JP2002276564A - 可変容量型ポンプ - Google Patents

可変容量型ポンプ

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JP2002276564A
JP2002276564A JP2001081549A JP2001081549A JP2002276564A JP 2002276564 A JP2002276564 A JP 2002276564A JP 2001081549 A JP2001081549 A JP 2001081549A JP 2001081549 A JP2001081549 A JP 2001081549A JP 2002276564 A JP2002276564 A JP 2002276564A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプの低温作動時の吐出性能を向上するこ
と。 【解決手段】 可変容量型ポンプ10において、カムリ
ング22の外周の流体圧室のうち、ポンプ室23の容積
を最大とする方向への移動変位をカムリング22に与え
る第2の流体圧室44Bに主絞り46の上流側を導入
し、ポンプ室23の容積を最小とする方向への移動変位
をカムリング22に与える第1の流体圧室44Aに主絞
り46の下流側を導入するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のパワーステ
アリング装置等に用いられる可変容量型ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の油圧パワーステアリング
装置で操舵力をアシストするために、特許2932236号公
報に記載の如くの可変容量型ポンプが提案されている。
この従来の可変容量型ポンプは、自動車のエンジンで直
接回転駆動されるものであり、ポンプケーシングに嵌装
したアダプタリングに移動変位可能に嵌装されたカムリ
ング内にロータを設け、カムリングとロータの外周部と
の間にポンプ室を形成している。
【0003】そして、この従来技術では、カムリングを
アダプタリング内で移動変位可能とし、且つポンプ室の
容積が最大となるような付勢力をばねによりカムリング
に付与するとともに、カムリングとアダプタリングとの
間に第1と第2の流体圧室を分割形成し、ポンプ吐出側
通路に設けた主絞りの上、下流側の圧力差によって作動
し、ポンプ室からの圧力流体の吐出流量に応じて両流体
圧室への供給流体圧を制御することによりカムリングを
移動させる切換弁を有し、結果として、ポンプ室の容積
を変化させてポンプ室からの吐出流量を制御する。これ
により、この可変容量型ポンプでは、回転数が低い自動
車の停車時や低速走行時には大きな操舵アシスト力が得
られるように吐出流量を大とし、回転数の高い高速走行
時には操舵アシスト力を小さくするように吐出流量を一
定量以下に制御し、パワーステアリング装置に要求され
る操舵アシスト力を発生可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来技術
(特許2932236)では、カムリングの外周の流体圧室の
うち、ポンプ室の容積を最小とする方向への移動変位を
カムリングに与える第1の流体圧室に主絞りの上流側を
導入し、ポンプ室の容積を最大とする方向への移動変位
をカムリングに与える第2の流体圧室に主絞りの下流側
を導入している。このため、低温作動時に、圧力流体
(油)の粘度が高い故に主絞りの上流側の圧力が異常に
高くなると、この高圧が第1の流体圧室に作用してカム
リングがポンプ室の容積を最小とする方向へオーバーシ
ュートし、ポンプが吐出不能になる虞がある。
【0005】本発明の課題は、ポンプの低温作動時の吐
出性能を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ポン
プケーシングに挿入されるポンプ軸に固定して回転駆動
されるとともに、多数のベーンを溝に収容して半径方向
に移動可能としてなるロータと、ポンプケーシング内の
嵌装孔に嵌装され、ロータの外周部との間にポンプ室を
