JP2002189234A - 電気泳動表示用マイクロカプセル含有ファイバ、それを用いた表示装置およびその製造方法 - Google Patents
電気泳動表示用マイクロカプセル含有ファイバ、それを用いた表示装置およびその製造方法Info
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Abstract
て、マイクロカプセルを基板上に単層かつ規則的に配列
でき、したがって作製したマイクロカプセルを効率的に
使用することが可能な表示装置およびその製造方法を提
供する。 【解決手段】 絶縁性液体6中に分散された着色帯電粒
子5と、基板上に形成された第一電極及び第二電極とを
備え、前記第一電極及び第二電極に印加される電圧によ
り前記着色帯電粒子を第一電極又は第二電極の方向に移
動させて表示を行なう表示装置であって、前記絶縁性液
体6及び着色帯電粒子5が光透過型の壁材14に充填さ
れてマイクロカプセル8を形成し、該マイクロカプセル
8が光透過性の樹脂ファイバ9中に配列して封止されて
いる表示装置およびその製造方法。
Description
イクロカプセル含有ファイバ、それを用いた表示装置お
よびその製造方法に関し、特に電極に印加された電圧に
より液体中の着色帯電粒子を移動させて表示を行う電気
泳動表示装置およびその製造方法に関する。
のデータ量は拡大の一途をたどり、情報の出力も様々な
形態を用いてなされている。一般に、情報の出力は、ブ
ラウン管や液晶などを用いたディスプレイ表示とプリン
タなどによる紙へのハードコピー表示とに大別できる。
ディスプレイ表示においては、低消費電力且つ薄型の表
示装置のニーズが増しており、中でも液晶表示装置は、
こうしたニーズに対応できる表示装置として活発な開発
が行われ商品化されている。
画面を見る角度や、反射光により、画面上の文字が見づ
らく、また光源のちらつき・低輝度等から生じる視覚へ
の負担が、未だ十分に解決されていない。またブラウン
管を用いたディスプレイ表示では、コントラストや輝度
は液晶表示と比較して十分あるものの、ちらつきが発生
するなど後述するハードコピー表示と比較して十分な表
示品位があるとはいえない。また装置が大きく重いため
携帯性が極めて低い。
より不要になるものと考えられていたが、実際には依然
膨大な量のハードコピー出力が行われている。その理由
として、情報をディスプレイ表示した場合、前述した表
示品位に係わる問題点に加えて、その解像度も一般的に
は最大でも120dpi程度と紙へのプリント・アウト
(通常300dpi以上)と比較して相当に低い。従っ
て、ディスプレイ表示ではハードコピー表示と比較して
視覚への負担が大きくなる。その結果、ディスプレイ上
で確認可能であっても、一旦ハードコピー出力すること
がしばしば行われることになる。
プレイ表示のように表示領域がディスプレイのサイズに
制限されることなく多数並べたり、また複雑な機器操作
を行わずに並べ替えたり、順に確認していくことができ
ることも、ディスプレイ表示可能であってもハードコピ
ー表示が併用される大きな理由である。さらには、ハー
ドコピー表示は、表示を保持するためのエネルギーは不
要であり、情報量が極端に大きくない限り、何時でもど
こでも情報を確認することが可能であるという優れた携
帯性を有する。
が要求されない限り、ハードコピー表示はディスプレイ
表示と異なる様々な利点を有するが、紙を大量に消費す
るという欠点がある。そこで、近年においては、リライ
タブル記録媒体(視認性の高い画像の記録・消去サイク
ルが多数回可能で、表示の保持にエネルギーを必要とし
ない記録媒体)の開発が盛んに進められている。こうし
たハードコピーの持つ特性を継承した書き換え可能な第
3の表示方式をペーパーライクディスプレイと呼ぶこと
にする。
は、書き換え可能であること、表示の保持にエネルギー
を要さないか若しくは十分に小さいこと(メモリー
性)、携帯性に優れること、表示品位が優れていること
などである。現在、ペーパーライクディスプレイとみな
せる表示方式としては、例えば、サーマルプリンターヘ
ッドで記録・消去する有機低分子・高分子樹脂マトリッ
クス系(例えば、特開昭55−154198号公報、特
開昭57−82086号公報)を用いた可逆表示媒体を
挙げることができる。この系は一部プリペイドカードの
表示部分として利用されているが、コントラストが余り
高くないことや、記録・消去の繰り返し回数が150〜
500回程度と比較的少ないなどの課題を有している。
して利用可能な表示方式として、Harold D.L
ees等により発明された電気泳動表示装置(米国特許
第3612758号明細書)が知られている。他にも、
