JP2000104670A - 可変容量型ベーンポンプ - Google Patents

可変容量型ベーンポンプ

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JP2000104670A
JP2000104670A JP10272954A JP27295498A JP2000104670A JP 2000104670 A JP2000104670 A JP 2000104670A JP 10272954 A JP10272954 A JP 10272954A JP 27295498 A JP27295498 A JP 27295498A JP 2000104670 A JP2000104670 A JP 2000104670A
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淳 井上
Seiichi Nagata
精一 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変容量型ベーンポンプにおいて、カムリン
グの位置に応じてポンプ吐出流量を的確に制御する。 【解決手段】 ポンプ吐出通路11に介装される流量検
出オリフィス62と、流量検出オリフィス62の前後差
圧に応じて変位するスプール80と、スプール80に開
口してカムリング70の駆動圧を調整するカム位置検出
穴81と、カムリング70に追従してカム位置検出穴8
1の開口面積を変えるフィードバックピン90とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のパワ
ーステアリング装置等に用いられる可変容量型ベーンポ
ンプの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の可変容量型ベーンポンプ
として、例えば特開平8−200239号公報に開示さ
れているものは、各ベーンを取り囲むカムリングをロー
タ軸芯に対して偏心させることにより、ポンプ吐出流量
を増やすようになっている。こうしてベーンポンプから
タンクへ戻される作動油の流量が減らされることによ
り、無駄なエネルギ消費を少なくしている。
【0003】このベーンポンプのポンプ吐出流量を調節
する制御機構として、ポンプ吐出通路に流量検出オリフ
ィスを介装し、流量検出オリフィスの前後差圧に応じて
変位するスプールを備え、スプールによってカムリング
に導かれる駆動圧を制御するようになっている。
【0004】この流量検出オリフィスはカムリングが摺
接するポンプ室の側壁部に開口しており、カムリングが
ポンプ吐出流量を減少させる側に変位するのに伴って流
量検出オリフィスの開口面積を減らすようになってい
る。これにより、ポンプ回転速度の上昇に伴ってポンプ
吐出流量が次第に減少し、例えばパワーステアリング装
置の油圧アシスト力が適正に調節される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の可変容量型ベーンポンプにあっては、スプー
ルの動きとカムリングの位置が両者の圧力バランスによ
って決まる構造のため、カムリングに作用する摩擦力や
内部洩れあるいはポンプ吐出圧力等の運転条件が変化し
た場合、カムリングの位置がずれてしまい、所期のポン
プ吐出流量特性が得られない。
【0006】また、カムリングの位置が何らかの要因に
よりずれた場合に、流量検出オリフィスの開口面積が変
化することによりスプールの位置がずれ、これに伴って
カムリングの位置がさらに変化してしまい、この制御系
が不安定となる。
【0007】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、可変容量型ベーンポンプにおいて、カムリン
グの位置に応じてポンプ吐出流量を的確に制御すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、回転する
ロータから摺動可能に突出する複数のベーンと、各ベー
ンの外周端部を摺接させてポンプ室を画成するカムリン
グと、カムリングを移動してポンプ吐出流量を変化させ
る可変容量機構と、ロータの回転に伴って吐出される作
動流体を導く流量検出オリフィスと、流量検出オリフィ
スの前後差圧に応じて変位するスプールと、スプールに
開口して可変容量機構においてカムリングを移動する駆
動圧を調整するカム位置検出穴と、カムリングに追従し
てカム位置検出穴の開口面積を変えるフィードバックピ
