JP2002179917A - シリコーンゴム用耐熱性付与剤および耐熱性シリコーンゴム組成物 - Google Patents
シリコーンゴム用耐熱性付与剤および耐熱性シリコーンゴム組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリコーンゴムベースコンパウンドへの配合
性に優れ、シリコーンゴムベースコンパウンドに配合後
は、粘度上昇やスコーチ(貯蔵中または加硫工程以前の
加工作業中に初期加硫を起こしシリコーンゴム製品とし
ての加工を不能にする現象)を引き起こすことがなく、
保存安定性に優れたシリコーンゴム組成物を与える耐熱
性付与剤、および該耐熱性付与剤を配合してなる耐熱性
シリコーンゴム組成物を提供する。 【解決手段】 (A)酸化セリウム粉末(100重量
部)と(B)フェニル基含有量が5〜73重量%である
オルガノシロキサンオイル(1〜200重量部)との混
合物からなることを特徴とするシリコーンゴム用耐熱性
付与剤、および該シリコーンゴム用耐熱性付与剤を0.
3〜10重量%含有することを特徴とする耐熱性シリコ
ーンゴム組成物。
性に優れ、シリコーンゴムベースコンパウンドに配合後
は、粘度上昇やスコーチ(貯蔵中または加硫工程以前の
加工作業中に初期加硫を起こしシリコーンゴム製品とし
ての加工を不能にする現象)を引き起こすことがなく、
保存安定性に優れたシリコーンゴム組成物を与える耐熱
性付与剤、および該耐熱性付与剤を配合してなる耐熱性
シリコーンゴム組成物を提供する。 【解決手段】 (A)酸化セリウム粉末(100重量
部)と(B)フェニル基含有量が5〜73重量%である
オルガノシロキサンオイル(1〜200重量部)との混
合物からなることを特徴とするシリコーンゴム用耐熱性
付与剤、および該シリコーンゴム用耐熱性付与剤を0.
3〜10重量%含有することを特徴とする耐熱性シリコ
ーンゴム組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコーンゴム用耐
熱性付与剤および耐熱性シリコーンゴム組成物に関し、
詳しくは、シリコーンゴムベースコンパウンドへの配合
性に優れ、シリコーンゴムベースコンパウンドに配合後
は、粘度上昇やスコーチ(貯蔵中または加硫工程以前の
加工作業中に初期加硫を起こしシリコーンゴム製品とし
ての加工を不能にする現象)を引き起こすことがないシ
リコーンゴム用耐熱性付与剤および耐熱性シリコーンゴ
ム組成物に関するものである。
熱性付与剤および耐熱性シリコーンゴム組成物に関し、
詳しくは、シリコーンゴムベースコンパウンドへの配合
性に優れ、シリコーンゴムベースコンパウンドに配合後
は、粘度上昇やスコーチ(貯蔵中または加硫工程以前の
加工作業中に初期加硫を起こしシリコーンゴム製品とし
ての加工を不能にする現象)を引き起こすことがないシ
リコーンゴム用耐熱性付与剤および耐熱性シリコーンゴ
ム組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコーンゴム組成物に酸化セリ
ウム粉末を配合すれば、シリコーンゴムの耐熱性が向上
することは知られている(例えば、特開昭52−146
54号公報、特開昭60−173050号公報、特開平
7−11010号公報参照)。ところが、一般に、シリ
コーンゴム組成物に酸化セリウム粉末を均一に配合する
ことは難しいとされていた。即ち、シリコーンゴム組成
物はオルガノポリシロキサン生ゴムと補強性充填剤と必
要に応じて物性向上剤としての各種添加剤を混合してシ
リコーンゴムベースコンパウンドを造り、このシリコー
ンゴムベースコンパウンドを保管しておき、シリコーン
ゴム成形品を成形する時に、硬化剤を配合して硬化可能
なシリコーンゴム組成物としている。ところが、このシ
リコーンゴムベースコンパウンドを製造する段階で、粒
子径の小さい酸化セリウム粉末を混練りすると、剪断発
熱によりシリコーンゴムベースコンパウンドの粘度が上
昇する場合があり、著しい場合は部分的に架橋し、可塑
性を失う等の問題点があった。さらに、酸化セリウム粉
末を配合したシリコーンゴムベースコンパウンドは保存
安定性に劣り、これを長期間保存しておくと少しずつス
コーチ(貯蔵中または加硫工程以前の加工作業中に初期
加硫を起こしシリコーンゴム製品としての加工を不能に
する現象)が進行して、その可塑性を失っていく等保存
安定性に劣るというの問題点があった。
ウム粉末を配合すれば、シリコーンゴムの耐熱性が向上
することは知られている(例えば、特開昭52−146
54号公報、特開昭60−173050号公報、特開平
7−11010号公報参照)。ところが、一般に、シリ
コーンゴム組成物に酸化セリウム粉末を均一に配合する
ことは難しいとされていた。即ち、シリコーンゴム組成
物はオルガノポリシロキサン生ゴムと補強性充填剤と必
要に応じて物性向上剤としての各種添加剤を混合してシ
リコーンゴムベースコンパウンドを造り、このシリコー
ンゴムベースコンパウンドを保管しておき、シリコーン
ゴム成形品を成形する時に、硬化剤を配合して硬化可能
なシリコーンゴム組成物としている。ところが、このシ
リコーンゴムベースコンパウンドを製造する段階で、粒
子径の小さい酸化セリウム粉末を混練りすると、剪断発
熱によりシリコーンゴムベースコンパウンドの粘度が上
昇する場合があり、著しい場合は部分的に架橋し、可塑
性を失う等の問題点があった。さらに、酸化セリウム粉
末を配合したシリコーンゴムベースコンパウンドは保存
安定性に劣り、これを長期間保存しておくと少しずつス
コーチ(貯蔵中または加硫工程以前の加工作業中に初期
加硫を起こしシリコーンゴム製品としての加工を不能に
する現象)が進行して、その可塑性を失っていく等保存
安定性に劣るというの問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 本発明者らは上記問題
点を解消するため鋭意検討した結果、酸化セリウム粉末
を特定のオルガノポリシロキサンオイルに分散させてお
き、この混合物をシリコーンゴムベースコンパウンドに
配合すれば上記問題点は解消することを見出し本発明に
到達した。即ち、本発明の目的は、シリコーンゴムベー
スコンパウンドへの配合性に優れ、シリコーンゴムベー
スコンパウンドに配合後は、粘度上昇やスコーチ(貯蔵
中または加硫工程以前の加工作業中に初期加硫を起こし
シリコーンゴム製品としての加工を不能にする現象)を
引き起こすことがない耐熱性付与剤、および該耐熱性付
与剤を含有する耐熱性シリコーンゴム組成物を提供する
ことにある。
点を解消するため鋭意検討した結果、酸化セリウム粉末
を特定のオルガノポリシロキサンオイルに分散させてお
き、この混合物をシリコーンゴムベースコンパウンドに
配合すれば上記問題点は解消することを見出し本発明に
到達した。即ち、本発明の目的は、シリコーンゴムベー
スコンパウンドへの配合性に優れ、シリコーンゴムベー
スコンパウンドに配合後は、粘度上昇やスコーチ(貯蔵
中または加硫工程以前の加工作業中に初期加硫を起こし
シリコーンゴム製品としての加工を不能にする現象)を
引き起こすことがない耐熱性付与剤、および該耐熱性付
与剤を含有する耐熱性シリコーンゴム組成物を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)酸化セリ
