JP2001245094A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001245094A JP2000055748A JP2000055748A JP2001245094A JP 2001245094 A JP2001245094 A JP 2001245094A JP 2000055748 A JP2000055748 A JP 2000055748A JP 2000055748 A JP2000055748 A JP 2000055748A JP 2001245094 A JP2001245094 A JP 2001245094A
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義之 玉井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿から画像データを読取り、読取られた画
像データを記憶し、記憶された画像データを読出して何
回もプリントすることができる画像形成装置において、
自動用紙選択機能が選択されたときに1回目のプリント
と2回目のプリントとで出力される用紙が変わることを
防止する。 【解決手段】 プリントに必要となる用紙のサイズPS
が決定される(♯404)。記憶された画像データを読
出してプリントするメモリリコールモードによるプリン
トであるかが判定され(♯405)、YESであれば前
回行なわれたプリントで用いられた用紙の属性を記録し
ているテーブルから、その属性を獲得し(♯406)、
その属性と同じ属性の用紙がセットされた給紙カセット
の検索が行なわれる(♯407)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
し、特に原稿から画像データを読取り、読取られた画像
データを記憶し、記憶された画像データを読出して何回
もプリントすることができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より原稿から画像データを読取り、
読取られた画像データを一旦記憶することができる画像
形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれ
らの複合機など)が知られている。
【0003】このような画像形成装置では、画像データ
の読取動作と読取られた画像データのプリント動作とを
独立して行なうことができる。また一旦プリントを行な
った後に記憶された画像データを再び読出してプリント
することができる。このため、同じ画像データを何度も
読取らせることが不要となる。このように既に記憶され
ている画像データを再度読出し、プリントを行なう動作
はメモリリコールと呼ばれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリリコール
機能を有する画像形成装置において、自動用紙選択機能
を有するものが知られている。これはたとえば再利用
紙、普通紙などの優先順位で用紙を自動的に選択し、プ
リントを行なう機能である。
【0005】従来の技術において、普通紙によりプリン
トを行なっていた場合を想定する。ここで普通紙の用紙
がなくなり、ユーザが用紙を補給した後にメモリリコー
ルを行なうと、優先順位の高い再利用紙が選択されてし
まうことがある。このようにプリントの途中で用紙が変
わってしまうと見栄えが悪いという問題がある。
【0006】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたものであり、記憶された原稿画像を読出し、プ
リントすることができる画像形成装置の使い勝手をよく
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、画像形成装置は、画像デ
ータを読取る読取手段と、読取られた原稿画像を記憶す
る記憶手段と、記憶された原稿画像をユーザからの指示
に応じて読出し、プリントするプリント手段とを備え、
プリント手段におけるプリントの処理結果を記憶してお
くことを特徴とする。
【0008】好ましくはプリントの処理結果は、プリン
ト用紙の属性を含む。好ましくは画像形成装置は、記憶
されたプリント用紙の属性に基づいて、2回目以降のプ
リント処理に用いる給紙口を選択することを特徴とす
る。
【0009】好ましくは給紙口の選択には優先順位が予
め設定されている。これらの発明に従うと、プリント手
段におけるプリントの処理結果が記憶されるため、記憶
された原稿画像を読出しプリントすることができる画像
形成装置の使い勝手をよくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にお
けるデジタル複写機の構成を示す図である。図を参照し
て、デジタル複写機は自動原稿送り装置(以下ADFと
いう)500によってプラテンガラス18上に原稿を1
枚ずつ搬送する。デジタル複写機はプラテンガラス18
上の原稿の画像を読取り、読取られた画像データに基づ
いてレーザビーム走査光学系60を駆動し、感光体ドラ
ム71上に静電潜像を形成する。デジタル複写機はこの
静電潜像を現像する。
【0011】デジタル複写機は、原稿画像を読取って画
像データに変換する読取系10と、読取系10から送信
される画像データを処理する画像データ処理ユニット2
0と、メモリユニット部30と、メモリユニット部30
から送信される印字データに基づいて光学系60を駆動
する印字処理ユニット40と、半導体レーザ62から放
射されたレーザビームを感光体ドラム71上に照射する
光学系60と、感光体ドラム71上に形成された静電潜
像の現像および転写を行なう作像系70と、シート搬送
系80と、原稿を搬送し両面原稿の場合はその表裏を反
転する機能を備えた開閉可能なADF500とを含む。
センサSE7はADF500の開閉を検出する。センサ
SE6は原稿がADF500にセットされたことを検出
する。
【0012】そして、読取系10と、画像データ処理ユ
ニット20と、メモリユニット部30とによって読取装
置IRが構成されている。また印字処理ユニット40
と、光学系60と、作像系70と、シート搬送系80と