ンとを備えるものとした。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、スプ
ールを摺動可能に嵌合させるバルブ孔を備え、流量検出
オリフィスをバルブ孔に面して開口し、スプールがポン
プ吐出流量を減少させる側に変位するのに伴って流量検
出オリフィスの開口面積を減らす構成とした。
【0010】第3の発明は、第2の発明において、スプ
ールの両端に一対のスプール圧力室を画成し、各スプー
ル圧力室に流量検出オリフィスの前後差圧を導く各通路
の少なくとも一方にダンピングオリフィスを介装するも
のとした。
【0011】第4の発明は、第1から3のいずれか一つ
の発明において、カムリングが移動するのに伴って伸縮
するカム圧力室と、カム圧力室から流出する作動流体を
導く戻し通路と、戻し通路の途中に介装されるダンピン
グオリフィスとを備えるものとした。
【0012】第5の発明は、第1から4のいずれか一つ
の発明において、ポンプ吐出流量が減少する側にカムリ
ングが移動するのに伴って収縮する第二カム圧力室と、
第二カム圧力室の駆動圧が所定値を超えて上昇すると第
二カム圧力室の駆動圧を逃がすリリーフバルブとを備え
るものとした。
【0013】第6の発明は、第1から5のいずれか一つ
の発明において、ポンプ吐出流量が減少する側にカムリ
ングが移動するのに伴って収縮する第二カム圧力室と、
第二カム圧力室にポンプ吐出圧を導く吐出圧導入通路
と、第二カム圧力室をタンク側に連通する戻し通路とを
備え、カム位置検出穴が戻し通路の開口面積を変える構
成とした。
【0014】第7の発明は、第1から5のいずれか一つ
の発明において、ポンプ吐出流量が増加する側にカムリ
ングが移動するのに伴って収縮する第一カム圧力室と、
第一カム圧力室にポンプ吐出圧を導く吐出圧導入通路
と、第一カム圧力室をタンク側に連通する戻し通路と、
ポンプ吐出流量が減少する側にカムリングが移動するの
に伴って収縮する第二カム圧力室と、第二カム圧力室に
ポンプ吐出圧を導く吐出圧導入通路と、第二カム圧力室
をタンク側に連通する戻し通路とを備え、カム位置検出
穴がフィードバックピンを介して各戻し通路の開口面積
を変えて第一カム圧力室と第二カム圧力室に導かれる圧
力を調節する構成とした。
【0015】
【発明の作用および効果】第1の発明において、ポンプ
吐出流量が増えるのに伴って流量検出オリフィスの前後
差圧が高まり、この前後差圧に応じてスプールが変位す
る。このスプールの変位によりカム位置検出穴の開口面
積がフィードバックピンを介して増減し、カムリングの
駆動圧が調節される。可変容量機構はこの駆動圧に応じ
てカムリングをロータ軸芯に対して偏心させ、ポンプ吐
出流量を制御する。
【0016】こうしてカムリングに追従するフィードバ
ックピンがカム位置検出穴の開口面積を変化させること
により、スプールに働く圧力バランスとカムリングの位
置に対応してカムリングの駆動圧が調節される。これに
より、カムリングに作用する摩擦力や内部洩れあるいは
ポンプ吐出圧力等の運転条件が変化しても、カムリング
の位置がずれることなくスプールに追従し、所期のポン
プ吐出流量特性が得られる。
【0017】第2の発明において、ポンプ回転速度が上
昇するのに伴って、スプールが流量検出オリフイスの開
口面積を小さくし、ポンプ回転速度の上昇に伴ってポン
プ吐出流量が次第に減少する。これにより、例えば車両
の高速走行時にパワーステアリング装置のアシスト力が
過大にならないように調節できる。
【0018】ポンプ吐出流量を制御するスプールによっ
て流量検出オリフィスの開口面積を調節するため、この
制御系に対する介在物を廃して制御応答性や制御安定性
を高められ、スプールを介してポンプ吐出流量を的確に
制御することができる。
【0019】第3の発明において、カムリングに働く加
振力によりスプールが変位しようとすると、スプール圧
力室から出入りする作動流体にダンピングオリフィスが
抵抗を付与することにより、スプール圧力室の圧力が急
上昇する。これにより、スプールおよびカムリングの振
動が抑えられ、ベーンポンプから振動や騒音が発生する
ことを防止できる。
【0020】第4の発明において、カム圧力室から流出
する作動流体にダンピングオリフィスが抵抗を付与する
ことにより、カムリングがスプールの変位に追随して移
動し過ぎることが抑えられる。これにより、カムリング
の振動が抑えられ、ベーンポンプから振動や騒音が発生
することを防止できる。
【0021】第5の発明において、リリーフバルブが開