ウム粉末(100重量部)、(B)1分子中にケイ素原子結
合フェニル基を少なくとも1個含有するオルガノポリシ
ロキサンオイル(1〜200重量部)の混合物からなる
ことを特徴とする、シリコーンゴム用耐熱性付与剤、お
よび該シリコーンゴム用耐熱性付与剤を0.3〜10重
量%含有する耐熱性シリコーンゴム組成物に関する。
ウム粉末(100重量部)、(B)1分子中にケイ素原子結
合フェニル基を少なくとも1個含有するオルガノポリシ
ロキサンオイル(1〜200重量部)の混合物からなる
ことを特徴とする、シリコーンゴム用耐熱性付与剤、お
よび該シリコーンゴム用耐熱性付与剤を0.3〜10重
量%含有する耐熱性シリコーンゴム組成物に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用される(A)成分の
酸化セリウム粉末は、式:CeOa(式中、aは0.2〜
2.1である。)で表される化合物の粉末であり、この
化合物に少量の結晶水が結合したいわゆる水和化合物の
粉末も含まれる。このような酸化セリウム粉末はBET法
比表面積が50〜400m2/gの範囲内にあるものが
好ましく、50〜200m2/gの範囲内にあるものが
特に好ましい。
酸化セリウム粉末は、式:CeOa(式中、aは0.2〜
2.1である。)で表される化合物の粉末であり、この
化合物に少量の結晶水が結合したいわゆる水和化合物の
粉末も含まれる。このような酸化セリウム粉末はBET法
比表面積が50〜400m2/gの範囲内にあるものが
好ましく、50〜200m2/gの範囲内にあるものが
特に好ましい。
【0006】(B)成分は1分子中にケイ素原子結合フ
ェニル基を少なくとも1個含有するオルガノポリシロキ
サンオイルである。このようなオルガノポリシロキサン
オイルは、ケイ素原子結合のフェニル基含有量が5〜7
3重量%であることが好ましく、フェニル基含有量が1
0〜60重量%であることがより好ましい。また、その
重合度は2〜80であることが好ましく、2〜40であ
ることがより好ましく、2〜20であることが特に好ま
しい。また、分子鎖末端に水酸基を有することが好まし
い。このようなオルガノポリシロキサンオイルとして
は、次の一般式(1)で示されるオルガノシロキサンオ
リゴマーが好ましい。一般式:
ェニル基を少なくとも1個含有するオルガノポリシロキ
サンオイルである。このようなオルガノポリシロキサン
オイルは、ケイ素原子結合のフェニル基含有量が5〜7
3重量%であることが好ましく、フェニル基含有量が1
0〜60重量%であることがより好ましい。また、その
重合度は2〜80であることが好ましく、2〜40であ
ることがより好ましく、2〜20であることが特に好ま
しい。また、分子鎖末端に水酸基を有することが好まし
い。このようなオルガノポリシロキサンオイルとして
は、次の一般式(1)で示されるオルガノシロキサンオ
リゴマーが好ましい。一般式:
【化2】 (式中、R1およびR2は、同一もしくは異種の一価炭化
水素基であり、その内、少なくとも一方はフェニル基で
あり、R3およびR4は同一もしくは異種の一価炭化水素
基である。X1およびX2は、水酸基または一価炭化水素
基である。mは0〜40の正数、nは1〜40の正数で
ある。)。このようなオルガノポリシロキサンオリゴマ
ーとしては、両末端がヒドロキシジメチルシロキシ基、
ヒドロキシメチルフェニルシロキシ基もしくはトリメチ
ルシロキシ基で封鎖されたメチルフェニルシロキサンオ
リゴマー、ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキ
サンコオリゴマー、ジメチルシロキサン・ジフェニルシ
ロキサンコオリゴマーが例示される。
水素基であり、その内、少なくとも一方はフェニル基で
あり、R3およびR4は同一もしくは異種の一価炭化水素
基である。X1およびX2は、水酸基または一価炭化水素
基である。mは0〜40の正数、nは1〜40の正数で
ある。)。このようなオルガノポリシロキサンオリゴマ
ーとしては、両末端がヒドロキシジメチルシロキシ基、
ヒドロキシメチルフェニルシロキシ基もしくはトリメチ
ルシロキシ基で封鎖されたメチルフェニルシロキサンオ
リゴマー、ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキ
サンコオリゴマー、ジメチルシロキサン・ジフェニルシ
ロキサンコオリゴマーが例示される。
【0007】(B)成分の量は、(A)成分100重量
部に対して、1〜200重量部の範囲であり、1〜10
0重量部の範囲が好ましく、1〜50重量部の範囲内が
特に好ましい。
部に対して、1〜200重量部の範囲であり、1〜10
0重量部の範囲が好ましく、1〜50重量部の範囲内が
特に好ましい。
【0008】本発明の耐熱性付与剤は、上記のような
(A)成分と(B)成分を均一に混合することにより容
易に製造される。製造装置としては、ヘンセルミキサ
ー、ニーダーミキサー、ロスミキサーが例示される。
(A)成分と(B)成分を均一に混合することにより容
易に製造される。製造装置としては、ヘンセルミキサ
ー、ニーダーミキサー、ロスミキサーが例示される。
【0009】本発明の耐熱性付与剤は、これを直接シリ
コーンゴムベースコンパウンドあるいはシリコーンゴム
組成物に配合することができる。また、本発明の耐熱性
付与剤をシリコーンゴム組成物の主成分であるオルガノ
ポリシロキサン生ゴムに配合して、耐熱付与剤のマスタ
ーバッチを造り、このマスターバッチをシリコーンゴム
ベースコンパウンドあるいはシリコーンゴム組成物に配
合することもできる。
コーンゴムベースコンパウンドあるいはシリコーンゴム
組成物に配合することができる。また、本発明の耐熱性
付与剤をシリコーンゴム組成物の主成分であるオルガノ
ポリシロキサン生ゴムに配合して、耐熱付与剤のマスタ
ーバッチを造り、このマスターバッチをシリコーンゴム
ベースコンパウンドあるいはシリコーンゴム組成物に配
合することもできる。
【0010】以上のような本発明のシリコーンゴム用耐
熱付与剤は、シリコーンゴムベースコンパウンドへの配
合性に優れ、この耐熱付与剤を配合したシリコーンゴム
コンパウンドは、粘度上昇やスコーチ現象を引き起こす
ことがなく、硬化後は優れた耐熱性を有するシリコーン
ゴムとなる。したがって、このような特性の要求される
用途に好適に使用される。
熱付与剤は、シリコーンゴムベースコンパウンドへの配
合性に優れ、この耐熱付与剤を配合したシリコーンゴム
コンパウンドは、粘度上昇やスコーチ現象を引き起こす
ことがなく、硬化後は優れた耐熱性を有するシリコーン
ゴムとなる。したがって、このような特性の要求される
用途に好適に使用される。
【0011】本発明の耐熱性シリコーンゴム組成物は、
上記のようなシリコーンゴム用耐熱性付与剤を0.3〜
10重量%含有することを特徴とする。そしてこのもの
は上記のような本発明のシリコーンゴム用耐熱性付与剤
を従来公知のシリコーンゴム組成物に配合することによ
り容易に得られる。ここで、本発明のシリコーンゴム用
耐熱性付与剤を配合するシリコーンゴム組成物としては
有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物、付加反応硬
化型シリコーンゴム組成物、縮合反応硬化型シリコーン
ゴム組成物が挙げられるが、これらの中でも、有機過酸