によってプリンタ装置PRTが構成されている。
【0013】読取系10は、プラテンガラス18の下方
を移動するスキャナ19に組付けられた露光ランプ11
およびミラー12と、第2および第3ミラー13a,1
3bと、集光用のレンズ14と、CCDアレイなどを用
いた光電変換素子16と、スキャンモータM2などとか
ら構成されている。
【0014】メモリユニット部30へは、画像データ処
理ユニット20または外部インターフェイス31を介し
て画像データが入力される。
【0015】印字処理ユニット40は、印字データに基
づいて主走査方向に1ラインずつ光学系60を駆動す
る。
【0016】光学系60は、印字処理ユニット40によ
って変調(オン/オフ)制御される半導体レーザ62
と、この半導体レーザ62から放射されたレーザビーム
を偏向走査するポリゴンミラー65と、偏向されたレー
ザビームの歪曲収差などを補正するfθレンズ69と、
レーザビームを感光体ドラムに導くミラー67a,67
bとで構成されている。
【0017】作像系70は、矢印方向に回転させる感光
体ドラム71の周囲に回転方向に沿って帯電チャージャ
72と、現像機73と、転写チャージャ75と、残留ト
ナーのクリーナ76とを配置したものである。なお、作
像系70による作像プロセスは周知であるため、その説
明は省略する。
【0018】シート搬送系80は、シートを積層収容し
た2つの自動給紙カセットと、シートを1枚ずつ給紙す
るためのローラ82a,82bと、シート搬送通路83
と、タイミングローラ84と、搬送ベルト85と、トナ
ー定着器86と、排出ローラ87と、排紙トレイ88と
で構成されている。このシート搬送系80および感光体
ドラム71はメインモータM1によって駆動される。ま
た、シート搬送通路の要所にはシート検出センサが設置
されている。また、シート搬送系80には、ユーザの手
差しで給紙を行なう手差し給紙口89が設けられてい
る。
【0019】図に示されるように本実施の形態における
デジタル複写機は給紙カセット2つおよび手差し給紙口
1つの合計3つの給紙口を有する。
【0020】ADF500は、原稿トレイ501と、ピ
ックアップローラ502と、捌きローラ503と、捌き
パッド504と、レジスタローラ505と、搬送ベルト
506と、反転ローラ507と、排紙トレイ508とに
よって構成されている。トレイ501上に載置された原
稿は、最下層のものから1枚ずつプラテンガラス18上
に搬送される。搬送された原稿はプラテンガラス18上
で停止され、読取系10によってその画像データが読取
られる。読取終了後、原稿は反転ローラ507の周囲を
1回転してプラテンガラス18上にへ戻される。そのた
め、搬送ベルト506は正逆転可能とされている。ま
た、原稿はプラテンガラス18へ送り込まれる直前でセ
ンサSE5によってそのサイズを検出される。
【0021】以上のような構成からなる複写機は、通常
のモードでは1枚の原稿の画像を読取って、その画像デ
ータに必要な補正を加えて印字データを生成し、この印
字データを光学系60で出力し、1枚のシート上に画像
を形成する。
【0022】図2は図1のデジタル複写機の備える操作
パネル90の平面図である。図を参照して操作パネル9
0には、液晶タッチパネル91と、テンキー92と、セ
ットされた数値を初期値に戻すためのクリアキー93
と、割込コピーを実行するための割込キー94と、コピ
ースタートキー95と、メモリリコールモードのオン/
オフを設定するメモリリコールモードオン/オフキー9
7と、メモリリコールモードがオンであることを示すた
めのメモリリコールモードオン表示LED98と、メモ
リリコールを実行するためのメモリリコールキー99と
各給紙口の属性をセットするための属性セットキー10
0とが設けられている。
【0023】ここにメモリリコールモードとは、読取装
置IRで読取られた画像データをそのプリント後も符号
メモリに記憶させておき、必要な時点で再度その画像デ
ータを読出しプリントすることを可能とするモードであ
る。メモリリコールモードがオンの状態であるときに
は、読取装置IRで読取られた画像データは自動的に符
号メモリに保存される。そして、メモリリコールキー9
9をユーザが押下することにより、符号メモリに記憶さ
れた画像データの一覧が表示され、ユーザはその中から
プリントさせたい画像データ(メモリリコールさせたい
画像データ)を選択することができる。
【0024】一方メモリリコールモードがオフの状態で
あるときには、読取装置IRで読取られた画像データは
プリンタ装置PRTによるプリント後に符号メモリから
自動的に削除される。
【0025】なお、デジタル複写機の備えるコピーモー
ドはデジタル複写機の電源を投入した初期状態において
は通常モードに設定される。この通常モードにおいて
は、メモリリコールモードはオンである。したがって、
初期状態においてはメモリリコールモードオン表示LE
D98は点灯している。そしてユーザがメモリリコール
モードオン/オフキー97を押下すると、メモリリコー
ルモードオン表示LED98は消灯し、メモリリコール
モードがオフとなる。
【0026】図3および図4は図1のデジタル複写機の
備える制御部の全体構成を示すブロック図である。図を
参照して制御部は6個のCPU101〜105および1
07を中心として構成され、各CPU101〜105お
よび107にはそれぞれ必要なプログラムを格納したR
OM111〜115および117と、プログラム実行時
のワークエリアとなるRAM121〜125および12
7が設けられている。
【0027】CPU101は、操作パネル90の各種操
作キーからの信号の入力および液晶タッチパネル91へ
の表示に関する制御を行なう。CPU102は、画像デ
ータ処理ユニット20の各部の制御を行なう。CPU1
03は、読取系10の駆動制御を行なう。
【0028】CPU104は、印字処理ユニット40
と、光学系60と、作像系70と、シート搬送系80の
制御を行なう。各部に設けられたシート検出センサから
の検出信号はI/Oを介してCPU104に入力され
る。
【0029】CPU105は制御部の全体的なタイミン
グ調整や動作モード設定のための制御を行なう。CPU
106はメモリユニット部30に含まれ、、メモリユニ