特開平9−185087号公報に電気泳動表示装置が開
示されている。図7は、それらの電気泳動表示装置の構
造及び動作原理を示す図である。該表示装置は、所定間
隙を開けた状態に配置された一対の基板1、2を備えて
おり、各基板には電極3、4がそれぞれ形成されてい
る。表示面は矢印Bのある側で、表示面側の電極4は透
明である。また基板間隙には、この場合正電荷に帯電さ
れると共に着色された多数の着色帯電粒子5と、色素が
溶解されて着色帯電粒子とは別の色に着色された絶縁性
液体6とが配置されており、さらに隔壁13が配置され
て、該間隙を基板の面方向に沿った多数の区画に分割し
て着色帯電粒子のへ偏在を防止すると共に基板間隙を規
定するように構成されている。
(a)に示すように、図示下側の電極3に負極性の電圧
を印加すると共に図示上側の電極4に正極性の電圧を印
加すると、正極性に帯電されている着色帯電粒子5は下
側の電極3を覆うように集まり、図示B方向から表示装
置を眺めると、絶縁性液体6と同じ色の表示が行われ
る。
側の電極3に正極性の電圧を印加すると共に図示上側の
電極4に負極性の電圧を印加すると、正極性に帯電され
ている着色帯電粒子5は上側の電極4を覆うように集ま
り、図示B方向から表示装置を眺めると、着色帯電粒子
5と同じ色の表示が行われる。このような駆動を画素単
位で行うことにより、多数の画素によって任意の画像が
表示される。
それぞれ配置した電極間に電圧を印加し、着色帯電粒子
を基板と垂直の方向に移動させて表示を行うものである
が、これに対して、第1表示電極及び第2表示電極から
なる電極対を同一基板上に配置し、観察者から見て着色
帯電泳動粒子を水平に移動させる表示装置が、特開昭4
9−5598号公報及び特開平11−202804号公
報において提案された。電気泳動特性を利用して、透明
な絶縁性液体中で着色帯電泳動粒子を電圧印加により、
第1表示電極面及び第2電極面間を、基板面と水平に移
動させることによって表示を行うものである。
絶縁性液体は透明である場合が多く、観察者側から見
て、第1表示電極と第2表示電極が異なる着色を呈し、
いずれか一方の色を泳動粒子の色と一致させてある。例
えば第1表示電極の色を黒色、第2表示電極の色を白
色、泳動粒子の色を黒色とすると、泳動粒子が第1電極
上に分布する場合には、第2表示電極が露出し白色を呈
し、泳動粒子が第2表示電極上に分布する場合には泳動
粒子の色である黒色を呈す。
泳動表示装置が提案されている(特許2551783
号)。図6にそのマイクロカプセルを用いた電気泳動表
示装置の断面図を示す。着色された着色帯電粒子5と着
色帯電粒子とは異なる色に着色された絶縁性液体6を直
径50μm程度の透明な容器8に閉じ込め、これを基板
1上に塗布して作製される。画像の表示は、このマイク
ロカプセル8の上下を電極3、4で挟み、従来の電気泳
動表示方法と同様に、電極に電圧を印加することによ
り、着色帯電粒子5の色あるいは絶縁性液体6の色を表
示することができる。
徴としては、マイクロカプセルを基板に塗布するだけで
着色帯電粒子及び絶縁性液体を配置できるため、従来の
電気泳動表示装置に比ベて、着色帯電粒子及び絶縁性液
体の注入工程が必要なく作製が容易である、また隔壁を
特別に必要としないため基板の曲げによる隔壁の位置ず
れや破損がなくフレキシブル性を高くできる、などが挙
げられる。
クロカプセル型電気泳動表示装置は、バインダーにマイ
クロカプセルを混合し基板上に一括して塗布していたた
め、マイクロカプセルが重なって配置されたり、電極の
ない場所に配置されたりして、表示に寄与しないマイク
ロカプセルが一部生じていた.また、カラー表示を行う
には、異なる色のマイクロカプセルを規則的に配置する
必要があるが、この場合は、バインダーに混合したマイ
クロカプセルを所定の形状に印刷するための印刷版が必
要となり、製造コストが高くなると言う困難を生じてい
た.マイクロカプセルを電極位置に配置する方法として
は、上記の印刷のほかに、特開2000−35769号
公報に提案されているような、マイクロカプセルが1つ
ずつ通過する程度のノズルを有するインクジェット方式
の撃ち出しヘッドをもちいて、マイクロカプセルを、基
板上の所望の位置に順次撃ち出し、所定位置に配置する
方法もある。しかし、この方法は、マイクロカプセルを
1個ずつ打ち出すことの困難のほかに、打ち出されたマ
イクロカプセルが基板上に着地する際、すでに配置され
た隣のマイクロカプセルと接触して、互いの位置を乱し
てしまい、隣接して正確な位置に定着することが難しい
という問題を有している。
層かつ規則的に精度よく配置することが困難であったた