化物硬化型シリコーンゴム組成物と付加反応硬化型シリ
コーンゴム組成物が好ましい。そして、有機過酸化物硬
化型シリコーンゴム組成物としては次に示す組成物が例
示される。 (a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン生ゴム
(100重量部)、(b)シリカ微粉末(5〜150重
量部)、(c)有機過酸化物(0.05〜15重量部)
からなる組成物。
上記のようなシリコーンゴム用耐熱性付与剤を0.3〜
10重量%含有することを特徴とする。そしてこのもの
は上記のような本発明のシリコーンゴム用耐熱性付与剤
を従来公知のシリコーンゴム組成物に配合することによ
り容易に得られる。ここで、本発明のシリコーンゴム用
耐熱性付与剤を配合するシリコーンゴム組成物としては
有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物、付加反応硬
化型シリコーンゴム組成物、縮合反応硬化型シリコーン
ゴム組成物が挙げられるが、これらの中でも、有機過酸
化物硬化型シリコーンゴム組成物と付加反応硬化型シリ
コーンゴム組成物が好ましい。そして、有機過酸化物硬
化型シリコーンゴム組成物としては次に示す組成物が例
示される。 (a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン生ゴム
(100重量部)、(b)シリカ微粉末(5〜150重
量部)、(c)有機過酸化物(0.05〜15重量部)
からなる組成物。
【0012】これを説明すると(a)成分はこの組成物
の主剤となるものであり、有機過酸化物で硬化するミラ
ブルタイプのシリコーンゴム組成物の主剤として使用さ
れており、オルガノポリシロキサン生ゴムと呼称されて
いるものが使用可能である。このようなオルガノポリシ
ロキサン生ゴムは、25℃における粘度が100万mP
a・s以上であることが好ましく、500万mPa・s以
上であることがより好ましい。また、このような(a)
成分は、その性状が生ゴム状であり、そのウイリアムス
可塑度が50以上であることが好ましく、100以上で
あることがさらに好ましい。また、その重合度は、通
常、1,000〜20,000であり、重量平均分子量
は20×104以上である。オルガノポリシロキサン生
ゴムとしては、次に示す平均単位式で表されるオルガノ
ポリシロキサン生ゴムが例示される。 平均単位式:RaSiO4-a/2(式中、Rは一価炭化水素
基もしくはハロゲン原子置換アルキル基であり、aは
1.8〜2.3である。)上式中、一価炭化水素基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基;
ビニル基、アリル基等のアルケニル基;シクロヘキシル
基等のシクロアルキル基;β−フェニルエチル基等のア
ラルキル基;フェニル基、トリル基等のアリール基が例
示され、ハロゲン原子置換アルキル基としては、3,3,
3−トリフロロプロピル基、3−クロロプロピル基が例
示される。)。本成分の分子構造は直鎖状、分枝を含む
直鎖状のいずれであってもよい。本成分は単一重合体で
も共重合体でもよく、あるいはこれらの重合体の混合物
でもよい。本成分を構成するシロキサン単位の具体例と
しては、ジメチルシロキサン単位、メチルビニルシロキ
サン単位、メチルフェニルシロキサン単位、メチル
(3,3,3―トリフロロプロピル)シロキサン単位が
挙げられる。分子鎖末端に存在する基としては、トリメ
チルシロキシ基,ジメチルビニルシロキシ基,メチルビ
ニルヒドロキシシロキシ基、ジメチルヒドロキシシロキ
シ基が例示される。このようなオルガノポリシロキサン
生ゴムとしては、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチ
ルビニルポリシロキサン生ゴム、両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサ
ン共重合体生ゴム、両末端ジメチルビニルシロキシ基封
鎖ジメチルポリシロキサン生ゴム、両末端ジメチルビニ
ルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシ
ロキサン共重合体生ゴム、両末端ジメチルヒドロキシシ
ロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキ
サン共重合体生ゴム,両末端メチルビニルヒドロキシシ
ロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキ
サン・メチルフェニルシロキサン共重合体生ゴム、両末
端メチルビニルヒドロキシシロキシ基封鎖ジメチルシロ
キサン・メチルビニルシロキサン・(3,3,3−トリフ
ルオロプロピル)メチルシロキサン共重合体生ゴムが例
示される。
の主剤となるものであり、有機過酸化物で硬化するミラ
ブルタイプのシリコーンゴム組成物の主剤として使用さ
れており、オルガノポリシロキサン生ゴムと呼称されて
いるものが使用可能である。このようなオルガノポリシ
ロキサン生ゴムは、25℃における粘度が100万mP
a・s以上であることが好ましく、500万mPa・s以
上であることがより好ましい。また、このような(a)
成分は、その性状が生ゴム状であり、そのウイリアムス
可塑度が50以上であることが好ましく、100以上で
あることがさらに好ましい。また、その重合度は、通
常、1,000〜20,000であり、重量平均分子量
は20×104以上である。オルガノポリシロキサン生
ゴムとしては、次に示す平均単位式で表されるオルガノ
ポリシロキサン生ゴムが例示される。 平均単位式:RaSiO4-a/2(式中、Rは一価炭化水素
基もしくはハロゲン原子置換アルキル基であり、aは
1.8〜2.3である。)上式中、一価炭化水素基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基;
ビニル基、アリル基等のアルケニル基;シクロヘキシル
基等のシクロアルキル基;β−フェニルエチル基等のア
ラルキル基;フェニル基、トリル基等のアリール基が例
示され、ハロゲン原子置換アルキル基としては、3,3,
3−トリフロロプロピル基、3−クロロプロピル基が例
示される。)。本成分の分子構造は直鎖状、分枝を含む
直鎖状のいずれであってもよい。本成分は単一重合体で
も共重合体でもよく、あるいはこれらの重合体の混合物
でもよい。本成分を構成するシロキサン単位の具体例と
しては、ジメチルシロキサン単位、メチルビニルシロキ
サン単位、メチルフェニルシロキサン単位、メチル
(3,3,3―トリフロロプロピル)シロキサン単位が
挙げられる。分子鎖末端に存在する基としては、トリメ
チルシロキシ基,ジメチルビニルシロキシ基,メチルビ
ニルヒドロキシシロキシ基、ジメチルヒドロキシシロキ
シ基が例示される。このようなオルガノポリシロキサン
生ゴムとしては、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチ
ルビニルポリシロキサン生ゴム、両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサ
ン共重合体生ゴム、両末端ジメチルビニルシロキシ基封
鎖ジメチルポリシロキサン生ゴム、両末端ジメチルビニ
ルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシ
ロキサン共重合体生ゴム、両末端ジメチルヒドロキシシ
ロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキ
サン共重合体生ゴム,両末端メチルビニルヒドロキシシ
ロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキ
サン・メチルフェニルシロキサン共重合体生ゴム、両末
端メチルビニルヒドロキシシロキシ基封鎖ジメチルシロ
キサン・メチルビニルシロキサン・(3,3,3−トリフ
ルオロプロピル)メチルシロキサン共重合体生ゴムが例
示される。
【0013】(b)成分は、シリコーンゴムに機械的強
度を付与する成分である。このような(b)成分として
は、乾式法シリカ、湿式法シリカ、およびこれらの表面
がオルガノクロロシラン、オルガノアルコキシシラン、
ヘキサオルガノジシラザン、オルガノシロキサンオリゴ
マー等で処理されたものが例示される。本成分の配合量
は多すぎると(a)成分への配合が難しくなるので
(a)成分100重量部に対して5〜150重量部であ
る。
度を付与する成分である。このような(b)成分として
は、乾式法シリカ、湿式法シリカ、およびこれらの表面
がオルガノクロロシラン、オルガノアルコキシシラン、
ヘキサオルガノジシラザン、オルガノシロキサンオリゴ
マー等で処理されたものが例示される。本成分の配合量
は多すぎると(a)成分への配合が難しくなるので
(a)成分100重量部に対して5〜150重量部であ
る。
【0014】(c)成分は硬化剤であり、シリコーンゴ
ム組成物の硬化剤として知られている従来公知の有機過
酸化物が使用可能である。このような有機過酸化物とし
ては、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、クミル-t-ブチルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5-ジ-t-ブチルパーオキシヘキサン、ジ-t-
ブチルパーオキサイド等が例示される。この有機過酸化
物の配合量は、(a)成分100重量部に対して0.0
5〜15重量部の範囲内であり、好ましくは、0.1〜
5重量部の範囲内である。
ム組成物の硬化剤として知られている従来公知の有機過
酸化物が使用可能である。このような有機過酸化物とし
ては、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、クミル-t-ブチルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5-ジ-t-ブチルパーオキシヘキサン、ジ-t-
ブチルパーオキサイド等が例示される。この有機過酸化
物の配合量は、(a)成分100重量部に対して0.0
5〜15重量部の範囲内であり、好ましくは、0.1〜
5重量部の範囲内である。
【0015】上記組成物は、シリコーンゴム組成物の製
造装置として公知とされる装置を使って、上記した
(a)成分〜(c)成分を均一に混合することにより容
易に得られるが、これらの成分に加えて シリコーンゴ
ム組成物に配合することが公知とされる従来公知の添加
剤を配合することは本発明の目的を損なわない限り差し
支えない。このような添加剤としては、酸化鉄、脂肪酸
セリウム塩等の耐熱剤;炭酸マンガン、炭酸亜鉛、ヒュ
ームド二酸化チタン等の難燃剤;ベンガラ、二酸化チタ
ン、カーボンブラック等の顔料;ジメチルシリコーンオ
イル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーン
オイル類が例示される。
造装置として公知とされる装置を使って、上記した
(a)成分〜(c)成分を均一に混合することにより容
易に得られるが、これらの成分に加えて シリコーンゴ
ム組成物に配合することが公知とされる従来公知の添加
剤を配合することは本発明の目的を損なわない限り差し
支えない。このような添加剤としては、酸化鉄、脂肪酸
セリウム塩等の耐熱剤;炭酸マンガン、炭酸亜鉛、ヒュ
ームド二酸化チタン等の難燃剤;ベンガラ、二酸化チタ
ン、カーボンブラック等の顔料;ジメチルシリコーンオ
イル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーン
オイル類が例示される。
【0016】本発明の耐熱性付与剤を上記のようなシリ
コーンゴム組成物に配合する場合は、上記のような
(a)成分〜(c)成分あるいは必要に応じてその他の
成分を加えて混合することにより製造されたシリコーン
ゴム組成物に直接加えて混合することもできるが、
(a)成分と(b)成分とを均一に混練してシリコーン
ゴムベースコンパウンドを製造した後、このシリコーン
ゴムベースコンパウンドに本発明の耐熱性付与剤を配合
することが好ましい。ここで、本発明の耐熱性付与剤を
シリコーンゴム組成物に配合する装置としては、ニーダ
ーミキサー、二本ロールが例示される。
コーンゴム組成物に配合する場合は、上記のような
(a)成分〜(c)成分あるいは必要に応じてその他の
成分を加えて混合することにより製造されたシリコーン
ゴム組成物に直接加えて混合することもできるが、
(a)成分と(b)成分とを均一に混練してシリコーン
ゴムベースコンパウンドを製造した後、このシリコーン
ゴムベースコンパウンドに本発明の耐熱性付与剤を配合
することが好ましい。ここで、本発明の耐熱性付与剤を
シリコーンゴム組成物に配合する装置としては、ニーダ
ーミキサー、二本ロールが例示される。
【0017】
【実施例】次に、本発明を実施例により説明する。実施
例中、部とあるのは重量部である。また、実施例中、シ
リコーンゴムベースコンパウンドのスコーチ発生状況、
シリコーンゴムの物理特性の測定、シリコーンゴムの耐
熱性の測定は次に下記に示す方法にしたがった。 ○シリコーンゴムベースコンパウンドのスコーチ発生状
況 シリコーンゴムベースコンパウンド1Kgを8インチφ
の二本ロールにて、直径約12cmの簀巻き状にし、こ
れをアルミ箔で覆ったものを試験体とした。この試験体
を任意の設定温度のオーブン中に24時間放置した。つ
いでこの試験体を取出し6時間室温に放置した後アルミ
箔を除去し、シリコーンゴムベースコンパウンドの硬化
状態を確認した。なお、オーブンの設定温度は、100
℃、110℃、120℃であった。シリコーンゴムベー
スコンパウンドの硬化状態の確認にあたっては、前記条
件で熱処理されたシリコーンゴムベースコンパウンドを
8インチφの二本ロール上に置き、ロール間隙3mm、
(フロントロール28rpmとバックロール20rpm
の条件下)で3分間混練した後、シリコーンゴムベース
コンパウンドをロールからシート状物として引き剥が
し、その表面の平滑性を目視にて観察した。結果は下記
判別内容で判定した。 ○印:表面は平滑であった。シリコーンゴムベースコン
パウンド中で硬化が発生していないと判断した。 △印:表面に凹凸が確認された。シリコーンゴムベース
コンパウンドの局部で硬化が進行していると判断した。 ×印:8インチφ二本ロールに喰い込まないか、ロール
間隙を通過してもシート状物として分出できなかった。
シリコーゴムコンパウンドの硬化が全体に及んでいると