ット部30を制御することによって、画像データ処理ユ
ニット20から転送された画像データに必要な加工を施
して印字データを生成する。そして、生成された印字デ
ータを印字処理ユニット40へ転送する。
【0030】CPU107は、ADF500の制御を行
なうもので、シリアルI/Oを介してCPU101,1
02および105と接続されている。原稿の給紙、搬送
および排出などの指示はCPU105によって行なわれ
る。
【0031】次に画像データを処理する各処理部につい
て説明する。画像データ処理ユニット20は、A/Dコ
ンバータと、シェーディング補正部と、MTP補正、γ
補正などの画質補正や、変倍、画像編集などを行なう周
知の画像補正部とから構成される。
【0032】図5はメモリユニット部30の具体的な構
成を示すブロック図である。図を参照して、メモリユニ
ット部30は、CPU106によって制御される。メモ
リユニット部30は、2値データを作成する2値化処理
部302と、画像メモリ304と、符号管理テーブルM
Tを作成するRAM126(図3)と、それぞれ独立に
動作可能な圧縮機311および伸張機312を有した符
号処理部305と、マルチポートを有した符号メモリ3
06と、回転処理部307と、多値化処理部308とに
よって構成されている。
【0033】画像データ処理ユニット20から転送され
た1頁分の画像データD2は、まず画像メモリ304に
書込まれる。画像データは圧縮機311で圧縮され、符
号メモリ306に書込まれる。符号メモリ306に書込
まれた画像データは、CPU106の指示によって読出
され、伸張機312で伸張された後、画像メモリ304
に書込まれる。
【0034】画像メモリ304に書込まれた画像データ
は、印字データとして印字処理ユニット40へ転送さ
れ、光学系60が駆動されることにより感光体ドラム7
1上に印字が行なわれる。メモリユニット部30内には
回転処理部307が内蔵され、印字データを必要に応じ
て回転させる。
【0035】符号メモリ306は、RAM126に格納
された符号管理テーブルMTによって管理されている。
【0036】図6は符号管理テーブルMTの具体例を示
す図であり、図7は符号メモリ306の具体例を示す図
である。図を参照して符号メモリは32kバイト単位の
メモリ領域に区分されている。書込(原稿読取時)と読
出(プリント時)との同時制御を可能とすることを考慮
して、それぞれの領域には原稿画像ごとの符号データが
格納されている。
【0037】符号管理テーブルMTには、圧縮伸張処理
に必要な各種の情報が格納されている。これらの格納さ
れた情報に基づいて符号メモリ306は動的に管理され
る。図7においては1つの原稿画像は2つの領域に分割
して記憶されている。すなわち画像ID1の原稿画像
は、符号メモリの領域01および02に記憶されてい
る。領域01および02に画像ID1の原稿画像が格納
されていることは、管理テーブルMTに記憶されている
領域番号と画像ID番号とにより管理されている。
【0038】なお、符号管理テーブルMTにおいて「前
連結」とはその領域に格納されている画像データがどの
領域の画像データからの続きであるかを示す欄である。
具体的には、前連結の数値が「01」であるときには、
その領域の画像データは領域「01」からの続きである
ことを示す。また前連結が「FF」である場合には、そ
の領域は画像の先頭を記憶していることを意味してい
る。
【0039】同様に「後連結」はその領域に続く領域の
番号を示す。具体的には、後連結が「02」である場合
には、その領域の画像データの続きが領域「02」に記
憶されていることを示す。後連結が「FF」である場合
には、その領域は画像データの最後尾のデータを記憶し
ていることを示す。
【0040】このようにして、1つの画像データが多く
の領域に分割されて記憶された場合でも、前連結および
後連結の情報を用いることにより、容易に分割された画
像データを繋ぎ合わせることができる。
【0041】CPU106は、画像メモリ304から画
像データを読出して圧縮する際に、符号管理テーブルM
Tの情報を作成しながら圧縮機311を制御する。これ
により画像データが符号メモリ306に書込まれる。ま
た、CPU106は、符号メモリ306から画像データ
を読出すときには書込とは逆の制御を行なう。
【0042】メモリリコールモードがオフとなっている
場合において、符号メモリ306から画像データの読出
が行なわれ、設定されたコピー部数のコピーが終了する
と符号管理テーブルMT内のその画像データに対応する
情報は消去される。一方、メモリリコールモードがオン
である場合には、コピーが行なわれた後にも符号管理テ
ーブルMT内の情報は維持される。
【0043】図8は、RAM125に記憶されるジョブ
管理テーブル(ISTテーブル)の具体例を示す図であ
る。ISTテーブルは、1つのジョブにおいて設定され
たコピーモードと、そのジョブに対応する画像IDの番
号と、そのジョブにおける原稿の読取時間と、自動用紙
選択機能(APS)において選択された用紙の属性Sを
対応づけて記憶するテーブルである。
【0044】ここに1つのジョブとは、デジタル複写機
が受付けた1つのコピー動作を意味する。1つのジョブ
ごとにジョブ番号(IST番号)が付与されている。本
実施の形態では、ジョブ管理テーブルにコピーモードと
してパネルテーブルPTのアドレスが記憶される。パネ
ルテーブルPTとは、図9に示されるようにアドレスに
対応してコピーモード(拡大率、プリント枚数など)お
よびそのジョブの登録時刻を記憶するテーブルである。
【0045】図8は、IST番号=1のジョブ管理テー
ブルを示している。ジョブ管理テーブルに登録された先
頭の画像IDからそのジョブに対応する原稿情報が獲得
できるようにジョブ管理テーブルは構成されている。画
像ID=0の原稿は、図の例においてはサイズがA4Y
で、その後に続く原稿は「後連結」の欄で示された画像
ID=1の原稿である。
【0046】また、画像ID=0の「前連結」は「F
F」となっているため、画像ID=0の原稿はそのジョ
ブにおける先頭の原稿であることがわかる。このジョブ
管理テーブルを「後連結」の欄により順次たどっていく
と、画像ID=0から画像ID=10までの10枚の原
