JP2002168181A - 可変容量形ポンプ - Google Patents

可変容量形ポンプ

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JP2002168181A JP2000368906A JP2000368906A JP2002168181A JP 2002168181 A JP2002168181 A JP 2002168181A JP 2000368906 A JP2000368906 A JP 2000368906A JP 2000368906 A JP2000368906 A JP 2000368906A JP 2002168181 A JP2002168181 A JP 2002168181A
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豪哉 加藤
Tsuyoshi Ikeda
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/18Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber
    • F04C14/22Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members
    • F04C14/223Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members using a movable cam
    • F04C14/226Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members using a movable cam by pivoting the cam around an eccentric axis

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷圧が低い場合の吐出流量を減らして省エ
ネルギ効果を得、しかも応答が遅れないようにする。 【解決手段】 ベーンポンプのカムリング21をアダプ
タ13内に径方向移動可能に設け、その両側に形成した
作用室51a,51bに導入する可変オリフィス54前
後の内圧と負荷圧を差圧制御バルブ31により制御し
て、吐出流量をポンプ回転速度に応答して制御する。差
圧制御バルブは、両端側に形成した作用室52a,52
bに導入された内圧および負荷圧と、内圧作用室52a
側に差圧制御バルブを付勢するバルブ押付用スプリング
33により作動され、このバルブ押付用スプリングによ
る付勢力は負荷圧の増減に応じて増減される。この増減
は、例えばピストン押付用スプリング41により付勢さ
れ、先端が内圧作用室内に入って差圧制御バルブに当接
される負荷圧感応ピストン40により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用動力舵取装
置などに使用するのに適した可変容量形ポンプ、特にポ
ンプの負荷圧に応じてポンプ吐出流量特性を制御するよ
うにした可変容量形ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなポンプの負荷圧に応じてポン
プ吐出流量特性を制御するようにした可変容量形ポンプ
としては、特公平2−61638号公報に開示された技
術がある。これは、ベーンポンプのロータ中心に対する
偏心量が可変となるようにボデーに支持したカムリング
をスプリングにより偏心方向に付勢するとともに、吐出
通路に設けたオリフィス前後の差圧により作動するピス
トンのロッドをスプリングに抗してカムリングを移動さ
せる向きに当接させ、また、吐出通路に設けたオリフィ
ス前側の内圧に応動する切換弁により高圧(内圧)また
は低圧が選択的に導入される油圧ピストンにより、カム
リングを直接付勢している前記スプリングの初期荷重を
変化させている。この技術によれば、ポンプ回転速度が
増大してポンプ吐出流量がある限度値に達すればポンプ
回転速度がそれより増大してもポンプ吐出流量はそれ以
上増大しないようにポンプの回転数に応じたポンプ吐出
流量特性の制御を行い、また、このポンプ吐出流量の限
度値が負荷圧の増大に応じて増大するように負荷圧に応
じたポンプ吐出流量特性の制御を行うことができる。動
力舵取装置に使用する場合は、負荷圧の増減に応じてこ
の吐出流量の限度値が増減するようにポンプ吐出流量特
性を制御すれば、直進走行などの動力舵取装置が作動し
ておらず従ってポンプからの吐出流量が不要な状態にお
けるポンプ吐出流量の最大値が減少するので、動力舵取
装置の作動に影響を与えることなく省エネルギ効果を得
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような特公平2−61638号公報の技術では、負荷
圧が所定値を越えると、先ずバルブのスプールがスプリ
ングの付勢力に抗して摺動されて油路が切替えられ、こ
れにより油圧ピストンを収納したシリンダに圧油が導入
されて油圧ピストンが摺動され、その結果カムリングに
作用するスプリングの初期荷重を変化させるようにして
いる。
【0004】従って、スプリング力の変化がカムリング
に直接及ぼされ、カムリングの作動が不安定になる問題
があり、しかも、負荷圧の上昇に対してポンプ吐出流量
を増加させる応答性を高くできない問題があった。
【0005】本発明は、差圧制御バルブに作用するスプ
リングによる押付力を負荷圧の上昇に応じて増大させる
ようにしてこのような問題を解決することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による可
変容量形ポンプは、ハウジング内に径方向移動可能に設
けられたカムリングと、このカムリング内でハウジング
に回転可能に支持され同カムリングの内面と摺動可能に
当接する複数のベーンを放射方向に移動可能に保持する
ロータと、ハウジングまたはこれに固定された部材に形
成された吸入ポートおよび吐出ポートと、吐出ポートを
