JP2002173441A - 生体の酸化防止または予防剤 - Google Patents
生体の酸化防止または予防剤Info
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Abstract
の中から選ばれる一種または二種以上の抽出物を含有す
ることを特徴とする生体の酸化防止または予防剤を提供
する。 【構成】本発明はマンネンタケ属に属するキノコおよび
トリュフの中から選ばれる一種または二種以上の抽出物
を含有することを特徴とする生体の酸化防止または予防
剤である。本発明のマンネンタケ属に属するキノコおよ
びトリュフの中から選ばれる一種または二種以上の抽出
物を含有する生体の酸化防止または予防剤は安定性に優
れ、優れた生体の酸化防止または予防作用を示した。
Description
たは予防剤に関し、特に食品、化粧品、医薬部外品また
は医薬品等に配合して活性酸素消去酵素の活性を促進す
ることにより皮膚をはじめとする生体の酸化傷害や老化
にその有効性を発揮する生体の酸化防止または予防剤に
関する。
の影響により活性酸素が発生しやすい臓器であり、絶え
ずその酸素ストレスに曝されている。一方、皮膚細胞内
には活性酸素消去酵素が存在しており、その能力を超え
る活性酸素が発生しないかぎり活性酸素の傷害から皮膚
細胞を防衛している。ところが、皮膚細胞内活性酸素消
去酵素の活性は加齢とともに低下することが知られてお
り、活性酸素による傷害がその防御反応を凌駕したと
き、皮膚は酸化され、細胞機能が劣化して老化してゆく
と考えられる。また、皮膚以外の臓器においても、その
活性酸素消去能を越える活性酸素に曝されたとき、機能
低下が起こり老化してゆくと考えられる。そこで、活性
酸素による傷害からの防御を目的として特開平9−11
8630や特開平9−208484などのように活性酸
素消去剤や抗酸化剤が検討され、SODやカタラーゼ等
の活性酸素消去酵素、SOD様活性物質などの活性酸素
消去剤や抗酸化剤を配合した食品、化粧品、医薬部外品
または医薬品等が開発されている。
やカタラーゼ等の活性酸素消去酵素は安定性に問題があ
り、活性酸素消去剤や抗酸化剤は、その効果が充分でな
いものが多いため、安定性に優れ、効果の高い生体の酸
化防止または予防剤が求められている。
本発明者らは活性酸素による傷害からの防御作用に優れ
た内用および外用剤を得るために鋭意検討した結果、マ
ンネンタケ属に属するキノコおよびトリュフの中から一
種または二種以上選ばれる抽出物が、安定かつ細胞が本
来持っている活性酸素消去酵素の活性を高めることによ
り優れた生体の酸化防止または予防作用を示すことを見
出し、本発明を完成するに至った。
予防剤は、上記の通り皮膚をはじめとする生体の細胞が
持つ活性酸素消去酵素の活性を高めることを目的とした
ものである。さらに詳しくは、酸化防止とは紫外線や加
齢などにより弱まった活性酸素消去酵素の活性を高める
ことで、細胞の酸化を受け難くすることを意味してい
る。また、酸化予防とは活性酸素消去系が正常に機能し
ている場合にはその機能を正常のまま維持させ、少々の
紫外線や加齢では機能を低下させ難くするという意味で
用いる。
するキノコおよびトリュフの中から一種または二種以上
選ばれる抽出物を含有する生体の酸化防止または予防剤
である。
iomycetes)、ヒダナシタケ目(Aphyll
ophorales)、サルノコシカケ科(Polyp
oraceae)、マンネンタケ族(Ganoderm
eae)に属し、マンネンタケ、マゴジャクシ、シママ
ンネンタケ、ツノマンネンタケ、オオマンネンタケ、コ
ウモリマンネンタケ、ツガノマンネンタケなどが含まれ
る。また、マンネンタケとしては、霊芝(赤芝)、黒霊
芝(黒芝)、紫芝、青芝、黄芝、白芝などが神農本草経
に記載されている。これらの学名は、文献[Acta
Microbiologica Sinica 19
(3),265−279,1979]によると、霊芝
(学名:Ganoderma lucidum)、黒霊
芝(学名:Ganoderma atrum)、紫芝
(学名:Ganoderma sinense)に分類
されているが、それに限定されるものではない。
に南中国(上海以南)において、カエデ科の樹木に生育
する。効能について、神農本草経によれば、黒霊芝は、
尿閉や排尿困難で、下腹部が脹満する症状の治療をし、
排尿を促し、腎臓の機能を高めると記載されている。
樹に広く生育する。効能について、神農本草経によれ
ば、霊芝(赤芝)は主に結胸(心下痛があり、しこりの
ある病症)を治療し、心臓の機能を強め、活力を補い、
思考力を増強して物忘れを防ぐと記載されている。
Ganoderma neojaponicum)は、
マンネンタケとは分類上、区別されている。
でも、マンネンタケやマゴジャクシが好ましい。