稿を得ることができる。そして、画像ID=10の原稿
は「後連結」が「FF」であるため、最後の原稿である
ことがわかる。
【0047】このようにして得られた特定のISTに対
応する画像IDと、符号管理テーブルとから画像情報を
獲得することができる。
【0048】各ジョブに対して記憶される原稿読取時間
とは、1つのジョブにおいて原稿の画像データの読取に
要した時間であり、タイマにより実測される時間であ
る。原稿読取時間の測定方法については後述する。
【0049】図10および図11は、図1のデジタル複
写機の基本的な動作シーケンスを示す図である。以下、
各CPU101〜106の間でやり取りされる要求コマ
ンド(Q)、レポート(A)またはデータの流れを中心
に説明する。なお図において、重要でない要求コマンド
またはレポートは省略されている。
【0050】図10は、読取/書込動作の動作シーケン
スを示す図である。まず、全体のシーケンスを管理して
いるCPU105からCPU106に対してメモリ準備
要求が出力される。これを受けて、CPU106は内部
ハードウェアに対し、2値化処理のためのモード(たと
えば誤差分散法、地肌消去のためのしきい値など)の設
定、画像メモリ304への書込領域の開始アドレスおよ
びXYレングス情報などの設定を行なう。
【0051】これらの設定が終わって準備が完了する
と、CPU106からCPU105に対してメモリ準備
完了レポートが出される。これを受けてCPU105か
らCPU106およびCPU102に対して読取要求が
出され、さらにCPU102からCPU103に対して
スキャン要求が出され、これによってスキャンが開始さ
れる。
【0052】スキャンによってスキャナ19が原稿の画
像領域に達すると、CPU102により設定された画像
処理モードにおいて、読取データ(画像データD2)が
メモリユニット部30に出力される。スキャンによる読
取が終了すると、CPU106およびCPU102から
CPU105に対して読取完了レポートがそれぞれ出さ
れる。
【0053】その後、CPU105からCPU106に
対し圧縮要求が出され、これを受けてCPU106は画
像メモリ304からの読出アドレス、XYレングス情
報、符号メモリ306への書込アドレス、および圧縮機
305のモード(たとえばMH方式)などを設定し圧縮
機311へ起動をかける。これによって圧縮処理が行な
われ、符号データが符号メモリ306に格納される。
【0054】圧縮処理が終わると、CPU106からC
PU105に対して圧縮完了レポートが出される。
【0055】図11は、画像データの読出/プリント動
作シーケンスを示す図である。読出動作では、画像メモ
リ304から画像データが読出されてプリンタ装置PR
Tへ出力され、これにより画像が用紙にプリントされ
る。
【0056】まずCPU105からCPU106に対し
て伸張要求が出される。これを受けて、CPU106は
符号メモリ306からの読出アドレス、データ量、画像
メモリ304への書込アドレス、XYレングス情報、お
よび伸張機312のモード(たとえばMH方式)などを
設定し伸張機312へ起動をかける。これによって伸張
処理が行なわれ、画像データが画像メモリ304に書込
まれる。
【0057】伸張処理が終了すると、CPU106から
CPU105に伸張完了レポートが出される。次に、C
PU105からCPU106に対し、画像メモリ304
から画像データを読出すためのメモリ準備要求が出され
る。これを受けて、CPU106は内部ハードウェアに
対して、画像メモリ304から印字処理部40へ画像デ
ータD3を出力するための回路処理のための設定や、画
像メモリ304の読出領域の開始アドレスおよびXYレ
ングス情報などの設定を行なう。
【0058】これらの設定が終わって準備が完了する
と、CPU106からCPU105に対してメモリ準備
完了レポートが出される。これを受けて、CPU105
からCPU106およびCPU104に対してプリント
要求が出され、CPU104からCPU106に用紙の
搬送状態を知らせる給紙レポートが出され、その後画像
メモリ304から読出された画像データD3がプリンタ
装置PRTに出力され、プリントが行なわれる。
【0059】プリントが終了すると、CPU106およ
びCPU104からCPU105に対してプリント完了
レポートおよびイジェクト完了レポートが出される。こ
れを受けて、CPU105は動作モードとの関連からC
PU106に対してメモリクリア要求などを出力する。
【0060】次に、フローチャートに基づいてデジタル
複写機の動作を説明する。以降の説明においてまずCP
U101〜CPU107の実行するメインルーチンを順
に説明し、その後各CPUにおけるサブルーチンを説明
する。
【0061】図12はCPU101のメインルーチンを
示すフローチャートである。CPU101はまず初期設
定を行なった後(ステップ♯11)、内部タイマをスタ
ートさせてルーチンの時間が一定となるように監視する
(♯12、16)。この内部タイマに関する説明は、C
PU102〜105およびCPU107についてもCP
U101と同様であるので、以降においては説明は繰返
さない。
【0062】操作パネル90に対して、入力制御処理お
よび表示制御処理が行なわれる(♯13、14)。その
後その他の処理を行なう(♯15)。なお、割込処理に
よって他のCPU102〜107との通信が行なわれ
る。
【0063】図13は、CPU102のメインルーチン
のフローチャートである。図を参照してCPU102は
画像データの入力処理を行なった後(♯23)、CCD
16の位置ずれによる時間差を合わせるための位置合わ
せ処理を行なう(♯24)。その後画像処理、画像デー
タの出力処理、およびその他の処理を行なう(♯25〜
27)。なお、割込処理によって他のCPU101〜1
07との通信を行なう。
【0064】図14は、CPU103のメインルーチン
のフローチャートである。図を参照して、CPU103
は、読取系10を制御する走査制御を行なう(♯3
3)。
【0065】また、スキャンモータM2の回転に同期し
て発生するモータパルスによる割込が発生すると、図1
5に示されるフローチャートを実行する。図15を参照