吐出口に連通する吐出通路の途中に設けたオリフィスを
有し、カムリングの外周に同カムリングの移動方向にお
いて互いに対向する第1作用室と第2作用室を形成し、
カムリングをロータに対する偏心量が最大となる第1作
用室側に弾性的に付勢してなる可変容量形ポンプにおい
て、ハウジングに形成した弁孔内に第1および第2作用
室に作用する各圧力を制御する差圧制御バルブを軸線方
向移動可能に嵌合し、同差圧制御バルブに作用するスプ
リングによる押付力を負荷圧の上昇に応じて増大させる
ように構成してなるものである。
【0007】差圧制御バルブに作用するスプリングによ
る押付力は負荷圧の上昇に応じて増大するので、差圧制
御バルブの作動状態も負荷圧の上昇に応じて変化し、こ
れによりカムリングの偏心量が減少し始めるときのポン
プ回転速度も変化するので吐出流量がそれ以上増大しな
くなるときの吐出流量の限度値も変化する。
【0008】請求項2の発明による可変容量形ポンプ
は、ハウジング内に径方向移動可能に設けられたカムリ
ングと、このカムリング内でハウジングに回転可能に支
持され同カムリングの内面と摺動可能に当接する複数の
ベーンを放射方向に移動可能に保持するロータと、ハウ
ジングまたはこれに固定された部材に形成された吸入ポ
ートおよび吐出ポートと、吐出ポートを吐出口に連通す
る吐出通路の途中に設けたオリフィスを有し、カムリン
グの外周に同カムリングの移動方向において互いに対向
する第1作用室と第2作用室を形成し、カムリングをロ
ータに対する偏心量が最大となる第1作用室側に弾性的
に付勢してなる可変容量形ポンプにおいて、ハウジング
に形成した弁孔内に差圧制御バルブを軸線方向移動可能
に嵌合して同差圧制御バルブの両端とハウジングの間に
それぞれ内圧作用室と負荷圧作用室を形成し、吐出通路
のオリフィスより前側の圧力である内圧と後側の圧力で
ある負荷圧を内圧作用室と負荷圧作用室にそれぞれ導入
し、内圧作用室と負荷圧作用室内の各圧力により差圧制
御バルブに与えられる力に抗して同差圧制御バルブを内
圧作用室側に向けて付勢するスプリングによる押付力を
負荷圧の上昇に応じて増大させ、差圧制御バルブは内圧
作用室側に押し付けられているときは第1作用室に低い
圧力を導入するとともに負荷圧作用室側に移動すれば同
第1作用室に内圧を導入し、第2作用室には負荷圧を導
入するよう構成したことを特徴とするものである。
【0009】スプリングによる押付力により内圧作用室
側に付勢されている差圧制御バルブの両端の各作用室に
は吐出通路に設けたオリフィス前後の内圧と負荷圧を作
用させるようにしているので、ポンプ回転速度が低くこ
の内圧と負荷圧の差圧が小さいときはカムリングの偏心
量は最大となってポンプ吐出流量はポンプ回転速度に比
例して速やかに増大する。ポンプ回転速度が増大しこの
差圧が増大して差圧制御バルブが押付力に抗して移動さ
れるようになれば、カムリング両側の各作用室にこの差
圧が導入されてカムリングの偏心量を減少させるので、
ポンプ回転速度が増大しても吐出流量は増大しないよう
になる。また差圧制御バルブを付勢するスプリングによ
る押付力はオリフィス後側の負荷圧の増減に応じて増減
するので、差圧制御バルブがこの押付力に抗して移動さ
れるようになるときの差圧も増減し、従ってカムリング
両側の各作用室にこの差圧が導入されてカムリングの偏
心量が減少し始めるときのポンプ回転速度も増減するの
で吐出流量がそれ以上増大しなくなるときの吐出流量の
限度値も増減する。
【0010】請求項3の発明は、前項の発明において、
差圧制御バルブを内圧作用室側に向けて付勢するバルブ
押付用スプリングと、ハウジングに摺動自在に嵌合支持
され内圧作用室内に突出する先端部が差圧制御バルブの
一端に軸線方向から当接可能な負荷圧感応ピストンと、
この負荷圧感応ピストンを差圧制御バルブに向けて付勢
するピストン押付用スプリングをさらに備えたものと
し、差圧制御バルブを内圧作用室側に向けて付勢する押
付力は、バルブ押付用スプリングが差圧制御バルブを内
圧作用室側に向けて付勢する力と、ピストン押付用スプ
リングが負荷圧感応ピストンを介して差圧制御バルブを
負荷圧作用室側に向けて付勢する力の差としたものであ
る。
【0011】また請求項4の発明は、前2項の発明にお
いて、オリフィスをカムリングが第2作用室側に移動す
るにつれて開口面積が減少する可変オリフィスとしたも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず図1〜図4に示す第1の実施
の形態の説明をする。この実施の形態の可変容量形ポン
プは動力舵取装置の作動流体機器源として使用するもの
であり、エンドカバー11により液密に覆われたハウジ
ング10と、ハウジング10内に設けられてポンプ軸2
6により回転駆動されるロータ22および径方向に移動
可能なカムリング21を有するベーンポンプ部20と、
カムリング21の移動を制御する差圧制御バルブ31
と、ベーンポンプ部20の吐出通路53a,53b,5
3cの途中に設けられた可変オリフィス54を主な構成
部材としている。
【0013】図1および図2に示すように、ハウジング
10とこれにねじ止め固定されたエンドカバー11に
は、ポンプ軸26の中間部および後端部がそれぞれ軸受
を介して回転自在に支持されている。ポンプ軸26と同
軸的にハウジング10に形成された円筒状の内面10a
には、奥側に円盤状のサイドプレート12が、また手前
側に筒状のアダプタ13が、何れも回転しないように嵌
合支持され、これらエンドカバー11とサイドプレート
12とアダプタ13の間には次に述べるベーンポンプ部
20が設けられている。ハウジング10から突出するポ
ンプ軸26の先端には、エンジンからの動力が伝達され
るVプーリ29が固定されている。
【0014】ベーンポンプ部20は、アダプタ13内に
設けられたカムリング21と、ポンプ軸26の中間部に
同軸的にスプライン結合されたロータ22と、ロータ2
2に形成された複数の半径方向スリットに摺動自在に保
持されてカムリング21の円筒状の内面に常に当接され
ているベーン23よりなり、これら各部材21〜23の