形成するとともに、ポンプケーシング内で移動変位可能
とされ、ポンプケーシングとの間に第1と第2の流体圧
室を形成するカムリングと、ポンプ吐出側通路に設けた
主絞りの上、下流側の圧力差によって作動し、ポンプ室
からの圧力流体の吐出流量に応じて第2の流体圧室への
供給流体圧を制御することにより、カムリングを移動さ
せてポンプ室の容積を変化させ、ポンプ室からの吐出流
量を制御可能とする切換弁とを有してなる可変容量型ポ
ンプにおいて、前記カムリングの外周の流体圧室のう
ち、ポンプ室の容積を最大とする方向への移動変位をカ
ムリングに与える第2の流体圧室に前記主絞りの上流側
を導入し、ポンプ室の容積を最小とする方向への移動変
位をカムリングに与える第1の流体圧室に前記主絞りの
下流側を導入してなるようにしたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記切換弁が、高回転域で第2の流体圧室をド
レン室に接続するようにしたものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記第2の流体圧室を切換弁につなぐ連
絡路系に絞りを設けたものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの発明において更に、前記主絞りの上流側を第2の流
体圧室につなぐ連絡路系に絞りを設けたものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの発明において更に、前記主絞りの下流側を第1の流
体圧室につなぐ連絡路系に絞りを設けたものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かの発明において更に、前記カムリングをポンプ室の容
積が最大となる方向に付勢する付勢手段を設けたもので
ある。
【0012】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て更に、前記カムリングと付勢手段の間にピストンを介
装し、該ピストンをポンプ吐出側通路に対して移動可能
にし、ポンプ吐出側通路の通路面積をピストンの移動に
よって変化させるように構成した可変絞りを前記主絞り
としたものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 低温作動時に、圧力流体の粘度が高い故に主絞りの上
流側の圧力が異常に高くなっても、この高圧は第2の流
体圧室に作用し、第1の流体圧室には作用しないので、
カムリングがポンプ室の容積を最小とする方向へオーバ
ーシュートすることがなく、ポンプは必要な流量を吐出
できる。
【0014】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 切換弁が、低回転域で第2の流体圧室を閉じるので、
低回転時には主絞りの上流側の圧力を第2の流体圧室に
閉じ込めるものとなり、第2の流体圧室に閉じ込めた圧
力によりカムリングをポンプ室の容積が最大となる側に
確実に維持できる。また、高回転域で第2の流体圧室を
ドレン室に接続するので、高回転時には第2の流体圧室
に供給された主絞りの上流側からの流量をドレン室へ逃
がし、第1の流体圧室に印加される主絞りの下流側の圧
力によりカムリングをポンプ室の容積が最小となる方向
へ確実に移動できる。これにより、カムリングの移動制
御を確実化できる。
【0015】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 第2の流体圧室と切換弁との連絡路系に絞りを設けた
から、切換弁が上述により高回転域で第2の流体圧室
をドレン室へ接続した以後、第2の流体圧室に主絞りの
上流側の圧力を適度に確保でき、カムリングの移動制御
を安定化し、ポンプの流量変動を抑えることができる。
【0016】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 主絞りの上流側と第2の流体圧室との連絡路系に絞り
を設けたから、主絞りの上流側からの脈動をこの絞りに
