JP2002166223A - 塗装部品 - Google Patents

塗装部品

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JP2002166223A JP2000364472A JP2000364472A JP2002166223A JP 2002166223 A JP2002166223 A JP 2002166223A JP 2000364472 A JP2000364472 A JP 2000364472A JP 2000364472 A JP2000364472 A JP 2000364472A JP 2002166223 A JP2002166223 A JP 2002166223A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装部品において、外観の意匠性を向上させ
る。 【解決手段】 リール本体1は、表面が塗装された両軸
受リールの部品であって、基材部10と、基材部10の
表層側に塗装により形成された下地膜層12と、下地膜
層12の表層側に半透明に形成されミラー効果を有する
金属膜層13とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装部品、特に、
釣り用品等の屋外で使用される表面が塗装された塗装部
品に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外で使用されることが多い釣り用品な
どに使用される部品、特にマグネシウム合金等の金属製
の部品では、表面に塗料による塗膜が形成されることが
多い。このような塗膜を部品本体に形成すると、部品本
体が直接的に腐食雰囲気に曝されなくなるので、耐食性
を向上させることができる。また、種々の色の塗料によ
り塗膜を形成することで外観の意匠性を向上させること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の塗装部品で
は、通常のアクリル樹脂塗料やウレタン樹脂塗料等の塗
料により塗膜を形成する場合、部品本体が塗膜により完
全に隠蔽される。このため、たとえばマグネシウム合金
等の金属製の塗装部品では、塗膜による種々の色の意匠
は得られるが、塗膜により部品本体が覆われて本来の金
属的な高級感がある外観が得られず、外観の意匠性を損
なうおそれがある。
【0004】本発明の課題は、塗装部品において、外観
の意匠性を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1に係る塗装部品
は、表面が塗装された部品であって、部品本体と、部品
本体の表層側に塗装により形成された下地膜層と、下地
膜層の表層側に半透明に形成されミラー効果を有する金
属膜層とを備えている。
【0006】この塗装部品では、たとえば合成樹脂やマ
グネシウム合金等の部品本体に塗料による下地膜層を形
成し、その上層にたとえば金属蒸着法により半透明のミ
ラー効果を有する金属をハーフに飛ばして半透明の金属
膜層を形成する。ここで、金属をハーフに飛ばすとは、
たとえば金属膜層の膜厚を調整することにより、下地膜
層を隠蔽する割合を変化させることである。この場合
は、光が金属膜層を透過して下地膜層を視認できる程度
に、たとえば50%、25%、15%、5%等に飛ば
す、つまり下地膜層の隠蔽割合を前記のようにすること
が望ましい。ここでは、ある位置では光が下地膜層で反
射してそのまま塗料の調色が表出し、他の位置ではハー
フミラー効果により金属膜層で反射し下地膜層の調色を
残しながら金属的な鏡面が表れるので、下地膜層による
種々の色の意匠と金属膜層による金属的な鏡面とを得る
ことができ、外観の意匠性を向上させることができる。
【0007】発明2に係る塗装部品は、発明1の塗装部
品において、金属膜層は、金属蒸着法により形成され、
クロム、ニッケル、亜鉛、マグネシウム、アルミニウ
ム、ステンレス合金、チタンのうちいずれか1つを含む
層である。この場合、金属膜層は、イオンプレーティン
グ法やスパッタリング法等の金属蒸着法により形成され
ているので、非常に硬い薄膜で形成することができる。
また、金属をハーフに飛ばすことにより、下地膜層の塗
料との密着性が向上し、層間剥離が生じにくくなる。
【0008】なお、クロム、ニッケル、亜鉛、マグネシ
