選択する(ステップS120)。次
に、その選択したファームウェア群を、カラー印刷かモ
ノクロ印刷かの点において適切なファームウェア群だけ
に絞り込む(ステップS121)。次に、その絞り込ん
だファームウェア群を更に、印字領域に関して適切なフ
ァームウェア群だけに絞り込む(ステップS122)。
以下同様にして、用紙サイズ、文字種、文字サイズ、用
紙方向、及び解像度(印字密度)の諸事項において適切
なファームウェア群だけに絞り込んで行く(ステップS
123〜S127)。尚、ユーザ、アプリケーションが
設定できる事項は図12に例示した事項以外にも種々あ
り、それらの点についても上記と同様に絞り込みを行
う。このようにして最終的に残ったファームウェアを、
最適なファームウェアとして選択する。
【0044】図13〜図16は、以上のファームウェア
選択処理をより詳細に示したものである。
【0045】図13は、プリンタドライバ9に予め用意
されているファームウェアテーブルを示したものであ
る。このテーブルには、予め用意されている種々のファ
ームウェア(これには、日本語や各種外国語用の文字と
文字コードの変換テーブルも含まれている)に関して、
図12に示した諸点の属性(例えば、カラー印刷ができ
るか否か、どのような文字種に対応するか等で、以下、
アトリビュート情報という)が記載されている。このフ
ァームウェアテーブルのアトリビュート情報を参照する
ことにより、上述したように最適なファームウェアを絞
り込むことができる。
【0046】図14は、図12のカラー、モノクロ印刷
に関する絞り込みの処理(ステップS121)の詳細を
示すもので、まず、ホスト側(ユーザ及びアプリケーシ
ョン)の設定がカラーか否かチェックし(ステップS1
41)、カラーでなければモノクロ対応のファームウェ
アを選択する(ステップS142)。一方、ホスト側の
設定がカラーであれば、次にプリンタ情報に基づいてプ
リンタがカラー印字可能か否かをチェックし(ステップ
S143)、可能であればカラー対応のファームウェア
を選択し(ステップS144)、不可能であればモノク
ロ対応のファームウェアを選択する(ステップS14
5)。
【0047】図15は、図12の紙サイズに関する絞り
込みの処理(ステップS123)の詳細を示すもので、
まず、ホスト側の要求がどの紙サイズかをチェックし
(ステップS151〜S153)、次に、プリンタ情報
に基づきプリンタがホスト側の要求した紙サイズに設定
できるかチェックし(ステップS154、S155)、
設定できれば、当該紙サイズ対応のファームウェアを選
択し(ステップS156、S157)、設定できなけれ
ば、ホスト側の要求した紙サイズからプリンタの紙サイ
ズへ変換可能なファームウェアを選択する(ステップS
158、S159)。
【0048】図16は、図12の文字種に関する絞り込
みの処理(ステップS124)の詳細を示すもので、ま
ず、ホスト側の要求がどの文字種かをチェックし(ステ
ップS161〜S163)、次に、プリンタ情報に基づ
きプリンタがホスト側の要求した文字種に設定できるか
チェックし(ステップS164、S165)、設定でき
れば、当該文字種対応のファームウェアを選択し(ステ
ップS166、S167)、設定できなければ、ホスト
側の要求した文字種に最も近い字体のプリンタの文字種
に対応するファームウェアを選択する(ステップS16
8、S169)。
【0049】図12に示した印字領域、文字サイズ、用
紙方向、解像度等に関する絞り込みも上記と同様に行
う。
【0050】以上のようにして最適なファームウェアを
選択したならば、プリンタドライバ9は、その最適ファ
ームウェアをプリンタ3にダウンロードする。プリンタ
3では、IPLがその最適ファームウェアをフラッシュ
メモリ33に格納し、IPL自身を終了する。この後、
常駐プログラムが、IPLを主記憶から消去し、フラッ
シュメモリ33のファームウェアを主記憶にロードす
る。これにより、プリンタ3はその最適ファームウェア
のエミュレータモードで印刷可能な状態となる。
【0051】図17は、最適ファームウェアを選択する
ための、上述の処理とは別の方法を示すものである。即
ち、図17に示すように、上述した各設定事項毎にプリ
ンタ情報とホスト側要求との種々の組合わせに対応した
ファームウェアを予めリストしてテーブルとして用意し
ておき(図17ではカラーとモノクロ、用紙サイズに関
するテーブルだけ例示するが、他の事項についても同様
である)、このテーブルを参照することにより、最適な
ファームウェアを選択するようにしてもよい。
【0052】以上説明した実施例によれば、複数のファ
ームウェアをホスト側のプリンタドライバで保持してお
き、ホスト側の要求及びプリンタの機種やハード資源や
状態に応じて最適なファームウェアを選択してプリンタ
にインストールするようにしているので、プリンタに複
数のファームウェアを保持する必要がなくなり、ファー
ムウェア用のROMや拡張スロットが削減できる。ま
た、ユーザにとっては、プリンタに特別な操作を行わな
くてもホストの前に居ながらにして、最適なエミュレー
タモードが自動的に得られ、また、その最適ファームウ
ェアをホストで表示するようにすれば、そのエミュレー
タモードも認識できるので、非常に便利である。更に、
プリンタメーカにとっては、ファームウェアのバージョ
ンアップやOEM用のカスタマイズ等が、プリンタド
ライバを変更するだけ容易に行えるというメリットが
ある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリンタ内に複数のエミュレーション用ファームウェア
を予め用意しておく必要がない。また、ユーザにおいて
は、エミュレータモードの選択や切り換えのための格別
の作業を必要としないため、パネル設定の仕方がわから
なくても問題なくプリンタを使うことが可能である。さ
らに、本発明により確実にエミュレーション用ファーム
ウェアを設定できるので、ユーザのファームウェアの設
定ミスによる誤印字の問題も回避でき、効果は大きいと
いえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファームウェア組み込み方式を適用し