判断した。 ○シリコーンゴムの物理特性の測定 シリコーンゴムベースコンパウンド100重量部に2,
5−ジメチル−ビス(2,5−t−ブチルパーオキシ)
ヘキサン0.5重量部を加えて、二本ロール上で均一に
混合してシリコーンゴム組成物を製造し、このシリコー
ンゴム組成物をシート成形用金型に仕込み、170℃、
10分間の条件下でプレス加硫して厚さ2mmのシリコ
ーンゴムシートを作成した。続いて、このシリコーンゴ
ムを200℃の熱循環式オーブン中で4時間加熱した。
こうして得られたゴムシートの物性を測定した。ここ
で、硬さは、JISK6253にしたがって測定した。
引張強さおよび破断時伸びは、JISK6251にした
がって測定した。圧縮永久歪<180℃×22hour
s>は、JISK6262にしたがって測定した。 ○シリコーンゴムの耐熱性 物性測定用シリコーンゴムシートを250℃の加熱オー
ブン中に入れ、72時間放置した後、これを取出し、引
張強さと伸びの保持率および硬さの変化を測定した。
例中、部とあるのは重量部である。また、実施例中、シ
リコーンゴムベースコンパウンドのスコーチ発生状況、
シリコーンゴムの物理特性の測定、シリコーンゴムの耐
熱性の測定は次に下記に示す方法にしたがった。 ○シリコーンゴムベースコンパウンドのスコーチ発生状
況 シリコーンゴムベースコンパウンド1Kgを8インチφ
の二本ロールにて、直径約12cmの簀巻き状にし、こ
れをアルミ箔で覆ったものを試験体とした。この試験体
を任意の設定温度のオーブン中に24時間放置した。つ
いでこの試験体を取出し6時間室温に放置した後アルミ
箔を除去し、シリコーンゴムベースコンパウンドの硬化
状態を確認した。なお、オーブンの設定温度は、100
℃、110℃、120℃であった。シリコーンゴムベー
スコンパウンドの硬化状態の確認にあたっては、前記条
件で熱処理されたシリコーンゴムベースコンパウンドを
8インチφの二本ロール上に置き、ロール間隙3mm、
(フロントロール28rpmとバックロール20rpm
の条件下)で3分間混練した後、シリコーンゴムベース
コンパウンドをロールからシート状物として引き剥が
し、その表面の平滑性を目視にて観察した。結果は下記
判別内容で判定した。 ○印:表面は平滑であった。シリコーンゴムベースコン
パウンド中で硬化が発生していないと判断した。 △印:表面に凹凸が確認された。シリコーンゴムベース
コンパウンドの局部で硬化が進行していると判断した。 ×印:8インチφ二本ロールに喰い込まないか、ロール
間隙を通過してもシート状物として分出できなかった。
シリコーゴムコンパウンドの硬化が全体に及んでいると
判断した。 ○シリコーンゴムの物理特性の測定 シリコーンゴムベースコンパウンド100重量部に2,
5−ジメチル−ビス(2,5−t−ブチルパーオキシ)
ヘキサン0.5重量部を加えて、二本ロール上で均一に
混合してシリコーンゴム組成物を製造し、このシリコー
ンゴム組成物をシート成形用金型に仕込み、170℃、
10分間の条件下でプレス加硫して厚さ2mmのシリコ
ーンゴムシートを作成した。続いて、このシリコーンゴ
ムを200℃の熱循環式オーブン中で4時間加熱した。
こうして得られたゴムシートの物性を測定した。ここ
で、硬さは、JISK6253にしたがって測定した。
引張強さおよび破断時伸びは、JISK6251にした
がって測定した。圧縮永久歪<180℃×22hour
s>は、JISK6262にしたがって測定した。 ○シリコーンゴムの耐熱性 物性測定用シリコーンゴムシートを250℃の加熱オー
ブン中に入れ、72時間放置した後、これを取出し、引
張強さと伸びの保持率および硬さの変化を測定した。
【0018】
【参考例1】シリコーンゴムベースコンパウンドの調製 ジメチルシロキサン単位99.85モル%とメチルビニ
ルシロキサン単位0.15モル%からなる両末端ジメチ
ルビニルシロキサン基封鎖ジメチルシロキサン・メチル
ビニルシロキサン共重合体生ゴム(重合度5,000)
100部、比表面積200cm2/gの乾式法シリカ40
部、可塑剤として粘度30mPa・sの両末端シラノー
ル基封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー10部をニーダ
ーミキサーに投入して均一に混練した後、さらに、17
5℃で60分間混練してシリコーンゴムベースコンパウ
ンドを調製した。
ルシロキサン単位0.15モル%からなる両末端ジメチ
ルビニルシロキサン基封鎖ジメチルシロキサン・メチル
ビニルシロキサン共重合体生ゴム(重合度5,000)
100部、比表面積200cm2/gの乾式法シリカ40
部、可塑剤として粘度30mPa・sの両末端シラノー
ル基封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー10部をニーダ
ーミキサーに投入して均一に混練した後、さらに、17
5℃で60分間混練してシリコーンゴムベースコンパウ
ンドを調製した。
【0019】
【実施例1】BET法比表面積が150m2/gの酸化
セリウム粉末(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98
%以上)100部と下記[化3]で表されるメチルフェニ
ルシロキサンオリゴマー(フェニル基含有量53.4重
量%)20部を混合して耐熱性付与剤(耐熱性付与剤
A)を製造した。この耐熱性付与剤Aは粉状物であっ
た。ついで、参考例1で得られてシリコーンゴムベース
コンパウンド100部に、耐熱性付与剤A1.5部を二
本ロール上で均一に混合して、耐熱性付与剤A配合のシ
リコーンゴムベースコンパウンドを調製した。このシリ
コーンゴムベースコンパウンドのスコーチの発生状況を
測定した。この結果を表1に示した。また、シリコーン
ゴムベースコンパウンドに2,5−ジメチル−ビス
(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量
部を加えて、二本ロール上で均一に混合してシリコーン
ゴム組成物を製造した。このシリコーンゴム組成物をシ
ート成形用金型に仕込み、170℃、10分間の条件下
でプレス加硫して厚さ2mmのシリコーンゴムシートを
作成した。続いて、このシリコーンゴムシートを200
℃の熱循環式オーブン中で4時間加熱した。こうして得
られたシリコーンゴムシートの物性物理特性と耐熱性を
測定して、それらの結果を表2および表3に示した。
セリウム粉末(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98
%以上)100部と下記[化3]で表されるメチルフェニ
ルシロキサンオリゴマー(フェニル基含有量53.4重
量%)20部を混合して耐熱性付与剤(耐熱性付与剤
A)を製造した。この耐熱性付与剤Aは粉状物であっ
た。ついで、参考例1で得られてシリコーンゴムベース
コンパウンド100部に、耐熱性付与剤A1.5部を二
本ロール上で均一に混合して、耐熱性付与剤A配合のシ
リコーンゴムベースコンパウンドを調製した。このシリ
コーンゴムベースコンパウンドのスコーチの発生状況を
測定した。この結果を表1に示した。また、シリコーン
ゴムベースコンパウンドに2,5−ジメチル−ビス
(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量
部を加えて、二本ロール上で均一に混合してシリコーン
