JP2004222906A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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喜則 佐野
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Abstract

【課題】適度な光輝性を有しかつ厚みを感じることができる塗膜を形成することにより、高級感のある優れた外観を有し、かつ、塗膜の密着性に優れたゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】ヘッド基体の表面に塗膜を有するゴルフクラブヘッドである。塗膜は、金属酸化物で被覆されたガラス片を含有する光輝性塗料からなる光輝層を含み、かつ光輝性塗料におけるガラス片の含有率は、光輝性塗料の固形分に対して0.01重量%以上でかつ1.0重量%以下であるとともに、塗膜の全厚さは100μm以下であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光輝性のある塗膜を有するゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属製ヘッドをはじめとするゴルフクラブヘッドは美観を高めるため塗装されることが多く、一般には着色顔料を含有した着色塗料やメタリック塗料が使用されている。また、更に美観を向上させるため、偏光材料を含有する偏光塗料や、金属ヘッド基体の金属表面が透けて見えるカラークリア等が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−325868号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
着色塗料やメタリック塗料による塗装では、塗装の容易性や耐久性には問題がないものの、塗装したヘッドの外観において塗膜の厚みが感じられず、あるいは重い感じがして高級感が感じられず、特に中、上級のゴルフプレーヤーに好まれないという問題がある。この問題を解消するため、パール顔料等を含む偏光塗料による塗装が行われているが、塗装厚みを感じさせる外観が十分に達成されていない。
【0005】
また、ヘッド基体の金属表面が透けて見えるカラークリア塗装では、金属表面からの反射光を視認できるため、塗装厚みを感じることができ、かつ金属光沢を有するので美観上優れている。しかし、金属光沢を出すためにヘッド基体の表面をミラー状もしくはサテン状に研磨する必要があり、表面の凹凸が少なくなってしまうため、塗膜との密着が悪くなってしまう。さらに、特に鋳造法により製造された金属ヘッドの表面には巣が生じやすいが、カラークリア塗装ではこの巣が見えてしまうため、巣を隠すための下地処理に手間を要するという問題があった。
【0006】
本発明は、以上のような問題点に鑑みなされたものであって、適度な光輝性を有しかつ厚みを感じることができる塗膜を形成することにより、高級感のある優れた外観を有し、かつ、塗膜の密着性に優れたゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、ヘッド基体の表面に塗膜を有するゴルフクラブヘッドであって、前記塗膜は、金属酸化物で被覆されたガラス片を含有する光輝性塗料からなる光輝層を含み、かつ前記光輝性塗料における前記ガラス片の含有率は、前記光輝性塗料の固形分に対して0.01重量%以上でかつ1.0重量%以下であるとともに、前記塗膜の全厚さは100μm以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッドとしている。このようにすると、金属酸化物で被覆されたガラス片は光透過性を有するため、光がこのガラス片を透過して光輝層よりも下層に至り、またこの下層からの光がガラス片を透過して視認できるため、光輝層の下地からの反射光が多くなり、塗膜の厚みを感じることができる。さらに、金属酸化物の被覆層の表面における反射光と、この被覆層の下地であるガラス基体のガラス表面での反射光が干渉することにより、被覆層の厚みに応じて各種の色で発色するため、この発色光及び他の反射光により独自の発色と光輝性が得られる。このため、ヘッド基体に光沢性を有する加工をしなくても光輝性を得ることができる。さらに、ガラス片の含有割合を上記範囲に限定しているため、適度な光輝性と塗膜強度を得ることができる。また塗膜の全厚さを100μm以下としているため、塗膜の耐衝撃性を確保できる。