ber melanosporum)は、セイヨウショ
ウロ目(Tuberales)、セイヨウショウロ科
(Tuberaceae)に属する子嚢菌であり、塊状
で地中に発生し、子実層は外に開いていない。子実体の
多くは強い香りを持ち、リスやウサギのような動物が掘
り出して食用とする。トリュフは、世界3大珍味のひと
つであり高級フランス料理に使用される。また、欧米で
は美味な食用キノコであり、ブラック・ダイヤモンドと
も呼ばれている。
キノコの抽出物とは、マンネンタケ属に属するキノコの
子実体から抽出して得られるものである。トリュフの抽
出物とは、トリュフの子実体、菌体等から抽出して得ら
れるものである。その調製方法は特に限定されず、例え
ば、加熱抽出したものであっても良いし、常温抽出した
ものであっても良い。また、上記抽出物の中には市販さ
れているものもあり、これらを用いることができる。
1価アルコール類(メタノール、エタノール、1−プロ
パノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブ
タノール等)、液状多価アルコール(1,3−ブチレン
グリコール、プロピレングリコール、グリセリン等)、
ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、アセト
ニトリル、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、
炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、流動パラフィン
等)、エーテル類(エチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、プロピルエーテル等)が挙げられる。好ましくは、
水、低級1価アルコール及び液状多価アルコールが良
く、特に好ましくは、水、エタノール、1,3−ブチレ
ングリコール及びプロピレングリコールが良い。これら
の溶媒は1種でも2種以上を混合して用いても良い。
びトリュフの抽出物は、抽出した溶液のまま用いても良
く、必要に応じて、濃縮、希釈、濾過等の処理および活
性炭等による脱色、脱臭処理をして用いても良い。更に
は、抽出した溶液を濃縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥等の
処理を行い、乾燥物として用いても良い。
は、上記抽出物をそのまま使用しても良く、マンネンタ
ケ属に属するキノコおよびトリュフの抽出物の効果を損
なわない範囲内で、通常の食品、化粧品、医薬部外品、
医薬品に用いられる成分である油脂類、ロウ類、炭化水
素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性
剤、金属石鹸、pH調整剤、防腐剤、香料、保湿剤、粉
体、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、酸化防止剤、美白
剤、キレート剤、賦形剤、安定剤、保存剤、結合剤、崩
壊剤等の成分を配合することもできる。
品、化粧品、医薬部外品及び医薬品のいずれにも用いる
ことができ、その剤型としては、例えば、錠菓、飲料、
化粧水、クリーム、乳液、ゲル剤、エアゾール剤、軟
膏、パップ剤、ペースト剤、プラスター剤、エッセン
ス、パック、洗浄剤、浴用剤、ファンデーション、打
粉、口紅、散剤、丸剤、錠剤、注射剤、坐剤、乳剤、カ
プセル剤、顆粒剤、液剤(チンキ剤、流エキス剤、酒精
剤、懸濁剤、リモナーデ剤などを含む)等が挙げられ
る。
ノコおよびトリュフの抽出物の配合量は、本発明の食
品、化粧品、医薬部外品または医薬品全量に対し、乾固
物に換算して0.0001重量%以上が良く、好ましく
は0.0005〜10重量%が良い。0.0001重量
%未満では十分な効果は発揮され難い。10重量%を越
えて配合した場合、効果の増強は少なく不経済である。
また、添加の方法については、予め加えておいても、製
造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれ
ば良い。
して本発明に用いる抽出物の製造例、本発明の処方例及
び実験例を挙げるが、本発明はこれに限定されるもので
はない。実施例に示す配合量の部とは重量部を、%とは
重量%を示す。
5〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を
濃縮し、凍結乾燥して黒霊芝の熱水抽出物を1.3g得
た。
え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その
濾液を濃縮し、凍結乾燥して霊芝(赤芝)の熱水抽出物
を1.4g得た。
え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その