ウム、アルミニウム、ステンレス合金、チタンはいずれ
もハーフミラー効果が顕著な金属であって、たとえば膜
厚によって調色が変化する酸化チタン、硫化亜鉛、フッ
化マグネシウム等の場合には、多層膜にすることでレイ
ンボー効果が生じ、さらに外観の意匠性を向上できる。
【0009】発明3に係る塗装部品は、発明1又は2の
塗装部品において、金属膜層はスパッタリング法により
形成されている。この場合、金属膜層は、陰極の金属を
陽イオンによって飛び出させる方法であるスパッタリン
グ法により形成されているので、非常に硬い薄膜を容易
に形成することができる。
【0010】発明4に係る塗装部品は、発明1又は2の
塗装部品において、金属膜層はイオンプレーティング法
により形成されている。この場合、金属膜層は、蒸発し
た金属粒子の一部をイオン化して他の中性粒子とともに
表面に付着される方法であるイオンプレーティング法に
より形成されているので、非常に硬い薄膜を形成するこ
とができる。
【0011】発明5に係る塗装部品は、発明1から4の
いずれかの塗装部品において、金属膜層の表層側にクリ
ア塗装により形成された保護膜層をさらに備えている。
この場合、たとえばアクリル樹脂塗料や紫外線硬化樹脂
塗料を塗布することにより、金属膜層を保護することが
できる。
【0012】発明6に係る塗装部品は、発明1から5の
いずれかの塗装部品において、部品本体は少なくともア
ルミニウム合金及びマグネシウム合金のいずれかにより
形成されており、部品本体と下地膜層との間に陽極酸化
法により形成された陽極酸化被膜層をさらに備えてい
る。この場合、陽極酸化被膜層を形成することにより、
アルミニウム合金製又はマグネシウム合金製の部品本体
の腐食をより起こりにくくすることができる。
【0013】発明7に係る塗装部品は、発明1から6の
いずれかの塗装部品において、部品本体は釣り用品に使
用される。この場合、屋外の腐食雰囲気で使用されるこ
とが多い釣り用品の塗膜層が傷つきにくくなり、釣り用
品の美観を維持できるとともに、部品本体が腐食雰囲気
に直接曝されにくくなり、部品本体が腐食しにくくな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態を採用した両軸受リールは、図1及び図2に示す
ように、ベイトキャスト用のロープロフィール型のリー
ルである。この両軸受リールは、マグネシウム合金製の
リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプ
ール回転用のハンドル組立体2と、リール本体1の内部
に回転自在かつ着脱自在に装着された糸巻き用のスプー
ル4とを備えている。ハンドル組立体2のリール本体1
側には、ドラグ調整用のスタードラグ3が設けられてい
る。
【0015】リール本体1は、フレーム5と、フレーム
5の両側方に装着された側カバー6と、フレーム5の前
方を覆う前カバー7と、上部を覆うサムレスト8とを有
している。リール本体1を構成する各部材は、マグネシ
ウム合金やアルミニウム合金などの金属製であり、各部
材の表面には各種の表面処理が施されている。
【0016】次に、リール本体1を構成する各部材の表
面構造について詳細に説明する。図3に示すように、各
部材のマグネシウム合金又はアルミニウム合金製の基材
部10表面には、陽極酸化法により陽極酸化被膜層11
が形成されている。陽極酸化被膜層11の表面には、た
とえばメタリック塗装により形成された下地膜層12が
形成されている。下地膜層12の表面にはたとえばアル
ミニウムをスパッタリング法により金属蒸着させた半透
明の金属膜層13が形成されている。そして、金属膜層
13の表面には最表層として、たとえば、透明な紫外線
硬化樹脂塗料による保護膜層14が形成されている。
【0017】陽極酸化被膜層11は、この陽極酸化被膜
層11により表層側の塗料の付着性を良好にするための
下地の被膜である。陽極酸化被膜層11は、マグネシウ
ム合金製の基材部10を陽極にして、硫酸、蓚酸、クロ
ム酸等の溶液中で電解すると、陽極に発生する酸素によ
り形成された被膜である。この陽極酸化被膜層11は、
電気絶縁性が高く、耐食性及び耐磨耗性にも優れてい
る。
【0018】下地膜層12は、表面に種々の色の意匠を
表現するための塗膜層である。下地膜層12は、たとえ
ば、ポリアミン樹脂を主成分とするカチオン形電着塗料