より吸収し、切換弁と組合せて第2の流体圧室の圧力を
制御でき、カムリングの移動制御を安定化し、ポンプの
流量変動を抑えることができる。
【0017】請求項5の発明によれば下記の作用があ
る。 主絞りの下流側と第1の流体圧室との連絡路系に絞り
を設けたから、主絞りの下流側の脈動をこの絞りにより
吸収し、カムリングの急激な移動を防止するようにカム
リングの移動制御を安定化し、ポンプの流量変動を抑え
ることができる。
【0018】請求項6の発明によれば下記の作用があ
る。 カムリングをポンプ室の容積が最大となる方向に付勢
する付勢手段を設けたから、ポンプの回転開始時にカム
リングを必ずポンプ室の容積が最大となる原状態に維持
し、カムリングの移動制御を安定化する。
【0019】請求項7の発明によれば下記の作用があ
る。 主絞りがポンプ吐出側通路の通路面積をピストンの移
動によって変化させる可変絞りにて構成したから、ポン
プの吐出流量を、ポンプの回転数と、カムリングの移動
によるポンプ室の容積変化により制御することに加え、
主絞りの絞り量によっても制御できる。従って、ポンプ
の吐出流量を高回転域で次第に低減し、ひいては一定の
小流量を維持する等、ポンプの吐出性能を多様に制御で
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は可変容量型ポンプを示す断
面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は油圧
回路図、図4は切換弁を示す断面図、図5は可変容量型
ポンプの変形例を示す断面図である。
【0021】可変容量型ポンプ10は、自動車の油圧パ
ワーステアリング装置の油圧発生源となるベーンポンプ
であり、図1〜図3に示す如く、ポンプケーシング11
に挿入されるポンプ軸12にセレーションにより固定さ
れて回転駆動されるロータ13を有している。ポンプケ
ーシング11は、ポンプハウジング11Aとカバー11
Bをボルト14で一体化して構成され、軸受15A〜1
5Cを介してポンプ軸12を支持している。ポンプ軸1
2は、自動車のエンジンで直接回転駆動可能とされてい
る。
【0022】ロータ13は周方向の多数位置のそれぞれ
に設けた溝16にベーン17を収容し、各ベーン17を
溝16に沿う半径方向に移動可能としている。
【0023】ポンプケーシング11のポンプハウジング
11Aの嵌装孔20には、プレッシャプレート18、ア
ダプタリング19が積層状態で嵌着され、これらは後述
する支点ピン21によって周方向に位置決めされた状態
でカバー11Bにより側方から固定保持されている。支
点ピン21の一端はカバー11Bに装着固定されてい
る。
【0024】ポンプケーシング11のポンプハウジング
11Aに固定されている上述のアダプタリング19には
カムリング22が嵌装されている。カムリング22は、
ロータ13とある偏心量をもってロータ13を囲み、プ
レッシャプレート18とカバー11Bの間で、ロータ1
3の外周部との間にポンプ室23を形成する。そして、
ポンプ室23のロータ回転方向上流側の吸込領域には、
カバー11Bに設けた吸込ポート24が開口し、この吸
込ポート24にはハウジング11A、カバー11Bに設
けた吸込通路(ドレン通路)25A、25Bを介してポ
ンプ10の吸込口26が連通せしめられている。他方、
ポンプ室23のロータ回転方向下流側の吐出領域には、
プレッシャプレート18に設けた吐出ポート27が開口
し、この吐出ポート27にはハウジング11Aに設けた
高圧力室28A、吐出通路28Bを介してポンプ10の
吐出口29が連通せしめられている。
【0025】これにより、可変容量型ポンプ10にあっ
ては、ポンプ軸12によってロータ13を回転駆動し、
ロータ13のベーン17が遠心力でカムリング22に押
し付けられて回転するとき、ポンプ室23のロータ回転
方向上流側では隣り合うベーン17間とカムリング22
とが囲む容積を回転とともに拡大して作動流体を吸込ポ
ート24から吸込み、ポンプ室23のロータ回転方向下
流側では隣り合うベーン17間とカムリング22とが囲
む容積を回転とともに減縮して作動流体を吐出ポート2
7から吐出する。