弁して第二カム圧力室の圧力を逃がすことにより、カム
リングがポンプ吐出流量を減少する側に移動し、ポンプ
吐出圧の上昇が抑えられる。リリーフバルブがポンプ吐
出通路に接続される従来の構造に比べて、リリーフバル
ブを流れる作動油量が小さいため、リリーフバルブの弁
機構の構造を簡素化して、コンパクト化および低コスト
化がはかれる。さらにリリーフ騒音を低減できる。さら
に、リリーフ流量の減少により油温上昇を抑えて、無駄
なエネルギ消費を少なくできる。
【0022】第6の発明において、流量検出オリフィス
の前後差圧が上昇してスプールがカム位置検出穴の開口
面積を大きくする方向に変位すると、第二カム圧力室の
圧力が低下してカムリングがポンプ吐出流量を減らす方
向に移動し、流量検出オリフィスの前後差圧が低下す
る。こうしてスプールは流量検出オリフィスの前後差圧
とバランスする位置でカム位置検出穴を絞ることによ
り、カムリングの位置を自動的に調節して、ポンプ吐出
流量を制御する。
【0023】第7の発明において、流量検出オリフィス
前後差圧に応じて決定されるスプール位置に対して、カ
ムリングがポンプ吐出流量を増大する方向にずれている
場合、フィードバックピンを介してカム位置検出穴が第
二カム圧力室と連通してその圧力を低下させ、カムリン
グをポンプ吐出流量が減少する方向に移動させる。ま
た、スプール位置に対して、カムリングがポンプ吐出流
量を減少する方向にずれている場合、フィードバックピ
ンを介してカム位置検出穴が第一カム圧力室と連通して
その圧力を低下させ、カムリングをポンプ吐出流量が増
大する方向に移動させる。これにより、カムリングをポ
ンプ吐出流量が増大する方向に付勢するバネを不要と
し、構造の簡素化やコンパクト化がはかれる。また、ス
プールに対するカムリングの追従性が向上し、流量制御
の応答性を高められる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両に搭載される
パワーステアリング装置の油圧源として設けられるベー
ンポンプに適用した実施の形態を添付図面に基づいて説
明する。
【0025】図1に示すように、ベーンポンプ1は、ケ
ーシング60に回転可能に収装されるロータ50と、ロ
ータ50から摺動可能に突出する複数のベーン24と、
各ベーン24を取り囲むカムリング70とを主体として
構成される。各ベーン24は回転するロータ50に対し
その放射方向に出入りしながらそれぞれの外周端部をカ
ムリング70の内周面に摺接させてポンプ室を拡縮す
る。
【0026】ロータ50はエンジンからの回転が伝達さ
れ、図に矢印で示すように左回り方向に回転する。ロー
タ50の回転に伴って各ベーン24間で拡がるポンプ室
には吸込ポート41から作動油が吸込まれ、各ベーン2
4間で収縮するポンプ室から作動油が吐出ポート42に
吐出される。吸込ポート41は吸込通路10を介してタ
ンク6に連通し、吐出ポート42はポンプ吐出通路11
を介して図示しないパワーステアリング装置の油圧シリ
ンダに連通される。
【0027】カムリング70の内周カム面はその断面が
略円形に形成され、ロータ軸芯に対するカムリング中心
の偏心量が大きくなるほどポンプ押しのけ容積が増大
し、ポンプ吐出流量が増える。カムリング中心がロータ
軸芯上にあるとポンプ吐出流量が零となる。
【0028】ポンプ吐出流量を変化させる可変容量機構
として、カムリング70はケーシング60に支持ピン7
1を介して回動可能に支持される。そして、カムリング
70を左側に付勢するカムスプリング26が設けられ
る。カムスプリング26の付勢力によりカムリング70
が最も左側に移動した状態で、ポンプ吐出流量は最大と
なる。
【0029】カムリング70をカムスプリング26に抗
して回動させるため、ケーシング60にはカムリング7
0を挟むように第一カム圧力室7と第二カム圧力室8が
画成される。第一カム圧力室7の圧力が第二カム圧力室
8に対して高まるのに伴って、カムリング70はカムス
プリング26に抗して右側に回動し、ポンプ吐出流量が
次第に減少する。ケーシング60にはカムリング70の
外周面に摺接するシール材22が介装され、第一カム圧
力室7と第二カム圧力室8をそれぞれ密封している。
【0030】第一カム圧力室7は吐出圧導入通路12を
介して吐出ポート42に連通し、吐出圧導入通路12の
途中にダンピングオリフィス112が設けられる。
【0031】第二カム圧力室8は吐出圧導入通路13を
介して吐出ポート42に連通するとともに、戻し通路1