を用いた電着塗装法やスプレーノズルで塗料を吹き付け
る吹き付け法等の公知の塗装法により形成されている。
【0019】電着塗装を行う場合は、陽極酸化被膜層1
1を形成した基材部10を塗料槽に浸漬させ、基材部1
0を陰極、塗料層に設けた電極板を陽極として、直流電
圧をかけることにより、塗料を電気的に塗着させる。こ
のように下地膜層12を電着塗装法により形成すると、
防錆性が向上するとともに、陽極酸化被膜層11の表面
に塗膜が均一に付着しやすくなる。
【0020】金属膜層13は、たとえばアルミニウムを
ターゲットにしてスパッタリング法によりハーフに飛ば
して膜厚を調整して下地膜層12の隠蔽割合をたとえは
80%〜5%の間で変化させ、半透明のミラー効果を有
する金属膜となるように形成されている。具体的には、
アルミニウムの場合、700オングストローム以上の膜
厚では、下地膜層12がほぼ隠蔽されて下地膜層12の
意匠は隠れてしまう。そこで、たとえば600〜50オ
ングストロームの膜厚にすると、膜厚に応じた半透明な
金属膜になり、下地膜層12の意匠が見えながら金属的
なミラー効果を有する鏡面になる。膜厚の調整は成膜時
間を調整することで行える。成膜時間を短くすれば膜厚
は薄くなり逆に長くすれば膜厚は長くなる。
【0021】ただし、下地膜層12の塗料の種類によっ
てもミラー効果が得られる膜厚は変化する。たとえば、
下地膜層がメタリック塗料の場合、粒子の粗いメタリッ
ク粉と粒子の細かいメタリック粉とでは、同じ膜厚の金
属膜層13を成膜させても、下地膜層12のミラー効果
による見え具合が異なる。このため、金属膜層13の膜
厚は前述した600〜50オングストロームに限定され
ない。また、使用するターゲット金属の種類によっても
半透明のミラー効果を出すための膜厚は異なるものにな
る。
【0022】保護膜層14は、たとえば不飽和ポリエス
テル樹脂等の紫外線硬化塗料を用いて形成されている。
保護膜層14は、短時間で均一的に硬化されるので、耐
磨耗性を向上させることができる。また、保護膜層14
は、素地の凹凸を平滑にするレベリング効果により、金
属膜層13の金属的光沢をさらに発揮させることができ
る。なお、保護膜層14は透明でクリアな塗膜層である
ので、金属膜層13の光沢を外表面に現すことができ
る。
【0023】ハンドル組立体2、スタードラグ3及びス
プール4もそれぞれマグネシウム合金製又はアルミニウ
ム合金製である。これらの表面にも、各部材の金属製の
基材部10表面に陽極酸化法による陽極酸化被膜層11
が形成され、この陽極酸化被膜層11の表面に下地膜層
12が形成され、この下地膜層12の上に金属膜層13
及び保護膜層14が形成されている。
【0024】このように、リール本体1を構成する各部
材の表面構造について、金属製の基材部10の表面に陽
極酸化被膜層11が形成され、陽極酸化被膜層11の上
に下地膜層12、金属膜層13、保護膜層14が順次形
成されている。マグネシウム合金製の基材部10とアル
ミニウム製の金属膜層13との間に、陽極酸化被膜層1
1が形成されているので、マグネシウム合金とアルミニ
ウムとの異種金属間接触を起こりにくくすることができ
る。したがって、マグネシウム合金とアルミニウムとで
局部電池が形成されるのを抑えることができ、マグネシ
ウム合金製の基材部10の腐食を起こりにくくすること
ができる。
【0025】また、下地膜層12を完全には隠蔽しない
ように金属膜層13の膜厚を薄くして半透明にしたの
で、下地膜層12で反射した光により下地膜層12の色
が表面に表れるとともに、金属膜層13で反射した光に
より金属的な鏡面が得られる。このため、種々に色づけ
られた意匠を表現できるとともに金属的な鏡面も表現で
き、意匠性を向上させることができる。
【0026】〔他の実施形態〕 (a) 本発明は釣り用リールに限定されるものではな
く、釣り用品や自転車やゴルフ用品などの主に屋外で用
いられる製品に使用される部品に適用できる。たとえ
ば、釣り竿やクーラーボックス等の釣り用品、自転車の
ブレーキレバーやブレーキアーム等のブレーキ装置やフ
ロントディレーラやリアディレーラ等の変速装置、ゴル
フクラブのヘッドやシャフト等のゴルフ部品や他のゴル
フ用品にも本発明を適用できる。
【0027】(b) 前記実施形態では、基材部10を
金属製にしたが、基材部10は合成樹脂等の金属以外の