たコンピュータシステムの位置実施例の構成を示すブロ
ック図。
【図2】本実施例におけるファームウェアのインストー
ル処理の全体を示すフローチャート。
【図3】ホスト側でのユーザ及びアプリケーションの要
求を把握する処理を示すフローチャート。
【図4】IPLによるプリンタ情報を把握する処理を示
すフローチャート。
【図5】EEPROMチェックの処理の詳細を示すフロ
ーチャート。
【図6】RAMチェックの処理の詳細を示すフローチャ
ート。
【図7】フラッシュメモリチェックの処理の詳細を示す
フローチャート。
【図8】CGチェックの処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【図9】オプションチェックの処理の詳細を示すフロー
チャート。
【図10】アーキテクチャチェックの処理の詳細を示す
フローチャート。
【図11】ホスト側でプリンタ情報を受信して行う処理
の概略を示すフローチャート。
【図12】最適ファームウェアの選択処理の詳細を示す
フローチャート。
【図13】ファームウェアテーブルの例を示すフローチ
ャート。
【図14】カラー・モノクロ印刷に関するファームウェ
ア絞り込み処理の詳細を示すフローチャート。
【図15】用紙サイズに関するファームウェア絞り込み
処理の詳細を示すフローチャート。
【図16】文字種に関するファームウェア絞り込み処理
の詳細を示すフローチャート。
【図17】最適ファームウェア選択のための別の処理を
示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 3 プリンタ 5 アプリケーションプログラム 7 オペレーティングシステム 9 プリンタドライバ 11 双方向インタフェース 13 プリントエンジン 15 制御装置 19 CPU 21 ROM 23 RAM 25 EEPROM 27 キャラクタジェネレータ 31 拡張エリア 33 一括消去型EEPROM(フラッシュメモリ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 29/38 G06F 9/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向インターフェースを介してホスト装
    置に接続されたプリンタに対してファームウェアを組み
    込むファームウェアの組み込み方法において、 印刷に関する要求があった場合に、前記プリンタに所定
    のファームウェアの組み込みが必要であるか否かを判断
    する過程と、 この過程により組み込みが必要であると判断する場合
    に、前記ホスト装置から前記プリンタにインストール用
    プログラムを送る過程と、 前記送られた前記インストール用プログラムを実行する
    過程と、 前記インストール用プログラムを実行することにより得
    られる前記プリンタの資源及び状態に関するプリンタ情
    報を、前記プリンタから前記ホスト装置に送る過程と、 前記印刷に関する要求及び前記プリンタ情報に基づい
    て、前記ホスト装置が保持する複数のファームウェアの
    中から最適なファームウェアを選択する過程と、 前記選択された最適なファームウェアを前記ホスト装置
    から前記プリンタに送る過程と、 前記ホスト装置から送られた最適なファームウェアを組
    み込む過程と、を備えることを特徴とするファームウェ
    アの組み込み方法。
  2. 【請求項2】 前記ファームウェアの組み込み方法は、前
    記インストール用プログラムを消去する過程をさらに備
    えることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 双方向インターフェースを介して接続され
    るホスト装置とプリンタとからなるシステムにおいて、 印刷に関する要求があった場合に、前記プリンタが所定
    のファームウェアの組み込みを必要とするか否かを判断
    する手段と、 この手段により組み込みを必要とすると判断する場合
    に、インストール用プログラムを前記プリンタに送る手
    段と、 前記送られたインストール用プログラムを実行する手段
    と、 前記実行されたインストール用プログラムにしたがい、
    前記プリンタの資源及び状態に関するプリンタ情報を前
    記ホスト装置に送る手段と、 前記印刷に関する要求及び前記プリンタ情報に基づい
    て、複数のファームウェアの中から最適なファームウェ
    アを選択する手段と、 前記選択された最適なファームウェアを前記プリンタに
    送る手段と、を備え、前記インストール用プログラムの
    実行により、前記最適なファームウェアを組み込むこと
    を特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】 前記実行する手段は、前記インストール用
    プログラムを消去することを特徴とする請求項3記載の
    プリンタ。
  5. 【請求項5】 双方向インターフェースを介してプリンタ
    に接続されるホスト装置において、 印刷に関する要求があった場合に、前記プリンタが所定
    のファームウェアの組み込みを必要とするか否かを判断
    する手段と、 この手段により組み込みを必要とすると判断する場合
    に、インストール用プログラムを前記プリンタに送る手
    段と、 前記プリンタが前記インストール用プログラムを実行す
    ることにより得られる前記プリンタの資源及び状態に関
    するプリンタ情報を前記プリンタから受信する手段と、 前記印刷に関する要求及び前記プリンタ情報に基づい
    て、複数のファームウェアの中から最適なファームウェ
    アを選択する手段と、 前記選択された最適なファームウェアを前記プリンタに
    送る手段と、を備えることを特徴とするホスト装置。
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