5と後述する制御弁2を介してタンク6に連通する。吐
出圧導入通路13の途中にダンピングオリフィス113
が設けられ、戻し通路15の途中にダンピングオリフィ
ス115が設けられる。
【0032】圧可変容量機構に導かれるカムリング70
の駆動圧(カムリング70を駆動する圧力)を制御する
制御弁2が設けられる。制御弁2は、ケーシング60に
形成されたバルブ孔65と、バルブ孔65に摺動可能に
嵌合されるスプール80と、スプール80を図において
左方向に付勢するバルブスプリング89と、カムスプリ
ング26に追従するフィードバックピン90等を主体し
て構成される。
【0033】バルブ孔65とスプール80の左側端部の
間に第一スプール圧力室17が画成される。第一スプー
ル圧力室17は通路19を介して吐出ポート42に連通
し、通路19の途中にダンピングオリフィス119が介
装される。
【0034】バルブ孔65とスプール80の右側端部の
間に第二スプール圧力室18が画成される。第二スプー
ル圧力室18はポンプ吐出通路11の途中に介装され
る。ポンプ吐出通路11の第二スプール圧力室18の上
流側には流量検出オリフィス62が介装され、ポンプ吐
出通路11における流量検出オリフィス62の前後差圧
がスプール80の両端部に作用する。これにより、ポン
プ吐出通路11の作動油流量が増加するのにしたがって
流量検出オリフィス62の前後差圧が高まり、スプール
80がバルブスプリング89に抗して右方向に移動す
る。
【0035】流量検出オリフィス62はケーシング60
のバルブ孔65に面して開口され、ポンプ回転速度が高
まるのに伴ってスプール80がポンプ吐出流量を減少さ
せる右方向に移動すると流量検出オリフィス62の開口
面積が次第に小さくなる。
【0036】スプール80にはカムリング70の駆動圧
を調節するカム位置検出穴81が形成される。カム位置
検出穴81は戻し通路15の途中に介装され、カム位置
検出穴81の開口面積が大きくなるのに伴って第二カム
圧力室8の圧力が逃がされ、カムリング70が右方向に
回動し、ポンプ吐出流量が減少する。
【0037】図2にも示すように、フィードバックピン
90はスプール80のピン孔82に摺動可能に嵌合し、
スプリング91の付勢力によりその一端がカムリング7
0の外周面に押し付けられ、回動するカムリング70に
追従してカム位置検出穴81の開口面積を変化させるよ
うになっている。
【0038】スプール80の外周には環状溝83が形成
され、カム位置検出穴81は環状溝83とピン孔82を
連通している。フィードバックピン90を貫通する通孔
92が形成され、この通孔92とピン孔82とカム位置
検出穴81および環状溝83等により戻し通路15が画
成される。
【0039】第二カム圧力室8の圧力が所定値を超えて
上昇するとこの圧力を逃がすリリーフバルブ30が設け
られる。リリーフバルブ30は、第二カム圧力室8と戻
し通路15を連通するリリーフポート31と、リリーフ
ポート31を開閉するボール32と、ボール32を閉方
向に付勢するリリーフスプリング33とによって構成さ
れる。
【0040】続いて図3〜図5にしたがって上述したベ
ーンポンプ1の具体的な構造について説明する。
【0041】図4に示すように、ケーシング60に形成
された略円形の凹部には、サイドプレート61とアダプ
タリング63が積層して収容される。アダプタリング6
3の内側に円環状のカムリング70が支持ピン71を介
して回動可能に支持される。ケーシング60の開口端は
カバー64により封鎖される。アダプタリング63、カ
ムリング70、ロータ50の側面は、カバー64に当接
してシールされる。
【0042】ケーシング60とカバー64に渡って駆動
軸25がメタル軸受け76,77を介して回転可能に支
持される。ロータ50は駆動軸25との途中に結合し、
エンジンからの回転が駆動軸25とプーリ27および図
示しないベルト等を介して伝達される。
【0043】ロータ50には複数の切欠き52が放射状
に形成され、各切欠き52にベーン24が摺動可能に介
装される。ロータ50が回転すると、切り欠き52から
伸び出したベーン24の先端がカムリング70の内周カ
ム面に当接し、これらの各ベーン24の間に複数のポン
プ室が画成される。
【0044】サイドプレート61には、各ポンプ室に面
して開口する吸込ポート41と吐出ポート42が駆動軸
25を挟んで対称な位置に形成される。また、カバー6
4には、ロータ50を挟んでサイドプレート61側の吐
出ポート42および吸込ポート41と相対する位置に、