め、作製したマイクロカプセルを効率的に使用すること
ができないばかりでなく、表示装置のカラー化に対して
も大きな障害となっていた。
層に配置すると隣接するカプセル間に隙間が生じ、有効
表示面積がその分少なくなリ、コントラストを低下させ
る。これを回避する方法として、カプセルを押圧して扁
平な形状にし、隙間を埋めることが考えられる。扁平に
することで、駆動電圧も低くできる。
プセルがないので、押圧するとマイクロカプセルの一部
が電極からはみ出し、隣接電極の影響を受けるようにな
り、これもコントラスト低下の要因になる。電極からは
み出すことなく扁平にするには、あらかじめマイクロカ
プセルを正確に電極の中央部に配列させる必要があり、
高精度のポジショニングが要求される。これは、水平移
動型の表示をマイクロカプセルを用いて行う場合のよう
に、画素サイズと同程度の大きさのマイクロカプセルを
用いる場合に特に問題となる。
決するためになされたものであり、マイクロカプセル型
電気泳動表示装置において、マイクロカプセルを基板上
に単層かつ規則的に配列することが可能で、したがって
作製したマイクロカプセルを効率的に使用することが可
能な表示装置およびその製造方法を提供することを目的
とするものである。
ニングが容易で、その結果コントラストの向上した表示
装置およびその製造方法を提供することを目的とするも
のである。
縁性液体中に分散された着色帯電粒子と、基板上に形成
された第一電極及び第二電極とを備え、前記第一電極及
び第二電極に印加される電圧により前記着色帯電粒子を
第一電極又は第二電極の方向に移動させて表示を行なう
表示装置であって、前記絶縁性液体及び着色帯電粒子が
光透過型の壁材に充填されてマイクロカプセルを形成
し、該マイクロカプセルが光透過性の樹脂ファイバ中に
配列して封止されていることを特徴とする表示装置であ
る。
ァイバ中に1列に配列して封止されていることが好まし
い。前記樹脂ファイバの径が上記マイクロカプセルの直
径に略等しいことが好ましい。前記マイクロカプセルの
形状が基板に対して水平方向の長さが垂直方向の長さよ
りも大きいことが好ましい。
楕円形であることが好ましい。前記マイクロカプセルの
形状が半球形であることが好ましい。前記マイクロカプ
セルを封止した前記樹脂ファイバが基板上に規則的に配
置されていることが好ましい。前記マイクロカプセルが
樹脂ファイバごとにイエロー、シアン、マゼンダのいず
れかに着色されていることが好ましい。
た着色帯電粒子と、基板上に形成された該着色帯電粒子
に電圧を印加する第一電極及び第二電極とを備え、前記
第一電極及び第二電極に印加される電圧により前記着色
帯電粒子を第一電極又は第二電極の方向に移動させて表
示を行なう表示装置の製造方法であって、前記絶縁性液
体と着色帯電粒子を光透過型の壁材に充填してマイクロ
カプセルを形成する工程、該マイクロカプセルを光透過
性の樹脂に配列し封止して樹脂ファイバを形成する工
程、該樹脂ファイバを電極が形成された基板上に配置す
る工程を有することを特徴とする電気泳動表示装置の製
造方法である。
カプセルを光透過性の樹脂とノズルから射出して配列さ
せ封止することによりファイバを形成する工程であるこ
とが好ましい。前記樹脂ファイバを基板上に配置する工
程が、ノズルを移動させながら、ノズルから射出した半
硬化状態の前記樹脂ファイバを基板上に配置する工程で
あることが好ましい。前記樹脂ファイバを基板上に配置
する工程が、樹脂を硬化させ後に所定の長さに切断した
樹脂ファイバを基板上に配置する工程であることが好ま
しい。
た状態で樹脂ファイバの樹脂を硬化させる工程を有する
ことが好ましい。重力でマイクロカプセルが変形した状
態で樹脂ファイバの樹脂を硬化させる工程を有すること
が好ましい。前記樹脂ファイバを基板上に配置する工程
が、複数色の樹脂ファイバを基板上に規則的に配置する
工程であることが好ましい。
色帯電粒子を分散する絶縁性液体と、該着色帯電粒子と
該絶縁性液体とを充填する光透過性の壁材とを有する電
気泳動表示用マイクロカプセルの複数箇が配列して光透
過性の樹脂中に封止され、該樹脂がファイバ状に成形さ
れていることを特徴とする電気泳動表示用マイクロカプ
セル含有ファイバである。
形態を図1ないし図3を用いて詳細に説明する。図1
は、本発明の実施の態様に係る表示装置である電気泳動
表示装置の一例を示す平面図である。図2は図1のA
A’線に沿って切断した断面図である。図3は図1のA
A’線に沿って切断した他の例を示す断面図である。
体、5は着色帯電粒子、8はこれら絶縁性液体6及び着
色帯電粒子5を封入している、光透過性の絶縁性材料の
