JP3175524B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3175524B2
JP3175524B2 JP06808195A JP6808195A JP3175524B2 JP 3175524 B2 JP3175524 B2 JP 3175524B2 JP 06808195 A JP06808195 A JP 06808195A JP 6808195 A JP6808195 A JP 6808195A JP 3175524 B2 JP3175524 B2 JP 3175524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ等の外部情報処理装置と接続することができるファク
シミリ装置に関し、より詳しくは、通常ファクシミリ装
置に備えているスキャナから読取った画像データを外部
情報処理装置に伝送して、当該外部情報処理装置にて画
像データの加工等を実行できるようにしたファクシミリ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファクシミリ装置には、他の
ファクシミリ装置と電話回線等の通信回線を通じて信号
を送信・受信するための通信部(電話部)と、送信すべ
き文字や画等の画像データを読込むためのスキャナと、
受信した画像データを記録紙等に記録してハードコピー
として出力するためのレーザプリンタ等のプリンタとを
備えているのが一般的である。
【0003】最近では、ファクシミリ装置に、パーソナ
ルコンピュータ(以下、パソコンという)と信号(デー
タ)を入出力できるインターフェイス(I/Oポート)
を設けておき、パソコンとファクシミリ装置のインター
フェイスとをケーブルで接続し、パソコン側で作成ある
いは入力した画像データをファクシミリ装置に一旦伝送
して、該ファクシミリ装置から電話回線等を介して他の
ファクシミリ装置(以下、相手装置という)に送信した
り、逆に相手装置から受信した画像データをモードの選
択によりファクシミリ装置を介してパソコン内のメモリ
部に蓄積するというものが出現した。
【0004】さらに、このようなファクシミリ装置とパ
ソコンとの接続により、ファクシミリ装置のスキャナに
て読取った原稿の画像データを、一旦パソコンに伝送し
て、当該パソコンにて前記画像データ(文章等)を加筆
修正し、その加工後の画像データをファクシミリ装置を
介して相手装置に送信するという利用法も考えられてい
る。
【0005】このような場合、従来の技術では、ファク
シミリ装置におけるスキャナで読み取られた画像データ
を次々パソコン側に送出する場合、原稿1ページ分の画
像データをファクシミリ装置側で符号化してからパソコ
ンに送り終わった後、パソコン側からの次のデータ受領
可能な信号を待って、次の原稿の画像データを送出する
ようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パソコ
ン側では前記の符号化された画像データを一旦受領した
後、ディスプレイに表示するために、前記画像データを
復号化する等の処理も実行しなければならない。その場
合、写真画像のように、黒い部分と白い部分の他灰色部
分を含むような画像データは、2値データとして膨大な
データ量を有する。他方、文字のみの原稿やマークシー
トのように、単なる白黒だけのデータ量の少ないものも
ある。さらに、スキャナの解像度がFine( ファイン) と
標準とのように、高い場合と低い場合とで、データ量が
大幅に変わる。
【0007】従って、パソコン側での原稿1ページ分の
画像データの処理時間が長い場合には、その間ファクシ
ミリ装置に対して画像データ受理可能である旨の信号を
出さず、また、その間はファクシミリ装置はエラーとし
て処理しない、いわゆる無応答許容時間が長くなる。そ
して、ファクシミリ装置側で、前記無応答許容時間が一
定時間経過すると、パソコン側や送信系統等で何らかの
トラブルがあったとして、エラー信号を出し、その後の
画像データ伝送処理を中断してしまうと、パソコン側で
は画像データの受領不良として処理することになる。
【0008】前述のような場合、既にスキャナにて読取
った原稿の画像データは、前記の紙送りエラーと何ら関
係がなく、正常であることが多いにも拘らず、パソコン
への画像データの送出を中断してしまうから、データの
送信処理が正しく、且つ円滑に実行できないし、前記正
常な原稿の読取り作業をやり直す必要がある等、スキャ