【0008】
前記塗膜は、着色顔料を含有する着色塗料からなる着色層と、この着色層の外側に形成されかつ偏光顔料を含有する偏光塗料からなる偏光層と、この偏光層の外側に形成された前記光輝層と、を含む構成としてもよい。このようにすると、前述のような光輝層による作用に加えて、着色層からの反射光及び光輝層からの各種光のそれぞれが、偏光層による偏光作用を受けるので、この複数種類の偏光作用により高い光輝性を有しかつ多様な偏光を持った反射光を得ることができる。
【0009】
また、前記光輝層の外側に、クリア塗料からなるクリア層を設け、このクリア層が前記塗膜の最外層となっている構成としてもよい。この場合は、光輝層からの光を十分に視認でき、また光輝層を遮光することなく光輝層を保護することができる。
【0010】
前記光輝性塗料は、クリア塗料に前記ガラス片を含有させた構成としてもよい。このようにすると、光輝層の透光性がより高くなるので、前述のような光輝層の効果をより一層顕在化させることができる。また前記ガラス片は、平均厚みが0.1μm以上でかつ10μm以下であるとともに、平均粒径が5μm以上でかつ250μm以下であるのが好ましい。このようにすると、厚みの範囲を限定したので光輝性と耐衝撃性を両立することができる。また、平均粒径の範囲を限定したので、粒径が小さすぎて光輝性が不足することがなく、また、粒径が大きすぎて塗膜表面に凹凸ができ外観を害することが抑制される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態である、外表面の全体が塗装されたウッド型のゴルフクラブヘッドであるヘッド1の斜視図である。図2は、このヘッド1の塗膜部分の拡大断面図である。この塗膜2は、ヘッド基体3の表面上に形成されたプライマー層2aと、このプライマー層2aの上に形成された着色層2bと、この着色層2bの上に形成された光輝層2cと、この光輝層2cの上であって塗膜2の最外層に形成されたクリア層2dの、合計4層から成る。
【0012】
プライマー層2aは、ヘッド基体3の表面の凹凸を埋め塗膜の下地を滑らかにするとともに、金属等のヘッド基体3と塗膜との密着を向上させるのに役立つ。このプライマー層2aの材質としては、無色透明の塗料がよく、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等をベース樹脂とする塗料を用いることができるが、チタン合金やステンレス等の金属との密着性がよく耐衝撃性に優れたポリエステル系樹脂が好適に用いられる。このプライマー層2aの厚みは特に限定されないが、例えば5〜40μm、より好ましくは10〜25μmとするのがよい。プライマー層2aが薄すぎるとヘッド表面の凹凸を埋めて滑らかにするのが困難となる場合があり、厚すぎると耐衝撃性が低下する傾向があるからである。
【0013】
着色層2bを構成する着色塗料は、着色顔料を含有する塗料であって、その材質は特に限定されないが、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等をベース樹脂としこれに所望の色を出すための着色顔料や溶剤等を混合したものを用いることができる。着色層2bの厚さは特に限定しないが、1〜25μmが好ましく、より好ましくは10〜20μmがよい。厚すぎると耐衝撃性が低下する傾向となり、薄すぎると所望の色が出ない場合があるからである。
【0014】
クリア層2dは透明な層であって、光輝層2cを保護して塗膜の耐久性を向上させるのに役立つ。また光輝層2c等からの反射光が透過するので、本発明の効果を十分に引き出すことができる。クリア層2dを構成するクリア塗料も特に限定しないが、例えばポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等をベース樹脂とした塗料を用いることができる。
【0015】