壁材14からなる光透過性のマイクロカプセル、7はバ
インダーである光透過性樹脂、1、2は第一、第二基板
で、マイクロカプセル8は光透過性樹脂7で一列に配列
した状態で固定された樹脂ファイバ9となっており、電
極3または4と接着されている。なお、図1において
は、第1基板1と第2基板2、第1電極3と第2電極4
は省略されている。図3においても第2基板2が省略さ
れているが、実際にはなくてもよい。15はマイクロカ
プセル含有ファイバを示す。
の表示装置においては、着色帯電粒子を絶縁性液体に分
散してなる分散系が、カプセル内に封入され、さらにそ
のカプセルが1列に配列して、光透過性の樹脂ファイバ
中に埋め込まれている。後述する製造方法により、樹脂
ファイバ中のマイクロカプセルはつながって、または所
定の間隔を置いて1列に配列されている。この樹脂ファ
イバを基板上に電極に沿って配置することにより、マイ
クロカプセルの規則的配列が得られる。樹脂ファイバを
1本ずつ配列するので、マイクロカプセルを1個ずつ配
置するよりも簡単で短時間ででき、高いポジショニング
精度が得られると言う利点がある。
に、マイクロカプセルをバインダ樹脂中に混練したもの
を、ノズルから射出してファイバ状に成形するので、フ
ァイバ径はノズル径でほぼ決まる。ノズル径をマイクロ
カプセルが1列で通過するように選ぶと、マイクロカプ
セルが1列で配列した樹脂ファイバを作ることができ
る。このとき、ファイバの径はマイクロカプセルの直径
にほぼ等しい。樹脂ファイバはマイクロカプセルを配列
させるためのものであるから、余分な太さを有する必要
はなく、マイクロカプセルの直径程度であるのが望まし
い。また、ノズルの断面形状を長方形に選ぶと、複数列
のマイクロカプセルが封入された樹脂ファイバを形成で
きる。
は、マイクロカプセルのバインダ混練濃度、ノズルから
の射出速度などをコントロールすることによって所望値
に設定される。後述のマトリクス表示装置に応用する場
合は、画素ピッチに応じて間隔が設定されることもあ
る。一般には、マイクロカプセルの間隔があきすぎると
有効な表示に寄与しない面積が増えることになり、コン
トラストを低下させるので好ましくない。本発明では、
マイクロカプセルのバインダ混練濃度、ノズル内のマイ
クロカプセル密度、射出速度、樹脂硬化速度を調節する
ことで、任意の間隔で配列させることができ、特に、隣
接マイクロカプセルを接して配列させることもできる。
ために適度の剛直性または柔軟性を有する。その度合い
は、基板に配列する方法によって違う。硬化した後、適
当な長さにカットされ、ストライプ電極上に配置する場
合はできるだけ剛直に作られ、図5に示すように、ノズ
ルから射出しながら半硬化状態で基板上に配置するとき
は柔軟に作られる。樹脂の材質を選択することによりこ
れらの性質をコントロールすることができる。
明したように、表示に寄与しないマイクロカプセル間の
隙間が生じ、コントラストの低下を招く。マイクロカプ
セル間の部分の減少と、駆動電圧の低減の両方を実現す
るために、押圧あるいは自重で変形させ、表示装置の厚
みを低減させることが望まれる。つまり、マイクロカプ
セルの形状は、基板に対して水平方向の長さが、垂直方
向の高さよりも大きいほうがよく、例えば図3に示すよ
うな扁平な楕円体や第4図に示すような半球形状が挙げ
られる。
極3と第二電極4との間に移動させることにより表示を
行うが、上で述べたとおり、着色帯電粒子の泳動方向と
して基板に対して垂直方向(垂直移動型)と水平方向
(水平移動型)の二方向が考えられる。
明の実施態様を説明する。垂直移動型の場合において
は、図2に示すように、第一電極3と第二電極4を対向
配置し、第二電極側から観察した場合、第一電極3と第
二電極4間への電圧印加によって絶縁性液体中の着色帯
電粒子を第一電極3上に集めると、観察者からは絶縁性
液体の色が観察される。逆に絶縁性液体中の着色帯電粒
子を第二電極4上に集めると観察者からは着色帯電粒子
の色が観察される。このように構成することにより、例
えば着色帯電粒子を黒色に、絶縁性液体を白色とすれ
ば、白黒の二値表示が可能となる。
と第二電極4が図3に示すように一方の基板上に配置
し、図示C方向から観察すると、第一電極3と第二電極
4間への電圧印加によって透明な絶縁性液体中に黒色帯
電粒子を第一電極3上にあつめた場合、公知(特開平1
1−202804号公報)のように、観察者からは黒色
が観察される。逆に、第二電極4上にあつめた場合、観
察者からは白色が観察される。このように構成すること
により、前記同様白黒の二値表示が可能となる。
して、これをマトリクス状に配列することにより、表示
装置を得る。上記マイクロカプセルが埋め込まれたファ