して、そのモータパルスよる割込間隔の時間の測定が行
なわれ(♯35)、モータへの通電のオン/オフ(モー
タの駆動)が行なわれる(♯36)。そしてモータのパ
ルス数のカウントなどが行なわれる(♯37)。なお、
割込処理によってCPU102との間で通信が行なわれ
る。
【0066】図16は、CPU104のメインルーチン
のフローチャートである。CPU104は、プリンタ装
置PRTを制御する。まずCPU104は、作像系70
を制御し(♯43)、搬送系80の制御(♯44)、印
字処理ユニット40の制御(♯45)、およびその他の
処理(♯46)を行なう。なお、割込処理によって他の
CPU105との間で通信を行なう。
【0067】図17は、CPU105のメインルーチン
のフローチャートである。CPU105は他のCPUに
対して、起動、停止のコマンドおよび動作モードの設定
を行ない、複写機の全体の動作を制御する。CPU10
5はまず割込用の通信で入力されたデータをチェックし
た後に内容を解析し(♯53)、その内容に応じて動作
モードの変更があった場合はモード設定処理を行なう
(♯54)。その後CPU105はコマンドの設定を行
なう(♯55)。また、出力データのセットおよびその
他の処理を行なう(♯56、♯57)。
【0068】図18は、CPU106のメインルーチン
のフローチャートである。CPU106はメモリユニッ
ト部30を制御する。CPU106は、他のCPUから
の受信処理と他のCPUへの送信処理を行ない(♯6
2、63)、画像メモリへの書込制御を行なう(♯6
4)。また、圧縮および伸張制御を行ない(♯66、6
7)、画像メモリからの読出制御を行なう(♯68)。
またその他の処理を実行する(♯69)。
【0069】図19は、CPU107のメインルーチン
のフローチャートである。CPU107は、ADF50
0を制御する。CPU107はまず原稿を捌いて斜行を
補正し、搬送ベルト506までの搬送を制御する原稿給
紙処理を行ない(♯73)、搬送ベルト506による搬
送量の設定を行ない(♯74)、搬送ベルト506によ
る所定の読取位置への原稿の位置決めと、反転ローラ5
07までの搬送を制御する原稿搬送処理を行なう(♯7
5)。続いてCPU107は、反転ローラ507に達し
た原稿をそのまま排出するかまたは搬送ベルト506の
方へ再度搬送するかなどを制御する原稿反転および排出
処理を行なう(♯76)。
【0070】図20および図21は、図12におけるC
PU101の入力制御処理(♯13)を示すフローチャ
ートである。
【0071】図を参照して、メモリリコールモードオン
/オフキー97のオンエッジが検出されるたびに(♯1
01でYES)、メモリリコールモードのオンとオフと
が交互に切換えられ(♯102)、メモリリコールモー
ドがオンであるかオフであるかをLED98を点灯また
は消灯させることにより表示する。また、メモリリコー
ルキー99のオン/オフも他のコピーモードと同様にシ
リアル通信でCPU105へ通知され(♯112)、パ
ネルテーブルPTに記憶される。
【0072】具体的には、メモリリコールモードがオン
であれば(♯104でYES)、LED98を点灯さ
せ、メモリリコールモードがオンであることを表示する
(♯105)。一方メモリリコールモードがオフであれ
ば(♯104でNO)、LED98を消灯し、メモリリ
コールモードがオフであることを表示する(♯10
6)。
【0073】またメモリリコールキー99のオンエッジ
が検出されたのであれば(♯107でYES)、CPU
105にジョブ管理テーブルからジョブ情報を読出す旨
要求する(♯108)。この要求は、実際には送信処理
(♯112)でCPU105に送信される。これによ
り、CPU105よりジョブ情報が送信され、図25に
示されるように液晶タッチパネル91に、ジョブ管理テ
ーブル(図8)に登録されているジョブの番号(IST
番号)とその原稿枚数(これは画像IDの先頭と最後に
より算出される)と、ジョブを登録した時刻とが順に表
示される。
【0074】再び図20を参照して、図25に示される
画面が液晶タッチパネルに表示された状態において、キ
ー入力によってジョブ番号の選択が行なわれたのであれ
ば(♯109でYES)、CPU105にそのジョブ番
号を通知する(♯110)。
【0075】属性セットキー100のオンエッジが検出
されたときには(図21の♯121でYES)、属性セ
ット中のフラグをオンとする(♯122)。そして、液
晶タッチパネル91の表示を属性セット画面(図22参
照)に切換える。
【0076】属性セット中のフラグがオンであれば(♯
123でYES)、属性セット処理を行なう(♯12
4)。
【0077】その他の入力であれば、そのキー入力に応
じた処理が行なわれる(♯111)。CPU101では
最後にシリアル通信での送信(♯112)および受信
(♯113)の処理が行なわれる。
【0078】ここで、属性とは給紙カセット1,2およ
び手差し給紙口にセットされる用紙の特性を示すもので
あり、ユーザは属性としてS0〜S2のいずれかを選択
することができる。用紙のサイズが同じであれば、属性
がS0,S1,S2である順に給紙口が選択されること
になる。例えばS0=再生紙、S1=普通紙、S2=カ
ラー紙と定義しておくと、再生紙、普通紙、カラー紙の
順に優先的に使用されることになる。
【0079】図22は液晶タッチパネル91に表示され
る属性セット画面を示す図である。図を参照して、属性
セット画面には、ユーザが給紙カセット1,2および手
差し給紙口のうち属性のセットを行ないたい給紙口を選
択するための給紙口キー91aと、設定すべき属性を選
択するための属性キー91bと、すべての設定が終了し
たときに押下されるOKキー91cとが含まれる。
【0080】たとえば、給紙口キー91aによりユーザ
が給紙カセット2を選択し、属性キー91bによりその
給紙カセットに属性S0を割当てたのであれば、その内
容がCPU105に送られ、給紙カセット2にS0の属
性が設定されることとなる。
【0081】図22に示されるように給紙カセット1に
属性S1が、給紙カセット2に属性S0が、手差し給紙
口にS0の属性がセットされている場合において、手差
し給紙口に用紙がセットされておらず、給紙カセット1