【0026】しかるに、可変容量型ポンプ10は、吐出
流量制御装置40を有している。吐出流量制御装置40
は、ポンプケーシング11に固定されている上述のアダ
プタリング19の鉛直最下部に前述の支点ピン21を載
置し、カムリング22の鉛直最下部をこの支点ピン21
に支持し、カムリング22をアダプタリング19内で揺
動変位可能としている。
【0027】吐出流量制御装置40は、ポンプケーシン
グ11を構成するポンプハウジング11Aに設けた、後
述する第2流体圧室44Bに導通しているばね室41A
にスプリング42を納め、このスプリング42にバック
アップされるピストン43を、アダプタリング19に設
けたピストン孔19Aに貫通させてカムリング22の外
周部に圧接せしめることにより、ポンプ室23の容積が
最大となるような付勢力をカムリング22に付与可能と
している。スプリング42は、ばね室41Aの開口部に
螺着されるコネクタ41によりバックアップされる。ピ
ストン43は、中空状本体部43Aと突状先端部43B
とを有し、本体部43Aの中空部にスプリング42を納
めるとともに該本体部43Aをコネクタ41の空洞部に
摺接可能とし、先端部43Bをカムリング22の外周部
に圧接可能とし、本体部43Aがコネクタ41とともに
形成するばね室41Aの背圧を第2流体圧室44Bに解
放するための連通孔43Cを備える。
【0028】尚、アダプタリング19は第2流体圧室4
4Bを形成する内周部の一部にカムリング移動規制スト
ッパ19Bを凸状形成され、後述するようにポンプ室2
3の容積を最小とするカムリング22の移動限を規制可
能としている。また、アダプタリング19は後述する第
1流体圧室44Aを形成する内周部の一部にカムリング
移動規制ストッパ19Cを凸状形成され、後述するよう
にポンプ室23の容積を最大とするカムリング22の移
動限を規制可能としている。
【0029】また、吐出流量制御装置40は、カムリン
グ22とアダプタリング19との間に第1と第2の流体
圧室44A、44Bを形成している。即ち、第1流体圧
室44Aと第2流体圧室44Bは、カムリング22とア
ダプタリング19の間で、支点ピン21と、その軸対称
位置に設けたシール材45とで分割される。このとき、
第1と第2の流体圧室44A、44Bは、カムリング2
2とアダプタリング19の間の両側方をカバー11Bと
プレッシャプレート18により区画され、アダプタリン
グ19の前述したカムリング移動規制ストッパ19B、
19Cにカムリング22が衝合したときに、ストッパ1
9Cの両側に分離される第1流体圧室44A同士を連絡
する連絡溝18A、ストッパ19Bの両側に分離される
第2流体圧室44B同士を連絡する連絡溝18Bをプレ
ッシャプレート18に備える。
【0030】ここで、前述したポンプ10の吐出経路に
おいて、ポンプ室23から吐出されてプレッシャプレー
ト18の吐出ポート27からポンプハウジング11Aの
高圧力室28Aに送出された圧力流体は、主絞り46を
介する吐出通路28Bに圧送されるようになっている。
主絞り46は、吐出通路28Bの中間部で、カムリング
22とスプリング42の間にピストン43を介装するこ
とにて可変絞りをなすように構成され、ピストン43の
外周に広巾環状溝43Dを、コネクタ41に連通孔41
B、絞り孔41C、環状溝41Dを形成し、吐出通路2
8Bの上流側と下流側をポンプハウジング11Aに設け
た環状溝、コネクタ41の連通孔41B、ピストン43
の環状溝43D、コネクタ41の絞り孔41C、環状溝
41Dにより連絡し、カムリング22の移動変位に伴う
ピストン43の移動によって絞り孔41Cの通路面積を
環状溝43Dのエッジで増減変化せしめる。
【0031】そして、吐出流量制御装置40は、カム
リング22の外周の流体圧室のうち、ポンプ室23の容
積を最大とする方向への移動変位をカムリング22に与
える第2流体圧室44Bに主絞り46の上流側を連絡路
101を介して導入し、ポンプ室23の容積を最小と
する方向への移動変位をカムリング22に与える第1流
体圧室44Aに主絞り46の下流側を連絡路102を介
して導入し、両流体圧室44A、44Bに作用する圧力