光輝層2cは、金属酸化物で被覆されたガラス片を含有する光輝性塗料からなる。ガラス片は、光を透過することのできる透明なCガラス、Eガラス等のガラスから成り、また金属酸化物で被覆(コーティング)された被覆層もまた光透過性を有しているのが特徴の一つである。金属酸化物で被覆されたガラス片においては、この被覆層の表面で反射した反射光と、この被覆層を透過してガラス基体の表面で反射した反射光との間で干渉作用が働くので、被覆層の厚みに応じた色の干渉色が発生する。また、この被覆層及びガラス基体を透過する光についても発色が起こり、この発色は前記干渉色と異なる色となる場合がある。さらに、着色層2bにいたった透過光は着色層2bからの反射光となって光輝層2cに至るが、この光のうち金属酸化物で被覆されたガラス片に当たった光の一部はこのガラス片を透過して、さらにクリア層2dを透過し視認される。また、外部からガラス片を透過せずに着色層2bに到達した光も着色層2bからの反射光となるが、その一部はガラス片を透過して出光し視認されるに至り、また当然ながらガラス片に当たらずに光輝層2cを透過して出光し視認される光もある。
【0016】
このように、光輝層2cに存在する、金属酸化物で被覆されたガラス片は、ガラス基体自体も光透過性が高い上に、被覆層である金属酸化物の層も光透過性が比較的高いので、この光透過性に基づき多様かつ複雑な光を発現させることができる。また、従来の偏光塗料では、アルミフレークやマイカ等の偏光材料を用いていたため、偏光材料の光透過性は無いかあるいは極めて低いため、下層からの光を遮光してしまい、下地からの反射光が少なくなって、塗装厚みが感じられるような外観とすることができなかった。本発明では、前記ガラス片の被覆層及びガラス基体の双方が比較的高い光透過性を有しているため、下層からの光を遮光する割合が小さく、下地からの反射光を多くすることができるので、塗装厚みが感じられる外観とすることができる。さらに、前述のような多様かつ複雑な反射光が発現することにより、塗装厚みを感じることができ、また深みと高級感があり、装飾性にすぐれた外観とすることができるものである。また、このガラス片は、吹き付け塗装を行うこと等の手法により塗膜中でランダムに配向させることができ、広範囲にわたって光輝感を得ることができる。
【0017】
光輝層2cを構成する光輝性塗料におけるガラス片の含有率は、光輝性塗料の固形分(ビヒクル成分)に対して0.01重量%以上でかつ1.0重量%以下とする。さらに好ましくは0.05重量%以上でかつ0.5重量%以下とするのがよい。この割合が大きすぎると光輝性が過度に高くなりギラギラした外観となってしまい、高級感のある外観を達成できなくなり、また塗膜中の樹脂分の比率が低下するため塗膜強度が低下する。また、この割合が小さすぎると、光輝性等本発明の効果が低下する。
【0018】
光輝層2cを構成する光輝性塗料におけるマトリックス塗料(ガラス片以外の塗料成分)は特に限定せず、前述のようにポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等をベース樹脂とした塗料を用いることができる。好ましくはこの塗料を前記クリア塗料とするのがよい。このようにすると、光輝性塗料が、クリア塗料にガラス片を含有させたものとなるので、光輝層2cの光透過性がより高くなり、光輝層2cの下地からの反射光がより多くなるので、塗膜厚みを感じさせる外観をより効果的に発現できる。また、光輝層2cに入る光や光輝層からの反射光もより多くなるので、前述のような光輝層2cによる効果をより一層増大させることができる。
【0019】
また本発明では、塗膜2の全厚さ、即ち、本実施形態でいうと、プライマー層2aと着色層2bと光輝層2cとクリア層2dの各厚みの合計を100μm以下とする。この厚みが厚すぎると塗膜の耐衝撃性が悪くなる傾向がある。よって、より好ましくは90μm以下がよい。この厚みの下限についても、薄くなりすぎると光輝性効果が限定されてしまうため考慮したほうが好ましい。ここで、光輝性効果を確保し、かつ光輝層2cの耐衝撃性を確保するためには、光輝層2cの厚みを10μm以上40μm以下、さらには15μm以上30μm以下とするのが好ましい。従って、塗膜2の全厚さとしても少なくともこの光輝層2cの厚み以上とすることが好ましい。
【0020】
各層の構成の配列順序や組み合わせについては特に限定しないが、本発明では、光輝層2cの効果が発明の本旨であるので、かかる光輝層2cからの光が視認される必要がある。従って、光輝層2cは最外層に形成するか、あるいは、光輝層2cの外側にはクリア層2dのみを形成するのが好ましい。また、本実施形態のように、光輝層2cの下に着色層2bを形成した場合には、この着色層2cからの発色した反射光と、光輝層2cにおける反射光及び透過光の組み合わせにより、多様かつ複雑な色彩が発現し、より深みのある外観が達成されるので好ましい。