ナ読取り作業の無駄及び画像データ処理の無駄が多くな
り、原稿読取り処理及び画像データの送出処理時間ロス
のため作業効率が悪化するという問題があった。
【0009】本発明は、前記の問題を解決すべくなされ
たものであり、ファクシミリ装置とパソコンとを接続し
た場合において、原稿読取り及び画像データの送出処理
等の作業効率を向上させ、パソコンへの画像データの送
出を円滑にできるようにしたファクシミリ装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明のファクシミリ装置は、パーソ
ナルコンピュータ等の外部情報処理装置と接続すること
ができるI/Oポートを備えたファクシミリ装置であっ
て、原稿を読取る原稿読取装置と、原稿読取装置にて読
取った画像データを一時的に格納する読取データ記憶手
段と、読取データ記憶手段に記憶された画像データを外
部情報処理装置に送出する送出手段と、原稿の種類また
は原稿読取装置の読取り解像度に応じて、前記画像デー
タの送出に対する外部情報処理装置からの無応答を許容
する時間の設定を変更する制御手段とを備えている。
【0011】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、請求項1記載のファクシミリ装置において、前記外
部情報処理装置からの無応答を許容する時間を記憶する
記憶手段を更に備え、前記制御手段は、前記原稿のサイ
ズが大きいほど、または前記読取り解像度が高いほど、
前記記憶手段に記憶する無応答の許容時間を長くするよ
うにしたものである。
【0012】さらに、請求項3記載の発明のファクシミ
リ装置は、パーソナルコンピュータ等の外部情報処理装
置と接続することができるI/Oポートを備えたファク
シミリ装置であって、原稿を読取るスキャナと、スキャ
ナにて読取った画像データを一時的に格納する読取りバ
ッファと、読取りバッファ内のデータを符号化して外部
情報処理装置に送出するための送出バッファと、送出バ
ッファの画像データを前記外部情報処理装置に送出する
送出手段と、原稿の種類またはスキャナの読取り解像度
に応じて、前記原稿に関する画像データの送出に対する
外部情報処理装置からの無応答を許容する時間の設定を
変更する制御手段を備えたものである。
【0013】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1はファクシミリ装置1及びパソコン2の斜
視図、図2はファクシミリ装置の断面図、図3は機能ブ
ロック図である。図1及び図3に示すように、本発明の
ファクシミリ装置(FAX装置)1(ここでは便宜上発
呼側という)は、入出力ポート(I/Oポート)3及び
ケーブル4を介してパソコン2に接続されている。
【0014】この発呼側のファクシミリ装置1は、回線
制御を行うためのネットワーク・コントローラユニット
(NCU)5を介して、電話回線等の外部回線6aに接
続され、この外部回線6aは発呼側の交換機7と電話回
線等の外部回線6b、被呼側の交換機8、電話回線等の
外部回線6cを介して被呼側のファクシミリ装置9に接
続される。
【0015】ファクシミリ装置1の中核となるCPU1
0はバスラインを介して以下の装置各部と接続され、所
定の通信制御手順に従って装置各部を制御してファクシ
ミリ動作、つまりデータ通信を実行するものである。モ
デム11は、デジタル信号としての画像情報をアナログ
信号に変調し、NCU5を介して外部回線6aに伝送
し、または、外部回線6aを介してNCU5から送られ
た画像情報としてのアナログ信号をデジタル信号に復調
すると共に伝送制御用の各種信号を送受信するものであ
る。
【0016】バッファメモリ12は、被呼側の電話番号
及び名称等のデータや発呼側のファクシミリ装置1の名
称登録の有無、送信結果レポート出力の有無等の各種設
定情報のデータを一時的に格納するための領域を備え、
また、被呼側のファクシミリ装置9との間で送受信され
る符号化された画像データを一時的に格納するための送
信データバッファ領域12aや、受信データバッファ領
域12b等の複数の領域を有している。
【0017】読み出し専用メモリ(ROM)13は制御
プログラムを格納している。EEPROM(不揮発性メ
モリ)14は、被呼側(相手先)のダイヤル番号(電話
番号)及び相手先名称とワンタッチ番号とのデータ等の
各種設定情報を記憶させる。このEEPROM(不揮発
性メモリ)14は、ファクシミリ装置1の電源をOFF
したとしても内容が消去しないものである。随時読み書