の差圧によりカムリング22を前述のスプリング42の
付勢力に抗して移動させ、ポンプ室23の容積を変化さ
せてポンプ10の吐出流量を制御する。
【0032】ここで、吐出流量制御装置40にあって
は、主絞り46の上、下流側の圧力差によって作動し、
ポンプ室23からの圧力流体の吐出流量に応じて第2流
体圧室44Bへの供給流体圧を制御することにより、カ
ムリング22を移動させてポンプ室23の容積を変化さ
せ、ポンプ室23からの吐出流量を制御する切換弁装置
48を有する。具体的には、切換弁装置48は、第2流
体圧室44Bに接続された連絡路49とドレン通路25
A(後述のドレン室56C)との間に介装され、連絡路
49に設けた絞り49Aとの連携により、ポンプ10の
低回転域では第2流体圧室44Bをドレン通路25A
(ドレン室56C)に対して閉じ、高回転域では第2流
体圧室44Bをドレン通路25A(ドレン室56C)に
接続する。
【0033】尚、切換弁装置48は、ポンプハウジング
11Aに穿設した弁格納孔51にスプリング52、切換
弁53を収容し、スプリング52で付勢される切換弁5
3をポンプハウジング11Aに螺着したキャップ54で
担持している。切換弁53は、弁体55A、切換弁体5
5Bを備え、弁体55Aの一端側に設けた加圧室56A
に吐出通路28Bの主絞り46より上流側の連絡路57
を連通し、切換弁体55Bの他端側に設けたスプリング
52が格納されている背圧室56Bに吐出通路28Bの
主絞り46より下流側の連絡路58を連通している。ま
た、弁体55Aと切換弁体55Bの間のドレン室56C
には前述した吸込通路(ドレン通路)25Aが貫通して
形成され、タンクに連絡される。切換弁体55Bは、前
述の連絡路49を開閉可能としている。即ち、ポンプ1
0の吐出圧力が低い低回転域では、スプリング52の付
勢力により切換弁53を図2に示す原位置に設定し、切
換弁体55Bにより第2流体圧室44Bとの連絡路49
を閉じ、ポンプ10の中高回転域では加圧室56Aに加
えられる高圧流体により切換弁53を移動させて連絡路
49を開き、第2流体圧室44Bの高圧流体をドレン室
56Cに排出することを可能とする。
【0034】尚、吐出流量制御装置40において、主絞
り46の上流側を第2流体圧室44Bにつなぐ連絡路1
01には絞り101Aが設けられ、主絞り46の上流側
からの脈動を吸収可能とする。
【0035】また、主絞り46の下流側を第1流体圧室
44Aへつなぐ連絡路102には絞り102Aが設けら
れ、主絞り46の下流側からの脈動を吸収可能とする。
【0036】また、切換弁装置48の加圧室56Aに連
通する連絡路57には絞り57Aが設けられ、主絞り4
6の上流側からの脈動を吸収可能とする。
【0037】従って、吐出流量制御装置40を用いたポ
ンプ10の吐出流量特性は以下の如くになる。
【0038】(1)ポンプ10の回転数が低い自動車の低
速走行域では、ポンプ室23から吐出されて切換弁装置
48の加圧室56Aに及ぶ流体の圧力が未だ低く、切換
弁53は原位置に位置し、切換弁53は第2流体圧室4
4Bのドレン室56Cへの連絡路49を閉じる。このた
め、主絞り46の上流側の圧力が第2流体圧室44Bに
供給されて閉じ込められ、第1流体圧室44Aには主絞
り46の下流側の圧力が印加される。このため、カムリ
ング22は第1流体圧室44Aと第2流体圧室44Bの
圧力差とスプリング42の付勢力によりポンプ室23の
容積を最大とする側に維持され、ポンプ10の吐出流量
は、回転数に比例して増加する。
【0039】(2)ポンプ10の回転数の増加により、ポ
ンプ室23から吐出されて切換弁装置48の加圧室56
Aに及ぶ流体の圧力が高くなると、切換弁装置48はス
プリング52の付勢力に抗して切換弁53を移動させて
第2流体圧室44Bのドレン室56Cへの連絡路49を
開く。これにより、第2流体圧室44Bの圧力が下が
り、カムリング22は第1流体圧室44Aと第2流体圧
室44Bの圧力差によりポンプ室23の容積を小さくす
る側に移動していく。従って、ポンプ10の吐出流量
は、回転数の増加に対し、回転数の増加による流量増加
分と、ポンプ室23の容積減縮による流量減少分とを相