【0021】
ガラス片の形状は、板状(フレーク状のガラスフレーク)であることが好ましい。このような形状であると、ガラス片の表面に平滑面が多くなり、光輝性が得られると共に、ガラス片を反射する光と透過する光のバランスを確保することができる。また、ガラス片の厚み(平均厚み)は、0.1μm以上でかつ10μm以下が好ましく、より好ましくは0.3μm以上でかつ8.0μm以下がよい。小さすぎると、光輝性の発現が小さくなる傾向となり、大きすぎると耐衝撃性が低下する傾向となるからである。また、ガラス片の平均粒径は、5μm以上でかつ250μm以下であるのが好ましく、さらに40μm以上でかつ150μm以下であるのがより好ましい。小さすぎると光輝性の発現が困難となり、大きすぎると、塗膜の表面に凹凸が見えてしまい外観が劣化するとともに、耐衝撃性が低下することとなるからである。なお、平均粒径は、マイクロトラック法(レーザー回析式粒度分布測定方法)を用いて測定した値である。
【0022】
また、ガラス片のアスペクト比(平均粒径を平均厚みで割った値)は、10〜40が好ましく、更には10〜30が好ましく、特には15〜20が好ましい。小さすぎると前述のような板状にしたことによる効果が少なくなり、大きすぎると塗膜の強度が低下する傾向となるからである。また、このガラス片の比重はガラスに近い比重となり、具体的には比重が2.5〜3程度となるため、金属粉や金属箔と比較して比重が軽い。従って、分散性が良好であるので、作業性が容易であり、色調の偏りが少ない。
【0023】
ガラス片を被覆している金属酸化物としては、酸化チタン、二酸化ジルコニウム、酸化鉄等を例示することができ、酸化チタンとしてはアナターゼ型二酸化チタンとルチル型二酸化チタンを例示することができる。特にコスト面に優れ、かつ干渉光の色彩等の品質面にもすぐれた酸化チタン、特にルチル型二酸化チタンが好ましい。また、被覆されるガラス基体よりも高い屈折率を有する金属酸化物が好ましい。
【0024】
被覆層の厚さは、0.01μm以上でかつ1.0μm以下が好ましい。この範囲外の厚みでは前述の干渉作用をほとんど発現しないからである。また、この亜範囲内において被覆層の厚みを適宜変えることにより、干渉作用による干渉光の色を変化させることができる。例えば、二酸化チタンを被覆した場合、干渉光の色は、その厚みを厚くするにしたがってシルバー、黄、赤、青、緑と変化する。よって干渉色の設定が容易であり、また異なった干渉色のガラス片を混ぜて使用することにより多様な色彩を得ることもできる。また、ガラス基体に金属酸化物を被覆する方法としては液相法や蒸着等を用いることができる。
【0025】
このような実施形態のゴルフクラブヘッドを作製するためには、次のような塗装工程を行う。まず、ヘッド基体3の表面を、サンドブラストやワイヤーブラシ、サンドペーパー、バレル等で研磨したのち、プライマー層2aを塗布する。そしてプライマー層2aが例えば熱硬化型塗料の場合には、適宜加熱処理して焼き付け硬化させることにより硬化された塗膜を形成させる。同様にして、着色層2b、光輝層2c、クリア層2dを順次塗装していく。
【0026】
ここで、従来、光輝性と塗膜厚みを感じさせるために行われていたカラークリア塗装の場合のように、ヘッド基体3の表面をミラー状もしくはサテン状に研磨して金属光沢を出すような処理をする必要はない。本発明では、光輝層2cにより光輝性が発現するので、ヘッド基体3の表面の光沢により光輝性を出す必要がないからである。また、サンドブラストのように、ヘッド基体3の表面粗度が粗い状態で塗装できるので、塗膜の密着性を高めることができる。かかる観点から、本発明では、ヘッド基体3の表面処理として、特に均一な表面粗さを簡易な方法で達成できるサンドブラストをおこなうことが望ましい。また、ヘッド基体3の表面粗さは、十点平均粗さ(JIS B0601−1994の第五項に規定される十点平均粗さRz)は、1.0μm以上100μm以下が好ましく、より好ましくは5.0μm以上60μm以下がよく、特に好ましくは10μm以上50μm以下がよい。十点平均粗さが小さすぎると、塗膜の密着性に劣る場合があり、大きすぎると塗膜の表面に凹凸が出やすくなり外観を劣化させる場合があるからである。
【0027】