ゴム組成物を製造した。このシリコーンゴム組成物をシ
ート成形用金型に仕込み、170℃、10分間の条件下
でプレス加硫して厚さ2mmのシリコーンゴムシートを
作成した。続いて、このシリコーンゴムシートを200
℃の熱循環式オーブン中で4時間加熱した。こうして得
られたシリコーンゴムシートの物性物理特性と耐熱性を
測定して、それらの結果を表2および表3に示した。
【化3】 (式中、Meはメチル基、Phはフェニル基であり、 n
は2〜8である。)
は2〜8である。)
【0020】
【実施例2】BET法比表面積が150m2/gの酸化
セリウム粉末(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98
%以上)100部と実施例1で使用した[化3]で示され
るメチルフェニルシロキサンオリゴマー(フェニル基含
有量53.4重量%)40部を混合して耐熱性付与剤
(耐熱性付与剤B)を製造した。この耐熱性付与剤Bは
団子状であった。ついで、この耐熱性付与剤B140部
をジメチルシロキサン単位99.00モル%とメチルビ
ニルシロキサン単位1.00モル%からなる両末端ジメ
チルヒドロシリル基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビ
ニルシロキサン共重合体生ゴム(平均重合度5,00
0)100部に加えてニーダーミキサーで混合して耐熱
性付与剤Bのジメチルシロキサン・メチルビニルシロキ
サン共重合体生ゴムマスターバッチを調製した。つい
で、参考例1で得られてシリコーンゴムベースコンパウ
ンド100部に、耐熱性付与剤Bのジメチルシロキサン
・メチルビニルシロキサン共重合体生ゴムマスターバッ
チ3.0部を二本ロール上で均一に混合して、耐熱性付
与剤B配合のシリコーンゴムベースコンパウンドを調製
した。このシリコーンゴムベースコンパウンドのスコー
チの発生状況を測定した。この結果を表1に示した。
セリウム粉末(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98
%以上)100部と実施例1で使用した[化3]で示され
るメチルフェニルシロキサンオリゴマー(フェニル基含
有量53.4重量%)40部を混合して耐熱性付与剤
(耐熱性付与剤B)を製造した。この耐熱性付与剤Bは
団子状であった。ついで、この耐熱性付与剤B140部
をジメチルシロキサン単位99.00モル%とメチルビ
ニルシロキサン単位1.00モル%からなる両末端ジメ
チルヒドロシリル基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビ
ニルシロキサン共重合体生ゴム(平均重合度5,00
0)100部に加えてニーダーミキサーで混合して耐熱
性付与剤Bのジメチルシロキサン・メチルビニルシロキ
サン共重合体生ゴムマスターバッチを調製した。つい
で、参考例1で得られてシリコーンゴムベースコンパウ
ンド100部に、耐熱性付与剤Bのジメチルシロキサン
・メチルビニルシロキサン共重合体生ゴムマスターバッ
チ3.0部を二本ロール上で均一に混合して、耐熱性付
与剤B配合のシリコーンゴムベースコンパウンドを調製
した。このシリコーンゴムベースコンパウンドのスコー
チの発生状況を測定した。この結果を表1に示した。
【0021】
【実施例3】BET法比表面積が150m2/gの酸化
セリウム粉末(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98
%以上)100部と両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルシロキサン・フェニルメチルシロキサン共重合体
オリゴマー(フェニル基含有量38.1重量%、粘度1
30mPa・s)100部をロスミキサーで均一に混合
して耐熱性付与剤(耐熱性付与剤C)を調製した。この
耐熱性付与剤Cはスラリー状であった。ついで、上記で
得られた耐熱性付与剤C2.5部を、参考例1で得られて
シリコーンゴムベースコンパウンド100部に加えて二
本ロール上で均一に混合して、耐熱性付与剤C配合のシ
リコーンゴムベースコンパウンドを調製した。このシリ
コーンゴムベースコンパウンドのスコーチの発生状況を
測定した。この結果を表1に示した。また、このシリコ
ーンゴムベースコンパウンドに2,5−ジメチル−ビス
(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量
部を加えて、二本ロール上で均一に混合してシリコーン
ゴム組成物を製造し、このシリコーンゴム組成物をシー
ト成形用金型に仕込み、170℃、10分間の条件下で
プレス加硫して厚さ2mmのシリコーンゴムシートを作
成した。続いて、このシリコーンゴムシートを200℃
の熱循環式オーブン中で4時間加熱した。こうして得ら
れたシリコーンゴムシートの物性物理特性と耐熱性を測
定して、それらの結果を表2および表3に示した
セリウム粉末(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98
%以上)100部と両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルシロキサン・フェニルメチルシロキサン共重合体
オリゴマー(フェニル基含有量38.1重量%、粘度1
30mPa・s)100部をロスミキサーで均一に混合
して耐熱性付与剤(耐熱性付与剤C)を調製した。この
耐熱性付与剤Cはスラリー状であった。ついで、上記で
得られた耐熱性付与剤C2.5部を、参考例1で得られて
シリコーンゴムベースコンパウンド100部に加えて二
本ロール上で均一に混合して、耐熱性付与剤C配合のシ
リコーンゴムベースコンパウンドを調製した。このシリ
コーンゴムベースコンパウンドのスコーチの発生状況を
測定した。この結果を表1に示した。また、このシリコ
ーンゴムベースコンパウンドに2,5−ジメチル−ビス
(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量
部を加えて、二本ロール上で均一に混合してシリコーン
ゴム組成物を製造し、このシリコーンゴム組成物をシー
ト成形用金型に仕込み、170℃、10分間の条件下で
プレス加硫して厚さ2mmのシリコーンゴムシートを作
成した。続いて、このシリコーンゴムシートを200℃
の熱循環式オーブン中で4時間加熱した。こうして得ら
れたシリコーンゴムシートの物性物理特性と耐熱性を測
定して、それらの結果を表2および表3に示した
【0022】
【実施例4】BET法比表面積が150m2/gの酸化
セリウム粉末(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98
%以上)100部と両末端トリメチルシリル基封鎖ジメ
チルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合オリゴマ
ー(フェニル基含有量41.0重量%、粘度400mPa
・s)100部をロスミキサーに投入し、均一に混合し
て耐熱性付与剤Dを調製した。この耐熱性付与剤Dはス
ラリー状であった。ついで、この耐熱性付与剤D2.5
部を、参考例1で得られてシリコーンゴムベースコンパ
ウンド100部に加えて二本ロールで均一に混合して、