殺し、一定の大流量を維持する。
【0040】(3)ポンプ10の回転数が継続して更に増
加し、カムリング22が更に移動することにより、カム
リング22がスプリング42を一定量超えて押動する
と、このカムリング22の移動変位に伴うピストン43
の移動により主絞り46を絞り始める。従って、ポンプ
10の吐出通路28Bの下流側に圧送される吐出流量
は、この主絞り46の絞り量に比例して低減する。
【0041】(4)ポンプ10の回転数が一定値を超える
自動車の高速運転域に達すると、カムリング22がアダ
プタリング19のストッパ19Bに衝合する移動限に達
し、主絞り46の絞り量も最大となり、ポンプ10の吐
出流量は一定の小流量を維持する。
【0042】尚、ポンプ10にあっては、高圧力室28
Aと吸込通路(ドレン通路)25Aと、ドレン室56C
の間に、ポンプ吐出側での過大流体圧をリリーフする切
換弁としてのリリーフ弁70を有している。また、ポン
プ10は、吸込通路25Bからポンプ軸12の軸受15
Cに向かう潤滑油供給路121をカバー11Bに穿設
し、ポンプ軸12の軸受15Bまわりから吸込通路25
Aに戻る潤滑油戻り路122をポンプハウジング11A
に穿設してある。
【0043】リリーフ弁70は、切換弁装置48に内蔵
され、切換弁53そのものからなる主弁71にパイロッ
ト弁を構成するボール73を付帯させたパイロット作動
型にて構成されている。そして、主弁71は、ポンプ吐
出側通路に設けた主絞り46の上流側通路、換言すれば
第1弁室(加圧室56Aと同じ)81をドレン通路25
A(吸込通路)に対し開閉可能とする。また、ボール7
3には、ポンプ吐出側通路に設けた主絞り46の下流側
の流体圧、ひいては第2弁室(背圧室56Bと同じ)8
2の流体圧が印加される。
【0044】具体的には、リリーフ弁70は、下記(a)
〜(c) の構成を備える。 (a)リリーフ弁70は、弁格納孔51内に摺動可能に主
弁71(切換弁53)を設け、弁格納孔51の主弁71
に対する一端側に定めた第1弁室81(加圧室56A)
には、ポンプ10の吐出側通路に設けた主絞り46の上
流側の流体圧を印加する。また、弁格納孔51の主弁7
1に対する他端側に定めた第2弁室82(背圧室56
B)には、該メータリングオリフィス46の下流側の流
体圧を印加する。そして、リリーフ弁70は、第1弁室
81をドレン室56C経由でドレン通路25Aに連絡す
るリリーフ路83(不図示)を弁格納孔51に設け、主
弁71を第1弁室81の側に付勢して主弁71をリリー
フ路83の閉じ位置に設定するスプリング84(スプリ
ング52と同じ)を備える。
【0045】(b) リリーフ弁70は、流体圧をリリーフ
するための軸孔71Aが形成されるとともに該軸孔71
Aに交差するリリーフ孔71Bが形成されて弁格納孔5
1に摺動可能に設けられる主弁71と、主弁71の軸孔
71Aの流入側開口端に挿着されて該軸孔71Aの内外
を連通する連通孔72Aを備えるとともに該連通孔72
Aの流出側端にボール受面72Bが形成された弁シート
72と、主弁71の軸孔71Aに移動可能に設けられて
いて弁シート72のボール受面72Bに当接可能とされ
るボール73と、主弁71の軸孔71Aに設けられてい
てスプリング75にバックアップされる状態でボール7
3を弁シート72のボール受面72Bに押圧するボール
押面74Aを備えたスプリング押え74とを有する。
尚、71Cは主弁71のスプリング75を収容する軸孔
71Aの側壁に設けられてスプリング押え74の移動を
スムースにするためにドレン室56C、ドレン通路25
Aに対向している流体圧逃し孔(リリーフ孔)である。
【0046】(c)リリーフ弁70の弁シート72のボー
ル受面72Bを、その連通孔72Aの軸方向で流体が流
出する方向に向けて拡開するテーパ面とする。同時に、
スプリング押え74のボール押面74Aの周辺端面74
Bを、該スプリング押え74の軸方向で反ボール押圧方
向に向けて拡開するテーパ面とする。
【0047】リリーフ弁70は、ポンプ10が用いられ
ているパワーステアリング装置による操舵の据え切り状
態が持続する等により、ポンプ吐出側での流体圧が過大
になり、主絞り46の下流側の吐出通路につながってい