高圧凹溝43と低圧凹溝44が形成される。
【0045】図4に示すように、吐出ポート42に接続
する吐出通路11は、ケーシング60に形成される溝6
6と通孔67,68とバルブ孔65および通孔69、ケ
ーシング60に螺合するコネクタ78等によって画成さ
れる。
【0046】吸込ポート41にタンク6からの作動油を
導く吸込通路10は、カバー64に形成される溝72、
通路73、カバー64に取付けられるコネクタ74等に
より画成される。
【0047】ケーシング60に螺合するリテーナボルト
55が設けられ、リテーナボルト55とスプール80の
間にバルブスプリング89が介装される。
【0048】図5に示すように、ケーシング60にはカ
ムスプリング26を収装するスプリング収装穴57が形
成され、スプリング収装穴57に螺合するリテーナボル
ト56が設けられる。リテーナボルト56とカムリング
70の間にカムスプリング26が介装される。
【0049】リリーフバルブ30はリテーナボルト56
に内蔵され、コイル状のカムスプリング26の内側に配
置される。リテーナボルト56はリリーフバルブ30を
収装するバルブ収装孔58を有し、バルブ収装孔58に
バルブシート59が嵌合される。バルブシート59にリ
リーフポート31が開口し、ボール32を着座させるよ
うになっている。
【0050】リリーフポート31に接続する戻し通路1
5は、バルブ収装孔58、リテーナボルト56の通孔4
5、スプリング収装穴57とリテーナボルト56の間に
画成される環状通路46、ケーシング60の通孔47、
環状溝83等により画成される。
【0051】カムスプリング26とフィードバックピン
90はロータ50の略半径方向に並んで配置される。す
なわち、カムスプリング26のコイル中心線Osとフィ
ードバックピン90の中心線Ofがロータ50の軸芯O
r上で交わるように配置される。これにより、カムリン
グ70の外周面に対するカムスプリング26の先端の摺
動量とフィードバックピン90の先端の摺動量をそれぞ
れ小さく抑えながら、ケーシング60のコンパクト化が
はかられている。
【0052】支持ピン71の軸芯Opとカムリング70
の軸芯Ocを結ぶ平面をカムリング中心面Syとし、カ
ムリング支持中心面Syに直交しロータ50の軸芯Or
と交わる直線をカムリング支持直交線Sxと定義する
と、フィードバックピン90はその軸芯Ofがカムリン
グ支持直交線Sx上にあるように配置する。これによ
り、カムリング70に追従するフィードバックピン90
の変位量を大きく確保する。
【0053】以上のように構成される本発明の実施の形
態につき、次に作用を説明する。
【0054】ベーンポンプ1が停止状態からポンプ回転
速度が所定値まで上昇する間、スプール80はバルブス
プリング89の付勢力によりカム位置検出穴81を遮断
するポジションに保持される。これにより、カムリング
70は最大偏心位置に保持され、図6に示すように、ロ
ータ50の回転速度が上昇するのに伴ってポンプ吐出通
路11を流れる作動油量が増加するので、車両の低速走
行時からポンプ吐出圧が十分に上昇し、パワーステアリ
ング装置に必要な油圧アシスト力を確保できる。
【0055】ポンプ回転速度が上昇して流量検出オリフ
ィス62の前後差圧が所定値を超えて上昇すると、バル
ブスプリング89の付勢力に抗してスプール80が図1
において右方向に移動してカム位置検出穴81を開いて
戻し通路15を開通させるポジションに保持され、流量
検出オリフィス62の前後差圧とバルブスプリング89
の付勢力がバランスする位置でカム位置検出穴81の開
口面積を増減する。これにより、カムリング70の位置
を自動的に調節して、ポンプ吐出流量を制御するととも
に、ベーンポンプ1からタンク6へ戻される作動油の流
量を少なくして無駄なエネルギ消費を少なくする。
【0056】流量検出オリフィス62の前後差圧が上昇
してスプール80がカム位置検出穴81の開口面積を大
きくする右方向に変位すると、第二カム圧力室8の圧力
(駆動圧)が低下してカムリング70がポンプ吐出流量
を減らす右方向に移動する。このとき、第二カム圧力室
8の圧力が下がり過ぎると、カムリング70が右方向に
回動し、フィードバックピン90が右方向に押されてカ
ム位置検出穴81の開口面積を減らすことにより、第二
カム圧力室8の圧力が回復し、カムリング70を適正な
位置に押し戻す。
【0057】このようにしてカムリング70に追従する
フィードバックピン90の端部によってカム位置検出穴