き可能メモリ(RAM)15は、動作実行時の各種デー
タを一時的に記憶させるものである。
【0018】実施例におけるプリンタ18は、受信した
画像データ等を記録紙にハードコピーとして記録するも
のであり、図2に示すように、ファクシミリ装置1の本
体1aの後部に差し込む給紙カセット22内の記録紙2
3を、給紙部の半月状の給紙ローラ24等にて、記録部
における感光体ドラム25に向かって給紙する。光走査
ユニット26から照射するレーザ光の走査にて感光体ド
ラム25に潜像を形成し、トナーカートリッジ27及び
現像装置28から供給されるトナーを用いて前記潜像を
現像し、記録紙23に転写し、加熱ローラと加圧ローラ
とからなる定着装置29を通過させてトナー像を定着さ
せ、排紙トレイ30に送り出すという静電電子写真記録
方式である。
【0019】なお、プリンタ18としてサーマルヘッド
にて感熱紙に画像を印字するサーマルプリンタ方式等を
採用することもできる。また、受信された画像データ及
び記録のためのドットデータは画像メモリ19にて記憶
するものであり、ダイナミックRAM(DRAM)を用
いることが多い。図2に示すように、原稿32の画像を
読取るための原稿読取手段としてのスキャナ16におい
ては、前記プリンタ18より本体1aの上部側に配置さ
れた原稿置きテーブル31上に複数枚重ねられた原稿3
2は、分離体33と第1搬送ローラ34とにより、一枚
ずつに分離されて第2搬送ローラ対35の方向に送られ
る。この第2搬送ローラ対35から排紙ローラ36へ通
過する原稿32の表面(実施例では下面)は、その間に
配置された読取り部37にて、光源部38からの光を照
射され、その反射光はレンズ系や反射系を介してライン
イメージセンサ等の読取りヘッド39に入れ、読取りヘ
ッド39にて原稿32の1ページごとの画像データが得
られる。
【0020】この場合、後述する原稿送りが不良である
か否かを感知するための本発明の検出手段、いわゆる紙
送りジャム検出用のフロントセンサ40は、原稿置きテ
ーブル31と第1搬送ローラ34との間に配置され、リ
ヤセンサ41は第2搬送ローラ対35と読取り部37と
の間に配置されている。また、スキャナ16にて読取っ
た画像データを送信するために符号化部17にて符号化
し、前記送信データバッファ領域12aにて一時蓄積し
たのち、伝送する。この場合、ファクシミリ信号の冗長
度を圧縮(抑圧)する方式(冗長度抑圧符号化方式)と
しては、ファクシミリ信号の白信号あるいは黒信号の継
続する長さ、すなわちランレングスの統計的性質に着目
して符号化する方法(Modified READ ,MR方式) が採用
される。
【0021】ファクシミリ装置1における通常の受信動
作(リアルタイムで記録を実行する)では、ファクシミ
リ装置1,9間で所定の通信制御手順による信号の授受
を行ってから、送信画像情報を受信し、受信データバッ
ファ領域12bにて画像データとして一旦記憶する。こ
の画像データを復号化部20にて復号化(伸長)し、そ
れを画像メモリ19のビットイメージ記憶エリアに1ペ
ージ単位での格納のためにドットイメージに展開して書
き込む。そして、所定の解像度によりビット展開し、こ
れをプリンタ18に送って1ページ単位で画像化(印
刷)するものである。
【0022】代行受信時には、受信した画像データを一
旦画像メモリ19に圧縮データとして格納しておき、記
録時(記録紙出力時)に、復号化部20にて復号化し、
同画像メモリ19の残りの領域に前記同様の解像度を選
択してビット展開する。また、直接送信時には、スキャ
ナ16で送信用の原稿32を読み取り、符号化部17で
符号化してから送信する。メモリ送信時には、スキャナ
16で送信用の原稿32を読み取って符号化したデータ
を画像メモリ19に一旦格納し、その後順次自動的に送
信するか、または指定時刻に送信する。時刻指定送信
は、被呼側ファクシミリ装置との間で時差があるときや
グループ送信(同一原稿を複数の相手先に送信)する場
合に便利である。なお、パソコンに入力された画像デー
タは、符号化したデータであるので、このデータは前述
の発呼側ファクシミリ装置1の画像メモリ19に一旦格
納した後、送信することができる。
【0023】なお、図1に示すように、ファクシミリ装
置1に設けた操作部42には、当該ファクシミリ装置の
動作状態や、相手先名称等の登録用文字を表示するため
の液晶表示部等の表示部43を備えると共にオペレータ
ーが各種の操作を実行するためのテンキー44、ファン