る第2弁室82の流体圧がリリーフ設定圧に達すると、
第2弁室82の流体圧がボール73をスプリング75に
抗して開動作せしめる。これにより、第2弁室82の流
体圧をリリーフ孔71Bからドレン室56C経由でドレ
ン通路25Aへリリーフし、このリリーフによる第2弁
室82の流体圧の低減状態下で、主弁71を第1弁室8
1の流体圧によりスプリング84に抗して開動作させ、
結果として第1弁室81の流体圧をリリーフ路83から
ドレン室56C経由でドレン通路25Aへリリーフ可能
とする。これにより、ポンプ吐出側の過大流体圧をリリ
ーフできるものとなる。
【0048】本実施形態によれば、以下の作用がある。 低温作動時に、圧力流体の粘度が高い故に主絞り46
の上流側の圧力が異常に高くなっても、この高圧は第2
流体圧室44Bに作用し、第1流体圧室44Aには作用
しないので、カムリング22がポンプ室23の容積を最
小とする方向へオーバーシュートすることがなく、ポン
プ10は必要な流量を吐出できる。
【0049】切換弁装置48が、低回転域で第2流体
圧室44Bを閉じるので、低回転時には主絞り46の上
流側の圧力を第2流体圧室44Bに閉じ込めるものとな
り、第2流体圧室44Bに閉じ込めた圧力によりカムリ
ング22をポンプ室23の容積が最大となる側に確実に
維持できる。また、高回転域で第2流体圧室44Bをド
レン室56Cに接続するので、高回転時には第2流体圧
室44Bに供給された主絞り46の上流側からの流量を
ドレン室56Cへ逃がし、第1流体圧室44Aに印加さ
れる主絞り46の下流側の圧力によりカムリング22を
ポンプ室23の容積が最小となる方向へ確実に移動でき
る。これにより、カムリング22の移動制御を確実化で
きる。
【0050】第2流体圧室44Bと切換弁装置48と
の連絡路49に絞り49Aを設けたから、切換弁装置4
8が上述により高回転域で第2流体圧室44Bをドレ
ン室56Cへ接続した以後、第2流体圧室44Bに主絞
り46の上流側の圧力を適度に確保でき、カムリング2
2の移動制御を安定化し、ポンプ10の流量変動を抑え
ることができる。
【0051】主絞り46の上流側と第2流体圧室44
Bとの連絡路101に絞り101Aを設けたから、主絞
り46の上流側からの脈動をこの絞り101Aにより吸
収し、切換弁としてのリリーフ弁70と組合せて第2流
体圧室44Bの圧力を制御でき、カムリング22の移動
制御を安定化し、ポンプ10の流量変動を抑えることが
できる。
【0052】主絞り46の下流側と第1流体圧室44
Aとの連絡路102に絞り102Aを設けたから、主絞
り46の下流側の脈動をこの絞り102Aにより吸収
し、カムリング22の急激な移動を防止するようにカム
リング22の移動制御を安定化し、ポンプ10の流量変
動を抑えることができる。
【0053】カムリング22をポンプ室23の容積が
最大となる方向に付勢するスプリング42を設けたか
ら、ポンプ10の回転開始時にカムリング22を必ずポ
ンプ室23の容積が最大となる原状態に維持し、カムリ
ング22の移動制御を安定化する。
【0054】主絞り46が吐出通路28Bの通路面積
をピストン43の移動によって変化させる可変絞りにて
構成したから、ポンプ10の吐出流量を、ポンプ10の
回転数と、カムリング22の移動によるポンプ室23の
容積変化により制御することに加え、主絞り46の絞り
量によっても制御できる。従って、ポンプ10の吐出流
量を高回転域で次第に低減し、ひいては一定の小流量を
維持する等、ポンプ10の吐出性能を多様に制御でき
る。
【0055】図5の可変容量型ポンプ10が図1〜図4
のポンプ10と実質的に異なる点は、ピストン43を丸
棒状中実体からなるものとし、ばね室41Aの背圧を解
放するように環状溝43Dに連通する連通孔43Eを設
け、ばね室41Aをそれらの連通孔43E、環状溝43
Dを介して、第2流体圧室44Bに導通されている、主
絞り46の上流側の吐出通路28Bに連通させたことに
ある。尚、コネクタ41は、連通孔41Bに連通する状
態で、主絞り46の上流側の吐出通路28Bに連通する
環状溝41Eを備える。