および2のいずれにもA4サイズの用紙が同じ向きにセ
ットされている場合を想定する。ここで、ユーザによっ
てA4サイズのコピーが指示されたときには、まず優先
順位の高い属性S0がセットされている給紙カセット2
の用紙の残りがチェックされ、残り用紙がある場合には
給紙カセット2の用紙を用いたプリントが実行される。
一方、給紙カセット2に用紙がない場合には、次の優先
順位の属性S1がセットされている給紙カセット1が選
択され、給紙カセット1からの用紙によりプリントが行
なわれることになる。
【0082】たとえば、給紙カセット2に再生紙をセッ
トしておき、給紙カセット1に通常の用紙をセットして
おくと、優先的に再生紙が利用されることになるため、
プリントのコストを下げることができる。
【0083】図23および図24は、図21の属性セッ
ト処理(♯124)の内容を示すフローチャートであ
る。液晶タッチパネル91によるユーザの入力が給紙口
キー91aによるものであれば(♯201でYES)、
属性セットの対象とする給紙口をタッチパネルの入力に
よって選択された給紙口とする(♯202)。次に、属
性キー91bにより既に属性が選択されているかが判定
され、S0〜S2のいずれかが選択されているのであれ
ば、選択された給紙口の属性を選択された属性に変更す
る(♯204)。続いて、選択された給紙口キーの表示
を反転させる(♯205)。一方、ステップ♯203で
属性が未選択であれば、そのままステップ♯205へ進
む。
【0084】入力が給紙口キーでなければ(♯201で
NO)、入力が属性キー91bによるものであるかが判
定される(♯206)。属性キーであれば、ユーザによ
って選択された属性を記憶する(♯207)。
【0085】給紙口キー91aによって既に給紙口が選
択されているかが判定され(♯208)、給紙カセット
1,2または手差し給紙口が選択されていれば、選択さ
れている給紙口の属性を変更する(♯209)。そし
て、選択された属性キーの表示を反転させ、選択されて
いることがわかるようにする(♯210)。
【0086】一方ステップ♯208で給紙口が未選択で
あれば、そのままステップ♯210へ進む。
【0087】入力が属性キーでなければ(♯206でN
O)、OKキー91cが押下されたかが判定される(♯
211)。OKキー91cが押下されたのであれば、給
紙口毎に設定された属性をCPU105へ通知する(♯
212)。そして、モード設定画面(初期画面)を表示
し(♯213)、属性セット中のフラグを解除する(♯
214)。
【0088】また、OKキー91cが押下されていなけれ
ば(♯201でNO)、そのままメインルーチンに戻る。
【0089】図26は図20に示される受信処理(♯1
13)を示すフローチャートである。図を参照して、図
20のステップ♯108で要求したジョブ情報がCPU
105から受信されると(♯114でYES)、図25
に示されるように液晶タッチパネルに登録されているジ
ョブの表示を行なう。CPU105からコピーモードを
通知されたのであれば(♯116でYES)、通知され
たコピーモードに併せて表示を行なう(♯118)。そ
の他の受信であれば、その受信データに応じた処理を行
なう(♯119)。
【0090】図27および図28は図17のCPU10
5の入力データの解析処理(♯53)を示すフローチャ
ートである。図を参照して、CPU101よりジョブ情
報の要求を受けると(♯501でYES)、図8および
図9に示されるテーブルから、ジョブの番号と、原稿枚
数と、ジョブの登録時刻とをCPU101に通知する
(♯502)。また、CPU101からジョブ番号が通
知されたのであれば(♯503でYES)、図8および
図9に示されるテーブルを参照してそのジョブ番号に対
応するコピーモードをCPU101に通知する(♯50
4)。次に、メモリリコールフラグを“1”とする(♯
505)。さらに現在のIST番号を変数ISTSAV
Eに一時記憶させる(♯506)。そして現在のIST
番号をCPU101から通知されたジョブ番号に変更す
る(♯507)。また、給紙口の属性情報が入力される
と(♯508)、これを記憶する(♯509)。
【0091】また、入力データの解析処理ではその他の
処理(♯510)として、現在のIST番号が示してい
るジョブに対応するコピーモードをパネルテーブルPT
から読出して記憶する処理などを行なう。
【0092】なお、現在のIST番号とは、図8に示さ
れるジョブ管理テーブルのジョブ番号(IST番号)の
うち処理の対象となっているジョブの番号である。
【0093】図29は図17のCPU105が行なうコ
マンドの設定処理(♯55)を示すフローチャートであ
る。まずメモリリコールフラグに“1”がセットされて
いなければ(♯511でNO)、読取装置IRによって
画像データを読取りメモリへ書込む動作を行なう(♯5
12)。その後、メモリに格納された画像データの読出
およびプリント動作を行なう(♯513)。
【0094】一方メモリリコールフラグが“1”であれ
ば(♯511でYES)、原稿の読取は行なわずにその
まま読出/プリント動作に移る(♯513)。読出動作
がすべて終了したかどうかをイジェクト完了レポート、
コピーモードなどから判断する。読出がすべて終了して
いれば(♯514でYES)、さらにメモリリコールモ
ードがオンであるかどうかを判断する(♯515)。メ
モリリコールモードがオフであれば(♯515でN
O)、読出した画像をメモリから消去するようにCPU
106に指示を送る(♯516)。
【0095】これにより、ユーザがメモリリコールモー
ドをオフとしたときには原稿情報は保持されないため、
ユーザは原稿の機密を保つことができる。
【0096】続いて、ジョブ(ここではプリント動作)
が終了したかどうかを判断し、ジョブが終了したのであ
れば(♯517でYES)、メモリリコールフラグが
“1”であるかを判断する(♯518)。メモリリコー
ルフラグが“1”でなければ(♯518でNO)、現在
のIST番号を1インクリメントする。こうして、次の
IST番号に対するジョブの実行が行なわれる。
【0097】一方、メモリリコールフラグが“1”であ
れば(♯518でYES)、現在のIST番号に変数I