イバはマトリクスの行方向または列方向に並列配置され
ており、画素部では図2および図3に示すように第1電
極3と第2電極4に接している。ファイバの径が画素幅
より小さいときは、1画素の幅に複数本のマイクロカプ
セルファイバを配置する。図3の水平移動型表示装置の
場合は、マイクロカプセル径が画素幅とほぼ同一である
ことが望ましいので、この場合は、図3に示すように、
1画素幅に1本のファイバが配置される。
の副画素から構成され、各々の副画素は列方向に連続し
た色のストライプになっている。本発明のマイクロカプ
セル表示装置は、カラー表示に容易に拡張できる。すな
わち、着色されたマイクロカプセルを含有するファイバ
を図5のように規則的に配置することで、カラー表示が
可能となる。例えば、ファイバ中のマイクロカプセルを
イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)に着色
することが挙げられる。
し視覚上で混色させる方法と、3色を積層して 表示し
混色の透過光を作る方法とがあるが、本願のカラー表示
装置は、このいずれにも適用できる。前者の方法では、
同一基板上にカラーファイバをYCMYCM・・・と規
則的に並列配置する。後者の方法では、各色のファイバ
層を3層重ねる。
バを配列させてなるマトリクス表示装置には、以下のよ
うな特徴がある。第1に、単層のマイクロカプセル配列
になるので重なりによる無駄なマイクロカプセルがな
く、使用効率がよい。第2に、インクジェット方式など
の従来方式に比べて、マイクロカプセルの間隔を狭くで
きるので、高密度の配置が実現でき、コントラストを高
くすることができる。第3に、ファイバ内で1列に配列
して封入されているので、押圧でマイクロカプセルを扁
平にする際に、均一な変形が得られ、電極幅からはみ出
すことがない。したがって隣接画素の影響がなく、高コ
ントラストになる。
て説明する。本発明の表示装置の実施態様の製造方法の
一例を図2および図5を用いて説明する。まず、絶縁性
材料からなる光透過性のマイクロカプセル内に、着色帯
電粒子を分散させた絶縁性液体を封入する。マイクロカ
プセルの形成方法は、公知の技術によって作製すること
ができる。例えば、特開平10−149118号公報、
特開平11−119264号公報などに記載されている
界面重合法などが好適である。
いた例を示すが、該カプセル壁材はこれに限ったもので
はない。例えば、ポリ酢酸ビニル、エチルセルロース、
ニトロセルロース、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、メタクリル
樹脂、ナイロン、ポリエステル、ポリカーボネー、ポリ
塩化ビニル、ポリビニルアルコール、アルギン酸ソーダ
など各種化合物や各種共重合体を用いることができる。
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ノルマルパラフ
ィン、イソパラフィンなどの脂肪族炭化水素あるいはハ
ロゲン化炭化水素などを使用することができる。中で
も、イソパラフィンやシリコーンオイルが好ましく用い
られる。また、低粘度の液体が好ましい。また、絶縁性
液体は、着色帯電粒子との比重を合わせるために、比重
の異なった絶縁性液体を添加することもある。絶縁性液
体に着色を施す場合は、油溶性の染料、顔料などを添加
する。
り泳動可能で着色した有機、無機材料であり、微粒子で
あれば使用できる。その色は、材料自身の色でも着色材
を添加したものでもよい。また、着色帯電粒子は一種類
の材料で構成されても、複数の材料で構成されていても
よい。具体的には、白色粒子であれば、酸化チタン、酸
化アルミニウム、黒色あるいはその他の色の粒子であれ
ば、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリル樹脂等の樹
脂に着色材を混合したものが好ましく用いられる。ま
た、着色剤としては、カーボンを始め、公知の染料、顔
料、例えば、フタロシアニンブルー、レーキレッド、ハ
ンザイエロー等幅広く使用することができる。また、必
要に応じて荷電制御剤を添加することもある。なお、着
色帯電粒子の大きさとしては、粒径が0.1μm以上5
0μm以下のものが好ましく用いられ、さらに好ましく
は0.1μm以上10μm以下である。
も含めて、長径で30μm以上700μm以下、好まし
くは50μm以上400μm以下、短径で30μm以上
350μm以下、好ましくは50μm以上200μm以
下の範囲が望ましい。また、樹脂ファイバの径は、30
μm以上500μm以下、好ましくは50μm以上30
0μm以下の範囲が望ましい。