【0056】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ポンプの
低温作動時の吐出性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は可変容量型ポンプを示す断面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図3は油圧回路図である。
【図4】図4は切換弁を示す断面図である。
【図5】図5は可変容量型ポンプの変形例を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 可変容量型ポンプ 11 ポンプケーシング 12 ポンプ軸 13 ロータ 16 溝 17 ベーン 19 アダプタリング 20 嵌装孔 22 カムリング 23 ポンプ室 25A ドレン通路(吸込通路) 42 スプリング(付勢手段) 43 ピストン 44A 第1流体圧室 44B 第2流体圧室 46 主絞り 48 切換弁装置 49 連絡路 49A 絞り 53 切換弁 56C ドレン室 70 リリーフ弁(切換弁) 101 連絡路 101A 絞り 102 連絡路 102A 絞り

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプケーシングに挿入されるポンプ軸
    に固定して回転駆動されるとともに、多数のベーンを溝
    に収容して半径方向に移動可能としてなるロータと、 ポンプケーシング内の嵌装孔に嵌装され、ロータの外周
    部との間にポンプ室を形成するとともに、ポンプケーシ
    ング内で移動変位可能とされ、ポンプケーシングとの間
    に第1と第2の流体圧室を形成するカムリングと、 ポンプ吐出側通路に設けた主絞りの上、下流側の圧力差
    によって作動し、ポンプ室からの圧力流体の吐出流量に
    応じて第2の流体圧室への供給流体圧を制御することに
    より、カムリングを移動させてポンプ室の容積を変化さ
    せ、ポンプ室からの吐出流量を制御可能とする切換弁と
    を有してなる可変容量型ポンプにおいて、 前記カムリングの外周の流体圧室のうち、ポンプ室の容
    積を最大とする方向への移動変位をカムリングに与える
    第2の流体圧室に前記主絞りの上流側を導入し、ポンプ
    室の容積を最小とする方向への移動変位をカムリングに
    与える第1の流体圧室に前記主絞りの下流側を導入して
    なることを特徴とする可変容量型ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記切換弁が、高回転域で第2の流体圧
    室をドレン室に接続する請求項1に記載の可変容量型ポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 前記第2の流体圧室を切換弁につなぐ連
    絡路系に絞りを設けた請求項1又は2に記載の可変容量
    型ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記主絞りの上流側を第2の流体圧室に
    つなぐ連絡路系に絞りを設けた請求項1〜3のいずれか
    に記載の可変容量型ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記主絞りの下流側を第1の流体圧室に
    つなぐ連絡路系に絞りを設けた請求項1〜4のいずれか
    に記載の可変容量型ポンプ。
  6. 【請求項6】 前記カムリングをポンプ室の容積が最大
    となる方向に付勢する付勢手段を設けた請求項1〜5の
    いずれかに記載の可変容量型ポンプ。
  7. 【請求項7】 前記カムリングと付勢手段の間にピスト
    ンを介装し、該ピストンをポンプ吐出側通路に対して移
    動可能にし、ポンプ吐出側通路の通路面積をピストンの
    移動によって変化させるように構成した可変絞りを前記
    主絞りとした請求項6に記載の可変容量型ポンプ。
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