濾液を濃縮し、凍結乾燥してマゴジャクシの熱水抽出物
を2.0g得た。
95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液
を濃縮し、凍結乾燥してトリュフの熱水抽出物を1.2
g得た。
え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮
乾固して、黒霊芝のエタノール抽出物を1.5g得た。
物 霊芝(赤芝)の乾燥物100gに900mLのエタノー
ルを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液
を濃縮乾固して、霊芝(赤芝)のエタノール抽出物を
1.6g得た。
物 マゴジャクシの乾燥物100gに900mLのエタノー
ルを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液
を濃縮乾固して、マゴジャクシのエタノール抽出物を
1.5g得た。
加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃
縮乾固して、トリュフのエタノール抽出物を1.5g得
た。
コール水溶液抽出物 黒霊芝の乾燥物100gに1kgの精製水及び1kgの
1,3−ブチレングリコールを加え、常温で7日間抽出
した後、濾過し、黒霊芝の1,3−ブチレングリコール
水溶液抽出物を1.9kg得た。
レングリコール水溶液抽出物 霊芝(赤芝)の乾燥物100gに1kgの精製水及び1
kgの1,3−ブチレングリコールを加え、常温で7日
間抽出した後、濾過し、霊芝(赤芝)の1,3−ブチレ
ングリコール水溶液抽出物を1.9kg得た。
レングリコール水溶液抽出物 マゴジャクシの乾燥物100gに1kgの精製水及び1
kgの1,3−ブチレングリコールを加え、常温で7日
間抽出した後、濾過し、マゴジャクシの1,3−ブチレ
ングリコール水溶液抽出物を1.9kg得た。
グリコール水溶液抽出物 トリュフの乾燥物100gに1kgの精製水及び1kg
の1,3−ブチレングリコールを加え、常温で7日間抽
出した後、濾過し、トリュフの1,3−ブチレングリコ
ール水溶液抽出物を1.9kg得た。
に保ち油相とする。成分1及び11〜14を加熱溶解し
て混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加え
て乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分10
を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
の熱水抽出物(製造例2)に置き換えたものをクリーム
2とした。
の熱水抽出物(製造例3)に置き換えたものをクリーム
3とした。
水抽出物(製造例4)に置き換えたものをクリーム4と
した。
換えたものを従来のクリームとした。
れぞれ均一に溶解し、両者を混合し濾過して製品とす
る。
に保ち油相とする。成分1及び10〜13を加熱溶解し
て混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加え
て乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分9を
加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
一に溶解し、両者を混合して製品とする。
に保ち油相とする。成分1、2及び7〜9を加熱溶解し
て混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加え
て乳化して、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品と
する。
相とする。成分20に成分10をよく膨潤させ、続い
て、成分1及び11〜14を加えて均一に混合する。こ
れに粉砕機で粉砕混合した成分15〜18を加え、ホモ
ミキサーで撹拌し75℃に保ち水相とする。この水相に
油相をかき混ぜながら加え、冷却し、45℃で成分19
を加え、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とす
る。
る。成形した顆粒に成分5及び6を加えて打錠する。1
粒1.0 gとする。
で、成分1及び4、5を加えて混合する。
液を結合剤として加えて常法により顆粒化した。これに
滑沢剤として成分7を加えて配合した後、1錠100m
gの錠剤に打錠した。
た。
して約80℃で加温溶解し、これに成分4、6と成分5
の半量を予め溶解した成分7を約80℃に加温して加え
全量を1000mlの水溶液とした。この水溶液を1m
lのアンプルに分注して熔閉した後、加熱滅菌した。
め、実験例を挙げる。
活性促進作用 マウスケラチノサイト由来Pam212細胞1×105