81の開口面積がフィードバック制御されるため、スプ
ール80に働く圧力バランスとカムリング70の位置に
対応してカムリング70の駆動圧が調節され、常にカム
位置検出穴81の開口面積に対応したポンプ吐出流量特
性が得られる。したがって、カムリング70に作用する
摩擦力や内部洩れあるいはポンプ吐出圧力等の運転条件
が変化しても、カムリング70の位置がずれることがな
く、所期のポンプ吐出流量特性が得られる。
【0058】ポンプ回転速度が所定値を超えて上昇する
と、スプール80が流量検出オリフイス62の開口面積
を小さくし、ポンプ回転速度の上昇に伴ってポンプ吐出
流量が次第に減少する。これにより、パワーステアリン
グ装置に要求されるアシスト力が減少する車両の高速走
行時にポンプ吐出流量が過剰となるのを防止する。
【0059】ポンプ吐出流量を制御するスプール80に
よって流量検出オリフィス62の開口面積を調節するた
め、この制御系に対する介在物を廃して制御応答性や制
御安定性を高められ、スプール80を介して常に目標流
量を確保できる。これに対してカムリングの位置に応じ
て流量検出オリフィスの開口面積を調節する従来の構造
では、カムリングの位置が何らかの要因によりずれた場
合に、スプールの位置がずれるのに伴ってカムリングの
位置がさらに変化してしまい、制御系が不安定となるの
である。
【0060】なお、スプール80が図1において右方向
に変位してカム位置検出穴81の面積を拡大する際、戻
し通路15に介装されたダンピングオリフィス115が
カム位置検出穴81を通って流出する作動油の流れに抵
抗を付与することにより、カムリング70がスプール8
0の変位に追随して右方向に移動し過ぎることが抑えら
れ、カムリング70の位置制御が安定化する。
【0061】ところで、カムリング70とロータ50の
間で各ベーン24によって仕切られる各ポンプ室には、
ロータ50の回転に伴ってポンプ吐出圧とポンプ吸込み
圧が交互に生じるが、ロータ50の回転位置によっては
ポンプ吐出圧が生じるポンプ室の数とポンプ吸込み圧が
生じるポンプ室の数が異なり、このポンプ室の圧力変動
によってカムリング70に加振力が働く。
【0062】これに対処して第一スプール圧力室17か
ら出入りする作動油にダンピングオリフィス119が抵
抗を付与することにより、カムリング70に働く加振力
によりスプール80が変位しようとすると、第一スプー
ル圧力室17と第二スプール圧力室18の圧力が急上昇
して、スプール80およびカムリング70の振動が抑え
られ、ベーンポンプ1から振動や騒音等の発生を防止で
きる。
【0063】ポンプ吐出圧が所定値を超えて上昇する
と、リリーフバルブ30が開弁して第二カム圧力室8の
圧力を逃がすことにより、カムリング70が図1におい
て右方向に回動し、ポンプ吐出圧の上昇が抑えられる。
リリーフバルブがポンプ吐出通路に接続される従来の構
造に比べて、第二カム圧力室8に接続されるリリーフバ
ルブ30は、これを流れる作動油量が小さいため、弁機
構の構造を簡素化して、コンパクト化がはかれるうえ
に、リリーフ騒音を低減できる。さらに、リリーフ流量
の減少により油温上昇を抑えて、無駄なエネルギ消費を
少なくできる。
【0064】他の実施の形態として、戻し通路15の途
中を絞るダンピングオリフィスとして、フィードバック
ピン90の端部にテーパ状の面取り部93を形成しても
よい。この場合も、スプール80が図7において右方向
に変位してカム位置検出穴81の面積を拡大する際、カ
ム位置検出穴81に対峙する面取の部93がカム位置検
出穴81から流出する作動油の流れに抵抗を付与するこ
とにより、カムリングがスプール80の変位に追随して
右方向に移動し過ぎることが抑えられ、カムリングの位
置制御が安定化する。
【0065】さらに他の実施の形態として、図8に示す
ように、戻し通路15の途中を絞るダンピングオリフィ
スとして、カム位置検出穴81の断面積を小さく形成し
て、戻し通路15を絞るようにしてもよい。この場合
も、カム位置検出穴81がこ作動油の流れに抵抗を付与
することにより、カムリングがスプール80の変位に追
随して移動し過ぎることが抑えられ、カムリングの位置
制御が安定化する。
【0066】次に、図9に示す実施の形態について説明
する。なお、図1との対応部分には同一符号を付す。
【0067】この実施の形態はスプール80のカム位置
検出穴85によって第一カム圧力室7と第二カム圧力室
8に導かれる駆動圧を調節するものである。ポンプ吐出
流量が増えてスプール80が右方向に変位するのに伴っ