コーン樹脂やアクリル樹脂などのバインダーに混練し、
図5に示すように、カプセル径程度の内径(30μm以
上500μm以下が好ましい)を持つノズル10の付い
た射出器11を用いて押し出すことによってファイバ状
に成形する。このとき、カプセルの間隔はバインダーの
粘性、バインダー材中のマイクロカプセルの濃度を制御
することによって制御することができる。バインダー材
はエステル樹脂、ウレタン系樹脂でもよい。ノズル内径
は50μm以上300μm以下が更に好ましい。
その断面の形状が四角形、三角形、円形、楕円形、それ
らの組み合わせ等が挙げられる。
セル含有ファイバを、以下に示す工程で基板に配置す
る。まず、垂直移動型の表示装置の場合について、図2
を用いて説明する。
いる。基板材料としては、ガラスやプラスチックフィル
ムを使用する。観察者側の基板としては光透過性である
ガラス、石英等でよいが、好ましくは、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ポリエーテルサルフォン(P
ES)等の樹脂フィルムが使用される。
通常Alなどの金属電極を使用する。前記第一基板1上
に、第1電極に沿って前記マイクロカプセルを含有する
ファイバを単層になるように配置する。このとき、ファ
イバは、ノズルから射出した直後の半硬化状態で、ノズ
ルを基板に対して動かしながら電極上に配置してもよ
く、あらかじめ硬化し切断された、直線性を持ったファ
イバを電極上に配列してもよい。バインダー自身が接着
性を有する場合には接着剤の働きをするため、接着剤は
必要がないが、光透過性の樹脂のような接着剤を補助的
に使用してもよい。第二電極4の材料にはITO膜ある
いは有機導電膜などの透明電極を使用する。
て、図3を用いて説明する。第一基板1上には第一電極
3が形成されている。基板材料は、垂直移動型と同様で
ある。第一電極3の材料には、通常Alなどの光反射性
の金属電極を使用する。第一電極3上には、光散乱性の
絶縁層を設ける。例えば、酸化アルミニウム、酸化チタ
ン等の光を散乱させるための微粒子を透明の絶縁性樹脂
に混合した層を形成する。
凸を利用して光を散乱させる方法を用いてもよい。次
に、絶縁層上に第二電極4を形成する。第二電極4には
表示装置の観察者側からみて暗黒色に見える導電性材
料、例えば炭化チタンや黒色化処理したCr、黒色層を
表面に形成したAl、Tiなどを用いる。
セルを含有するファイバを層状に形成する。ファイバは
第二電極4上に配置した後、上面から圧力を加えてマイ
クロカプセルを偏平化させ、偏平させた状態でバインダ
ーを硬化させることが好ましいが、バインダーの粘度が
十分に低く、柔軟な壁を持つカプセルの場合は、上面か
らの圧力を加えること無しに、カプセルの自重で変形さ
せることも可能である。
ファイバを、基板上に1本ずつ電極に沿って配置しても
よい。第一、第二電極3、4に電圧印加回路を接続して
表示装置を得ることができる。表示装置 の上部(観察
者側)に基板はあってもなくてもよい。
表示装置の製造方法には以下の長所がある。第1に、剛
直なファイバを配置するか、ノズルを移動させながら配
置するので、カプセルを直線状に精度よく配置すること
が容易である。第2に、少なくとも一方の基板には、電
極、または信号線がパタンニングされているので、その
基板上に、電極位置にあわせてファイバを配置すればよ
く、電極との位置精度が高い。第3に、押圧、または自
重で扁平に変形させる際に、マイクロカプセルが樹脂内
に固定されているので、位置がずれることがなく、した
がって、電極からマイクロカプセルがはみ出すことがな
い。
する。
性青色染料で着色したイソパラフィンを用い、着色帯電
粒子として黄色に着色したポリスチレンからなる粒径1
μmないし2μmの黄色粒子を3重量%となるように混
合し分散させた。ゼラチンを壁材とし、この分散溶液を
含有する柔軟な壁をもつマイクロカプセルを通常のコア
セルベーション法で作製した。
mないし4μm、直径が100μmないし120μm程
度であった。このマイクロカプセルを、30重量%ポリ
ビニルアルコール水溶液に混合し、内径100μmのノ
ズル付き射出器に入れ、押し出すことによってマイクロ
カプセル含有樹脂ファイバを作製し、基板上にこの樹脂
ファイバを並べた。その基板には、厚さ200μmのP
ETフィルムからなる第一基板1上に第一電極3として
Alをパターン形成したものである。この基板に樹脂フ
ァイバを並べ、乾燥し、熱をかけて接着した。
層が乾燥した後、ファイバ層上面にPETフィルムから
なる第二基板2上に第二電極4としてITOを成膜した
基板を、光透過性の接着剤で接着し、ファイバと基板を