側面はエンドカバー11およびサイドプレート12の端
面に摺動可能に当接されている。ベーンポンプ部20の
吸入ポート24はエンドカバー11の端面に形成され、
吸入通路14および吸入口15を介してリザーバ61か
らの作動流体が供給されている。また吐出ポート25は
サイドプレート12の端面に形成され、裏側に位置する
圧力室16から、後述する可変オリフィス54を途中に
設けた吐出通路53a,53b,53cおよび導通孔3
4aを通って吐出口55に導かれている。
【0015】ポンプ軸26と平行に設けられて両端がエ
ンドカバー11およびサイドプレート12に支持された
ピン17は、中間部の外周の一部がアダプタ13の内面
と係合されている。カムリング21は、外周面の一部に
形成した凹部21aがピン17に係合されてピン17を
中心として揺動することによりカムリング21の径方向
に移動可能であり、カムリング21の外周面の凹部21
aと反対側となる部分は、アダプタ13の内面に形成し
た溝内に設けられてゴムによりバックアップされたテフ
ロン(登録商標)のシール部材50により摺動自在にシ
ールされている。アダプタ13とカムリング21の間に
は、このピン17とシール部材50により、カムリング
21の移動方向において互いに対向する第1作用室51
aと第2作用室51bが形成されている。カムリング2
1の移動方向で第2作用室51b側となるハウジング1
0には、ポンプ軸26方向に向かうプラグ18がねじ込
み固定され、このプラグ18の円筒部18aには、軸線
方向摺動自在にカム押付ピストン27が嵌合されてカム
押付用スプリング28によりポンプ軸26方向に付勢さ
れている。このカム押付ピストン27の先端の突起部2
7aはアダプタ13を液密に通り抜けてカムリング21
の外周面に当接し、カムリング21をロータ22に対す
る偏心量が最大となる第1作用室51a側に弾性的に付
勢している。
【0016】可変オリフィス54は、プラグ18の円筒
部18aに形成した連通孔18bとカム押付ピストン2
7の後縁により形成され、カムリング21が第2作用室
51b側に移動してカム押付ピストン27がカム押付用
スプリング28に抗して後退するにつれて連通孔18b
がカム押付ピストン27の後縁により次第に塞がれて開
口面積が減少するようになっている。ベーンポンプ部2
0からの作動流体は吐出通路53a,53bから可変オ
リフィス54を通り、さらにカム押付ピストン27に設
けた穴27b、吐出通路53cおよび導通孔34aを通
って吐出口55から吐出される。この可変容量形ポンプ
が作動して作動流体が流れている状態では、可変オリフ
ィス54の前後で圧力が降下して差圧が生じ、可変オリ
フィス54の後側の吐出通路53c、導通孔34aおよ
び吐出口55内の圧力は作動流体供給先の機器の作動状
態により与えられる負荷圧であり、可変オリフィス54
の前側の吐出通路53a,53bおよび圧力室16内の
圧力はポンプの内圧である。この内圧は可変オリフィス
54による差圧の分だけ負荷圧より大であり、従って負
荷圧が変動すれば内圧もそれと同じように変動する。通
常の作動状態では、この差圧は内圧または負荷圧に比し
てかなり小さい値である。
【0017】主として図1に示すように、ポンプ軸26
と立体的に直交するようにハウジング10に形成した弁
孔30には、スプール状の差圧制御バルブ31が図にお
いて左側となる一方向から挿入されて軸線方向移動可能
に嵌合され、弁孔30の挿入側にはユニオン34がねじ
込み固定され、差圧制御バルブ31の両端とハウジング
10の間にそれぞれ作用室52a,52bが形成されて
いる。ユニオン34には吐出口55およびこれを吐出通
路53a,53b,53cに導く導通孔34aが形成さ
れている。ユニオン34と反対側となる作用室52aは
内圧作用室であり、ポンプ内圧導入路56を介して圧力
室16内の内圧が常に導入されている。ユニオン34側
となる作用室52bは負荷圧作用室であり、吐出口55
内の負荷圧が絞り連通孔59を介して常に導入されてい
る。差圧制御バルブ31は、ユニオン34との間に介装
したバルブ押付用スプリング33により、内圧作用室5
2a側に向けて付勢されている。
【0018】内圧作用室52a側となるハウジング10
の一部に形成した導入路57aは、差圧制御バルブ31
の移動により、第1作用室51aをリザーバ61と内圧
作用室52aに選択的に連通するものである。この導入
路57aは、差圧制御バルブ31がバルブ押付用スプリ
ング33により内圧作用室52a側の末端位置まで押し
付けられた不作動状態では内圧作用室52aと連通され
ないが、差圧制御バルブ31がバルブ押付用スプリング
33に抗して負荷圧作用室52b側に移動し始めればす
ぐに内圧作用室52aと連通される位置において弁孔3
0に開口され、この導入路57aはアダプタ13に形成
したダンピングオリフィス58aを介してカムリング2
1の外周一側の第1作用室51aに連通されている。ま
た差圧制御バルブ31に形成された連通路32は、導入
路57aが内圧作用室52aと連通されていない状態で
は導入路57aと連通されるが、差圧制御バルブ31が
負荷圧作用室52b側に移動し始めて導入路57aが内
圧作用室52aと連通されるようになればすぐに導入路
57aと連通されなくなるものである。この連通路32
は連通管路60を介して常にリザーバ61に連通されて
いる。
【0019】負荷圧作用室52b側となるハウジング1
0の一部に形成した負荷圧導入路57bは、常に負荷圧
作用室52b内に開口する位置において弁孔30に開口
され、この負荷圧導入路57bはアダプタ13に形成し
たダンピングオリフィス58bを介してカムリング21
の外周他側の第2作用室51bに連通されている。また
差圧制御バルブ31内には、負荷圧が過度に増大した場
合に負荷圧作用室52b内の圧力をリザーバ61にレリ
ーフし、差圧制御バルブ31を負荷圧作用室52b側に
移動させてポンプ吐出流量を最小にするパイロットレリ
ーフ弁65が設けられている。
【0020】内圧作用室52a側となるハウジング10
の一部には、差圧制御バルブ31より小径の負荷圧感応