クションキー45、ワンタッチ登録キー46、短縮キー
47等を備えている。
【0024】図4はパソコン2の機能ブロック図を示
し、パソコン2はマイクロプロセッサ等を含むCPU5
0と、制御プログラム等を格納させたROM51と、各
種データを記憶させるRAM52と、入出力ポート(イ
ンターフェイス)53とから構成され、入力部としての
キーボード54及びマウス55と、出力部としてのディ
スプレイ56及びプリンタ57と、入力出力装置として
のファクシミリ装置1及びハードディスク装置等の外部
記憶装置58等と接続している。
【0025】図5は前記スキャナ16における制御部の
機能ブロック図を示し、スキャナ16全体の作動を制御
するための制御部(CPU)10と、紙送りジャム等の
処理等の制御プログラムを格納したROM13と、スキ
ャナの読取り解像度等の各種データを記憶するためのR
AM15と、スキャナ16の読取りヘッド39にて読取
った原稿32の画像データを一旦格納する読取りバッフ
ァメモリ62と、読取りバッファメモリ62から読出し
た画像データを符号化して格納する送出バッファメモリ
63とを備え、パソコン2側からの割り込み要求コマン
ドにより、前記送出バッファメモリ63内の画像データ
をパソコン2内に取り込むことができる。
【0026】なお、前記スキャナ16にて原稿32を読
取りしているとき、紙送りジャム等の種々のエラーが発
生した場合に、そのエラー状態を記憶するためのエラー
ステータスレジスタ64を備えている。また、送出バッ
ファメモリ63からパソコン2に前記原稿32の1ペー
ジ分毎の画像データを送出し、パソコン2側でその画像
データを処理して後、ファクシミリ装置1からの次の画
像データの受信を許容する(画像取り込みの準備OK
の)信号が、当該ファクシミリ装置1に届く迄の、いわ
ゆる無応答許容時間Toを予め設定するためのタイマ6
5を備えている。
【0027】また、第1搬送ローラ34、第2搬送ロー
ラ対35及び排紙ローラ36を駆動する駆動モータ66
もCPU10に接続されている。次に、ファクシミリ装
置1とパソコン2とを接続し、ファクシミリ装置1のス
キャナ16にて読取った原稿32の画像データを、一旦
パソコン2に伝送して、当該パソコン2にて前記画像デ
ータ(文章等)を加筆修正し、その加工後の画像データ
をファクシミリ装置1を介して相手装置に送信するとい
う利用法に際して、スキャナ16で複数枚の原稿を順次
読取り、その読取られた画像データを次々パソコン2側
に送信する処理について説明する。
【0028】図6は、パソコン2側からの指令によるス
キャナ16における原稿読取り等の処理のメインフロー
チャートを示し、処理開始すると、パソコン2から読取
解像度の指令が送られ、ファクシミリ装置1におけるR
AM15に所定の読取解像度の値を格納してセットする
(S1)。この読取解像度に応じて、前述のタイマ65
の無応答許容時間Toを選択して設定する(S2)。例
えば、読取解像度がファインモード(あるいは写真の原
稿を送るためのハーフトーン)のときにはTo=T1
(例えば3分)とし、標準モードのときには、To=T
2(例えば1分)とする(但し、T1>T2)。
【0029】次いで、エラーステータスレジスタ64の
メモリ領域(引き込み原稿ジャムフラグF1、それ以外
のエラーフラグFo)をクリアして、今まで記憶してい
た内容を消去する(S3)。なお、ここで、消去とは、
引き込みジャムフラグF1=0、それ以外のエラーフラ
グFo=0とすることをいう。次いで、パソコン2側か
らの画像取り込みの指令コマンドを受けたか否か、即
ち、パソコン2側で画像取り込みの準備が整ったか否か
を判断する(S4)。画像取り込みの準備OKの場合
(S4:yes )、駆動モータ66により原稿送りを開始
し(S5)、図7のフローチャートに示す1ページスキ
ャナ処理を実行し(S6)、次の原稿32(引き込み原
稿)の有無をフロントセンサ40のONまたはOFFに
て判別し(S7)、引き込み原稿が無ければ(S7:n
o)、スキャナ処理を終了する。引き込み原稿が有る場
合(S7:yes )には、前記S4に戻って同様の処理を
繰り返す。
【0030】次に、図7の1ページスキャナ処理のサブ
ルーチンフローチャートについて説明すると、処理開始
により、1ページの原稿32の読取り動作をスタートさ
せ、読取った画像データを読取りバッファメモリ62に
格納する(S11)。次いで、パソコン2への読取り画
像データの送出のための割り込みをスタートさせる、即
ち、送出バッファメモリ63のデータをパソコン2に送