シリコーンゴムベースコンパウンドを調製した。このシ
リコーンゴムベースコンパウンドのスコーチの発生状況
を測定した。この結果を表1に示した。また、シリコー
ンゴムベースコンパウンドに2,5−ジメチル−ビス
(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量
部を加えて、二本ロール上で均一に混合してシリコーン
ゴム組成物を製造した。このシリコーンゴム組成物をシ
ート成形用金型に仕込み、170℃、10分間の条件下
でプレス加硫して厚さ2mmのシリコーンゴムシートを
作成した。続いて、このシリコーンゴムシートを200
℃の熱循環式オーブン中で4時間加熱した。こうして得
られたシリコーンゴムシートの物性物理特性と耐熱性を
測定して、それらの結果を表2および表3に示した。
セリウム粉末(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98
%以上)100部と両末端トリメチルシリル基封鎖ジメ
チルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合オリゴマ
ー(フェニル基含有量41.0重量%、粘度400mPa
・s)100部をロスミキサーに投入し、均一に混合し
て耐熱性付与剤Dを調製した。この耐熱性付与剤Dはス
ラリー状であった。ついで、この耐熱性付与剤D2.5
部を、参考例1で得られてシリコーンゴムベースコンパ
ウンド100部に加えて二本ロールで均一に混合して、
シリコーンゴムベースコンパウンドを調製した。このシ
リコーンゴムベースコンパウンドのスコーチの発生状況
を測定した。この結果を表1に示した。また、シリコー
ンゴムベースコンパウンドに2,5−ジメチル−ビス
(2,5−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量
部を加えて、二本ロール上で均一に混合してシリコーン
ゴム組成物を製造した。このシリコーンゴム組成物をシ
ート成形用金型に仕込み、170℃、10分間の条件下
でプレス加硫して厚さ2mmのシリコーンゴムシートを
作成した。続いて、このシリコーンゴムシートを200
℃の熱循環式オーブン中で4時間加熱した。こうして得
られたシリコーンゴムシートの物性物理特性と耐熱性を
測定して、それらの結果を表2および表3に示した。
【0023】
【比較例1】実施例1において、[化3]で示されるメチ
ルフェニルシロキサンオリゴマーの替りに、下記[化4]
で示されるジメチルシロキサンオリゴマー20部を使用
した以外は、実施例1と同様にして耐熱性付与剤(耐熱
性付与剤E)を調製した。この耐熱付与剤Eの特性を実
施例1と同様に測定した。これらの結果を表1、表2お
よび表3に併記した。
ルフェニルシロキサンオリゴマーの替りに、下記[化4]
で示されるジメチルシロキサンオリゴマー20部を使用
した以外は、実施例1と同様にして耐熱性付与剤(耐熱
性付与剤E)を調製した。この耐熱付与剤Eの特性を実
施例1と同様に測定した。これらの結果を表1、表2お
よび表3に併記した。
【化4】 (式中、Meはメチル基、Phはフェニル基であり、 n
は2〜15である。)
は2〜15である。)
【0024】
【比較例2】参考例1で得られてシリコーンゴムベース
コンパウンド100部に、実施例1で使用したBET法
比表面積が150m2/gの酸化セリウム粉末1.25部
を加えて二本ロール上で均一に混合して、酸化セリウム
粉末を直接配合したシリコーンゴムベースコンパウンド
を調製した。このシリコーンゴムベースコンパウンドの
スコーチの発生状況を測定した。この結果を表1に併記
した。また、このシリコーンゴムベースコンパウンドに
2,5−ジメチル−ビス(2,5−t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン0.5重量部を加えて、二本ロール上で均
一に混合してシリコーンゴム組成物を製造した。このシ
リコーンゴム組成物をシート成形用金型に仕込み、17
0℃、10分間の条件下でプレス加硫して厚さ2mmの
シリコーンゴムシートを作成した。続いて、このシリコ
ーンゴムシートを200℃の熱循環式オーブン中で4時
間加熱した。こうして得られたゴムシートの物性と耐熱
性を測定して、それらの結果を表2および表3に併記し
た。
コンパウンド100部に、実施例1で使用したBET法
比表面積が150m2/gの酸化セリウム粉末1.25部
を加えて二本ロール上で均一に混合して、酸化セリウム
粉末を直接配合したシリコーンゴムベースコンパウンド
を調製した。このシリコーンゴムベースコンパウンドの
スコーチの発生状況を測定した。この結果を表1に併記
した。また、このシリコーンゴムベースコンパウンドに
2,5−ジメチル−ビス(2,5−t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン0.5重量部を加えて、二本ロール上で均
一に混合してシリコーンゴム組成物を製造した。このシ
リコーンゴム組成物をシート成形用金型に仕込み、17
0℃、10分間の条件下でプレス加硫して厚さ2mmの
シリコーンゴムシートを作成した。続いて、このシリコ
ーンゴムシートを200℃の熱循環式オーブン中で4時
間加熱した。こうして得られたゴムシートの物性と耐熱
性を測定して、それらの結果を表2および表3に併記し
た。
【0025】
【実施例5】ジメチルシロキサン単位99.8モル%と
メチルビニルシロキサン単位0.15モル%からなる両
末端がジメチルビニルシロキサン基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルビニルシロキサン共重合体生ゴム(重合度
5,000)100部、比表面積200cm2/gの乾
式法シリカ40部、可塑剤として粘度30mPa・sの
両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー
10部をニーダーミキサーに投入して175℃で60分
間混練してシリコーンゴムベースコンパウンドを得た。
このシリコーンゴムベースコンパウンドを冷却後、これ
に実施例1で調製した耐熱性付与剤A2.2部を投入
し、さらに120℃で30分間混練してシリコーンゴム
ベースコンパウンドを得た。このシリコーンゴムベース
コンパウンドを、室温で24時間放置した後、スコーチ
の発生状況を測定した。その結果、二本ロールからシー
ト状に引き剥がしたシリコーンゴムベースコンパウンド
の表面は平滑であり、シリコーンゴムベースコンパウン
ド中でスコーチは発生していなかった。
メチルビニルシロキサン単位0.15モル%からなる両
末端がジメチルビニルシロキサン基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルビニルシロキサン共重合体生ゴム(重合度
5,000)100部、比表面積200cm2/gの乾
式法シリカ40部、可塑剤として粘度30mPa・sの
両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサンオリゴマー
10部をニーダーミキサーに投入して175℃で60分
間混練してシリコーンゴムベースコンパウンドを得た。
このシリコーンゴムベースコンパウンドを冷却後、これ
に実施例1で調製した耐熱性付与剤A2.2部を投入