ピストン40が弁孔30と同軸的に摺動自在に嵌合支持
され、内圧作用室52a内に出没可能な負荷圧感応ピス
トン40の先端は、差圧制御バルブ31の一端に軸線方
向から当接可能である。ハウジング10を貫通した負荷
圧感応ピストン40の他端に固着したばね受け部材40
aとハウジング10にねじ込み固着したプラグ19の間
にはピストン押付用スプリング41が介装され、内圧作
用室52a内の圧力が所定値より低い状態ではピストン
押付用スプリング41により付勢された負荷圧感応ピス
トン40は差圧制御バルブ31の一端に当接してこれを
負荷圧作用室52b側に向けて付勢する。ピストン押付
用スプリング41の押付力は、バルブ押付用スプリング
33の押付力より小さく設定されている。
【0021】両端の各作用室52a,52bに作用する
内圧と負荷圧の差圧により差圧制御バルブ31に与えら
れる左向きの力に抗して差圧制御バルブ31を内圧作用
室52a側に向けて付勢するスプリングによる押付力
は、バルブ押付用スプリング33により与えられる力と
負荷圧感応ピストン40を介してピストン押付用スプリ
ング41により与えられる力の差である。バルブ押付用
スプリング33により与えられる力は内圧および負荷圧
の影響を受けることはない。負荷圧感応ピストン40を
介してピストン押付用スプリング41により与えられる
力は、内圧が0の場合はピストン押付用スプリング41
により与えられる力である。しかし負荷圧感応ピストン
40は内圧作用室52a内の内圧によりピストン押付用
スプリング41に抗する力を生じ、内圧が所定圧以上に
なれば負荷圧感応ピストン40の先端が差圧制御バルブ
31から離れる(図4(b) 参照)ので、負荷圧感応ピス
トン40を介してピストン押付用スプリング41により
与えられる力は0になる。従って、各作用室52a,5
2bに作用する内圧と負荷圧の差圧により差圧制御バル
ブ31に与えられる左向きの力に抗して差圧制御バルブ
31を内圧作用室52a側に向けて付勢するスプリング
による押付力は、負荷圧の増大により増大する。なお負
荷圧が0である不作動状態では、図1に示すように、差
圧制御バルブ31は内圧作用室52a側の末端位置に押
し付けられている。
【0022】Vプーリ29に掛けた駆動ベルトを介して
車両のエンジンの回転がポンプ軸26に伝達されてベー
ンポンプ20のロータ22が回転されれば、リザーバ6
1内の作動流体は吸入口15および吸入通路14から吸
入ポート24を介してベーンポンプ部20の各ベーン2
3の間に吸入され、吐出ポート25から圧力室16内に
吐出され、可変オリフィス54を設けた吐出通路53
a,53b,53cと導通孔34aを通って吐出口55
から動力舵取装置などの機器に供給される。
【0023】ポンプ回転速度が小さいときは吐出通路5
3a,53b,53cを通る流量が少なく、従って可変
オリフィス54前後の差圧が小さいので、差圧制御バル
ブ31は、図1に示すように、バルブ押付用スプリング
33により内圧作用室52a側末端位置に押し付けられ
ており、第1作用室51aは導入路57a、連通路32
を介してリザーバ61側に連通されて圧力が0であるの
で、カムリング21はカム押付用スプリング28により
吐出流量が最大となる第1作用室51a側に確実に押し
付けられており、離れることはない。この状態では、吐
出通路53a,53b,53cおよび導通孔34aを介
して吐出口55から吐出される作動流体の吐出流量は、
図3の特性Aに示すように、ポンプ回転速度の増大にと
もない急激に増大する。
【0024】ポンプ回転速度の増大により吐出流量が増
大して可変オリフィス54前後の差圧が増大すれば、内
圧作用室52a内の内圧と負荷圧作用室52b内の内圧
の差圧により差圧制御バルブ31を負荷圧作用室52b
側に移動させようとする力も増大する。負荷圧が低い状
態(ハンドルが操作されていない状態)においては、負
荷圧感応ピストン40がピストン押付用スプリング41
の付勢力により差圧制御バルブ31に当接されている。
この結果、差圧制御バルブ31には、バルブ押付用スプ
リング33とピストン押付用スプリング41のばね荷重
の差による比較的小さな力が内圧作用室52a側に作用
している。
【0025】従って、比較的小さいポンプ吐出流量によ
って発生する可変オリフィス54前後の差圧によって差
圧制御バルブ31が作動し始め、第1作用室51aは、
図4(a) に示すように、リザーバ61側から内圧作用室
52a側に連通されるようになる。これにより、それま
では吐出流量が最大となる第1作用室51a側に当接さ
れていたカムリング21は、ポンプ回転速度の上昇に応
じて可変オリフィス54前後の差圧を一定に維持すべく
偏心量が減少されるようになり、吐出流量特性は、図3
の特性Bに示すように、低流量に保持され、省エネルギ
を達成する。
【0026】なおカムリング21の偏心量の減少にとも
ない、可変オリフィス54の絞り面積が縮小されるた
め、ポンプ回転速度の増大に応じてポンプ吐出流量が減
少される。
【0027】しかる状態において、ハンドル操作によっ
て負荷圧が上昇すると、内圧作用室52a内の圧力によ
って負荷圧感応ピストン40がピストン押付用スプリン
グ41の付勢力に抗して押圧され、図4(b) に示すよう
に、差圧制御バルブ31から離間されるため、差圧制御
バルブ31には、バルブ押付用スプリング33による比
較的大きなばね荷重が内圧作用室52a側に作用するよ
うになり、可変オリフィス54前後の差圧が大きくなら
ないと、すなわち、ポンプ吐出流量が増大しないと、第
1作用室51aがリザーバ61側より内圧作用室52a
側に切り替えられない。従って、吐出流量は、図3の特
性Cに示すように、ハンドル操作をアシストするに必要
な流量まで増大される。
【0028】ここにおいて、負荷圧の増減による差圧制
御バルブ31に作用するスプリング力の変化がカムリン
グ21に直接及ぼされることがないので、カムリング2
1の作動の安定性は高いものとなる。また負荷圧の増減
に対する吐出流量特性の増減は、負荷圧の上昇に応じて
スプリングによる押付力が増大して作動状態が変化する
差圧制御バルブ31により第1および第2作用室51