て、カム位置検出穴85を介して第二カム圧力室8と戻
し通路15を連通し、カムリング70が右方向に移動し
てポンプ吐出流量が減少する。ポンプ吐出流量が減少し
てスプール80が左方向に変位するのに伴って、カム位
置検出穴85を介して第一カム圧力室7と戻し通路15
を連通し、カムリング70が左方向に移動してポンプ吐
出流量が増大するようになっている。
【0068】第一カム圧力室7は通路31,35を介し
てポンプ吐出通路11に連通するとともに、フィードバ
ックピン90の外周に形成された環状溝94とカム位置
検出穴85を介して戻し通路15に連通できる。各通路
31,35の途中にはダンピングオリフィス36,34
がそれぞれ設けられる。
【0069】第二カム圧力室8は吐出圧導入通路13を
介してポンプ吐出通路11に連通するとともに、フィー
ドバックピン90の内部に形成された通孔95とカム位
置検出穴85を介して戻し通路15に連通できる。戻し
通路15の途中にダンピングオリフィス115が設けら
れる。
【0070】以上のように構成される本実施の形態につ
き、次に作用を説明する。
【0071】ベーンポンプ1が停止状態からポンプ回転
速度が所定値まで上昇する間、スプール80はカム位置
検出穴85が第一カム圧力室7を戻し通路15に連通す
るポジションに保持される。これにより、ロータ50の
回転速度が上昇するのに伴ってポンプ吐出流量が増加す
る。
【0072】ポンプ回転速度が上昇して流量検出オリフ
ィス62の前後差圧が所定値を超えて上昇すると、バル
ブスプリング89の付勢力に抗してスプール80は図に
おいて右方向に移動してカム位置検出穴85が第二カム
圧力室8を戻し通路15に連通するポジションに切換わ
り、流量検出オリフィス62の前後差圧とバルブスプリ
ング89の付勢力がバランスする位置でカム位置検出穴
85の開口面積を増減する。これにより、カムリング7
0の位置を自動的に調節して、ポンプ吐出流量を制御す
るとともに、ベーンポンプ1からタンク6へ戻される作
動油の流量を少なくして無駄なエネルギ消費を少なくす
る。
【0073】流量検出オリフィス62の前後差圧に応じ
て決定されるスプール80の位置に対して、カムリング
70がポンプ吐出流量を増大する左方向にずれている場
合、フィードバックピン90を介してカム位置検出穴8
5が第二カム圧力室8と連通してその圧力を低下させ、
カムリング70をポンプ吐出流量が減少する右方向に移
動させる。また、スプール80の位置に対して、カムリ
ング70が吐出流量を減少する右方向にずれている場
合、フィードバックピン90を介してカム位置検出穴8
5が第一カム圧力室7と連通してその圧力を低下させ、
カムリング70をポンプ吐出流量が増大する左方向に移
動させる。これにより、カムリング70をポンプ吐出流
量が増大する方向に付勢するバネを不要とし、構造の簡
素化やコンパクト化がはかれる。また、スプール80に
対するカムリング70の追従性が向上し、流量制御の応
答性を高められる。
【0074】ポンプ回転速度が所定値を超えて上昇する
と、スプール80が流量検出オリフイス62の開口面積
を小さくし、ポンプ回転速度の上昇に伴ってポンプ吐出
流量が次第に減少する。
【0075】また、第一カム圧力室7に出入りする作動
油の流れにダンピングオリフィス36または34が抵抗
を付与することにより、第一カム圧力室7の圧力変動を
緩和てカムリング70の振動が抑えられ、ベーンポンプ
1から振動や騒音等の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すベーンポンプの断面
図。
【図2】同じくスプール等の断面図。
【図3】同じくベーンポンプの正面図。
【図4】同じく図3のA−A線に沿う断面図。
【図5】同じく図3のB−B線に沿う断面図。
【図6】同じくポンプ回転速度とポンプ吐出流量の関係
を示す特性図。
【図7】他の実施の形態を示すスプール等の断面図。
【図8】さらに他の実施の形態を示すスプール等の断面
図。
【図9】さらに他の実施の形態を示すベーンポンプの断
面図。
【符号の説明】
1 ベーンポンプ 2 制御弁 7 第一カム圧力室 8 第二カム圧力室 11 ポンプ吐出通路 13 吐出圧導入通路 17 第一スプール圧力室 18 第二スプール圧力室 15 戻し通路 24 ベーン 26 カムスプリング 30 リリーフバルブ 50 ロータ 60 ケーシング 62 流量検出オリフィス 65 バルブ孔 70 カムリング 80 スプール 81 カム位置検出穴 89 バルブスプリング 91 スプリング 90 フィードバックピン