本実施形態においては、塗膜2は、プライマー層2a、着色層2b、光輝層2c、クリア層2dの合計4層から成るが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図3の塗膜の拡大断面図に示すように、本実施形態における着色層2bと光輝層2cの間に、偏光顔料を含有する偏光塗料からなる偏光層2eを形成してもよい。このように、塗膜2が、着色顔料を含有する着色塗料からなる着色層2bと、この着色層の外側に形成された偏光層2eと、この偏光層の外側に形成された光輝層2cとを含む場合には、着色層からの反射光及び光輝層を透過した各種の光のそれぞれが、偏光層による偏光作用を受けるので、この複数の偏光作用により高い光輝性を有しかつ多様な偏光を持った反射光を得ることができる。従って、高い光輝性と高級感を併せ持つ外観とすることができる。
【0028】
偏光顔料としては、マイカ等のパール顔料、アルミフレークなどの金属薄片などを用いることができる。これらの偏光顔料は、表面を着色したものであってもよい。偏光顔料は、偏光塗料の固形分(ビヒクル成分)に対して0.1〜10重量%配合するのがよい。多すぎると偏光層の耐久性が低下する傾向があり、少ないと偏光作用が発現しにくくなる。
【0029】
さらに別の態様として、着色層2bに、金属酸化物で被覆されたガラス片を含有させることも可能である。即ち、着色顔料と前記ガラス片の両方を含有した塗料の層を設ける。このようにすると、着色層と光輝層を兼ねる着色光輝層が形成されることになるので、たとえば、塗膜の構成を、ヘッド基体の表面に形成されたプライマー層と、このプライマー層の上に形成された前記着色光輝層と、この着色光輝層の上に形成されたクリア層という三層構成とすることができる。このように着色光輝層を設けると、光輝層の光透過性が着色顔料により低下するので光輝性効果が減少するが、塗装工程を省略できるという利点がある。
【0030】
なお、金属表面と接触するプライマー層として、比較的金属との密着が良いエポキシ樹脂を用いることがあるが、たとえば従来行われていたように、その外側にカラークリア層を設けると、このカラークリア層を光が透過してプライマー層であるエポキシ樹脂層に光が達することになる。ところが、特にエポキシ樹脂は紫外線により分解しやすく耐光性に劣る為、屋外で紫外線の照射を受けてエポキシ樹脂層が分解あるいは変質し、塗膜の密着性が低下するという問題があった。さらにこの場合、エポキシ樹脂が紫外線により黄変等の変色を起こし、特にカラークリアの色調が明色系の場合にその変色が目立ってしまうという問題もあった。しかし、本実施形態のように、プライマー層の上に着色層を設けると、プライマー層に至る紫外線の量が極めて少なくなるので、塗膜の耐候性を向上させることができる。
【0031】
【実施例】
以下に実施例及び比較例により本発明をより具体的に説明する。実施例及び比較例において、金属酸化物で被覆されたガラス片として、日本板硝子株式会社製のメタシャインMC1080RSを用いた。これは、Cガラスのガラス基体にルチル型の二酸化チタンを被覆したものであり、平均厚さが1μm、平均粒径が80μm、比重が約2.8、二酸化チタンの被覆厚みが約0.05μmである。各実施例及び比較例において、各層の積層順序は、下側(ヘッド基体側)から順にプライマー層、着色層、偏光層、光輝層、メタリック層、クリア層という構成とし、各実施例及び比較例の態様に合わせてどの層を設けるかを適宜選択した。着色層は黒色とした。また、プライマー層はポリエステル系樹脂をベース樹脂として用い、その他の層はアクリル系樹脂をベース樹脂とした。また、光輝層は、クリア塗料にガラス片を含有させたものとした。偏光層の偏光顔料としては、アルミフレークであるFlex Products Inc.(フレックス プロダクツ インコーポレイテッド)製の「CHROMA FLAIR」(登録商標)を用いた。塗装は、ヘッド基体の表面にサンドブラスト処理を行なった後に脱脂を行い、その後各層を塗装した。なお、メタリック層とは、従来より光輝性を有する塗料として用いられている、金属粉が含有した塗料による塗膜層である。なお、全ての実施例、比較例において、ヘッド基体の十点平均粗さは20μmであった。
【0032】