a,51bに作用する各圧力を直接制御することにより
カムリング21の偏心量を変化させて行っているので、
負荷圧の増減に対する吐出流量特性の増減の応答性も向
上する。
【0029】またこの第1の実施の形態では、差圧制御
バルブ31に作用するスプリング力を負荷圧に応じて変
化させる構成を、差圧制御バルブ31に対する負荷圧感
応ピストン40の当接、離間によって行うようにしたの
で、負荷圧に応じたスプリング力の変化を、差圧制御バ
ルブ31を殆どストロークさせることなく行えるように
なるので、負荷圧の増減による吐出流量特性B、Cの切
替えの応答性を向上することができる。
【0030】次に図5〜図7により、第2の実施の形態
の説明をする。この第2の実施の形態の可変容量形ポン
プは、各作用室52a,52bに作用する内圧と負荷圧
の差圧により差圧制御バルブ31に与えられる右向きの
力に抗して差圧制御バルブ31を内圧作用室52a側に
向けて付勢するスプリングによる押付力を発生させるた
めの構造が、バルブ押付用スプリング33Aとその初期
荷重を変化させる負荷圧感応スプール45よりなってい
る点において第1の実施の形態と相違しており、その他
の構成は実質的に同じであるので、この相違点を中心と
して説明する。
【0031】主として図5に示すように、右側が開口側
となるようにハウジング10に形成された弁孔30に
は、奥側に差圧制御バルブ31が、開口側に負荷圧感応
スプール45がそれぞれ軸線方向移動自在に嵌合支持さ
れ、弁孔30の開口端はプラグ19Aをねじ込んで液密
に閉じられ、差圧制御バルブ31と負荷圧感応スプール
45の間にはバルブ押付用スプリング33Aが介装され
ている。差圧制御バルブ31の両端とハウジング10の
間にそれぞれ形成される各作用室52a,52bは、プ
ラグ19A側となる作用室52bが連通孔59Aを介し
て吐出口55から負荷圧が導入される負荷圧作用室であ
り、反対側の作用室52aがポンプ内圧導入路56を介
して圧力室16から内圧が導入される内圧作用室であ
る。
【0032】負荷圧感応スプール45とバルブ押付用ス
プリング33Aは負荷圧作用室52b内に位置してお
り、負荷圧感応スプール45にはその両端面を連通する
中心孔が形成されている。弁孔30の負荷圧作用室52
bとなる部分は、差圧制御バルブ31側が小径で、プラ
グ19A側となる反対側が大径となる段付き孔に形成さ
れ、負荷圧感応スプール45はこの小径と大径の両部分
に摺動可能に嵌合されている。弁孔30と負荷圧感応ス
プール45の間で段付き部となる位置に形成される環状
の空間は連通管路60を介して常にリザーバ61に連通
されている。
【0033】第1の実施の形態と同様、差圧制御バルブ
31には連通管路60を介して常にリザーバ61に連通
される連通路32Aが設けられ、これにより第1作用室
51aに連通される導入路57aは、差圧制御バルブ3
1の移動によりリザーバ61と内圧作用室52aに選択
的に連通される。第2作用室51bに連通される負荷圧
導入路57bは常に負荷圧作用室52bに連通され、ま
た差圧制御バルブ31にはパイロットレリーフ弁65が
設けられている。なおカム押付ピストン27はハウジン
グ10に形成した円筒孔10bに直接摺動自在に嵌合支
持されてプラグ18Aとの間に介装したカム押付用スプ
リング28によりカムリング21を第1作用室51aに
向けて付勢し、可変オリフィス54はカム押付ピストン
27の環状溝27cと吐出通路53bにより形成され、
また吐出口55はハウジング10に直接形成されてい
る。
【0034】弁孔30と嵌合される段付きの負荷圧感応
スプール45は、バルブ押付用スプリング33A側の断
面積よりもプラグ19A側の断面積の方が大であるの
で、負荷圧作用室52b内の負荷圧が0または低い状態
では、図5および図7(a) に示すようにプラグ19Aに
当接されているが、負荷圧が所定値より増大すれば図7
(b) に示すように差圧制御バルブ31側に移動し、バル
ブ押付用スプリング33Aを圧縮してその初期荷重を増
大させる。これにより、両端の各作用室52a,52b
に作用する内圧と負荷圧の差圧により差圧制御バルブ3
1に与えられる右向きの力に抗して差圧制御バルブ31
を内圧作用室52a側に向けて付勢するバルブ押付用ス
プリング33Aによる押付力は、負荷圧の増大により増
大する。
【0035】この第2の実施の形態でも、ポンプ回転速
度が低い状態では可変オリフィス54前後の差圧が小さ
いので、差圧制御バルブ31は、図5に示すように、バ
ルブ押付用スプリング33Aにより内圧作用室52a側
末端位置に押し付けられており、第1作用室51aには
リザーバ61からの低圧が導入されて、カムリング21
はカム押付用スプリング28により吐出流量が最大とな
る第1作用室51a側に押し付けられている。従って、
図3の特性Aに示すように、ポンプ吐出流量はポンプ回
転速度の増大にともない急激に増大する。
【0036】ポンプ回転速度の増大により吐出流量が増
大して可変オリフィス54前後の内圧と負荷圧の差圧が
増大すれば、差圧制御バルブ31を負荷圧作用室52b
側に移動させようとする力も増大し、バルブ押付用スプ
リング33Aにより与えられる押付力を越えれば差圧制
御バルブ31は負荷圧作用室52b側に向かって移動し
始める。そして導入路57aが連通路32Aから遮断さ
れて第1作用室51aに連通されるようになれば、第1
作用室51aには可変オリフィス54より前側の内圧が
導入されるので、第1の実施の形態と同様、そのときの
負荷圧に応じて、図3の特性B,Cに示すように、ポン
プ回転速度が増大しても吐出流量はある限度値以上には
増大しないようになる。これにより、ポンプの回転数に
応じたポンプ吐出流量特性の制御は行われる。なお、こ
の第2の実施の形態でも、カムリング21の移動に応じ
て、可変オリフィス54の開口面積は減少するので、ポ
ンプ回転速度が増大するにつれてポンプ吐出流量が減少
するという、動力舵取装置に適した特性の可変容量形ポ
ンプが得られる。
【0037】また負荷圧の増大により内圧が増大すれ
ば、前述のように、差圧制御バルブ31を内圧作用室5