出する割り込み処理を開始させる(S12)。この割り
込みスタートと同時にタイマ65のカウント(計時)を
開始する(S13)。他方、前記読取りバッファメモリ
62から読出した原稿1ページ分の画像データを符号化
して送出バッファメモリ63に格納する(S14)。
【0031】なお、読取りバッファメモリ62から1ペ
ージ分の画像データを送出バッファメモリ63に順次蓄
積する工程に対して、1ページ分の読取り画像データを
読取バッファメモリ62に順次蓄積する工程と、送出バ
ッファメモリ63から1ページ分の画像データをパソコ
ン2に送出する工程とを割り込み処理しながら並行的に
処理される。
【0032】次に、スキャナ16の装置エラーが発生し
たか否かを判断する(S15)。ここで、装置エラーと
しては、後述する原稿の紙送りのジャムの他、本体1a
におけるスキャナ16部分のカバー体をオペレーターが
開いたときにファクシミリ装置の作動を停止させるため
のスイッチが作動する等のエラーを含む。次に、装置エ
ラーが発生したとすると(S15:yes )、そのエラー
が引き込み原稿ジャム等の読取りエラーが発生したか、
それ以外のエラーが発生したかを判断する(S16)。
【0033】ここで、スキャナ16の読取り部37に対
して搬送する原稿32の紙送りジャムの感知について説
明すると、通常、原稿32の先端(搬送方向先端)がフ
ロントセンサ40をONしていれば、第1搬送ローラ3
4により読取り部37まで送られる。そして、読取り開
始により、第2搬送ローラ対35、排紙ローラ36が駆
動し、リヤセンサ41がOFFして一定パルス数だけ原
稿32を送ると、次の原稿32の先端を読取り部37方
向に搬送するという作動を繰り返す。
【0034】原稿32を第1搬送ローラ34で読取り
部37方向に搬送するが、リヤセンサ41がONしない
場合、及び原稿32を第1搬送ローラ34で読取り部
37方向に搬送するが、リヤセンサ41がONする前に
フロントセンサ40がOFFとなった場合には、引き込
み原稿に対するジャムとする。読取り動作中にリヤセ
ンサ41が長い時間OFFしない場合には読取り中の原
稿32に対するジャムとする。
【0035】引き込み原稿ジャム等の読取りエラー以外
の装置エラーが発生した場合(S16:no)、前記エラ
ーフラグFo=1にセットし(S17)、パソコン2に
エラー発生の信号を送ると(S18)、パソコン2側で
は画像データの取り込み作業を中断する。引き込み原稿
ジャム等の読取りエラー以外のエラー、例えばスキャナ
16部分のカバー体を不用意に開いた場合、読取りヘッ
ド39が故障した場合や、各原稿読取り毎に行われる白
レベルチェック異常の場合、パソコン2に送るべき画像
データが不完全となるからである。
【0036】引き込み原稿ジャムが発生した場合(S1
6:yes )であっても、とりあえず引き込みジャムフラ
グF1=1にセットした後(S19)、1ページ分の画
像データの送出を実行する(S20)。また、装置エラ
ーが発生しなかった場合(S15:no)も、1ページ分
の画像データの送出を実行する(S20)。そして、1
ページデータ送出が終了すれば(S20,yes )、パソ
コン2から画像データ受理可能である旨のOK信号が送
られてきたか否かを判別し(S21)、OK信号が送ら
れてきていない場合には(S12:no)、前記タイマ6
5による無応答許容時間Toが経過した(タイムアウト
した)か否かを判別し(S22)、タイムアウトした場
合には(S22,yes )、無応答エラー処理を実行して
(S23)、この処理を終了する。この無応答エラー処
理処理としては、パソコン2に画像データの送出停止の
信号あるいはエラー信号を送り、送出途中の送出バッフ
ァメモリ63内に格納した画像データを消去する。
【0037】他方、パソコン2からファクシミリ装置1
に対してOK信号が送られてきている場合には(S2
1,yes )、前記引き込みジャムフラグF1=1である
か否かを判断し(S24)、F1=1であるときには
(S24:yes )、エラー処理を実行して(S25)
後、この処理を終了させる。ここで、エラー処理とは、
第1搬送ローラ34を停止すると共に、紙送りジャム発
生をブザーでオペレーターに報知すること等をいう。
【0038】前記無応答許容時間Toを設定するに際し
て、読取るべき原稿32が写真の場合と、文字だけの原
稿の場合、或いは、マークシートの場合の各々に応じ
て、オペレーターがその読取り原稿の種類を設定するキ
ーを押下すると、そのキー押下に応じて無応答許容時間