STSAVEに記録されている数値を代入する。こうす
ることによって、メモリリコールが行なわれる前に使用
されていたIST番号が次のジョブで使用されることに
なる。その後、メモリリコールフラグを“0”にリセッ
トする(♯521)。
【0098】なお、メモリリコールを行なうときの読出
動作においては、リコールさせたいジョブに対応したI
ST番号から得られるコピーモードに従って、複写機の
モード設定を行なうことにより、そのジョブが複写機に
設定されたときのコピーモードを再現することができ
る。また、リコールするジョブの原稿画像データは、I
ST番号に対応するジョブの画像IDの先頭と最後とに
基づき特定することができる。
【0099】図30は、図29の読取/書込動作(♯5
12)での処理を示すフローチャートである。図を参照
して、まず符号メモリ306の残量は画像データを記憶
するのに十分であるかが判定される(♯601)。残量
が十分であれば(♯601でYES)、原稿を読取り、
符号メモリ306に記憶させる書込動作が行なわれる
(♯602)。ここで画像の書込とともに、そのジョブ
の内容が図8に示されるジョブ管理テーブルに書込まれ
る。
【0100】一方、メモリの残量が十分にないのであれ
ば(♯601でNO)、図8のジョブ管理テーブルの原
稿読取時間がすべての登録されているジョブに対して読
出される。そして、原稿読取時間の最も短いジョブが特
定され、そのジョブの画像データが符号メモリ306か
ら消去され、同時にそのジョブはジョブ管理テーブルか
ら消去される。その後、ステップ♯601へ移り、ステ
ップ♯601でYESとなるまでステップ♯603の動
作を繰返す。
【0101】図31は、図29の読出/プリント動作
(♯513)の内容を示すフローチャートである。
【0102】図を参照して、自動用紙選択モードが設定
されているときには(♯301でYES)、自動用紙選
択処理を行なう(♯302)。これは、コピーモードと
画像サイズとから給紙口を自動的に選択する処理であ
る。そして、その後その他の読出/プリント処理を行な
う(♯303)。
【0103】図32は、図31の自動用紙選択処理(♯
302)の内容を示すフローチャートである。
【0104】図を参照してまず、プリントに必要となる
用紙サイズPSを決定する(♯404)。次に、メモリ
リコールフラグが「1」であるかを判定し(♯40
5)、YESであればITSテーブル(図8参照)に記
憶されている最初のコピーによって選択された属性を獲
得し、Sに記憶させる。
【0105】一方、メモリリコールフラグが「1」でな
ければS=S0とする(♯416)。
【0106】次に給紙カセット検索処理を行ない、給紙
口を選択するかまたは発生させるべき警告を決定する
(♯407)。
【0107】給紙口選択に成功したことを示すフラグA
nsが「1」であるかが判定され(♯408)、YES
であれば選択された給紙口をCPU104へ通知する
(♯409)。
【0108】Ansが「1」でなければ、メモリリコー
ルフラグが「1」であるかが判定され(♯410)、Y
ESであれば警告発生処理を行なうために、給紙カセッ
ト検索で決定した警告をCPU101へ通知する(♯4
11)。メモリリコールフラグが「1」でなければ、S
=S2であるかが判定され(♯412)、YESであれ
ば、ステップ♯411へ進む。
【0109】S=S2でなければS=S1であるかが判
定され(♯413)、YESであれば、SにS2を代入
する(♯415)。NOであれば、SにS1を代入する
(♯414)。その後、ステップ♯407からの処理を
行なう。図32のステップ♯412でSがS2であると
いうことは、既にすべての属性S0〜S2について給紙
カセットの検索を終えたことを意味するため、警告発生
処理(♯411)を行なうことになる。一方、SがS2
でなければ、属性を更新して再度給紙カセット検索処理
が行なわれる。
【0110】すなわち、ステップ♯412〜♯415の
処理によって、属性をより優先度の低いものに切換える
ことになる。
【0111】図33および図34は、図32の給紙カセ
ット検索処理(♯407)の内容を示すフローチャート
である。
【0112】図を参照して、まず検索するカセットとし
て1段目のカセット(給紙カセット1)を選択するため
に変数Cに1を代入する(♯701)。次に、Cの値に
応じてCで示される給紙口にセットされている用紙のサ
イズPS′および属性S′が獲得される(♯703)。
次に、PS=PS′でありかつS=S′であるかが判定
される(♯705)。ステップ♯705でYESであれ
ば、Cで示される給紙口に用紙が残っているかが判定さ
れ(♯707)、YESであれば選択成功フラグAns
=1とする(♯709)。
【0113】一方、ステップ♯707でNOであれば、
発生させるべき警告として「ペーパエンプティ」を記憶
し(♯711)、ステップ♯713へ進む。
【0114】ステップ♯705でNOまたは♯711で
の処理が終了したのであれば、Cの内容が「手差し」で
あるかが判定される(♯713)。NOであれば、Cの
内容が1であるかが判定され(♯715)、YESであ
ればCの内容を2とする(♯717)。その後、ステッ
プ♯703からの処理を行なう。
【0115】一方、ステップ♯715でNOであれば、
Cの内容を「手差し」とし(♯719)、ステップ♯7
03からの処理を行なう。
【0116】また、ステップ♯713でYESであれ
ば、メモリリコールフラグが「1」であるかを判定し、
YESであれば警告として「手差し給紙口に○○サイズ
で属性が××の用紙をセットして下さい」のメッセージ
をセットする(♯723)。ここに、○○にはPSの内
容が、××にはSの内容が対応している。これにより、
メモリリコールによるコピーでは、最初に行なったコピ
ーと同じサイズで同じ属性の用紙が選択されることにな
る。
【0117】また、ステップ♯721でNOであれば、
警告として「最適用紙なし」をセットする(♯72
5)。
【0118】ステップ♯713〜♯719での処理によ
り、給紙口をカセット1→カセット2→手差しと切換え
て、検索を繰返すことになる。
【0119】以上のように、本実施の形態においては自
動用紙選択モードにおいて、自動的に属性に応じた用紙