2a側に向けて付勢するバルブ押付用スプリング33A
の押付力も増大する。従って第1の実施の形態と同様、
図3の特性Aに示ように可変容量形ポンプが作動してい
る状態において、内圧作用室52a内の内圧が低けれ
ば、ポンプ吐出流量が比較的少ないうちに差圧制御バル
ブ31は負荷圧作用室52b側に移動し始め、導入路5
7aが内圧作用室52aに連通されてカムリング21の
偏心量が減少し始めるので、図3の特性Bに示ようにポ
ンプ吐出流量がそれ以上とならない限度値は低くなる。
これに対し内圧作用室52a内の内圧が高くなれば、ポ
ンプ吐出流量が多くなってから差圧制御バルブ31は負
荷圧作用室52b側に移動し始め、導入路57aが内圧
作用室52aに連通されてカムリング21の偏心量が減
少し始めるようになるので、ポンプ吐出流量がそれ以上
とならない限度値は高くなる。内圧が上昇するにつれて
この限度値は上昇して、負荷圧感応スプール45がその
ストロークエンドに達すれば特性Cに示すように吐出流
量の限度値は最大となり、それ以上ポンプ吐出流量の限
度値が大きくなることはなくなる。これにより、負荷圧
に応じたポンプ吐出流量特性の制御は行われる。
【0038】この第2の実施の形態でも、負荷圧に応じ
たカムリング21の偏心量の調整を、カムリング21を
直接付勢しているカム押付用スプリング28の初期荷重
を負荷圧に応じて制御するのではなく、カムリング21
両側の各作用室51a,51bに作用する圧力の差圧を
負荷圧に応じて制御することにより行っているので、急
激な負荷圧の変化に対して応答遅れが生じないように差
圧制御バルブ31を付勢するバルブ押付用スプリング3
3Aのばね定数を大きくし、これにより可変オリフィス
54で生じる差圧の変動が大きくなっても、ダンピング
オリフィス58aを適当に設定して作動流体により与え
られる減衰作用を高めることによりカムリングの発振現
象を抑制することができる。従って、応答遅れがなくま
たポンプ吐出流量が不安定になるおそれもない可変容量
形ポンプを得ることができる。
【0039】なおこの第2の実施の形態では、負荷圧感
応スプール45に中心孔を設けて負荷圧感応スプール4
5両側に導入される負荷圧が同一となるようにしたが、
ハウジング10内に連通路を形成して負荷圧感応スプー
ル45両側の負荷圧が同一となるようにしてもよい。
【0040】次に図8により、第3の実施の形態の説明
をする。この第3の実施の形態の可変容量形ポンプは、
各作用室52a,52bに作用する内圧と負荷圧の差圧
により差圧制御バルブ35に与えられる右向きの力に抗
して差圧制御バルブ35を内圧作用室52a側に向けて
付勢するスプリングによる押付力を発生させるための構
造が、バルブ押付用スプリング33Bとその初期荷重を
変化させる差圧制御バルブ35の負荷圧感応部37より
なっている点が第2の実施の形態と相違しており、その
他の構成は同一であるので、主としてこの相違点につき
説明する。
【0041】図8に示すように、左側が開口側となるよ
うにハウジング10に形成された弁孔30には、複数の
部分よりなる差圧制御バルブ35が挿入され、弁孔30
の開口端はプラグ19Bをねじ込んで液密に閉じられて
いる。差圧制御バルブ35の両端とハウジング10の間
にそれぞれ形成される各作用室52a,52bは、プラ
グ19B側となる作用室52aがポンプ内圧導入路56
を介して圧力室16から内圧が導入される内圧作用室で
あり、反対側となる作用室52bが連通孔59Bを介し
て吐出口55から負荷圧が導入される負荷圧作用室であ
る。
【0042】差圧制御バルブ35は、軸線方向摺動可能
に弁孔30に嵌合された筒状部36と、この筒状部36
の内孔内に軸線方向摺動可能に嵌合されて負荷圧作用室
52b側となる端部に内孔より大径のスプリング受け3
7aが固着された負荷圧感応部37と、筒状部36とス
プリング受け37aの対向する端面が互いに当接される
向きに両部材36,37を付勢するバルブスプリング3
8により構成されている。筒状部36の内孔はスプリン
グ受け37a側が小径で反対側が大径となる段付き孔に
形成され、負荷圧感応部37はこの小径と大径の両部分
に摺動可能に嵌合され、バルブスプリング38はこの両
部材37,38の間に形成される環状の空間内に位置し
て、各部材37,38に形成され段部の間に介装されて
いる。この環状の空間は連通管路60を介して常にリザ
ーバ61に連通されている。
【0043】差圧制御バルブ35は、負荷圧作用室52
b側となる弁孔30の内端部とスプリング受け37aの
間に介装したバルブ押付用スプリング33Bにより、内
圧作用室52a側に向けて付勢されており、自由状態で
は図8(a) に示すように、筒状部36と負荷圧感応部3
7の対向する端面は互いに当接され、筒状部36と負荷
圧感応部37の内圧作用室52a側となる端面はそれぞ
れプラグ19Bの円筒部の先端面と内底面にほゞ同時に
当接されるようになっている。プラグ19Bの円筒部の
先端部には、筒状部36が当接した状態でもこの円筒部
の内外を連通する小孔19aが形成されている。なお負
荷圧感応部37の端面は、自由状態においてプラグ19
Bの内底面から浮き上がっていても差し支えない。
【0044】第1および第2の実施の形態と同様、差圧
制御バルブ35の筒状部36には前述した環状の空間お
よび連通管路60を介して常にリザーバ61に連通され
る連通路32Bが設けられ、これにより第1作用室51
aに連通される導入路57aは、差圧制御バルブ35の
筒状部36の移動によりリザーバ61と内圧作用室52
aに選択的に連通される。第2作用室51bに連通され
る負荷圧導入路57bは常に負荷圧作用室52bに連通
され、またスプリング受け37aにはパイロットレリー
フ弁65が設けられている。
【0045】差圧制御バルブ35の負荷圧感応部37
は、小径部と大径部よりなる筒状部36の内孔に嵌合さ
れているので、負荷圧および内圧が0から上昇して所定
値を越えれば、図8(b) に示すように、バルブスプリン
グ38が圧縮されて筒状部36と負荷圧感応部37の対
向する端面は離れるが、筒状部36の内圧作用室52a