Toを変更するように制御しても良いし、前記各種類の
1ページの原稿をスキャナ16で読取るのに要する時間
を検出して、その読取り時間の長短により、無応答許容
時間Toを変更するように制御しても良いのである。ま
た、原稿のサイズを検出して、それに応じた無応答許容
時間Toを設定するようにしても良い。
【0039】このように、スキャナ16にて複数枚の原
稿32を順次読取る作業を実行しつつ、原稿32の1ペ
ージごとの画像データをパソコン2側に送出している場
合、、原稿の種類や読取解像度に応じて、無応答許容時
間Toを変更するように制御しているので、無駄に次の
原稿の画像データを送信する迄の時間を待つ必要がない
と共に、パソコン2側で受信した画像データを処理する
のに手間取る場合にも、ファクシミリ装置1側がいきな
り、画像データ送信を中止したり、無応答エラー信号を
出してパソコン2での画像データ処理を無駄するという
不都合を無くすることができる。
【0040】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
記載の発明のファクシミリ装置は、パーソナルコンピュ
ータ等の外部情報処理装置と接続することができるI/
Oポートを備えたファクシミリ装置であって、原稿を読
取る原稿読取装置と、原稿読取装置にて読取った画像デ
ータを一時的に格納する読取データ記憶手段と、読取デ
ータ記憶手段に記憶された画像データを外部情報処理装
置に送出する送出手段と、原稿の種類または原稿読取装
置の読取り解像度に応じて、前記画像データの送出に対
する外部情報処理装置からの無応答を許容する時間の設
定を変更する制御手段とを備えている。
【0041】従って、ファクシミリ装置における原稿読
取装置を利用して原稿から画像データを読取り、その画
像データを読取データ記憶手段に一時的に格納した後、
この画像データを送出手段を介して外部情報処理装置に
送出し、当該外部情報処理装置内で画像データに加工処
理等を行う。他方、制御手段により、無応答許容時間が
設定されているから、正常に原稿を読取り、その画像デ
ータを送出して外部情報処理装置にて処理している時間
内では、当該外部情報処理装置からファクシミリ装置に
次の原稿の受理可能の旨の信号を出さず、ファクシミリ
装置側もエラー処理を実行しない。
【0042】しかも、制御手段では、原稿の種類または
原稿読取装置の読取り解像度に応じて、例えば画像デー
タ量が多いときにはその無応答許容時間が長くなるよう
に、前記無応答許容時間を設定変更することができるか
ら、その無応答許容時間中は、エラーとして処理され
ず、正常に読取られた画像データの処理が円滑に実行で
きるし、正常に読取られた画像データについての原稿を
再度読取るという作業を行う必要がないから、原稿読取
り作業に無駄も無くなるという効果を奏するのである。
【0043】また、請求項2記載の発明のファクシミリ
装置は、請求項1記載のファクシミリ装置において、前
記外部情報処理装置からの無応答を許容する時間を記憶
する記憶手段を更に備え、前記制御手段は、前記原稿の
サイズが大きいほど、または前記読取り解像度が高いほ
ど、前記記憶手段に記憶する無応答の許容時間を長くす
るようにしたものである。
【0044】このように無応答許容時間の設定に関し
て、原稿サイズが大きいことまたは読取り解像度が高い
ことは、画像データ量の多さと比例するので、前記制御
手段による無応答許容時間の長短の設定を自動化すれ
ば、原稿の種類や読取り解像度をオペレーターが一々前
記無応答許容時間を設定する必要がなく、画像データ量
が多い場合でもエラーとして処理されることなく原稿の
読み取り作業を円滑に行えるという効果を奏する。
【0045】さらに、請求項3記載の発明のファクシミ
リ装置は、パーソナルコンピュータ等の外部情報処理装
置と接続することができるI/Oポートを備えたファク
シミリ装置であって、原稿を読取るスキャナと、スキャ
ナにて読取った画像データを一時的に格納する読取りバ
ッファと、読取りバッファ内のデータを符号化して外部
情報処理装置に送出するための送出バッファと、送出バ
ッファの画像データを外部情報処理装置に送出する送出
手段とを備えている。
【0046】そして、本発明では、原稿の種類またはス
キャナの読取り解像度に応じて、前記原稿に関する画像
データの送出に対する外部情報処理装置からの無応答を
許容する時間の設定を変更する制御手段を備えたもので
ある。従って、写真画像のように、黒い部分と白い部分