材質でもよい。この場合には、金属を用いなくても金属
的な鏡面を得ることができ、部品のコストダウンを図っ
て意匠を向上させることができる。
【0028】(c) 前記実施形態では、金属膜層13
をアルミニウムのスパッタリング法により形成したが、
イオンプレーティング法等の他の金属蒸着法を用いても
よい。イオンプレーティング法は、真空容器の中で金属
を蒸発させて、蒸発された粒子をイオン化し、他の中性
粒子とともに素材表面に金属薄膜を形成する方法であ
る。
【0029】また、アルミニウムに代えて、クロム、ニ
ッケル、亜鉛、マグネシウム、ステンレス合金、チタン
のような金属をスパッタリング法やイオンプレーティン
グ法等の金属蒸着法により形成してもよい。とくに、ク
ロム蒸着による金属膜層は、非常に硬い薄膜であるのこ
ので、耐磨耗性を向上させることができる。また、クロ
ムは、耐食性に優れ、また金属光沢を有しているので、
美観の向上を図ることができる。
【0030】(d) 保護膜層14は、透明なクリアな
ものに限定されず、着色されたものでもよい。 (e) メタリック塗装の上にレベリングと保護とを兼
ねたクリア塗装を行い、この2つの塗膜を合わせて下地
膜層12としてもよい。
【0031】(f) 下地膜層12上又はメタリック塗
装とクリア塗装との間の下地膜層12中にパッド印刷や
スクリーン印刷によって模様や文字が印刷されていても
よい。この場合、ハーフミラー効果を有する金属膜層1
3を通して、角度によって模様や文字の見え方が変化
し、装飾性がいっそう向上する。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ある位置では光が下地
膜層で反射してそのまま塗料の調色が表出し、他の位置
ではミラー効果により金属膜層で反射し下地膜層の調色
を残しながら金属的な鏡面が表れるので、下地膜層によ
る種々の色の意匠と金属膜層による金属的な鏡面とを得
ることができ、外観の意匠性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの
平面図。
【図2】前記両軸受リールの断面平面図。
【図3】リール本体の断面拡大模式図。
【符号の説明】
1 リール本体 10 基材部 11 陽極酸化被膜層 12 下地膜層 13 金属膜層 14 保護膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01K 97/20 501 A63B 53/04 Z A63B 53/04 53/10 Z 53/10 53/12 Z 53/12 B05D 3/10 E B05D 3/10 B 5/06 101A 5/06 101 A01K 87/00 630N

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が塗装された部品であって、 部品本体と、 前記部品本体の表層側に塗装により形成された下地膜層
    と、 前記下地膜層の表層側に半透明に形成されミラー効果を
    有する金属膜層と、を備えた塗装部品。
  2. 【請求項2】前記金属膜層は、金属蒸着法により形成さ
    れ、クロム、ニッケル、亜鉛、マグネシウム、アルミニ
    ウム、ステンレス合金、チタンのうちいずれか1つを含
    む層である、請求項1に記載の塗装部品。
  3. 【請求項3】前記金属膜層はスパッタリング法により形
    成されている、請求項1又は2に記載の塗装部品。
  4. 【請求項4】前記金属膜層はイオンプレーティング法に
    より形成されている、請求項1又は2に記載の塗装部
    品。
  5. 【請求項5】前記金属膜層の表層側にクリア塗装により
    形成された保護膜層をさらに備えている、請求項1から
    4のいずれかに記載の塗装部品。
  6. 【請求項6】前記部品本体は少なくともアルミニウム合
    金及びマグネシウム合金のいずれかにより形成されてお
    り、 前記部品本体と前記下地膜層との間に陽極酸化法により
    形成された陽極酸化被膜層をさらに備えている、請求項
    1から5のいずれかに記載の塗装部品。
  7. 【請求項7】前記部品本体は釣り用品に使用される、請
    求項1から6のいずれかに記載の塗装部品。
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