側となる端面はプラグ19Bの円筒部の先端面に当接さ
れているので負荷圧感応部37が負荷圧作用室52b側
に移動し、これによりスプリング受け37aとハウジン
グ10の間に介装されたバルブ押付用スプリング33B
を圧縮してその初期荷重を増大させる。これにより、両
端の各作用室52a,52bに作用する内圧と負荷圧の
差圧により差圧制御バルブ35に与えられる右向きの力
に抗して差圧制御バルブ35を内圧作用室52a側に向
けて付勢するバルブ押付用スプリング33Bによる押付
力は、負荷圧および内圧が増大するにつれて次第に増大
する。
【0046】この第3の実施の形態でも、ポンプ回転速
度が低い状態では可変オリフィス54(図8に記載のな
い符号は全て図5と同じ)前後の差圧が小さいので、差
圧制御バルブ35は、図8(a) に示すように、バルブ押
付用スプリング33Bにより内圧作用室52a側末端位
置に押し付けられ、筒状部36とスプリング受け37a
はバルブスプリング38により当接されており、第1作
用室51aにはリザーバ61からの低圧が導入され、カ
ムリング21はカム押付用スプリング28により吐出流
量が最大となる第1作用室51a側に押し付けられてい
る。従って、図3の特性Aに示すように、ポンプ吐出流
量はポンプ回転速度の増大にともない急激に増大する。
【0047】ポンプ回転速度の増大により吐出流量が増
大して可変オリフィス54前後の内圧と負荷圧の差圧が
増大すれば、差圧制御バルブ35を負荷圧作用室52b
側に移動させようとする力も増大し、バルブ押付用スプ
リング33Bにより与えられる押付力を越えれば差圧制
御バルブ35は負荷圧作用室52b側に向かって移動し
始める。そして導入路57aが連通路32Bから遮断さ
れて第1作用室51aに連通されるようになれば、第1
作用室51aには可変オリフィス54より前側の内圧が
導入されるので、第1および第2の実施の形態と同様、
そのときの負荷圧に応じて、図3の特性B,Cに示すよ
うに、ポンプ回転速度が増大しても吐出流量はある限度
値以上には増大しないようになる。これにより、ポンプ
の回転数に応じたポンプ吐出流量特性の制御は行われ
る。なお、この第3の実施の形態でも、ポンプ吐出流量
の減少に応じて、可変オリフィス54の開口面積は減少
するので、ポンプ回転速度が増大するにつれてポンプ吐
出流量が減少するという、動力舵取装置に適した特性の
可変容量形ポンプが得られる。
【0048】また負荷圧および内圧が増大すれば、前述
のように、差圧制御バルブ35を内圧作用室52a側に
向けて付勢するバルブ押付用スプリング33Bの押付力
も増大する。従って第1および第2の実施の形態と同
様、図3の特性Aに示ように可変容量形ポンプが作動し
ている状態において、負荷圧および内圧が低ければ、ポ
ンプ回転速度が、従ってポンプ吐出流量が比較的少ない
うちに差圧制御バルブ35は負荷圧作用室52b側に移
動し始め、導入路57aが内圧作用室52aに連通され
てカムリング21の偏心量が減少し始めるので、図3の
特性Bに示ようにポンプ吐出流量がそれ以上とならない
限度値は低くなる。これに対し負荷圧および内圧が高く
なれば、ポンプ回転速度が、従ってポンプ吐出流量が多
くなってから差圧制御バルブ35は負荷圧作用室52b
側に移動し始め、導入路57aが内圧作用室52aに連
通されてカムリング21の偏心量が減少し始めるように
なるので、ポンプ吐出流量がそれ以上とならない限度値
は高くなる。吐出圧および内圧が上昇するにつれてこの
限度値は上昇して、負荷圧感応部37が筒状部36に対
するストロークエンドに達すれば特性Cに示すように吐
出流量の限度値は最大となり、それ以上ポンプ吐出流量
の限度値が大きくなることはなくなる。これにより、負
荷圧に応じたポンプ吐出流量特性の制御は行われる。
【0049】この第3の実施の形態でも、負荷圧に応じ
たカムリング21の偏心量の調整を、カムリング21を
直接付勢しているカム押付用スプリング28の初期荷重
を負荷圧に応じて制御するのではなく、カムリング21
両側の各作用室51a,51bに作用する圧力の差圧を
負荷圧に応じて制御することにより行っているので、急
激な負荷圧の変化に対して応答遅れが生じないように差
圧制御バルブ35を付勢するバルブ押付用スプリング3
3Bのばね定数を大きくし、これにより可変オリフィス
54で生じる差圧の変動が大きくなっても、ダンピング
オリフィス58aを適当に設定して作動流体により与え
られる減衰作用を高めることによりカムリングの発振現
象を抑制することができる。従って、応答遅れがなくま
たポンプ吐出流量が不安定になるおそれもない可変容量
形ポンプを得ることができる。
【0050】なお上記各実施の形態では、カムリング2
1の径方向移動をピン17を中心とする揺動により行っ
ているが、本発明はこれに限らず、ピン17とシール部
材50に相当する位置においてカムリング21をアダプ
タ13の内面に液密かつ径方向摺動可能に案内支持する
ようにして実施することも可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、カムリングの外周に対
向して形成した第1および第2作用室に作用する各圧力
を制御する差圧制御バルブに作用するスプリングによる
押付力を負荷圧の上昇に応じて増大させることにより負
荷圧に応じたカムリングの偏心量の調整を行っているの
で、カムリングの作動の安定性を高めることができ、ま
た負荷圧の増減に対する吐出流量特性の増減の応答性を
向上させることができる。
【0052】また、内圧作用室内に突出する先端部が差
圧制御バルブの一端に当接可能な負荷圧感応ピストンを
設けた発明によれば、差圧制御バルブを付勢するスプリ
ング力の負荷圧に応じた変化を、差圧制御バルブを殆ど
ストロークさせることなく行えるようになるので、負荷
圧の増減に対する吐出流量特性の増減の応答性を一層向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による可変容量形ポンプの第1の実施
形態の全体構造を示す横断面図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 本発明による可変容量形ポンプのポンプ吐出