し、さらに120℃で30分間混練してシリコーンゴム
ベースコンパウンドを得た。このシリコーンゴムベース
コンパウンドを、室温で24時間放置した後、スコーチ
の発生状況を測定した。その結果、二本ロールからシー
ト状に引き剥がしたシリコーンゴムベースコンパウンド
の表面は平滑であり、シリコーンゴムベースコンパウン
ド中でスコーチは発生していなかった。
【0026】
【比較例3】実施例5において、耐熱性付与剤A2.2
部の替りに、実施例1で使用した酸化セリウム粉末{B
ET法比表面積が150m2/gの酸化セリウム粉末
(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98%以上)}
1.8部を配合した以外は実施例5と同様にしてシリコ
ーンゴムベースコンパウンドを得た。このシリコーンゴ
ムベースコンパウンドを実施例5と同様にして室温中で
24時間放置した後、スコーチの発生状況を測定した。
その結果、このシリコーンゴムベースコンパウンドはロ
ール間隙を通過してもシート状に分出しできなかった。
部の替りに、実施例1で使用した酸化セリウム粉末{B
ET法比表面積が150m2/gの酸化セリウム粉末
(平均粒径2.5〜5.5μm、純度98%以上)}
1.8部を配合した以外は実施例5と同様にしてシリコ
ーンゴムベースコンパウンドを得た。このシリコーンゴ
ムベースコンパウンドを実施例5と同様にして室温中で
24時間放置した後、スコーチの発生状況を測定した。
その結果、このシリコーンゴムベースコンパウンドはロ
ール間隙を通過してもシート状に分出しできなかった。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】本発明の耐熱性付与剤は、(A)成分と
(B)成分からなり、特に(B)成分のフェニル基含有
量が5〜73重量%であるオルガノシロキサンオイルを
含有しているので、シリコーンゴムベースコンパウンド
への配合性に優れている。そして、シリコーンゴムベー
スコンパウンドに配合後は、粘度上昇やスコーチ(貯蔵
中または加硫工程以前の加工作業中に初期加硫を起こし
シリコーンゴム製品としての加工を不能にする現象)を
引き起こすことがなく保存安定性に優れたシリコーンゴ
ムベースコンパウンドあるいはシリコーンゴム組成物を
与えるという特徴を有する。また、本発明の耐熱性シリ
コーンゴム組成物は前記耐熱性付与剤を配合しているの
で硬化後、耐熱性に優れたシリコーンゴムになり得ると
いう特徴を有する。
(B)成分からなり、特に(B)成分のフェニル基含有
量が5〜73重量%であるオルガノシロキサンオイルを
含有しているので、シリコーンゴムベースコンパウンド
への配合性に優れている。そして、シリコーンゴムベー
スコンパウンドに配合後は、粘度上昇やスコーチ(貯蔵
中または加硫工程以前の加工作業中に初期加硫を起こし
シリコーンゴム製品としての加工を不能にする現象)を
引き起こすことがなく保存安定性に優れたシリコーンゴ
ムベースコンパウンドあるいはシリコーンゴム組成物を
与えるという特徴を有する。また、本発明の耐熱性シリ
コーンゴム組成物は前記耐熱性付与剤を配合しているの
で硬化後、耐熱性に優れたシリコーンゴムになり得ると
いう特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 CP032 CP121 DE096 EK037 EK047 FD010 FD090 FD147 FD206 4J035 BA02 CA05K CA052 EA01 EB10 LA02 LB20
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)酸化セリウム粉末(100重量
部)、(B)1分子中にケイ素原子結合フェニル基を少なく
とも1個含有するオルガノポリシロキサンオイル(1〜
200重量部)の混合物からなることを特徴とする、シ
リコーンゴム用耐熱性付与剤。 - 【請求項2】 (A)成分のBET法比表面積が50〜40
0m2/gあることを特徴とする請求項1記載のシリコ
ーンゴム用耐熱性付与剤。 - 【請求項3】 (B)成分が、一般式(1): 【化1】 (式中、R1およびR2は、同一もしくは異種の一価炭化
水素基であり、その内、少なくとも一方はフェニル基で
あり、R3およびR4は同一もしくは異種の一価炭化水素
基である。X1およびX2は、水酸基または一価炭化水素
基である。mは0〜40の正数、nは1〜40の正数で
ある。)で表されるオルガノシロキサンオリゴマーであ
る請求項1記載のシリコーンゴム用耐熱性付与剤。 - 【請求項4】 請求項1記載のシリコーンゴム用耐熱性
付与剤を0.3〜10重量%含有することを特徴とする
耐熱性シリコーンゴム組成物。 - 【請求項5】 請求項1記載のシリコーンゴム用耐熱性
付与剤を有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物に配
合してなるものである請求項4に記載の組成物。
Priority Applications (1)
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JP2000380299A JP2002179917A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | シリコーンゴム用耐熱性付与剤および耐熱性シリコーンゴム組成物 |
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JP2000380299A JP2002179917A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | シリコーンゴム用耐熱性付与剤および耐熱性シリコーンゴム組成物 |
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ID=18848511
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JP2000380299A Pending JP2002179917A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | シリコーンゴム用耐熱性付与剤および耐熱性シリコーンゴム組成物 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002179917A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20170037993A (ko) | 2014-07-28 | 2017-04-05 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 열전도성 실리콘 조성물 및 열전도성 실리콘 성형물 |
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-
2000
- 2000-12-14 JP JP2000380299A patent/JP2002179917A/ja active Pending
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