の他灰色部分を含むような画像データや、スキャナの解
像度をFine( ファイン) とした場合のように、膨大なデ
ータ量を有する場合、その原稿の種類またはスキャナの
読取り解像度に応じて、原稿に関する画像データの送出
に対する外部情報処理装置からの無応答を許容する時間
の設定を長くなるように変更すれば、外部情報処理装置
側での原稿1ページ分の画像データの処理時間が長くな
り、無応答の時間が長くなっても、その間はファクシミ
リ装置はエラーとして処理しないから、正常な原稿の読
取り作業をやり直す必要がなく、スキャナによる原稿読
取り作業の無駄及び画像データ処理の無駄を無くして、
両作業の効率を向上させることができ、データの送信処
理が正しく、且つ円滑に実行できるという効果を奏す
る。
【0047】反対に、文字のみの原稿やマークシートの
ように、単なる白黒だけのデータ量の少ないものや、ス
キャナの解像度を標準にするというように、データ量が
比較的少ない場合には、前記無応答許容時間を短く設定
することで、ファクシミリ装置がエラーとして処理しな
い所要時間が短くなり、これによっても原稿読取り作業
及び画像データ処理の作業を効率良く行えるという効果
を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置及びパソコンの斜視図であ
る。
【図2】ファクシミリ装置の概略断面図である。
【図3】ファクシミリ装置の機能ブロック図である。
【図4】パソコンの機能ブロック図である。
【図5】スキャナの制御機能ブロック図である。
【図6】スキャナ処理のメインフローチャートである。
【図7】1ページスキャナ処理のサブルーチンフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 パソコン 10,30 CPU 11 モデム 12 バッファメモリ 12a 送信データバッファ 12b 受信データバッファ 13,51 ROM 14 EEPROM 15,52 RAM 16 スキャナ 40 フロントセンサ 41 リヤセンサ 62 読取りバッファメモリ 63 送出バッファメモリ 64 エラーステータスレジスタ 65 タイマ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/32 - 1/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナルコンピュータ等の外部情報処
    理装置と接続することができるI/Oポートを備えたフ
    ァクシミリ装置において、 原稿を読取る原稿読取装置と、 前記原稿読取装置にて読取った画像データを一時的に格
    納する読取データ記憶手段と、 前記読取データ記憶手段に記憶された画像データを外部
    情報処理装置に送出する送出手段と、 原稿の種類または原稿読取装置の読取り解像度に応じ
    て、前記画像データの送出に対する外部情報処理装置か
    らの無応答を許容する時間の設定を変更する制御手段
    と、を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記外部情報処理装置からの無応答を許
    容する時間を記憶する記憶手段を更に備え、 前記制御手段は、前記原稿のサイズが大きいほど、また
    は前記読取り解像度が高いほど、前記記憶手段に記憶す
    る無応答の許容時間を長くするようにすることを特徴と
    する請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 パーソナルコンピュータ等の外部情報処
    理装置と接続することができるI/Oポートを備えたフ
    ァクシミリ装置において、 原稿を読取るスキャナと、 そのスキャナにて読み取った画像データを一時的に格納
    する読取りバッファと、 読取りバッファ内のデータを符号化して外部情報処理装
    置に送出するための送出バッファと、 その送出バッファの画像データを前記外部情報処理装置
    に送出する送出手段と、 原稿の種類またはスキャナの読取り解像度に応じて、前
    記原稿に関する画像データの送出に対する外部情報処理
    装置からの無応答を許容する時間の設定を変更する制御
    手段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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