評価については、密着についてはJIS−K5400に準じて評価を行った。また、耐衝撃性については、150mmの高さから500gの鉄棒をヘッドの塗膜部分に落下させ、塗膜の剥離状況を目視にて確認し、損傷の大きさや深さを総合的に観察して5段階評価(数字が大きいほど良好)とした。
【0033】
外観評価については、ゴルフプレーヤー20人(トップアマ、アベレージゴルファー各10人)が、外観のきれいさ(高級感)について目視評価し、以下の基準により評点を決定した。
評点5:高級感有りと答えたゴルフプレーヤーが17〜20人である。
評点4:高級感有りと答えたゴルフプレーヤーが12〜16人である。
評点3:高級感有りと答えたゴルフプレーヤーが7〜11人である。
評点2:高級感有りと答えたゴルフプレーヤーが3〜6人である。
評点1:高級感有りと答えたゴルフプレーヤーが0〜2人である。
【0034】
光輝性評価については、ゴルフプレーヤー20人(トップアマ、アベレージゴルファー各10人)が、光輝性について目視評価し、以下の基準により評点を決定した。
評点5:光輝性有りと答えたゴルフプレーヤーが17〜20人である。
評点4:光輝性有りと答えたゴルフプレーヤーが12〜16人である。
評点3:光輝性有りと答えたゴルフプレーヤーが7〜11人である。
評点2:光輝性有りと答えたゴルフプレーヤーが3〜6人である。
評点1:光輝性有りと答えたゴルフプレーヤーが0〜2人である。
得られた結果を以下の表1に示す。
【0035】
【表1】
Figure 2004222906
【0036】
評価の結果、実施例はいずれも密着性に優れ、かつ、実施例は比較例に対して、耐衝撃性、光輝性、外観のいずれも評点が4以上であり評価が高いのに対して、比較例ではこれらのうちのいずれかについて評点が3以下となっており、実施例が比較例にたいして優れていることが確認できた。即ち、実施例では、密着性に優れ、かつ、光輝性及び高級感と耐衝撃性を高いレベルで両立することができた。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、適度な光輝性を有しかつ厚みを感じることができる塗膜を形成することにより高級感のある優れた外観を有し、かつ、塗膜の密着性に優れたゴルフクラブヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるゴルフクラブヘッドの斜視図である。
【図2】図1のゴルフクラブヘッドの塗膜部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態のゴルフクラブヘッドの塗膜部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド
2 塗膜
2a プライマー層
2b 着色層
2c 光輝層
2d クリア層
2e 偏光層
3 ヘッド基体

Claims (5)

  1. ヘッド基体の表面に塗膜を有するゴルフクラブヘッドであって、
    前記塗膜は、金属酸化物で被覆されたガラス片を含有する光輝性塗料からなる光輝層を含み、
    かつ前記光輝性塗料における前記ガラス片の含有率は、前記光輝性塗料の固形分に対して0.01重量%以上でかつ1.0重量%以下であるとともに、
    前記塗膜の全厚さは100μm以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記塗膜は、着色顔料を含有する着色塗料からなる着色層と、この着色層の外側に形成されかつ偏光顔料を含有する偏光塗料からなる偏光層と、この偏光層の外側に形成された前記光輝層と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記光輝層の外側に、クリア塗料からなるクリア層を設け、このクリア層が前記塗膜の最外層となっていることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記光輝性塗料は、クリア塗料に前記ガラス片を含有させたものであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記ガラス片は、平均厚みが0.1μm以上でかつ10μm以下であるとともに、平均粒径が5μm以上でかつ250μm以下であることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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