流量特性を示す図である。
【図4】 図1に示す第1の実施形態の作動状態を説明
する部分断面図である。
【図5】 本発明による可変容量形ポンプの第2の実施
形態の全体構造を示す横断面図である。
【図6】 図5の6−6断面図である。
【図7】 図5に示す第2の実施形態の作動状態を説明
する部分断面図である。
【図8】 本発明による可変容量形ポンプの第3の実施
形態の要部および作動状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、21……カムリング、22…ロー
タ、23…ベーン、24…吸入ポート、25…吐出ポー
ト、30…弁孔、31…差圧制御バルブ、33…バルブ
押付用スプリング、40…負荷圧感応ピストン、41…
ピストン押付用スプリング、51a…第1作用室、51
b…第2作用室、52a…内圧作用室、52b…負荷圧
作用室、53a,53b,53c…吐出通路、54…オ
リフィス(可変オリフィス)、55…吐出口。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 啓之 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 加藤 豪哉 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 池田 強 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3H040 AA03 BB05 BB12 CC09 CC22 DD03 DD07 3H044 AA02 BB05 CC19 CC25 DD03 DD05 DD35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に径方向移動可能に設けら
    れたカムリングと、このカムリング内で前記ハウジング
    に回転可能に支持され同カムリングの内面と摺動可能に
    当接する複数のベーンを放射方向に移動可能に保持する
    ロータと、前記ハウジングまたはこれに固定された部材
    に形成された吸入ポートおよび吐出ポートと、前記吐出
    ポートを吐出口に連通する吐出通路の途中に設けたオリ
    フィスを有し、前記カムリングの外周に同カムリングの
    移動方向において互いに対向する第1作用室と第2作用
    室を形成し、前記カムリングを前記ロータに対する偏心
    量が最大となる前記第1作用室側に弾性的に付勢してな
    る可変容量形ポンプにおいて、前記ハウジングに形成し
    た弁孔内に前記第1および第2作用室に作用する各圧力
    を制御する差圧制御バルブを軸線方向移動可能に嵌合
    し、同差圧制御バルブに作用するスプリングによる押付
    力を負荷圧の上昇に応じて増大させるように構成してな
    る可変容量形ポンプ。
  2. 【請求項2】 ハウジング内に径方向移動可能に設けら
    れたカムリングと、このカムリング内で前記ハウジング
    に回転可能に支持され同カムリングの内面と摺動可能に
    当接する複数のベーンを放射方向に移動可能に保持する
    ロータと、前記ハウジングまたはこれに固定された部材
    に形成された吸入ポートおよび吐出ポートと、前記吐出
    ポートを吐出口に連通する吐出通路の途中に設けたオリ
    フィスを有し、前記カムリングの外周に同カムリングの
    移動方向において互いに対向する第1作用室と第2作用
    室を形成し、前記カムリングを前記ロータに対する偏心
    量が最大となる前記第1作用室側に弾性的に付勢してな
    る可変容量形ポンプにおいて、前記ハウジングに形成し
    た弁孔内に差圧制御バルブを軸線方向移動可能に嵌合し
    て同差圧制御バルブの両端と前記ハウジングの間にそれ
    ぞれ内圧作用室と負荷圧作用室を形成し、前記吐出通路
    の前記オリフィスより前側の圧力である内圧と後側の圧
    力である負荷圧を前記内圧作用室と負荷圧作用室にそれ
    ぞれ導入し、前記内圧作用室と負荷圧作用室内の各圧力
    により前記差圧制御バルブに与えられる力に抗して同差
    圧制御バルブを前記内圧作用室側に向けて付勢するスプ
    リングによる押付力を前記負荷圧の上昇に応じて増大さ
    せ、前記差圧制御バルブは前記内圧作用室側に押し付け
    られているときは前記第1作用室に低い圧力を導入する
    とともに前記負荷圧作用室側に移動すれば同第1作用室
    に前記内圧を導入し、前記第2作用室には前記負荷圧を
    導入するよう構成したことを特徴とする可変容量形ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の可変容量形ポンプにお
    いて、前記差圧制御バルブを前記内圧作用室側に向けて
    付勢するバルブ押付用スプリングと、前記ハウジングに
    摺動自在に嵌合支持され前記内圧作用室内に突出する先
    端部が前記差圧制御バルブの一端に軸線方向から当接可
    能な負荷圧感応ピストンと、この負荷圧感応ピストンを
    前記差圧制御バルブに向けて付勢するピストン押付用ス
    プリングをさらに備え、前記押付力は、前記バルブ押付
    用スプリングが前記差圧制御バルブを前記内圧作用室側
    に向けて付勢する力と、前記負荷圧感応ピストンが前記
    差圧制御バルブを前記負荷圧作用室側に向けて付勢する
    力の差であることを特徴とする可変容量形ポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の可変容
    量形ポンプにおいて、前記オリフィスは前記カムリング
    が前記第2作用室側に移動するにつれて開口面積が減少
    する可変オリフィスである可変容量形ポンプ。
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