密着させ、電圧印加手段を設けて表示装置とした。
印加電圧は±50Vとした。本実施例で用いた着色帯電
粒子はイソパラフィン中において正に帯電しており、負
に印加された電極側に泳動した。応答速度は30mse
c以下であり、その際表示ムラは観察されなかった。
コーンオイルを用い、着色帯電粒子としてポリスチレン
とカーボンからなる粒径1μmないし2μmの黒色粒子
を3重量%となるように混合し分散させた。実施例1と
同様の方法で作製したマイクロカプセルを、30重量%
のスチルバゾリウム基を導入したポリビニルアルコール
水溶液に混合し、内径100μmのノズル付き射出器に
入れ、押し出すことによってマイクロカプセル含有ファ
イバを作製した。
一電極3としてAl層を形成した。第一電極3上に光散
乱性の絶縁層を設けた。次に、絶縁層上に第二電極4と
して暗黒色の炭化チタ ンを成膜し、フォトリソグラフ
ィー及びドライエッチングにより、ストライプ状にパタ
ーニングした。線幅は25μm、ビッチ100μmとし
た。
電極4上にのせ、乾燥し、接着した。ファイバが乾燥し
た後、ファイバと基板を密着させ、電圧印加手段を設け
て表示装置とした。
バ側の上面にのせ、ローラーで圧力をかけることによっ
て、ファイバのなかのカプセルを偏平形に変形させ、紫
外線を照射することでファイバを硬化させた。前記カプ
セル含有ファイバの上面に保護膜として光透過性のフィ
ルムを形成した。電圧印加手段を設けて表示装置とし
た。
着色帯電粒子はシリコーンオイル中において正に帯電し
ており、負に印加された電極側に泳動した。その際表示
ムラは観察されなかった。
例1と同様にマイクロカプセルを作製した。
μm、直径が約200μm程度である。このマイクロカ
プセルを、20重量%ポリビニルアルコール水溶液に混
合し、内径200μmのノズル付き射出器に入れ、押し
出すことによってマイクロカプセル含有ファイバを作製
した。前記作製したファイバを前記第一基板1上に並べ
接着し、ファイバを硬化させた。基板は実施例2と同様
のものを用いた。ファイバが硬化する前に、カプセルは
自重によって半球型に変形した。前記カプセル含有ファ
イバの上面に保護膜として光透過性のフィルムを形成さ
せた。電圧印加手段を設けて表示装置とした。
着色帯電粒子はシリコーンオイル中において正に帯電し
ており、負に印加された電極側に泳動した。その際表示
ムラは観察されなかった。
子としてポリスチレンとイエロー、シアン、マゼンダの
着色染料からなる粒径1μmないし2μmの各着色粒子
を3重量%となるようにそれぞれ混合し分散させた。
ファイバを作製し、前記第二電極4上に各色が順番に並
ぶように並べ接着し、ファイバを硬化させた。前記カプ
セル含有ファイバの上面に保護膜として光透過性のフィ
ルムを形成させた。電圧印加手段を設けて表示装置とし
た。
着色帯電粒子はシリコーンオイル中において正に帯電し
ており、負に印加された電極側に泳動した。その際表示
ムラは観察されず、カラー表示を行うことができた。
子としてポリスチレンとイエロー、シアン、マゼンダの
着色染料からなる粒径1μmないし2μmの各着色粒子
を3重量%となるようにそれぞれ混合し分散させた。
ファイバを作製し、前記第二電極4上に並べて接着し、
PET基板を上面にのせ、ローラーで圧力をかけること
によって、ファイバのなかのカプセルを偏平形に変形さ
せ、ファイバを硬化させ、PET基板を剥離した。前記
カプセル含有ファイバの上面に保護膜として光透過性の
フィルムを形成した後、電圧印加手段を設けて表示装置
とした。
着色帯電粒子はシリコーンオイル中において正に帯電し
ており、負に印加された電極側に泳動した。その際表示
ムラは観察されず、カラー表示を行うことができた。
としてポリスチレンとイエロー、シアン、マゼンダの着
色染料からなる粒径1μmないし2μmの各着色粒子を
3重量%となるように混合し分散させた。実施例3と同
様の方法によってマイクロカプセル含有ファイバを作製
し、第一基板1上に並べ接着し、ファイバを硬化させ
た。ファイバが硬化する前に、カプセルは自重によって
半球型に変形した。前記カプセル含有ファイバの上面に
保護膜として光透過性のフィルムを形成させた。電圧印
加手段を設けて表示装置とした。
着色帯電粒子はシリコーンオイル中において正に帯電し
ており、負に印加された電極側に泳動した。その際表示
ムラは観察されず、カラー表示を行うことができた。
イクロカプセル型電気泳動表示装置において、バインダ
ーにマイクロカプセルを混合し基板上に単層かつ規則的
に配列することができ、また作製したマイクロカプセル
を効率的に使用することが可能となった。さらに、その