フロントページの続き (72)発明者 矢加部 新司 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内 Fターム(参考) 3H044 AA02 BB05 CC08 CC11 CC27 DD10 DD35

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転するロータから摺動可能に突出する複
    数のベーンと、 前記各ベーンの外周端部を摺接させてポンプ室を画成す
    るカムリングと、 前記カムリングを移動してポンプ吐出流量を変化させる
    可変容量機構と、 前記ロータの回転に伴って吐出される作動流体を導く流
    量検出オリフィスと、 前記流量検出オリフィスの前後差圧に応じて変位するス
    プールと、 前記スプールに開口して前記可変容量機構において前記
    カムリングを移動する駆動圧を調整するカム位置検出穴
    と、 前記カムリングに追従して前記カム位置検出穴の開口面
    積を変えるフィードバックピンと、 を備えたことを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
  2. 【請求項2】前記スプールを摺動可能に嵌合させるバル
    ブ孔を備え、 前記流量検出オリフィスを前記バルブ孔に面して開口
    し、 前記スプールがポンプ吐出流量を減少させる側に変位す
    るのに伴って前記流量検出オリフィスの開口面積を減ら
    す構成としたことを特徴とする請求項1に記載の可変容
    量型ベーンポンプ。
  3. 【請求項3】前記スプールの両端に一対のスプール圧力
    室を画成し、 前記各スプール圧力室に前記流量検出オリフィスの前後
    差圧を導く各通路の少なくとも一方にダンピングオリフ
    ィスを介装したことを特徴とする請求項2に記載の可変
    容量型ベーンポンプ。
  4. 【請求項4】前記カムリングが移動するのに伴って伸縮
    するカム圧力室と、 前記カム圧力室から流出する作動流体を導く戻し通路
    と、 前記戻し通路の途中に介装されるダンピングオリフィス
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一
    つに記載の可変容量型ベーンポンプ。
  5. 【請求項5】前記ポンプ吐出流量が減少する側に前記カ
    ムリングが移動するのに伴って収縮する第二カム圧力室
    と、 前記第二カム圧力室に導かれるカムリングの駆動圧が所
    定値を超えて上昇すると前記第二カム圧力室の駆動圧を
    逃がすリリーフバルブと、 を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一
    つに記載の可変容量型ベーンポンプ。
  6. 【請求項6】前記ポンプ吐出流量が減少する側に前記カ
    ムリングが移動するのに伴って収縮する第二カム圧力室
    と、 前記第二カム圧力室にポンプ吐出圧を導く吐出圧導入通
    路と、 前記第二カム圧力室をタンク側に連通する戻し通路とを
    備え、 前記カム位置検出穴がフィードバックピンを介して戻し
    通路の開口面積を変える構成としたことを特徴とする請
    求項1から5のいずれか一つに記載の可変容量型ベーン
    ポンプ。
  7. 【請求項7】前記ポンプ吐出流量が増加する側に前記カ
    ムリングが移動するのに伴って収縮する第一カム圧力室
    と、 前記第一カム圧力室にポンプ吐出圧を導く吐出圧導入通
    路と、 前記第一カム圧力室をタンク側に連通する戻し通路と、 前記ポンプ吐出流量が減少する側に前記カムリングが移
    動するのに伴って収縮する第二カム圧力室と、 前記第二カム圧力室にポンプ吐出圧を導く吐出圧導入通
    路と、 前記第二カム圧力室をタンク側に連通する戻し通路とを
    備え、 前記カム位置検出穴がフィードバックピンを介して前記
    各戻し通路の開口面積を変えて第一カム圧力室と前記第
    二カム圧力室に導かれる圧力を調節する構成としたこと
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の可
    変容量型ベーンポンプ。
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