の選択を行なうことができる。また、メモリリコールで
プリントを行なう場合には第1回目のプリントにより選
択された属性Sを記録することで(図8参照)、2度目
においても同じ属性の用紙を選択することが可能とな
る。これにより、たとえば配布用の資料を多部数作成し
た場合に、数部だけが異なる用紙でプリントされること
を防ぐことができ、プリントの見栄えを悪くすることが
防止される。また、ユーザが試し取りのつもりで1部だ
けのプリントを作成し、でき上がりを確認した後で、多
部数のコピーを行なう場合において、最初の1部と後か
らのプリントで異なる用紙が選択されることも防ぐこと
ができる。
【0120】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるデジタル
複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】 デジタル複写機の操作パネルの平面図であ
る。
【図3】 デジタル複写機の制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 図3に続くブロック図である。
【図5】 メモリユニット部30の構成を示すブロック
図である。
【図6】 符号管理テーブルMTの具体例を示す図であ
る。
【図7】 符号メモリの具体例を示す図である。
【図8】 ジョブ管理テーブルの具体例を示す図であ
る。
【図9】 パネルテーブルPTの内容を示す図である。
【図10】 デジタル複写機の読取/書込動作のシーケ
ンスを示す図である。
【図11】 デジタル複写機の読出/プリント動作のシ
ーケンスを示す図である。
【図12】 CPU101のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図13】 CPU102のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図14】 CPU103のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図15】 CPU103の割込ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図16】 CPU104のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図17】 CPU105のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図18】 CPU106のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図19】 CPU107のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図20】 図12の入力制御処理(♯13)のフロー
チャートである。
【図21】 図20に続くフローチャートである。
【図22】 属性セット画面を説明するための図であ
る。
【図23】 図21の属性セット処理(♯124)の内
容を示すフローチャートである。
【図24】 図23に続くフローチャートである。
【図25】 メモリリコールキーが押された後の操作パ
ネルの状態を示す平面図である。
【図26】 図20の受信処理(♯113)のフローチ
ャートである。
【図27】 図17の入力データの解析(♯53)のフ
ローチャートである。
【図28】 図27に続くフローチャートである。
【図29】 図17のコマンドの設定(♯55)のフロ
ーチャートである。
【図30】 図29の読取/書込動作(♯512)のフ
ローチャートである。
【図31】 図29の読出/プリント動作(♯513)
のフローチャートである。
【図32】 図31の自動用紙選択処理(♯302)の
フローチャートである。
【図33】 図32の給紙カセット検索処理(♯40
7)のフローチャートである。
【図34】 図33に続くフローチャートである。
【符号の説明】
30 メモリユニット部、97 メモリリコールモード
オン/オフキー、99メモリリコールキー、100 属
性セットキー、306 符号メモリ、500自動原稿送
り装置(ADF)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 比呂志 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 池田 博昭 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DC02 DC19 ED17 ED18 EE07 EE08 EF06 EJ08 EJ10 FB02 FB13 FD08 GA08 GA30 ZA07 2H072 AA22 AB02 AB03 5C062 AA05 AB30 AB42 AC15 AC67 AF00 AF10 9A001 BB03 HH34 JJ35 KK42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読取る読取手段と、 前記読取られた原稿画像を記憶する記憶手段と、 前記記憶された原稿画像をユーザからの指示に応じて読
    出し、プリントするプリント手段とを備え、 前記プリント手段におけるプリントの処理結果を記憶し
    ておくことを特徴とする、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記プリントの処理結果は、プリント用
    紙の属性を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶されたプリント用紙の属性に基
    づいて、2回目以降のプリント処理に用いる給紙口を選
    択することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記給紙口の選択には優先順位が予め設
    定されている、請求項3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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