マイクロカプセルを用いた表示装置のカラー化が可能と
なった。
基板に対して水平方向の長さが、垂直方向よりも大きい
形状に変形可能となった。このことから、表示に寄与し
ないマイクロカプセルの隙間の部分が低減されたことに
より、コントラストの向上が可能となり、表示装置部を
薄くすることによって駆動電圧の低減が可能となった。
例を示す平面図である。
る。
断面図である。
る。
ァイバを作製する装置を示す概略図である。
Claims (16)
- 【請求項1】絶縁性液体中に分散された着色帯電粒子
と、基板上に形成された第一電極及び第二電極とを備
え、前記第一電極及び第二電極に印加される電圧により
前記着色帯電粒子を第一電極又は第二電極の方向に移動
させて表示を行なう表示装置であって、前記絶縁性液体
及び着色帯電粒子が光透過型の壁材に充填されてマイク
ロカプセルを形成し、該マイクロカプセルが光透過性の
樹脂ファイバ中に配列して封止されていることを特徴と
する表示装置。 - 【請求項2】 前記マイクロカプセルが光透過性の樹脂
ファイバ中に1列に配列して封止されていることを特徴
とする請求項1記載の表示装置。 - 【請求項3】 前記樹脂ファイバの径が上記マイクロカ
プセルの直径に略等しいことを特徴とする請求項2記載
の表示装置。 - 【請求項4】 前記マイクロカプセルの形状が基板に対
して水平方向の長さが垂直方向の長さよりも大きいこと
を特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 【請求項5】 前記マイクロカプセルの形状が扁平な回
転楕円形であることを特徴とする請求項4記載の表示装
置。 - 【請求項6】 前記マイクロカプセルの形状が半球形で
あることを特徴とする請求項4記載の表示装置。 - 【請求項7】 前記マイクロカプセルを封止した前記樹
脂ファイバが基板上に規則的に配置されていることを特
徴とする請求項1記載の表示装置。 - 【請求項8】 前記マイクロカプセルが樹脂ファイバご
とにイエロー、シアン、マゼンダのいずれかに着色され
ていることを特徴とする請求項7記載の表示装置。 - 【請求項9】 絶縁性液体中に分散された着色帯電粒子
と、基板上に形成された該着色帯電粒子に電圧を印加す
る第一電極及び第二電極とを備え、前記第一電極及び第
二電極に印加される電圧により前記着色帯電粒子を第一
電極又は第二電極の方向に移動させて表示を行なう表示
装置の製造方法であって、前記絶縁性液体と着色帯電粒
子を光透過型の壁材に充填してマイクロカプセルを形成
する工程、該マイクロカプセルを光透過性の樹脂に配列
し封止して樹脂ファイバを形成する工程、該樹脂ファイ
バを電極が形成された基板上に配置する工程を有するこ
とを特徴とする電気泳動表示装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記樹脂ファイバの形成工程が、マイ
クロカプセルを光透過性の樹脂とノズルから射出して配
列させ封止することによりファイバを形成する工程であ
ることを特徴とする請求項9に記載の電気泳動表示装置
の製造方法。 - 【請求項11】 前記樹脂ファイバを基板上に配置する
工程が、ノズルを移動させながら、ノズルから射出した
半硬化状態の前記樹脂ファイバを基板上に配置する工程
であることを特徴とする請求項10に記載の電気泳動装
置の製造方法。 - 【請求項12】 前記樹脂ファイバを基板上に配置する
工程が、樹脂を硬化させ後に所定の長さに切断した樹脂
ファイバを基板上に配置する工程であることを特徴とす
る請求項10に記載の電気泳動装置の製造方法 - 【請求項13】 前記マイクロカプセルを押圧し、扁平
化した状態で樹脂ファイバの樹脂を硬化させる工程を有
することを特徴とする請求項9に記載の電気泳動表示装
置の製造方法。 - 【請求項14】 重力でマイクロカプセルが変形した状
態で樹脂ファイバの樹脂を硬化させる工程を有すること
を特徴とする請求項9に記載の電気泳動表示装置の製造
方法。 - 【請求項15】 前記樹脂ファイバを基板上に配置する
工程が、複数色の樹脂ファイバを基板上に規則的に配置
する工程であることを特徴とする請求項9に記載の電気
泳動装置の製造方法。 - 【請求項16】 着色帯電粒子と、該着色帯電粒子を分
散する絶縁性液体と、該着色帯電粒子と該絶縁性液体と
を充填する光透過性の壁材とを有する電気泳動表示用マ
イクロカプセルの複数箇が配列して光透過性の樹脂中に
封止され、該樹脂がファイバ状に成形されていることを
特徴とする電気泳動表示用マイクロカプセル含有ファイ
バ。
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