個を6cmディッシュに播種し、黒霊芝、霊芝(赤
芝)、マゴジャクシおよびトリュフの熱水抽出物を1μ
g/ml濃度に添加した10%FCSを含むEagl
e’s MEMにて5%CO2、37℃条件下で4日間
培養した。次に、細胞をPBS(−)にて2回洗浄した
後、ラバーポリスマンにて剥離し、500μlのPBS
(−)とともに超音波破砕したものを酵素試料液とし
た。酵素試料液中のSOD活性の測定はSODテストワ
コー(和光純薬工業株式会社製)を用いて行った。すな
わち、酵素試料液100μl、発色試液450μlと酵
素液(キサンチンオキシダーゼ)またはブランク液(キ
サンチンオキシダーゼの溶解に用いたリン酸緩衝液)4
50μlを混合し、37℃で20分間反応させた後、反
応停止液1mlを添加し、560nmにおける吸光度を
測定した。また、カタラーゼ活性の測定は過酸化水素の
分解量を指標に行った。すなわち、10mMの過酸化水
素を含む50mMリン酸緩衝液1mlに50μlの酵素
試料液を添加し、240nmにおける1分間の吸光度変
化を測定した。コントロールとしては試料無添加で培養
した細胞を超音波破砕したものを用いた。なお、今回の
実験で培地中に添加した黒霊芝、霊芝(赤芝)、マゴジ
ャクシおよびトリュフの熱水抽出物自体が酵素試料液の
SODおよびカタラーゼ活性の測定結果に影響を及ぼさ
ないことを確認している。
よびカタラーゼ活性について、コントロールを100と
した割合を表1に示した。黒霊芝、霊芝(赤芝)、マゴ
ジャクシおよびトリュフの熱水抽出物はマウスケラチノ
サイト由来Pam212細胞におけるSODおよびカタ
ラーゼ活性の促進作用を示した。
い、SODおよびカタラーゼ活性の促進作用を認めた。
以上実験例1により、黒霊芝およびトリュフの抽出物に
カタラーゼ活性促進効果が高く、霊芝(赤芝)およびマ
ゴジャクシの抽出物にSOD活性促進効果が高いことが
判明した。
観察すると特徴的な所見として認められる細胞質が好酸
性に濃く染まり核が濃縮した細胞である。これは表皮細
胞の壊死を示す所見であり、その形成には紫外線の影響
により表皮細胞内で発生する活性酸素が関与することが
知られている。そこで本発明のクリーム(実施例1〜
4)のサンバーンセル形成に及ぼす影響について検討し
た。すなわち、ICRマウス(雄、6週齢)の耳介外側
皮膚に本発明のクリーム(実施例1〜4)および従来の
クリームを5mg/cm2塗布した。24時間後に光源
として東芝FL20SEランプを用い、ネンブタール麻
酔下にて300mJ/cm2のUVBをマウス耳介外側
皮膚に照射した。この際、24時間前に塗布されたクリ
ームについては、照射直前に除去した。UVB照射24
時間後に、耳介皮膚組織を採取し、ホルマリン固定後、
定法にしたがって薄切切片を作製し、ヘマトキシリン−
エオジン染色を行った。各組織標本を顕微鏡下(300
倍)で観察し、任意の10視野のサンバーンセル数の平
均をその標本のサンバーンセル数とした。クリーム未塗
布のコントロールマウスのサンバーンセル数との比較に
より各試料のサンバーンセル形成抑制率を求めた。
のクリーム(実施例1〜4)を塗布することによりUV
B照射によるサンバーンセル形成の抑制が認められた。
一方、従来のクリーム(比較例1)を塗布した場合、ク
リーム未塗布の場合と同様にサンバーンセルが形成され
た。また、本発明のクリーム(実施例1〜4)を40℃
で一週間保存した後、同様の試験を実施したところ、同
様のサンバーンセル形成の抑制作用が認められた。
い、同様のサンバーンセル形成の抑制作用が認められ
た。
属に属するキノコおよびトリュフの中から一種または二
種以上選ばれる生体の酸化防止または予防剤は安定性に
優れ、優れた生体の酸化防止または予防作用を示した。
また、これらを配合した食品、化粧品、医薬部外品また
は医薬品も優れた生体の酸化防止または予防作用を示し
た。
Claims (5)
- 【請求項1】マンネンタケ属に属するキノコおよびトリ
ュフの中から一種または二種以上選ばれる抽出物を含有
する生体の酸化防止または予防剤。 - 【請求項2】マンネンタケ属に属するキノコおよびトリ
ュフの中から一種または二種以上選ばれる抽出物を含有
する活性酸素消去酵素の活性促進剤。 - 【請求項3】活性酸素消去酵素がスーパーオキシドディ
スムターゼ(SOD)またはカタラーゼである請求項2
記載の酵素活性促進剤。 - 【請求項4】マンネンタケ属に属するキノコが黒霊芝、
霊芝(赤芝)、紫芝、マゴジャクシである請求項2また
は3記載の酵素活性促進剤。 - 【請求項5】請求項1の生体の酸化防止または予防剤、
請求項2の活性酸素消去酵素の活性促進剤のうち、いず
れかを含有する食品、化粧品、医薬部外品または医薬
品。
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